コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「高橋留美子」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
渡辺 将 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
 
1行目: 1行目:
{{Infobox 漫画家|
{{Infobox 漫画家
| 名前 = 高橋 留美子
| 名前 = 高橋 留美子
| ふりがな = たかはし るみこ
| 画像 =
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像サイズ =
| 脚注 =
| 脚注 =
| 本名 =
| 本名 =
| 生地 = {{JPN}} [[新潟県]]
| 生地 = {{JPN}}[[新潟県]][[新潟市]]
| 国籍 = [[日本]]
| 国籍 = {{JPN}}
| 生年 = {{生年月日と年齢|1957|10|10}}
| 生年 = {{生年月日と年齢|1957|10|10}}
| 没年 =
| 没年 =
| ジャンル = [[少年漫画]]、[[青年漫画]]
| 職業 = [[漫画]]
| 称号 = [[紫綬褒章]]<br/>[[芸術文化勲章]]
| ジャンル =[[少年漫画]]<br/>[[青年漫画]]<br/>[[ラブコメディ]]<br/>[[格闘漫画|格闘バトル]]<br/>[[ギャグ漫画|ギャグ]]<br/>[[サイエンス・フィクション|SFコメディ]]<br/>[[ホラー漫画|ホラー]]<br/>[[シリアス]]<br/>[[サスペンス]]<br/>[[ファンタジー漫画|ファンタジー]]
| 活動期間 = [[1978年]] -
| 活動期間 = [[1978年]] -
| 代表作 = 『[[うる星やつら]]』<br />『[[めぞん一刻]]』<br />『[[らんま1/2]]』<br />『[[犬夜叉]]』
| 代表作 = {{ubl|『[[うる星やつら]]』|『[[めぞん一刻]]』|『[[らんま1/2]]』|『[[犬夜叉]]』|『[[境界のRINNE]]』他<ref>{{Cite web|和書|url=https://websunday.net/author/659/ |title=サンデーまんが家BACK STAGE 高橋留美子Vol.8 |website=少年サンデー公式サイト WEBサンデー|publisher=小学館 |accessdate=2019-11-24}}</ref>}}
| 受賞 =
| 受賞 = <!--新人賞は記載していません-->第26回[[小学館漫画賞]]<br />第18回[[星雲賞]]コミック部門<br />(以上『うる星やつら』)<br />第20回星雲賞コミック部門<br />(『[[人魚の森]]』)<br />第47回小学館漫画賞<br />(『犬夜叉』)
* 第2回[[小学館新人コミック大賞]]佳作(『[[勝手なやつら]]』)
}}
* 第26回[[小学館漫画賞]](『うる星やつら』)
{{漫画}}
* 第18回[[星雲賞]]コミック部門(『うる星やつら』)
* 第20回星雲賞コミック部門(『[[人魚シリーズ|人魚の森]]』)
* 第47回小学館漫画賞(『犬夜叉』)
* 米国[[ミュージアム・オブ・ポップカルチャー|MoPoP]]「SF&ファンタジーの殿堂」
* 米国[[アイズナー賞]]「コミックの殿堂」
* 第46回仏国[[アングレーム国際漫画祭 グランプリ|アングレーム国際漫画祭グランプリ]]
* [[文化庁長官表彰]]
* [[紫綬褒章]]
* 米国[[ハーベイ賞]]殿堂入り
* [[芸術文化勲章]]「シュヴァリエ」
}}


'''高橋 留美子'''(たかはし るみこ、女性、[[1957年]][[10月10日]]-)は[[日本]]の[[漫画家]]。[[新潟県]][[新潟市]]出身。
'''高橋 留美子'''(たかはし るみこ、[[1957年]]〈[[昭和]]32年〉[[10月10日]]<ref name="inuyasha book">{{Cite book|和書|year=2001|title=少年サンデーグラフィック 犬夜叉 高橋留美子原画全集 アニメ犬夜叉の世界|volume=|page=132|publisher=小学館|id=ISBN 4-09-101189-6}}</ref> - )は[[日本]]の[[漫画家]]。[[女性]]。[[有限会社]]るーみっくプロダクション[[代表取締役]]。[[新潟県]][[新潟市]]出身<ref name="inuyasha book" />。血液型[[ABO式血液型|A型]]<ref name="inuyasha book" />


== 概要 ==
[[1978年]]『[[勝手なやつら]]』でデビュー。代表作に『[[うる星やつら]]』、『[[めぞん一刻]]』、『[[らんま1/2]]』、『[[犬夜叉]]』など。特に[[ラブコメディ]]を得意としており、そのキャラクター造形は「[[萌え]]」の原型とも言われている<ref>磯部涼「岡田斗司夫×中川翔子 徹底対談」『QuickJapan』Vol.71、90頁-93頁</ref>。[[少年漫画]]の分野における女性漫画家の草分け的存在で、代表作はいずれもTVアニメ化され大ヒットを記録、単行本の累計発行部数は1995年に1億部を突破した。[[岡田斗司夫]]は「マンガの神様」[[手塚治虫]]でさえも少年漫画を描き続けられなかったことを引き合いに出し、30年もの間少年漫画誌で人気を保ち続けている高橋を「マンガの怪物」と評している<ref>岡田斗司夫「手塚治虫が『マンガの神様』なら、高橋留美子こそ『マンガの怪物』である」『大学漫画』Vol.5、大阪芸術大学、2006年、24頁</ref>。
[[1978年]]『[[勝手なやつら]]』でデビュー。代表作に『[[うる星やつら]]』『[[めぞん一刻]]』『[[らんま1/2]]』『[[犬夜叉]]』『[[境界のRINNE]]』など。特に[[ラブコメディ]]を得意としており、そのキャラクター造形は「[[萌え]]」の原型の一つとも言われている<ref>磯部涼「岡田斗司夫×中川翔子 徹底対談」『QuickJapan Vol.71』、90頁-93頁</ref>。

[[少年漫画]]の分野における女性漫画家の草分け的存在で、代表作はいずれも[[テレビアニメ|TVアニメ]]化されヒットを記録、長期シリーズ化され、単行本の世界累計発行部数は[[1995年]]に1億部、[[2017年]]には2億部を突破した<ref>{{Cite news|url= https://mantan-web.jp/article/20170314dog00m200047000c.html |title= 高橋留美子:コミックスが累計2億部突破 あだち充に続く大記録 |newspaper= まんたんウェブ |publisher= 株式会社MANTAN |date= 2017-03-15 |accessdate= 2021-10-14 }}</ref>。その独特の世界観はしばしば「'''[[高橋留美子#るーみっくわーるど|るーみっくわーるど]]'''」と称され、作品集のタイトルにも用いられている。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
=== 生い立ち ===
[[新潟市]]の[[古町 (新潟市)|古町]]で[[産婦人科]]医院を開業していた高橋家の末っ子(2男1女の長女)として生まれる。父、高橋光雄は「高橋卯木」の[[俳号]]を持つ俳人でもあった。医院の創設者である曽祖父、[[高橋辰五郎]]は[[明治|明治時代]]に大阪の産婦人科医、緒方正清([[緒方洪庵]]の義理の孫)の元で研修し、帰郷後は新潟県の近代産婆([[助産師]])教育に貢献している。
[[新潟市]][[中央区 (新潟市)|中央区]][[古町 (新潟市)|古町]]で[[産婦人科]]医院を開業していた高橋家の末っ子(2男1女の長女)として生まれる。


父・[[高橋辰五郎#家族・親族|高橋光雄]]([[1920年]][[6月19日]]生まれ、[[1945年]][[新潟医科大学 (旧制)|新潟医科大学]]卒業)は新潟県の医学者で俳人の[[中田瑞穂]](俳号「中田みづほ」)、[[高野素十]]に俳句を学んだ「高橋卯木」の[[俳号]]を持つ俳人であり、河童を題材にした[[水墨画]]を好んで描く画家でもあった<ref>高橋卯木、るーみっくプロダクション『卯木河童図』、1989年、新潟日報社、奥付、</ref><ref>{{Cite web|和書|url= http://www.n-teramachi.com/tera.01.html.f/tera.dangi.2004.06.12.html |title= 寺町談義2004<第一回> |website= にいがた寺町からの会 |date= 2004-06-12 |accessdate= 2021-10-14 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20040810081202/http://www.n-teramachi.com/tera.01.html.f/tera.dangi.2004.06.12.html |archivedate= 2004-08-10 }}</ref>。
幼少期から兄の持ち物であった少年漫画を愛読し、中学の頃から『[[週刊少年サンデー]]』・『[[ガロ (雑誌)|ガロ]]』などに作品の投稿を始める。高校在学中、同級生であった[[近藤ようこ]]とともに漫画研究会を設立。またこの頃より[[筒井康隆]]を愛読するようになり、影響を受けてスラップスティックなSF作品を描いていた。2年生の時に40枚ほどの作品を『[[週刊少年マガジン]]』に投稿するも落選、一時は漫画家になるのを諦めたという。


医院の創設者である曽祖父・[[高橋辰五郎]]は[[明治|明治時代]]に大阪の産婦人科医、緒方正清([[緒方洪庵]]の義理の孫)の下で研修し、帰郷後は新潟県の近代産婆([[助産師]])教育に貢献している<ref>{{Cite journal |和書|author=大出春江 |title=産婆の近代から助産婦の現代へ |journal=助産婦雑誌 |volume=54 |issue=12 |publisher=[[医学書院]] |date=2000 |url=http://www.tokyobunka.ac.jp/dataroom/archives/shakai/text/text01.html}}</ref>。また辰五郎は日本で初めて「助産婦」の名称を緒方とともに提唱した<ref group="注釈">「助産」という用語は、天保初年の賀川南竜『机窓小廣』で初めて使用されている。緒方は高橋の助言を受けて、素養があり新規定の教育を受けた新しい産婆を表す名称として「助産婦」という名称を用い、その使用を全国に促した(日本助産婦会機関誌より)。</ref><ref>{{Cite web |url=https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1665201515 |title=新潟青陵大学 看護学部看護学科 助産師課程 (助産雑誌 74巻4号) |access-date=2024/10/14}}</ref><ref>{{Cite web |title=助産婦 : 日本助産婦会機関誌 53(2) |url=https://dl.ndl.go.jp/pid/3417894/1/26 |website=dl.ndl.go.jp |access-date=2024-10-14 |author=日本助産婦会出版部 |page=48(助産婦、Vol.53、No.2(1999.5))}}</ref>。
高校卒業後は「ダメな子供だから、親元にいたらダメになる一方だ」という父の考え<ref name=QJI>渋谷直角「高橋留美子15,000字インタビュー」『QuickJapan』Vol.71、76頁-83頁</ref>で上京。大学では[[目白花子]]と漫画研究会「(没)」を設立し、会誌『びびっと』上で作品を発表していた。その一方で1年生の終わり頃より[[劇画村塾]]に入学し[[小池一夫]]に師事、小池に「お前はプロになれる」と声をかけられすぐに特別研修生となる。


幼少期から兄の持ち物であった少年漫画を愛読し、中学の頃から漫画を描くようになり、『[[週刊少年サンデー]]』・『[[ガロ (雑誌)|月刊漫画ガロ]]』などに作品の投稿を始める。
在学中の1978年、投稿作「[[勝手なやつら]]」で[[小学館新人コミック大賞]]佳作を受賞しデビュー。ギャグ漫画家の[[吾妻ひでお]]は当時この作品を読み「マンガが帰ってきた」と感動し、『週刊少年サンデー』の掲載号を3冊も買ったという<ref name=QJW>飛鳥杏華ほか「高橋留美子大辞典」『QuickJapan』Vol.71、98頁-111頁</ref>。同年よりSFコメディ『[[うる星やつら]]』の連載を開始。平行して1980年より青年誌にて「[[めぞん一刻]]」を連載。1987年まで二つの連載をこなした。


高校在学中、同級生であった[[近藤ようこ]]と共に漫画研究会を設立、同級生には[[アニメーター]]の[[後藤真砂子]]もいた。またこの頃から[[筒井康隆]]を愛読するようになり、影響を受けてスラップスティックなSF作品を描いていた。2年生の時に40枚ほどの作品を『[[週刊少年マガジン]]』に投稿するも落選、一時は漫画家になるのを諦めたという。
1987年に両作品が終了し、同年より「[[らんま1/2]]」の連載を開始、この作品からはより低年齢層を意識してアクション要素を増やした。1996年に同作品を終了、同年「[[犬夜叉]]」の連載を開始。かねてより興味のあった伝奇ものの本格連載で、この作品ではギャグ要素をほとんど無くしシリアスな路線を取っている。

=== 大学時代 ===
高校卒業後は「ダメな子供だから、親元にいたらダメになる一方だ」という父の考え<ref name=QJI>渋谷直角「高橋留美子15,000字インタビュー」、『QuickJapan Vol.71』、76頁-83頁。</ref> で独立し上京。大学([[日本女子大学]])では[[同人作家]]としても活動し、[[目白花子]]と漫画研究会「(没)」を設立<ref>{{Cite web|和書|url=https://marubotsu.1net.jp/outline.html |title=日本女子大学漫画研究会まるぼつ |access-date=2022-07-14}}</ref>。会誌『びびっと』上などで作品を発表していた。その一方で大学1年生の終わり頃から[[劇画村塾]]に入学し[[小池一夫]]に師事、小池に「お前はプロになれる」と声をかけられすぐに特別研修生となる<ref>「のさかけも」「けもみとめ」などの[[ペンネーム]]で作品を数点描いている。「けもこびる」名義では、1978年当初、商業誌である漫画情報誌『[[ぱふ]]』に作品を発表、掲載されている。</ref>。

在学中の1978年、投稿作「[[勝手なやつら]]」で第2回[[小学館新人コミック大賞]]少年部門佳作を受賞(同期の漫画家に[[早見純]]がいる)。少年誌で[[サイエンスフィクション|SF]]的な作品を描こうとして編集者に何度も制止された経験を持つ[[吾妻ひでお]]は、当時この作品を読み「マンガが帰ってきた」と感動し、『週刊少年サンデー』の掲載号を3冊も買ったという<ref name=QJW>飛鳥杏華ほか「高橋留美子大辞典」、『QuickJapan Vol.71』、98頁-111頁。</ref>。

=== プロデビュー後 ===
1978年サンデー39号よりSFコメディ『うる星やつら』の連載を開始。約1年半の不定期連載の後、大学卒業を機に同人作家から本格的に漫画家に転身することとなり、[[1980年]]春から同作品の週刊連載を開始。

さらに1980年秋から並行して、[[青年漫画|青年誌]]『[[ビッグコミックスピリッツ]]』にて『めぞん一刻』を、連載開始(当初は月刊、のち月2回、[[1986年]]4月より週刊)。デビュー直後は画力が低かったものの、この頃から画力が安定し現在の絵柄を確立した。[[1987年]]まで2つの人気作品の連載をこなし、少年誌&青年誌という作風の広さから知名度を高めた。

1987年冬に『うる星やつら』、春に『めぞん一刻』の両作品が相次いで終了し、同年夏から格闘技を題材にしたコメディ『らんま1/2』の連載を開始、この作品は「子供が読んでも楽しい漫画を」<ref name=DMI>さくらい伸「ロングインタビュー 高橋留美子」前掲『大学漫画』Vol.5、6頁-22頁</ref> と、より低年齢層を意識して描かれ、ギャグ要素が初期の『うる星やつら』並みに強い作品となった。同年春に『[[1ポンドの福音]]』の連載を開始し、不定期連載となる。

[[1996年]]冬に『らんま1/2』を終了し、同年秋から『犬夜叉』の連載を開始。かねてから興味のあった[[伝奇小説#日本の近現代の伝奇風小説|伝奇もの]]の本格連載で、この作品では[[ギャグ漫画|ギャグ]]要素を減らしたシリアスな路線を取った。

