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2016年11月10日 (木) 18:38時点における版
松原 のぶえ(まつばら のぶえ 1961年7月18日-)は、日本の演歌歌手。本名・廣原 伸恵(ひろはら のぶえ)。
大分県下毛郡耶馬溪町(現・中津市耶馬溪町)出身。幼少期より、川の岩場に立って歌を歌っていたという。中学生の時、タレントを志し福岡のタレント養成所に通う。中学3年生の時、北島音楽事務所にスカウトされる。高校生の時、歌手を志し上京。 1979年「おんなの出船」でデビューし、第21回日本レコード大賞・新人賞をはじめとする各種歌謡曲賞レースで新人賞を数多く受賞。1989年には優れた女性演歌歌手に贈られるレコ大・美空ひばり賞の第1回受賞者になった。クセのない、素直な発声による安定した歌唱力を誇り、女性演歌歌手を代表する実力派歌手の一人である。2002年、北島音楽事務所から独立。現在は自ら設立した有限会社のぶえオフィスに所属。
ディスコグラフィー
シングル
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 発売日 | |
---|---|---|---|---|---|
おんなの出船 | 山田孝雄 | 船村徹 | 栗田俊夫 | 1979.7.1 | |
涙のポンポン船 | 阿里あさみ | 船村徹 | 伊藤雪彦 | 1980.3.10 | |
故郷で待ちます | 石本美由起 | 五堂新太郎 | 佐伯亮 | 1980.9.1 | |
あなた待つ港 | たかたかし | 市川昭介 | 斉藤恒夫 | 1981.9.1 | |
哀愁かもめ | 吉岡治 | 市川昭介 | 斉藤恒夫 | 1982.5.1 | |
おもかげ列車 | 吉岡治 | 市川昭介 | 斉藤恒夫 | 1983.1.21 | |
おんなの出船 | 山田孝雄 | 船村徹 | 栗田俊夫 | 1983.8.21 | 再発売 |
風みなと | やしろよう | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 1984.7.1 | |
波止場 | 梶野真澄 | 船村徹 | 伊藤雪彦 | 1985.1.21 | |
さよなら港 | たかたかし | 市川昭介 | 斉藤恒夫 | 1985.6.1 | |
新宿みなと演歌(うた) | 吉田旺 | 徳久広司 | 池多孝春 | 1985.6.1 | |
演歌みち | 吉岡治 | 岡千秋 | 佐伯亮 | 1985.6.1 | |
赤提灯の女(ひと) | たかたかし | 徳久広司 | 斉藤恒夫 | 1986.2.21 | |
涙の海峡 | たかたかし | 徳久広司 | 高田弘 | 1986.12.21 | |
港宿 /雪国夜景 |
蛭田まさに・石本美由紀 滝沢富次 |
桜田誠一 遠藤勝美 |
薗広昭 | 1986.12.21 | |
なみだの桟橋 | 杉紀彦 | 市川昭介 | 斉藤恒夫 | 1987.5.21 | 1977年森昌子 |
めぐり逢い赤坂 | 初信之介 | 杉本真人 | 竜崎孝路 | 1987.10.21 | デュエット新沼謙治 |
夕霧岬 | 石本美由紀 | 市川昭介 | 竜崎孝路 | 1988.3.21 | |
男なら | 吉岡治 | 岡千秋 | 佐伯亮 | 1988.7.1 | |
あなたという名の雪が降る | 荒木とよひさ | 市川昭介 | 斉藤恒夫 | 1988.7.1 | |
維新のおんな | たかたかし | 三木たかし | 川口真 | 1989.5.21 | |
まごころの旅(赤い羽根のうた) | 横浜優・浜口庫乃助 | 浜口庫乃助 | 竜崎孝路 | 1989.10.1 | |
蛍 | たかたかし | 弦哲也 | 山田年秋 | 1990.5.21 | |
離愁…秋から冬へ | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 1991.5.21 | |
愛冠岬 | 田中うめの | 三木たかし | 若草恵 | 1992.2.21 | |
無情の海 | たかたかし | 弦哲也 | 桜庭伸幸 | 1992.2.21 | |
朝顔 | たかたかし | 弦哲也 | 南郷達也 | 1993.4.21 | |
