北京首都国際空港
北京首都国際空港 北京首都国际机场 Beijing Capital International Airport | |||||||||||||||||
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IATA: PEK - ICAO: ZBAA | |||||||||||||||||
概要 | |||||||||||||||||
国・地域 | 中国 | ||||||||||||||||
所在地 | 北京市朝陽区 | ||||||||||||||||
種類 | 公共 | ||||||||||||||||
運営者 | 北京首都機場股份有限公司 | ||||||||||||||||
標高 | 35 m (114 ft) | ||||||||||||||||
座標 | 北緯40度4分24秒 東経116度35分54秒 / 北緯40.07333度 東経116.59833度座標: 北緯40度4分24秒 東経116度35分54秒 / 北緯40.07333度 東経116.59833度 | ||||||||||||||||
公式サイト |
jp | ||||||||||||||||
地図 | |||||||||||||||||
滑走路 | |||||||||||||||||
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リスト | |||||||||||||||||
空港の一覧 |
北京首都国際空港 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 北京首都國際機場 |
簡体字: | 北京首都国际机场 |
拼音: | Bĕijīng Shŏudū Guójì Jīchǎng |
発音: | ペイチン ショウトゥー クオチー チーチャン |
英文: | Beijing Capital International Airport |
北京首都国際空港(ペキンしゅとこくさいくうこう 中国語: 北京首都国际机场 Běijīng shǒudū guójì jīchǎng)は、中華人民共和国北京市に位置する国際空港である。中国最大の空港[1]であり、年間利用者数では世界第二の規模を持つ。中国国際航空が中国民航時代から同空港をハブ空港としている。
概要
[編集]北京中心部から東北25.35km[2]に位置し、北京市順義区に囲まれているが、同市朝陽区の飛び地である。
空港は1958年に開港した、1993~96年には、日本の政府開発援助による300億円の円借款を用い[3]、国際線及び国内線用の旅客ターミナルビル、貨物ターミナルビル及び付属施設等を新設した。1999年に大改造が行われ、3倍の広さになった。この時、第2ターミナルも建設された。2004年9月に第1ターミナルが改装オープンしている。2008年北京オリンピックに備え、5階建ての第3ターミナルや新滑走路が建設された。市内と連絡する地下鉄も開業した。
上海虹橋国際空港との間に、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、大新華航空、上海航空によるシャトル便(京滬空中快線)が運航されている。
現在、国内航空会社11社、国際航空会社55社が乗り入れ、国内就航地88空港、国際就航先69空港で、毎週5,000の定期便が出航している。
急増する航空需要による発着の遅延や混雑に対処するため、2019年9月25日、北京市南方に北京大興国際空港が開港した[4]。これにより、当空港の混雑緩和が期待されている。
- 旅客数 83,712,355(世界第3位、中国第1位)
- 貨物取扱量(トン) 1,843,681.1(中国第3位)
- 発着回数 567,757(中国第1位)
運営
[編集]北京首都空港は長年、中国民用航空総局が直轄管理してきたが、日本の政府開発援助による大規模改修直後の1999年に、株式会社組織である北京首都空港株式会社(北京首都機場股份有限公司)の管理に移され、2000年に香港証券取引所に上場され民営化された。しかし、このことを日本国政府に事前に通告していなかった上に、「民間企業もしくは民営化を前提としている組織に対してODAは行わない」という日本国政府のODA規定に反しているために問題化した。さらに現在はフランスのパリ空港公団(ADP)が一部株式を保有し、顧問となっている。
ターミナルビル
[編集]各ターミナル間は無料のシャトルバスで結ばれる。10〜20分間隔で24時間運行している。
- ターミナル1 (1号航站楼)
2020年5月3日よりリニューアル工事の為閉鎖中[7]
