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岩貞祐太
阪神タイガース #14
	2024年3月9日
基本情報
国籍	日本
出身地	熊本県熊本市東区
生年月日	1991年9月5日（33歳）
身長; 体重	183 cm; 87 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2013年ドラフト1位
初出場	2014年8月10日
年俸	1億円（2025年）; ※2023年から3年契約
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	熊本市立必由館高等学校; 横浜商科大学; 阪神タイガース (2014 - );
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2024年12月17日 (火) 17:01時点における最新版

岩貞祐太（いわさだゆうた、1991年 9月5日^[2] - ）は、熊本県熊本市東区出身^[3]のプロ野球選手（投手）。左投左打。阪神タイガース所属。

経歴

プロ入り前

熊本市立若葉小学校4年時に外野手として若葉小クラブで軟式野球を始めると、6年時には全国大会で準決勝に進出した^[4]。小学生時代は野球塾のプロフェッショナル・ベースボール・アカデミーに通い、今井譲二に指導を仰いでいた^[5]。

熊本市立必由館高校への進学後は、1年秋から一塁手兼投手としてベンチに入っていたが、在学中には甲子園球場での全国大会と縁がなかった^[4]。

横浜商科大学商学部^[6]への進学後は、1年春からベンチ入りを果たすと、2年時には日本代表として日米大学野球選手権大会に出場^[4]。4年時には、神奈川大学野球の秋季リーグで6勝を挙げ、最優秀投手賞とベストナインを獲得した^[7]^[8]。

2013年のプロ野球ドラフト会議では、1巡目で阪神タイガースと北海道日本ハムファイターズの2球団から指名。抽選の末に阪神が交渉権を獲得した^[9]ため、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円（金額は推定）という条件で入団した^[10]。背番号は17。なお、大学の同期の西宮悠介も、同年のドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから5巡目で指名を受けて入団している。

阪神時代

2014年には、春季キャンプ前の新人合同自主トレーニング中に、発熱で6日間静養。阪神にドラフト1位で入団した大学・社会人野球出身の新人投手では、2009年の蕭一傑以来5年ぶりに、二軍選手主体の「安芸組」で春季キャンプのスタートを切った^[11]。一軍選手が中心の「沖縄組」への昇格を経て、2月19日に楽天との練習試合で実戦デビューを果たしたが、登板直後に左肘痛を発症。さらに、その後の検査で遊離軟骨と靱帯損傷を併発しているリスクを指摘され^[12]、開幕を二軍で迎えた。一時はノースローで調整していたが、7月17日のフレッシュオールスターゲーム2回表に、ウエスタン・リーグ選抜の2番手投手として登板した（1回を無安打1奪三振）^[13]。8月10日^[14]の対広島東洋カープ戦（京セラドーム大阪）に先発投手として一軍公式戦に初めて登板する^[15]と、8月17日の対横浜DeNAベイスターズ戦（横浜スタジアム）で一軍初勝利・初先発勝利を記録した^[16]。一軍公式戦全体では、6試合の登板で、1勝4敗、防御率4.60という成績を残した。

2015年には、自身と同期入団の岩崎優と一軍先発6番手の座を争った末に^[17]、開幕を二軍で迎えた。岩崎が一軍で不調だったため、5月24日の対DeNA戦（横浜）に先発投手としてシーズン初の一軍公式戦登板^[18]を果たすと、6月4日の対千葉ロッテマリーンズ戦（阪神甲子園球場）でシーズン初勝利。この勝利は、甲子園球場での一軍公式戦における自身初勝利でもあった^[19]。一軍公式戦全体では、5試合の登板で1勝1敗、防御率4.35を記録。シーズン終了後に参加した台湾でのウィンターリーグでは、5試合の先発登板で2勝0敗、防御率0.53という好成績を残した末に、投手部門のMVPを獲得した^[20]。

2016年には、「沖縄組」で参加した春季キャンプの終盤に、左肩の違和感を訴えた^[21]。しかし、3月のオープン戦やウエスタン・リーグ公式戦で好投を続けたことから、一軍公式戦の開幕先発6番手の座を確保^[22]。一軍でのシーズン初登板であった4月2日の対DeNA戦（横浜）では、先発として7回を無失点に抑えてシーズン初勝利を挙げた^[21]。この試合から4月9日の対広島東洋カープ戦（甲子園）まで、2試合連続でプロ入り後自己最多の12奪三振を記録^[23]。4月16日の対中日ドラゴンズ戦（ナゴヤドーム）でも10奪三振を記録し、シーズン初登板からの一軍公式戦3試合連続2桁奪三振を達成した。この記録は、NPBの球団に在籍する左腕投手および、セントラル・リーグでは初めての事例である^[24]。5月27日の対読売ジャイアンツ（東京ドーム）戦では、巨人戦に初めて登板した投手では球団史上初めて^[25]、1-0のスコアでプロ初完投・初完封勝利を記録した^[26]。セ・パ交流戦期間中からは不調で、6月上旬からの1か月間の先発登板では、5試合中3試合相手打者に満塁本塁打を献上した^[27]。オールスターゲームにセ・リーグの監督推薦選手として初めて選出される^[28]と、7月16日の第2戦（横浜）で2番手投手として初登板を果たした^[29]。9月には先発登板4試合で全勝し、防御率0.58という好成績を記録^[30]、セ・リーグ投手部門の月間MVPを初めて受賞した^[31]。チームのレギュラーシーズン最終戦だった10月1日の対巨人戦（甲子園）で自身初のシーズン10勝を達成し、自身の連勝を5に伸ばした^[32]^[33]。同年は巨人戦で、3勝無敗、防御率0.58という好成績を残した^[34]。オフの12月1日に2400万円増となる推定年俸4000万円で契約を更改した^[35]。

2017年には、ワールド・ベースボール・クラシック日本代表の予備登録メンバーに選出。レギュラーシーズンの開幕前に催された本大会の指名投手枠に入った^[36]ため、日本代表が投手を入れ替える目的でこの枠を利用した場合には、2次ラウンド以降に代表へ招集される可能性があった。ただし、実際には利用はなく、本大会への出場は見送られた。レギュラーシーズンでは、4月1日に広島との開幕カード第2戦（MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島）で先発に起用。5回5失点という内容ながら、勝敗は付かなかった^[37]。次に登板した4月7日の対巨人戦（甲子園）でカード初黒星を喫し、前年からの自身の連勝は5で途切れた^[34]が、4月18日の対中日戦（ナゴヤドーム）でシーズン初勝利を挙げた^[38]。しかし、5月10日の対巨人戦（東京ドーム）でプロ入り後初めての1試合4被本塁打を記録した^[39]ほか、先発登板で序盤に失点する試合が続き、5月下旬には自身2シーズンぶりの二軍調整を余儀なくされた^[40]。7月上旬に一軍へ復帰したが、8月8日の対巨人戦（東京ドーム）では、初回から2イニング続けて1点ずつ失うなど4回6失点という内容で降板。3回裏には「1イニングに（敬遠気味の1四球を含む）5与四球」という球団ワーストタイ記録により4失点し、降板後には一軍監督の金本知憲から即刻帰阪を命じられ、出場選手登録の抹消を告げられた^[41]。9月に一軍へ復帰したものの、レギュラーシーズン全体では5点台近い防御率で2桁敗戦を喫するなど振るわず、チームがレギュラーシーズン2位で臨んだクライマックスシリーズでの登板にも至らなかった。オフの12月1日に500万円減となる推定年俸3500万円で契約を更改した^[42]。

2018年には、オープン戦の終盤まで一軍の開幕先発ローテーション入りを争うほど復調した^[43]末に、一軍公式戦でのシーズン初登板であった4月15日の対東京ヤクルトスワローズ戦（甲子園）でシーズン初勝利を挙げた^[44]。6月30日の対ヤクルト戦（明治神宮野球場）では、1回裏に7球を投げただけで、2番打者・青木宣親への危険球（頭部死球）によって退場処分^[45]。6月1日の対埼玉西武ライオンズ戦（メットライフドーム）では完投しながら0-2で黒星を喫するなど、好投しても打線の援護に恵まれないことが相次いだ^[46]。6月末までの勝利数は3勝にとどまったものの、10試合の登板で防御率1.88を記録するなど投球内容が安定していたことから、地元・熊本市内のリブワーク藤崎台球場で初めて開催されたオールスターゲームにはセ・リーグの監督推薦選手として2年ぶりに出場した^[47]。後半戦も先発陣の一角で好投を続けたものの、2年連続の2桁敗戦（7勝10敗）でシーズンを終了。その一方で、11月の日米野球では、日本代表トップチームでのプレーを初めて経験した。当初28人だった代表チームのベンチ入り選手数が29人へ拡大したことに伴う追加招集ながら、阪神の選手からただ1人の選出^[48]で、アメリカ代表のMLBオールスターチームを相手に中継ぎで大きな収穫を得た^[49]。オフの12月6日に300万円増となる推定年俸3800万円で契約を更改した^[50]。

2019年には、レギュラーシーズンの開幕から一軍の先発ローテーションに入ると、3月30日にはヤクルトとの開幕カード第2戦（京セラドーム大阪）でシーズン初勝利を挙げた。しかし、5月上旬にインフルエンザへ感染したことを皮切りに、右脇腹の肉離れや背中の張りに見舞われた^[51]。レギュラーシーズン最終盤の9月に一軍へ復帰したものの、一軍公式戦全体では、8試合の登板で2勝4敗、防御率4.02にとどまった^[51]。オフの12月5日に600万円減となる推定年俸3200万円で契約を更改した^[52]。

2020年には、春季キャンプの途中まで先発向けの調整に入っていた。前年まで一軍のセットアッパーとして活躍してきた岩崎がキャンプの終盤に右足の張りを訴えたことをきっかけに、矢野燿大監督曰く「（チーム事情に応じて先発にも救援にも起用できる）ジョーカー」のような扱いで、中継ぎ向けの調整を開始^[53]。オープン戦でも1イニング単位の中継ぎ登板で好投を続けていたが、左のエース候補と目されている髙橋遥人のコンディション不良などから、結局はレギュラーシーズンの開幕を一軍の先発要員として迎えた^[54]。先発では、開幕から7試合の登板で2勝2敗、防御率3.51を記録。もっとも、シーズン2敗目を喫した8月10日の対DeNA戦（横浜）では、3失点を喫して4回で降板したばかりか、DeNAの救援投手・国吉佑樹から勝ち越しの2点二塁打を打たれた。この試合での投球内容に捕手出身の矢野監督が「チームの士気が上がらない」と苦言を呈したことや、一軍の中継ぎを担える左投手がベテランの能見篤史しかいないことから、一軍のブルペンを預かる金村曉投手コーチの方針で中継ぎへ本格的に転向^[55]。8月15日の対広島戦（京セラドーム大阪）で一軍公式戦初の救援登板を経験したこと^[56]を皮切りに、中継ぎで登板を重ねるとともに、試合状況に応じて複数のイニングを随時任されている。28日からマツダスタジアムで催された同カードでは、3試合全てで救援登板を果たした。29日の第2戦で自身初の救援勝利を挙げる^[57]と、翌30日の第3戦でも好救援で勝利投手になった^[58]。救援で5勝1敗、防御率3.00の成績を残す^[59]。オフの12月18日に1500万円増となる推定年俸4700万円で契約を更改した^[60]。

2021年は左の中継ぎとして役目を全うし、46試合に登板、4勝12ホールドを記録した。

2022年は開幕を二軍で迎えたが、4月9日に一軍昇格^[61]。この年は自己最多となる53試合に登板、防御率2.57と安定した投球を見せた。シーズン終了後の契約更改で、この年取得したFA権を行使せずに残留、新たに3年総額3億円（金額は推定）で契約に合意し、背番号を「14」に変更した^[62]^[63]。

2023年は左肩の張りを訴え、開幕を二軍で迎えたが、4月12日に出場選手登録された^[64]。6月3日終了時点で20試合に登板、防御率2.08の成績であったが、同月4日に首の張りで出場選手登録を抹消^[65]。同月14日に一軍に合流する^[66]と、7月9日の対ヤクルト戦（甲子園）で8回表から2番手で登板し、1回無失点で勝利投手となり、プロ入り1年目から10年連続勝利を記録した^[67]。同月15日の対中日戦（甲子園）では2点リードで迎えた9回表に自身初となるセーブ機会で登板したが、岡林勇希に同点2点適時打を打たれ、初セーブはおあずけとなった^[68]。シーズン通算では2年連続50試合に登板し、1勝0敗、防御率2.70、チームトップの24ホールドの成績を残した^[69]。ポストシーズンでは、広島とのCSファイナルステージに1試合^[70]、オリックス・バファローズとの日本シリーズに2試合に登板した^[71]。オフの12月3日に3年契約2年目で現状維持となる推定年俸1億円で契約を更改した^[69]。

