2019年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ
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2019年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ | |
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2019ノジマ クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ 2019セノン クライマックスシリーズ・セ ファイナルステージ | |
MVPを受賞した岡本 | |
ゲームデータ | |
優勝 読売ジャイアンツ 6年ぶりの日本シリーズ出場 | |
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ノジマ(ファーストステージ) セノン(ファイナルステージ) |
試合日程 | 10月5日- 13日 |
MVP | 岡本和真 |
優勝チーム監督 | 原辰徳 |
進出 | 2019年の日本シリーズ |
ファイナルステージ | |
開催日程 | 10月9日 - 13日 |
球場 | 東京ドーム |
勝利チーム | 読売ジャイアンツ |
対戦相手 | 阪神タイガース |
勝敗 | 4勝1敗(アドバンテージ1勝を含む) |
ファーストステージ | |
開催日程 | 10月5日 - 7日 |
球場 | 横浜スタジアム |
勝利チーム | 阪神タイガース |
対戦相手 | 横浜DeNAベイスターズ |
勝敗 | 2勝1敗 |
シーズン成績 | |
読売ジャイアンツ77勝64敗2分 勝率 .546 | |
横浜DeNAベイスターズ71勝69敗3分 勝率 .507 | |
阪神タイガース69勝68敗6分 勝率 .504 | |
< 20182021 > |
2019年のセントラル・リーグクライマックスシリーズは、2019年10月に開催されたプロ野球セントラル・リーグのクライマックスシリーズ。
概要
[編集]本大会はSMBC日本シリーズ2019出場権をかけたプレーオフトーナメント。4年ぶりに全試合が関東地方で開催された。
ファーストステージ
[編集]レギュラーシーズン2位の横浜DeNAベイスターズと3位の阪神タイガースが3戦2勝先取制で争い、勝者がファイナルステージに進出する。今シリーズは、横浜市に本社を置く家電量販店・ノジマが冠協賛社となり「2019ノジマ クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ」[1]として行われる。
横浜スタジアムでCSが行われるのは初めてのことであり、これでNPB全12球団の本拠地がクライマックスシリーズ開催経験をもつことになった。
ファイナルステージ
[編集]レギュラーシーズン1位(1勝分のアドバンテージが与えられる)の読売ジャイアンツとファーストステージ勝者の阪神タイガースが6戦4勝先取制で争い、勝者がSMBC日本シリーズ2019への出場権を得る。今シリーズは、新宿に本社を置く警備会社・セノンが冠協賛社となり「2019セノン クライマックスシリーズ・セ ファイナルステージ」[2]として行われる。
東京ドームでの開催は2016年ファーストステージ以来3年ぶり。ファイナルステージの開催は2014年以来5年ぶりとなる。
なお、10月12日は令和元年東日本台風(台風19号)接近の影響による観客の安全面を考慮し、中止順延となった[3]。さらに、13日は東日本台風の影響で午前中、各交通機関で運転が見合わせとなるため、観客の安全を考慮し、試合開始時間を14時から15時30分に変更した[4]。
トーナメント表
[編集]1stステージ(準決勝) | ファイナルステージ(決勝) | |||||
(6戦4勝制) 東京ドーム | ||||||
巨人(セ優勝) | ☆○○●○ | |||||
(3戦2勝制) 横浜スタジアム |
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阪神 | ★●●○● | |||||
