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「美幌駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 04:22時点における版

美幌駅
駅舎(2018年9月)
びほろ
Bihoro
A64 緋牛内 (11.5 km)
(7.0 km) 西女満別 A66
地図
所在地 北海道網走郡美幌町字新町3丁目
北緯43度50分12.52秒 東経144度6分20.82秒 / 北緯43.8368111度 東経144.1057833度 / 43.8368111; 144.1057833
駅番号 A65
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 206.1 km(新旭川起点)
電報略号 ヒロ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
340人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1912年大正元年)10月5日
備考 簡易委託駅[1][新聞 1]
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美幌駅
びほろ
Bihoro
(2.0 km) 旭通
所在地 北海道網走郡美幌町字新町3丁目
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 相生線
キロ程 0.0 km(美幌起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線(相生線ホーム・旧1番線)
開業年月日 1924年大正13年)11月17日
廃止年月日 1985年昭和60年)4月1日
テンプレートを表示

美幌駅(びほろえき)は、北海道網走郡美幌町字新町3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線である。駅番号A65電報略号ヒロ事務管コードは▲122531[2]

普通列車のほか、特急オホーツク」・「大雪」が停車する。かつてはここから相生線が分岐していたが、1985年(昭和60年)に廃止された。

相生線の資料を展示した美幌駅交通記念館が併設されていた[新聞 2]が、2001年6月に閉館となり、同年9月に観光・物産・地域の情報提供スペースに改装された[3]

歴史

1977年の美幌駅と周囲約1.5km範囲。右下の右方向が石北本線網走方面。右下の下方向が相生線の北見相生方面。美幌の街の北端に位置し、中心街から少し離れた工場地域に面する。かつては日本甜菜製糖美幌工場の貨物輸送で栄えた。駅舎横の網走方面に並ぶ職員官舎が目立つ。客扱い用として相対式ホーム2面3線と副本線1本、駅裏に主に日本甜菜製糖の工場、及び相生線用の仕分線が5本、駅舎横の遠軽側に貨物ホームに引込み線が2本、その遠軽側にあるストックヤード内へ1本引込み線がある。駅裏南側に小さな整備場を有するが、車庫は有していない。その整備場に、コンクリートで埋められた相生線用の転車台跡が、白く歪な円形に残っている。
周囲の工場への専用線が多く見える。駅表遠軽端にある町工場へ1本が、網走川の手前まで伸びている。駅裏は正面の油槽所へ1本、そして大きな日本甜菜製糖の工場へスイッチバックの美しい曲線を描いて仕分線から直接向かっている。ちなみにスイッチ後に2手に分かれて工場へ向かうが、上が原料用線、下が製品用線であった。さらに網走側は石北本線を挟んで、外側に大きな青い屋根の農協倉庫とその手前の油槽所へ各1本、内側にホクレン北見地区穀物調整工場及び美幌川手前の木工所へ1本並走している。
現在、相生線用だった1番線の他、これら専用線や引込み線、仕分線はすべて撤去されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
待合室(キヨスク閉店前) 待合室(キヨスク閉店後・有人駅時代)
待合室(キヨスク閉店前)
待合室(キヨスク閉店後・有人駅時代)

駅名の由来

アイヌ語の「ピポロ[注釈 1]」〔石・多い〕あるいは「ペホロ[注釈 2]」〔水・多い〕に由来する[6]

駅構造

島式ホーム1面2線をもつ地上駅で、駅舎との間は跨線橋を利用する。駅舎に接した単式ホームには相生線用の1番のりばが設けられていたが、廃止に伴い線路が撤去され、ホームは現在も残るが花壇が設置されるなど立ち入ることはできない。

のりば
番線 路線 方向 行先
2 石北本線 上り 北見札幌方面
3 下り 網走知床斜里方面

2016年(平成28年)4月30日までは社員配置駅だった[新聞 4]が、同年5月1日から簡易委託駅となり、駅から1 ㎞程度の距離にある美幌商工会議所で取扱いをしていた[1][新聞 1]

2019年(平成31年)4月1日より、駅舎内で美幌町の観光案内や特産品販売、都市間バスの乗車券発券を行う「美幌観光物産協会・ぽっぽ屋」にてJR乗車券類の取扱いが開始された[新聞 7][7]