第3ターミナルは3-C(本館、チェックインエリア、国内線用搭乗口)、3-D(国内線サテライト)、3-E(国際線用サテライト)の3つの建物からなり、互いに自動運転による列車「ターミナル3ピープル・ムーバー」で結ばれている(A、Bが無いのはターミナル1、2との混同を避けるため)。3つを合わせた総面積は98万平方メートル、全長は3.25キロメートルで、2008年の開業時は世界最大の空港ターミナルだった。
第3ターミナルはイギリスの建築家であるノーマン・フォスターによって設計され、中国の伝統的な色彩である黄金の梁が天井を覆い、龍をイメージさせるデザインとなっている[8]。
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T1
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T2
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T3
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空港遠景
2019年の北京大興国際空港の開港により、第2ターミナルを利用している中国東方航空を含むスカイチーム各社と中国南方航空、第3ターミナルを利用しているワンワールド各社が移転するため、各ターミナルの再編が予定されている。
就航都市
[編集]国内線
[編集]ターミナル1
[編集]ターミナル閉鎖中 |
ターミナル2
[編集]航空会社 | 目的地 |
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海南航空 | 包頭、長春、長沙、長治、成都、重慶/江北、東営、福州、広州、貴陽、海口、ハイラル、杭州、合肥、フフホト、ジャムス、九江、昆明、蘭州、満洲里、牡丹江、南京、寧波、チチハル、三亜、上海/虹橋、深圳、太原、ウルムチ、温州、武漢、烏海、西安、廈門、宜昌、銀川 |
雲南祥鵬航空 | 徳宏/芒市 |
中国東方航空 | 上海/虹橋 |
中国国際航空 | 延吉、ジャムス、大慶、通遼、ウランホト、シリンホト、フフホト、包頭、オルドス、延安、綿陽、大理、北海、宜昌、柳州、井岡山、カン州、黄山、合肥、常州、塩城、通化、揚州、台州、景徳鎮、阜陽、長治、衝陽、張家界、宜賓、十堰、西昌、九元コルラ、哈密、石河子、伊宁、カラマイ。 |
四川航空 | 重慶/江北、成都、昆明、重慶/万州、西安、西昌、中衛 |
ターミナル3
[編集]航空会社 | 目的地 |
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中国国際航空 | 包頭、バヤンノール、北海、長春、長沙、常州、成都、赤峰、重慶/江北、大連、大慶、大同、達州、丹東、福州、広州、桂林、貴陽、海口、ハイラル、杭州、ハルビン、合肥、フフホト、ホータン、黄山、ジャムス、カシュガル、昆明、蘭州、ラサ、連雲港、柳州、満洲里、綿陽、南昌、南京、南寧、南通、寧波、オルドス、チチハル、青島、泉州、三亜、汕頭、上海/虹橋、上海/浦東、瀋陽、深圳、太原、台州、通遼、ウランホト、ウルムチ、威海、温州、武漢、無錫、廈門、西安、襄陽、シリンホト、西寧、徐州、塩城、延吉、煙台、銀川、義烏、運城、張家界、湛江、鄭州、珠海、アクス、トムシュク |
山東航空 | 済南、青島、威海、武夷山、煙台、銀川 |
深圳航空 | 深圳、南寧、無錫 |
国際線
[編集]他のアジア諸国へは直行便の無い旧東側諸国や、アフリカ各地などへも路線網を持つ東アジア最大、世界有数の拠点空港となっている。
ターミナル2
[編集]航空会社 | 目的地 |
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海南航空 | 日本: 東京/羽田、東京/成田[9]、大阪/関西[10] アジア:台北/桃園、バンコク、プーケット、アルマトイ、イルクーツク 中東: テルアビブ[11] ヨーロッパ: ベルリン/テーゲル、ブリュッセル、モスクワ/シェレメーチエヴォ、プラハ[12]、ベオグラード(プラハ経由)[12]、サンクトペテルブルク、マンチェスター[13]、エディンバラ[14]、ダブリン(エディンバラ経由)[14]、オスロ[15] 北アメリカ: シカゴ、ボストン、サンノゼ、シアトル、トロント、カルガリー[16]、ラスベガス[17]、ティフアナ[18]、メキシコシティ(ティフアナ経由)[18] |
香港航空 | 香港 |
高麗航空 | 平壌 |
大韓航空 | ソウル/仁川、ソウル/金浦、釜山、済州 |
フィリピン航空 | マニラ |
セブパシフィック航空 | マニラ |
ガルーダ・インドネシア航空 | ジャカルタ |
マレーシア航空 | クアラルンプール |
エアアジア X | クアラルンプール |
ベトナム航空 | ハノイ |
スリランカ航空 | コロンボ |
パキスタン国際航空 | イスラマバード、ラホール(イスラマバード経由)、カラチ(イスラマバード経由)、 東京/成田[19] |
イラン航空 | テヘラン |
ウクライナ国際航空 | キエフ |
エア・アスタナ | アルマトイ、アスタナ |
トルクメニスタン航空 | アシガバート |
ウズベキスタン航空 | タシュケント |
アエロフロート・ロシア航空 | モスクワ/シェレメーチエヴォ |
オーロラ | ウラジオストク、ハバロフスク、ユジノサハリンスク |
エールフランス航空 | パリ/シャルル・ド・ゴール |
アリタリア-イタリア航空 | ローマ[20] |
KLMオランダ航空 | アムステルダム |
デルタ航空 | デトロイト、シアトル |
アルジェリア航空 | アルジェ |
ターミナル3
[編集]就航都市一覧
[編集]中国
[編集]麗江・包頭・北海・長春・長沙・長治・常州・成都・重慶・大連・東営・オルドス・福州・広州・桂林・貴陽・海口・ハイラル・杭州・ハルビン・合肥・フフホト・黄山・ジャムス・嘉峪関・済南・昆明・蘭州・ラサ・連雲港・柳州・洛陽・瀘州・牡丹江・南昌・南京・南寧・南通・南陽・寧波・青島・泉州・三亜・上海/浦東・上海/虹橋・瀋陽・深圳・石家荘・太原・天津・ウルムチ・濰坊・温州・武漢・ウランホト・無錫・武夷山・西安・厦門・襄陽・シリンホト・西寧・徐州・延安・塩城・延吉・煙台・宜賓・宜昌・銀川・義烏・楡林・運城・張家界・湛江・鄭州・珠海・ハミ・コルラ
日本
[編集]- 東京(東京国際空港)
- 東京(成田国際空港)
- 全日本空輸・中国国際航空・海南航空
- 大阪(関西国際空港)
- 全日本空輸・中国国際航空・海南航空
- 名古屋(中部国際空港)
- 中国国際航空
- 札幌(新千歳空港)
- 中国国際航空
- 仙台(仙台空港)
- 中国国際航空(大連経由)[35]
- 広島(広島空港)
- 中国国際航空(大連経由)
- 福岡(福岡空港)
- 中国国際航空(大連経由)
- 沖縄(那覇空港)
- 中国国際航空
その他
[編集]- 北・東アジア
- 東南アジア
- 中央アジア
- 南アジア
- 西アジア・中東
- 東ヨーロッパ
- 中央ヨーロッパ
- 南ヨーロッパ
- 北ヨーロッパ
- 西ヨーロッパ
- アフリカ
- 北アメリカ
- 南アメリカ・西インド諸島
- オセアニア
交通アクセス
[編集]- 鉄道:『北京地下鉄首都機場線』 3号航站楼駅→2号航站楼駅→三元橋駅→東直門駅 25元
- タクシー:約70~110元 約30分
- リムジンバス:(北京市内16元、天津70元)
- 高速道路:首都空港南線高速道路
- ターミナル間シャトル T2(1階7番出口口)-T3(1階5番出口)
画像
[編集]-
高速道路・空港料金所
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T2 玄関
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T3 玄関
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T3 内部
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T3 内部
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T3 内部
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T3 検査所
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T3 案内所
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T3 自動運転の列車
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T3 トイレ内部
脚注
[編集]- ^ 年間利用客数、発着便数ではアジアで最多規模別の空港一覧を参照。
- ^ 中国民用航空局 (2007年1月17日). “北京首都国際機場(中国語)”. 中国民用航空局. 03 April 2014閲覧。
- ^ “北京市に対する円借款で建設されたプロジェクト”. 2024年1月30日閲覧。
- ^ 北京に第2空港建設へ 2010年までに着工
