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シンゲン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シンゲン
第140回天皇賞(秋)パドック(2009年11月1日)
欧字表記 Shingen[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2003年2月20日(21歳)[1]
登録日 2005年4月27日
抹消日 2014年5月15日[2]
ホワイトマズル[1]
ニフティハート[1]
母の父 サンデーサイレンス[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市
生産者 社台ファーム[1]
馬主 花木照人
臼田浩義
→吉田千津
[1]
調教師 戸田博文美浦[1]
競走成績
生涯成績 29戦9勝[1]
獲得賞金 2億6390万9000円[1]
勝ち鞍
GII オールカマー 2010年
GIII 新潟大賞典 2009年
GIII エプソムC 2009年
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シンゲン(欧字名:Shingen2003年2月20日 - )は、日本競走馬[1]

馬名は、最初の馬主であった花木照人が武田家の末裔であるため、その縁のある武田信玄から命名された。

経歴

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2005年

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12月11日田中勝春を鞍上に中山競馬場の2歳新馬戦でデビュー、15着に敗れる。このときに勝ったのがフサイチジャンクだった。

2006年

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春シーズンは全休し、7月2日函館の未勝利戦で復帰も2着に敗れる。続く7月22日の未勝利戦は1番人気に応え初勝利を飾った。

2007年

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2月東京開催で500万、1000万特別戦(甲斐駒特別)を連勝。夏に1000万に降級後、11月の立冬特別の勝利で再び準オープンに昇級するが、次走のウェルカムステークスで骨折、1年間の休養を余儀なくされる。

2008年

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10月の準オープンテレビ静岡賞で復帰。藤田伸二を鞍上に復帰戦を勝利で飾り、5歳にしてようやくオープンクラス昇級を果たす。12月には中日新聞杯で初の重賞に挑んだが、ヤマニンキングリーの6着に敗れた。

2009年

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初戦はオープンの白富士ステークスを1番人気に応え勝利すると、5月の新潟大賞典に勝ち重賞初制覇、続くエプソムカップも勝って重賞2連勝となった。休養を挟んだ間に花木照人が代表を務めるアサカで脱税事件が発覚したため、馬主が臼田浩義に変わっている。9月のオールカマーでは中団追走から直線で追い上げてくるも3着に敗れた。11月にGI初挑戦となる天皇賞(秋)に出走し、2番人気に支持されるも、直線で伸びを欠き5着に敗れた。11月4日に右橈骨遠位端骨折が判明、休養に入った[3]

2010年

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骨折休養中に馬主が吉田千津に変わった。9月26日のオールカマーで復帰、レースでは中団待機から最後の直線で馬群の間を突き抜け、最後は外から追い込んできたドリームジャーニーの追撃を振り切り重賞3勝目を挙げた。10月31日の天皇賞(秋)では3番人気で出走、中団からやや後ろの位置を追走するも6着だった。続く11月28日のジャパンカップでは押し出される形で逃げるも直線で失速し12着に敗れた。

2011年

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6月26日の宝塚記念で復帰、好位からレースを進んだが直線で失速し12着に敗れた。夏の休養明け緒戦となった毎日王冠では道中折り合いを欠いて10着。10月30日の天皇賞(秋)では11着と大敗した。

2012年〜2014年

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2012年以降は惨敗が続き、2014年5月15日付けで競走馬登録を抹消された。引退後は茨城県稲敷市のムラセファームで乗馬となる[4]。2015年から引退名馬繋養展示事業の対象馬となっている。