DeNA(セ2位) | ●○● | |||||
阪神(セ3位) | ○●○ | |||||
- ☆・★=ファイナルステージのアドバンテージによる1勝・1敗分
日程
[編集]ファーストステージ
[編集]日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
10月5日(土) | 第1戦 | 阪神タイガース | 8 - 7 | 横浜DeNAベイスターズ | 横浜スタジアム |
10月6日(日) | 第2戦 | 阪神タイガース | 4 - 6x | 横浜DeNAベイスターズ | |
10月7日(月) | 第3戦 | 阪神タイガース | 2 - 1 | 横浜DeNAベイスターズ | |
勝者:阪神タイガース |
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ファイナルステージ
[編集]日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
アドバンテージ | 阪神タイガース | 読売ジャイアンツ | |||
10月9日(水) | 第1戦 | 阪神タイガース | 2 - 5 | 読売ジャイアンツ | 東京ドーム |
10月10日(木) | 第2戦 | 阪神タイガース | 0 - 6 | 読売ジャイアンツ | |
10月11日(金) | 第3戦 | 阪神タイガース | 7 - 6 | 読売ジャイアンツ | |
10月12日(土) | 第4戦 | 令和元年東日本台風(台風19号)のため中止 | |||
10月13日(日) | 阪神タイガース | 1 - 4 | 読売ジャイアンツ | ||
勝者:読売ジャイアンツ |
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試合結果
[編集]ファーストステージ
[編集]日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
10月5日(土) | 第1戦 | 阪神タイガース | 8 - 7 | 横浜DeNAベイスターズ | 横浜スタジアム |
10月6日(日) | 第2戦 | 阪神タイガース | 4 - 6x | 横浜DeNAベイスターズ | |
10月7日(月) | 第3戦 | 阪神タイガース | 2 - 1 | 横浜DeNAベイスターズ | |
勝者:阪神タイガース |
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第1戦 10月5日
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【DeNA vs 阪神】ダイジェスト CS 1st STAGE 第1戦 2019/10/05 - YOKOHAMA DeNA BAYSTARS CHANNEL |
初のクライマックスシリーズ(以下、CS)本拠地開催となったDeNAの先発は石田、阪神の先発は西。
DeNAは1回裏、筒香の3点本塁打で先制する。さらに無死1塁とすると、続く宮﨑の打球が阪神先発・西を直撃し、阪神は投手を西から守屋に交代[7]。先発・西は1つもアウトを取れずに降板となった。その後阪神は4回表、梅野の犠飛で1点を返すも、5回裏にDeNAが阪神の4番手・島本を攻め、筒香、ロペス、柴田の適時打で4点を追加し、7-1と6点をリードした。それでも阪神は7回表、DeNAの3番手・バリオスを攻め1死2塁とし、木浪の適時打で1点を返す。さらに、4番手・エスコバーから近本が遊安打を放ち1死1,2塁とすると、北條の3点本塁打で、7-5の2点差とした。続く8回表には、続投したエスコバーから木浪が適時打を放ち1点差とする。さらに近本の安打と盗塁で2死2,3塁とすると、北條が5番手・国吉から2点適時打を放ち、7-8と逆転に成功した。阪神は6回以降、能見、ドリス、岩崎が無失点で繋ぐと、最後は藤川が9回裏を無失点で抑えて、阪神が8-7で勝利し、ファイナルステージ進出に王手をかけた[8]。
