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2023年1月27日 (金) 04:42時点における版

若林 晃弘
読売ジャイアンツ #37
2019年11月23日、東京ドームにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都中野区
生年月日 (1993-08-26) 1993年8月26日(31歳)
身長
体重
180 cm
79 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 内野手外野手
プロ入り 2017年 ドラフト6位
初出場 2018年5月12日
年俸 2500万円(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

若林 晃弘(わかばやし あきひろ、1993年8月26日 - )は、東京都中野区出身のプロ野球選手内野手外野手)。右投両打。読売ジャイアンツ所属。実父は横浜大洋ホエールズに所属していた若林憲一

経歴

プロ入り前

幼少期には、既に現役を引退していた実父の憲一を相手に、ボール遊びや野球の練習をしていた。中野区立桃園第三小学校では世田谷タイガース、中野区立第九中学校では目黒西シニアに所属していた[2]

桐蔭学園高校への進学後は、1年夏の選手権神奈川大会でベンチ入りを果たし、投手として登板した。1年秋から外野手、2年秋からは遊撃手としてレギュラーの座を確保。茂木栄五郎らとクリーンアップを組んで臨んだ3年夏の神奈川県大会では、4回戦で茅ヶ崎西浜高校古村徹、5回戦で川崎工科高校青柳晃洋、準々決勝で武相高校井口和朋に勝利。しかし、松井裕樹を擁する桐光学園高校との準決勝に、4-5で惜敗した[3]。1学年後輩に山野辺翔、2学年後輩に齊藤大将がいる。

法政大学への進学後は、1年春から東京六大学野球のリーグ戦に出場すると、3年秋に正二塁手へ定着した。4年春にはリーグ2位の打率.390を記録。秋季には、打率.279、3本塁打という成績で、二塁手としてベストナインに選ばれた。在学中には、リーグ戦で通算59試合に出場。打率.267(176打数47安打)、4本塁打、20打点、10盗塁[4]という成績を残した。1学年先輩に、石田健大がいる。

JX-ENEOSへの入社後は、1年目からレギュラーとして出場。第42回社会人野球日本選手権大会では、NTT西日本との初戦に敗れたものの、「9番・二塁手」として先発出場した[5]。2年目の第88回都市対抗野球大会には、三菱日立パワーシステムズの補強選手として出場すると、JR西日本との準々決勝では満塁本塁打を記録。秋には、社会人日本代表の内野手として第28回BFAアジア選手権へ出場した[6]

2017年10月26日に行われたNPBドラフト会議では、読売ジャイアンツから6位指名を受け、契約金4000万円、年俸800万円(金額は推定)という条件で入団した[7][8]。背番号は60。担当スカウトは井上真二[8]

巨人時代

2018年は、5月12日の対中日ドラゴンズ戦8回表から、中堅手として一軍公式戦に初出場を果たした。8月9日の対阪神タイガース戦(東京ドーム)では、秋山拓巳から左打席で初安打を放った。最終的に、一軍公式戦には通算で17試合に出場したが、この安打だけ(18打数1安打)でシーズンを終えた。オフに、80万円増の推定年俸880万円で契約を更改した[9]

2019年は、レギュラーシーズン開幕直後の4月7日に出場選手登録を果たすも、同月17日の広島東洋カープ戦で右腕に死球を受け2週間足らずで一軍登録を抹消された[10]。一軍で二塁を守っていた選手達に故障や不振が相次いだことから、セ・パ交流戦直前の6月1日に再び登録されると、6月7日の対千葉ロッテマリーンズ戦(東京ドーム)では、一軍公式戦での初本塁打を二木康太から左打席で記録した[11][注 1]。交流戦では17試合に出場すると、チームの規定打席到達者トップ(全12球団で11位タイ)の打率.333を記録。一時は、交流戦の打率.441でトップに立っていた[14]。レギュラーシーズン終盤の9月上旬に出場選手登録を再び抹消されたが、一軍公式戦全体では77試合の出場で、打率.239ながら5本塁打を放ったほか、58試合で二塁、17試合で三塁、6試合で外野、2試合で一塁、1試合で遊撃を守る[15]などユーティリティープレイヤーとして活躍。チームがセントラル・リーグ優勝を経て臨んだポストシーズンでも、阪神とのクライマックスシリーズ ファイナルステージ日本シリーズに出場した。オフに、1020万円増の推定年俸1900万円で契約を更改[16]。背番号が37に変更された[16]

