舞鶴若狭自動車道
高速自動車国道 (有料) | |
---|---|
E27 舞鶴若狭自動車道 | |
地図 | |
路線延長 | 161.8 km |
制定年 | 1972年(昭和47年) |
開通年 | 1987年(昭和62年) - 2014年(平成26年) |
起点 | 吉川JCT(兵庫県三木市) |
主な 経由都市 |
三田市、丹波篠山市、福知山市、舞鶴市、小浜市、敦賀市 |
終点 | 敦賀JCT(福井県敦賀市) |
接続する 主な道路 (記法) |
E2A 中国自動車道 E72 北近畿豊岡自動車道 E9 京都縦貫自動車道 E8 北陸自動車道 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
舞鶴若狭自動車道(まいづるわかさじどうしゃどう、英語: MAIZURU-WAKASA EXPWY[1])は、兵庫県三木市の吉川ジャンクション (JCT) から福井県敦賀市の敦賀JCTへ至る高速道路(高速自動車国道)である。略称は舞鶴若狭道(まいづるわかさどう)、舞若道(まいわかどう)。2014年(平成26年)7月20日に全線開通した[2][3][4]。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、「E27」が割り振られている[5]。
概要
[編集]吉川JCTを起点とし、京都府北部や若狭湾岸(嶺南)を経由して敦賀JCTに至る。阪神地域と丹波・丹後・若狭地域を結ぶ役割が大きい。
この道路を利用すると、北陸自動車道と中国自動車道や山陽自動車道の相互間を京阪神を経由せずに直通できる。1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災の際は、中国自動車道や阪神高速道路などが神戸や宝塚周辺で不通となったが、この時は東から西へ向かうトラックが、当時未供用だった敦賀インターチェンジ (IC) - 舞鶴西IC間を並行する国道27号に集中したことから、災害時における迂回路としても期待される。
当初は舞鶴自動車道(舞鶴道)という名称であったが、2003年(平成15年)3月9日の舞鶴東IC - 小浜西IC間の開通に合わせて、舞鶴若狭自動車道に改称された。
法令上の正式な路線名は近畿自動車道敦賀線である。なお、第四次全国総合開発計画以前は近畿自動車道舞鶴線となっていた。このほか、一部地域では「近舞線(きんまいせん)」と呼ばれることがあるほか、福井県では現名称に改められるまでの間、メディアや行政ではこの路線名の略称である近敦線(きんつるせん)または敦賀自動車道(敦賀道)と呼ばれていた。2014年(平成26年)2月24日には、福井県や嶺南市町などでつくる「海湖(うみ)と歴史の若狭路」発信事業実行委員会が福井県内区間の愛称を一般公募し、「若狭さとうみハイウェイ」としている[6]。
2010年(平成22年)6月28日から2011年(平成23年)6月19日まで供用済み区間の全線で高速道路無料化社会実験が行われていた[注 1][注 2]。本州で高速道路無料化社会実験を実施している区間の中で最も距離が長かった。
2014年(平成26年)7月20日の全線開通により、吉川JCTから敦賀JCT間の距離が従来の北陸道・名神高速経由に比べて約33キロメートル (km) 短縮されるため、北陸道敦賀IC以東から中国道西宮北IC以西に向かう場合には最短距離が短縮された。この結果、該当区間では従来より料金が安くなった(以下、脚注内での値段表記は開通当時のもの。2019年10月の消費増税により現在はこの値段ではない)[注 3]。また、距離的には短縮されていない区間でも、最安値のルートがキロ単価の割高な大都市近郊区間を通過しなくなったので安くなった区間がある[注 4]。さらに、ETCを利用する普通車・軽自動車の場合、最短距離は短縮してないものの、大都市近郊区間において割引の適用されないETC休日割引が、(大都市近郊区間ではない)舞鶴若狭道を経由する経路で計算されることで割引が適用される区間の距離が伸びることにより、従来より安くなった区間がある[注 5]。
インターチェンジなど
[編集]- IC番号欄の背景色が■である区間は既開通区間に存在する。
施設欄の背景色が■である区間は未開通区間または未供用施設に該当する。 - スマートインターチェンジ (SIC) は背景色■で示す。
- バスストップ (BS) のうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 福知山ICは△としている。これは当該BSは本自動車道に属すIC設備に併設されているBSが休止中で、IC近隣に設置された施設のBSが運用中のためである。しかし実際の運用上の扱いは同じである。
- 英略字は以下の項目を示す。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