CS[注 1]で6点差を逆転し勝利を収めるのは史上初[7]。また、阪神の北條は5打点を記録したが、CSでの1試合5打点以上は前年のパ・リーグファイナルステージ第3戦の上林誠知以来、史上12人目(14度目)、セ・リーグでは2012年第2ステージ第2戦の小笠原道大以来、史上2人目[7]。
第2戦 10月6日
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【DeNA vs 阪神】ダイジェスト CS 1st STAGE 第2戦 2019/10/06 - YOKOHAMA DeNA BAYSTARS CHANNEL |
DeNAの先発は濵口、阪神の先発は青柳。
DeNAは1回裏、ロペスの2点本塁打で先制すると、3回裏には筒香がソロ本塁打を放ち、1点を追加し、3点をリードした。一方の阪神は5回表、北條の左線適時二塁打と、続く福留の右前適時打で2点を返し1点差とすると、さらに6回表には上本が左前適時打を放ち、同点に追いついた。対するDeNAは直後の6回裏、神里が阪神の3番手・ガルシアから左前適時打を放ち、DeNAが再び1点をリードした。しかし9回表、DeNAは8回表から登板していたクローザー・山﨑を続投させるも、2死から福留にソロ本塁打を浴び、同点に追いついかれた。それでも直後の9回裏、8回裏から登板していた阪神の5番手・岩崎から、代打・乙坂が右越2点本塁打を放ち、DeNAがサヨナラ勝ちを決め、ファイナルステージ進出へ逆王手をかけた[10]。
CSでのサヨナラ勝ちは、2015年ファイナルステージ第1戦のソフトバンク以来11度目で[11]、セ・リーグでは2012年ファイナルステージ第5戦(石井義人のサヨナラ安打)以来。また、サヨナラ本塁打は2009年第2ステージ第1戦のターメル・スレッジ以来、CS史上3本目で、セ・リーグでは史上初[11]。代打サヨナラ本塁打は両リーグ通じてCS史上初であり、日本シリーズを含めても1992年の杉浦亨以来、史上2本目[11]。
また、乙坂は2017年ファーストステージ第2戦でも代打本塁打を放っており、CSで代打本塁打を2本記録したのは史上初[11]。
第3戦 10月7日
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【DeNA vs 阪神】ダイジェスト CS 1st STAGE 第3戦 2019/10/07 - YOKOHAMA DeNA BAYSTARS CHANNEL |
DeNAの先発は平良、阪神の先発は髙橋遥。
阪神は4回表、2死1,2塁のチャンスを作ると、3回まで1安打無失点の好投を見せていた先発・髙橋遥に代えて代打・鳥谷を送る。すると、DeNAも先発・平良に代わって、第1戦に先発した石田が登板。鳥谷には四球で出塁を許したが、近本は一ゴロに抑え、無失点で切り抜けた。その後阪神は6回表、1死3塁のチャンスを作ると、5回表から登板していたDeNAの3番手・国吉の暴投で1点を先制する。一方のDeNAは7回裏、6回裏から登板していた阪神の3番手・岩崎を攻め1死満塁のチャンスを作ると、伊藤光の三ゴロを三塁手・北條がファンブルする間に1点を入れ、同点に追いついた。ここで阪神は投手を岩崎からドリスに交代。なおも1死満塁という状況だったが、柴田を空振り三振、代打・佐野を中飛に抑え、同点のまま7回裏を終えた。すると阪神は直後の8回表、DeNAの5番手・エスコバーから髙山が死球で出塁すると、代走・植田が二盗に成功。さらにエスコバーの暴投で1死3塁とすると、梅野が中犠飛を放ち、阪神が1点を勝ち越した。阪神は8回裏からクローザー・藤川が登板し、そのまま9回裏まで続投。最後は代打・乙坂を投ゴロに抑え、阪神が2-1で勝利し、5年ぶり2度目となるファイナルステージ進出を決めた[13][14]。
これにより、セ・リーグのCSでは、2016年から4年連続で3位チームがファイナルステージに進出することとなった[15]。
なおDeNAの筒香はシーズン終了後にメジャーリーグ挑戦を表明。翌2020年にタンパベイ・レイズへ移籍したため、2021年現在この試合が日本での最後の出場試合となっている。
ファイナルステージ
[編集]日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
