亀田駅
亀田駅 | |
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駅舎西口(2006年2月撮影) | |
かめだ Kameda | |
◄荻川 (4.9 km) (2.4 km) 越後石山► | |
所在地 | 新潟県新潟市江南区東船場一丁目 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■信越本線 |
キロ程 | 214.1 km(篠ノ井起点) |
電報略号 | メタ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
4,776人/日(降車客含まず) -2007年度- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)11月20日 |
備考 | みどりの窓口 有 |
亀田駅(かめだえき)は、新潟県新潟市江南区東船場一丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅。座標: 北緯37度52分37.9秒 東経139度6分29秒 / 北緯37.877194度 東経139.10806度
駅構造
自由通路を併設した橋上駅舎を有する地上駅。みどりの窓口設置の有人駅となっている。
島式1面2線のホームを有する。
- のりば
(西側から)
1 | ■信越本線 | 新潟方面 |
2 | ■信越本線 | 新津・東三条・長岡・ ■磐越西線直通五泉・喜多方・会津若松方面 |
駅舎2階にある改札口には自動改札機が4通路設置されており、全通路でSuicaが利用できる。改札口周辺には有人改札、みどりの窓口(営業時間 6:00 - 21:40)、自動券売機(2台)の他、コンビニエンスストア(デイリーヤマザキJR亀田駅店。Suicaショッピングサービス利用可)などがある。
バリアフリー対策として、東西双方のエントランスとホームにはエレベーターとエスカレータ、誘導チャイムが設置されている他、改札口正面には音声案内装置と触地図を備えた周辺地図が設置されている。西口・東口ともエントランス部は北側が階段、南側がエスカレータ(自動運転方式)となっている。トイレは改札内に1箇所、改札外は西口の地域交流センター1階と3階、東口1階の計3箇所、合計で4箇所設けられており、このうち交流センター3階を除く3箇所にはオストメイト等を備えた多機能トイレが併設されている。
西口2階の南側はペデストリアンデッキにより、新潟市亀田駅前地域交流センターと連絡している。デッキで連絡しているセンター3階には、江南区役所亀田行政サービスコーナー(取扱時間 平日9:00 - 19:00、取扱い書類によって17:30締切り)と公民館施設(開館時間 9:00 - 22:00、毎月第2火曜日と12月29日 - 1月3日は定期休館)、トイレ(前述)などがある。センター下層部の1・2階は立体駐輪場となっており、1階にはトイレ(前述)と交番がある。
西口・東口には駅前広場が設けられている。このうち東口側は2008年春に竣工し、駅敷地内の歩道にはシェルター(上屋)が架設されている。双方ともロータリー内にはタクシーが常駐している。なお西口側の駅前広場と県道では現在工事が継続して行われている。
利用状況
乗車人員推移 | |
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年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 3,881 |
2001 | 3,837 |
2002 | 3,764 |
2003 | 3,767 |
2004 | 4,224 |
2005 | 4,609 |
2006 | 4,652 |
2007 | 4,776 |
- 1日平均の乗車人員 4,776人(2007年度)
バス
亀田駅周辺からは下記の路線バスが運行されており、東西双方の駅前に停留所が設けられている。運行事業体により停留所が異なり、市・区が運行する曽野木・新潟市民病院方面のコミュニティバス「江南区区バス」と、茅野山・早通方面のコミュニティバス(乗合タクシー)「カナリア号」は西口駅前広場のロータリー内に、新潟交通(新潟交通観光バス含む)の路線バスは西口から徒歩約3分の駅前交差点周辺にそれぞれ停留所を設けている。方面によって停留所の位置が異なる。
※下記のうち、頭に3桁の系統番号を冠したものは新潟交通グループが運行する路線。バスカード(路線バス用)は亀田駅前バス停を発着する新潟交通の全路線で利用できる。なお江南区区バスとカナリア号では、バスカードは利用できない。
- 西口ロータリー内
- 亀田駅西口バス停(江南区区バス)
- (江南区区バス)<曽野木ルート>江南区役所・イオン新潟南SC・下早通・丸潟・曽野木ニュータウン経由 新潟市民病院 行
- 亀田駅バス停(茅野山・早通乗合バス)
- <カナリア号>(循環)江南区役所・アスパーク・茅野山・早通方面 亀田駅 行
- ※区バスとカナリア号でバス停の名称が異なるが、同一箇所に位置している。
- 亀田駅西口バス停(江南区区バス)
- 東口ロータリー内
- 亀田駅東口バス停
- ※休止中
- 亀田駅東口バス停
- 西口・駅前交差点周辺(西口から徒歩約3分)
- 亀田駅前バス停
- 郊外方面(セレモニーホール亀田前)
- 540 大江山連絡所前 行
- 900 横越経由 水原・瓢湖前 行
- 910 横越・沢海経由 新津駅 行
- 911 横越・沢海経由 京ヶ瀬営業所 行
- 920 二本木経由 新津駅・秋葉区役所 行
- 930 亀田早通経由 酒屋車庫 行
