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2023年1月27日 (金) 05:25時点における版
基本情報 | |
---|---|
国籍 | 日本 |
出身地 | 兵庫県神戸市 |
生年月日 | 1993年6月10日(31歳) |
身長 体重 |
181 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2011年 ドラフト3位 |
初出場 | 2012年9月12日 |
最終出場 | 2018年9月29日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
|
戸田 隆矢(とだ たかや、1993年6月10日 - )は、兵庫県神戸市出身の元プロ野球選手(投手)。左投左打。
経歴
プロ入り前
神戸市立神陵台中学校時代は兵庫県の神戸須磨クラブでエースを務める[1]。
樟南高校では、1年時にチームが第91回全国高等学校野球選手権大会に出場するも、自身はベンチ外であった。2年時からエースとなり、同年夏は鹿児島県予選決勝で鹿児島実業高に1-3で敗れ準優勝。「九州No.1左腕」の異名を取るようになり挑んだ3年夏だったが、鹿児島県予選準々決勝の神村学園高戦で7回途中に10点目を奪われ3-10(7回コールド)で敗退した[2]。甲子園出場経験はなし。
2011年10月27日、プロ野球ドラフト会議で広島東洋カープから3位指名を受けた[3]。
広島時代
2012年は二軍で11試合に登板し、4勝2敗、防御率3.27と好投。9月12日に左の先発が手薄だったチーム状況もあり、一軍初昇格。同日の読売ジャイアンツ戦でプロ初登板初先発を果たしたが、3回2失点で敗戦投手となった[4]。
2014年、7月16日の横浜DeNAベイスターズ戦で先発し、プロ初勝利を挙げる。シーズン後半は中継ぎに回り、8HPを挙げた。
2015年、春季キャンプで精彩を欠き、二軍再調整となり開幕一軍スタートを逃す。その間の二軍戦で7試合に登板し6勝無敗、防御率1点台と安定感を取り戻し5月4日に一軍昇格。5月8日、黒田博樹が右くるぶしの炎症で登録抹消され、黒田が先発予定だった同日の阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)に二軍での好成績を買われ、代役で先発(結果は6回2失点で初白星)。それ以降は再びリリーフに回り、主にロングリリーフ要員としてチームを支え、8月下旬以降は先発の駒不足というチーム事情から先発に再転向した。
2016年、開幕を二軍で迎えたが、4月23日に一軍に昇格。7月10日の阪神戦で9回無失点でプロ初の完封勝利を挙げた[5]。7月20日に独身寮で転倒し、左手関節靭帯を負傷し二軍落ちした[6]。この年より慢性的な左肘痛の影響もあって、一軍登板数が減っていくこととなる[7]。
2017年は3試合、2018年は7試合の登板に留まり、2019年はプロ入り初の一軍登板なしでシーズンを終えた。
2020年も一軍登板はなく、7月に左肘内側側副靱帯再建術の手術を受けることを決断[7]。11月4日、戦力外通告を受けたが[8]、同時に育成選手での再契約を結ぶ方針であることも発表された[7]。12月10日、育成契約で合意した[9]。背番号は125[9]。
2022年も一軍での登板は無く、10月4日に球団から戦力外通告を受け、現役引退を表明[10]。
現役引退後
現役引退後は、2022年に結婚した夫人と合同会社を設立し、レモン農家に転身することを表明した[11]。2023年1月からは東広島市安芸津町で一から土壌作りを始め、広島名物のレモン栽培に取り組むとともに動画配信や動物愛護の活動にも携わるとしている[11]。
選手としての特徴・人物
180cmの身長から繰り出す最速149km/h[12]のストレートが武器。変化球は、スライダーに自信を持っている[13]。
2014年にドラフト会議で1位指名され入団した野間峻祥とは中学校時代に所属した神戸須磨クラブで、1学年違いのチームメートだった。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 広島 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 15 | 3.0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 6.00 | 2.00 |
2013 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 28 | 4.1 | 9 | 1 | 6 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 6 | 6 | 12.46 | 3.69 | |
2014 | 30 | 5 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 6 | .667 | 243 | 57.0 | 59 | 7 | 22 | 0 | 2 | 36 | 3 | 0 | 24 | 21 | 3.32 | 1.42 | |
2015 | 34 | 5 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 5 | .500 | 273 | 62.0 | 59 | 4 | 29 | 0 | 0 | 44 | 2 | 1 | 31 | 25 | 3.63 | 1.42 | |
2016 | 17 | 6 | 1 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1.000 | 226 | 54.2 | 49 | 5 | 18 | 0 | 4 | 42 | 2 | 0 | 17 | 17 | 2.80 | 1.23 | |
2017 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .--- | 34 | 7.1 | 10 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 9 | 9 | 11.05 | 1.50 | |