=== 近年の活躍 ===
[[2008年]]夏に『犬夜叉』を連載終了。翌[[2009年]]春から連載を開始した『境界のRINNE』では、バトル要素を残しつつ、原点であるギャグ要素やコメディ色を強めに戻しよりハートフルな作風が描かれている<ref>{{Cite web |url=https://natalie.mu/comic/news/15439 |title=高橋留美子「境界のRINNE」、来週のサンデーからスタート |access-date=2024-02-29}}</ref>。[[2017年]]冬に同作品の連載を終了し<ref>{{Cite web |url=https://natalie.mu/comic/news/260763 |title=「境界のRINNE」約8年間の連載に幕、単行本の最終巻は1月発売 |access-date=2024-02-29}}</ref>、[[2019年]]春からは再びシリアスな怪奇ロマン長編『[[MAO (漫画)|MAO]]』の連載を開始している<ref>{{Cite web |url=https://natalie.mu/comic/news/330485 |title=高橋留美子の新連載「MAO」サンデーで開幕!「犬夜叉」コンビが新作を解説 |access-date=2024-02-29}}</ref>。


== 年譜 ==
== 年譜 ==
* [[1957年]] - [[新潟市]][[古町 (新潟市)|古町]]に出生。
* 1957年 - [[新潟県]][[新潟市]][[古町 (新潟市)|古町]](現・新潟市[[中央区 (新潟市)|中央区]]古町)まれ
* 1964年 - [[新潟大学]][[教育学部]]附属新潟小学校入学(1970年卒業)
* [[1964年]] - [[新潟大学附属新潟小学校|新潟大学教育学部附属新潟小学校]]入学。
* 1970年 - [[新潟大学教育人間科学部附属新潟中学校|新潟大学教育学部附属新潟中学校]]入学(1973年卒業)
* [[1970年]] - [[新潟大学教育人間科学部附属新潟中学校|新潟大学教育学部附属新潟中学校]]入学。
* 1973年 - [[新潟県立新潟中央高等学校]]入学(1976年卒業)
* [[1973年]] - [[新潟県立新潟中央高等学校]]入学。
* 1976年 - [[日本女子大学]][[文学部]]史学科入学(1980年卒業)。
* [[1976年]] - [[日本女子大学]][[文学部]][[史学科]]入学(1980年卒業、卒論のテーマは「[[江戸幕府]]の[[無宿]]人対策」<ref>「[[宝島 (雑誌)|月刊宝島]]」[[1982年]][[2月]]号インタビュー、のち『マンガ家は語る』(マンガ批評大系第4巻:[[平凡社]]、[[1988年]])に所収</ref>)。
* [[1978年]] - 『[[週刊少年サンデー]]』にて「勝手なやつら」でデビュー、同誌にて「[[うる星やつら]]」の連載を開始(1987年まで)。
* 1978年 - 『週刊少年サンデー』にて「勝手なやつら」でデビュー、同誌にて「うる星やつら」の連載を開始(1987年まで)。
* 1980年 - 『[[ビッグコミックスピリッツ]]』にて「[[めぞん一刻]]」の連載を開始(1987年まで)。
* 1980年 - 『[[ビッグコミックスピリッツ]]』にて「めぞん一刻」の連載を開始(1987年まで)。
* 1987年 - 『週刊少年サンデー』にて「[[らんま1/2]]」の連載を開始(1996年まで)。
* 1987年 - 『週刊少年サンデー』にて「らんま1/2」の連載を開始(1996年まで)。
* 1995年 - 単行本世界累計1億部突破。
* 1996年 - 『週刊少年サンデー』にて「[[犬夜叉]]」の連載を開始(2008年現在連載中)。
* 1996年 - 『週刊少年サンデー』にて「犬夜叉」の連載を開始(2008年まで)。
* 2009年 - 『週刊少年サンデー』にて「境界のRINNE」の連載を開始(2017年まで)。
=== 受賞歴 ===
* 2017年 - 単行本世界累計2億部突破。
* 1978年 - 第2回[[小学館新人コミック大賞]]佳作(『勝手なやつら』)
* 2019年 - 『週刊少年サンデー』にて「[[MAO (漫画)|MAO]]」の連載を開始。
* 1981年 - 第26回[[小学館漫画賞]]少年部門(『うる星やつら』)
* 2021年 - [[Twitter]]に公式アカウントを開設。

== 受賞歴 ==
* 1978年 - 第2回[[小学館新人コミック大賞]]佳作(『[[勝手なやつら]]』)
* [[1981年]] - 第26回[[小学館漫画賞]]少年部門(『うる星やつら』)
* 1987年 - 第18回[[星雲賞]]コミック部門(『うる星やつら』)
* 1987年 - 第18回[[星雲賞]]コミック部門(『うる星やつら』)
* 1989年 - 第20回星雲賞コミック部門(『[[人魚の森]]』)
* [[1989年]] - 第20回星雲賞コミック部門(『[[人魚シリーズ|人魚の森]]』)
* [[1994年]] - 米国[[コミコン・インターナショナル]]「[[インクポット賞]]」
* 2002年 - 第47回小学館漫画賞少年部門(『犬夜叉』)
* [[2002年]] - 第47回小学館漫画賞少年部門(『犬夜叉』)
* [[2016年]] - 米国[[ミュージアム・オブ・ポップカルチャー|MoPoP]]「SF&ファンタジーの殿堂」<ref>{{Cite web |url=https://www.mopop.org/rumiko |title=Science Fiction and Fantasy Hall of Fame Members Rumiko Takahashi |publisher=mopop |date=2018 |accessdate=2021-06-07 }}</ref>
* [[2018年]] - 米国[[アイズナー賞]]「コミックの殿堂(The Comic Industry's Hall of Fame)」<ref>{{Cite web|和書|url=http://animationbusiness.info/archives/5913|title=高橋留美子がアイズナー賞”コミックの殿堂“に、日本から5人目 「AKIRA」2部門受賞も|publisher=アニメーションビジネス・ジャーナル|date=2018-07-22|accessdate=2018-07-24}}</ref>
* 2019年 - 第46回仏国[[アングレーム国際漫画祭 グランプリ|アングレーム国際漫画祭グランプリ]]<ref>{{Cite news|url= https://www.sankei.com/west/amp/190124/wst1901240025-a.html |title= 高橋留美子さんグランプリ 仏アングレーム漫画祭 |newspaper= 産経ニュース |publisher= 産経デジタル |date= 2019-01-24 |accessdate= 2021-10-14 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://jp.ambafrance.org/article15311 |title=漫画家の亜樹直、鳥山明両氏が芸術文化勲章を受章|publisher=[[駐日フランス大使館]]|date=2019-12-30|accessdate=2021-05-31}}</ref>
* 2019年 - [[文化庁長官表彰]]<ref>[https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2019/11/26/a1422878_02.pdf 令和元年度文化庁長官表彰名簿]</ref>
* 2020年 - [[紫綬褒章]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sanspo.com/geino/amp/20201102/geo20110205000008-a.html|title=秋の褒章、漫画家・高橋留美子さんに紫綬褒章「しみじみと喜びを感じております」|work=SANSPO.COM(サンスポ)|date=2020-11-02|accessdate=2020-11-02}} {{Wayback|url=https://www.sanspo.com/geino/amp/20201102/geo20110205000008-a.html|date=20201102003047}}</ref><ref>「秋の褒章 775人27団体」『読売新聞』2020年11月2日朝刊</ref><ref>『官報』号外第230号、令和2年11月4日</ref>
* 2021年 - 米国[[ハーベイ賞]] 殿堂入り<ref>{{Cite news|url= https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202110140000376.html |title= 「うる星やつら」高橋留美子氏、手塚治虫さんに続き米ハーベイ賞殿堂入り |newspaper= 日刊スポーツ |publisher= 日刊スポーツ新聞社 |date= 2021-10-14 |accessdate= 2021-10-14 }}</ref>
* [[2023年]] - フランス[[芸術文化勲章]]「シュヴァリエ」<ref>{{Cite news|url=https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230406-OYT1T50189/|title=高橋留美子さんにフランスの勲章シュヴァリエ…「今後も頑張って描き続けます」|newspaper=読売新聞|date= 2023-04-06 | accessdate= 2023-04-06}}</ref>

== 業績と他国における影響 ==
高橋の作品の多くは[[英語]]や他の[[ヨーロッパ]]言語に翻訳されている。高橋は、なぜ自分の作品が英語話者に人気があるのかはわからないと語った。

高橋とその作品に影響を受けたと述べているアーティストには、『{{仮リンク|スコット・ピルグリム|en|Scott Pilgrim|label=スコット・ピルグリム}}』を著した[[カナダ]]の[[ブライアン・リー・オマリー]]<ref>{{Cite news |url=http://www.crunchyroll.com/anime-news/2017/12/02/tokyo-comicon-2017-bryan-lee-omalley-scott-pilgrim-talks-about-the-influence-from-ranma-12|title=Tokyo ComiCon 2017: Bryan Lee O'Malley (Scott Pilgrim) Talks about The Influence from "Ranma 1/2"|publisher=[[Crunchyroll]]|date=2017-12-02 |access-date=2018-05-26}}</ref>、[[アメリカ合衆国]]の{{仮リンク|コリーン・クーヴァー|en|Colleen Coover|label=コリーン・クーヴァー}}<ref>{{Cite news |url=http://comicsalliance.com/colleen-coover-small-favors-interview/|title=Everyone Has Fun: Colleen Coover Talks 'Small Favors'|work=[[コミックスアライアンス|ComicsAlliance]]|date=2017-02-16 |access-date=2018-05-26}}</ref>、中国系オーストラリア人の{{仮リンク|クイニー・チャン|en|Queenie Chan|label=クイニー・チャン}}<ref>{{Cite news |url=https://www.queeniechan.com/2014/03/19/famous-women-rumiko-takahashi/?v=7516fd43adaa|title=Famous Women: Rumiko Takahashi|publisher=queeniechan.com|date=2014-03-19 |access-date=2019-01-26}}</ref>、タイの[[ウィスット・ポンニミット]]がいる<ref>{{Cite news|url=http://www.otakuusamagazine.com/wisut-ponnimits-him-her-that-first-look/ |title=Wisut Ponnimit's Him Her That: First Look |date=2013-09-17 |work=Otaku USA |access-date=2019-01-26}}</ref>。[[スコットランド]]のロックバンド、[[ウルセイ・ヤツラ]]は、高橋のヒット作『うる星やつら』に因んで名付けられた<ref>{{Cite web|url=http://www.urusei-yatsura.co.uk/Biography.htm |title=Urusei Yatsuru Biography |work=urusei-yatsura.co.uk |access-date=2019-01-26}}</ref>。コンピュータゲームの[[シャンティシリーズ]]のクリエイターであるマット・ボゾンは、彼の作品に大きな影響を与えたものとして『らんま1/2』を挙げた<ref>{{Cite web|url=http://www.girlgamer.com/zine/article/2985/ |title=The Kickstart – Shantae Is Back In 1/2 Genie Hero |date=2013-09-09 |publisher=girlgamer.com |access-date=2019-01-26 }}</ref>。2015年、「犬夜叉」に一部インスピレーションを得たインド映画「プリ」。[[ヴィジャイ]](俳優)が半虎鬼、高橋留美子「犬夜叉」に似た強力な虎鬼を父に演じる。<ref>{{cite web |title=Puli Vijay film half inspired from Inuyasha series |website=hungama news |date=March 2, 2022 |url=https://archive.ph/90M1B |access-date=March 2, 2022}}</ref>

2016年、[[コミックスアライアンス]]は、高橋を生涯の功労を認めるに値する12人の女性漫画家の内の1人として挙げた<ref>{{Cite web|url=http://comicsalliance.com/women-lifetime-achievement-awards/ |title=12 Women in Comic Who Deserve Lifetime Achievement Recognition |work=[[コミックスアライアンス|ComicsAlliance]]|access-date=2016-08-07 }}</ref>。


== 人物 ==
== 人物 ==
<!--注意:ファンサイトやデータベースではないので、「好きなもの」を羅列するような加筆はしないで下さい-->
<!--注意:ファンサイトやデータベースではないので、「好きなもの」を羅列するような加筆はしないで下さい-->
自身を「未だに[[中二病]]」というほど[[オタク]]症で、中学・高校とずっと漫画を描き続けてきた。友達や同級生にもプロの漫画家がたくさんいる。そうした環境で、[[少女漫画]]よりは少年漫画をずっと読んできた<ref>{{Cite news|url=http://www.manga-news.jp/news/body/1781|title=漫画賞審査員長に聞いてみた!時代を代表する漫画家への道のりは「賞への応募?」「持ち込み?」「ネット投稿?」(第一部)|newspaper=マンガ新聞|date=2018-08-22|accessdate=2021-10-14|archiveurl= https://web.archive.org/web/20181120180232/http://www.manga-news.jp/news/body/1781 |archivedate= 2018-11-20 }}</ref>。サンデーの当時の編集長は高橋のことを「すごいのが来た、天才だ」と評し、デビュー。大学の漫画研究会出身で、初の連載でヒットという極めて稀な例であった<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/pp/heros03/page/3|title=月刊ヒーローズ創刊5周年特集 高橋留美子×白井勝也対談 (3/5) |website=コミックナタリー|publisher=株式会社ナターシャ|date=2016-12-01|accessdate=2018-11-20}}</ref>。


影響を受けた漫画家として「[[赤塚不二夫|赤塚]]先生や[[藤子不二雄|藤子]]先生に影響を受けてマンガを始めた」と述べ、憧れとして[[ちばてつや]]や[[永井豪]]、[[池上遼一]]を挙げた。本人曰く「実は池上遼一先生に会うためにマンガ家になったといっても過言ではないんです(笑)」と語っている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www6.nhk.or.jp/anime/special/special.html?i=4562|title=境界のRINNE 原作者の高橋留美子先生に聞いてみた! 後編 |work= アニトク! |website=NHKアニメワールド|publisher=日本放送協会|date=2017-08-26|accessdate=2018-11-20}}</ref>。
;速筆
:自他共に筆の速いことを認めており、[[目白花子]]は高橋が『うる星やつら』の原稿を27時間で完成させたことがあると述べている。本人のインタビューでは、『らんま1/2』の頃は毎回16ページを2日で完成させ、『犬夜叉』連載時にも下描きとペン入れを合わせて2日、1ページにつき1時間で完成させていると答えている<ref name=QJW/>。


2018年現在は小学館新人コミック大賞の審査員も務めている<ref>{{Cite web|和書|url=https://shincomi.shogakukan.co.jp/#ctgr|title=小学館 新人コミック大賞公式サイト|accessdate=2018-11-20|website=小学館 新人コミック大賞公式サイト}}</ref>。
;好きな漫画家
:インタビューでは好きな漫画家として[[池上遼一]](後述)、[[ちばてつや]]、[[諸星大二郎]]、[[花輪和一]]、[[吉田戦車]]、[[中川いさみ]]、[[伊藤潤二]]などを挙げており、これらの作家の単行本はほとんど揃えていると語っている。ほかに好きな作品は『[[あしたのジョー]]』(ちばてつや)『[[ケロロ軍曹]]』([[吉崎観音]])など<ref name=QJI/>。上記の作家の多くは『うる星やつら』新装版で[[ラム (うる星やつら)|ラム]]のイラストを寄稿している。


作詞家の[[岩里祐穂]]は高校時代の同級生。
;阪神ファン
:中学の頃からの[[阪神タイガース]]の熱心なファン。1973年に[[読売ジャイアンツ]]とのリーグ優勝をかけた最終戦で優勝を逃した時には大きなショックを受け、一時期はファンであることをやめていたが、その後再びファンとなった<ref name=QJI/>。[[2003年]]に[[セントラル・リーグ|セ・リーグ]]制覇した時には、[[デイリースポーツ]]にタイガースを応援するラムのイラストを掲載している。