- 新潟市中心部方面(新栄信組前)
- 上記540系統を除く全系統 山二ッ経由 万代シテイバスセンター前・古町 行
- 新潟市中心部方面(亀田郵便局横・コメリ前)
- 540 長潟・弁天橋経由 新潟駅南口 行
- 郊外方面(セレモニーホール亀田前)
- 亀田駅前バス停
駅周辺
駅周辺は住宅地。西口側は商業施設等、東口側は高校、福祉施設等がある。駅前広場は西口・東口とも整備がほぼ完了したが、西口駅前広場と西口から西進する県道は、現在も工事が行われている。
西口側
- 新潟県道101号亀田停車場線
- 新潟県道5号新潟新津線
- 新潟県道16号新潟亀田内野線(亀田大通り)
- 新潟市亀田駅前地域交流センター(1・2階=駐輪場、3階=江南区役所亀田行政サービスコーナー、ギャラリー、多目的ルーム等)
- 新潟県警察江南警察署 亀田駅前交番(交流センター1階)
- 新栄信用組合 本店
- 亀田郵便局
- 北越銀行 亀田支店
- 亀田第一病院
- 第四銀行 亀田駅前支店
東口側
- 新潟ふれ愛プラザ
- 亀田公園
- 新潟県立新潟向陽高等学校
- 新潟明訓高等学校
- 石本酒造(越乃寒梅)
歴史
- 1897年11月20日 - 北越鉄道・沼垂~一ノ木戸間開業の際に開設。
- 1951年4月5日 - 信越本線(貨物支線)・亀田~万代(貨)間開業。
- 1957年10月1日 - 同(貨物支線)・亀田~(石山信号場)~大形間開業。
- 1958年9月29日 - 同・亀田~上沼垂信号場間が複線化。
- 1960年3月10日 - 同・新津~亀田間が複線化。
- 1962年5月20日 - 同・長岡~新潟間が電化。
- 1999年10月 - 東口駅舎の供用を開始。
- 2004年5月22日 - 橋上化工事に伴い、西口に仮駅舎開設。
- 2004年12月2日 - 自動改札機導入。
- 2005年10月1日 - 橋上駅舎の使用を開始。
- 2006年1月21日 - 新潟都市圏でICカード「Suica」のサービスを開始。
駅舎改築及び周辺整備
1928年完成の旧西口駅舎は老朽化が進んで手狭になりつつあった。当駅周辺では1970年代中盤から駅東側でも宅地化が進められ、1974年には向陽(現亀田向陽)地内に新潟向陽高等学校が開校し、1980年代には亀田町(当時)が整備した都市公園「亀田公園」が竣工。さらに1990年代には福祉施設「新潟ふれ愛プラザ」の建設計画や、当時新潟市川岸町(現中央区)に校舎があった新潟明訓高等学校の移転計画も具体化した。また周辺住民や向陽高校の通学者が、駅近くの踏切や線路内で無理な横断を試みて事故に遭遇するケースが頻発するなど、東側に出入口がない駅構造上の問題もあって、次第に駅東西の歩行者の往来に不便が生じつつあった。また西口の駅前通りである一般県道亀田停車場線も道幅がやや狭隘な単車線の道路で、特に朝夕のラッシュ時など、利用者の多い時間帯には歩行者・自動車が往来する上で大きなネックとなっていた。こうしたことからJR新潟支社や亀田町には、1980年代以降「亀田駅に東口を設けてほしい」「駅前通りを拡幅してほしい」などといった町民や利用者からの請願がたびたび寄せられていた。当時、JR新潟支社と町は将来的に駅舎を改築する意向を示していたが、周辺の地盤が軟弱であることなどから、駅東側の都市基盤整備・宅地開発と一体的に整備を進める方針であったため、着手時期は未定とされた。
1999年10月、前述の駅舎改築の前提として東口駅舎の暫定供用を開始。跨線橋を東側へ延伸し、線路横の町道に面する形で駅舎が設けられた。これにより、駅東側の利用者の便は若干ながら改善された。しかし従来の跨線橋を延伸しただけで自由通路は設けられていなかったため、駅構内で東西を自由に往来することは出来ず、またエレベーターやエスカレータの設置などといったバリアフリー対策も執られなかったため、車椅子利用者は階段を昇降する際、駅社員の介助が必要であった。
その後、JR新潟支社と新潟県、亀田町は老朽化した駅舎の建て替えとバリアフリー化を目指し、国土交通省から「まちづくり交付金」の給付を受けて駅舎改築と駅周辺地区整備の事業に本格着手し、2004年4月から駅舎改築に着工した(亀田町は2005年3月21日に新潟市へ編入され、事業は市が継承。さらに2007年4月1日の政令指定都市移行に伴い、県道の改修事業も県から市へ継承)。なお駅舎改築前のホーム配置は、西側から相対式の1番線、島式の2・3番線の2面3線となっていた。このうち待避ホームの2番線は待避・折り返し列車をなくし、使用を停止した。旧西口駅舎は5月22日を以って使用を停止し、撤去。西口にはプレハブ造の仮駅舎が設けられた。その後、橋上部と東西双方のエントランス部を建設し、2005年10月1日に現駅舎の仮供用を開始した。この際、旧2・3番ホームは2番線を撤去して拡幅。1番線と3番線に挟まれた島式ホームとし、現在のホーム配置となった。
さらにこの整備事業の一環として西口駅前に、新潟市が建設事業を進めていた「亀田駅前地域交流センター」が2007年4月1日に開設された。1・2階が立体駐輪場で、3階にはギャラリー、会議室などを有する「地域交流センター」と、住民基本台帳・戸籍・納税関連などといった市の証明書発行手続きの一部が行える「江南区役所亀田行政サービスコーナー」が設けられている(サービスコーナーは4月16日開設)。この3階フロアが駅舎2階の東西自由通路とペデストリアンデッキによって接続しており、駅からそのまま入館することができる。
駅舎竣工後も東西駅前広場の整備、東口側の市道及びロータリーの新設、西口側の県道の拡幅等の基盤整備が行われており、2008年3月には東口駅前広場が竣工した。西口側では引き続き、駅前広場と県道の改修工事が行われている。