海燕 | 仁井谷俊也 | 杉本真人 | 桜庭伸幸 | 1994.6.8 | |
祖谷の恋唄 /せせらぎの径 |
たかたかし | 船村徹 弦哲也 |
蔦将包 南郷達也 |
1995.2.21 | せせらぎの径 デュエット船村徹 |
バラの花束 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 石原眞治 | 1995.4.21 | |
母と娘 | たかたかし | 浜圭介 | 前田俊明 | 1996.5.1 | |
不知火挽歌 /風花みれん |
仁井谷俊也 水木れいじ |
藤竜之介 水森英夫 |
今泉敏郎 南郷達也 |
1997.3.20 | |
ありんこ /ひとり酒 |
津城ひかる 麻こよみ |
弦哲也 南郷達也 |
矢野立美 南郷達也 |
1997.9.20 | |
札幌ふれ愛めぐり逢い | 津城ひかる | 若草恵 | 若草恵 | 1998.4.21 | デュエット日高晤郎 |
みちのくふれ愛めぐり逢い | 津城ひかる | 若草恵 | 若草恵 | 1998.4.21 | デュエット伊奈かっぺい |
東京ふれ愛めぐり逢い | 津城ひかる | 若草恵 | 若草恵 | 1998.4.21 | デュエット生島ヒロシ |
大阪ふれ愛めぐり逢い | 津城ひかる | 若草恵 | 若草恵 | 1998.4.21 | デュエット水谷ヒロシ |
九州ふれ愛めぐり逢い | 津城ひかる | 若草恵 | 若草恵 | 1998.4.21 | デュエット栗之助 |
にごり川 /大漁港 |
津城ひかる 塩入武男・津城ひかる |
弦哲也 乙田修三 |
南郷達也 | 1998.7.1 | |
ほおずき | 津城ひかる | 弦哲也 | 宮崎慎二 | 1999.7.18 | |
うわさ供養 | 水木れいじ | 船村徹 | 蔦将包 | 1999.9.10 | デュエット船村徹 |
宿り木みたいな人だけど | いとう彩 | 馬飼野俊一 | 竜崎孝路 | 2000.2.19 | |
浮草 | たかたかし | 市川昭介 | 南郷達也 | 2000.7.19 | |
夢見草 | 津城ひかる | 弦哲也 | 南郷達也 | 2001.2.1 | |
惚れとったんや | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 宮崎慎二 | 2001.9.21 | |
あさきゆめみし | たかたかし | 弦哲也 | 宮崎慎二 | 2002.4.20 | |
越前風舞い | 仁井谷俊也 | 大谷明裕 | 宮崎慎二 | 2002.10.10 | |
蒼い月 | Non | 小松勇仁 | 宮崎慎二 | 2003.5.21 | |
雪割草 | 仁井谷俊也 | 大谷明裕 | 宮崎慎二 | 2004.2.4 | |
別れの霧笛 | 麻こよみ | 市川昭介 | 南郷達也 | 2005.2.23 | |
霧幻海峡 | いとう彩 | 田尾将実 | 南郷達也 | 2006.2.8 | |
春待さくら草 | 下地亜記子 | 岡千秋 | 伊戸のりお | 2006.10.4 | |
泣きぼくろ | 下地亜記子 | 市川昭介 | 南郷達也 | 2008.6.6 | |
桜、散る海 | たかたかし | 弦哲也 | 宮崎慎二 | 2008.2.6 | |
夢の星屑(かけら) | 堀越そのえ | 宮崎慎二 | 宮崎慎二 | 2009.9.2 | |
阿修羅海峡 | 喜多條忠 | 弦哲也 | 桜庭伸幸 | 2010.10.6 | |
雪挽歌 | 下地亜記子 | 弦哲也 | 桜庭伸幸 | 2011.7.6 | |
新潟の女 partⅡ | たかたかし | 聖川湧 | 伊戸のりお | 2012.6.6 | デュエット池田一男 |
霧雨情話 | たかかたし | 弦哲也 | 竜崎孝路 | 2012.6.6 | |
吹雪の宿 | 喜多條忠 | 弦哲也 | 川村栄二 | 2013.7.3 | |
最終便に遅れても | 紙中礼子 | 花岡優平 | 伊戸のりお | 2013.9.4 | デュエット花岡優平 |
夫婦坂 | 松原のぶえ | 松原のぶえ | 南郷達也 | 2014.2.5 |
エピソード