: '''X(旧Twitter)'''
;お笑い
: [[インターネット]]などに疎いと自負しており、長らく[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]も活用していなかったが、2021年6月<!--1日-->に担当編集者の手を借りて[[X (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)|X(旧Twitter)]]に公式アカウントを開設した。
:[[ダウンタウン]]の「[[ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!|ガキの使いやあらへんで!!]]」を欠かさず観るなどお笑い好きで、バラエティ番組を仕事中に流すことも多いという。好きなお笑いグループとして[[オール阪神・巨人]]、ダウンタウン、[[ナインティナイン]]、[[タカアンドトシ]]、[[次長課長]]、[[チュートリアル (お笑いコンビ)|チュートリアル]]などを挙げている<ref name=QJI/>。
: 自身のX(旧Twitter)で向けられた質問への回答をしている。その中の一つに「漫画家に向いている人の特徴」の質問を受けた際に「1つは身体が強い人です。まあまあで大丈夫ですよ。2つ目はひとつのアイディアに固執しない人です」と語った<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202106060000449.html|title=高橋留美子氏の「漫画家に向いている人」持論に反響|publisher=日刊スポーツ|date=2021-06-06|accessdate=2021-06-06}}</ref>。
: '''速筆'''
: 「'''仕事の鬼'''」と呼ばれる程にプロ意識が高い。自他共に筆の速いことを認めており、目白花子は高橋が『うる星やつら』の原稿を27時間で完成させたことがあると述べている。『らんま1/2』の頃は毎回16ページを2日で完成させ、『犬夜叉』連載時にも下描きとペン入れを合わせて2日、1ページにつき1時間で完成させている<ref name=QJW/>。
: '''好きな漫画家'''
: 池上遼一([[高橋留美子#関連人物|後述]])、ちばてつや、[[諸星大二郎]]、[[花輪和一]]、[[吉田戦車]]、[[中川いさみ]]、[[伊藤潤二]]、[[手塚治虫]]、[[藤子不二雄]]や、同郷の[[水島新司]]などを挙げている。好きな作品は『[[あしたのジョー]]』(ちばてつや)『[[ケロロ軍曹]]』([[吉崎観音]])など<ref name=QJI/>。上記の作家の多くは『うる星やつら』新装版で[[ラム (うる星やつら)|ラム]]のイラストを寄稿している。特に一番影響を受けた漫画家は永井豪で、『[[ハレンチ学園]]』は自身の作品の血肉となったという。[[下ネタ]]について描くのは苦手だが、見る分には面白いと理解は示している。また、[[スルメ]]が好物で、漫画を描く時にスルメを食べている事が多い<ref>『うる星やつら』のラムも、作中でスルメをよく食べていた。</ref>。
: '''阪神ファン'''
: 中学の頃からの熱心な[[阪神ファン]]。1973年に[[読売ジャイアンツ]]とのリーグ優勝をかけた最終戦で優勝を逃した時には大きなショックを受け、一時期はファンであることをやめていたが、その後再びファンとなった<ref name=QJI/>。[[2003年]]に[[セントラル・リーグ|セ・リーグ]]制覇した時には、『[[デイリースポーツ]]』にタイガースを応援するラムのイラストを寄稿したほか、[[2023年]]にも主に阪神ファンの漫画家有志により制作された『阪神タイガース優勝記念本』にもラムを描いた表紙イラスト、ショートエッセイ漫画を寄稿した<ref>{{Cite book | 和書 | author = 高橋留美子ほか | title = 阪神タイガース優勝記念本 | publisher =[[小学館]] | date = 2023-12-21 | isbn = 978-4-0910-1795-6 |url=https://www.shogakukan.co.jp/books/09101795 }}</ref>。高校時代には「虚塵の星」(『[[巨人の星]]』のもじり)というパロディ漫画を同人誌で描いている。
: '''お笑い'''
: [[ダウンタウン (お笑いコンビ)|ダウンタウン]]の『[[ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!|ガキの使いやあらへんで!!]]』を欠かさず観るなどお笑い好きで、バラエティ番組を仕事中に流していることも多い。好きなお笑いグループとして[[オール阪神・巨人]]、ダウンタウン、[[ナインティナイン]]、[[タカアンドトシ]]、[[次長課長]]などを挙げている<ref name=QJI/>。

== 作風 ==
{{独自研究|section=1|date=2024年1月}}
=== ラブコメとシリアス ===
* 基本的にラブコメディを主軸とした作品が多い。また、登場人物のほとんどは変態の域に近いほど、自分の欲望に忠実である。
* 短編作品にはシリアスな[[ホラー漫画|ホラー]]作品も見られ、それらの多くは主要人物に[[超能力|超能者]]や[[妖怪]]といった異能者が登場し、作品の核となっている。

=== 主人公とヒロイン ===
* 高橋の描くヒロインに多く見られる特徴は、主に以下の三つである。なお、高橋自身の性格に一番近いキャラクターは『めぞん一刻』のヒロイン・[[めぞん一刻#音無響子|音無響子]]とのこと。
** 清楚な風貌だが、主人公が自分以外の女性にアプローチをかけられたりすると、[[平手打ち]]などの暴力をふるったりする嫉妬深い一面を持っているタイプが多い。ただし、『境界のRINNE』のヒロイン・[[境界のRINNE#真宮桜|真宮桜]]のような例外もいる。また、他の男性キャラにも好意を抱かれて言い寄られても、主人公以外の男になびくことはない。
** [[料理]]に関して奇抜な感性を持っている・苦手なタイプと、まともな料理を作れるタイプに大きく分かれる。前者はラム・[[天道あかね]]、後者はラン・音無響子・早乙女らんま・[[日暮かごめ]]・真宮桜が挙げられる。
** [[プロポーション]]が良い。高橋によると'''女性のプロポーションのモデルは「自分自身」'''とのこと。
* 主人公とヒロインの関係は、時折心がすれ違いつつも付かず離れずの距離感を保っていることが多い。
* 主人公または恋敵となるキャラクターは、大抵相手が自分になびかなくてもお構いなしにアプローチをする強引な性格である。しかし、恋敵キャラクターも決して蔑ろな扱いをされているわけではなく、主人公やヒロインにふられても新たな恋の相手を見つけるなど、最後は皆が笑って幕を下ろせるような大団円のエンディングが多い。

=== るーみっくわーるど ===
==== 誕生 ====
「るーみっくわーるど」は、もともとは『うる星やつら』に付けられたキャッチコピーであり、『めぞん一刻』を共に立ち上げた2人目の担当編集者が考えたことがきっかけで生み出された。そのため、それ以前は「爆笑モンスターギャグ」というキャッチコピーだった<ref name="natalie20130520-4">{{Cite web|和書|url= https://natalie.mu/comic/pp/rumic35/page/4 |title= 「るーみっくわーるど35~SHOW TIME&ALL STAR~」高橋留美子画業35周年インタビュー (4/5) |website= コミックナタリー |publisher= ナターシャ |date= 2013-05-20 |accessdate= 2021-10-14 }}</ref>。これをきっかけに、作品集のタイトルおよび世界観を総括した言葉としても用いられるようになった。

==== 技法 ====
ギャグやコメディ作品で、両手の中指と薬指を曲げ、親指と人差し指と小指を伸ばしたポーズが良く出てくる{{R|natalie20130520-4}}。「'''ちゅどーんポーズ'''」<ref>{{Cite web|和書|url=https://togetter.com/kiji/2023/01/11/113577 |author=しのむ |title=ペンネーム「けも・こびる」でピンと来た人が騒然!有名漫画家のデビュー前作品が載った同人誌を実家で発掘してしまう |website=[[Togetter]] |work=Togetterオリジナル記事 |date=2023-01-11 |accessdate=2023-04-24}}</ref>、{{要出典範囲|「'''るーみっくポーズ'''」|date=2023年4月}}、{{要出典範囲|「'''るーみっくサイン'''」|date=2023年4月}}などと呼ばれる。これは、キャラクターがぶん殴られて吹っ飛ばされるドタバタシーンなどで、痛そうに見えないように「余裕」を見せるということで用いている{{R|natalie20130520-4}}。"I love you"を意味するハンドサイン([[:en:ILY sign]]を参照)と同じ手の形であるが{{R|natalie20130520-4}}、それは偶然の一致で、"I love you"の意味は後から知ったと高橋は語っている{{R|natalie20130520-4}}。

; 真剣白刃取り
: 真剣や[[日本刀]]を両掌で挟んで攻撃を防ぐ姿勢。主に主人公がライバルの攻撃から身を守る時に用いられ、『うる星やつら』の[[諸星あたる]]からの伝統となっている。
; どんどろどろどろ
: 妖怪化した時の効果音。主に怒りが頂点に達した時に使われ、『らんま1/2』の[[天道早雲]]からの伝統となっている。
; ちゅどーん
: 吹っ飛ぶ時の効果音。爆発の効果音としても使われる。これは同じく『週刊少年サンデー』で連載していた『できんボーイ』の作者・[[田村信]]が生み出したものとのこと{{R|natalie20130520-4}}。
; ぶぎゅる
: 踏み潰された時の効果音。
; ぐわら
: [[襖]]や戸が開いた時の効果音。
; みし(っ)
: 叩かれたもしくはド突かれた時の効果音。
; ぽん
: 何かをひらめいた時に右手の拳で左手を叩く効果音。
; どか ばき ぐしゃ
: 鈍器のようなもので殴る時の効果音。

== エピソード ==
* これまで『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』、『境界のRINNE』と、高橋の定期連載作品は連載中の『[[MAO (漫画)|MAO]]』以外全てTVアニメ化されている。また、不定期連載中の『[[人魚シリーズ]]』と『[[高橋留美子劇場]]』のシリーズ作品も深夜枠でアニメ化、同じく不定期連載を経て完結した『[[1ポンドの福音]]』もOVA化された。
* 過去に高橋作品に出演した声優([[山口勝平]]、[[平野文]]など)は、後作で出演することも多い。
* 週刊少年サンデーでデビュー前、[[週刊少年ジャンプ]]に自分の作品を持ち込んだがボツにされ、ジャンプからのデビューはかなわなかったということがあった。その時の担当編集者は、後に[[鳥山明]]らを発掘したことで知られる[[鳥嶋和彦]]だった<ref>{{Cite web|和書|url=https://magmix.jp/post/65713|title=「ジャンプ」が取り逃がした大ヒット漫画家4人…「つまらない」と切られて今がある?|publisher=マグミクス|date=2021-10-29|accessdate=2021-10-30}}</ref>。
* 少年向け漫画雑誌に連載を持つ著名作家ながら、自身の作品の[[パチンコ]]・[[パチスロ]]機への[[タイアップされたパチンコ・パチスロ一覧|タイアップ]]には寛容で、『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』をモチーフとしたパチンコ機ないしパチスロ機が登場している(作品の内容が少年向けの場合、パチンコとのタイアップは許可しない著名作家も多い<ref>{{cite news |title = パチンコ産業の憂鬱、過熱する版権争奪戦--あの名作がパチンコに登場する舞台裏 |url = https://toyokeizai.net/articles/-/3758|newspaper=東洋経済オンライン |publisher=[[東洋経済新報社]] |date = 2010-02-10 |accessdate = 2017-08-05}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://www.nikkansports.com/amusement/pachinko/news/1509589.html?mode=all|title=パチンコ「キャプテン翼」イベントでお披露目|publisher=ニッカンアミューズメント|date=2015-07-19|accessdate=2015-08-29}}</ref>)。


== 作品リスト ==
== 作品リスト ==
=== 連載作品 ===
=== 連載作品 ===
; [[うる星やつら]]([[小学館]]『[[週刊少年サンデー]]』1978年39号 - 1987年8号)
* [[うる星やつら]] - 『[[週刊少年サンデー]]』(1978年39号 - 1987年8号)
: 初連載作品。女たらしの主人公・[[諸星あたる]]と、押しかけ女房で異星人のヒロイン・[[ラム (うる星やつら)|ラム]]を中心に多彩なキャラクターの登場するSFコメディ。1981年-1983年にTVアニメ化、劇場版アニメも6本製作された。
** 初連載作品。女たらしの主人公・[[諸星あたる]]と、押しかけ女房で異星人・[[ラム (うる星やつら)|ラム]]を中心に多彩なキャラクターの登場するSFコメディ。1981年 - 1986年、2022年 - 2024年<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/2219893/full/|title=『うる星やつら』36ぶりに再びTVアニメ化 フジ“ノイタミナ”枠「だっちゃ」|publisher=ORICON NEWS|date=2022-01-01|accessdate=2022-01-01}}</ref> にTVアニメ化、[[うる星やつら (アニメ)#劇場アニメ|劇場版アニメ]]も6本、[[うる星やつら (アニメ)#OVA|OVAシリーズ]]も製作された。
; [[めぞん一刻]](小学館『[[ビッグコミックスピリッツ]]』1980刊号 - 1987年19号)
* [[めぞん一刻]] - 『[[ビッグコミックスピリッツ]]』(198011月創刊号 - 1987年19号)
: アパート「一刻館」に下宿する浪人生・[[五代裕作|五代]]と、彼が憧れを抱く「管理人さん」[[音無響子|響子]]を中心としたラブコメディ。1986年にTVアニメ化、年実写映画化2007年に[[伊東美咲]]主演でTVドラマ化された。
** オンボロアパート「一刻館」に下宿する浪人生・[[めぞん一刻#五代裕作|五代裕作]]と、若き未亡人「管理人さん」[[めぞん一刻#音無響子|音無響子]]を中心としたラブコメディ。1986年 - 1988年に[[めぞん一刻 (アニメ)#テレビアニメ|TVアニメ]]化、1986秋に[[めぞん一刻#映画|実写映画]]2007年に[[伊東美咲]]主演で[[めぞん一刻#テレビドラマ|TVドラマ]]化された。
; [[らんま1/2]]『週刊少年サンデー』1987年36号 - 1996年12号)
* [[らんま1/2]] - 『週刊少年サンデー』(1987年36号<!--8月5日発売--> - 1996年12号)
: 水を被ると女になってしまう格闘家の年・[[早乙女乱馬|乱馬]]と、親同士が決めた彼の許婚・[[天道あかね|あかね]]を中心とした格闘コメディ。1989年-1992年にTVアニメ化、その後OVAシリーズも製作された。
** 水を被ると女になってしまう格闘家の年・[[早乙女乱馬]]と、親同士が決めた許婚・[[天道あかね]]を中心とした格闘コメディ。1989年 - 1992年に[[らんま1/2#テレビアニメ第1作|TVアニメ]]化、[[らんま1/2#劇場版アニメ|劇場版アニメ]]も3本、[[らんま1/2#OVA|OVAシリーズ]]も製作され、2011年に[[新垣結衣]]主演で[[らんま1/2#テレビドラマ|SPドラマ]]化された。2024年、完全新作アニメの制作が発表された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/2333434/full/|title=『らんま1/2』完全新作アニメ制作決定 PV公開で7月17日に詳細発表「新作アニメ化します」|website=ORICON NEWS|publisher=oricon ME|date=2024-06-26|accessdate=2024-06-26}}</ref>。<!--放送開始時期に合わせて記述を修正-->
; [[1ポンドの福音]](小学館「[[週刊ヤングサンデー]]」1987年 - 2007年不定期連載
* [[1ポンドの福音]] - 『[[週刊ヤングサンデー]]』(19879号<!--7月24日発売--> - 2007年3・4合併号、不定期)
: 減量の苦手なボクサー・畑中と敬虔な修道女・シスターアンジェラとの恋愛を描いたスポーツ・ラブコメディ。ヤングサンデーに不定期連載され20年かけて完結、耕作役は[[古谷徹]]でOVAも製作された。2008年に[[亀梨和也]]主演でTVドラマ化された。
** 減量の苦手なボクサー・畑中耕作と敬虔な修道女・シスターアンジェラとの恋愛を描いたスポーツ・ラブコメディ『週刊ヤングサンデーに不定期連載され20年かけて完結、[[1ポンドの福音#OVA|OVA]]も製作された。2008年に[[亀梨和也]]主演で[[1ポンドの福音#テレビドラマ|TVドラマ]]化された。
; [[犬夜叉]]『週刊少年サンデー』1996年50号 - )
* [[犬夜叉]] - 『週刊少年サンデー』(1996年50号 - 2008年29号
: 戦国時代にタイムスリップしてしまった中学生の少女・[[日暮かごめ|かごめ]]と、彼女が出合った半妖・[[犬夜叉 (架空のキャラクター)|犬夜叉]]を主人公とした伝奇作品。2000年-2004年にTVアニメ化。10年を超える長期連載で高橋の最長
** 戦国時代にタイムスリップしてしまった中学生の少女・[[日暮かごめ]]と、半妖の少年・[[犬夜叉 (架空の人物)|犬夜叉]]を主人公とした伝奇作品。2000年 - 2004年に[[犬夜叉 (アニメ)|TVアニメ]]、2009秋 - 2010年春に[[犬夜叉 (アニメ)#完結編|完結編]]放送。[[犬夜叉 (アニメ)#劇場版|劇場版アニメ]]も4本製された。また、2度[[犬夜叉#演劇|舞台]]化された
* [[境界のRINNE]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://anime.eiga.com/program/104389/|title=境界のRINNE 作品情報|publisher=アニメハック|accessdate=2020-09-01}}</ref> - 『週刊少年サンデー』(2009年21・22合併号 - 2018年3・4合併号)
** 幼い頃の神隠しにより幽霊が見えるようになった高校生の少女・[[境界のRINNE#真宮桜|真宮桜]]と、人間と死神による混血の少年・[[境界のRINNE#六道りんね|六道りんね]]を主人公とした学園&霊界ラブコメディー。2015年春 - 2017年秋に[[境界のRINNE#テレビアニメ|TVアニメ]]化されており、第3シリーズまで放送された<ref name=TVA2>[[境界のRINNE#外部リンク]]を参照。</ref>。
* [[MAO (漫画)|MAO]] - 『週刊少年サンデー』(2019年23号 - 連載中)
** [[陰陽師]]の少年・摩緒と現代の少女・黄葉菜花の[[大正]]怪奇ロマン。