2024年は3月9日のヤクルトとのオープン戦（甲子園）で7回に登板するが、1回3与四死球3失点と結果を残せなかった^[72]。ウエスタン・リーグでは21試合の登板で防御率1.45を記録すると、7月30日に一軍昇格^[73]。8月1日の対巨人戦（甲子園）で7回表にシーズン初登板し、1回無失点に抑える^[74]が、同月3日の対DeNA戦（横浜）では4-4の同点で迎えた7回裏に2番手で登板し、2/3回を2失点で敗戦投手となり、同月9日に出場選手登録を抹消された^[75]。その後の同シーズンの一軍登板はなく、シーズン通算では0勝1敗、防御率5.40、自己最少となる2試合の登板に終わった^[76]。オフの11月22日に3年契約3年目で現状維持となる推定年俸1億円で契約を更改した^[77]。

選手としての特徴

最速154 km/hのストレート^[78]と、130 km/h台のカット・ファスト・ボールを主体に、打者の内角を鋭く衝く投球が特徴^[79]。カーブ、スライダー、チェンジアップなどの変化球で、緩急を付けることもある^[8]^[80]^[81]。

阪神入団後の実戦登板で制球難が露呈したことを受けて、2015年のシーズン途中からは、マウンド上で従来より三塁寄りの位置から投球することによって制球力を向上^[21]。2016年1月の合同自主トレーニングでは、チームメイトの能見篤史から、能見の勝負球であるフォークボールの投げ方やチェンジアップを生かす配球術を学んだ^[82]。

人物

2015年11月23日に、大学時代から交際していた女性との結婚を発表した^[83]。奇しくも当日には、大学時代のチームメイトであった西宮の結婚も報じられている^[84]。

2016年4月の熊本地震で熊本市内の実家が被災。実家に住む岩貞の家族や、実家の近隣の益城町に住む親戚が、前震発生（4月14日）の直後から避難生活を余儀なくされている。4月16日の未明には本震が発生したが、岩貞は当初の予定通りに、当日の午後にナゴヤドームでの中日戦へ先発で登板^[85]。10奪三振、4被安打、無失点という内容で7回まで好投した（試合は降板後の9回裏に阪神がサヨナラ負け）。岩貞は試合後に、「試合直前まで（家族や親戚のことが）心配でうまく集中できなかったのですが、『守備陣や捕手が必死で守っているのに、全力で行かないと失礼になる』と（思って気持ちを）切り替えました」という表現で心境を吐露^[86]。その直後には、選手会による合同募金活動に参加^[87]したり、避難所に向けて支援物資を送ったりしていた^[88]。2017年シーズンからは、一軍公式戦で1勝を挙げるたびに10万円の義援金をシーズン終了後に熊本県へ寄付すること^[89]や、相手打者から三振1個を奪うたびに益城町の少年野球チームへ1ダース分の軟球を寄贈することにも取り組んでいる^[38]。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2014	阪神	6	6	0	0	1	4	0	.200	127	29.1	24	2	15	0	0	21	0	18	15	4.60	1.33
2015		5	5	0	0	1	1	0	.500	95	20.2	24	2	11	0	2	11	3	12	10	4.35	1.69
2016		25	25	2	2	10	9	0	.526	644	158.1	119	10	55	2	3	156	6	56	51	2.90	1.10
2017		18	18	0	0	5	10	0	.333	428	98.0	93	14	44	0	4	93	3	56	54	4.96	1.40
2018		23	23	1	0	7	10	0	.412	554	132.0	128	18	32	0	1	122	1	56	51	3.48	1.21
2019		8	8	0	0	2	4	0	.333	173	40.1	43	4	15	0	0	33	0	19	18	4.02	1.44
2020		38	8	0	0	7	3	8	.700	298	71.0	67	7	23	1	0	63	3	32	26	3.30	1.27
2021		46	0	0	0	4	0	12	1.000	174	38.2	42	4	14	2	3	33	1	21	20	4.66	1.45
2022		53	0	0	0	2	1	11	.667	176	42.0	34	1	12	1	2	38	1	16	12	2.57	1.10
2023		50	0	0	0	1	0	24	1.000	177	43.1	36	2	12	1	2	30	0	15	13	2.70	1.11
2024		2	0	0	0	0	1	0	.000	9	1.2	1	0	2	1	1	2	0	2	1	5.40	1.80
通算：11年		274	93	3	2	40	43	55	.482	2855	675.1	611	64	235	8	18	602	18	303	271	3.61	1.25

2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度	球団	投手
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2014	阪神	6	2	5	0	0	1.000
2015		5	0	2	0	0	1.000
2016		25	7	27	1	2	.971
2017		18	4	19	1	0	.958
2018		23	10	23	2	2	.943
2019		8	1	7	0	0	1.000
2020		38	4	11	2	1	.882
2021		46	2	10	0	0	1.000
2022		53	2	8	1	0	.909
2023		50	1	8	1	0	.900
2024		2	0	2	0	0	1.000
通算		274	33	122	8	5	.951

2024年度シーズン終了時

表彰

月間MVP：1回（投手部門：2016年9月）

記録

投手記録

初登板・初先発登板：2014年8月10日、対広島東洋カープ16回戦（京セラドーム大阪）、4回4失点（自責点3）で敗戦投手
初奪三振：同上、1回表にブラッド・エルドレッドから空振り三振
初勝利・初先発勝利：2014年8月17日、対横浜DeNAベイスターズ16回戦（横浜スタジアム）、5回2/3を2失点
初完投・初完封勝利：2016年5月27日、対読売ジャイアンツ8回戦（東京ドーム）
初ホールド：2020年9月1日、対東京ヤクルトスワローズ13回戦（阪神甲子園球場）、1回無失点^[90]

打撃記録

初安打：2016年4月2日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦（横浜スタジアム）、7回表に久保康友から中前安打
初打点：2016年9月11日、対東京ヤクルトスワローズ24回戦（明治神宮野球場）、6回表に村中恭兵から左前適時打

その他の記録

オールスターゲーム出場：2回（2016年、2018年）

背番号

17（2014年 - 2022年）
- 21（2018日米野球）
14（2023年 - ）

登場曲

「Island Queen feat. ALEXXX」平井大（2014年 - 2015年）
「Dream」平井大（2016年 - 2021年9月2日、2022年 - ）
「イチブトゼンブ」B'z（2021年9月3日 - 同年終了）
「CLAP CLAP」NiziU（2023年 - ）※打席用

代表歴

2018日米野球

脚注

[脚注の使い方]

^ 「阪神 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月23日閲覧。
^ 『阪神タイガースリーグ優勝！プロ野球2023シーズン総括BOOK』コスミック出版、2023年11月12日発行、31頁。ISBN 978-4-7747-4319-6。
^ 「熊本出身の阪神岩貞7回0封、3戦連続2桁K実らず」『日刊スポーツ』2016年4月16日。2018年11月7日閲覧。
^ ^a ^b ^c 「週刊ベースボール」 2013年11月11日号「2013ドラフト総決算号」ベースボール・マガジン社　 JANコード：4910204421135
^ 「阪神・岩貞“原点回帰”トレで超速調整」『Sponichi Annex』2019年12月13日。2022年12月21日閲覧。
^ 大学通信,大学プレスセンター「横浜商科大学硬式野球部岩貞投手が阪神タイガース、西宮投手が東北楽天イーグルスから指名を受ける」『大学プレスセンター』2013年10月27日。2023年7月30日閲覧。
^ 「「1軍入りを目指せ」　必由館出身・岩貞投手　ドラフトで虎1位 [熊本県]」『西日本新聞』2013年10月25日。2013年11月1日閲覧。
^ ^a ^b 「横浜商大・岩貞が赤丸急上昇！」『デイリースポーツ』2013年10月23日。2013年11月1日閲覧。
^ 「【阪神1位】岩貞祐太　4年秋に大活躍！評価急上昇の注目左腕」『スポーツニッポン』2013年10月24日。2013年11月1日閲覧。
^ 「横浜商大・岩貞の阪神入団が決定」『デイリースポーツ』2013年11月10日。2013年11月10日閲覧。
^ 「6日間連続静養…阪神ドラフト1位・岩貞、再始動も安芸キャンプ決定的」『サンケイスポーツ』2014年1月23日。2014年3月19日閲覧。
^ 「阪神ドラフト1位岩貞　長期離脱も　左肘痛…投球再開メド立たず」『スポーツニッポン』2014年2月27日。2014年3月19日閲覧。
^ 柏村翔「1軍で見たいぞ!虎D1・岩貞、本領発揮1回0封/フレッシュ球宴」『サンケイスポーツ』2014年7月18日。2014年7月20日閲覧。
^ 「阪神　岩貞を1軍登録、柴田を抹消」『日刊スポーツ』2014年8月10日。2014年8月20日閲覧。
^ 「阪神岩貞悔し…4回4失点KOデビュー」『日刊スポーツ』2014年8月10日。2014年8月20日閲覧。
^ 「虎のドラフト1位岩貞プロ1勝　V争い救世主だ」『日刊スポーツ』2014年8月18日。2014年8月20日閲覧。
^ 「阪神岩崎、岩貞「第６の男」争い譲らず延長戦へ」『日刊スポーツ』2015年3月12日。2015年12月23日閲覧。
^ 「阪神　KO岩崎に代わり岩貞がDeNA戦先発」『日刊スポーツ』2015年5月18日。2015年12月23日閲覧。
^ 「阪神岩貞ビビらず攻めた　悔しさバネに甲子園初勝利」『日刊スポーツ』2015年6月5日。2015年12月23日閲覧。
^ 「阪神・岩貞　能見と合同自主トレ実現へ!台湾ウインターリーグ投手MVP手土産に」『スポーツニッポン』2015年12月22日。2015年12月23日閲覧。
^ ^a ^b ^c 「阪神岩貞快投、自己最多12Kで1年ぶり白星」『日刊スポーツ』2016年4月3日。2016年4月17日閲覧。
^ 「阪神岩貞一軍合流「色気づくことなく謙虚に」」『日刊スポーツ』2016年3月31日。2016年4月17日閲覧。
^ 「阪神岩貞また12K「試合は作れたことは良かった」」『日刊スポーツ』2016年4月10日。2016年4月17日閲覧。
^ 「阪神岩貞、左腕史上初!開幕から3戦連続2桁奪三振」『日刊スポーツ』2016年4月17日。2016年4月17日閲覧。
^ 「阪神岩貞様々!初巨人戦で初完封　金本監督も最敬礼」『日刊スポーツ』2016年5月28日。2016年5月28日閲覧。
^ 「巨人、泥沼６連敗　菅野、自責ゼロで今季初黒星　岩貞にプロ初完封許す」『スポーツニッポン』2016年5月27日。2016年5月27日閲覧。
^ 「阪神岩貞　1カ月で満塁弾3被弾　ミスで傷口広げる」『日刊スポーツ』2016年7月4日。2016年7月4日閲覧。
^ 「「マツダオールスターゲーム2016」監督推薦で岩貞選手、原口選手、藤浪選手の3名が選出!」『阪神タイガース』2016年7月4日。2016年7月4日閲覧。
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外部リンク

個人年度別成績岩貞祐太 - NPB.jp 日本野球機構
選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
岩貞祐太 (@iwasada14) - Instagram
岩貞祐太 (@iwasada17) - X（旧Twitter）
クライアント紹介岩貞祐太 - アスリートに特化したトータルマネージメント会社wiAth

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[74] 「阪神・岩貞、今季初登板１回無失点「パフォーマンスをどんどん出していきたい」」『サンケイスポーツ』2024年8月2日。2024年12月17日閲覧。

[75] 「阪神・岩貞が2軍合流「しっかり調整して万全の状態を」　8月3日DeNA戦で2失点敗戦投手」『スポーツニッポン』2024年8月9日。2024年12月17日閲覧。

[76] 「阪神・岩貞が来季へ不退転の覚悟「野球人生の岐路。頑張りたい」今季は2試合登板…逆襲を期す」『スポーツニッポン』2024年10月27日。2024年12月17日閲覧。

[77] 「阪神・岩貞が現状維持でサイン　3年契約最終年へ逆襲誓う「キャリアハイが目指せるのではないか」」『スポーツニッポン』2024年11月22日。2024年12月17日閲覧。

[sponichi20220828-78] 「阪神・岩貞　国内FA権取得で「みなさんに感謝」　今季自己最速154キロに更新　動向注目の左腕」『スポーツニッポン』2022年8月28日。2022年8月28日閲覧。

[sponichi20201105-79] 「やられたらやり返す！　阪神・岩貞　2日前に決勝弾浴びた西浦を150キロ直球で見逃し三振」『スポーツニッポン』2020年11月5日。2020年11月25日閲覧。