BS | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 吉川JCT | E2A 中国自動車道 | 0.0 | - | 兵庫県 | 三木市 | |
- | 上荒川PA | - | 1.5 | ◆ | |||
1 | 三田西IC | 県道92号三田西インター線 | 4.3 | ○ | 三田市 | ||
- | 大川瀬BS | - | 8.5 | ◆ | |||
- | 古森BS | - | 14.2 | ◆ | 丹波篠山市 | ||
2 | 丹南篠山口IC | 県道94号丹南篠山口インター線 | 22.5 | ◆ | |||
- | 西紀SA | - | 25.6 | ◆ | |||
- | 中山BS | - | 32.7 | ◆ | 丹波市 | ||
3 | 春日IC | 国道175号 | 36.5 | ○ | |||
春日JCT | E72 北近畿豊岡自動車道 | - | |||||
- | 市島BS | - | 41.9 | ◆ | |||
- | 六人部PA | - | 49.8 50.0 |
◆ | 上り線 下り線 |
京都府 | 福知山市 |
4 | 福知山IC | 国道9号 | 53.5 | △ | |||
5 | 綾部IC | 府道77号綾部インター線 | 63.9 | 綾部市 | |||
6 | 綾部JCT | E9 京都縦貫自動車道 | 68.3 | - | 京都縦貫道のIC番号は3 | ||
- | 綾部PA | - | 70.7 | ||||
7 | 舞鶴西IC | 国道27号 府道27号池辺京田線 |
76.3 | この先敦賀方面 対面通行 | 舞鶴市 | ||
8 | 舞鶴東IC | 府道28号小倉西舞鶴線 | 87.0 | ||||
- | 舞鶴PA | - | 89.8 | ||||
9 | 大飯高浜IC | 県道16号坂本高浜線 | 100.0 | 福井県 | 大飯郡 おおい町 | ||
10 | 小浜西IC | 国道27号 | 111.5 | 小浜市 | |||
- | 加斗PA | - | 112.8 | ||||
11 | 小浜IC | 県道24号小浜上中線 県道267号小浜インター線 |
122.8 | ||||
12 | 若狭上中IC | 県道22号上中田烏線 | 132.4 | 三方上中郡 若狭町 | |||
12-1 | 三方五湖PA/SIC | 若狭梅街道線 | 139.4 | ||||
13 | 若狭三方IC | 国道27号 | 141.6 | ||||
14 | 若狭美浜IC | 国道27号(美浜東バイパス) | 148.8 | 三方郡 美浜町 | |||
15 | 敦賀南SIC | 県道211号山櫛林線(市道経由) | 155.1 | 敦賀市 | |||
3-1 | 敦賀JCT | E8 北陸自動車道 | 161.8 | - | キロポストは161.3KPまで |
歴史
[編集]当初は他の高速道路網と接続しない状態で供用を開始したが、1988年の中国自動車道との接続後は一貫して西側から東側へ順次延伸されている。
- 1987年(昭和62年)3月18日 : 舞鶴自動車道として、丹南篠山口IC - 福知山IC間の供用を開始する。
- 1988年(昭和63年)3月24日 : 吉川JCT - 丹南篠山口IC間の供用を開始し、中国自動車道と接続する。
- 1989年(平成元年)2月27日 : 舞鶴 - 敦賀間の基本計画が決定する。
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)11月19日 : 舞鶴 - 大飯(小浜市岡津)間の施工命令が発令される。
- 1996年(平成8年)
- 1998年(平成10年)
- 2000年(平成12年) : 当初、敦賀方面延伸までの仮出入口として整備する方針だった小浜市岡津を、小浜西ICとして整備する事が決定する。
- 2003年(平成15年)
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)~2007年(平成19年):福井県埋蔵文化財調査センターによって、舞鶴若狭自動車道の建設工事に伴うユリ遺跡の発掘調査が行われる[7]。
- 2010年(平成22年)6月28日 : 供用済み区間の全線で高速道路無料化社会実験を開始する。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)4月20日 : 敦賀南スマートICの連結が許可される[9]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)7月20日 : 小浜IC - 敦賀JCT間開通に伴い北陸自動車道と接続し、全線開通[2][3][4]。