アドバンテージ | 阪神タイガース | 読売ジャイアンツ | |||
10月9日(水) | 第1戦 | 阪神タイガース | 2 - 5 | 読売ジャイアンツ | 東京ドーム |
10月10日(木) | 第2戦 | 阪神タイガース | 0 - 6 | 読売ジャイアンツ | |
10月11日(金) | 第3戦 | 阪神タイガース | 7 - 6 | 読売ジャイアンツ | |
10月12日(土) | 第4戦 | 令和元年東日本台風(台風19号)のため中止 | |||
10月13日(日) | 阪神タイガース | 1 - 4 | 読売ジャイアンツ | ||
勝者:読売ジャイアンツ |
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第1戦 10月9日
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【ハイライト】10/9 丸・岡本の連続HRで先制の巨人がCSファイナル初戦を勝利!【巨人対阪神】 - DRAMATIC BASEBALL |
巨人の先発は山口、阪神の先発は望月。
巨人は1回裏、丸と岡本の2者連続本塁打で2点を先制すると、続く2回裏には2死1,2塁から亀井、坂本勇の連続適時打で3点を追加し、2回までに5点をリードした。対する阪神は4回表、2死満塁から髙山の打席で巨人の先発・山口が暴投し、1点を返す。さらに髙山が四球で出塁し、再び2死満塁とするも、大山が中飛に倒れた。阪神の先発・望月は2回5失点で降板するも、3回以降は岩貞、能見、守屋が2回ずつ投げ無失点に抑える好投を見せた。しかし、対する巨人の先発・山口は8回1/3まで4回表の暴投による1失点に抑える好投を見せる。9回表に登板した3番手・デラロサが2安打と四球で2死満塁のピンチを作り、押し出し四球で1点を与えるも、最後は木浪を三ゴロに抑え、巨人が5-2で勝利。アドバンテージを含め2勝0敗とした[17]。
阪神は前回のファイナルステージ進出時(2014年)は4勝1敗(相手のアドバンテージ含む)での突破であったため[18]、ファイナルステージでは初の敗戦となった。
第2戦 10月10日
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【ハイライト】10/10 メルセデスが7回無失点、6得点を奪った巨人が連勝で日本シリーズ進出へ王手!【巨人対阪神】 - DRAMATIC BASEBALL |
巨人の先発はメルセデス、阪神の先発はファーストステージ第3戦から中2日での登板となる髙橋遥[20]。
巨人は1回裏、亀井の右二塁打、坂本勇の右前安打で無死1,3塁のチャンスを作ると、続く丸の遊撃併殺打の間に先制する。さらに4回裏には、3回裏から登板していた阪神の2番手・ガルシアから、ゲレーロが2点本塁打を放ち3-0とする。続く5回裏には3番手・島本から亀井が右中間二塁打、坂本勇が四球で出塁し、さらにダブルスチールで1死2,3塁とすると、丸の左犠飛、岡本の右前適時打で2点を追加し、リードを5点に広げた。巨人はその後、8回裏には若林の中前適時打で1点を追加し、ダメ押しに成功。投手陣では、先発・メルセデスが7回3安打無失点と好投すると、8回は大竹、9回はデラロサがそれぞれ無失点に抑え、阪神打線に三塁を踏ませることなく巨人が6-0で完封勝ち。アドバンテージを含む3勝0敗とし、日本シリーズ進出に王手をかけた。一方の阪神は、投打ともに振るわず、後がなくなった[21]。
第3戦 10月11日
[編集]1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
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阪神 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 12 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 11 | 1 |