[sankei20131024-80] 「3度目の正直！和田監督、横浜商大・岩貞の交渉権獲得／ドラフト」『サンケイスポーツ』2013年10月24日。2013年11月1日閲覧。

[zakzaki20131022-81] 「【10・24ドラフト　注目の新星】横浜商大・岩貞祐太投手　奪三振の山築く即戦力左腕　冷静なマウンドさばきも魅力」『夕刊フジ』2013年10月22日。2013年11月1日閲覧。

[82] 「【阪神】岩貞、能見との合同自主トレで課題のタテ系変化球学ぶ」『スポーツ報知』2016年1月17日。2016年4月17日閲覧。

[83] 「阪神・岩貞結婚へ　元ソフトボール部女子「思い切り投げても捕るんです」」『スポーツニッポン』2015年11月23日。2015年12月23日閲覧。

[84] 「楽天・西宮結婚へ　杏似美女、一番の魅力は「フォアボールって何?」」『スポーツニッポン』2015年11月23日。2016年4月17日閲覧。

[85] 「熊本出身の阪神岩貞が今日先発　快投を故郷に届ける」『日刊スポーツ』2016年4月16日。2016年4月17日閲覧。

[86] 「熊本出身の阪神・岩貞好投「気持ち切り替えた」」『毎日新聞』2016年4月16日。2016年4月17日閲覧。

[87] 「阪神岩貞らが熊本地震の募金活動「ありがたいです」」『日刊スポーツ』2016年4月17日。2016年4月17日閲覧。

[88] 「阪神岩貞2冠、防御率&奪三振でセ界エースに名乗り」『日刊スポーツ』2016年5月7日。2016年5月24日閲覧。

[89] 「阪神岩貞が熊本に義援金「自分の目で確認できる」」『日刊スポーツ』2017年12月27日。2017年12月29日閲覧。

[90] 「球児魂！阪神・岩貞、炎の４連投１回０封！藤川の試合前ゲキに応えた」『サンケイスポーツ』2020年9月2日。2024年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月17日閲覧。

