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福島県道66号小名浜小野線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
主要地方道
福島県道66号標識
福島県道66号 小名浜小野線
主要地方道 小名浜小野線
起点 いわき市小名浜下神白【北緯36度56分58.2秒 東経140度55分14.9秒 / 北緯36.949500度 東経140.920806度 / 36.949500; 140.920806 (県道66号起点)
終点 田村郡小野町小野新町仲町【北緯37度17分7.7秒 東経140度37分40.0秒 / 北緯37.285472度 東経140.627778度 / 37.285472; 140.627778 (県道66号終点)
接続する
主な道路
記法
国道6号標識 国道6号
国道49号標識 国道49号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

福島県道66号小名浜小野線(ふくしまけんどう66ごう おなはまおのせん)は、福島県いわき市小名浜から田村郡小野町に至る県道主要地方道)である。

概要

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いわき市小名浜の福島県道15号小名浜四倉線から分岐北上し、小野町の福島県道19号船引大越小野線に接続する延長約60 キロメートル (km) の長距離県道路線。路線の約1/3にあたる区間は国道49号など他の路線と重複しており実延長は約41 kmである。阿武隈高地を縦断する区間は、磐越自動車道に沿って並行し、いわき市三和町合戸でいわき三和インターチェンジ (IC) と接続する。

起点の小名浜地区東部から国道6号住吉交差点までの区間は片側2車線。一方で国道49号との分岐以降はセンターラインの無い区間も存在する。

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史

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  • 1993年平成5年)5月11日建設省から、県道内郷小野線・県道磐城常磐線が小名浜小野線として主要地方道に指定される[2]
  • 1994年平成6年)4月1日 - 福島県によって現在の路線が県道認定される[3]
  • 2018年(平成30年)4月1日:国道6号常磐バイパスに並行する現道区間が国土交通省から福島県に移管されたことにより、従来国道との重用区間となっていた小名浜住吉交差点から常磐下船尾交差点にかけての区間が当路線の単独区間となる[4]

路線状況

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重複区間

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バイパス

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住吉工区

1997年7月4日開通。小名浜岡小名の鹿島街道交点から小名浜住吉の国道6号常磐バイパス交点を結ぶ。従来の起点であった小名浜花畑町から小名浜住吉にかけての市街地区間(大原街道)の渋滞解消のために建設され、後に小名浜下神白から小名浜岡小名までの区間も開通し、小名浜港臨港道路(小名浜港トンネル)を介することで、小名浜港から市街地を避け、片側2車線の幹線道路で常磐バイパスに至れるようになった。[5]

道路施設

道路施設

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岡小名トンネル
  • 全長:142.6m
  • 幅員:6.5(10.25)m×2
  • 高さ:4.7m
  • 工法:NATM工法(中央導坑先進上部半断面工法)
  • 竣工:1997年6月
  • 施工:福浜工業・加地和組特定建設工事共同企業体[6][7]
小名浜岡小名に位置する。1993年度より地方特定道路整備事業により事業化された。1993年12月3日に起工され、1996年8月8日に貫通、路線開通に伴い供用開始された。総事業費は13億6400万円。
相子島トンネル
  • 全長:348.752m(上り)/346.0m(下り)
  • 幅員:6.5(9.5)m×2
  • 高さ:4.7m
  • 竣工:1997年3月
  • 施工:福浜工業・加地和組特定建設工事共同企業体[6][7]
小名浜岡小名から小名浜相子島に至る。1993年12月に起工され、1995年12月6日に貫通、路線開通に伴い供用開始された。
内郷跨線橋
  • 全長:46.7m
  • 幅員:12.7m
  • 竣工:1959年[8]
いわき市内郷綴町字一之坪にてJR常磐線を渡る。南詰の取付部を下った先の一の坪交差点にて福島県道20号と分岐する。
いわき水石トンネル(国道49号重用区間)
作橋
  • 全長:37.7
    • 主径間:18.3m
  • 幅員:6.5(12.0)m
  • 形式:2径間PC連続ポステン中空床版桁橋
  • 竣工:2001年
いわき市三和町下永井字高野前にて二級水系夏井川水系小玉川を渡る。橋上は上下対向2車線で供用され、上り線側に幅員3.5mの歩道が設置されている。橋のすぐ北側が三和町上永井字宿下との大字境となっている。総工費は1億7千万円[9]
田尻橋
  • 全長:44.4m
    • 主径間:21.4m
  • 幅員:6.5(12.0)m
  • 形式:2径間PC連続中空床版桁橋
  • 竣工:1999年度
いわき市三和町上永井字大平田から字迎田に跨り、二級水系夏井川水系小玉川を渡る。橋上は上下対向2車線で供用され、上り線側に幅員3.5mの歩道が設置されている。上永井地区の拡幅と線形改良のため、永井地区県営ほ場整備事業と合わせ全長4.2㎞にわたる上永井工区整備の一環で架橋された。総工費は2億7400万円[10]

異常気象時通行規制区間

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  • いわき市三和町上永井 - 同町大字差塩(延長4.4 km):落石崩壊の危険のため連続雨量120 mmにて通行止め[11]

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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いわき市小名浜相子島付近
いわき三和IC付近 - いわき市三和町合戸

沿線

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脚注

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  1. ^ a b c 道路現況(主要地方道) (平成26年4月1日現在 ed.), 福島県: 福島県, (2015年2月27日), http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41035a/dourogennkyousyuyou.html 
  2. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  3. ^ 福島県路線図 - 福島県土木部
  4. ^ 国道6号常磐バイパスに並行する現道区間が、4月から福島県管理 となり新しい路線名になる予定です。 (PDF)』(プレスリリース)福島県・国土交通省磐城国道事務所、2018年1月30日。 
  5. ^ 福島県の土木行政のあゆみ - 福島県建設技術協会
  6. ^ a b 坑口部銘板より
  7. ^ a b 福島県のトンネル いわき建設事務所 - 福島県土木部
  8. ^ 令和3年度橋梁点検結果(地方公共団体) - 国土交通省
  9. ^ 福島県の橋梁 平成15年度版 (PDF) - 福島県土木部
  10. ^ 福島県の橋梁 平成12年度版 (PDF) - 福島県土木部
  11. ^ 異常気象時通行規制区間 (PDF)”, 平成27年度管内概要 (福島県いわき建設事務所): pp. pp.32-33 

関連項目

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