2020年は、開幕一軍を逃したものの、開幕直後の6月25日に出場選手登録を果たす。7月18日に抹消されたものの、8月4日に再登録された後はシーズン終了まで一軍に帯同した。前年と同程度の76試合に出場したが、主に二塁に定着した吉川尚輝の台頭の影響もあり、スタメン機会は前年に比べ減少した。また20試合で二塁を守ったのに対し、43試合でレフトやライトに就くなど外野手としての出場機会が増加した。盗塁を6回試みて4回失敗するなど走塁面に課題を残した。日本シリーズでは、4戦目で「1番・右翼手」としてシリーズ初スタメン出場し二塁打から先制のホームを踏んだが、試合は直後に逆転されシリーズ敗退が決定した。オフに、300万円増の推定年俸2200万円で契約を更改した[17]

2021年は、オープン戦で打率、本塁打、打点でチームトップの記録を残し、「2番・二塁手」で開幕スタメンを勝ち取った[18]。3月27日の開幕2戦目で、走塁時に左太ももを負傷し途中交代したが[19]、登録抹消はされず、同31日に代打として実戦復帰した[18]。4月4日に新型コロナウイルス感染症の陽性判定が確認され、2021特例適用選手として出場選手登録を抹消された[20]。最終的に、自己最多の96試合に出場し、打率.239、5本塁打、16打点を記録した[21]。オフに、600万円増となる推定年俸2800万円で契約を更改した[21]

2022年

選手としての特徴・人物

打撃でのパンチ力と勝負強さ、50mを5秒8で走る俊足、内・外野どこでも守れる守備の器用さを武器としている[22][23][24][25]

元々は右打ちであったが、父親の勧めで小学2年時から左打ちの練習を始め、両打ちとなった[26]

チーム内での愛称は「ワカ[27]、ファンからは自身が端正な顔立ちであることから「若様」と呼ばれている[28]

高校時代のチームメイト・茂木栄五郎とは仲が良く、互いを認め合う関係[22]。巨人入団後の2019年6月6日には茂木が在籍する楽天戦でプロ初打点を挙げ、グラウンドで彼から「ナイスバッティング」と声をかけられている[22]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2018 巨人 17 19 18 2 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 6 0 .056 .105 .056 .161
2019 77 273 234 34 56 9 1 5 82 21 11 2 4 1 32 1 2 51 3 .239 .335 .350 .685
2020 76 159 146 22 36 6 1 2 50 14 2 4 3 1 8 0 1 32 6 .247 .288 .342 .631
2021 96 242 213 25 51 11 0 5 77 16 1 3 3 2 22 0 2 46 1 .239 .314 .362 .675
2022 43 91 80 3 16 3 0 0 19 8 0 1 3 1 7 0 0 24 4 .200 .261 .238 .499
通算:5年 309 784 691 86 160 29 2 12 229 59 14 10 13 5 70 1 5 159 14 .232 .305 .331 .636
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績

内野守備


一塁 二塁 三塁 遊撃
















































2018 巨人 - 1 0 1 0 1 1.000 - 3 1 5 1 1 .857
2019 2 1 0 0 0 1.000 58 123 141 9 26 .967 17 6 20 0 3 1.000 1 0 1 0 0 1.000
2020 8 27 1 1 3 .966 20 18 39 2 9 .966 9 0 1 0 1 1.000 1 1 1 0 0 1.000
2021 25 31 8 0 4 1.000 43 55 86 2 16 .986 4 0 2 0 0 1.000 19 25 36 3 7 .953
2022 6 15 0 1 0 .938 4 2 4 0 0 1.000 4 2 4 0 0 1.000 4 3 2 0 2 1.000
通算 41 74 9 2 7 .976 126 198 271 13 52 .973 34 8 27 0 4 1.000 28 30 45 4 10 .949
外野守備


外野












2018 巨人 2 0 0 0 0 .---
2019 6 6 0 0 0 1.000
2020 43 34 0 0 0 1.000
2021 24 15 0 0 0 1.000
2022 21 19 1 0 0 1.000
通算 96 74 1 0 0 1.000
  • 2022年度シーズン終了時

記録

初記録

背番号

  • 60(2018年 - 2019年)
  • 37(2020年 - )

登場曲

脚注

注釈

  1. ^ 実父の若林憲一も大洋外野手時代の1977年に一軍公式戦で唯一の本塁打を放っていたことから、NPBの一軍公式戦としては史上7組目の親子本塁打も達成した[12][13]