=== シリーズ作品 ===
=== シリーズ作品 ===
; [[人魚シリーズ]](1984年 -週刊少年サンデー増刊含む)不定期掲載
* [[人魚シリーズ]] - 『[[週刊少年サンデー超|週刊少年サンデー増刊号]]』『週刊少年サンデー』(1984年8月増刊号 - 、不定期)
: 『人魚の森』を初めとする連作の総称で、人魚の肉を食べたことにより永遠の生を生きることになった青年・湧太と少女・真魚の運命を描いた伝奇シリーズ。OVA化ののち下記『高橋留美子劇場』とともにTVアニメ化されている(未放送分は15禁)。
** 『人魚の森』を初めとする連作の総称で、人魚の肉を食べたことにより永遠の生を生きることになった青年・湧太と少女・真魚の運命を描いた伝奇シリーズ。[[人魚シリーズ#OVA|OVA]]化ののち下記『高橋留美子劇場』と[[人魚シリーズ#テレビアニメ|TVアニメ]]化されている(未放送分は15禁)。
; [[高橋留美子劇場]](1987年 -[[ビッグコミックオリジナル]]、不定期掲載
* 高橋留美子傑作集/高橋留美子劇場 -[[ビッグコミックオリジナル]]』(1987年7月20日号<!--7月5日発売--> - 、不定期){{Main|高橋留美子劇場}}
: ビッグコミックオリジナルに年1回のペースで掲載されている、サラリーマンや家族などをテーマにした読み切りシリーズ。2008現在ま『Pの悲劇』『専務の犬』『赤い花束』の3冊が刊行されている。2003年にTVアニメ化された。
** ビッグコミックオリジナルに年1回のペースで掲載されている、サラリーマンや家族などをテーマにした読み切りシリーズ。2019時点5冊が刊行されている。2003年に[[高橋留美子劇場#テレビアニメ|TVアニメ]]化、2012年に[[高橋留美子劇場#テレビドラマ|TVドラマ]]化された。
*** 『Pの悲劇』
**** {{Cite book|和書|title=Pの悲劇|year=1994|publisher=小学館|series=高橋留美子傑作集}}
**** {{Cite book|和書|title=Pの悲劇|year=2003|publisher=小学館|series=高橋留美子劇場 1}}
*** 『専務の犬』
**** {{Cite book|和書|title=専務の犬|year=1999|publisher=小学館|series=高橋留美子傑作集}}
**** {{Cite book|和書|title=専務の犬|year=2003|publisher=小学館|series=高橋留美子劇場 2}}
*** 『赤い花束』
**** {{Cite book|和書|title=赤い花束|year=2005|publisher=小学館|series=高橋留美子傑作集}}
**** {{Cite book|和書|title=赤い花束|year=2009|publisher=小学館|series=高橋留美子劇場 3}}
*** 『運命の鳥』
**** {{Cite book|和書|title=運命の鳥|year=2011|publisher=小学館|series=高橋留美子傑作集}}
**** {{Cite book|和書|title=運命の鳥|year=2015|publisher=小学館|series=高橋留美子劇場 4}}
*** 『魔女とディナー』
**** {{Cite book|和書|title=魔女とディナー|year=2019|publisher=小学館|series=高橋留美子傑作集}}


=== 読み切り・期連載 ===
=== 短編集 ===
* 『るーみっく・わーるど』全3巻、小学館、1984-1985年。初期短編集
* [[勝手なやつら]](『週刊少年サンデー』1978年28号)
** 新装版『高橋留美子傑作短編集』全2巻、小学館、1995年3月
* [[腹はらホール]](小学館『別冊BIG GORO』シリーズ6(1978年))
* 『1 or W 高橋留美子短編集』全1巻、小学館、1995年9月
* [[がんばり末世]](『週刊少年サンデー』1978年8月増刊号)
* 『鏡が来た 高橋留美子短編集』全1巻、小学館、2015年7月
* [[黄金の貧乏神]](『週刊少年サンデー』1978年9月増刊号)
* [[ダストスパート!!]](『週刊少年サンデー増刊』1979年5月号 - 9月号)
* [[ザ・超女]](『週刊少年サンデー』1980年10月増刊号)
* [[笑え! ヘルプマン]](『週刊少年サンデー』1981年9月増刊号)
* [[戦国生徒会]](『週刊少年サンデー』1982年2月増刊号)
* [[闇をかけるまなざし]](『週刊少年サンデー』1982年8月増刊号)
* [[笑う標的]](『週刊少年サンデー』1983年2月増刊号)
* [[炎トリッパー]](『週刊少年サンデー』1983年8月増刊号)
* [[忘れて眠れ]](『週刊少年サンデー』1984年1月増刊号)
* [[われら顔面仲間]](『週刊少年サンデー』25周年記念増刊号(1984年))
* ハッピートーク(小学館『ビッグコミックスピリッツ』1984年8月20日増刊号)
* お婆さんといっしょ(『ビッグコミックスピリッツ』1985年8月20日号)
* 犬でわるいか!!(『週刊少年サンデー』1985年47号)
* [[うちが女神じゃ!!]](『週刊少年サンデー』30周年記念増刊号(1989年))
* スリム観音(小学館『プチコミック』1991年9月号)
* 宝塚への招待(『ビッグコミックスピリッツ』1993年34号)
* [[1 or W]](『週刊少年サンデー』1994年36号)
* [[withCAT]](『週刊少年サンデー』1999年46号)


=== 読み切り・短期連載作品 ===
=== その他 ===
※は単行本未収録作品。
* [[テレビアニメ|TVアニメ]]『[[十五少年漂流記]]』1982([[キャラクターデザイン]])
* [[勝手なやつら]] - 『週刊少年サンデー』(1978年28号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
* [[テレビゲーム|TVゲーム]]『[[機動新撰組 萌えよ剣]]』(キャラクターデザイン)
* 腹はらホール - 小学館『別冊BIG GORO』シリーズ6(1978年8月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
* [[劇団☆新感線]]公演『花の紅天狗』([[ポスター]][[デザイン]])
* がんばり末世 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1978年8月号)『ダストスパート!!』および『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
* [[古田新太]]の[[随筆|エッセイ]]『柳に風』[[ぴあ]] ISBN 483560914X ([[表紙]][[イラストレーション|イラスト]]・[[挿絵]])
* 黄金の貧乏神(ゴールド・ヒンガー) - 『週刊少年サンデー増刊号』(1978年9月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
* [[岩井寛]] [[秋山さと子]]『愛の病気』(1983年)([[表紙]]・[[挿絵]])
* けもの24時間 - 『小池一夫劇画村塾』(1978年2号)
* [[金春智子]]の[[小説]]『お嬢さま作家・春菜の事件簿シリーズ』全4冊 光文社文庫 (表紙イラスト)
** 「少年サンデーグラフィックうる星やつら5」に収録。
* [[1990年]]の[[東日本旅客鉄道|JR]][[京葉線]]全線開業時、イメージ[[キャラクター]]「マリン」をデザインしている。
* [[ダストスパート!!]] - 『週刊少年サンデー増刊号』(1979年5月号 - 9月号)『ダストスパート!!』および『るーみっく・わーるど』第3巻収録。
* [[テレビアニメ|TVアニメ]]『[[さよなら絶望先生]]』([[久米田康治]]原作、[[新房昭之]]監督、さよなら絶望先生製作委員会、2007年)第7話エンドカード
* ?の疾病 - 『小池一夫劇画村塾』(1980年3号)
* [[小高宏子]]『ぼくと桜のアブナイ関係』全3冊 パレット文庫(表紙イラスト・挿絵)
** 「少年サンデーグラフィックうる星やつら4」に収録。
* [[安部譲二]]『記憶に残る拳豪たち』(挿絵)
* 増殖女房-フェアリーテール-※ - [[東京三世社]]『少年少女SFマンガ競作大全集』(PART 7)
* [[宮沢賢治]]『オツベルと像』(表紙イラスト・挿絵)
* ふうふ - 『ビッグコミックオリジナル増刊』(1980年10月15日号)『るーみっく・わーるど』第3巻収録。
* [[平井和正]]『高橋留美子の優しい世界』(表紙イラスト)
* [[ザ・超女]](ザ・スーパーギャル) - 『週刊少年サンデー増刊号』(1980年10月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。[[ザ・超女#OVA|OVA]]化。
* 平井和正『語りつくせ熱愛時代』(表紙イラスト)
* 暴食のフォルム※ - 『少年少女SFマンガ競作大全集』(PART 8)
* 平井和正『女神變生』(表紙イラスト・挿絵)
* スパークリングカレンダァー※ - 初出商業誌不明(1980年11月)
* [[仙波龍英]]『わたしは可愛い三月兎』(表紙イラスト)
** 「けも・こびる」名義。
* 商魂 - 『[[平凡パンチ]]』臨時増刊"That's Comic"(1980年12月5日号)『るーみっく・わーるど』第3巻収録。
* 笑え! ヘルプマン - 『週刊少年サンデー増刊号』(1981年9月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
* 怪猫・明 - 『小池一夫劇画村塾』(1981年4号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
* エルフィーリ/妖精人※ - 『少年少女SFマンガ競作大全集』(PART 13)
* 戦国生徒会 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1982年2月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
* けも・こびるの日記※ - 『少年サンデーグラフィックうる星やつら』(1982年1号 - 1984年11号)
** タイトルの「けも・こびる」は高橋の旧筆名。全11話。
* 闇をかけるまなざし - 『週刊少年サンデー増刊号』(1982年8月号)『るーみっく・わーるど』第1巻収録。
* [[笑う標的]] - 『週刊少年サンデー増刊号』(1983年2月号)『るーみっく・わーるど』第1巻収録。[[笑う標的#OVA|OVA]]化。
* [[炎トリッパー]] - 『週刊少年サンデー増刊号』(1983年8月号)『るーみっく・わーるど』第1巻収録。[[炎トリッパー#OVA|OVA]]化。
* 忘れて眠れ - 『週刊少年サンデー増刊号』(1984年1月号)『るーみっく・わーるど』第1巻収録。
* われら顔面仲間(フェイシャルパック) - 『週刊少年サンデー』25周年記念増刊号(1984年)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
* ハッピートーク - 『ビッグコミックスピリッツ』(1984年8月20日増刊号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
* お婆さんといっしょ - 『ビッグコミックスピリッツ』(1985年8月20日増刊号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
* 犬で悪いか!! - 『週刊少年サンデー』(1985年47号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
* YS創刊祝4コマ劇場※ - 『週刊ヤングサンデー』(1987年創刊号)
* うちが女神じゃ!! - 『週刊少年サンデー』30周年記念増刊号(1989年)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
* わたしのスキャンダル※ - [[角川書店]]『月刊ASUKA』(1991年1月号)
* グランド・ファザー - 『ビッグコミックスピリッツ』(1991年1・2合併号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
* 勝手に伝染るんです。※ - 『ビッグコミックスピリッツ』(1991年1月10日増刊号)
* スリム観音 - 小学館『プチコミック』(1991年9月号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
* MOON大ペット王※ - 『[[小学館の学年別学習雑誌|小学三年生]]』(1992年10月号 - 11月号・1993年12月号 - 1994年1月号)
** 巨大ウサギが主人公だが作品の中でも数少ない掲載紙どおり小学校を舞台にした物語。
* 宝塚への招待 - 『ビッグコミックスピリッツ』(1993年34号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
* 1 or W - 『週刊少年サンデー』(1994年36号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
* 不良-ワル-※ - 『ビッグコミックスピリッツ』(1997年6月増刊号)
* withCAT - 『週刊少年サンデー』(1999年46号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
* 今年は優勝だっ!※ - 『ビッグコミックスピリッツ』(2003年25号)
* 可愛い花 - 『ビッグコミック』(2003年21号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
* MY SWEET SUNDAY - 『週刊少年サンデー』(2009年16号、あだち充との合作)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
* 星は千の顔 - 『ビッグコミックスピリッツ』(2010年44号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
* 仕事場と本と私※ - 小学館『るーみっくわーるど35 ALL STAR』(2013年)
* リベンジドール-復讐人形- - 『ビッグコミック』(2013年20号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
* 本が捨てられない※ - [[KADOKAWA]]・[[メディアファクトリー]]『ダ・ヴィンチ 特集 オトナの高橋留美子』(2013年12月号)
* いつかやられる※ - 『ビッグコミックオリジナル』(2014年8月10日増刊号)
* 鏡が来た - 『ビッグコミックスペリオール』(2014年15号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
* 屏風の中 - [[新潮社]]『小説新潮』(2014年9月号)『しゃばけ漫画 仁吉の巻』収録。
* 悩めるお年ごろ※ - 『増刊週刊少年サンデーS(スーパー)』(2015年4月号)
** 付録の「るーみっく新聞」に掲載された「境界のRINNE」の4コマ漫画。
* トラ※ - 『ビッグコミックオリジナル』(2015年6月30日増刊号)
* 今夜 彼女がやってくる※ - 『ビッグコミックスピリッツ』(2016年28号)
* [[アオイホノオ]]被害者の会~[[島本和彦]]への暴言~※ - 『ゲッサン』(2017年2月号)
** 高橋担当分は2ページ。
* 千年の無心※ - 『週刊少年サンデー』(2017年17号 - 18号)
* なにもない部屋※ - 『ビッグコミック』(2018年5号)


== アシスタント ==
=== 同人作品 ===
* 虚塵の星(1975年 ざ・だいありぃあ)『巨人の星』のパロディ作品。原作 火事原逸機・画 のさかけも 名義。
* [[ちばこなみ]]
* 風塵 第2回(1976年 フキダシvol.6)連作漫画の第2回目担当分。けも・みとめ名義。
* [[上条明峰]]
* そして半分いなくなった(1976年 びびっとvol.1)けも・みとめ名義。
* バイバイロード(1977年 びびっとvol.2)「少年サンデーグラフィックうる星やつら3」に収録。けも・こびる名義。
* SFケモノゾーン背中の戦争(1978年 サブマリンNo.4)けも・こびる名義。
* エースをめざせ!第3回(1978年 フキダシvol.14)連作漫画の第3回目担当分。けも・こびる名義。
* 不良青年団(1978年 びびっとvol.3)「少年サンデーグラフィックうる星やつら2」に収録。けも・こびる名義。
* 涅槃の方程式(1979年 びびっとvol.4)目白花子との合作。けも・こびる名義。同人作品としては最後の作品。