- 2017年(平成29年)3月25日 : 敦賀南スマートIC供用開始[11]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 2024年(令和6年)
路線状況
[編集]車線・最高速度
[編集]区間 | 車線 | 最高速度 | 設計速度 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
上下線 | 上り線 | 下り線 | ||||
吉川JCT - 舞鶴西IC | 4 | 2 | 2 | 80 km/h | 80 km/h | |
舞鶴西IC - 敦賀JCT | 2 | 1 | 1 | 70 km/h | ※1 ※2 ※3 |
- ※1 : 暫定2車線。
- ※2 : 舞鶴東IC - 若狭上中ICと三方五湖PA/SIC - 若狭三方IC間は4車線化優先整備区間[15][16][17]
- ※3 : 一部4車線区間有り。
4車線化事業
[編集]福知山IC - 舞鶴西IC間は、1999年(平成11年)1月8日に4車線化事業が着手されたものの、道路公団民営化の影響で、先行して工事が進められていた綾部IC - 綾部JCT - 綾部PA間(2003年3月1日完成)を除き、事実上の保留状態となっていた。しかし、当該区間は完成4車線の吉川JCT - 福知山ICと比べて事故率が極めて高い状況にある上、全線開通による交通量の増大が想定されるなど状況が変化したことから、2013年に再事業化、綾部PA - 舞鶴西ICは2018年11月3日[13]に先行して4車線化され、福知山IC - 綾部ICは2021年3月26日に4車線化された[23]。
また、2019年(平成31年)3月29日に舞鶴東IC - 大飯高浜IC間、大飯高浜IC - 小浜西IC間の一部において、国土交通省より4車線化工事の事業許可を受ける事となった[14]。
サービスエリア・パーキングエリア
[編集]売店は西紀サービスエリア (SA)、三方五湖パーキングエリア (PA) に設置されており、24時間営業。ガソリンスタンド、レストランは西紀SAのみに設置されており、深夜営業はしていない。また西紀SA以北は北陸自動車道の南条SAまたは賤ヶ岳SAまで150 km以上にわたってガソリンスタンドがないことから、三方五湖PAにて緊急時用のガソリン・軽油を販売している。
主なトンネルと橋
[編集]区間 | 構造物名 | 長さ | |
---|---|---|---|
上り線 | 下り線 | ||
三田西IC - 丹南篠山口IC | 藍本トンネル | 456 m | 472 m [29] |
丹南武庫川橋 | 310 m | 310 m | |
丹南第一トンネル | 797 m | 819 m [29] | |
丹南第二トンネル | 547 m | 507 m [29] | |
西紀SA - 春日IC/JCT | 丹波第一トンネル | 2,357 m | 2,361 m |
春日IC/JCT - 六人部PA | 日ヶ奥トンネル | 325 m | 336 m |
丹波第二トンネル | 1,458 m | 1,438 m | |
福知山IC - 綾部IC | 石原興トンネル | 309 m | 303 m [29] |
由良川橋 | 554 m | 520 m | |
私市円山トンネル[注 6] | 125 m | [注 7] [29] 122 m | |
私市トンネル | 748 m | 767 m [29] | |
綾部IC - 綾部JCT | 城山トンネル | 517 m | 603 m |
綾部PA - 舞鶴西IC | 黒谷真倉トンネル | 2,213 m[29] | 2,241 m |
舞鶴西ICインター線 | 池内トンネル | 207 m [29] | |
舞鶴西IC - 舞鶴東IC | 行永トンネル | 296 m [29] | |
木ノ下トンネル[注 8] | 981 m [29] | ||
舞鶴PA - 大飯高浜IC | 三国岳トンネル[注 9] | 1,103 m [29] | |
関屋トンネル | 742 m [29] | ||
高浜トンネル | 2,035 m | ||
大飯トンネル | 759 m [29] | ||
大飯高浜IC - 小浜西IC | 石山トンネル | 1,088 m [29] | |
鹿野トンネル | 858 m [29] | ||
神崎トンネル | 443 m [29] | ||
父子トンネル | 1,193 m [29] | ||
野尻トンネル | 306 m [29] | ||
飯盛山トンネル | 1,742 m | ||
加斗PA - 小浜IC | 加斗トンネル | 390 m [29] | |
谷田部トンネル | 1,052 m [29] | ||
今富トンネル | 806 m [29] | ||
小浜IC - 若狭上中IC | 国富トンネル[注 10] | 2,897 m | |
本保トンネル | 729 m | ||
大谷トンネル | 427 m | ||