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 | 初出場 = 2014年8月10日
 | 最終出場 =
-| 年俸 = 1億円（2025年）<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-tigers.html |title=阪神 - 契約更改 - プロ野球 |publisher=日刊スポーツ |date= |accessdate=2024-11-23}}</ref><br/>※2023年から3年契約
+| 年俸 = 1億円（2025年）<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-tigers.html |title=阪神 - 契約更改 - プロ野球 |website=日刊スポーツ |date= |accessdate=2024-11-23}}</ref><br/>※2023年から3年契約
 | 経歴 =
 * [[熊本市立必由館高等学校]]
@@ 24行目: / 24行目: @@
 * [[阪神タイガース]] (2014 - )
 }}
-'''岩貞 祐太'''（いわさだ ゆうた、[[1991年]][[9月5日]]<ref>{{Cite book |和書 |date=2023年11月12日発行 |title=阪神タイガース リーグ優勝！プロ野球2023シーズン総括BOOK |publisher=コスミック出版 |page=31 |isbn=978-4-7747-4319-6}}</ref> - ）は、[[熊本県]][[熊本市]][[東区 (熊本市)|東区]]出身<ref name="kumamoto">{{Cite news |title=熊本出身の阪神岩貞7回0封、3戦連続2桁K実らず |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1632823.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2016-04-16 |accessdate=2018-11-07}}</ref>の[[プロ野球選手]]（[[投手]]）。左投左打。[[阪神タイガース]]所属。
+'''岩貞 祐太'''（いわさだ ゆうた、[[1991年]][[9月5日]]<ref>{{Cite book |和書 |date=2023年11月12日発行 |title=阪神タイガース リーグ優勝！プロ野球2023シーズン総括BOOK |publisher=コスミック出版 |page=31 |isbn=978-4-7747-4319-6}}</ref> - ）は、[[熊本県]][[熊本市]][[東区 (熊本市)|東区]]出身<ref name="kumamoto">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1632823.html |title=熊本出身の阪神岩貞7回0封、3戦連続2桁K実らず |website=[[日刊スポーツ]] |date=2016-04-16 |accessdate=2018-11-07}}</ref>の[[プロ野球選手]]（[[投手]]）。左投左打。[[阪神タイガース]]所属。
 == 経歴 ==
 === プロ入り前 ===
-[[熊本市立若葉小学校]]4年時に[[外野手]]として若葉小クラブで[[軟式野球]]を始めると、6年時には全国大会で準決勝に進出した<ref name="weeklybaseball20131111">「週刊ベースボール」 2013年11月11日号「2013ドラフト総決算号」[[ベースボール・マガジン社]]　[[EANコード#JANコードの規格・構成|JANコード]]：4910204421135</ref>。小学生時代は野球塾の[[プロフェッショナル・ベースボール・アカデミー]]に通い、[[今井譲二]]に指導を仰いでいた<ref>{{Cite news|title=阪神・岩貞“原点回帰”トレで超速調整|newspaper=Sponichi Annex|date=2019-12-13|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/12/13/kiji/20191213s00001173172000c.html|accessdate=2022-12-21}}</ref>。
+[[熊本市立若葉小学校]]4年時に[[外野手]]として若葉小クラブで[[軟式野球]]を始めると、6年時には全国大会で準決勝に進出した<ref name="weeklybaseball20131111">「週刊ベースボール」 2013年11月11日号「2013ドラフト総決算号」[[ベースボール・マガジン社]]　[[EANコード#JANコードの規格・構成|JANコード]]：4910204421135</ref>。小学生時代は野球塾の[[プロフェッショナル・ベースボール・アカデミー]]に通い、[[今井譲二]]に指導を仰いでいた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/12/13/kiji/20191213s00001173172000c.html |title=阪神・岩貞“原点回帰”トレで超速調整 |website=Sponichi Annex |date=2019-12-13 |accessdate=2022-12-21}}</ref>。
 [[熊本市立必由館高等学校|熊本市立必由館高校]]への進学後は、1年秋から[[一塁手]]兼投手としてベンチに入っていたが、在学中には[[甲子園の名がつく高校生大会一覧#高校野球（硬式）|甲子園球場での全国大会]]と縁がなかった{{R|weeklybaseball20131111}}。
-[[横浜商科大学]][[商学部]]<ref>{{Cite web|和書|title=横浜商科大学硬式野球部 岩貞投手が阪神タイガース、西宮投手が東北楽天イーグルスから指名を受ける |url=https://www.u-presscenter.jp/article/post-31988.html |website=大学プレスセンター |date=2013-10-27 |access-date=2023-07-30 |language=ja |last=大学通信,大学プレスセンター}}</ref>への進学後は、1年春からベンチ入りを果たすと、2年時には日本代表として[[日米大学野球選手権大会]]に出場{{R|weeklybaseball20131111}}。4年時には、[[神奈川大学野球連盟|神奈川大学野球]]の秋季リーグで6勝を挙げ、最優秀投手賞とベストナインを獲得した<ref name="nishi20131023">{{Cite news |title=「1軍入りを目指せ」　必由館出身・岩貞投手　ドラフトで虎1位 {{Nowiki|[熊本県]}} |url=http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/48271 |publisher=[[西日本新聞]] |date=2013-10-25 |accessdate=2013-11-01}}</ref><ref name="daily20131023">{{Cite news |title=横浜商大・岩貞が赤丸急上昇！ |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2013/10/23/0006440709.shtml |publisher=[[デイリースポーツ]] |date=2013-10-23 |accessdate=2013-11-01}}</ref>。
+[[横浜商科大学]][[商学部]]<ref>{{Cite web ja |url=https://www.u-presscenter.jp/article/post-31988.html |title=横浜商科大学硬式野球部 岩貞投手が阪神タイガース、西宮投手が東北楽天イーグルスから指名を受ける |website=大学プレスセンター |date=2013-10-27 |accessdate=2023-07-30 |last=大学通信,大学プレスセンター}}</ref>への進学後は、1年春からベンチ入りを果たすと、2年時には日本代表として[[日米大学野球選手権大会]]に出場{{R|weeklybaseball20131111}}。4年時には、[[神奈川大学野球連盟|神奈川大学野球]]の秋季リーグで6勝を挙げ、最優秀投手賞とベストナインを獲得した<ref name="nishi20131023">{{Cite web ja |url=http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/48271 |title=「1軍入りを目指せ」　必由館出身・岩貞投手　ドラフトで虎1位 {{Nowiki|[熊本県]}} |website=[[西日本新聞]] |date=2013-10-25 |accessdate=2013-11-01}}</ref><ref name="daily20131023">{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2013/10/23/0006440709.shtml |title=横浜商大・岩貞が赤丸急上昇！ |website=[[デイリースポーツ]] |date=2013-10-23 |accessdate=2013-11-01}}</ref>。
-[[2013年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2013年のプロ野球ドラフト会議]]では、1巡目で[[阪神タイガース]]と[[北海道日本ハムファイターズ]]の2球団から指名。抽選の末に阪神が交渉権を獲得した<ref name="sponichi20131024">{{Cite news |title=【阪神1位】岩貞祐太　4年秋に大活躍！評価急上昇の注目左腕 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/10/24/kiji/K20131024006872090.html |publisher=[[スポーツニッポン]] |date=2013-10-24 |accessdate=2013-11-01}}</ref>ため、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円（金額は推定）という条件で入団した<ref>{{Cite news |title=横浜商大・岩貞の阪神入団が決定 |newspaper=デイリースポーツ |date=2013-11-10 |url=http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2013/11/10/0006486829.shtml |accessdate=2013-11-10}}</ref>。背番号は'''17'''。なお、大学の同期の[[西宮悠介]]も、同年のドラフト会議で[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]から5巡目で指名を受けて入団している。
+[[2013年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2013年のプロ野球ドラフト会議]]では、1巡目で[[阪神タイガース]]と[[北海道日本ハムファイターズ]]の2球団から指名。抽選の末に阪神が交渉権を獲得した<ref name="sponichi20131024">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/10/24/kiji/K20131024006872090.html |title=【阪神1位】岩貞祐太　4年秋に大活躍！評価急上昇の注目左腕 |website=[[スポーツニッポン]] |date=2013-10-24 |accessdate=2013-11-01}}</ref>ため、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円（金額は推定）という条件で入団した<ref>{{Cite web ja |url=http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2013/11/10/0006486829.shtml |title=横浜商大・岩貞の阪神入団が決定 |website=デイリースポーツ |date=2013-11-10 |accessdate=2013-11-10}}</ref>。背番号は'''17'''。なお、大学の同期の[[西宮悠介]]も、同年のドラフト会議で[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]から5巡目で指名を受けて入団している。
 === 阪神時代 ===
 [[File:2016T17.jpg|thumb|2016年 [[阪神甲子園球場]]]]
-'''{{by|2014年}}'''には、春季キャンプ前の新人合同自主トレーニング中に、発熱で6日間静養。阪神にドラフト1位で入団した大学・社会人野球出身の新人投手では、{{by|2009年}}の[[蕭一傑]]以来5年ぶりに、二軍選手主体の「[[安芸市|安芸組]]」で春季キャンプのスタートを切った<ref name="sankei20140123">{{Cite news |title=6日間連続静養…阪神ドラフト1位・岩貞、再始動も安芸キャンプ決定的 |url=https://www.sanspo.com/article/20140123-7MLHLBLRD5JXVKFC5OPVVM4G5M/ |publisher=[[サンケイスポーツ]] |date=2014-01-23 |accessdate=2014-03-19}}</ref>。一軍選手が中心の「[[宜野座村|沖縄組]]」への昇格を経て、2月19日に[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]との練習試合で実戦デビューを果たしたが、登板直後に左肘痛を発症。さらに、その後の検査で遊離軟骨と靱帯損傷を併発しているリスクを指摘され<ref name="nishi20140227">{{Cite news |title=阪神ドラフト1位岩貞　長期離脱も　左肘痛…投球再開メド立たず |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/02/27/kiji/K20140227007673980.html |publisher=[[スポーツニッポン]] |date=2014-02-27 |accessdate=2014-03-19}}</ref>、開幕を二軍で迎えた。一時はノースローで調整していたが、7月17日の[[フレッシュオールスターゲーム]]2回表に、[[ウエスタン・リーグ]]選抜の2番手投手として登板した（1回を無安打1奪三振）<ref name="sanspo140718">{{Cite news |title=1軍で見たいぞ!虎D1・岩貞、本領発揮1回0封/フレッシュ球宴 |newspaper=サンケイスポーツ |date=2014-07-18 |author=柏村翔 |url=https://www.sanspo.com/article/20140718-O22MKVKSIFN6TJXNRQKRB7SOHM/ |accessdate=2014-07-20}}</ref>。8月10日<ref>{{Cite news |title=阪神　岩貞を1軍登録、柴田を抹消 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140810-1348805.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2014-08-10 |accessdate=2014-08-20}}</ref>の対[[広島東洋カープ]]戦（[[大阪ドーム|京セラドーム大阪]]）に[[先発投手]]として一軍公式戦に初めて登板する<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞悔し…4回4失点KOデビュー |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140810-1348849.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2014-08-10 |accessdate=2014-08-20}}</ref>と、8月17日の対[[横浜DeNAベイスターズ]]戦（[[横浜スタジアム]]）で一軍初勝利・初先発勝利を記録した<ref>{{Cite news |title=虎のドラフト1位岩貞プロ1勝　V争い救世主だ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140818-1352533.html |publisher=日刊スポーツ |date=2014-08-18 |accessdate=2014-08-20}}</ref>。一軍公式戦全体では、6試合の登板で、1勝4敗、[[防御率]]4.60という成績を残した。
+'''{{by|2014年}}'''には、春季キャンプ前の新人合同自主トレーニング中に、発熱で6日間静養。阪神にドラフト1位で入団した大学・社会人野球出身の新人投手では、{{by|2009年}}の[[蕭一傑]]以来5年ぶりに、二軍選手主体の「[[安芸市|安芸組]]」で春季キャンプのスタートを切った<ref name="sankei20140123">{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20140123-7MLHLBLRD5JXVKFC5OPVVM4G5M/ |title=6日間連続静養…阪神ドラフト1位・岩貞、再始動も安芸キャンプ決定的  |website=[[サンケイスポーツ]] |date=2014-01-23 |accessdate=2014-03-19}}</ref>。一軍選手が中心の「[[宜野座村|沖縄組]]」への昇格を経て、2月19日に楽天との練習試合で実戦デビューを果たしたが、登板直後に左肘痛を発症。さらに、その後の検査で遊離軟骨と靱帯損傷を併発しているリスクを指摘され<ref name="nishi20140227">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/02/27/kiji/K20140227007673980.html |title=阪神ドラフト1位岩貞　長期離脱も　左肘痛…投球再開メド立たず |website=[[スポーツニッポン]] |date=2014-02-27 |accessdate=2014-03-19}}</ref>、開幕を二軍で迎えた。一時はノースローで調整していたが、7月17日の[[フレッシュオールスターゲーム]]2回表に、[[ウエスタン・リーグ]]選抜の2番手投手として登板した（1回を無安打1奪三振）<ref name="sanspo140718">{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20140718-O22MKVKSIFN6TJXNRQKRB7SOHM/ |title=1軍で見たいぞ!虎D1・岩貞、本領発揮1回0封/フレッシュ球宴 |website=サンケイスポーツ |date=2014-07-18 |author=柏村翔 |accessdate=2014-07-20}}</ref>。8月10日<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140810-1348805.html |title=阪神　岩貞を1軍登録、柴田を抹消 |website=日刊スポーツ |date=2014-08-10 |accessdate=2014-08-20}}</ref>の対[[広島東洋カープ]]戦（[[大阪ドーム|京セラドーム大阪]]）に[[先発投手]]として一軍公式戦に初めて登板する<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140810-1348849.html |title=阪神岩貞悔し…4回4失点KOデビュー |website=日刊スポーツ |date=2014-08-10 |accessdate=2014-08-20}}</ref>と、8月17日の対[[横浜DeNAベイスターズ]]戦（[[横浜スタジアム]]）で一軍初勝利・初先発勝利を記録した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140818-1352533.html |title=虎のドラフト1位岩貞プロ1勝　V争い救世主だ |website=日刊スポーツ |date=2014-08-18 |accessdate=2014-08-20}}</ref>。一軍公式戦全体では、6試合の登板で、1勝4敗、[[防御率]]4.60という成績を残した。
-'''{{by|2015年}}'''には、自身と同期入団の[[岩崎優]]と一軍先発6番手の座を争った末に<ref>{{Cite news |title=阪神岩崎、岩貞「第６の男」争い譲らず延長戦へ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1445627.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2015-03-12 |accessdate=2015-12-23}}</ref>、開幕を二軍で迎えた。岩崎が一軍で不調だったため、5月24日の対DeNA戦（横浜）に先発投手としてシーズン初の一軍公式戦登板<ref>{{Cite news |title=阪神　KO岩崎に代わり岩貞がDeNA戦先発 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1478493.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2015-05-18 |accessdate=2015-12-23}}</ref>を果たすと、6月4日の対[[千葉ロッテマリーンズ]]戦（[[阪神甲子園球場]]）でシーズン初勝利。この勝利は、甲子園球場での一軍公式戦における自身初勝利でもあった<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞ビビらず攻めた　悔しさバネに甲子園初勝利 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1487663.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2015-06-05 |accessdate=2015-12-23}}</ref>。一軍公式戦全体では、5試合の登板で1勝1敗、防御率4.35を記録。シーズン終了後に参加した[[台湾]]での[[ウィンターリーグ]]では、5試合の先発登板で2勝0敗、防御率0.53という好成績を残した末に、投手部門のMVPを獲得した<ref>{{Cite news |title=阪神・岩貞　能見と合同自主トレ実現へ!台湾ウインターリーグ投手MVP手土産に |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/12/22/kiji/K20151222011729230.html |publisher=スポーツニッポン |date=2015-12-22 |accessdate=2015-12-23}}</ref>。