=== デザイン ===
* TVアニメ『[[十五少年漂流記]]』(1982年) - キャラクター原案
* 劇場アニメ『[[クラッシャージョウ]]』(1983年) - スペシャルデザイン(※ゲストキャラデザイン)
* 1990年の[[東日本旅客鉄道|JR]][[京葉線]]全線開業時、イメージキャラクター「マリン」をデザイン(※「マリン」の名前は公募にて決定)。
* OVA『[[ウルフガイ]]』(1992年) - キャラクター原案(※あくまでもファンとしてのデザイン提供であるという高橋の意向によりクレジットはされていない)。
* TVゲーム『[[機動新撰組 萌えよ剣]]』(2002年) - キャラクターデザイン
* [[劇団☆新感線]]秋公演 劇団☆新感線ゴージャス『花の紅天狗』(1996年) - ポスターデザイン
* 劇団☆新感線 新感線G.T.B.W『花の紅天狗』(2003年) - ポスターデザイン
* [[キャラメルコーン]]・ミックスベリー味(期間限定商品)(2012年) - パッケージデザイン
* [[エースコック]] ふるさとの味わい・あっさり醤油ラーメン/濃厚味噌ラーメン(期間限定商品)(2015年) - パッケージデザイン(ラムと乱馬)
* TVアニメ『[[半妖の夜叉姫]]』(2020年) - 原作、メインキャラクターデザイン

=== その他 ===
<!--できれば書式の統一と年代順の並べ替えをしたいところですが、現時点では保留しておきます-->
* [[岩井寛]]・[[秋山さと子]]『愛の病気』工作舎、1983年 - 表紙・挿絵
* [[古田新太]]のエッセイ『柳に風』[[ぴあ]]、2004年 - 表紙・イラスト・挿絵
* [[金春智子]]の小説『[[お嬢さま作家・春菜の事件簿]]』(全4冊、光文社文庫、1989年 - 1992年) - 表紙イラスト
* TVアニメ『[[さよなら絶望先生 (アニメ)|さよなら絶望先生]]』([[久米田康治]]原作、[[新房昭之]]監督、さよなら絶望先生製作委員会、2007年) - 第7話エンドカード
* 小高宏子『ぼくと桜のアブナイ関係』(全3冊、小学館パレット文庫、1993年 - 1994年) - 表紙イラスト・挿絵
* [[安部譲二]]『記憶に残る拳豪たち』小学館、2001年 - 挿絵
* [[宮沢賢治]]『オツベルと象 宮沢賢治童話絵本』小学館、1993年 - 表紙イラスト・挿絵
* [[平井和正]]『高橋留美子の優しい世界』徳間書店、1985年/新書版、1988年 - 表紙イラスト
* 平井和正『語り尽せ熱愛時代』徳間書店、1984年(対談本) - 表紙イラスト
* 平井和正作/エドワード・リプセット訳『[[ウルフガイ|Wolfcrest(狼の紋章)]]』講談社英語文庫(上下)、1985年 - 表紙イラスト
* 平井和正『女神變生』徳間書店、1988年 - 表紙イラスト・挿絵
* [[仙波龍英]]『わたしは可愛い三月兎』紫陽社、1985年 - 表紙イラスト
* ライオンカップ第7回[[全日本バレーボール小学生大会]](1987年) - イラスト
* [[朝日新聞]]北海道支社『まい・うえい』(1988年) - イラスト
* スーパーアニメ大賞89(1989年) - イラスト
* 追悼[[赤塚不二夫]]展内企画「シェーッ!オンパレード」(2009年8月26日 - 9月7日) - パンダ・イラストを寄稿
* [[北条司]]デビュー30周年企画の「トリビュート・イラスト」、『[[週刊コミックバンチ]]』2010年24号 - [[キャッツ・アイ]]の来生三姉妹<!--三姉妹の衣装を取り違えて描いている-->
* [[三国志大戦]] - Ver3.5でSR祝融(2009年)、Ver3.59でEX大喬(2010年)のイラストを担当。
* [[菊池直恵]]・[[横見浩彦]]『[[鉄子の旅]]』 第43旅「天竜浜名湖鉄道超グルメ旅!?」(2006年) - 高橋の担当編集者が作中にゲスト出演した縁で、横見が駅のホームで『めぞん一刻』の音無響子とデートをする妄想を1ページ分描き下ろしで提供。
* [[小池一夫]]『[[夢源氏剣祭文|夢源氏剣祭文【全】]]』μNOVEL、2016年 - 表紙イラスト・挿絵
* [[信田朋嗣]]『熊耳夫人』「主婦の友ヒットシリーズ シアター小説」はちどり、2018年 - 表紙イラスト・挿絵<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/293444|title=高橋留美子が歴史ロマン小説「熊耳夫人」のイラスト担当、ポストカード全サも|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|publisher=株式会社ナターシャ|date=2018-07-31|accessdate=2018-10-08}}</ref>
* 『[[諸星大二郎]] デビュー50周年記念 トリビュート』河出書房新社、2021年 - エッセイ漫画寄稿<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/444103|title=浦沢直樹、萩尾望都、星野之宣、山岸凉子らが描き下ろし「諸星大二郎トリビュート」|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2021-09-07|accessdate=2021-09-07}}</ref>


== 関連人物 ==
== 関連人物 ==
; [[池上遼一]]
; [[池上遼一]]
: 高橋は学生時代から池上の熱心ファンであった。中学生の時池上『[[スパイダーマン]]』([[小野耕世]]、平井和正原作)に魅せられ、掲載誌を入手するため廃品回収業者訪れというエピソードもある。1986年復刊された『スパイダーマン』(朝日ソノラマ)第1巻は池上作品への思いを語った文章を寄稿してる<ref name=QJW/>。高校の頃は池上風の絵でドタバタギャグを描いていたという<ref>根岸康雄『まんが家インタビュー オレのまんが道』小学館、1989年、9頁-20頁</ref>。
: 学生のときに耳鼻科の待合室で読んだ『月刊漫画ガロ』1967年8月号に掲載された池上の漫画「夏」に衝撃を受けるが、作者の池上の名前を確認しておらず、強烈イメージだけが残ていた。中学生の時、捨てられてあった『[[月刊少年マガジン|月刊別冊少年マガジン]]』に載っていた池上遼一版『[[スパイダーマン (池上遼一の漫画)|スパイダーマン]]』に魅せられ、そこから池上の熱狂的なファンになる。当時は単行本が出ておらず、どうにか掲載誌を入手しようと古本屋探し回っが見つからず、更はゴミ屋も探し回ったが結局見つからなかったと。高校の頃は池上風の絵でドタバタギャグを描いていたという<ref>根岸康雄『まんが家インタビュー オレのまんが道』小学館、1989年、9頁-20頁</ref>。池上版『スパイダーマン』が単行本化されたのは大学入学前後になる。この探索エピソードを平井和正との対談『語り尽せ熱愛時代』で語った後、1986年に『スパイダーマン』は復刻され、高橋は第1巻に池上作品への思いを綴った文章を寄稿している<ref name=QJW/>。
; [[平井和正]]
; [[平井和正]]
: 高橋が学生時代より[[筒井康隆]]ともに愛読していた伝奇・SF作家。上述のように中学時代は平井原作、池上遼一作画による『スパイダーマン』に傾倒していた。後年平井との対談を果たした際には「30を過ぎたら平井先生の作品に影響を受けた漫画をきます」と述べている<ref>高橋留美子 平井和正『語り尽くせ熱愛時代』徳間書店、1984年</ref>。一方の平井も高橋の作品に魅せられ、高橋の作家論である『高橋留美子の優しい世界』(徳間書店、1985年)を執筆している。
: 高橋が学生時代より筒井康隆とに愛読していた伝奇・SF作家。上述のように中学時代は平井原作、池上遼一作画による『スパイダーマン』に傾倒していた。後年平井との対談を果たした際には「30を過ぎたら平井先生の作品に影響を受けた漫画をきます」と述べている<ref>高橋留美子 平井和正『語り尽くせ熱愛時代』徳間書店、1984年</ref>。一方の平井も高橋の作品に魅せられ、高橋の作家論である『高橋留美子の優しい世界』(徳間書店、1985年)を執筆している。
; [[あだち充]]
; [[あだち充]]
: 1980年代より高橋とともに『週刊少年サンデー』の看板作家を務め人でありライバル。あだちは自身が少年誌にこだわる理由として「高橋先生の存在が大きい」と述べている<ref>磯部涼「あだち充 ロングインタビュー」『QuickJapanVol.62、96頁-107頁</ref>。一方高橋もあだちについて「戦友というとおこがましいんですが、同じ時代をともに頑張ってきたという思いがあります」と述べている<ref>さくらい伸「ロングインビュー 高橋留美子前掲大学漫画』Vol.56頁-22頁</ref>。
: 1980年代高橋とに『週刊少年サンデー』の看板作家を務めていた戦友。あだちは自身が少年誌にこだわる理由として「高橋先生の存在が大きい」と述べている<ref>磯部涼「あだち充 ロングインタビュー」『QuickJapan Vol.62、96頁-107頁</ref>。一方高橋もあだちについて「戦友というとおこがましいんですが、同じ時代をともに頑張ってきたという思いがあります」と述べている<ref name=DMI/>。『[[ッチ (漫画)|タッチ]]』作中では高橋のサイン色紙が登場するが、あだちはこれを描くために実際に高橋からサインをもらっている<ref>中村孝司ほか「あだち充大事典」『QuickJapan Vol.62』117頁</ref>。
; [[斉藤由貴]]
:『永遠のアトム 手塚治虫物語 天才は何故アトムを憎んだのか? 嫁姑戦争から介護まで知られざる家族の愛…21世紀へ生命の遺言』([[テレビ東京]]+カズモ製作ドラマ。 [[奥田瑛二]]主演、1999年4月15日放送。[[冨田勲]]音楽、[[井沢満]]脚本、[[大山勝美]]演出)に於いて高橋を演じた<ref>[http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-33477 永遠のアトム 手塚治虫物語] - テレビドラマデータベース</ref>。また『めぞん一刻』の初代オープニングテーマ『[[悲しみよこんにちは (斉藤由貴の曲)|悲しみよこんにちは]]』を歌唱した。
; [[椎名高志]]
; [[椎名高志]]
: 妻は高橋の元アシスタント。妻がもらったシャンプーのサインを家宝としている。『[[GS美神 極楽大作戦!!]]』ではデビュー直後の高橋を作中に登場させている(「GS美神 '78!!」その6)。『うる星やつら』新装版にラムのイラストを寄稿した際には「人生を変えてくださってありがとうございます」とコメントした。
: 椎名の妻は高橋の元[[アシスタント (漫画)|アシスタント]]であったその妻がもらった[[シャンプー (らんま1/2)|シャンプー]]のサインを家宝としている。『[[GS美神 極楽大作戦!!]]』ではデビュー直後の高橋を作中に登場させている(「GS美神'78!!」その6)。『うる星やつら』新装版にラムのイラストを寄稿した際には「人生を変えてくださってありがとうございます」とコメントした。2021年には『半妖の夜叉姫』のコミカライズ版を執筆する事になった。
; [[藤田和日郎]]
: 高橋に影響を受け、漫画家を志した漫画家。王道的な熱血漫画を得意としており、高橋自身も藤田の実力を認めている。
; [[島津冴子]]
: 『うる星やつら』でヒロインの一人である[[三宅しのぶ]]を演じてからというもの、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』など高橋の作品がアニメ化された際、ほぼ全ての作品にレギュラー、脇役問わず出演している高橋作品と縁の深い声優。
; [[山口勝平]]
: 『らんま1/2』の主人公・早乙女乱馬役。高橋は同作での山口の演技力を高く評価しており、『犬夜叉』がテレビアニメ化された際には高橋の推薦もあり、犬夜叉役が山口に決まった。『境界のRINNE』では、主人公・六道りんねの父である六道鯖人役で出演。『うる星やつら』のOVA作品「[[うる星やつら ザ・障害物水泳大会]]」にも白井コースケ役で出演するなど、前述の島津と並んで高橋作品と縁の深い声優である。娘には『らんま1/2』のヒロイン・あかねと同じ名前を付けている([[山口茜 (1996年生の女優・声優)|山口茜]])。


== 主要参考文献 ==
== 高橋留美子展 ==
週刊少年サンデー創刊50周年記念として、「'''高橋留美子展 It's a Rumic World'''」が[[2008年]]7月から[[2010年]]3月まで全国各地で開催された。
* QuickJapan Vol.71(永久保存版 高橋留美子)太田出版、2007年


会場では主に『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』を中心としたカラーイラスト原画や、あだち充、[[青山剛昌]]など有名作家34人が『うる星やつら』のラムを描いた「My Lum」等が展示された。また、これに伴い『うる星やつら』・『らんま1/2』・『犬夜叉』3作品のオリジナル短編アニメーションが新規製作され、会場内で上映された。この3作品のアニメはDVD『It's a Rumic World スペシャルアニメBOX』(2010年1月29日発売、完全予約限定商品)に収録されている。さらに、同年10月20日にこれら3作品が単巻[[Blu-ray Disc|Blu-ray]]、DVDで発売された。
== 出典 ==
; 開催会場・開催期間
<references/>
* [[東京都区部|東京]]:[[松屋 (百貨店)|松屋]]銀座8階大催事場(2008年7月30日 - 8月11日)
* [[仙台市|仙台]]:[[仙台三越]]・[[141ビル|定禅寺通り館]]4階(2008年12月23日 - 2009年1月5日)
* [[新潟市|新潟]]:[[新潟市美術館]]企画展示室(2009年3月7日 - 4月12日)
* [[京都市|京都]]:[[ジェイアール西日本伊勢丹|ジェイアール京都伊勢丹]]7F美術館「えき」KYOTO (2009年4月25日 - 5月17日)
* [[名古屋市|名古屋]]:名古屋[[松坂屋|マツザカヤ]]本店本館7階大催事場(2009年7月22日 - 8月3日)
* [[北九州市|北九州]]:[[リバーウォーク北九州]]5F[[北九州市立美術館]]分館(2009年8月22日 - 9月20日)
* [[高松市|高松]]:[[高松市美術館]](2009年9月25日 - 11月1日)
* [[函館市|函館]]:北海道立函館美術館(2009年12月5日 - 2010年1月17日)
* [[旭川市|旭川]]:[[北海道立旭川美術館]](2010年1月23日 - 3月14日)
* [[神戸市|神戸]]:[[大丸]]ミュージアムKOBE(大丸神戸店9階)(2010年3月17日 - 3月31日)

== アシスタント ==
* [[山本貴嗣]]
* 中野まき子<ref name="comic38p180">{{Cite book|和書|author=高橋留美子|authorlink=高橋留美子|publisher=小学館|id=ISBN 978-4091234681|page=180|date=1996-06|edition=第1刷|title=らんま1/2 38|chapter=作画協力}}</ref>
* さいとう邦子<ref name="comic38p180" />
* 清水彩
* [[ちばこなみ]]
* [[上条明峰]]
* [[藤沢もやし]]<ref name="pro">{{Cite web|和書|publisher=エキサイトニュース|url=https://www.excite.co.jp/news/article/KodanshaComic_20160501_c01/|title=【高橋留美子絶賛新人!】女子校カーストは彼氏で逆転するか?|accessdate=2024-08-16}}</ref>