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【ハイライト】10/11 最終回 大山のホームランで勝ち越しの阪神が勝利!【巨人対阪神】 - DRAMATIC BASEBALL |
巨人の先発は戸郷、阪神の先発は青柳。
阪神は3回表、梅野のソロ本塁打で先制に成功する。その後、近本の内野安打と2つの四球で2死満塁とするも、糸原が三邪飛に倒れた。すると直後の3回裏、巨人は先発・戸郷に代打・若林を送ると、死球で出塁。その後、亀井の右前安打などで1死1,3塁となると、阪神は先発・青柳に代わってガルシアが登板する。しかし、丸に四球を与え満塁とすると、岡本、阿部が連続適時打を放ち、3点を入れ巨人が逆転した。さらに続く4回裏には陽が3番手・島本からソロ本塁打を放ち1点を追加し、3点をリードする。それでも阪神は直後の5回表、巨人の2番手・桜井から3四死球で無死満塁のチャンスを作る。ここで巨人は投手を高木に交代。しかし、髙山が右前適時打、1死後に梅野が左前適時打、2死後に近本が右線適時三塁打を放ち、5点を入れ6-4と逆転に成功した。しかし直後の5回裏、岡本が4番手・ドリスから2点本塁打を放ち、巨人が6-6の同点に追いついた。その後阪神は9回表、先頭の大山が8回表から登板していた6番手・中川からソロ本塁打を放ち勝ち越しに成功。9回裏は、8回裏から登板していた抑えの藤川が2回連続で三者凡退に抑え、阪神が7-6で勝利。阪神が、巨人のアドバンテージを含む1勝3敗とした[23]。
試合時間の4時間32分は2004年のプレーオフ第1ステージ第3戦を1分上回り、9回で終了した現行制度のCSとしては最長となった[注 2]。
第4戦 10月13日
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【ハイライト】10/13 丸のセーフティバントが決勝点!巨人6年ぶりの日本シリーズ進出決定!【巨人対阪神】 - DRAMATIC BASEBALL |
巨人の先発は髙橋、阪神の先発は西。
当初、第4戦は前日である10月12日の14時00分開始予定であったが、台風19号の影響で中止となり、同13日に延期となった[25]。また、試合開始時間は1時間半繰り下げとなる15時30分となった[25]。ドーム球場の試合が中止となるのは、セ・リーグのCS史上初[26]。
阪神は2回表、大山の左中間二塁打、梅野の一犠打で1死3塁のチャンスを作ると、糸原の左犠飛で1点を先制する。阪神の先発・西は4回1死まで完全投球を続けるも、5回裏に岡本にソロ本塁打を浴び、同点に追いつかれる。さらに続く6回裏、先頭打者の山本が左二塁打を放ち、2死3塁となってから丸がセーフティバントを試みると、西の送球が逸れ、巨人が1点を勝ち越した。7回表、西は代打を出され、6回2失点で交代し、7回裏は2番手に岩崎が登板。巨人はその岩崎から、ゲレーロが2点本塁打を放ち、リードを3点に広げた。投手陣では、巨人の先発・髙橋が5回0/3を2安打1失点に抑えると、大竹、田口、中川、デラロサがそれぞれ無安打無四球に抑え、巨人が4-1で勝利。これで対戦成績をアドバンテージを含めて4勝1敗とし、2013年以来6年ぶりとなる日本シリーズ進出を決めた。
既に退団が決まっていた鳥谷は9回表2死に梅野の代打として出場し、二ゴロに倒れて最後の打者になった[27]。
表彰選手
[編集]テレビ・ラジオ放送およびネット配信
[編集]テレビ放送
[編集]ファーストステージ放送日程
[編集]- 第1戦(10月5日)
- TBSテレビ ≪地上波、関東ローカル≫[29]
- 放送時間:14:00 - 15:54
- 毎日放送 ≪地上波、TBS系列、関西ローカル≫[30]
- 放送時間:13:54 - 17:30(延長90分)
- BS-TBS・BS-TBS 4K[31]
- 放送時間:15:53 - 17:54(関東地上波からのリレー中継、延長60分)
- TBSチャンネル2≪有料CS≫[32]
- 放送時間:13:55 - (19:00)
- 第2戦(10月6日)
- テレビ神奈川 ≪地上波、神奈川県ローカル≫
- 放送時間:13:45 - 17:50
- BS-TBS・BS-TBS 4K[33]
- 放送時間:14:00 - 18:09(延長75分)
