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2023年1月27日 (金) 04:52時点における版

松本 直樹
東京ヤクルトスワローズ #32
2019年4月3日
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 香川県坂出市
生年月日 (1993-10-17) 1993年10月17日(30歳)
身長
体重
177 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手一塁手
プロ入り 2017年 ドラフト7位
初出場 2018年4月25日
年俸 1000万円(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

松本 直樹(まつもと なおき、1993年10月17日 - )は、香川県坂出市出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。

経歴

プロ入り前

小学生の時、金山野球スポーツ少年団で野球を始める[2]国立香川大学教育学部附属坂出中学校では長尾健司監督の指導の下、放課後の練習時間が1時間弱という環境の中、四国大会準優勝を達成した[3]

丸亀高時代は3年夏の全国高等学校野球選手権香川大会決勝戦で松本竜也擁する英明高に完封負け[4]立教大学に一般入試で進み、硬式野球部ではリーグ戦通算13試合に出場(フル出場は3試合)したが、無安打[5]に終わるなど打撃に課題があった。

社会人の西濃運輸では1年目から正捕手の座を掴むなど急成長を遂げ、都市対抗野球8強入りに貢献。大会中一度も盗塁を許さなかった[6]2017年ドラフト会議にて東京ヤクルトスワローズから7位指名を受け、入団。ヤクルト入団後の合宿所には将棋盤を持参して入寮した[7]

ヤクルト時代

2018年は、4月25日の対阪神タイガース戦で9回表に守備についてプロ初出場を果たすと、4月29日の対読売ジャイアンツ戦では初の先発マスクで石川雅規とバッテリーを組んだ[8]。しかし、5月3日には出場選手登録抹消となり一軍定着とはならず、6試合の出場にとどまった。

2019年は、8月24日に出場選手登録されると同日の阪神戦でプロ初安打を記録した[9]。その後に正捕手の中村悠平が登録抹消されたことで、先発出場の機会を増やし、9月22日の巨人戦ではプロ初本塁打を放った[10]。シーズンで33試合に出場し、打率は.212に終わったが、盗塁阻止率は.545と強肩を見せた。

2020年は、6試合の出場に終わった。

2021年は、7月2日に中村悠平特例2021の対象者となり登録抹消されたことにともない、代替指名選手として一軍に昇格したが[11]、出場機会がないまま7月6日に登録抹消となった[12]。最終的に一軍での試合出場はなかったが、二軍では一塁手もこなしながら[13]60試合に出場し、打率.322、4本塁打、30打点の好成績を残した[14]

2022年は、10試合と僅かな起用だったが2本塁打をマークするなど輝きを見せた[15][16]

選手としての特徴・人物

高い守備力を誇る捕手[17]。遠投120mの強肩に加え[18]、スローイングの精度も高く[17]、二塁到達タイムは1秒8前後を記録している[18]

明るい性格で研究熱心な一面も持つ[19]

大学2年春にイップスに陥るなど上手くいかないことが多く、一時は「野球を辞めたい」と考えたこともあったという[19]

両親はともに小学校教員[19]。小学2年時に自身が通う坂出市立金山小学校に父親が異動することになり、卒業するまで学校でも顔を合わせていた[19]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2018 ヤクルト 6 5 5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
2019 33 73 66 5 14 1 0 1 18 4 0 0 3 0 3 0 1 9 2 .212 .257 .273 .530
2020 6 14 13 0 3 0 0 0 3 0 0 0 0 0 1 0 0 3 0 .231 .286 .231 .516
2022 10 20 20 3 4 0 0 2 10 5 0 0 0 0 0 0 0 1 2 .200 .200 .500 .700
通算:4年 55 112 104 9 21 1 0 3 31 9 0 0 3 0 4 0 1 15 4 .202 .239 .298 .537
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績



捕手






















2018 ヤクルト 5 21 1 0 0 1.000 0 2 1 1 .500
2019 29 158 12 0 0 1.000 0 11 5 6 .545
2020 6 29 1 0 0 1.000 1 3 3 0 .000
2022[注 1] 10 44 1 0 0 1.000 0 4 4 0 .000
通算 50 252 15 0 0 1.000 1 20 13 7 .350
  • 2022年度シーズン終了時