アシスタントは山本貴嗣を除いて全て女性である(ただし上条はデビュー後性別を公表していない)。

== 参考文献 ==
* 『QuickJapan Vol.71 永久保存版 高橋留美子』 [[太田出版]]、[[2007年]]
* 『るーみっくわーるど35 〜SHOW TIME & ALL STAR〜』 [[小学館]]、[[2013年]]

== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[コジコジ]] - 登場キャラクター「[[コジコジ#登場人物|ゲラン]]」が高橋の大ファンであるという設定になっている。
* [[発表!全るーみっくアニメ大投票 高橋留美子だっちゃ]]
* [[今野杏南]] - アオイホノオのドラマ版で高橋を演じる。


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{ウィキポータルリンク|漫画|[[画像:Logo serie manga.png|50px|Portal:漫画]]}}
* [http://www2j.biglobe.ne.jp/~k_asuka/shiryo_m.html 高橋留美子*ぷち資料館]
* [https://websunday.net/author/659/ まんが家バックステージ 高橋留美子]
* [http://www.rumiko-no-sekai.com Rumiko No Sekai] (仏語)
* {{Kotobank|2=デジタル版 日本人名大辞典+Plus}}
* [https://natalie.mu/comic/pp/rumic35/page/2#contents2 高橋留美子 画業35周年インタビュー] - [[ナタリー (ニュースサイト)|ナタリー]]、2013年5月20日
* [https://natalie.mu/comic/artist/1954 高橋留美子の最新ニュース]
* [https://natalie.mu/comic/pp/heros03 高橋留美子先生×白井勝也(月刊ヒーローズ社長) - 月刊ヒーローズ創刊5周年ゲスト対談]
* {{Archive.today|url=http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180808411250.html |title=「高橋留美子さん、米漫画殿堂入り アイズナー賞 日本の女性作家で初」(新潟日報2018年8月8日記事)}}
* [https://www.youtube.com/watch?v=Nk35KMHPfws 漫画家 高橋留美子 インタビュー~アングレーム国際漫画祭最優秀賞記念~]
* {{Twitter|rumicworld1010|高橋留美子情報}}
{{高橋留美子}}{{Normdaten}}


{{DEFAULTSORT:たかはし るみこ}}
{{DEFAULTSORT:たかはし るみこ}}
[[Category:高橋留美子|*]]
[[Category:日本の漫画家]]
[[Category:日本の漫画家]]
[[Category:新潟県出身の人物]]
[[Category:紫綬褒章受章者]]
[[Category:芸術文化勲章受章者]]
[[Category:アングレーム国際漫画祭グランプリ受賞者]]
[[Category:アイズナー賞殿堂入りの人物]]
[[Category:日本女子大学出身の人物]]
[[Category:新潟県立新潟中央高等学校出身の人物]]
[[Category:新潟市出身の人物]]
[[Category:1957年生]]
[[Category:1957年生]]
[[Category:高橋留美子|*]]
[[Category:存命人物]]

[[ca:Rumiko Takahashi]]
[[da:Rumiko Takahashi]]
[[de:Rumiko Takahashi]]
[[en:Rumiko Takahashi]]
[[eo:Takahashi Rumiko]]
[[es:Rumiko Takahashi]]
[[fa:رومیکو تاکاهاشی]]
[[fi:Rumiko Takahashi]]
[[fr:Rumiko Takahashi]]
[[he:רומיקו טקהאשי]]
[[id:Rumiko Takahashi]]
[[is:Rumiko Takahashi]]
[[it:Rumiko Takahashi]]
[[ko:다카하시 루미코]]
[[no:Rumiko Takahashi]]
[[pl:Rumiko Takahashi]]
[[pt:Rumiko Takahashi]]
[[ro:Rumiko Takahashi]]
[[ru:Такахаси, Румико]]
[[simple:Rumiko Takahashi]]
[[sq:Rumiko Takahashi]]
[[sv:Rumiko Takahashi]]
[[th:รูมิโกะ ทากาฮาชิ]]
[[vi:Takahashi Rumiko]]
[[wa:Rumiko Takahashi]]
[[zh:高桥留美子]]

2024年11月26日 (火) 06:06時点における最新版

たかはし るみこ
高橋 留美子
生誕 (1957-10-10) 1957年10月10日(67歳)
日本の旗 日本新潟県新潟市
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
称号 紫綬褒章
芸術文化勲章
活動期間 1978年 -
ジャンル 少年漫画
青年漫画
ラブコメディ
格闘バトル
ギャグ
SFコメディ
ホラー
シリアス
サスペンス
ファンタジー
代表作
受賞
テンプレートを表示

高橋 留美子(たかはし るみこ、1957年昭和32年〉10月10日[2] - )は、日本漫画家女性有限会社るーみっくプロダクション代表取締役新潟県新潟市出身[2]。血液型A型[2]

概要

[編集]

1978年勝手なやつら』でデビュー。代表作に『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉』『境界のRINNE』など。特にラブコメディを得意としており、そのキャラクター造形は「萌え」の原型の一つとも言われている[3]

少年漫画の分野における女性漫画家の草分け的存在で、代表作はいずれもTVアニメ化されヒットを記録、長期シリーズ化され、単行本の世界累計発行部数は1995年に1億部、2017年には2億部を突破した[4]。その独特の世界観はしばしば「るーみっくわーるど」と称され、作品集のタイトルにも用いられている。

来歴

[編集]

生い立ち

[編集]

新潟市中央区古町産婦人科医院を開業していた高橋家の末っ子(2男1女の長女)として生まれる。

父・高橋光雄1920年6月19日生まれ、1945年新潟医科大学卒業)は新潟県の医学者で俳人の中田瑞穂(俳号「中田みづほ」)、高野素十に俳句を学んだ「高橋卯木」の俳号を持つ俳人であり、河童を題材にした水墨画を好んで描く画家でもあった[5][6]

医院の創設者である曽祖父・高橋辰五郎明治時代に大阪の産婦人科医、緒方正清(緒方洪庵の義理の孫)の下で研修し、帰郷後は新潟県の近代産婆(助産師)教育に貢献している[7]。また辰五郎は日本で初めて「助産婦」の名称を緒方とともに提唱した[注釈 1][8][9]

幼少期から兄の持ち物であった少年漫画を愛読し、中学の頃から漫画を描くようになり、『週刊少年サンデー』・『月刊漫画ガロ』などに作品の投稿を始める。

高校在学中、同級生であった近藤ようこと共に漫画研究会を設立、同級生にはアニメーター後藤真砂子もいた。またこの頃から筒井康隆を愛読するようになり、影響を受けてスラップスティックなSF作品を描いていた。2年生の時に40枚ほどの作品を『週刊少年マガジン』に投稿するも落選、一時は漫画家になるのを諦めたという。

大学時代

[編集]

高校卒業後は「ダメな子供だから、親元にいたらダメになる一方だ」という父の考え[10] で独立し上京。大学(日本女子大学)では同人作家としても活動し、目白花子と漫画研究会「(没)」を設立[11]。会誌『びびっと』上などで作品を発表していた。その一方で大学1年生の終わり頃から劇画村塾に入学し小池一夫に師事、小池に「お前はプロになれる」と声をかけられすぐに特別研修生となる[12]

在学中の1978年、投稿作「勝手なやつら」で第2回小学館新人コミック大賞少年部門佳作を受賞(同期の漫画家に早見純がいる)。少年誌でSF的な作品を描こうとして編集者に何度も制止された経験を持つ吾妻ひでおは、当時この作品を読み「マンガが帰ってきた」と感動し、『週刊少年サンデー』の掲載号を3冊も買ったという[13]

プロデビュー後

[編集]

1978年サンデー39号よりSFコメディ『うる星やつら』の連載を開始。約1年半の不定期連載の後、大学卒業を機に同人作家から本格的に漫画家に転身することとなり、1980年春から同作品の週刊連載を開始。

さらに1980年秋から並行して、青年誌ビッグコミックスピリッツ』にて『めぞん一刻』を、連載開始(当初は月刊、のち月2回、1986年4月より週刊)。デビュー直後は画力が低かったものの、この頃から画力が安定し現在の絵柄を確立した。1987年まで2つの人気作品の連載をこなし、少年誌&青年誌という作風の広さから知名度を高めた。

1987年冬に『うる星やつら』、春に『めぞん一刻』の両作品が相次いで終了し、同年夏から格闘技を題材にしたコメディ『らんま1/2』の連載を開始、この作品は「子供が読んでも楽しい漫画を」[14] と、より低年齢層を意識して描かれ、ギャグ要素が初期の『うる星やつら』並みに強い作品となった。同年春に『1ポンドの福音』の連載を開始し、不定期連載となる。

1996年冬に『らんま1/2』を終了し、同年秋から『犬夜叉』の連載を開始。かねてから興味のあった伝奇ものの本格連載で、この作品ではギャグ要素を減らしたシリアスな路線を取った。

近年の活躍

[編集]

2008年夏に『犬夜叉』を連載終了。翌2009年春から連載を開始した『境界のRINNE』では、バトル要素を残しつつ、原点であるギャグ要素やコメディ色を強めに戻しよりハートフルな作風が描かれている[15]2017年冬に同作品の連載を終了し[16]2019年春からは再びシリアスな怪奇ロマン長編『MAO』の連載を開始している[17]

年譜

[編集]

受賞歴

[編集]

業績と他国における影響

[編集]

高橋の作品の多くは英語や他のヨーロッパ言語に翻訳されている。高橋は、なぜ自分の作品が英語話者に人気があるのかはわからないと語った。

高橋とその作品に影響を受けたと述べているアーティストには、『スコット・ピルグリム』を著したカナダブライアン・リー・オマリー[29]アメリカ合衆国コリーン・クーヴァー英語版[30]、中国系オーストラリア人のクイニー・チャン英語版[31]、タイのウィスット・ポンニミットがいる[32]スコットランドのロックバンド、ウルセイ・ヤツラは、高橋のヒット作『うる星やつら』に因んで名付けられた[33]。コンピュータゲームのシャンティシリーズのクリエイターであるマット・ボゾンは、彼の作品に大きな影響を与えたものとして『らんま1/2』を挙げた[34]。2015年、「犬夜叉」に一部インスピレーションを得たインド映画「プリ」。ヴィジャイ(俳優)が半虎鬼、高橋留美子「犬夜叉」に似た強力な虎鬼を父に演じる。[35]

2016年、コミックスアライアンスは、高橋を生涯の功労を認めるに値する12人の女性漫画家の内の1人として挙げた[36]

人物

[編集]

自身を「未だに中二病」というほどオタク症で、中学・高校とずっと漫画を描き続けてきた。友達や同級生にもプロの漫画家がたくさんいる。そうした環境で、少女漫画よりは少年漫画をずっと読んできた[37]。サンデーの当時の編集長は高橋のことを「すごいのが来た、天才だ」と評し、デビュー。大学の漫画研究会出身で、初の連載でヒットという極めて稀な例であった[38]

影響を受けた漫画家として「赤塚先生や藤子先生に影響を受けてマンガを始めた」と述べ、憧れとしてちばてつや永井豪池上遼一を挙げた。本人曰く「実は池上遼一先生に会うためにマンガ家になったといっても過言ではないんです(笑)」と語っている[39]

2018年現在は小学館新人コミック大賞の審査員も務めている[40]

作詞家の岩里祐穂は高校時代の同級生。

X(旧Twitter)
インターネットなどに疎いと自負しており、長らくSNSも活用していなかったが、2021年6月に担当編集者の手を借りてX(旧Twitter)に公式アカウントを開設した。
自身のX(旧Twitter)で向けられた質問への回答をしている。その中の一つに「漫画家に向いている人の特徴」の質問を受けた際に「1つは身体が強い人です。まあまあで大丈夫ですよ。2つ目はひとつのアイディアに固執しない人です」と語った[41]
速筆
仕事の鬼」と呼ばれる程にプロ意識が高い。自他共に筆の速いことを認めており、目白花子は高橋が『うる星やつら』の原稿を27時間で完成させたことがあると述べている。『らんま1/2』の頃は毎回16ページを2日で完成させ、『犬夜叉』連載時にも下描きとペン入れを合わせて2日、1ページにつき1時間で完成させている[13]
好きな漫画家
池上遼一(後述)、ちばてつや、諸星大二郎花輪和一吉田戦車中川いさみ伊藤潤二手塚治虫藤子不二雄や、同郷の水島新司などを挙げている。好きな作品は『あしたのジョー』(ちばてつや)『ケロロ軍曹』(吉崎観音)など[10]。上記の作家の多くは『うる星やつら』新装版でラムのイラストを寄稿している。特に一番影響を受けた漫画家は永井豪で、『ハレンチ学園』は自身の作品の血肉となったという。下ネタについて描くのは苦手だが、見る分には面白いと理解は示している。また、スルメが好物で、漫画を描く時にスルメを食べている事が多い[42]
阪神ファン
中学の頃からの熱心な阪神ファン。1973年に読売ジャイアンツとのリーグ優勝をかけた最終戦で優勝を逃した時には大きなショックを受け、一時期はファンであることをやめていたが、その後再びファンとなった[10]2003年セ・リーグ制覇した時には、『デイリースポーツ』にタイガースを応援するラムのイラストを寄稿したほか、2023年にも主に阪神ファンの漫画家有志により制作された『阪神タイガース優勝記念本』にもラムを描いた表紙イラスト、ショートエッセイ漫画を寄稿した[43]。高校時代には「虚塵の星」(『巨人の星』のもじり)というパロディ漫画を同人誌で描いている。
お笑い
ダウンタウンの『ガキの使いやあらへんで!!』を欠かさず観るなどお笑い好きで、バラエティ番組を仕事中に流していることも多い。好きなお笑いグループとしてオール阪神・巨人、ダウンタウン、ナインティナインタカアンドトシ次長課長などを挙げている[10]

作風

[編集]

ラブコメとシリアス

[編集]
  • 基本的にラブコメディを主軸とした作品が多い。また、登場人物のほとんどは変態の域に近いほど、自分の欲望に忠実である。
  • 短編作品にはシリアスなホラー作品も見られ、それらの多くは主要人物に超能者妖怪といった異能者が登場し、作品の核となっている。

主人公とヒロイン

[編集]
  • 高橋の描くヒロインに多く見られる特徴は、主に以下の三つである。なお、高橋自身の性格に一番近いキャラクターは『めぞん一刻』のヒロイン・音無響子とのこと。
    • 清楚な風貌だが、主人公が自分以外の女性にアプローチをかけられたりすると、平手打ちなどの暴力をふるったりする嫉妬深い一面を持っているタイプが多い。ただし、『境界のRINNE』のヒロイン・真宮桜のような例外もいる。また、他の男性キャラにも好意を抱かれて言い寄られても、主人公以外の男になびくことはない。
    • 料理に関して奇抜な感性を持っている・苦手なタイプと、まともな料理を作れるタイプに大きく分かれる。前者はラム・天道あかね、後者はラン・音無響子・早乙女らんま・日暮かごめ・真宮桜が挙げられる。
    • プロポーションが良い。高橋によると女性のプロポーションのモデルは「自分自身」とのこと。
  • 主人公とヒロインの関係は、時折心がすれ違いつつも付かず離れずの距離感を保っていることが多い。
  • 主人公または恋敵となるキャラクターは、大抵相手が自分になびかなくてもお構いなしにアプローチをする強引な性格である。しかし、恋敵キャラクターも決して蔑ろな扱いをされているわけではなく、主人公やヒロインにふられても新たな恋の相手を見つけるなど、最後は皆が笑って幕を下ろせるような大団円のエンディングが多い。

るーみっくわーるど

[編集]

誕生

[編集]

「るーみっくわーるど」は、もともとは『うる星やつら』に付けられたキャッチコピーであり、『めぞん一刻』を共に立ち上げた2人目の担当編集者が考えたことがきっかけで生み出された。そのため、それ以前は「爆笑モンスターギャグ」というキャッチコピーだった[44]。これをきっかけに、作品集のタイトルおよび世界観を総括した言葉としても用いられるようになった。