鳥羽トンネル | 2,109 m | ||
若狭上中IC - 三方五湖PA/SIC | 鈴ヶ嶽トンネル | 723 m | |
田上トンネル | 1,269 m | ||
佐古トンネル | 917 m | ||
鳥浜トンネル[注 11] | 148 m | 149 m | |
三方五湖PA/SIC - 若狭三方IC | 気山トンネル | 280 m | |
若狭三方IC - 若狭美浜IC | 矢筈山トンネル[注 12] | 2,418 m | |
御嶽山トンネル | 1,338 m | ||
若狭美浜IC - 敦賀南SIC | 野坂岳トンネル[注 13] | 2,270 m | |
敦賀南SIC - 敦賀JCT | 岩籠トンネル | 1,747 m | |
敦賀衣掛大橋[注 14] | [注 7]570 m | ||
中郷トンネル | 1,038 m |
※舞鶴西IC - 敦賀JCT間は暫定2車線の対面通行。構造物の長さは標識に記されているもの。
トンネルの数
[編集]区間 | 上り線 | 下り線 |
---|---|---|
吉川JCT - 三田西IC | 0 | 0 |
三田西IC - 丹南篠山口IC | 3 | 3 |
丹南篠山口IC - 西紀SA | 0 | 0 |
西紀SA - 春日IC/JCT | 1 | 1 |
春日IC/JCT - 六人部PA | 2 | 2 |
六人部PA - 福知山IC | 0 | 0 |
福知山IC - 綾部IC | 3 | 3 |
綾部IC - 綾部JCT | 1 | 1 |
綾部JCT - 綾部PA | 0 | 0 |
綾部PA - 舞鶴西IC | 1 | 1 |
舞鶴西IC - 舞鶴東IC | 2 | |
舞鶴東IC - 舞鶴PA | 0 | |
舞鶴PA - 大飯高浜IC | 4 | |
大飯高浜IC - 小浜西IC | 6 | |
小浜西IC - 加斗PA | 0 | |
加斗PA - 小浜IC | 3 | |
小浜IC - 若狭上中IC | 4 | |
若狭上中IC - 三方五湖PA/SIC | 4 | |
三方五湖PA/SIC - 若狭三方IC | 1 | |
若狭三方IC - 若狭美浜IC | 2 | |
若狭美浜IC - 敦賀南SIC | 1 | |
敦賀南SIC - 敦賀JCT | 2 | |
合計 | 40 | 40 |
※舞鶴西IC - 敦賀JCT間は暫定2車線の対面通行であるため、上下線で1本のトンネルとなっている。
※三田西IC-福知山IC間のトンネル内では下記記載のAMラジオが聴取可能である。
放送局 | 周波数(kHz) |
---|---|
NHK第1 | 666 |
NHK第2 | 828 |
ラジオ関西 | 558 |
朝日放送 | 1008 |
毎日放送 | 1179 |
ラジオ大阪 | 1314 |
道路管理者
[編集]- 西日本高速道路株式会社 関西支社
- 神戸管理事務所 : 吉川JCT - 三田西IC
- 福知山高速道路事務所 : 三田西IC - 小浜IC(小浜ICを含む)
- 中日本高速道路株式会社 金沢支社
- 敦賀保全・サービスセンター : 小浜IC - 敦賀JCT(小浜ICを含まない)
ハイウェイラジオ
[編集]- 西紀(丹南篠山口IC - 春日IC)
- 国富(小浜IC - 若狭上中IC 国富トンネル内)
- 岩籠(敦賀南SIC - 敦賀JCT 岩籠トンネル内)
交通量
[編集]24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成11(1999)年度 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
---|---|---|---|---|---|
吉川JCT - 三田西IC | 17,505 | 17,574 | 23,348 | 19,705 | 17,946 |
三田西IC - 丹南篠山口IC | 15,568 | 16,131 | 27,895 | 18,682 | 16,479 |
丹南篠山口IC - 春日JCT/IC | 11,761 | 12,703 | 24,694 | 15,723 | 13,941 |
春日JCT/IC - 福知山IC | 9,213 | 9,636 | 17,684 | 9,854 | 8,516 |
福知山IC - 綾部IC | 5,365 | 5,869 | 14,970 | 8,045 | 7,537 |
綾部IC - 綾部JCT | 5,288 | 6,093 | 16,322 | 8,343 | 7,737 |
綾部JCT - 舞鶴西IC | 4,734 | 5,130 | 16,241 | 8,573 | 7,902 |
舞鶴西IC - 舞鶴東IC | 2,892 | 3,682 | 11,535 | 6,348 | 6,035 |