記録

  • 初出場:2018年4月25日、対阪神タイガース4回戦(松山中央公園野球場)、9回表に捕手で出場
  • 初先発出場:2018年4月29日、対読売ジャイアンツ5回戦(東京ドーム)、8番・捕手で先発出場
  • 初打席:同上、2回表に田口麗斗から三邪飛
  • 初安打:2019年8月24日、対阪神タイガース19回戦(明治神宮野球場)、6回裏に能見篤史から中前安打
  • 初打点:2019年9月6日、対読売ジャイアンツ21回戦(明治神宮野球場)、8回裏に田口麗斗から投前犠打野選
  • 初本塁打:2019年9月22日、対読売ジャイアンツ23回戦(明治神宮野球場)、7回裏に鍵谷陽平から右越2ラン

背番号

  • 32(2018年 - )

登場曲

脚注

注釈

  1. ^ 企図数・許盗塁・盗塁刺・阻止率については参考文献参照

出典

  1. ^ ヤクルト - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月17日閲覧。
  2. ^ ヤクルト・松本直樹 重圧を力に 「プロ野球選手になりたいって言ったことは、たぶんない」”. 週刊ベースボールオンライン. 2022年8月20日閲覧。
  3. ^ ヤクルト7位 松本直樹・二塁送球1秒8を切る高速スローイングは球界屈指”. 週刊野球太郎. 2022年8月20日閲覧。
  4. ^ 【評】英明、総合力で突破 2年連続甲子園切符 丸亀につけいる隙与えず”. 四国新聞. 2021年6月4日閲覧。
  5. ^ リーグ戦・選手個人通算成績”. 一般財団法人 東京六大学野球連盟. 2021年6月4日閲覧。
  6. ^ 強肩に「IQ」備え、社会人で一気に飛躍 松本 直樹(西濃運輸)」『Baseball Gate』、2017年10月24日。2018年4月26日閲覧。
  7. ^ “【ヤクルト】ドラ7頭脳派捕手・松本、「将棋盤と駒」持参で入寮” (日本語). スポーツ報知. (2018年1月8日). https://hochi.news/articles/20180107-OHT1T50266.html?page=1 2018年4月26日閲覧。 
  8. ^ “ヤクルト 連敗脱出へドラ7松本がスタメンマスク”. 日刊スポーツ. (2018年4月19日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201804290000467.html 2022年2月17日閲覧。 
  9. ^ “ヤクルト・松本直、プロ初安打”. サンケイスポーツ. (2019年8月24日). https://www.sanspo.com/article/20190824-G26QYXRTHJN6BCDTNEBB2RWKZY/ 2022年2月17日閲覧。 
  10. ^ “ヤクルト・松本直が待望のプロ初アーチ! 前日Vの巨人から10点目、直後に雨が強くなり中断”. スポニチアネックス. (2019年9月22日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/09/22/kiji/20190922s00001173416000c.html 2022年2月17日閲覧。 
  11. ^ ヤクルト・中村が発熱のため「特例2021」で抹消 松本直が緊急昇格”. サンケイスポーツ (2021年7月2日). 2022年1月8日閲覧。
  12. ^ ヤクルト・中村悠平が昇格 2日に発熱で抹消「特例2021」で 阪神岩田稔も昇格”. デイリースポーツ (2021年7月6日). 2022年1月8日閲覧。
  13. ^ 『プロ野球カラー名鑑』ベースボール・マガジン社、20頁。 
  14. ^ 2021年度 東京ヤクルトスワローズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2022年1月8日閲覧。
  15. ^ ヤクルト松本直樹、正捕手不在の穴を埋め1軍支えた1カ月 経験糧にさらなる成長と再昇格を期待 - プロ野球番記者コラム - 野球コラム : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年11月27日閲覧。
  16. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年4月6日). “ヤクルト〝秀才捕手〟の松本直樹が927日ぶり通算2本目のアーチ 高津監督「まさかの」と笑み”. サンスポ. 2022年11月27日閲覧。
  17. ^ a b 東京ヤクルトスワローズのドラフト - ドラフト会議2017”. 日刊スポーツ. 2021年10月10日閲覧。
  18. ^ a b ヤクルト7位松本 ビールかけ翌日神宮で試合あった”. 日刊スポーツ (2017年10月26日). 2021年10月10日閲覧。
  19. ^ a b c d ヤクルト7位 松本直樹・二塁送球1秒8を切る高速スローイングは球界屈指”. 週刊野球太郎 (2018年1月31日). 2021年10月10日閲覧。

参考文献

  • ベースボール・マガジン社 編『ベースボール・レコード・ブック』 2023日本プロ野球記録年鑑、ベースボール・マガジン社、2022年。ISBN 978-4-583-11546-7  296ページ参照。

関連項目

外部リンク