+'''{{by|2015年}}'''には、自身と同期入団の[[岩崎優]]と一軍先発6番手の座を争った末に<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1445627.html |title=阪神岩崎、岩貞「第６の男」争い譲らず延長戦へ |website=日刊スポーツ |date=2015-03-12 |accessdate=2015-12-23}}</ref>、開幕を二軍で迎えた。岩崎が一軍で不調だったため、5月24日の対DeNA戦（横浜）に先発投手としてシーズン初の一軍公式戦登板<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1478493.html |title=阪神　KO岩崎に代わり岩貞がDeNA戦先発 |website=日刊スポーツ |date=2015-05-18 |accessdate=2015-12-23}}</ref>を果たすと、6月4日の対[[千葉ロッテマリーンズ]]戦（[[阪神甲子園球場]]）でシーズン初勝利。この勝利は、甲子園球場での一軍公式戦における自身初勝利でもあった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1487663.html |title=阪神岩貞ビビらず攻めた　悔しさバネに甲子園初勝利 |website=日刊スポーツ |date=2015-06-05 |accessdate=2015-12-23}}</ref>。一軍公式戦全体では、5試合の登板で1勝1敗、防御率4.35を記録。シーズン終了後に参加した[[台湾]]での[[ウィンターリーグ]]では、5試合の先発登板で2勝0敗、防御率0.53という好成績を残した末に、投手部門のMVPを獲得した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/12/22/kiji/K20151222011729230.html |title=阪神・岩貞　能見と合同自主トレ実現へ!台湾ウインターリーグ投手MVP手土産に |website=スポーツニッポン |date=2015-12-22 |accessdate=2015-12-23}}</ref>。
-'''{{by|2016年}}'''には、「沖縄組」で参加した春季キャンプの終盤に、左肩の違和感を訴えた{{R|turninggame}}。しかし、3月の[[オープン戦]]やウエスタン・リーグ公式戦で好投を続けたことから、一軍公式戦の開幕先発6番手の座を確保<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞一軍合流「色気づくことなく謙虚に」 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1624720.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2016-03-31 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。一軍でのシーズン初登板であった4月2日の対DeNA戦（横浜）では、先発として7回を無失点に抑えてシーズン初勝利を挙げた<ref name="turninggame">{{Cite news |title=阪神岩貞快投、自己最多12Kで1年ぶり白星 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1626085.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2016-04-03 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。この試合から4月9日の対[[広島東洋カープ]]戦（甲子園）まで、2試合連続でプロ入り後自己最多の12奪三振を記録<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞また12K「試合は作れたことは良かった」 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1629549.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2016-04-10 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。4月16日の対[[中日ドラゴンズ]]戦（[[ナゴヤドーム]]）でも10奪三振を記録し、シーズン初登板からの一軍公式戦3試合連続2桁奪三振を達成した。この記録は、[[日本野球機構|NPB]]の球団に在籍する左腕投手および、[[セントラル・リーグ]]では初めての事例である<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞、左腕史上初!開幕から3戦連続2桁奪三振 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1632994.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2016-04-17 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。5月27日の対[[読売ジャイアンツ]]（[[東京ドーム]]）戦では、巨人戦に初めて登板した投手では球団史上初めて<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞様々!初巨人戦で初完封　金本監督も最敬礼 |newspaper=日刊スポーツ |date=2016-05-28 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1654176.html |accessdate=2016-05-28}}</ref>、1-0のスコアでプロ初完投・初完封勝利を記録した<ref name="nikkan160527">{{Cite news |title=巨人、泥沼６連敗　菅野、自責ゼロで今季初黒星　岩貞にプロ初完封許す |newspaper=日刊スポーツ |date=2016-05-27 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/05/27/kiji/K20160527012668880.html |accessdate=2016-05-27}}</ref>。[[セ・パ交流戦]]期間中からは不調で、6月上旬からの1か月間の先発登板では、5試合中3試合相手打者に満塁本塁打を献上した<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞　1カ月で満塁弾3被弾　ミスで傷口広げる |newspaper=日刊スポーツ |date=2016-07-04 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1673181.html |accessdate=2016-07-04}}</ref>。[[2016年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]にセ・リーグの監督推薦選手として初めて選出される<ref name="allstar2016">{{Cite news |title=「マツダオールスターゲーム2016」監督推薦で岩貞選手、原口選手、藤浪選手の3名が選出! |newspaper=阪神タイガース |date=2016-07-04 |url=http://hanshintigers.jp/news/topics/info_4408.html |accessdate=2016-07-04}}</ref>と、7月16日の第2戦（横浜）で2番手投手として初登板を果たした<ref>{{Cite news |title=2016年7月16日（土）横浜 【オールスターゲーム】　セントラル・リーグ vs パシフィック・リーグ 第2戦 投打成績 |newspaper=日本野球機構 |date=2016-07-16 |url=https://npb.jp/scores/2016/0716/cl-pl-02/box.html |accessdate=2016-07-16}}</ref>。9月には先発登板4試合で全勝し、防御率0.58という好成績を記録<ref name="MVP">{{Cite news |title=阪神・岩貞　月間MVP見えた!9月4戦4勝　虎4位イケる |newspaper=スポーツニッポン |date=2016-09-26 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/09/26/kiji/K20160926013421490.html |accessdate=2016-09-27}}</ref>、セ・リーグ投手部門の[[月間MVP (日本プロ野球)|月間MVP]]を初めて受賞した<ref>{{Cite news |title=岩貞、ロペス、増井が初受賞　内川は5度目　9月の月間MVP |newspaper=スポーツニッポン |date=2016-10-07 |url=http://www.sankei.com/sports/news/161001/spo1610010033-n1.html |accessdate=2016-10-07|archiveurl=https://web.archive.org/web/20171229231519/http://www.sankei.com/sports/news/161001/spo1610010033-n1.html|archivedate=2017-12-29}}</ref>。チームのレギュラーシーズン最終戦だった10月1日の対巨人戦（甲子園）で自身初のシーズン10勝を達成し、自身の連勝を5に伸ばした<ref>{{Cite news |title=【プロ野球】神6－巨0　阪神7連勝　岩貞が初の2桁勝利 |newspaper=産経ニュース |date=2016-10-01 |url=http://www.sankei.com/sports/news/161001/spo1610010033-n1.html |accessdate=2016-10-02|archiveurl=https://web.archive.org/web/20171229231519/http://www.sankei.com/sports/news/161001/spo1610010033-n1.html|archivedate=2017-12-28}}</ref><ref>{{Cite news |title=阪神岩貞7回無失点で初10勝、福原に勝利のバトン |newspaper=日刊スポーツ |date=2016-10-01 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1718290.html |accessdate=2016-10-02}}</ref>。同年は巨人戦で、3勝無敗、防御率0.58という好成績を残した{{R|GK}}。
+'''{{by|2016年}}'''には、「沖縄組」で参加した春季キャンプの終盤に、左肩の違和感を訴えた{{R|turninggame}}。しかし、3月の[[オープン戦]]やウエスタン・リーグ公式戦で好投を続けたことから、一軍公式戦の開幕先発6番手の座を確保<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1624720.html |title=阪神岩貞一軍合流「色気づくことなく謙虚に」 |website=日刊スポーツ |date=2016-03-31 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。一軍でのシーズン初登板であった4月2日の対DeNA戦（横浜）では、先発として7回を無失点に抑えてシーズン初勝利を挙げた<ref name="turninggame">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1626085.html |title=阪神岩貞快投、自己最多12Kで1年ぶり白星 |website=日刊スポーツ |date=2016-04-03 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。この試合から4月9日の対[[広島東洋カープ]]戦（甲子園）まで、2試合連続でプロ入り後自己最多の12奪三振を記録<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1629549.html |title=阪神岩貞また12K「試合は作れたことは良かった」 |website=日刊スポーツ |date=2016-04-10 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。4月16日の対[[中日ドラゴンズ]]戦（[[ナゴヤドーム]]）でも10奪三振を記録し、シーズン初登板からの一軍公式戦3試合連続2桁奪三振を達成した。この記録は、[[日本野球機構|NPB]]の球団に在籍する左腕投手および、[[セントラル・リーグ]]では初めての事例である<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1632994.html |title=阪神岩貞、左腕史上初!開幕から3戦連続2桁奪三振 |website=日刊スポーツ |date=2016-04-17 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。5月27日の対[[読売ジャイアンツ]]（[[東京ドーム]]）戦では、巨人戦に初めて登板した投手では球団史上初めて<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1654176.html |title=阪神岩貞様々!初巨人戦で初完封　金本監督も最敬礼 |website=日刊スポーツ |date=2016-05-28  |accessdate=2016-05-28}}</ref>、1-0のスコアでプロ初完投・初完封勝利を記録した<ref name="nikkan160527">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/05/27/kiji/K20160527012668880.html |title=巨人、泥沼６連敗　菅野、自責ゼロで今季初黒星　岩貞にプロ初完封許す |website=スポーツニッポン |date=2016-05-27  |accessdate=2016-05-27}}</ref>。[[セ・パ交流戦]]期間中からは不調で、6月上旬からの1か月間の先発登板では、5試合中3試合相手打者に満塁本塁打を献上した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1673181.html |title=阪神岩貞　1カ月で満塁弾3被弾　ミスで傷口広げる |website=日刊スポーツ |date=2016-07-04 |accessdate=2016-07-04}}</ref>。[[2016年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]にセ・リーグの監督推薦選手として初めて選出される<ref name="allstar2016">{{Cite web ja |url=http://hanshintigers.jp/news/topics/info_4408.html |title=「マツダオールスターゲーム2016」監督推薦で岩貞選手、原口選手、藤浪選手の3名が選出! |website=阪神タイガース |date=2016-07-04 |accessdate=2016-07-04}}</ref>と、7月16日の第2戦（横浜）で2番手投手として初登板を果たした<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/scores/2016/0716/cl-pl-02/box.html |title=2016年7月16日（土）横浜 【オールスターゲーム】　セントラル・リーグ vs パシフィック・リーグ 第2戦 投打成績 |website=日本野球機構 |date=2016-07-16 |accessdate=2016-07-16}}</ref>。9月には先発登板4試合で全勝し、防御率0.58という好成績を記録<ref name="MVP">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/09/26/kiji/K20160926013421490.html |title=阪神・岩貞　月間MVP見えた!9月4戦4勝　虎4位イケる |website=スポーツニッポン |date=2016-09-26 |accessdate=2016-09-27}}</ref>、セ・リーグ投手部門の[[月間MVP (日本プロ野球)|月間MVP]]を初めて受賞した<ref>{{Cite web ja |url=http://www.sankei.com/sports/news/161001/spo1610010033-n1.html |title=岩貞、ロペス、増井が初受賞　内川は5度目　9月の月間MVP |website=産経ニュース |date=2016-10-07  |accessdate=2016-10-07 |archivedate=2017-12-29 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20171229231519/http://www.sankei.com/sports/news/161001/spo1610010033-n1.html}}</ref>。チームのレギュラーシーズン最終戦だった10月1日の対巨人戦（甲子園）で自身初のシーズン10勝を達成し、自身の連勝を5に伸ばした<ref>{{Cite web ja |url=http://www.sankei.com/sports/news/161001/spo1610010033-n1.html |title=【プロ野球】神6－巨0　阪神7連勝　岩貞が初の2桁勝利 |website=産経ニュース |date=2016-10-01 |accessdate=2016-10-02 |archivedate=2017-12-28 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20171229231519/http://www.sankei.com/sports/news/161001/spo1610010033-n1.html}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1718290.html |title=阪神岩貞7回無失点で初10勝、福原に勝利のバトン |website=日刊スポーツ |date=2016-10-01 |accessdate=2016-10-02}}</ref>。同年は巨人戦で、3勝無敗、防御率0.58という好成績を残した{{R|GK}}。オフの12月1日に2400万円増となる推定年俸4000万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2016/12/02/post52326/ |title=プロ3年目で飛躍した阪神・岩貞、4年目に見据える目標とは |website=Full-Count |date=2016-12-02 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。