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
[kg]
距離(馬場) タイム
上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2005 12. 11 中山 2歳新馬 15 033.5 0(5人) 15着 田中勝春 55 芝2000m(良) 2.13.7 (41.2) -6.7 フサイチジャンク
2006 7. 2 函館 3歳未勝利 16 025.8 0(7人) 02着 藤田伸二 56 芝2000m(良) 2.02.7 (37.5) -0.0 マイネルヴェステン
7. 22 函館 3歳未勝利 16 001.5 0(1人) 01着 藤田伸二 56 芝2000m(良) 2.05.4 (36.8) -0.5 (ローリエビレッジ)
2007 2. 4 東京 4歳上500万下 16 004.6 0(2人) 01着 安藤勝己 56 芝2400m(良) 2.26.1 (35.0) -0.6 (ダイイチアトム)
2. 18 東京 甲斐駒特別 1000万下 16 002.6 0(2人) 01着 安藤勝己 57 芝1600m(重) 1.35.6 (35.4) -0.4 (セイングレンド)
5. 5 東京 晩春S 1600万下 16 002.4 0(1人) 06着 安藤光彰 57 芝1600m(良) 1.34.1 (34.4) -0.5 ピサノパテック
10. 21 京都 北野特別 1000万下 14 003.9 0(2人) 09着 安藤勝己 57 芝2000m(良) 2.00.9 (36.1) -1.0 サンライズマックス
11. 4 東京 立冬特別 1000万下 8 002.6 0(1人) 01着 O.ペリエ 57 芝1800m(良) 1.46.6 (34.0) -0.0 (ケージーフジキセキ)
11. 25 東京 ウェルカムS 1600万下 16 003.4 0(2人) 10着 O.ペリエ 57 芝2000m(良) 2.01.3 (34.5) -0.7 オーシャンエイプス
2008 10. 26 東京 テレビ静岡賞 1600万下 11 013.3 0(6人) 01着 藤田伸二 56 芝1800m(良) 1.45.7 (34.5) -0.2 アブソリュート
12. 13 中京 中日新聞杯 JpnIII 17 006.3 0(3人) 06着 藤田伸二 54 芝2000m(良) 1.59.7 (34.0) -0.2 ヤマニンキングリー
2009 2. 7 東京 白富士S OP 13 003.0 0(1人) 01着 藤田伸二 56 芝2000m(良) 1.59.4 (35.0) -0.2 (フォルテベリーニ)
5. 9 新潟 新潟大賞典 GIII 16 008.4 0(5人) 01着 藤田伸二 56 芝2000m(良) 1.56.9 (33.6) -0.5 ニホンピロレガーロ
6. 14 東京 エプソムC GIII 18 003.3 0(2人) 01着 藤田伸二 57 芝1800m(良) 1.45.5 (34.2) -0.2 (ヒカルオオゾラ)
9. 27 中山 オールカマー GII 15 003.1 0(2人) 03着 藤田伸二 57 芝2200m(良) 2.11.7 (33.7) -0.3 マツリダゴッホ
11. 1 東京 天皇賞(秋) GI 18 007.4 0(2人) 05着 藤田伸二 58 芝2000m(良) 1.58.0 (33.7) -0.8 カンパニー
2010 9. 26 中山 オールカマー GII 10 007.3 0(5人) 01着 藤田伸二 57 芝2200m(良) 2.11.4 (34.8) -0.0 ドリームジャーニー
10. 31 東京 天皇賞(秋) GI 18 008.3 0(3人) 06着 藤田伸二 58 芝2000m(稍) 1:59.0 (34.6) -0.8 ブエナビスタ
11. 28 東京 ジャパンC GI 18 046.5 (10人) 12着 藤田伸二 57 芝2400m(良) 2:25.8 (35.3) -0.6 ローズキングダム
2011 6. 26 阪神 宝塚記念 GI 16 121.2 (13人) 12着 藤田伸二 58 芝2200m(良) 2.11.7 (36.1) -1.6 アーネストリー
10. 9 東京 毎日王冠 GII 11 012.0 0(6人) 10着 藤田伸二 57 芝1800m(良) 1.47.5 (33.9) -0.8 ダークシャドウ
10. 30 東京 天皇賞(秋) GI 18 258.3 (17人) 11着 田辺裕信 58 芝2000m(良) 1:57.7 (35.2) -1.6 トーセンジョーダン
2012 7. 8 福島 七夕賞 GIII 16 023.6 0(8人) 14着 田辺裕信 57.5 芝2000m(稍) 2:02.4 (37.6) -1.3 アスカクリチャン
2013 1. 5 中山 中山金杯 GIII 16 066.3 (12人) 12着 三浦皇成 57 芝2000m(良) 2:00.3 (35.4) -0.8 タッチミーノット
1. 20 中山 AJCC GII 12 048.6 0(9人) 08着 三浦皇成 56 芝2200m(良) 2.14.1 (36.7) -1.0 ダノンバラード
2. 24 中山 中山記念 GII 15 116.1 (10人) 12着 三浦皇成 56 芝1800m(良) 1:48.5 (36.5) -1.2 ナカヤマナイト
3. 31 中山 ダービー卿CT GIII 16 177.8 (15人) 08着 吉田豊 56 芝1600m(良) 1:33.1 (34.0) -0.5 トウケイヘイロー
2014 3. 30 中山 マーチS GIII 16 173.3 (15人) 15着 村田一誠 56 ダ1800m(重) 1:55.7 (41.5) -4.5 ソロル
5. 11 新潟 新潟大賞典 GIII 16 126.6 (14人) 12着 村田一誠 55 芝2000m(良) 2:00.4 (34.7) -1.2 ユールシンギング

血統表

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シンゲン血統ノーザンダンサー系リファール系) / 5代内アウトブリード) (血統表の出典)

*ホワイトマズル
White Muzzle
1990 鹿毛
父の父
*ダンシングブレーヴ
Dancing Brave
1983 鹿毛
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Navajo Princess Drone
Olmec
父の母
Fair of the Furze
1982 鹿毛
Ela-Mana-Mou *ピットカーン
Rose Bertin
Autocratic Tyrant
Flight Table

ニフティハート
1997 栗毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
ニフティニース
1987 鹿毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
*ニフテイアンドニート Vigors
Haleallah F-No.16-g

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n シンゲン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年12月20日閲覧。
  2. ^ シンゲンが競走馬登録を抹消、今後は乗馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年4月29日閲覧。
  3. ^ シンゲンが骨折、全治は未定”. netkeiba (2009年11月4日). 2009年11月4日閲覧。
  4. ^ シンゲン号とトランスワープ号が競走馬登録抹消 - 日本中央競馬会、2014年5月19日閲覧

外部リンク

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