- 大分県の内陸部で生まれ育ち、18歳になるまで海を見たことがなかったため、デビュー曲「おんなの出船」の歌詞に出てくる波止場・桟橋・出船といったものの感覚にあまりピンと来なかったという。
- 1992年に当時の自身のマネージャーと結婚。2002年、松原の事務所独立後、夫は社長に就任するが、多額の借金や税金滞納に加え、「中国遼寧省・大連で新人歌手を発掘する」との名目で長期滞在し、事実上雲隠れ状態となるなど不審な行動をとるようになり、「夫は自分の事を妻ではなく、タレントとしてしか見てくれない」など、夫に対する不信感から夫婦生活に亀裂が入った事が原因となり、2003年に離婚成立。
- 2004年3月発売のプレイステーション2用ゲーム『塊魂』の挿入歌「塊マンボ」をタレントの坂本ちゃんと“松原のぶえ&坂本ちゃん”として歌っている。同年5月19日に発売されたサウンドトラック、『塊フォルテッシモ魂』に収録されている。
- テレビ朝日系で放送された『愛のエプロン』では、出演するたびに料理があまり得意でない事を証明することとなり、ランキング発表後には涙を流すのが番組名物と化していたが、2006年5月17日放送分では高評価を得て面目躍如となった。しかし2008年3月12日(最終回の1週前)に放送された「リーダー城島茂が選ぶワースト&ベスト料理全て見せますスペシャル」では過去の実績からワースト12位にランクインしている。
- 2008年9月中旬に指定暴力団山口組系後藤組組長とのゴルフコンペに参加したことが「週刊新潮(2008年10月9日号)」で明らかとなり、所属事務所やレコード会社と協議の上、細川たかしらと共にNHKの番組への出演が見送られていたが、2009年9月1日放送の『NHK歌謡コンサート』の出演を機に解禁になった。
- 幼少時から腎臓障害があり、デビュー時から利尿剤を服用しながら闘病生活を送ったが、2008年の時点で既に週3回の人工透析が必要なほど腎機能低下が顕著になり、2009年5月14日、デビュー30周年という節目に「体のことも含めて、悪いものはすべて吹っ切りたい」との思いから、実弟からの提供を受けて生体腎臓移植手術に踏み切った。8時間に及ぶ大手術となったが無事に成功し、6月4日には退院[1]。2010年4月6日、『魔女たちの22時』(日本テレビ系)では手術までの闘病記が放送され、コンサートやキャンペーンがあるたびに周辺で透析の受けられる病院を探してはそこで透析を受け続けたが、身体のむくみ、慢性的な倦怠感などの弊害と闘っていたことを明らかにしている。爆報! THE フライデー2014年10月17日放送分によると、彼女は本来5時間掛かる人工透析を3時間しか受けられない特異体質であった、と報じられた。
NHK紅白歌合戦出場歴
年度/放送回 | 回 | 曲目 | 出演順 | 対戦相手 |
---|---|---|---|---|
1985年(昭和60年)/第36回 | 初 | おんなの出船 | 10/20 | 鳥羽一郎 |
1986年(昭和61年)/第37回 | 2 | 演歌みち | 16/20 | 千昌夫 |
1987年(昭和62年)/第38回 | 3 | なみだの棧橋 | 07/20 | 吉幾三 |
1988年(昭和63年)/第39回 | 4 | 男なら | 08/21 | 新沼謙治 |
1990年(平成2年)/第41回 | 5 | 蛍 | 22/29 | 細川たかし |
1991年(平成3年)/第42回 | 6 | 離愁…秋から冬へ | 18/28 | 喜納昌吉(&チャンプルーズ) |
1992年(平成4年)/第43回 | 7 | 愛冠岬 | 18/28 | 鳥羽一郎(2) |
(注意点)
- 対戦相手の歌手名の()内の数字はその歌手との対戦回数、備考のトリ等の次にある()はトリ等を務めた回数を表す。
- 曲名の後の(○回目)は紅白で披露された回数を表す。
- 出演順は「(出演順)/(出場者数)」で表す。
テレビ番組
- 午後は○○おもいッきりテレビ - 準レギュラー
- 松原のぶえ 艶歌食堂(2016年10月1日 - 2016年10月22日、BS日テレ) - MC
ラジオ番組
脚注
- ^ “生体腎移植した松原のぶえが退院会見「2度目の人生の始まり」 / ニュース -ORICON STYLE-”. ORICON STYLE (2009年6月4日). 2013年3月24日閲覧。