-'''{{by|2017年}}'''には、[[2017 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表|ワールド・ベースボール・クラシック日本代表]]の予備登録メンバーに選出。レギュラーシーズンの開幕前に催された本大会の指名投手枠に入った<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞7回無失点で初10勝、福原に勝利のバトン |newspaper=日刊スポーツ |date=2017-02-10 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/wbc/2017/news/1776981.html |accessdate=2017-04-07}}</ref>ため、日本代表が投手を入れ替える目的でこの枠を利用した場合には、2次ラウンド以降に代表へ招集される可能性があった。ただし、実際には利用はなく、本大会への出場は見送られた。レギュラーシーズンでは、4月1日に広島との開幕カード第2戦（[[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]]）で先発に起用。5回5失点という内容ながら、勝敗は付かなかった<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞「悔しい」初回に援護も5回5安打5失点 |newspaper=日刊スポーツ |date=2017-04-10 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1801447.html |accessdate=2017-04-07}}</ref>。次に登板した4月7日の対巨人戦（甲子園）でカード初黒星を喫し、前年からの自身の連勝は5で途切れた<ref name="GK">{{Cite news |title=今年は違うの?阪神・岩貞　Gキラー初黒星「反省して考えていかないと」 |newspaper=スポーツニッポン |date=2017-04-08 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/04/08/kiji/20170408s00001173064000c.html |accessdate=2017-04-09}}</ref>が、4月18日の対中日戦（ナゴヤドーム）でシーズン初勝利を挙げた<ref name="Resque-Kumamoto">{{Cite news |title=故郷熊本にやっと10万円!　阪神・岩貞が今季初勝利 |newspaper=朝日新聞 |date=2017-04-18 |url=http://digital.asahi.com/articles/ASK4L6W1WK4LOIPE02K.html |accessdate=2017-04-19}}</ref>。しかし、5月10日の対巨人戦（東京ドーム）でプロ入り後初めての1試合4被本塁打を記録した<ref>{{Cite news |title=阪神・岩貞、大炎上…自己ワースト4被弾に金本監督も苦言 |newspaper=サンケイスポーツ |date=2017-05-11 |url=https://www.sanspo.com/article/20170511-6UTI4PZL7BLCTDVPJVIQ2ZZGU4/ |accessdate=2017-08-09}}</ref>ほか、先発登板で序盤に失点する試合が続き、5月下旬には自身2シーズンぶりの二軍調整を余儀なくされた<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞、無期限二軍　フォーム問題点一から出直し |newspaper=日刊スポーツ |date=2017-05-21 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1827110.html |accessdate=2017-05-21}}</ref>。7月上旬に一軍へ復帰したが、8月8日の対巨人戦（東京ドーム）では、初回から2イニング続けて1点ずつ失うなど4回6失点という内容で降板。3回裏には「1イニングに（[[敬遠四球|敬遠]]気味の1四球を含む）5与四球」という球団ワーストタイ記録により4失点し、降板後には一軍監督の[[金本知憲]]から即刻帰阪を命じられ、出場選手登録の抹消を告げられた<ref>{{Cite news |title=岩貞が金本政権初の強制送還「抹消です」球団ワーストタイの1イニング5四球 |newspaper=デイリースポーツ |date=2017-08-09 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2017/08/08/0010445900.shtml |accessdate=2017-08-09}}</ref>。9月に一軍へ復帰したものの、レギュラーシーズン全体では5点台近い防御率で2桁敗戦を喫するなど振るわず、チームがレギュラーシーズン2位で臨んだ[[2017年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]での登板にも至らなかった。
+'''{{by|2017年}}'''には、[[2017 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表|ワールド・ベースボール・クラシック日本代表]]の予備登録メンバーに選出。レギュラーシーズンの開幕前に催された本大会の指名投手枠に入った<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/wbc/2017/news/1776981.html |title=阪神岩貞7回無失点で初10勝、福原に勝利のバトン |website=日刊スポーツ |date=2017-02-10 |accessdate=2017-04-07}}</ref>ため、日本代表が投手を入れ替える目的でこの枠を利用した場合には、2次ラウンド以降に代表へ招集される可能性があった。ただし、実際には利用はなく、本大会への出場は見送られた。レギュラーシーズンでは、4月1日に広島との開幕カード第2戦（[[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]]）で先発に起用。5回5失点という内容ながら、勝敗は付かなかった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1801447.html |title=阪神岩貞「悔しい」初回に援護も5回5安打5失点 |website=日刊スポーツ |date=2017-04-02 |accessdate=2017-04-07}}</ref>。次に登板した4月7日の対巨人戦（甲子園）でカード初黒星を喫し、前年からの自身の連勝は5で途切れた<ref name="GK">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/04/08/kiji/20170408s00001173064000c.html |title=今年は違うの?阪神・岩貞　Gキラー初黒星「反省して考えていかないと」 |website=スポーツニッポン |date=2017-04-08 |accessdate=2017-04-09}}</ref>が、4月18日の対中日戦（ナゴヤドーム）でシーズン初勝利を挙げた<ref name="Resque-Kumamoto">{{Cite web ja |url=http://digital.asahi.com/articles/ASK4L6W1WK4LOIPE02K.html |title=故郷熊本にやっと10万円!　阪神・岩貞が今季初勝利 |website=朝日新聞 |date=2017-04-18 |accessdate=2017-04-19}}</ref>。しかし、5月10日の対巨人戦（東京ドーム）でプロ入り後初めての1試合4被本塁打を記録した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20170511-6UTI4PZL7BLCTDVPJVIQ2ZZGU4/ |title=阪神・岩貞、大炎上…自己ワースト4被弾に金本監督も苦言 |website=サンケイスポーツ |date=2017-05-11  |accessdate=2017-08-09}}</ref>ほか、先発登板で序盤に失点する試合が続き、5月下旬には自身2シーズンぶりの二軍調整を余儀なくされた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1827110.html |title=阪神岩貞、無期限二軍　フォーム問題点一から出直し |website=日刊スポーツ |date=2017-05-21 |accessdate=2017-05-21}}</ref>。7月上旬に一軍へ復帰したが、8月8日の対巨人戦（東京ドーム）では、初回から2イニング続けて1点ずつ失うなど4回6失点という内容で降板。3回裏には「1イニングに（[[敬遠四球|敬遠]]気味の1四球を含む）5与四球」という球団ワーストタイ記録により4失点し、降板後には一軍監督の[[金本知憲]]から即刻帰阪を命じられ、出場選手登録の抹消を告げられた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2017/08/08/0010445900.shtml |title=岩貞が金本政権初の強制送還「抹消です」球団ワーストタイの1イニング5四球 |website=デイリースポーツ |date=2017-08-09 |accessdate=2017-08-09}}</ref>。9月に一軍へ復帰したものの、レギュラーシーズン全体では5点台近い防御率で2桁敗戦を喫するなど振るわず、チームがレギュラーシーズン2位で臨んだ[[2017年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]での登板にも至らなかった。オフの12月1日に500万円減となる推定年俸3500万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2017/12/01/0010780413.shtml |title=岩貞は５００万減の３５００万円で更改「監督を胴上げできるよう全力でやっていく」 |website=デイリースポーツ |date=2017-12-01 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。
-'''{{by|2018年}}'''には、[[オープン戦]]の終盤まで一軍の開幕[[先発ローテーション]]入りを争うほど復調した<ref>{{Cite news |title=阪神藤浪が開幕2戦目で先発へ　首脳陣は底力かける |newspaper=日刊スポーツ |date=2018-03-25 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803250000891.html |accessdate=2018-07-04}}</ref>末に、一軍公式戦でのシーズン初登板であった4月15日の対[[東京ヤクルトスワローズ]]戦（甲子園）でシーズン初勝利を挙げた<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞「球宴出る」恩師に公約　実現へ今季初勝利 |newspaper=日刊スポーツ |date=2018-04-16 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201804160000393.html |accessdate=2018-07-04}}</ref>。6月30日の対ヤクルト戦（[[明治神宮野球場]]）では、1回裏に7球を投げただけで、2番打者・[[青木宣親]]への[[危険球]]（頭部死球）によって退場処分<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞わずか7球で危険球退場、青木へ頭部死球 |newspaper=日刊スポーツ |date=2018-06-30 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201806300000620.html |accessdate=2018-07-04}}</ref>。6月1日の対[[埼玉西武ライオンズ]]戦（[[西武ドーム|メットライフドーム]]）では完投しながら0-2で黒星を喫するなど、好投しても打線の援護に恵まれないことが相次いだ<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞8回6安打2失点も打線援護恵まれず2敗目 |newspaper=日刊スポーツ |date=2018-06-01 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201806010000785.html |accessdate=2018-07-04}}</ref>。6月末までの勝利数は3勝にとどまったものの、10試合の登板で防御率1.88を記録するなど投球内容が安定していたことから、地元・熊本市内の[[藤崎台県営野球場|リブワーク藤崎台球場]]で初めて開催された[[2018年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]にはセ・リーグの監督推薦選手として2年ぶりに出場した<ref name="star">{{Cite news |title=阪神岩貞2年ぶり球宴　地元熊本開催に「うれしい」 |newspaper=日刊スポーツ |date=2018-07-02 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201807020000489.html |accessdate=2018-07-04}}</ref>。後半戦も先発陣の一角で好投を続けたものの、2年連続の2桁敗戦（7勝10敗）でシーズンを終了。その一方で、11月の日米野球では、日本代表トップチームでのプレーを初めて経験した。当初28人だった代表チームのベンチ入り選手数が29人へ拡大したことに伴う追加招集ながら、阪神の選手からただ1人の選出<ref>{{Cite news |title=日米野球日本代表に岩貞が追加招集　11・9から6試合 |newspaper=サンケイスポーツ |date=2018-10-30 |url=https://web.archive.org/web/20181107130706/https://www.sanspo.com/baseball/news/20181030/tig18103005010008-n1.html |accessdate=2020-08-31}}</ref>で、アメリカ代表の[[メジャーリーグベースボール|MLB]]オールスターチームを相手に中継ぎで大きな収穫を得た<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞「有意義な時間を」日米野球での収穫語る |newspaper=日刊スポーツ |date=2018-11-26 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201811250000546.html |accessdate=2020-08-31}}</ref>。
+'''{{by|2018年}}'''には、[[オープン戦]]の終盤まで一軍の開幕[[先発ローテーション]]入りを争うほど復調した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803250000891.html |title=阪神藤浪が開幕2戦目で先発へ　首脳陣は底力かける |website=日刊スポーツ |date=2018-03-25 |accessdate=2018-07-04}}</ref>末に、一軍公式戦でのシーズン初登板であった4月15日の対[[東京ヤクルトスワローズ]]戦（甲子園）でシーズン初勝利を挙げた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201804160000393.html |title=阪神岩貞「球宴出る」恩師に公約　実現へ今季初勝利 |website=日刊スポーツ |date=2018-04-16  |accessdate=2018-07-04}}</ref>。6月30日の対ヤクルト戦（[[明治神宮野球場]]）では、1回裏に7球を投げただけで、2番打者・[[青木宣親]]への[[危険球]]（頭部死球）によって退場処分<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201806300000620.html |title=阪神岩貞わずか7球で危険球退場、青木へ頭部死球 |website=日刊スポーツ |date=2018-06-30 |accessdate=2018-07-04}}</ref>。6月1日の対[[埼玉西武ライオンズ]]戦（[[西武ドーム|メットライフドーム]]）では完投しながら0-2で黒星を喫するなど、好投しても打線の援護に恵まれないことが相次いだ<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201806010000785.html |title=阪神岩貞8回6安打2失点も打線援護恵まれず2敗目 |website=日刊スポーツ |date=2018-06-01 |accessdate=2018-07-04}}</ref>。6月末までの勝利数は3勝にとどまったものの、10試合の登板で防御率1.88を記録するなど投球内容が安定していたことから、地元・熊本市内の[[藤崎台県営野球場|リブワーク藤崎台球場]]で初めて開催された[[2018年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]にはセ・リーグの監督推薦選手として2年ぶりに出場した<ref name="star">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201807020000489.html |title=阪神岩貞2年ぶり球宴　地元熊本開催に「うれしい」 |website=日刊スポーツ |date=2018-07-02  |accessdate=2018-07-04}}</ref>。後半戦も先発陣の一角で好投を続けたものの、2年連続の2桁敗戦（7勝10敗）でシーズンを終了。その一方で、11月の日米野球では、日本代表トップチームでのプレーを初めて経験した。当初28人だった代表チームのベンチ入り選手数が29人へ拡大したことに伴う追加招集ながら、阪神の選手からただ1人の選出<ref>{{Cite web ja |url=https://web.archive.org/web/20181107130706/https://www.sanspo.com/baseball/news/20181030/tig18103005010008-n1.html |title=日米野球日本代表に岩貞が追加招集　11・9から6試合 |website=サンケイスポーツ |date=2018-10-30 |accessdate=2020-08-31}}</ref>で、アメリカ代表の[[メジャーリーグベースボール|MLB]]オールスターチームを相手に中継ぎで大きな収穫を得た<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201811250000546.html |title=阪神岩貞「有意義な時間を」日米野球での収穫語る |website=日刊スポーツ |date=2018-11-26 |accessdate=2020-08-31}}</ref>。オフの12月6日に300万円増となる推定年俸3800万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2018/12/06/0011881625.shtml |title=阪神・岩貞、年俸3800万円でサイン　３００万増も「ふがいないシーズンだった」 |website=デイリースポーツ |date=2018-12-06 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。
-'''{{by|2019年}}'''には、レギュラーシーズンの開幕から一軍の先発ローテーションに入ると、3月30日にはヤクルトとの開幕カード第2戦（京セラドーム大阪）でシーズン初勝利を挙げた。しかし、5月上旬に[[インフルエンザ]]へ感染したことを皮切りに、右脇腹の肉離れや背中の張りに見舞われた<ref name="sanspo20191229">{{Cite web|和書|title=【矢野トラ ’19回虎録】「故障予防」大切さ知った岩貞 |url=https://www.sanspo.com/article/20191229-KSLQ6AD67NN3HHD4YKS45LIZFM/ |date=2019-12-29 |accessdate=2019-12-30 |publisher=サンケイスポーツ}}</ref>。レギュラーシーズン最終盤の9月に一軍へ復帰したものの、一軍公式戦全体では、8試合の登板で2勝4敗、防御率4.02にとどまった{{R|sanspo20191229}}。
+'''{{by|2019年}}'''には、レギュラーシーズンの開幕から一軍の先発ローテーションに入ると、3月30日にはヤクルトとの開幕カード第2戦（京セラドーム大阪）でシーズン初勝利を挙げた。しかし、5月上旬に[[インフルエンザ]]へ感染したことを皮切りに、右脇腹の肉離れや背中の張りに見舞われた<ref name="sanspo20191229">{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20191229-KSLQ6AD67NN3HHD4YKS45LIZFM/ |title=【矢野トラ ’19回虎録】「故障予防」大切さ知った岩貞 |website=サンケイスポーツ |date=2019-12-29 |accessdate=2019-12-30 }}</ref>。レギュラーシーズン最終盤の9月に一軍へ復帰したものの、一軍公式戦全体では、8試合の登板で2勝4敗、防御率4.02にとどまった{{R|sanspo20191229}}。オフの12月5日に600万円減となる推定年俸3200万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201912050000345.html |title=阪神岩貞600万円減「２桁勝利を」来季フル回転 |website=日刊スポーツ |date=2019-12-05 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。