舞鶴東IC - 大飯高浜IC | 調査当時未開通 | 2,121 | 7,758 | 4,437 | 4,446 |
大飯高浜IC - 小浜西IC | 1,729 | 6,397 | 4,230 | 4,229 | |
小浜西IC - 小浜IC | 調査当時未開通 | 4,618 | 4,912 | ||
小浜IC - 若狭上中IC | 5,430 | 6,118 | |||
若狭上中IC - 三方五湖PASIC | 5,700 | 6,445 | |||
三方五湖PASIC - 若狭三方IC | 6,523 | ||||
若狭三方IC - 若狭美浜IC | 5,853 | 6,610 | |||
若狭美浜IC - 敦賀南SIC | 5,050 | 5,498 | |||
敦賀南SIC - 敦賀JCT | 5,477 |
(出典:「道路・街路交通量情勢調査(道路交通センサス) 平成11年度調査結果」(兵庫県ホームページ)・「平成17年度道路交通センサス調査結果(京都府ホームページ)・平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
- 平成22年度の調査期間中において吉川JCT - 小浜西ICでは、高速道路無料化社会実験が行われていた。(ただし、吉川JCTは中国自動車道のみの接続なので、吉川JCT - 三田西IC間のみの無料通行はできなかった。)
利用状況
[編集]利用台数は月約100万台強。特に近年では北近畿豊岡自動車道の開通に伴って兵庫県北部の玄関口となった春日ICの利用者が急増し、丹南篠山口ICを抜いて月20万台の利用を記録している。舞鶴若狭自動車道自体の利用台数も約5%前後増加している。
2010年(平成22年)6月28日の無料化社会実験開始後、舞鶴東IC - 大飯高浜IC間の平均交通量は、実験開始前1週間と比較して約3倍に増加した[31]。
地理
[編集]通過する自治体
[編集]接続する高速道路
[編集]脚注
[編集]注記
[編集]- ^ 吉川JCTで一般道との出入りはできないため、実際に無料で通行できた区間のうち最長区間だったのは三田西IC - 小浜西IC間であった。
- ^ 無料化社会実験自体は、一時凍結後に開通した小浜西IC - 小浜IC間でも予定されていた。
- ^ 例:敦賀IC - 吉川IC間で普通車の場合 5,120円→4,140円
- ^ 例:木之本IC - 吉川IC間で普通車の場合 4,670円→4,560円
- ^ 例:敦賀IC - 宝塚IC間で普通車の場合 3,650円→3,340円
この場合は、休日割引の割引対象区間が、敦賀IC - 米原JCT経由 - 大津IC間(全体172.2 kmのうち115.8 km)から敦賀IC - 吉川JCT経由 - 西宮北IC間(全体186.7 kmのうち173.5 km)に変化するため。 - ^ 工事中の1988年(昭和63年)に私市円山古墳が出土したため、当初の切土工法をトンネルに変更した[30]。
- ^ a b 長さを記す標識は設置されていない。
- ^ 京都府舞鶴市に位置し、舞鶴養老山を貫いている。
- ^ 京都府舞鶴市と福井県大飯郡高浜町の間に位置しており、丹波 ・丹後・若狭の三国の境に聳える三国岳の直下を貫通する。
- ^ 当路線最長トンネル。
- ^ 福井県区間のトンネルでは唯一、上下線別の2本を供用している。
- ^ 当路線で2番目に長いトンネル。
- ^ 若狭と越前の境にある野坂岳を貫く。
- ^ 笙の川及び右岸の国道8号(旧道)、北陸本線(下り線、上り線)を一挙に跨ぐ。また左岸では北陸本線第一衣掛トンネル(上り線)の上空を通過し、同じ鉄道線路を二度越えている。
出典
[編集]- ^ “Japan's Expressway Numbering System” (PDF). Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism. 2022年4月4日閲覧。
- ^ a b “高速ループ時代が幕開け 舞鶴若狭道全線開通”. 両丹日日新聞 (2014年7月22日). 2017年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月14日閲覧。
- ^ a b “舞鶴若狭道が全通 小浜-敦賀、京都府北部と中京圏直結”. 京都新聞 (2014年7月20日). 2014年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月14日閲覧。
- ^ a b “舞鶴若狭自動車道の全線開通祝う 福井県の悲願、嶺南と嶺北貫く”. 福井新聞 (2014年7月20日). 2014年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月14日閲覧。
- ^ 東日本高速道路株式会社・中日本高速道路株式会社・西日本高速道路株式会社 2017, p. 標識編4-15.