利用状況

  • JR北海道によると、特定の平日の調査日における乗車人員平均は以下のとおり。
    • 2012年(平成24年)- 2016年(平成28年):302.2人[報道 1]
    • 2013年(平成25年)- 2017年(平成29年):280.4人[報道 2]
    • 2014年(平成26年)- 2018年(平成30年):271.0人[報道 3]
  • 「美幌町統計書」によると、1日平均乗車人員の推移は以下のとおり。
年度 1日平均
乗車人員
出典
1975年(昭和50年) 922 [8]
1976年(昭和51年) 918
1977年(昭和52年) 864
1978年(昭和53年) 830
1979年(昭和54年) 802
1980年(昭和55年) 813
1981年(昭和56年) 735
1982年(昭和57年) 691
1983年(昭和58年) 684
1984年(昭和59年) 624
1985年(昭和60年) 551
1986年(昭和61年) 538
1987年(昭和62年) 520
1988年(昭和63年) 516
1989年(平成元年) 527
1990年(平成02年) 566
1991年(平成03年) 567
1992年(平成04年) 542
1993年(平成05年) 535
1994年(平成06年) 524
1995年(平成07年) 515
1996年(平成08年) 508
1997年(平成09年) 495
1998年(平成10年) 471
1999年(平成11年) 470
2000年(平成12年) 481
2001年(平成13年) 477
2002年(平成14年) 460
2003年(平成15年) 450
2004年(平成16年) 440
2005年(平成17年) 420
2006年(平成18年) 360
2007年(平成19年) 350 [9]
2008年(平成20年) 310
2009年(平成21年) 300
2010年(平成22年) 320
2011年(平成23年) 340

駅周辺

バス路線

美幌駅バスターミナル

北海道が設置する美幌駅バスターミナルが隣接。待合室を設置する。

2019年(令和元年)12月20日現在[10][11]

大空町女満別市街・網走市方面(網走バス)、大空町東藻琴方面(網走交通バス)は廃止。美幌町営バスは廃止・沿線住民向けのスクールバス混乗化されている。

その他

  • 1953年公開の松竹映画「君の名は」のロケーションが当駅で行われ、全国的に知名度が上がった。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線
普通
緋牛内駅 (A64) - *美野仮乗降場 - *鳥ノ沢仮乗降場 - 美幌駅 (A65) - **西女満別駅 (A66) - 女満別駅 (A67)
*:打消線は廃駅
**:一部の下り列車は西女満別駅を通過する。

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c “JR美幌駅をご利用の皆さまへ 5月から美幌商工会議所で乗車券・定期券等を販売します”. 広報美幌 (美幌町): p. 12. (2016年5月号) 
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ http://www.onitoge.org/tetsu/sekihoku/41bihoro.htm
  4. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。 
  5. ^ 北海道630駅 小学館 1993年発行。
  6. ^ アイヌ語地名リスト ノブト~ヒラキ P101-110”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
  7. ^ 平成31年4月からJR美幌駅舎内でJR乗車券・定期券等を発売します。”. 美幌町 (2019年3月15日). 2019年6月24日閲覧。
  8. ^ 運輸・通信” (PDF). 平成19年度美幌町統計書. 美幌町. p. 179 (2007年). 2019年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月19日閲覧。
  9. ^ 運輸・通信” (PDF). 平成24年美幌町統計書. 美幌町. p. 129 (2012年). 2019年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月19日閲覧。
  10. ^ 交通機関情報”. 美幌町 (2019年4月8日). 2019年6月24日閲覧。
  11. ^ 女満別美幌号(2019年)” (PDF). 阿寒バス. 2019年7月20日閲覧。

報道発表資料

  1. ^ "石北線(新旭川・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明); 不明な引数|deadlinkdate=が空白で指定されています。 (説明)
  2. ^ "石北線(新旭川・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 4. 2018年8月19日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月19日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  3. ^ 石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 4 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。

新聞記事

  1. ^ a b “美幌、留辺蘂きょうから無人駅化”. 北海道新聞 (北海道新聞社): p. 23(朝刊/北見・オホーツク). (2016年5月1日) 
  2. ^ “駅 JR ひと味ひねったマチの顔”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1988年11月27日)
  3. ^ “JR美幌駅 キヨスクきょう閉店 乗降客減で収益が悪化 管内 残るは3店”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2008年7月31日)
  4. ^ a b “JR北海道 4駅を無人化”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年4月14日) 
  5. ^ “JR北海道、特急停車駅など4駅「みどりの窓口」廃止へ…4月30日限り”. Response. (株式会社イード). (2016年4月13日). http://response.jp/article/2016/04/13/273483.html?gp=1_email_20160414 2016年4月15日閲覧。 
  6. ^ “4駅窓口業務終了 奈井江・美幌・留辺蘂・美深 地元から職員配置も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2016年4月13日). オリジナルの2016年4月15日時点におけるアーカイブ。. http://archive.is/iF4ac 2016年4月15日閲覧。 
  7. ^ “美幌駅で乗車券販売再開 1日から3年ぶり 物産協が受託”. 北海道新聞. (2019年3月29日). オリジナルの2019年3月29日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/Yix0m 2019年3月29日閲覧。 

参考文献

関連項目

外部リンク