2018 | 7 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 82 | 17.1 | 22 | 3 | 9 | 0 | 0 | 13 | 0 | 0 | 11 | 10 | 5.19 | 1.79 | |
NPB:7年 | 95 | 21 | 1 | 1 | 0 | 11 | 7 | 1 | 12 | .611 | 901 | 205.2 | 212 | 21 | 87 | 0 | 7 | 146 | 7 | 1 | 100 | 90 | 3.94 | 1.45 |
- 2021年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2012 | 広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
2013 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
2014 | 30 | 2 | 9 | 0 | 0 | 1.000 | |
2015 | 34 | 3 | 10 | 1 | 0 | .929 | |
2016 | 17 | 5 | 6 | 0 | 0 | 1.000 | |
2017 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
2018 | 7 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 95 | 11 | 28 | 1 | 0 | .975 |
- 2021年度シーズン終了時
記録
- 投手記録
- 初登板・初先発:2012年9月12日、対読売ジャイアンツ20回戦(東京ドーム)、3回2失点で敗戦投手
- 初奪三振:2013年4月14日、対中日ドラゴンズ3回戦(ナゴヤドーム)、1回裏に谷繁元信から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2014年7月16日、対横浜DeNAベイスターズ15回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、5回4失点
- 初ホールド:2014年8月23日、対阪神タイガース18回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、5回表に2番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初セーブ:2016年5月20日、対阪神タイガース7回戦(阪神甲子園球場)、12回裏に7番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初完投・初完封勝利:2016年7月10日、対阪神タイガース15回戦(阪神甲子園球場)、9回8安打6奪三振
- 打撃記録
- 初打席・初安打:2012年9月12日、対読売ジャイアンツ20回戦(東京ドーム)、3回表に笠原将生から遊撃内野安打
- 初打点:2014年7月31日、対中日ドラゴンズ14回戦、(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、2回裏に伊藤準規から左前適時打
背番号
- 53(2012年 - 2020年)
- 125 (2021年 - 2022年)
脚注
- ^ “野球西国巡り第264回 クリス(香川・17年本塁打王)「勝負強さにこだわり18年は2冠王に」”. Sports Communications (2018年1月17日). 2019年5月18日閲覧。
- ^ “九州NO.1左腕 戸田 KO/鹿児島大会”. nikkansports.com (2011年7月21日). 2012年5月20日閲覧。
- ^ “2011年プロ野球ドラフト会議 交渉権獲得!”. 広島東洋カープ (2011年10月27日). 2012年5月20日閲覧。
- ^ “ドラ3戸田、悔しいデビュー戦…19歳にG打線厳しい洗礼”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2012年9月12日) 2013年4月26日閲覧。
- ^ 広島戸田プロ初完投初完封「アツさんがいいリード」日刊スポーツ 2016年7月10日掲載
- ^ 広島戸田、独身寮で転倒し左手靱帯損傷 2週間安静日刊スポーツ 2016年7月21日掲載
- ^ a b c “広島藤井と平岡が戦力外 戸田は育成契約の方針”. 日刊スポーツ. (2020年11月4日) 2020年11月30日閲覧。
- ^ "来季の選手契約について". 公式サイト. 広島東洋カープ. 4 November 2020. 2020年11月4日閲覧。
- ^ a b "【広島】戸田隆矢と育成契約 背番号は125". スポーツ報知. 報知新聞社. 10 December 2020. 2020年12月10日閲覧。
- ^ “引退の戸田「11年間お世話になりました」”. 中国新聞. (2022年10月21日) 2022年11月15日閲覧。
- ^ a b “【広島】引退の戸田隆矢、来年1月からレモン農家に「いつか自社ブランドを」夫人と合同会社設立”. 日刊スポーツ. (2022年11月28日) 2022年12月11日閲覧。
- ^ “広島 戸田が肉体改造 150キロ超目指す”. 日刊スポーツ (2014年12月1日). 2014年12月17日閲覧。
- ^ “広島から3位指名 樟南・戸田投手「高い順位 びっくり」”. asahi.com (2011年10月28日). 2012年5月20日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 戸田隆矢 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube