須賀川バイパス
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(鏡石拡幅から転送)
須賀川バイパス(すかがわバイパス)は、福島県にある国道4号の一部区間の名称である。
概要
[編集]路線データ
[編集]概要の詳細
[編集]鏡石町、須賀川市内の各中心部を避けるために建設されたバイパス道路で、現在は旧道が市道・町道、福島県道355号須賀川二本松線に降格され、本線の扱いとなっている。1971年(昭和46年)度から事業化され、完成4車線、一部2車線で供用されている。
現在4車線で供用されている区間は須賀川拡幅(鏡石町高久田 - 須賀川市仁井田、全長8.0km、幅員22m)として事業化され、1995年(平成7年)11月に完成供用された。総事業費は103億円。
残りの2車線区間のうち、鏡石拡幅(鏡石町久来石 - 鏡石町高久田、全長4.5km)の事業名で渋滞の解消に向け改良工事が計画された。2009年(平成21年)度から工事が始まり、北側2.3kmが2020年1月10日に[1]、南側2.2kmが2022年3月16日にそれぞれ完成供用した[2]。この工事では4車線に拡幅するだけでなく、渋滞ポイントの不時沼交差点周辺の鏡石町中心部の区間を副道化(本線脇に副道を設け、路地との交差点を直接本線には設けない形と)する予定である。通常区間の幅員は30m、副道区間の幅員は40m。[1]
なお、残る鏡石町久来石南 - 鏡石町久来石の区間(約1.5km)については、矢吹鏡石道路の一部として拡幅工事が計画されている[3]。
道路施設
[編集]- 須賀川南大橋
- 全長:73.6m
- 幅員:8.8m×2
- 竣工:1992年[4]
- 弘法壇橋
- 全長:13.6m
- 幅員:21.4m
- 竣工:1985年[4]
- 須賀川市丸田町にて市道を渡る。
- 釈迦堂川橋
- 全長:94.5m
- 幅員:11.0m / 10.3m(上り / 下り)
- 竣工:1982年[4]
- 滑川橋
- 全長:67.6m
- 幅員:10.3m×2
- 竣工:1975年 / 1976年(上り / 下り)[4]
途中交差する道路
[編集]- 福島県道288号玉川鏡石線(鏡田地内)
- 福島県道289号下松本鏡石停車場線(不時沼交差点)
- 国道118号(一里坦交差点・須賀川南大橋の側道)
- 福島県道63号古殿須賀川線(大黒町交差点)
- 国道4号あさか野バイパス起点・福島県道17号郡山停車場線(十貫内交差点)
沿線
[編集]- イオンスーパーセンター鏡石店
- 鏡石町立鏡石第一小学校
- 鏡石町役場
- いわせゴルフガーデン
- 須賀川ドライビングスクール
- 須賀川一里塚
- 須賀川市立須賀川第一中学校
- 旭ヶ岡公園
- 須賀川消防署
- フレスポ須賀川グリーンモール(旧赤トリヰグリーンモール)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “国道4号 鏡石拡幅 1月10日(金)に4車線で通行可能となります 〜鏡石町役場入口交差点から高久田交差点まで〜” (PDF). 国土交通省東北地方整備局 郡山国道事務所 (2020年1月8日). 2020年1月8日閲覧。
- ^ “「国道4号 鏡石拡幅」久来石交差点〜鏡石町役場入口交差点間の4車線化が完了 令和4年3月16日(水)9時00分から交通切替” (PDF). 国土交通省東北地方整備局郡山国道事務所 (2022年3月8日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ 一般国道4号矢吹鏡石道路 計画段階評価 第2回説明資料(国土交通省東北地方整備局)2018年12月17日 (PDF, 5.25 MiB)
- ^ a b c d 橋梁の長寿命化修繕計画(令和2年度版) - 国土交通省