実践女子大学短期大学部
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実践女子大学短期大学部 | |
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大学設置 | 1950年 |
創立 | 1899年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人実践女子学園 |
本部所在地 | 東京都渋谷区東1-1-49 |
キャンパス | 渋谷キャンパス |
学部 |
日本語コミュニケーション学科 英語コミュニケーション学科 |
ウェブサイト | https://www.jissen.ac.jp/ |
実践女子大学短期大学部(じっせんじょしだいがくたんきだいがくぶ、英語: Jissen Women’s University Junior College)は、東京都渋谷区東1-1-49に本部を置く日本の私立大学。1899年創立、1950年大学設置。大学の略称は実践短大。
概観
[編集]大学全体
[編集]建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]- 実践女子大学短期大学部における建学の精神は「品格・高雅にして自立・自営できる女性の育成」となっている[1]。
教育および研究
[編集]- 実践女子大学短期大学部における教育
- 日本語コミュニケーション学科:コミュニケーション・日本文学・女性文学に関する科目ほか「児童文学」や「女性文学」などの科目がある。さらに、「コミュニケーションスキル」および「情報スキル」の各コースに応じて科目を履修していくシステムとなっている。
- 英語コミュニケーション学科:「実践キャリアプランニング」「Integrated English a.b」といった共通科目ほか、「観光ビジネス」および「国際コミュニケーション」の各コースに応じた科目を履修していくシステムとなっている。
- 2020年度における夏期海外語学研修先として、アメリカ・イギリス・カナダ・中国・韓国・フランス・ドイツ・マレーシアがあげられる。現在、TOEFL試験・面接は行っていない。
学風および特色
[編集]- 実践女子大学開学の翌年に設置されており、短大としての歴史は永い。2020年度に設立70周年を迎えた。
- 大学と類似した学科が設置されている関係上、短大卒業後、実践女子大学に編入学する学生が多い。
沿革
[編集]- 1882年(明治15年) 桃夭学校創設。日本における私学女子教育の先駆けとなる。
- 1899年(明治32年) 実践女学校、東京・麹町に設置される。下田歌子が初代校長に就任[2]。
- 1916年(大正5年)箱根仙石原に夏季修養寮「仙鶴荘」を開設。
- 1950年(昭和25年) 実践女子学園短期大学(じっせんじょしがくえんたんきだいがく)として開学[3]。当初は、家政科の1科のみで、所在地は渋谷区常盤松町であった。
- 1951年(昭和26年)家政科を生活専攻・被服専攻の2専攻に分離[4]。
- 1952年(昭和27年)国文科と英文科の学科を増設する。蓼沼繁枝が理事長に就任[5]。
- 1967年(昭和42年)家政科を生活・栄養・被服の3コースに分離。図書館学、博物学の講座を開設。
- 1968年(昭和43年) 実践女子短期大学(じっせんじょしたんきだいがく)に改称。
- 1972年(昭和47年) 埼玉県北葛飾郡松伏町の淑徳学園短期大学跡地に移転。
- 1976年(昭和51年) 松伏校地を大正大学に譲渡[5]、日野市の実践女子大学校地に移転。
- 1988年(昭和63年) 学科名を変更。
- 国文科→国文学科
- 英文科→英文学科
- 家政科→生活文化学科。さらに専攻分離する。
- 生活文化専攻
- 食物栄養専攻
- 2000年(平成12年) 再び学科名の変更が行われる。
- 国文学科→日本語コミュニケーション学科
- 英文学科→英語コミュニケーション学科
- 生活文化学科
- 生活文化専攻→生活福祉学科
- 食物栄養専攻→食物栄養学科
- 2005年(平成17年) 栄養教諭課程が設置される。
- 2011年(平成23年) 生活福祉学科を学生募集停止。
- 2013年(平成25年) 食物栄養学科を学生募集停止。
- 2014年(平成26年) 実践女子大学短期大学部に改称。短期大学部のキャンパスを東京都渋谷区に移転。
- 2022年(令和4年)10月22日 2024年度(令和6年度)以降の学生募集停止が決定される[6]
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 東京都渋谷区東1-1-49(渋谷キャンパス)
交通アクセス
[編集]- 渋谷駅からJR(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)/東京メトロ(銀座線、半蔵門線、副都心線)、東急(東横線、田園都市線)、京王井の頭線 東口C1 出口から徒歩約10分
- 表参道駅から東京メトロ(銀座線、半蔵門線、千代田線) B1出口から徒歩約12 分
象徴
[編集]- 実践女子大学短期大学部のカレッジマークは桜をイメージしている。
教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]- 日本語コミュニケーション学科
- 英語コミュニケーション学科
過去に存在した学科
[編集]- 生活福祉学科
- 食物栄養学科
取得資格について
[編集]- 司書資格
- 日本語コミュニケーション学科
- 英語コミュニケーション学科
- なお、過去に設置されていた食物栄養学科では、栄養士資格と栄養教諭二種免許状が取得できた。
- 過去には、 中学校教諭二級免許状が取得できる教職課程が設けられていた[7]
- 当初は、高等学校教諭免許状も併設されており、国文科で(国語)、英文科で(英語)、家政科で(家庭)(保健)となっていた[8]。
学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]- 実践女子大学短期大学部のクラブ活動は体育系・文化系とも大学と合同で行われている。