-'''{{by|2020年}}'''には、春季キャンプの途中まで先発向けの調整に入っていた。前年まで一軍のセットアッパーとして活躍してきた岩崎がキャンプの終盤に右足の張りを訴えたことをきっかけに、[[矢野燿大]]監督曰く「（チーム事情に応じて先発にも救援にも起用できる）ジョーカー」のような扱いで、中継ぎ向けの調整を開始<ref>{{Cite web|和書|title=ジョーカーや!阪神・岩貞が中継ぎ2回0封　将、先発と「両方という形」 |url=https://www.sanspo.com/article/20200315-MSJMNOIEMNL23C4YFSEFQ3D72U/ |date=2020-03-15 |accessdate=2020-08-31 |publisher=サンケイスポーツ}}</ref>。[[オープン戦]]でも1イニング単位の中継ぎ登板で好投を続けていたが、左のエース候補と目されている[[髙橋遥人]]のコンディション不良などから、結局はレギュラーシーズンの開幕を一軍の先発要員として迎えた<ref>{{Cite web|和書|title=先発再転向の阪神岩貞、5回完全投球「開幕してまた調子上げる」 |url=https://www.sankei.com/article/20200613-DDEHHPSC2JLLVB37DQUNFYWK4A/ |website=産経WEST |date=2020-06-13 |accessdate=2020-08-31}}</ref>。先発では、開幕から7試合の登板で2勝2敗、防御率3.51を記録。もっとも、シーズン2敗目を喫した8月10日の対DeNA戦（横浜）では、3失点を喫して4回で降板したばかりか、DeNAの救援投手・[[国吉佑樹]]から勝ち越しの2点二塁打を打たれた。この試合での投球内容に[[捕手]]出身の矢野監督が「チームの士気が上がらない」と苦言を呈したことや、一軍の中継ぎを担える左投手がベテランの[[能見篤史]]しかいないことから、一軍のブルペンを預かる[[金村曉]]投手コーチの方針で中継ぎへ本格的に転向<ref>{{Cite web|和書|title=阪神・岩貞　中継ぎで再出発　10日・DeNA戦で投手に決勝打浴び矢野監督から苦言 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/08/14/kiji/20200813s00001173641000c.html |accessdate=2020-08-14 |publisher=スポーツニッポン |date=2020-08-31}}</ref>。8月15日の対広島戦（京セラドーム大阪）で一軍公式戦初の救援登板を経験したこと<ref>{{Cite web|和書|title=阪神岩貞7年目で初救援1回0封「当面中継ぎ」監督 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202008150001345.html |accessdate=2020-08-15 |publisher=日刊スポーツ |date=2020-08-31}}</ref>を皮切りに、中継ぎで登板を重ねるとともに、試合状況に応じて複数のイニングを随時任されている。28日から[[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島|マツダスタジアム]]で催された同カードでは、3試合全てで救援登板を果たした。29日の第2戦で自身初の救援勝利を挙げる<ref>{{Cite web|和書|title=矢野監督「今日の1番殊勲」岩貞イニングまたぎ好投 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202008290001186.html |accessdate=2020-08-29 |publisher=日刊スポーツ |date=2020-08-31}}</ref>と、翌30日の第3戦でも好救援で勝利投手になった<ref>{{Cite web|和書|title=阪神岩貞4勝「何連投でもやる」2夜連続で勝利投手 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202008300001152.html |accessdate=2020-08-30 |publisher=日刊スポーツ |date=2020-08-31}}</ref>。救援で5勝1敗、防御率3.00の成績を残す<ref>{{Cite news |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2020/11/21/0013880127.shtml |title=阪神・矢野監督　岩貞のリリーフ固定明言　来季もＩ＆Ｉコンビ、Ｗ左腕セットアッパー |newspaper=デイリーオンライン |date=2020-11-21 |accessdate=2020-11-28}}</ref>。
+'''{{by|2020年}}'''には、春季キャンプの途中まで先発向けの調整に入っていた。前年まで一軍のセットアッパーとして活躍してきた岩崎がキャンプの終盤に右足の張りを訴えたことをきっかけに、[[矢野燿大]]監督曰く「（チーム事情に応じて先発にも救援にも起用できる）ジョーカー」のような扱いで、中継ぎ向けの調整を開始<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20200315-MSJMNOIEMNL23C4YFSEFQ3D72U/ |title=ジョーカーや!阪神・岩貞が中継ぎ2回0封　将、先発と「両方という形」 |website=サンケイスポーツ |date=2020-03-15 |accessdate=2020-08-31}}</ref>。[[オープン戦]]でも1イニング単位の中継ぎ登板で好投を続けていたが、左のエース候補と目されている[[髙橋遥人]]のコンディション不良などから、結局はレギュラーシーズンの開幕を一軍の先発要員として迎えた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sankei.com/article/20200613-DDEHHPSC2JLLVB37DQUNFYWK4A/ |title=先発再転向の阪神岩貞、5回完全投球「開幕してまた調子上げる」 |website=産経WEST |date=2020-06-13 |accessdate=2020-08-31}}</ref>。先発では、開幕から7試合の登板で2勝2敗、防御率3.51を記録。もっとも、シーズン2敗目を喫した8月10日の対DeNA戦（横浜）では、3失点を喫して4回で降板したばかりか、DeNAの救援投手・[[国吉佑樹]]から勝ち越しの2点二塁打を打たれた。この試合での投球内容に[[捕手]]出身の矢野監督が「チームの士気が上がらない」と苦言を呈したことや、一軍の中継ぎを担える左投手がベテランの[[能見篤史]]しかいないことから、一軍のブルペンを預かる[[金村曉]]投手コーチの方針で中継ぎへ本格的に転向<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/08/14/kiji/20200813s00001173641000c.html |title=阪神・岩貞　中継ぎで再出発　10日・DeNA戦で投手に決勝打浴び矢野監督から苦言 |website=スポーツニッポン |date=2020-08-31 |accessdate=2020-08-14}}</ref>。8月15日の対広島戦（京セラドーム大阪）で一軍公式戦初の救援登板を経験したこと<ref>{{Cite web|和書|title=阪神岩貞7年目で初救援1回0封「当面中継ぎ」監督 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202008150001345.html |accessdate=2020-08-15 |website=日刊スポーツ |date=2020-08-31}}</ref>を皮切りに、中継ぎで登板を重ねるとともに、試合状況に応じて複数のイニングを随時任されている。28日から[[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島|マツダスタジアム]]で催された同カードでは、3試合全てで救援登板を果たした。29日の第2戦で自身初の救援勝利を挙げる<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202008290001186.html |title=矢野監督「今日の1番殊勲」岩貞イニングまたぎ好投 |website=日刊スポーツ |date=2020-08-31 |accessdate=2020-08-29}}</ref>と、翌30日の第3戦でも好救援で勝利投手になった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202008300001152.html |title=阪神岩貞4勝「何連投でもやる」2夜連続で勝利投手 |website=日刊スポーツ |date=2020-08-31 |accessdate=2020-08-30}}</ref>。救援で5勝1敗、防御率3.00の成績を残す<ref>{{Cite news |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2020/11/21/0013880127.shtml |title=阪神・矢野監督　岩貞のリリーフ固定明言　来季もＩ＆Ｉコンビ、Ｗ左腕セットアッパー |website=デイリーオンライン |date=2020-11-21 |accessdate=2020-11-28}}</ref>。オフの12月18日に1500万円増となる推定年俸4700万円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012180000425.html |title=阪神岩貞は1500万円増「７回に投げる投手に」 |website=日刊スポーツ |date=2020-12-18 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。
 '''{{by|2021年}}'''は左の中継ぎとして役目を全うし、46試合に登板、4勝12ホールドを記録した。
-'''{{by|2022年}}'''は開幕を二軍で迎えたが、4月9日に一軍昇格<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/04/09/0015205978.shtml|title=阪神・岩貞が昇格即１回０封　小園、マクブルームを連続三振|publisher=デイリースポーツ online|date=2022-04-09|accessdate=2022-04-09}}</ref>。この年は自己最多となる53試合に登板、防御率2.57と安定した投球を見せた。シーズン終了後の契約更改で、この年取得したFA権を行使せずに残留、新たに3年総額3億円（金額は推定）で契約に合意し、背番号を「'''14'''」に変更した<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/11/10/0015795453.shtml |title=阪神・岩貞は残留　能見の「１４」背負って３年全部アレ「チームのピースになる」 |newspaper=デイリースポーツ online |publisher=神戸新聞社 |date=2022-11-10 |accessdate=2024-02-10}}</ref><ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.sanspo.com/article/20221110-UX2QQ43RZBPHRM7ZTZVBHRACRU/ |title=阪神・岩貞祐太、残留表明！総額３年３億円「最大の評価をしていただいた」　背番「１４」継承、能見魂で優勝だ |newspaper=サンケイスポーツ |publisher=産経新聞社 |date=2022-11-10 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。
+'''{{by|2022年}}'''は開幕を二軍で迎えたが、4月9日に一軍昇格<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/04/09/0015205978.shtml|title=阪神・岩貞が昇格即１回０封　小園、マクブルームを連続三振 |website=デイリースポーツ online |date=2022-04-09 |accessdate=2022-04-09}}</ref>。この年は自己最多となる53試合に登板、防御率2.57と安定した投球を見せた。シーズン終了後の契約更改で、この年取得したFA権を行使せずに残留、新たに3年総額3億円（金額は推定）で契約に合意し、背番号を「'''14'''」に変更した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/11/10/0015795453.shtml |title=阪神・岩貞は残留　能見の「１４」背負って３年全部アレ「チームのピースになる」 |website=デイリースポーツ online |publisher=神戸新聞社 |date=2022-11-10 |accessdate=2024-02-10}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20221110-UX2QQ43RZBPHRM7ZTZVBHRACRU/ |title=阪神・岩貞祐太、残留表明！総額３年３億円「最大の評価をしていただいた」　背番「１４」継承、能見魂で優勝だ |website=サンケイスポーツ |publisher=産経新聞社 |date=2022-11-10 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。
-'''{{by|2023年}}'''は左肩の張りを訴え、開幕を二軍で迎えたが、4月12日に出場選手登録された<ref>{{Cite news |和書 |url=https://hochi.news/articles/20230412-OHT1T51160.html?page=1 |title=【阪神】岩貞祐太が“前倒し”１軍昇格…前夜２被弾の浜地真澄が抹消 |newspaper=スポーツ報知 |publisher=報知新聞社 |date=2023-04-12 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。6月3日終了時点で20試合に登板、防御率2.08の成績であったが、同月4日に首の張りで出場選手登録を抹消<ref>{{Cite news |和書 |url=https://hochi.news/articles/20230604-OHT1T51075.html?page=1 |title=【阪神】岩貞祐太が首の張りで登録抹消　岡田彰布監督「しゃあない。９連戦中やからな」５日から西純矢が昇格へ |newspaper=スポーツ報知 |publisher=報知新聞社 |date=2023-06-04 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。同月14日に一軍に合流する<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/06/14/kiji/20230614s00001173312000c.html |title=阪神・岩貞、オリックス戦の試合前練習に合流　4日抹消から最短10日で1軍昇格 |newspaper=スポニチ Sponichi Annex |publisher=スポーツニッポン新聞社 |date=2023-06-14 |accessdate=2024-02-10}}</ref>と、7月9日の対ヤクルト戦（甲子園）で8回表から2番手で登板し、1回無失点で勝利投手となり、プロ入り1年目から10年連続勝利を記録した<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/07/10/kiji/20230710s00001173160000c.html |title=阪神・岩貞　8回3人斬りで新人から10年連続星＆通算40勝　決勝弾の森下に「ナイスバッティング」 |newspaper=スポニチ Sponichi Annex |publisher=スポーツニッポン新聞社 |date=2023-07-10 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。同月15日の対中日戦（甲子園）では2点リードで迎えた9回表に自身初となるセーブ機会で登板したが、[[岡林勇希]]に同点2点適時打を打たれ、初セーブはおあずけとなった<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/07/15/kiji/20230715s00001173685000c.html |title=プロ入り初のセーブ機会登板も無念…阪神・岩貞、2点差守れず9回同点に追いつかれる　才木の白星消える |newspaper=スポニチ Sponichi Annex |publisher=スポーツニッポン新聞社 |date=2023-07-15 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。シーズン通算では2年連続50試合に登板し、1勝0敗、防御率2.70、チームトップの24ホールドの成績を残した<ref name="nikkan 2023.12.03">{{Cite news |和書 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202312030000352.html |title=【阪神】岩貞祐太は現状維持１億円　昨オフ国内FA権行使せず「残留してよかったと思える結果」 |newspaper=日刊スポーツ |publisher=日刊スポーツ新聞社 |date=2023-12-03 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。ポストシーズンでは、広島との[[2023年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|CSファイナルステージ]]に1試合<ref>{{Cite web |和書|url=https://npb.jp/bis/2023/stats/idp1s2_t.html |title=2023年度 阪神タイガース 個人投手成績（クライマックスシリーズ ファイナルステージ） |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2024-02-10}}</ref>、[[オリックス・バファローズ]]との[[2023年の日本シリーズ|日本シリーズ]]に2試合に登板した<ref>{{Cite web |和書|url=https://npb.jp/bis/2023/stats/idp1ns_t.html |title=2023年度 阪神タイガース 個人投手成績（日本シリーズ） |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2024-02-10}}</ref>。オフの12月3日の契約更改では3年契約2年目で現状維持の推定年俸1億円でサインした{{R|nikkan 2023.12.03}}。
+'''{{by|2023年}}'''は左肩の張りを訴え、開幕を二軍で迎えたが、4月12日に出場選手登録された<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20230412-OHT1T51160.html?page=1 |title=【阪神】岩貞祐太が“前倒し”１軍昇格…前夜２被弾の浜地真澄が抹消 |website=スポーツ報知 |publisher=報知新聞社 |date=2023-04-12 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。6月3日終了時点で20試合に登板、防御率2.08の成績であったが、同月4日に首の張りで出場選手登録を抹消<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20230604-OHT1T51075.html?page=1 |title=【阪神】岩貞祐太が首の張りで登録抹消　岡田彰布監督「しゃあない。９連戦中やからな」５日から西純矢が昇格へ |website=スポーツ報知 |publisher=報知新聞社 |date=2023-06-04 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。同月14日に一軍に合流する<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/06/14/kiji/20230614s00001173312000c.html |title=阪神・岩貞、オリックス戦の試合前練習に合流　4日抹消から最短10日で1軍昇格 |website=スポニチ Sponichi Annex |publisher=スポーツニッポン新聞社 |date=2023-06-14 |accessdate=2024-02-10}}</ref>と、7月9日の対ヤクルト戦（甲子園）で8回表から2番手で登板し、1回無失点で勝利投手となり、プロ入り1年目から10年連続勝利を記録した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/07/10/kiji/20230710s00001173160000c.html |title=阪神・岩貞　8回3人斬りで新人から10年連続星＆通算40勝　決勝弾の森下に「ナイスバッティング」 |website=スポニチ Sponichi Annex |publisher=スポーツニッポン新聞社 |date=2023-07-10 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。同月15日の対中日戦（甲子園）では2点リードで迎えた9回表に自身初となるセーブ機会で登板したが、[[岡林勇希]]に同点2点適時打を打たれ、初セーブはおあずけとなった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/07/15/kiji/20230715s00001173685000c.html |title=プロ入り初のセーブ機会登板も無念…阪神・岩貞、2点差守れず9回同点に追いつかれる　才木の白星消える |website=スポニチ Sponichi Annex |publisher=スポーツニッポン新聞社 |date=2023-07-15 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。シーズン通算では2年連続50試合に登板し、1勝0敗、防御率2.70、チームトップの24ホールドの成績を残した<ref name="nikkansports20231203">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202312030000352.html |title=【阪神】岩貞祐太は現状維持１億円　昨オフ国内FA権行使せず「残留してよかったと思える結果」 |website=日刊スポーツ |publisher=日刊スポーツ新聞社 |date=2023-12-03 |accessdate=2024-02-10}}</ref>。ポストシーズンでは、広島との[[2023年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|CSファイナルステージ]]に1試合<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2023/stats/idp1s2_t.html |title=2023年度 阪神タイガース 個人投手成績（クライマックスシリーズ ファイナルステージ） |website=日本野球機構 |date= |accessdate=2024-02-10}}</ref>、[[オリックス・バファローズ]]との[[2023年の日本シリーズ|日本シリーズ]]に2試合に登板した<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2023/stats/idp1ns_t.html |title=2023年度 阪神タイガース 個人投手成績（日本シリーズ） |website=日本野球機構 |date= |accessdate=2024-02-10}}</ref>。オフの12月3日に3年契約2年目で現状維持となる推定年俸1億円で契約を更改した{{R|nikkansports20231203}}。