- ^ 中国民用航空局 (2014年3月24日). “2013年全国機場生産統計公報(中国語)”. 中国民用航空局. 2014年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月3日閲覧。
- ^ 順位には香港・マカオも含む。
- ^ http://www.caacnews.com.cn/1/5/202005/t20200512_1301318_wap.html
- ^ 『東洋経済 第6774号』2018年2月10日、86頁。
- ^ 海南航空、東京/成田〜北京線を開設 10月31日から週4便 Traicy 2019年10月20日
- ^ 海南航空、大阪/関西〜北京線を開設 10月29日から週5便 Traicy 2019年10月21日
- ^ 海南航空、2016年4月から北京/テルアビブ線に直行便を開設へ FlyTeam 2015年9月25日付
- ^ a b 海南航空、9月に北京/プラハ/ベオグラード線を開設 A330で週2便 FlyTeam 2017年8月9日付
- ^ 海南航空、2016年6月から北京/マンチェスター線を開設へ FlyTeam 2015年10月27日付
- ^ a b 海南航空、北京/エディンバラ/ダブリン線を週4便で就航 FlyTeam 2018年6月14日付
- ^ 海南航空、北京〜オスロ線を開設 5月15日から週3便 Traicy 2019年5月10日付
- ^ 海南航空、6月30日から北京/カルガリー線に直行便を就航 週3便 FlyTeam 2016年2月9日付
- ^ 海南航空、2016年12月から北京/ラスベガス線に就航へ 週3便
- ^ a b 海南航空、3月に北京/ティフアナ/メキシコシティ線を開設 787で週3便 FlyTeam 2018年2月6日付
- ^ パキスタン航空、東京/成田〜ラホール・カラチ線の運航再開 北京・イスラマバード経由で週1便ずつ Traicy 2019年6月5日付
- ^ http://airlineroute.net/2016/04/14/az-fcopek-jul16/
- ^ “Air China Resumes Beijing – Jeju Service from June 2015 - Airline Route”. airlineroute.net. 17 April 2015閲覧。
- ^ 中国国際航空、ハノイ就航記念でセール 5月25日まで往復18,000円から FlyTeam 2018年5月14日付
- ^ 中国国際航空、6月1日から北京/アスタナ線に就航 A320で週3便 FlyTeam 2017年2月20日付
- ^ 中国国際航空、北京~ニース線を開設 記念運賃は日本発着で往復6万円 Traicy 2019年8月3日付
- ^ 中国国際航空、北京〜コペンハーゲン線を開設 3月30日から週4便 Traicy 2018年2月19日付
- ^ 中国国際航空、6月7日から北京/チューリッヒ線にA330で就航 週4便 FlyTeam 2017年2月20日付
- ^ a b 中国国際航空、5月から北京/ミンスク/ブダペスト線に就航 週4便 FlyTeam 2015年3月18日
- ^ 中国国際航空、1月から北京/ヨハネスブルグ線直行便が深圳経由に FlyTeam 2018年12月6日
- ^ “Air China to Launch Beijing - Newark Service from late-Oct 2015”. Airlineroute.net (9 July 2015). 17 January 2016閲覧。
- ^ “Air China to Launch Beijing-Montreal Flights in Cooperation with Air Canada”. Air Canada (28 May 2015). 17 January 2016閲覧。
- ^ 中国国際航空、4月に北京/ヒューストン/パナマシティ線を開設 週2便 FlyTeam 2018年3月26日付
- ^ “AirLive.net: NEWS Air China has announced new routes for 2015”. 1 June 2015閲覧。
- ^ アメリカン航空、ロサンゼルス/北京線に就航 787-8でデイリー運航 FlyTeam 2017年11月7日付
- ^ モーリシャス航空、モーリシャス/北京線に就航
- ^ 中国国際航空、11月から仙台/大連/北京線を再開 仙台/上海線は増便 FlyTeam 2019年9月2日付
- ^ アゼルバイジャン航空、バクー/北京線の運航を開始 FlyTeam 2013年9月3日付