- TBSチャンネル2 ≪有料CS≫
- 放送時間:13:55 - (19:00)
- 第3戦(10月7日)
- テレビ神奈川 ≪地上波、神奈川県ローカル≫
- 放送時間:18:00 - 22:15(18:00 - 18:15及び21:30 - 22:15は、サブチャンネル<032ch>で放送)
- BS-TBS・BS-TBS 4K[31]
- 放送時間:18:00 - 22:18(延長84分)
- TBSチャンネル2 ≪有料CS≫
- 放送時間:17:55 - (23:00)
ファイナルステージ放送日程
[編集]- 第1戦(10月9日)
- 日本テレビ系列 ≪地上波≫[注 3][34]
- 放送時間:19:00 - 20:54
- BS日テレ・BS日テレ 4K[34]
- 放送時間:18:00 - 19:00(地上波トップ中継)、20:52 - 21:24(地上波リレー中継、142chで放送。)
- 日テレジータス≪有料CS≫[34]
- 放送時間:17:45 - (22:00)
- 第2戦(10月10日)
- 読売テレビ ≪地上波、日本テレビ系列、関西ローカル≫[35]
- 放送時間:19:00 - 20:54
- BS日テレ・BS日テレ 4K
- 放送時間: 18:00 - 20:54
- 日テレジータス≪有料CS≫
- 放送時間:17:45 - (22:00)
- 第3戦(10月11日)
- 日本テレビ系列 ≪地上波≫[注 4]
- BS日テレ・BS日テレ 4K
- 放送時間:18:00 - 19:00
- 日テレジータス≪有料CS≫
- 放送時間:17:45 - 23:00(延長60分)
- 第4戦(10月13日)
- NHK総合[36]
- 放送時間:15:25 - 18:00[注 7](マルチ編成実施無し)・18:00 - 18:45(マルチ編成を実施し、サブチャンネルにて放送)
- 日テレジータス≪有料CS≫
- 放送時間:15:15 - (18:00)[注 8]
※台風による第4戦以降の順延がなければ、第4戦は順延決定後の第5戦の各放送局において放送予定であった。
- 打ち切りとなった試合
第5戦(10月14日)、第6戦(10月15日)が実施された場合には、日本テレビ系列 ≪地上波≫、BS日テレ・BS日テレ 4K、日テレジータス≪有料CS≫にて試合終了まで放送予定であった。
ラジオ放送
[編集]ファーストステージ放送日程
[編集]ファイナルステージ放送日程
[編集]ネット配信
[編集]ファーストステージ配信日程
[編集]ファイナルステージ配信日程
[編集]- DAZN
- Hulu
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ プレーオフを含む。以下で用いる「CS」も、指定がない限り同様。
- ^ 前期後期制時代のプレーオフを含めると、1981年のプレーオフ第2戦の5時間17分が史上最長。
- ^ フジテレビ系列とのクロスネット局テレビ宮崎(UMK)を除く
- ^ ただし、福岡放送ではCSパファイナルステージ埼玉西武VS福岡ソフトバンク第3戦に差し替え。フジテレビ系列とのクロスネット局テレビ大分(TOS)は放送せず。
- ^ 22:34 - 22:44に事後枠『ダッグアウト』も別途放送。
- ^ 巨人の日本シリーズ進出決定戦の為、試合終了まで延長。巨人の日本シリーズ進出決定戦でなかった場合は延長無しで、20:54までを予定していた。20:52以降プロ野球中継継続かつ地上波で延長しない場合は、BS日テレ142chで放送し、最大延長21:54の予定であった。
- ^ 当初は、14時試合開始予定であったため、13:55放送開始予定であった。
- ^ 当初は、14時試合開始予定であったため、13:45放送開始予定であった。
- ^ 東日本台風の影響によりセ・リーグ第4戦の試合開始が15:30からに繰り下げられたため、同日14:00に試合開始だったパ・リーグ第4戦に変更。
- ^ 競馬中継(当日は秋華賞<京都競馬場>がメイン。東京競馬場は東日本台風の影響で開催中止)優先のため。
出典
[編集]- ^ a b 球団初開催!クライマックスシリーズ・セ ファーストステージの協賛に株式会社ノジマが決定!