- ^ “舞鶴若狭道の県内区間愛称決まる 若狭さとうみハイウェイ”. 株式会社 福井新聞社 (2014年2月24日). 2014年7月25日閲覧。
- ^ 『福井県埋蔵文化財調査報告128:ユリ遺跡』 福井県埋蔵文化財調査センター、2012年
- ^ “舞鶴若狭自動車道(小浜西IC〜小浜IC)が平成23年7月16日(土曜)に開通します”. 西日本高速道路株式会社 (2011年6月1日). 2011年6月1日閲覧。
- ^ “高速自動車国道へのインターチェンジの追加 〜小谷城、宝塚北及び敦賀南スマートIC、すさみ西ICの追加を決定〜” (PDF). 国土交通省 近畿地方整備局 (2012年4月20日). 2017年7月19日閲覧。
- ^ “舞鶴若狭自動車道 三方PAスマートインターチェンジ(仮称)の連結が許可されました”. 福井県 (2013年6月11日). 2017年7月19日閲覧。
- ^ “3月25日(土)に舞鶴若狭自動車道 敦賀南スマートICが開通します。”. 中日本高速道路株式会社 金沢支社/敦賀市 (2017年1月31日). 2017年1月31日閲覧。
- ^ “E27 舞鶴若狭道 三方五湖スマートインターチェンジが 2018年3月24日(土)13時に開通します。”. 若狭町・中日本高速道路株式会社 (2018年2月9日). 2018年2月9日閲覧。
- ^ a b “E27 舞鶴若狭自動車道 綾部PA〜舞鶴西IC間の4車線化工事の完成について - 2018年(平成30年)11月3日(土曜)午前6時からご利用いただけます -”. 西日本高速道路株式会社 (2018年10月19日). 2018年10月19日閲覧。
- ^ a b “高速道路会社への事業許可について” (PDF). 国土交通省道路局 (2019年3月29日). 2019年3月29日閲覧。
- ^ a b “暫定2車線区間における優先整備区間選定について” (PDF). 国土交通省 (2019年9月4日). 2020年12月15日閲覧。
- ^ a b “各IC間の課題の評価一覧” (PDF). 国土交通省. 2020年12月15日閲覧。
- ^ a b “国交省、「暫定2車線」を「4車線化」する優先整備区間。道東道、秋田道、常磐道、東海北陸道、東九州道など約880km”. トラベル Watch (2019年9月6日). 2021年3月18日閲覧。
- ^ “高速道路の暫定2車線区間の4車線化について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2020年3月10日). 2020年12月15日閲覧。
- ^ “国交省、2020年度に4車線化に着手する高速道路の候補選定。15か所、約110km”. トラベル Watch (2020年3月10日). 2021年3月18日閲覧。
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- ^ “国交省、2022年度に4車線化に着手する高速道路の候補7か所を選定”. トラベル Watch (2022年3月4日). 2022年3月4日閲覧。
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- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 【別紙】トンネル内の道路附属物一斉点検結果(その他構造物)
- ^ “舞鶴工事事務所の事業 - 近畿自動車道敦賀線の建設事業(2001年5月号)”. 建設グラフ (2001年5月). 2011年3月6日閲覧。
- ^ “高速道路無料化社会実験区間の交通量” (PDF). 国土交通省 (2011年1月14日). 2011年5月1日閲覧。
参考文献
[編集]- 東日本高速道路株式会社・中日本高速道路株式会社・西日本高速道路株式会社『設計要領 第五集 交通管理施設』株式会社高速道路総合技術研究所、2017年7月。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 安全性向上3カ年計画の取組み状況 vol.02 舞鶴若狭自動車道、いよいよ全線開通。 - 中日本高速道路
- 舞鶴若狭自動車道 - 福井県土木部高規格道路課