+'''{{by|2024年}}'''は3月9日のヤクルトとのオープン戦（甲子園）で7回に登板するが、1回3与四死球3失点と結果を残せなかった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202403090001430.html |title=【阪神】岩貞祐太、１回３四死球などで３失点「１から作っていかなければ、だいぶ厳しい」と覚悟 |website=日刊スポーツ |date=2024-03-09 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。ウエスタン・リーグでは21試合の登板で防御率1.45を記録すると、7月30日に一軍昇格<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/07/30/kiji/20240730s00001173020000c.html |title=阪神・岩貞　1軍昇格決定　ウエスタン・リーグでは21試合で防御率1・45と安定　巻き返しへフル回転だ |website=スポーツニッポン |date=2024-07-30 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。8月1日の対巨人戦（甲子園）で7回表にシーズン初登板し、1回無失点に抑える<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20240802-ZNKLS7X3SNNGDALDKUR53KYOJI/ |title=阪神・岩貞、今季初登板１回無失点「パフォーマンスをどんどん出していきたい」 |website=サンケイスポーツ |date=2024-08-02 |accessdate=2024-12-17}}</ref>が、同月3日の対DeNA戦（横浜）では4-4の同点で迎えた7回裏に2番手で登板し、2/3回を2失点で敗戦投手となり、同月9日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/08/09/kiji/20240809s00001173209000c.html |title=阪神・岩貞が2軍合流「しっかり調整して万全の状態を」　8月3日DeNA戦で2失点敗戦投手 |website=スポーツニッポン |date=2024-08-09 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。その後の同シーズンの一軍登板はなく、シーズン通算では0勝1敗、防御率5.40、自己最少となる2試合の登板に終わった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/10/27/kiji/20241026s00001173228000c.html |title=阪神・岩貞が来季へ不退転の覚悟「野球人生の岐路。頑張りたい」今季は2試合登板…逆襲を期す |website=スポーツニッポン |date=2024-10-27 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。オフの11月22日に3年契約3年目で現状維持となる推定年俸1億円で契約を更改した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/11/22/kiji/20241122s00001173152000c.html |title=阪神・岩貞が現状維持でサイン　3年契約最終年へ逆襲誓う「キャリアハイが目指せるのではないか」 |website=スポーツニッポン |date=2024-11-22 |accessdate=2024-12-17}}</ref>。
 == 選手としての特徴==
-最速154 km/hの[[速球#フォーシーム・ファストボール|ストレート]]<ref name="sponichi20220828">{{Cite news |title= 阪神・岩貞　国内FA権取得で「みなさんに感謝」　今季自己最速154キロに更新　動向注目の左腕|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/08/28/kiji/20220828s00001173179000c.html |publisher=スポーツニッポン |date=2022-08-28 |accessdate=2022-08-28}}</ref>と、130 km/h台の[[カット・ファスト・ボール]]を主体に、[[打者]]の内角を鋭く衝く投球が特徴<ref name="sponichi20201105">{{Cite news |title=やられたらやり返す！　阪神・岩貞　2日前に決勝弾浴びた西浦を150キロ直球で見逃し三振 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/11/05/kiji/20201105s00001173467000c.html |publisher=スポーツニッポン |date=2020-11-05 |accessdate=2020-11-25}}</ref>。[[カーブ (球種)|カーブ]]、[[スライダー (球種)|スライダー]]、[[チェンジアップ]]などの変化球で、緩急を付けることもある{{R|daily20131023}}<ref name="sankei20131024">{{Cite news |title=3度目の正直！和田監督、横浜商大・岩貞の交渉権獲得／ドラフト |url=http://www.sanspo.com/baseball/news/20131024/tig13102418050010-n1.html |publisher=[[サンケイスポーツ]] |date=2013-10-24 |accessdate=2013-11-01}}</ref><ref name="zakzaki20131022">{{Cite news |title=【10・24ドラフト　注目の新星】横浜商大・岩貞祐太投手　奪三振の山築く即戦力左腕　冷静なマウンドさばきも魅力 |url=http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20131022/bbl1310220740003-n1.htm |publisher=[[夕刊フジ]] |date=2013-10-22 |accessdate=2013-11-01}}</ref>。
+最速154 km/hの[[速球#フォーシーム・ファストボール|ストレート]]<ref name="sponichi20220828">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/08/28/kiji/20220828s00001173179000c.html |title= 阪神・岩貞　国内FA権取得で「みなさんに感謝」　今季自己最速154キロに更新　動向注目の左腕 |website=スポーツニッポン |date=2022-08-28 |accessdate=2022-08-28}}</ref>と、130 km/h台の[[カット・ファスト・ボール]]を主体に、[[打者]]の内角を鋭く衝く投球が特徴<ref name="sponichi20201105">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/11/05/kiji/20201105s00001173467000c.html |title=やられたらやり返す！　阪神・岩貞　2日前に決勝弾浴びた西浦を150キロ直球で見逃し三振 |website=スポーツニッポン |date=2020-11-05 |accessdate=2020-11-25}}</ref>。[[カーブ (球種)|カーブ]]、[[スライダー (球種)|スライダー]]、[[チェンジアップ]]などの変化球で、緩急を付けることもある{{R|daily20131023}}<ref name="sankei20131024">{{Cite web ja |url=http://www.sanspo.com/baseball/news/20131024/tig13102418050010-n1.html |title=3度目の正直！和田監督、横浜商大・岩貞の交渉権獲得／ドラフト |website=サンケイスポーツ |date=2013-10-24 |accessdate=2013-11-01}}</ref><ref name="zakzaki20131022">{{Cite web ja |url=http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20131022/bbl1310220740003-n1.htm |title=【10・24ドラフト　注目の新星】横浜商大・岩貞祐太投手　奪三振の山築く即戦力左腕　冷静なマウンドさばきも魅力 |website=[[夕刊フジ]] |date=2013-10-22 |accessdate=2013-11-01}}</ref>。
-阪神入団後の実戦登板で制球難が露呈したことを受けて、2015年のシーズン途中からは、マウンド上で従来より三塁寄りの位置から投球することによって制球力を向上{{R|turninggame}}。2016年1月の合同自主トレーニングでは、チームメイトの[[能見篤史]]から、能見の勝負球である[[フォークボール]]の投げ方やチェンジアップを生かす配球術を学んだ<ref>{{Cite news |title=【阪神】岩貞、能見との合同自主トレで課題のタテ系変化球学ぶ |url=https://web.archive.org/web/20160118201513/http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20160117-OHT1T50119.html |publisher=[[スポーツ報知]] |date=2016-01-17 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。
+阪神入団後の実戦登板で制球難が露呈したことを受けて、2015年のシーズン途中からは、マウンド上で従来より三塁寄りの位置から投球することによって制球力を向上{{R|turninggame}}。2016年1月の合同自主トレーニングでは、チームメイトの[[能見篤史]]から、能見の勝負球である[[フォークボール]]の投げ方やチェンジアップを生かす配球術を学んだ<ref>{{Cite web ja |url=https://web.archive.org/web/20160118201513/http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20160117-OHT1T50119.html |title=【阪神】岩貞、能見との合同自主トレで課題のタテ系変化球学ぶ  |website=[[スポーツ報知]] |date=2016-01-17 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。
 == 人物 ==
-年11月23日に、大学時代から交際していた女性との結婚を発表した<ref>{{Cite news |title=阪神・岩貞結婚へ　元ソフトボール部女子「思い切り投げても捕るんです」 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/11/23/kiji/K20151123011557790.html |publisher=[[スポーツニッポン]] |date=2015-11-23 |accessdate=2015-12-23}}</ref>。奇しくも当日には、大学時代のチームメイトであった西宮の結婚も報じられている<ref>{{Cite news |title=楽天・西宮結婚へ　杏似美女、一番の魅力は「フォアボールって何?」 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/11/23/kiji/K20151123011557780.html |publisher=[[スポーツニッポン]] |date=2015-11-23 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。
+年11月23日に、大学時代から交際していた女性との結婚を発表した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/11/23/kiji/K20151123011557790.html |title=阪神・岩貞結婚へ　元ソフトボール部女子「思い切り投げても捕るんです」 |website=スポーツニッポン |date=2015-11-23 |accessdate=2015-12-23}}</ref>。奇しくも当日には、大学時代のチームメイトであった西宮の結婚も報じられている<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/11/23/kiji/K20151123011557780.html |title=楽天・西宮結婚へ　杏似美女、一番の魅力は「フォアボールって何?」 |website=スポーツニッポン |date=2015-11-23 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。
-[[熊本地震 (2016年)|2016年4月の熊本地震]]で熊本市内の実家が被災。実家に住む岩貞の家族や、実家の近隣の[[益城町]]に住む親戚が、[[前震]]発生（4月14日）の直後から避難生活を余儀なくされている。4月16日の未明には[[本震]]が発生したが、岩貞は当初の予定通りに、当日の午後にナゴヤドームでの中日戦へ先発で登板<ref>{{Cite news |title=熊本出身の阪神岩貞が今日先発　快投を故郷に届ける |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1632596.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2016-04-16 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。10奪三振、4被安打、無失点という内容で7回まで好投した（試合は降板後の9回裏に阪神がサヨナラ負け）。岩貞は試合後に、「試合直前まで（家族や親戚のことが）心配でうまく集中できなかったのですが、『守備陣や捕手が必死で守っているのに、全力で行かないと失礼になる』と（思って気持ちを）切り替えました」という表現で心境を吐露<ref>{{Cite news |title=熊本出身の阪神・岩貞好投「気持ち切り替えた」 |url=http://mainichi.jp/articles/20160417/k00/00m/050/076000c |publisher=[[毎日新聞]] |date=2016-04-16 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。その直後には、選手会による合同募金活動に参加<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞らが熊本地震の募金活動「ありがたいです」 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1633298.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2016-04-17 |accessdate=2016-04-17}}</ref>したり、避難所に向けて支援物資を送ったりしていた<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞2冠、防御率&奪三振でセ界エースに名乗り |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1633298.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2016-05-07 |accessdate=2016-05-24}}</ref>。2017年シーズンからは、一軍公式戦で1勝を挙げるたびに10万円の義援金をシーズン終了後に熊本県へ寄付すること<ref>{{Cite news |title=阪神岩貞が熊本に義援金「自分の目で確認できる」 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201712270000384.html |publisher=[[日刊スポーツ]] |date=2017-12-27 |accessdate=2017-12-29}}</ref>や、相手打者から三振1個を奪うたびに益城町の少年野球チームへ1ダース分の軟球を寄贈することにも取り組んでいる{{R|Resque-Kumamoto}}。
+[[熊本地震 (2016年)|2016年4月の熊本地震]]で熊本市内の実家が被災。実家に住む岩貞の家族や、実家の近隣の[[益城町]]に住む親戚が、[[前震]]発生（4月14日）の直後から避難生活を余儀なくされている。4月16日の未明には[[本震]]が発生したが、岩貞は当初の予定通りに、当日の午後にナゴヤドームでの中日戦へ先発で登板<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1632596.html |title=熊本出身の阪神岩貞が今日先発　快投を故郷に届ける |website=日刊スポーツ |date=2016-04-16 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。10奪三振、4被安打、無失点という内容で7回まで好投した（試合は降板後の9回裏に阪神がサヨナラ負け）。岩貞は試合後に、「試合直前まで（家族や親戚のことが）心配でうまく集中できなかったのですが、『守備陣や捕手が必死で守っているのに、全力で行かないと失礼になる』と（思って気持ちを）切り替えました」という表現で心境を吐露<ref>{{Cite web ja |url=http://mainichi.jp/articles/20160417/k00/00m/050/076000c |title=熊本出身の阪神・岩貞好投「気持ち切り替えた」 |website=[[毎日新聞]] |date=2016-04-16 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。その直後には、選手会による合同募金活動に参加<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1633298.html |title=阪神岩貞らが熊本地震の募金活動「ありがたいです」 |website=日刊スポーツ |date=2016-04-17 |accessdate=2016-04-17}}</ref>したり、避難所に向けて支援物資を送ったりしていた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1633298.html |title=阪神岩貞2冠、防御率&奪三振でセ界エースに名乗り |website=日刊スポーツ |date=2016-05-07 |accessdate=2016-05-24}}</ref>。2017年シーズンからは、一軍公式戦で1勝を挙げるたびに10万円の義援金をシーズン終了後に熊本県へ寄付すること<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201712270000384.html |title=阪神岩貞が熊本に義援金「自分の目で確認できる」 |website=日刊スポーツ |date=2017-12-27 |accessdate=2017-12-29}}</ref>や、相手打者から三振1個を奪うたびに益城町の少年野球チームへ1ダース分の軟球を寄贈することにも取り組んでいる{{R|Resque-Kumamoto}}。
 == 詳細情報 ==
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 * 初勝利・初先発勝利：2014年8月17日、対[[横浜DeNAベイスターズ]]16回戦（[[横浜スタジアム]]）、5回2/3を2失点
 * 初完投・初完封勝利：2016年5月27日、対[[読売ジャイアンツ]]8回戦（[[東京ドーム]]）
-* 初ホールド：2020年9月1日、対[[東京ヤクルトスワローズ]]13回戦（[[阪神甲子園球場]]）、1回無失点
+* 初ホールド：2020年9月1日、対[[東京ヤクルトスワローズ]]13回戦（[[阪神甲子園球場]]）、1回無失点<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20200902-F56MCY5HUZL47PCSTA7YDYWPBY/ |title=球児魂！阪神・岩貞、炎の４連投１回０封！藤川の試合前ゲキに応えた |website=サンケイスポーツ |date=2020-09-02 |accessdate=2024-12-17 |archive-date=2024-12-17 |archive-url=https://web.archive.org/web/20241217152934/https://www.sanspo.com/article/20200902-F56MCY5HUZL47PCSTA7YDYWPBY/}}</ref>
 ; 打撃記録

表話編歴野球日本代表 - 2011年日米大学野球選手権大会
監督	30 金光興二
コーチ	31 善波達也 32 山路哲生 33 生田勉
投手	11 野村祐輔 12 東浜巨 14 大瀬良大地 15 中後悠平 16 福谷浩司 17 藤岡貴裕 18 菅野智之 19 三上朋也 21 岩貞祐太
捕手	22 梅野隆太郎 23 吉田裕太
内野手	1 鈴木大地 3 多木裕史 4 生多良介 5 山川穂高 6 髙田知季 7 岡崎啓介 24 金子侑司
外野手	2 佐々木孝樹 8 池田祥大 9 中嶋啓喜 10 伊藤隼太