- 2020年時点では、大学公認の学生団体は休部中のものを含めて文化系、体育系合わせて現在65団体あり、準公認団体は1団体。両キャンパスで日々活発な活動を行っている。
学園祭
[編集]- 実践女子大学短期大学部の学園祭は「常磐祭」と呼ばれ、著名人を招いたコンサートやトークショー、各クラブやサークル毎の発表会が催される。ちなみに、2006年度に行なわれた第50回目の学園祭におけるテーマは「百花繚乱」となっていた。
- 2010年第6回常盤祭では台風の影響でトークショーは中止されたが、お笑いライブは決行された。お笑いライブにはEXIT、しずる、3時のヒロインなどが出演した。
大学関係者と組織
[編集]大学関係者一覧
[編集]大学関係者
[編集]出身者
[編集]- 稲野和子 - 女優、中退
- 栗原啓子 - 元女優
- 丹下桜 - 声優
- 森佳子 - 元西日本放送アナウンサー
- 松岡洋子 - 元フリーアナウンサー(元セント・フォース所属)
- 倉本康子 - ファッションモデル
- 草野たき - 小説家
- 梅田香子 - 小説家、スポーツライター
- 北村浩子 - フリーアナウンサー
- 黒澤葉月 - グラビアアイドル、タレント
施設
[編集]キャンパス
[編集]- 10階建てのビルを渋谷キャンパスとしている。渋谷キャンパスでは,短期大学部の学生とともに,大学の文学部と人間社会学部の学生が学んでいる。
- 実践女子大学・実践女子大学短期大学部図書館
対外関係
[編集]他大学との協定
[編集]アメリカ
[編集]- アメリカ(ハワイ)カピオラニ・コニュニティーカレッジ(派遣留学)
- アメリカ(ハワイ)リーワード・コミュニティーカレッジ(派遣留学)
オーストラリア
[編集]- ストッツカレッジ(派遣留学)
- サンシャインコースト大学(派遣留学)
- ビクトリア大学(派遣留学)
マレーシア
[編集]- アジアパシフィック大学(派遣留学)
関係校
[編集]系列校
[編集]社会との関わり
[編集]- 日野市のごみ情報誌編集に、日本語コミュニケーション学科の学生が参加していた。
卒業後の進路について
[編集]就職について
[編集]- 日本語コミュニケーション学科:国分ビジネスエキスパート・トヨタエンタプライズ・トヨタエンタプライズ・ビックカメラ・ヤマダ電機・昭和信用金庫・大樹生命保険・横浜信用金庫・SUBARU・三菱鉛筆・ソフトバンク
- 英語コミュニケーション学科:アートコーポレーション・ANAエアポートサービス・いすゞ自動車・キャノン・そごう・西武・ホンダカーズ・アドバンス・フジソフトウェアサービス・NECマネジメントパートナー・空港ターミナルサービス・グランベルホテル・京王プラザホテル・東急リゾートサービス
編入学・進学実績
[編集]- 系列の実践女子大学以外では、以下の実績がある。
- 日本語コミュニケーション学科:日本大学・東京経済大学・相模女子大学・大正大学・東洋学園大学・恵泉女学園大学・駒澤大学・駒澤女子大学・嘉悦大学・杏林大学・二松學舎大学
- 英語コミュニケーション学科:駒澤大学・駒澤女子大学・東海大学・嘉悦大学・創価大学・東京女子大学・共立女子大学・拓殖大学・玉川大学
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 『全国学校総覧』昭和30年度版~
- 日本私立大學協會 日本私立短期大學協會共編『全国私立大學・短期大學入学案内』(昭和27年度用)
- 文部省大学学術局編『教員養成課程認定大学短期大学一覧』
- 全国高等学校長協会編『教員養成課程認定大学・短期大学等総覧』(第一法規出版)
- 『全国短期大学一覧』1950年度版~1985年度版[10]
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)94頁
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(財団法人文教協会)昭和49年度版~
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)1970年度版~1996年度版
- 『全国短期大学案内』(教学社)発行初年度版~
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)昭和40年度版~
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)1971年度用~
- 『実践女子短期大学』:入学案内小冊子
- "実践女子学園の歩み". https://www.jissen.ac.jp/school/history/index.html
脚注
[編集]- ^ 『学校法人実践女子学園創立120周年記念写真集』学校法人実践女子学園、2019年5月1日、10頁。
- ^ 実践女子学園『実践女子学園創立100周年記念写真集』学校法人 実践女子学園、1999年5月1日、24頁。
- ^ 実践女子学園一〇〇年史編纂委員会『実践女子学園一〇〇年史』学校法人実践女子学園、2001年3月31日、536頁。
- ^ 実践女子学園一〇〇年史編纂委員会『実践女子学園一〇〇年史』学校法人実践女子学園、2001年3月31日、539頁。
- ^ a b 実践女子学園『実践女子学園創立100周年記念写真集』学校法人 実践女子学園、1999年5月1日、58頁。
- ^ “実践女子大学短期大学部の学生募集停止について”. 実践女子大学短期大学部. 学校法人実践女子学園. 2022年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月17日閲覧。
- ^ 1990年度用『全国短期大学受験案内』(晶文社)251頁より。
- ^ 『教員養成課程認定大学短期大学一覧』(1955年)55頁「実践女子学園短期大学」より
- ^ ちなみに現在、この地は大正大学の埼玉キャンパスになっている。
- ^ 1979年度版以前は『短期大学一覧』