技法

[編集]

ギャグやコメディ作品で、両手の中指と薬指を曲げ、親指と人差し指と小指を伸ばしたポーズが良く出てくる[44]。「ちゅどーんポーズ[45]るーみっくポーズ[要出典]るーみっくサイン[要出典]などと呼ばれる。これは、キャラクターがぶん殴られて吹っ飛ばされるドタバタシーンなどで、痛そうに見えないように「余裕」を見せるということで用いている[44]。"I love you"を意味するハンドサイン(en:ILY signを参照)と同じ手の形であるが[44]、それは偶然の一致で、"I love you"の意味は後から知ったと高橋は語っている[44]

真剣白刃取り
真剣や日本刀を両掌で挟んで攻撃を防ぐ姿勢。主に主人公がライバルの攻撃から身を守る時に用いられ、『うる星やつら』の諸星あたるからの伝統となっている。
どんどろどろどろ
妖怪化した時の効果音。主に怒りが頂点に達した時に使われ、『らんま1/2』の天道早雲からの伝統となっている。
ちゅどーん
吹っ飛ぶ時の効果音。爆発の効果音としても使われる。これは同じく『週刊少年サンデー』で連載していた『できんボーイ』の作者・田村信が生み出したものとのこと[44]
ぶぎゅる
踏み潰された時の効果音。
ぐわら
や戸が開いた時の効果音。
みし(っ)
叩かれたもしくはド突かれた時の効果音。
ぽん
何かをひらめいた時に右手の拳で左手を叩く効果音。
どか ばき ぐしゃ
鈍器のようなもので殴る時の効果音。

エピソード

[編集]
  • これまで『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』、『境界のRINNE』と、高橋の定期連載作品は連載中の『MAO』以外全てTVアニメ化されている。また、不定期連載中の『人魚シリーズ』と『高橋留美子劇場』のシリーズ作品も深夜枠でアニメ化、同じく不定期連載を経て完結した『1ポンドの福音』もOVA化された。
  • 過去に高橋作品に出演した声優(山口勝平平野文など)は、後作で出演することも多い。
  • 週刊少年サンデーでデビュー前、週刊少年ジャンプに自分の作品を持ち込んだがボツにされ、ジャンプからのデビューはかなわなかったということがあった。その時の担当編集者は、後に鳥山明らを発掘したことで知られる鳥嶋和彦だった[46]
  • 少年向け漫画雑誌に連載を持つ著名作家ながら、自身の作品のパチンコパチスロ機へのタイアップには寛容で、『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』をモチーフとしたパチンコ機ないしパチスロ機が登場している(作品の内容が少年向けの場合、パチンコとのタイアップは許可しない著名作家も多い[47][48])。

作品リスト

[編集]

連載作品

[編集]

シリーズ作品

[編集]
  • 人魚シリーズ - 『週刊少年サンデー増刊号』『週刊少年サンデー』(1984年8月増刊号 - 、不定期)
    • 『人魚の森』を初めとする連作の総称で、人魚の肉を食べたことにより永遠の生を生きることになった青年・湧太と少女・真魚の運命を描いた伝奇シリーズ。OVA化ののち下記『高橋留美子劇場』と共にTVアニメ化されている(未放送分は15禁)。
  • 高橋留美子傑作集/高橋留美子劇場 - 『ビッグコミックオリジナル』(1987年7月20日号 - 、不定期)
    • 『ビッグコミックオリジナル』に年1回のペースで掲載されている、サラリーマンや家族などをテーマにした読み切りシリーズ。2019年時点で5冊が刊行されている。2003年にTVアニメ化、2012年にTVドラマ化された。
      • 『Pの悲劇』
        • 『Pの悲劇』小学館〈高橋留美子傑作集〉、1994年。 
        • 『Pの悲劇』小学館〈高橋留美子劇場 1〉、2003年。 
      • 『専務の犬』
        • 『専務の犬』小学館〈高橋留美子傑作集〉、1999年。 
        • 『専務の犬』小学館〈高橋留美子劇場 2〉、2003年。 
      • 『赤い花束』
        • 『赤い花束』小学館〈高橋留美子傑作集〉、2005年。 
        • 『赤い花束』小学館〈高橋留美子劇場 3〉、2009年。 
      • 『運命の鳥』
        • 『運命の鳥』小学館〈高橋留美子傑作集〉、2011年。 
        • 『運命の鳥』小学館〈高橋留美子劇場 4〉、2015年。 
      • 『魔女とディナー』
        • 『魔女とディナー』小学館〈高橋留美子傑作集〉、2019年。 

短編集

[編集]
  • 『るーみっく・わーるど』全3巻、小学館、1984-1985年。初期短編集
    • 新装版『高橋留美子傑作短編集』全2巻、小学館、1995年3月
  • 『1 or W 高橋留美子短編集』全1巻、小学館、1995年9月
  • 『鏡が来た 高橋留美子短編集』全1巻、小学館、2015年7月

読み切り・短期連載作品

[編集]

※は単行本未収録作品。

  • 勝手なやつら - 『週刊少年サンデー』(1978年28号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
  • 腹はらホール - 小学館『別冊BIG GORO』シリーズ6(1978年8月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
  • がんばり末世 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1978年8月号)『ダストスパート!!』および『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
  • 黄金の貧乏神(ゴールド・ヒンガー) - 『週刊少年サンデー増刊号』(1978年9月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
  • けもの24時間 - 『小池一夫劇画村塾』(1978年2号)
    • 「少年サンデーグラフィックうる星やつら5」に収録。
  • ダストスパート!! - 『週刊少年サンデー増刊号』(1979年5月号 - 9月号)『ダストスパート!!』および『るーみっく・わーるど』第3巻収録。
  • ?の疾病 - 『小池一夫劇画村塾』(1980年3号)
    • 「少年サンデーグラフィックうる星やつら4」に収録。
  • 増殖女房-フェアリーテール-※ - 東京三世社『少年少女SFマンガ競作大全集』(PART 7)
  • ふうふ - 『ビッグコミックオリジナル増刊』(1980年10月15日号)『るーみっく・わーるど』第3巻収録。
  • ザ・超女(ザ・スーパーギャル) - 『週刊少年サンデー増刊号』(1980年10月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。OVA化。
  • 暴食のフォルム※ - 『少年少女SFマンガ競作大全集』(PART 8)
  • スパークリングカレンダァー※ - 初出商業誌不明(1980年11月)
    • 「けも・こびる」名義。
  • 商魂 - 『平凡パンチ』臨時増刊"That's Comic"(1980年12月5日号)『るーみっく・わーるど』第3巻収録。
  • 笑え! ヘルプマン - 『週刊少年サンデー増刊号』(1981年9月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
  • 怪猫・明 - 『小池一夫劇画村塾』(1981年4号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
  • エルフィーリ/妖精人※ - 『少年少女SFマンガ競作大全集』(PART 13)
  • 戦国生徒会 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1982年2月号)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
  • けも・こびるの日記※ - 『少年サンデーグラフィックうる星やつら』(1982年1号 - 1984年11号)
    • タイトルの「けも・こびる」は高橋の旧筆名。全11話。
  • 闇をかけるまなざし - 『週刊少年サンデー増刊号』(1982年8月号)『るーみっく・わーるど』第1巻収録。
  • 笑う標的 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1983年2月号)『るーみっく・わーるど』第1巻収録。OVA化。
  • 炎トリッパー - 『週刊少年サンデー増刊号』(1983年8月号)『るーみっく・わーるど』第1巻収録。OVA化。
  • 忘れて眠れ - 『週刊少年サンデー増刊号』(1984年1月号)『るーみっく・わーるど』第1巻収録。
  • われら顔面仲間(フェイシャルパック) - 『週刊少年サンデー』25周年記念増刊号(1984年)『るーみっく・わーるど』第2巻収録。
  • ハッピートーク - 『ビッグコミックスピリッツ』(1984年8月20日増刊号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
  • お婆さんといっしょ - 『ビッグコミックスピリッツ』(1985年8月20日増刊号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
  • 犬で悪いか!! - 『週刊少年サンデー』(1985年47号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
  • YS創刊祝4コマ劇場※ - 『週刊ヤングサンデー』(1987年創刊号)
  • うちが女神じゃ!! - 『週刊少年サンデー』30周年記念増刊号(1989年)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
  • わたしのスキャンダル※ - 角川書店『月刊ASUKA』(1991年1月号)
  • グランド・ファザー - 『ビッグコミックスピリッツ』(1991年1・2合併号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
  • 勝手に伝染るんです。※ - 『ビッグコミックスピリッツ』(1991年1月10日増刊号)
  • スリム観音 - 小学館『プチコミック』(1991年9月号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
  • MOON大ペット王※ - 『小学三年生』(1992年10月号 - 11月号・1993年12月号 - 1994年1月号)
    • 巨大ウサギが主人公だが作品の中でも数少ない掲載紙どおり小学校を舞台にした物語。
  • 宝塚への招待 - 『ビッグコミックスピリッツ』(1993年34号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
  • 1 or W - 『週刊少年サンデー』(1994年36号)『1 or W 高橋留美子短編集』収録。
  • 不良-ワル-※ - 『ビッグコミックスピリッツ』(1997年6月増刊号)
  • withCAT - 『週刊少年サンデー』(1999年46号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
  • 今年は優勝だっ!※ - 『ビッグコミックスピリッツ』(2003年25号)
  • 可愛い花 - 『ビッグコミック』(2003年21号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
  • MY SWEET SUNDAY - 『週刊少年サンデー』(2009年16号、あだち充との合作)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
  • 星は千の顔 - 『ビッグコミックスピリッツ』(2010年44号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
  • 仕事場と本と私※ - 小学館『るーみっくわーるど35 ALL STAR』(2013年)
  • リベンジドール-復讐人形- - 『ビッグコミック』(2013年20号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
  • 本が捨てられない※ - KADOKAWAメディアファクトリー『ダ・ヴィンチ 特集 オトナの高橋留美子』(2013年12月号)
  • いつかやられる※ - 『ビッグコミックオリジナル』(2014年8月10日増刊号)
  • 鏡が来た - 『ビッグコミックスペリオール』(2014年15号)『鏡が来た 高橋留美子短編集』収録。
  • 屏風の中 - 新潮社『小説新潮』(2014年9月号)『しゃばけ漫画 仁吉の巻』収録。
  • 悩めるお年ごろ※ - 『増刊週刊少年サンデーS(スーパー)』(2015年4月号)
    • 付録の「るーみっく新聞」に掲載された「境界のRINNE」の4コマ漫画。
  • トラ※ - 『ビッグコミックオリジナル』(2015年6月30日増刊号)
  • 今夜 彼女がやってくる※ - 『ビッグコミックスピリッツ』(2016年28号)
  • アオイホノオ被害者の会~島本和彦への暴言~※ - 『ゲッサン』(2017年2月号)
    • 高橋担当分は2ページ。
  • 千年の無心※ - 『週刊少年サンデー』(2017年17号 - 18号)
  • なにもない部屋※ - 『ビッグコミック』(2018年5号)

同人作品

[編集]
  • 虚塵の星(1975年 ざ・だいありぃあ)『巨人の星』のパロディ作品。原作 火事原逸機・画 のさかけも 名義。
  • 風塵 第2回(1976年 フキダシvol.6)連作漫画の第2回目担当分。けも・みとめ名義。
  • そして半分いなくなった(1976年 びびっとvol.1)けも・みとめ名義。
  • バイバイロード(1977年 びびっとvol.2)「少年サンデーグラフィックうる星やつら3」に収録。けも・こびる名義。
  • SFケモノゾーン背中の戦争(1978年 サブマリンNo.4)けも・こびる名義。
  • エースをめざせ!第3回(1978年 フキダシvol.14)連作漫画の第3回目担当分。けも・こびる名義。
  • 不良青年団(1978年 びびっとvol.3)「少年サンデーグラフィックうる星やつら2」に収録。けも・こびる名義。
  • 涅槃の方程式(1979年 びびっとvol.4)目白花子との合作。けも・こびる名義。同人作品としては最後の作品。

デザイン

[編集]
  • TVアニメ『十五少年漂流記』(1982年) - キャラクター原案
  • 劇場アニメ『クラッシャージョウ』(1983年) - スペシャルデザイン(※ゲストキャラデザイン)
  • 1990年のJR京葉線全線開業時、イメージキャラクター「マリン」をデザイン(※「マリン」の名前は公募にて決定)。
  • OVA『ウルフガイ』(1992年) - キャラクター原案(※あくまでもファンとしてのデザイン提供であるという高橋の意向によりクレジットはされていない)。
  • TVゲーム『機動新撰組 萌えよ剣』(2002年) - キャラクターデザイン
  • 劇団☆新感線秋公演 劇団☆新感線ゴージャス『花の紅天狗』(1996年) - ポスターデザイン
  • 劇団☆新感線 新感線G.T.B.W『花の紅天狗』(2003年) - ポスターデザイン
  • キャラメルコーン・ミックスベリー味(期間限定商品)(2012年) - パッケージデザイン
  • エースコック ふるさとの味わい・あっさり醤油ラーメン/濃厚味噌ラーメン(期間限定商品)(2015年) - パッケージデザイン(ラムと乱馬)
  • TVアニメ『半妖の夜叉姫』(2020年) - 原作、メインキャラクターデザイン

その他

[編集]
  • 岩井寛秋山さと子『愛の病気』工作舎、1983年 - 表紙・挿絵
  • 古田新太のエッセイ『柳に風』ぴあ、2004年 - 表紙・イラスト・挿絵
  • 金春智子の小説『お嬢さま作家・春菜の事件簿』(全4冊、光文社文庫、1989年 - 1992年) - 表紙イラスト
  • TVアニメ『さよなら絶望先生』(久米田康治原作、新房昭之監督、さよなら絶望先生製作委員会、2007年) - 第7話エンドカード
  • 小高宏子『ぼくと桜のアブナイ関係』(全3冊、小学館パレット文庫、1993年 - 1994年) - 表紙イラスト・挿絵
  • 安部譲二『記憶に残る拳豪たち』小学館、2001年 - 挿絵
  • 宮沢賢治『オツベルと象 宮沢賢治童話絵本』小学館、1993年 - 表紙イラスト・挿絵
  • 平井和正『高橋留美子の優しい世界』徳間書店、1985年/新書版、1988年 - 表紙イラスト
  • 平井和正『語り尽せ熱愛時代』徳間書店、1984年(対談本) - 表紙イラスト
  • 平井和正作/エドワード・リプセット訳『Wolfcrest(狼の紋章)』講談社英語文庫(上下)、1985年 - 表紙イラスト
  • 平井和正『女神變生』徳間書店、1988年 - 表紙イラスト・挿絵
  • 仙波龍英『わたしは可愛い三月兎』紫陽社、1985年 - 表紙イラスト
  • ライオンカップ第7回全日本バレーボール小学生大会(1987年) - イラスト
  • 朝日新聞北海道支社『まい・うえい』(1988年) - イラスト
  • スーパーアニメ大賞89(1989年) - イラスト
  • 追悼赤塚不二夫展内企画「シェーッ!オンパレード」(2009年8月26日 - 9月7日) - パンダ・イラストを寄稿
  • 北条司デビュー30周年企画の「トリビュート・イラスト」、『週刊コミックバンチ』2010年24号 - キャッツ・アイの来生三姉妹
  • 三国志大戦 - Ver3.5でSR祝融(2009年)、Ver3.59でEX大喬(2010年)のイラストを担当。
  • 菊池直恵横見浩彦鉄子の旅』 第43旅「天竜浜名湖鉄道超グルメ旅!?」(2006年) - 高橋の担当編集者が作中にゲスト出演した縁で、横見が駅のホームで『めぞん一刻』の音無響子とデートをする妄想を1ページ分描き下ろしで提供。
  • 小池一夫夢源氏剣祭文【全】』μNOVEL、2016年 - 表紙イラスト・挿絵
  • 信田朋嗣『熊耳夫人』「主婦の友ヒットシリーズ シアター小説」はちどり、2018年 - 表紙イラスト・挿絵[53]
  • 諸星大二郎 デビュー50周年記念 トリビュート』河出書房新社、2021年 - エッセイ漫画寄稿[54]

