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周南バイパス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般国道
国道2号標識
周南バイパス
一般国道2号バイパス
路線延長 15.4 km
開通年 1975年
起点 山口県下松市
終点 山口県周南市
接続する
主な道路
記法
記事参照
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
接続路線
RP2
国道188号下松バイパス
RP2xRP4 RP2oRP4
国道2号花岡拡幅
RP2 RP2yRP4 RP2
山口県道347号
RP2Kl RP4wesRP2 RP2Kr
SKRZ-G4uq
岩徳線
SKRZ-G4oq
山陽新幹線
RP2K+l RP4wenRP2 RP2K+r
RP2xRP2 RP4oRP2 RP2xRP2
山陽自動車道 徳山東IC
RP2Kl RP4wesRP2 RP2Kr
RP4xRP2
国道315号 / 山口県道52号
tSTReq
山陽新幹線
RP4xRP2
山口県道・島根県道3号
RP4xRP2
国道489号
RP4eRP2
山口県道172号
RP4esRP2
山口県道347号
RP4
国道2号(戸田拡幅)
周南バイパス上空画像(1974年・暫定2車線開通時) - 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

周南バイパス(しゅうなんバイパス)は、山口県下松市から周南市に至る国道2号バイパス

概要

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かつての国道2号は旧徳山市の市街地を貫く形で通過しており、通過交通と市街地内で移動する交通が輻輳して渋滞が激しい状況となっていた。特に、旧国道188号と合流する遠石(といし)交差点[1]は当時一日3万台と交通量も多く、かつ変形交差点であるため、渋滞、交通事故多発地点となっていた[2]こともあり、これらの解消を目的として市街地の北側を通過するバイパスが建設され、1975年昭和50年)に開通。1983年(昭和58年)8月28日には、全線の4車線化が完成した。旧道は現在山口県道347号下松新南陽線となっている。

バイパス名称は、沿線地域の名称である「周南地区」に由来している(周南市の発足はバイパス開通後の2003年)。

路線データ

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  • 起点:山口県下松市末武中(国道188号下松バイパスに接続)
  • 終点:山口県周南市夜市(国道2号現道に接続)
  • 延長:15.4 km
区間 下松市末武中 - 周南市久米
周南市浦山 - 周南市夜市
周南市久米 - 周南市浦山
(市街地区間)
延長 10.2 km 5.2 km
規格 第3種第1級 第4種第1級
設計速度 80 km/h 60 km/h
幅員 25.5 m 35.0 m
車線数 4車線 4車線
最小曲線半径 400 m 400 m
最急縦断勾配 5.0 % 5.0 %

歴史

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  • 1962年昭和37年):事業認可がおり、事業化が決定。経路などの調査開始。
  • 1966年(昭和41年)6月25日:用地買収に着手。
  • 1968年(昭和43年)4月:着工。
  • 1975年(昭和50年)6月5日:全線が暫定2車線で開通。
  • 1976年(昭和51年)3月25日:市街地区間の完成4車線整備が完成。
  • 1978年(昭和53年)4月1日:旧道を山口県道347号下松新南陽線に移管(遠石交差点 - 二番町交差点は国道188号と重複)
  • 1983年(昭和58年)8月28日:全線の4車線整備が完成。
  • 2008年平成20年):三田川交差点の立体交差化を含む周辺約3.5 km(城ケ丘交差点 - 住吉中前交差点)の道路改良事業「周南立体」が事業化。
  • 2009年(平成21年):周南立体の調査・設計に着手。
  • 2017年(平成29年)3月:同年度当初予算から周南立体事業の予算計上見送り[3]
  • 2018年(平成30年)2月:三田川交差点周辺の渋滞対策工事(平面6車線化)が完成[4]

路線状況

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バイパスの開通後に沿線で公団住宅(周陽二丁目団地)などの宅地開発やロードサイド店舗の進出などが相次ぎ、現在では周南市街地を構成する主要道路の一つとなっている。一方で、当初より4車線で計画されたが、交通量の増加や周辺の市街地化の進展に伴い、国道315号交点である三田川(みたがわ)交差点を中心に渋滞となっている。このため、国土交通省は三田川交差点の立体交差化を含む周辺約3.5キロメートル間の道路改良事業「周南立体」に2008年度(平成20年度)より事業着手し調査設計を進めていたが、2017年(平成29年)当初予算より予算計上が見送られ[3]2018年(平成30年)に三田川交差点前後の平面での6車線化拡幅工事が完成[4]2019年(平成31年)3月に開かれた山口県道路交通渋滞対策部会において、立体交差化の根拠であった同区間の渋滞の解消が報告された[4]

なお、当バイパスに並行する旧道は最大6車線であり、バイパスより車線数が多い区間もある。

交通量

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2005年度(山口河川国道事務所 基礎データ 交通量より)
平日24時間交通量(台)

  • 下松市大字末武中字岩崎:64,400
  • 周南市桜木2丁目:59,600
  • 周南市周陽2丁目:55,100
  • 周南市大字上村字浦山:43,000
  • 周南市大字富田字生々迫:34,900

車線・最高速度

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区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度
末武中交差点 - 馬屋線交差点 4=2+2 60 km/h
馬屋線交差点 - 周南市浦山 50 km/h
周南市浦山 - 西ノ端交差点 60 km/h

地理

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通過する自治体

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  • 山口県
    • 下松市 - 周南市

交差する道路

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  • 上側が起点側、下側が終点側。左側が上り側、右側が下り側。
  • 交差する道路の特記がないものは市道
交差する道路 交差する場所 大阪から
(km)
国道188号下松バイパス柳井方面
国道2号花岡拡幅広島方面 県道347号下松新南陽線 下松市 末武中 424.6
E2 山陽自動車道 徳山東IC 周南市 426.4
馬屋線 427.2
中央病院前 427.9
- 風呂ケ迫 429.3
国道315号 県道52号徳山港線 三田川 430.0
住吉中学前 430.9
県道3号新南陽津和野線 土井 434.6
国道489号 大神 435.2
- 中溝 436.2
福川駅通り 438.3
- 県道172号徳山新南陽線 若山 438.9
- 県道347号下松新南陽線 西ノ端 439.5
国道2号 北九州下関方面

沿線の施設

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脚注

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  1. ^ 現在は山口県道347号下松新南陽線と山口県道366号徳山下松線の交差点。
  2. ^ 衆議院会議録情報 第056回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(昭和42年10月11日)より
  3. ^ a b 平成29年度当初予算 事業実施箇所(当初配分) 山口県” (2017年3月31日). 2021年2月27日閲覧。
  4. ^ a b c 「渋滞「車線拡幅で解消」 周南の三田川交差点、検証結果」『山口新聞』みなと山口合同新聞社、2019年3月16日。2021年2月27日閲覧。

参考文献

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  • 「中国地方整備局山口河川国道事務所 50年のあゆみ」

関連項目

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外部リンク

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