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グローバルパスポートGSM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

グローバルパスポートGSM(GLOBAL PASSPORT GSM)は、KDDI、および沖縄セルラー電話の各携帯電話ブランドであるauが提供する国際ローミングサービスの1つである。

概要

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au ICカードGSM携帯電話に挿入することにより、日本の電話番号が渡航先で使える。加えて、2011年より、対応機種であれば、UMTSデータローミングも可能となった。

また、グローバルパスポートGSM対応機であればauICカードを差し替える事無くGSMエリアでのローミング利用が可能である。対応エリアであれば通話の他にEZwebEメールの利用が出来る(ただし、レンタルでノキアの機種を利用した場合は対象外)。

グローバルパスポートCDMAに比べ、対応機の数は少ない。

GSM網を利用する為、グローバルパスポートCDMAよりも利用国数が多い。グローバルパスポートCDMAが利用できない欧州地域での利用が可能(オーストラリアなど、CDMA2000方式から撤退した国があったことから、GSM対応のWIN機を提供するというのが当初の経緯であった。当該事業者のテルストラなどを参照)。

日本人渡航者が多い韓国はGSM網が無いため、グローバルパスポートGSMによるローミングはできないがグローバルパスポートCDMAは利用可能である(後述のIS11PTおよびEIS01PTなどは、韓国内でのUMTSデータローミングは利用可能)。 以前は、GSM850MHzに対応した機種が無かったが、2011年IS11SIS11CAが発売されたため、利用できるようになった(ただし、SOI11は、GPRS非対応であるため、GSMのみのエリアでのデータローミングは不可。これとは別に、IS11Sの仕様上、CDMAを含めた国外ローミング時のCメールの送信およびGSMローミング時のCメール受信もできない。EZwebメールは無線LANでの送受信は可能だが、設定操作などは不可)。また、PTI11/PT01E/MOI12/SOI12は、本来のグロパスGSMの機能に加え、UMTSデータローミングに対応している。

沿革

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対応エリア

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世界約181カ国

ICカード差し替え利用とシームレス対応機では利用可能国数が異なる。

国ごとの対応サービスは逐一更新されているので公式サイトを参照されたい。 グローバルパスポートGSM対応エリア

海外通話料

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定額料は無料。以下は主なエリアのみで、すべて免税。すべて1分あたり。

発信

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  • 渡航先内通話
    • アメリカ:155円
    • 中国:95円
    • ドイツ、エジプト:100円
    • オーストラリア:120円
  • 国際通話
    • アメリカ、中国:280円(ただし、日本へは、250円)
    • ドイツ・オーストラリア:300円
    • エジプト:280円

着信

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  • アメリカ:190円
  • 中国、オーストラリア、エジプト:180円
  • ドイツ:140円

注意点

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  • 各種割引は利用できない
  • 新規契約の場合、2日間海外での利用ができない

日本国内・外対応機種

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※斜字の機種はグローバルパスポートCDMA & GSMのほか、UMTSによるデータ通信(HSDPA/W-CDMA)にも対応。太字の機種はグローバルパスポートGSMのほか、グローバルパスポートCDMAにも対応。細字の機種は、CDMAローミング対応機 をKDDIからレンタルすることにより、プラスチックローミングでのグローバルパスポートCDMAの利用が可能。△はGSM850MHz対応機、□はUMTSデータ通信対応機。

対応推奨機種(ICカード差し替えによる)

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全機種日本語非対応で、2008年末まではノキアから直接購入することも可能だった。主にレンタル(KDDIネットワーク&ソリューションズなどで可能)で利用した。

推奨機種以外でもSIMロックがなければ使うことができるが、KDDIの動作保証外である。 なお、現在では上記の一部機種が、成田国際空港など空港のKDDIカウンターでレンタル可能である。

関連項目

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外部リンク

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