東根室駅
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(東根室仮乗降場から転送)
東根室駅 | |
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ホームにある最東端を示す標柱と駅名標(2018年5月) | |
ひがしねむろ Higashi-Nemuro | |
◄西和田 (8.7 km) (1.5 km) 根室► | |
所在地 | 北海道(根室振興局)根室市光洋町2丁目15番地 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 根室本線(花咲線) |
キロ程 | 306.0 km(新得起点) |
電報略号 | ヒネ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1961年(昭和36年)9月1日[1] |
備考 |
日本最東端駅[JR北 1] 無人駅 |
東根室駅(ひがしねむろえき)は、北海道(根室振興局)根室市光洋町2丁目[2]にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅であり、東経145度35分50秒、北緯43度19分24秒に位置し[注釈 1]、現存する日本国内の鉄道駅では最東端である[JR北 2][JR北 1][注釈 2]。事務管理コードは▲110456[3][4]。
歴史
[編集]- 1961年(昭和36年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[1]。
- 2024年(令和6年)8月23日:同日付「北海道新聞」にて、JR北海道が当駅を2025年(令和7年)春に廃止することを検討している旨が報道される[新聞 2]。2022年までの1日平均乗車人数が10人以上の駅としては初。
駅名の由来
[編集]根室の東方に位置することから[8]。
駅構造
[編集]築堤上に位置する無人駅(根室駅管理)で、根室方面に向かって右側に1面1線の単式ホームを設ける[2]。駅舎はないが、日本最東端の駅の記念碑が設置されている。
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ホーム(2011年8月)
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日本最東端の駅の記念碑と駅名標(2013年9月)
観光利用促進の取組
[編集]到達証明書
[編集]日本最東端の駅であることから、2017年から根室駅に隣接する根室市観光インフォメーションセンターで「最東端駅 東根室到達証明書」を配布している[9][10]。到達証明書のデザインは何度か変更されている[10]。
駅弁
[編集]2018年6月1日より、花咲線区間での「ご当地弁当」を楽しむ取り組みとして、東根室駅を発着する一部列車(上り3本)で、ホームまで以下に記す駅弁を届けて販売するサービスを実施している(いずれも事前予約制)[JR北 2]。
- 焼きさんま寿司
- やきとり弁当
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員(人) | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 5 | [11] | |||
2016年(平成28年) | 13.2 | [JR北 3] | |||
2017年(平成29年) | 15.4 | [JR北 4] | |||
2018年(平成30年) | 13.0 | [JR北 5] | |||
2019年(令和元年) | 13.0 | [JR北 6] | |||
2020年(令和 | 2年)13.4 | [JR北 7] | |||
2021年(令和 | 3年)12.8 | [JR北 8] | |||
2022年(令和 | 4年)10.8 | [JR北 9] |
駅周辺
[編集]住宅地が広がる。付近に航空自衛隊根室分屯基地(主な部隊は「第26警戒隊」・「第2収集隊」・「根室分遣班」の3つ)がある。根室高校の生徒も通学で利用している。
隣の駅
[編集]- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 根室本線(花咲線)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、884頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、234頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 「発着時刻表と料金 気動車の簡易乗降場」『北海道新聞』第6627号1961年2月2日、道東版、12面。
- ^ 根室市史編さん室『根室市史 年表編』根室市、1988年3月20日、229頁。doi:10.11501/9490944 。
- ^ 「通報 ●根室本線東根室駅の設置について(営業局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1961年8月24日、2面。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY。
- ^ “JR花咲線 花咲く鉄路JR花咲線を楽しもう!”. 根室市観光協会. 2020年12月12日閲覧。
- ^ a b 最東端駅「東根室」到着証明書を一新 根室観光協 - 北海道新聞 2022年1月28日
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、874頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ “光洋中学校前(根室市)”. NAVITIME. 2019年11月22日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ a b 『日本最東端の駅から九州最西端の駅へ!チャレンジ2,901km!日本横断紀行 参加者募集開始!』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2005年4月4日。オリジナルの2005年5月20日時点におけるアーカイブ 。2015年10月17日閲覧。
- ^ a b 『~ いつもの列車で観光気分 ~ 花咲線の「普通列車を観光列車にする取り組み」を開始します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2018年4月12日。オリジナルの2020年4月6日時点におけるアーカイブ 。2020年4月6日閲覧。
- ^ 「根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “根室線(釧路・根室間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ 毎日新聞(北海道朝刊) (2015年11月30日). “JR花咲線・東根室駅|日本最東端駅、400メートルズレ 測量法改正後も看板そのまま 北海道・根室” (日本語). 毎日新聞 (毎日新聞社). オリジナルの2015年12月8日時点におけるアーカイブ。 2016年1月14日閲覧。
- ^ 「日本最東端の東根室駅、来春の廃止検討 根室駅が新たな最東端に」『北海道新聞』2024年8月23日。オリジナルの2024年8月23日時点におけるアーカイブ。2024年8月23日閲覧。
参考文献
[編集]- 田中和夫(監修)『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線、北海道新聞社(編集)、2002年7月15日、72-77,311-319頁。ISBN 978-4-89453-220-5。ISBN 4-89453-220-4。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 東根室|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company