- ^ 株式会社セノンがCSセ ファイナルステージの冠協賛社に決定
- ^ 10月12日(土)のCS第4戦「巨人-阪神」 中止・順延の決定について 読売巨人軍・読売新聞社
- ^ “10月13日(日)の2019 セノン CSセ ファイナルステージ第4戦の試合開始時間変更について”. www.giants.jp. 2019年10月11日閲覧。
- ^ クライマックスシリーズ 巨人軍主催試合のチケット販売について
- ^ 【CS ファーストステージ】 横浜DeNAベイスターズ vs 阪神タイガース 第1戦日本野球機構
- ^ a b c “阪神、奇跡のCS初6点差大逆転!北條が反撃3ラン&V三塁打でプロ初5点打”. サンケイスポーツ. (2019年10月6日) 2022年4月25日閲覧。
- ^ “阪神がDeNAに6点差逆転先勝/セCS第1戦詳細”. 日刊スポーツ. (2019年10月5日) 2022年4月29日閲覧。
- ^ 【CS ファーストステージ】 横浜DeNAベイスターズ vs 阪神タイガース 第2戦 日本野球機構
- ^ “DeNA乙坂サヨナラ弾!1勝1敗に/セCS詳細”. 日刊スポーツ. (2019年10月6日) 2022年4月29日閲覧。
- ^ a b c d “CS初!DeNA乙坂が代打サヨナラ本塁打”. 日刊スポーツ. (2019年10月6日) 2022年4月25日閲覧。
- ^ 【CS ファーストステージ】 横浜DeNAベイスターズ vs 阪神タイガース 第3戦 日本野球機構
- ^ “阪神5年ぶりCSファイナルへ!DeNA終戦/詳細”. 日刊スポーツ. (2019年10月7日) 2022年4月29日閲覧。
- ^ “阪神“下克上”で5年ぶりCSファイナル進出! 8日前にはリーグ4位も快進撃続く DeNAは無念”. スポーツニッポン. (2019年10月7日) 2022年4月29日閲覧。
- ^ “【巨人記録室】2016年から4年連続でセ3位が最終S進出 巨人(3位)が阪神(2位)とCS第1Sで激突”. スポーツ報知. (2021年11月6日) 2022年4月29日閲覧。
- ^ 【CS ファイナルステージ】 読売ジャイアンツ vs 阪神タイガース 第1戦 日本野球機構
- ^ “巨人先勝で2勝 丸、岡本弾/セCSファイナル詳細”. 日刊スポーツ. (2019年10月9日) 2022年4月29日閲覧。
- ^ “原巨人4連敗、史上初の屈辱「相手が上」”. 日刊スポーツ. (2014年10月19日) 2022年4月30日閲覧。
- ^ 【CS ファイナルステージ】 読売ジャイアンツ vs 阪神タイガース 第2戦 日本野球機構
- ^ “阪神高橋遥人が第2戦先発 DeNA戦から中2日”. 日刊スポーツ. (2019年10月9日) 2022年4月30日閲覧。
- ^ “巨人が王手!阪神崖っぷち/セCSファイナルS詳細”. 日刊スポーツ. (2019年10月10日) 2022年4月29日閲覧。
- ^ 【CS ファイナルステージ】 読売ジャイアンツ vs 阪神タイガース 第3戦日本野球機構
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- ^ 【CS ファイナルステージ】 読売ジャイアンツ vs 阪神タイガース 第4戦 日本野球機構
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- ^ TBS. “TBS『クライマックスシリーズ ファーストステージ|TBSテレビ』”. TBSテレビ. 2019年10月2日閲覧。
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- ^ a b c 日本テレビ放送網株式会社『セ・リーグ クライマックスシリーズ ファイナルステージ の放送予定について』(プレスリリース)2019年10月1日 。2019年10月5日閲覧。
- ^ “読売テレビ、阪神-巨人CS第2戦を地上波で中継”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2019年10月8日) 2019年10月8日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “プロ野球|NHKスポーツオンライン -NHKスポーツ番組総合情報サイト-”. NHK スポーツオンライン. 2019年10月4日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
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優勝 | 読売ジャイアンツ | 2位 | 横浜DeNAベイスターズ | 優勝 | 埼玉西武ライオンズ | 2位 | 福岡ソフトバンクホークス |
3位 | 阪神タイガース | 4位 | 広島東洋カープ | 3位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 4位 | 千葉ロッテマリーンズ |
5位 | 中日ドラゴンズ | 6位 | 東京ヤクルトスワローズ | 5位 | 北海道日本ハムファイターズ | 6位 | オリックス・バファローズ |
:日本一 :日本シリーズ出場 :CSファイナル敗退 | |||||||