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広瀬河畔通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国道286号標識
国道286号標識
宮沢橋交差点付近
2007年平成19年)10月撮影)

広瀬河畔通(ひろせかはんどおり)は、宮城県仙台市太白区愛宕大橋南詰(愛宕上杉通との連結部)から、同区の鹿の又交差点(国道4号仙台バイパスとの交差点)に到る道路を指す。全線が広瀬川右岸(南岸)に沿ってある。仙台市の愛称命名道路のうちの1つで、1983年(昭和58年)に公募により命名された[1]

概要

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仙台市都心部を南北に貫く愛宕上杉通愛宕大橋南詰で接続し、広瀬川右岸(南岸)に沿って延びて、途中、秋保通などの太白区主要幹線道路をいくつも接続し、国道4号仙台バイパスとの鹿の又交差点で終点となる。鹿の又交差点を直進すると仙台南部道路長町ICに直結するため、車で都心部から仙台空港へ向かう場合にも使われる((廃止)エアポート・リムジンバス参照)。

起点である愛宕大橋南詰から、秋保通との分岐である宮沢橋交差点(宮沢橋南詰)までの区間は両側6車線となっており、リバーシブルレーン規制を実施していたが、時代の流れによる交通変化に伴い、2016年3月21日をもって24時間上下線共に片側3車線通行に固定し、廃止された[2]

宮沢橋交差点から鹿の又交差点までは両側4車線。途中、仙台市地下鉄南北線河原町駅長町一丁目駅間)のトンネル上、JR東北新幹線白石蔵王駅仙台駅間)と東北本線長町駅〜仙台駅間)の高架下とそれぞれ立体交差する。

なお、変則五叉路である宮沢橋交差点では、秋保通から当線鹿の又方向へ終日右折禁止。また、両足山大年寺伊達家墓所がある)に繋がる門前通の起点があるため変則五叉路となっている広瀬橋交差点(広瀬橋南詰)も、当線から長町駅・広瀬橋両方向へ終日右折禁止である。

歴史

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広瀬川左岸沿いでは、御譜代町荒町(現宮城県道235号荒井荒町線)などの奥州街道バイパスする形で昭和初期に新道が建設されて仙台市電長町線が敷設された。この新道がのちに国道4号(現在の仙台市道若林1157号・土樋藤塚(その1)線)に指定されたが、1976年昭和51年)3月31日の市電廃止後に市民の足となる自動車バスの交通需要増大に応えるだけの容量を持ち合わせてなかったため、さらに国道4号をバイパスする形で広瀬川右岸沿いに当道が建設された。

当道は、1970年代秋保通(現:国道286号)や愛宕大橋とともに建設されたが、当道は市街地等を潰して新たに通した区間が多い。当道の起点部分でも愛宕神社表参道口にあたる愛宕山東端を削って建設されており、それに伴って愛宕山横穴墓群宗禅寺横穴墓群発掘調査も実施された。

かつて当道は、全線が仙台市道太白1983号・元寺小路郡山線であったが、2008年平成20年)4月1日より、起点の愛宕大橋南詰から八本松一丁目交差点までの区間が国道4号に昇格した[3]。このとき、愛宕上杉通の南端にあたる仙台市道青葉1312号・愛宕大橋線の全線(愛宕大橋交差点〜愛宕大橋南詰)、および、あすと長町を南北に貫く仙台市道太白2240号・あすと長町大通り線(八本松一丁目交差点〜仙台市主要地方道90号仙台南環状線の長町陸橋(廃止)南詰との交差点)も、同時に国道4号に昇格した[3]。なお、2015年4月1日よりあすと長町大通り線は宮城県道273号仙台名取線へ降格されたほか、他の国道4号区間も2016年4月1日より国道286号に変更された。

交差・接続している道路

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沿道の施設など

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脚注

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