出典

  1. ^ 巨人 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月26日閲覧。
  2. ^ 若林 晃弘|侍ジャパン選手プロフィール”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2021年4月6日閲覧。
  3. ^ “桐光学園 5-4 桐蔭学園”. (2011年7月28日). https://vk.sportsbull.jp/koshien/game/2011/416/49846/ 2022年4月14日閲覧。 
  4. ^ リーグ戦・選手個人通算成績”. 一般財団法人 東京六大学野球連盟. 2021年4月6日閲覧。
  5. ^ 11月2日 京セラドーム大阪 第2試合 1回戦”. 日本野球連盟公式サイト. 2016年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月6日閲覧。
  6. ^ 2017年 第28回BFAアジア選手権 試合・大会詳細”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2021年4月6日閲覧。
  7. ^ “巨人がD4・北村、D5・田中ら3選手と合意”. サンケイスポーツ. (2017年11月17日). https://www.sanspo.com/baseball/news/20171117/gia17111718560005-n1.html 2017年12月7日閲覧。 
  8. ^ a b 巨人6位若林が仮契約「やっと実感」背番60内定”. 日刊スポーツ (2017年11月17日). 2021年3月25日閲覧。
  9. ^ 巨人若林80万増 ユーティリティー武器に2年目へ”. 日刊スポーツ (2018年11月19日). 2021年3月25日閲覧。
  10. ^ 右腕死球の巨人・若林が登録外れる”. SANSPO.COM(サンスポ) (2019年4月18日). 2020年3月7日閲覧。
  11. ^ 巨人若林プロ初本塁打「集中して打席に入りました」”. 日刊スポーツ (2019年6月7日). 2019年6月7日閲覧。
  12. ^ 巨人・若林、史上7組目の親子弾!大洋の外野手だった憲一さんに続いたプロ1号”. SANSPO.COM(サンスポ) (2019年6月8日). 2019年6月9日閲覧。
  13. ^ 巨人若林が父と二人三脚の左打席で感謝の初アーチ”. 日刊スポーツ (2019年6月7日). 2019年6月9日閲覧。
  14. ^ 巨人若林が交流戦首位打者、原監督も称えた決勝生還”. 日刊スポーツ (2019年6月18日). 2019年11月10日閲覧。
  15. ^ 2019年度 読売ジャイアンツ 個人守備成績(セントラル・リーグ)”. 日本野球機構. 2021年4月6日閲覧。
  16. ^ a b 巨人若林1020万円増 来季から「出世背番」37”. 日刊スポーツ (2019年12月3日). 2021年3月25日閲覧。
  17. ^ 巨人若林が300万円増「開幕からチームの力に」”. 日刊スポーツ (2020年12月15日). 2021年3月25日閲覧。
  18. ^ a b 【巨人】若林晃弘が実戦復帰 代打で登場 右太もも裏の張りから回復”. スポーツ報知 (2021年3月31日). 2021年4月22日閲覧。
  19. ^ 巨人若林が右足負傷し途中交代 28日は様子を見る”. 日刊スポーツ (2021年3月27日). 2021年4月22日閲覧。
  20. ^ 巨人激震!コロナで6人抹消 丸、中島、若林、ウィーラーが陽性…亀井、増田、北村も隔離”. サンケイスポーツ (2021年4月5日). 2021年4月22日閲覧。
  21. ^ a b 巨人若林晃弘600万円増「来年また頑張ろうと」二塁の定位置奪取狙う”. 日刊スポーツ (2021年12月10日). 2022年4月14日閲覧。
  22. ^ a b c レギュラーに定着した巨人・若林晃弘の永遠のライバルとは”. スポーツ報知 (2019年7月29日). 2021年10月3日閲覧。
  23. ^ 巨人・若林晃弘内野手 レギュラー奪取へ、突き進む/足で魅せる | 野球情報”. 週刊ベースボールONLINE (2019年6月28日). 2021年3月11日閲覧。
  24. ^ 若林晃弘 | 読売ジャイアンツ | 選手”. 週刊ベースボールONLINE. 2021年3月11日閲覧。
  25. ^ 【2018ルーキー】新人王を狙え!有力ルーキー 巨人編 | 野球情報”. 週刊ベースボールONLINE (2018年2月18日). 2021年3月11日閲覧。
  26. ^ 巨人ドラ6若林は両打ち&7ポジションの9刀流”. 日刊スポーツ (2017年11月8日). 2021年5月7日閲覧。
  27. ^ 【巨人】1軍に2人の「あきひろ」後藤コーチは秋広優人を「ゆうと」で若林晃弘と区別”. スポーツ報知 (2021年2月13日). 2021年3月11日閲覧。
  28. ^ 【巨人】“若様”若林晃弘、試練乗り越えればまた強くなるから…「ザ・男前」亀様から助言”. スポーツ報知 (2019年8月31日). 2021年10月3日閲覧。
  29. ^ 巨人若林プロ初本塁打「集中して打席に入りました」”. 日刊スポーツ (2019年6月7日). 2021年4月6日閲覧。

関連項目

外部リンク