関連人物

[編集]
池上遼一
小学生のときに耳鼻科の待合室で読んだ『月刊漫画ガロ』1967年8月号に掲載された池上の漫画「夏」に衝撃を受けるが、作者の池上の名前を確認しておらず、強烈なイメージだけが残っていた。中学生の時、捨てられてあった『月刊別冊少年マガジン』に載っていた池上遼一版『スパイダーマン』に魅せられ、そこから池上の熱狂的なファンになる。当時は単行本が出ておらず、どうにか掲載誌を入手しようと古本屋を探し回ったが見つからず、更にはゴミ屋でも探し回ったが結局見つからなかったという。高校の頃は、池上風の絵でドタバタギャグを描いていたという[55]。池上版『スパイダーマン』が単行本化されたのは大学入学前後になる。この探索エピソードを平井和正との対談『語り尽せ熱愛時代』で語った後、1986年に『スパイダーマン』は復刻され、高橋は第1巻に池上作品への思いを綴った文章を寄稿している[13]
平井和正
高橋が学生時代より筒井康隆と共に愛読していた伝奇・SF作家。上述のように中学時代は平井原作、池上遼一作画による『スパイダーマン』に傾倒していた。後年、平井との対談を果たした際には「30を過ぎたら平井先生の作品に影響を受けた漫画を描きます」と述べている[56]。一方の平井も高橋の作品に魅せられ、高橋の作家論である『高橋留美子の優しい世界』(徳間書店、1985年)を執筆している。
あだち充
1980年代、高橋と共に『週刊少年サンデー』の看板作家を務めていた戦友。あだちは、自身が少年誌にこだわる理由として「高橋先生の存在が大きい」と述べている[57]。一方高橋も、あだちについて「戦友というとおこがましいんですが、同じ時代をともに頑張ってきたという思いがあります」と述べている[14]。『タッチ』作中では高橋のサイン色紙が登場するが、あだちはこれを描くために実際に高橋からサインをもらっている[58]
斉藤由貴
『永遠のアトム 手塚治虫物語 天才は何故アトムを憎んだのか? 嫁姑戦争から介護まで知られざる家族の愛…21世紀へ生命の遺言』(テレビ東京+カズモ製作ドラマ。 奥田瑛二主演、1999年4月15日放送。冨田勲音楽、井沢満脚本、大山勝美演出)に於いて高橋を演じた[59]。また『めぞん一刻』の初代オープニングテーマ『悲しみよこんにちは』を歌唱した。
椎名高志
椎名の妻は、高橋の元アシスタントであった。その妻がもらったシャンプーのサインを家宝としている。『GS美神 極楽大作戦!!』では、デビュー直後の高橋を作中に登場させている(「GS美神'78!!」その6)。『うる星やつら』新装版にラムのイラストを寄稿した際には「人生を変えてくださってありがとうございます」とコメントした。2021年には『半妖の夜叉姫』のコミカライズ版を執筆する事になった。
藤田和日郎
高橋に影響を受け、漫画家を志した漫画家。王道的な熱血漫画を得意としており、高橋自身も藤田の実力を認めている。
島津冴子
『うる星やつら』でヒロインの一人である三宅しのぶを演じてからというもの、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』など高橋の作品がアニメ化された際、ほぼ全ての作品にレギュラー、脇役問わず出演している高橋作品と縁の深い声優。
山口勝平
『らんま1/2』の主人公・早乙女乱馬役。高橋は同作での山口の演技力を高く評価しており、『犬夜叉』がテレビアニメ化された際には高橋の推薦もあり、犬夜叉役が山口に決まった。『境界のRINNE』では、主人公・六道りんねの父である六道鯖人役で出演。『うる星やつら』のOVA作品「うる星やつら ザ・障害物水泳大会」にも白井コースケ役で出演するなど、前述の島津と並んで高橋作品と縁の深い声優である。娘には『らんま1/2』のヒロイン・あかねと同じ名前を付けている(山口茜)。

高橋留美子展

[編集]

週刊少年サンデー創刊50周年記念として、「高橋留美子展 It's a Rumic World」が2008年7月から2010年3月まで全国各地で開催された。

会場では主に『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』を中心としたカラーイラスト原画や、あだち充、青山剛昌など有名作家34人が『うる星やつら』のラムを描いた「My Lum」等が展示された。また、これに伴い『うる星やつら』・『らんま1/2』・『犬夜叉』3作品のオリジナル短編アニメーションが新規製作され、会場内で上映された。この3作品のアニメはDVD『It's a Rumic World スペシャルアニメBOX』(2010年1月29日発売、完全予約限定商品)に収録されている。さらに、同年10月20日にこれら3作品が単巻Blu-ray、DVDで発売された。

開催会場・開催期間

アシスタント

[編集]

アシスタントは山本貴嗣を除いて全て女性である(ただし上条はデビュー後性別を公表していない)。

参考文献

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 「助産」という用語は、天保初年の賀川南竜『机窓小廣』で初めて使用されている。緒方は高橋の助言を受けて、素養があり新規定の教育を受けた新しい産婆を表す名称として「助産婦」という名称を用い、その使用を全国に促した(日本助産婦会機関誌より)。

出典

[編集]
  1. ^ サンデーまんが家BACK STAGE 高橋留美子Vol.8”. 少年サンデー公式サイト WEBサンデー. 小学館. 2019年11月24日閲覧。
  2. ^ a b c 『少年サンデーグラフィック 犬夜叉 高橋留美子原画全集 アニメ犬夜叉の世界』小学館、2001年、132頁。ISBN 4-09-101189-6 
  3. ^ 磯部涼「岡田斗司夫×中川翔子 徹底対談」『QuickJapan Vol.71』、90頁-93頁
  4. ^ “高橋留美子:コミックスが累計2億部突破 あだち充に続く大記録”. まんたんウェブ (株式会社MANTAN). (2017年3月15日). https://mantan-web.jp/article/20170314dog00m200047000c.html 2021年10月14日閲覧。 
  5. ^ 高橋卯木、るーみっくプロダクション『卯木河童図』、1989年、新潟日報社、奥付、
  6. ^ 寺町談義2004<第一回>”. にいがた寺町からの会 (2004年6月12日). 2004年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
  7. ^ 大出春江「産婆の近代から助産婦の現代へ」『助産婦雑誌』第54巻第12号、医学書院、2000年。 
  8. ^ 新潟青陵大学 看護学部看護学科 助産師課程 (助産雑誌 74巻4号)”. 2024年10月14日閲覧。
  9. ^ 日本助産婦会出版部. “助産婦 : 日本助産婦会機関誌 53(2)”. dl.ndl.go.jp. p. 48(助産婦、Vol.53、No.2(1999.5)). 2024年10月14日閲覧。
  10. ^ a b c d 渋谷直角「高橋留美子15,000字インタビュー」、『QuickJapan Vol.71』、76頁-83頁。
  11. ^ 日本女子大学漫画研究会まるぼつ”. 2022年7月14日閲覧。
  12. ^ 「のさかけも」「けもみとめ」などのペンネームで作品を数点描いている。「けもこびる」名義では、1978年当初、商業誌である漫画情報誌『ぱふ』に作品を発表、掲載されている。
  13. ^ a b c 飛鳥杏華ほか「高橋留美子大辞典」、『QuickJapan Vol.71』、98頁-111頁。
  14. ^ a b さくらい伸「ロングインタビュー 高橋留美子」前掲『大学漫画』Vol.5、6頁-22頁
  15. ^ 高橋留美子「境界のRINNE」、来週のサンデーからスタート”. 2024年2月29日閲覧。
  16. ^ 「境界のRINNE」約8年間の連載に幕、単行本の最終巻は1月発売”. 2024年2月29日閲覧。
  17. ^ 高橋留美子の新連載「MAO」サンデーで開幕!「犬夜叉」コンビが新作を解説”. 2024年2月29日閲覧。
  18. ^ 月刊宝島1982年2月号インタビュー、のち『マンガ家は語る』(マンガ批評大系第4巻:平凡社1988年)に所収
  19. ^ Science Fiction and Fantasy Hall of Fame Members Rumiko Takahashi”. mopop (2018年). 2021年6月7日閲覧。
  20. ^ 高橋留美子がアイズナー賞”コミックの殿堂“に、日本から5人目 「AKIRA」2部門受賞も”. アニメーションビジネス・ジャーナル (2018年7月22日). 2018年7月24日閲覧。
  21. ^ “高橋留美子さんグランプリ 仏アングレーム漫画祭”. 産経ニュース (産経デジタル). (2019年1月24日). https://www.sankei.com/west/amp/190124/wst1901240025-a.html 2021年10月14日閲覧。 
  22. ^ 漫画家の亜樹直、鳥山明両氏が芸術文化勲章を受章”. 駐日フランス大使館 (2019年12月30日). 2021年5月31日閲覧。
  23. ^ 令和元年度文化庁長官表彰名簿
  24. ^ 秋の褒章、漫画家・高橋留美子さんに紫綬褒章「しみじみと喜びを感じております」”. SANSPO.COM(サンスポ) (2020年11月2日). 2020年11月2日閲覧。 アーカイブ 2020年11月2日 - ウェイバックマシン
  25. ^ 「秋の褒章 775人27団体」『読売新聞』2020年11月2日朝刊
  26. ^ 『官報』号外第230号、令和2年11月4日
  27. ^ “「うる星やつら」高橋留美子氏、手塚治虫さんに続き米ハーベイ賞殿堂入り”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年10月14日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202110140000376.html 2021年10月14日閲覧。 
  28. ^ “高橋留美子さんにフランスの勲章シュヴァリエ…「今後も頑張って描き続けます」”. 読売新聞. (2023年4月6日). https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230406-OYT1T50189/ 2023年4月6日閲覧。 
  29. ^ “Tokyo ComiCon 2017: Bryan Lee O'Malley (Scott Pilgrim) Talks about The Influence from "Ranma 1/2"”. Crunchyroll. (2017年12月2日). http://www.crunchyroll.com/anime-news/2017/12/02/tokyo-comicon-2017-bryan-lee-omalley-scott-pilgrim-talks-about-the-influence-from-ranma-12 2018年5月26日閲覧。 
  30. ^ “Everyone Has Fun: Colleen Coover Talks 'Small Favors'”. ComicsAlliance. (2017年2月16日). http://comicsalliance.com/colleen-coover-small-favors-interview/ 2018年5月26日閲覧。 
  31. ^ “Famous Women: Rumiko Takahashi”. queeniechan.com. (2014年3月19日). https://www.queeniechan.com/2014/03/19/famous-women-rumiko-takahashi/?v=7516fd43adaa 2019年1月26日閲覧。 
  32. ^ “Wisut Ponnimit's Him Her That: First Look”. Otaku USA. (2013年9月17日). http://www.otakuusamagazine.com/wisut-ponnimits-him-her-that-first-look/ 2019年1月26日閲覧。 
  33. ^ Urusei Yatsuru Biography”. urusei-yatsura.co.uk. 2019年1月26日閲覧。
  34. ^ The Kickstart – Shantae Is Back In 1/2 Genie Hero”. girlgamer.com (2013年9月9日). 2019年1月26日閲覧。
  35. ^ Puli Vijay film half inspired from Inuyasha series”. hungama news (March 2, 2022). March 2, 2022閲覧。
  36. ^ 12 Women in Comic Who Deserve Lifetime Achievement Recognition”. ComicsAlliance. 2016年8月7日閲覧。
  37. ^ “漫画賞審査員長に聞いてみた!時代を代表する漫画家への道のりは「賞への応募?」「持ち込み?」「ネット投稿?」(第一部)”. マンガ新聞. (2018年8月22日). オリジナルの2018年11月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181120180232/http://www.manga-news.jp/news/body/1781 2021年10月14日閲覧。 
  38. ^ 月刊ヒーローズ創刊5周年特集 高橋留美子×白井勝也対談 (3/5)”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2016年12月1日). 2018年11月20日閲覧。
  39. ^ 境界のRINNE 原作者の高橋留美子先生に聞いてみた! 後編”. NHKアニメワールド. アニトク!. 日本放送協会 (2017年8月26日). 2018年11月20日閲覧。
  40. ^ 小学館 新人コミック大賞公式サイト”. 小学館 新人コミック大賞公式サイト. 2018年11月20日閲覧。
  41. ^ 高橋留美子氏の「漫画家に向いている人」持論に反響”. 日刊スポーツ (2021年6月6日). 2021年6月6日閲覧。
  42. ^ 『うる星やつら』のラムも、作中でスルメをよく食べていた。
  43. ^ 高橋留美子ほか『阪神タイガース優勝記念本小学館、2023年12月21日。ISBN 978-4-0910-1795-6https://www.shogakukan.co.jp/books/09101795 
  44. ^ a b c d e f 「るーみっくわーるど35~SHOW TIME&ALL STAR~」高橋留美子画業35周年インタビュー (4/5)”. コミックナタリー. ナターシャ (2013年5月20日). 2021年10月14日閲覧。
  45. ^ しのむ (2023年1月11日). “ペンネーム「けも・こびる」でピンと来た人が騒然!有名漫画家のデビュー前作品が載った同人誌を実家で発掘してしまう”. Togetter. Togetterオリジナル記事. 2023年4月24日閲覧。
  46. ^ 「ジャンプ」が取り逃がした大ヒット漫画家4人…「つまらない」と切られて今がある?”. マグミクス (2021年10月29日). 2021年10月30日閲覧。
  47. ^ “パチンコ産業の憂鬱、過熱する版権争奪戦--あの名作がパチンコに登場する舞台裏”. 東洋経済オンライン (東洋経済新報社). (2010年2月10日). https://toyokeizai.net/articles/-/3758 2017年8月5日閲覧。 
  48. ^ パチンコ「キャプテン翼」イベントでお披露目”. ニッカンアミューズメント (2015年7月19日). 2015年8月29日閲覧。
  49. ^ 『うる星やつら』36年ぶりに再びTVアニメ化 フジ“ノイタミナ”枠「だっちゃ」”. ORICON NEWS (2022年1月1日). 2022年1月1日閲覧。
  50. ^ 『らんま1/2』完全新作アニメ制作決定 PV公開で7月17日に詳細発表「新作アニメ化します」”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年6月26日). 2024年6月26日閲覧。
  51. ^ 境界のRINNE 作品情報”. アニメハック. 2020年9月1日閲覧。
  52. ^ 境界のRINNE#外部リンクを参照。
  53. ^ 高橋留美子が歴史ロマン小説「熊耳夫人」のイラスト担当、ポストカード全サも”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2018年7月31日). 2018年10月8日閲覧。
  54. ^ “浦沢直樹、萩尾望都、星野之宣、山岸凉子らが描き下ろし「諸星大二郎トリビュート」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月7日). https://natalie.mu/comic/news/444103 2021年9月7日閲覧。 
  55. ^ 根岸康雄『まんが家インタビュー オレのまんが道』小学館、1989年、9頁-20頁
  56. ^ 高橋留美子 平井和正『語り尽くせ熱愛時代』徳間書店、1984年
  57. ^ 磯部涼「あだち充 ロングインタビュー」『QuickJapan Vol.62』、96頁-107頁
  58. ^ 中村孝司ほか「あだち充大事典」『QuickJapan Vol.62』、117頁
  59. ^ 永遠のアトム 手塚治虫物語 - テレビドラマデータベース
  60. ^ a b 高橋留美子「作画協力」『らんま1/2 38』(第1刷)小学館、1996年6月、180頁。ISBN 978-4091234681 
  61. ^ 【高橋留美子絶賛新人!】女子校カーストは彼氏で逆転するか?”. エキサイトニュース. 2024年8月16日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]