仲田慶介
2024年09月10日京セラドーム大阪
ソフトバンク時代 | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県福岡市早良区 |
生年月日 | 1999年7月25日(25歳) |
身長 体重 |
175 cm 77 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投両打 |
ポジション | 内野手、外野手 |
プロ入り | 2021年 育成選手ドラフト14位 |
初出場 | 2024年4月2日 |
年俸 | 700万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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仲田 慶介(なかた けいすけ、1999年7月25日 - )は、福岡県福岡市早良区出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投両打。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]福岡市立小田部小学校1年の時に福岡ボンバーズで野球を始める[2]。福岡市立原北中学校時代は軟式の白龍ベースボールクラブで内野手だった[2]。
高校は一般受験で福岡大学附属大濠高等学校に進学[3]。2年春からベンチ入りし、3年春から外野手に転向[2]。3年春には控えとして第89回選抜高等学校野球大会に出場しベスト8。3年夏の福岡県大会は中堅手のレギュラーとして出場したが、決勝で東筑に敗れ準優勝に終わった[4]。高校時代の同級生に三浦銀二、古賀悠斗がいる[5]。1学年先輩には浜地真澄、2学年先輩には坂本裕哉がいる。
大学は系列校の福岡大学スポーツ科学部に進学[5]。大学入学後はスイッチヒッターに転向し、2年秋からレギュラー。4年春の九州六大学リーグ戦では打率.382を記録しベストナインを受賞した[6]。全日本大学野球選手権では1番中堅手として準決勝を除く毎試合で安打を放ち、チーム初の4強入りに貢献した[2]。大学時代の同期に井上絢登がいる[7]。
2021年10月11日に行われたプロ野球ドラフト会議において、地元の福岡ソフトバンクホークスからこの年のドラフト会議全体での最終指名(128番目)となる育成選手ドラフト14位で指名を受け[5]、10月28日に支度金300万円、年俸400万円(金額は推定)で契約合意し[8]、12月11日、PayPayドームで開催された「ファンフェスティバル2021」の中で入団発表会見が行われた[9]。背番号は155。
ソフトバンク時代
[編集]2022年、二軍公式戦に36試合出場し、打率.268、1本塁打、1盗塁、11打点[10]、三軍戦では38試合に出場し、打率.306、6盗塁、9打点を記録する[11]。
2023年3月下旬、守備練習中に左足を骨折し、久留米市内で当該箇所の手術を受け、リハビリを余儀なくされる[12]。6月4日の三軍戦、対愛媛マンダリンパイレーツ戦で復帰し適時打を放つ[13]。二軍公式戦に70試合出場し、打率.274、1本塁打、8盗塁、18打点[14]、三軍・四軍戦では、38試合に出場し、打率.310、5盗塁、14打点と前年の成績を上回る[15]。
2024年からは、守備位置の登録が外野手から内野手へ変更された[16]。春季キャンプは初めてA組で過ごし[17]、3月19日には緒方理貢、川村友斗とともに支配下選手契約を結んだ[18][注 1]。背番号は69[21]、推定年俸は700万円となった[1]。3人揃って開幕一軍登録された[22]。4月29日、埼玉西武ライオンズ戦で7回裏に髙橋光成からプロ初安打を放った[23]。一軍での先発出場は2試合にとどまり、主に守備固めや代走などで起用されていた。7月11日に登録を抹消され、腰の炎症のためリハビリ組に合流した。8月末に三軍で実戦に復帰した[24]。最終的に1軍では24試合に出場したが、11月4日に戦力外通告を受けた[25]。球団は育成再契約を提示しているものの、本人は他球団からのオファーを待つ考えを示した[26]。
西武時代
[編集]11月17日、ソフトバンクから戦力外通告を受けたが、西武と入団合意する見通しであることが、わかった[27]。
選手としての特徴・人物
[編集]50m6.1秒の俊足と遠投120mの強肩が売り[2]。両翼98mの球場の一塁ファウルゾーンからレフトスタンドを目がけての遠投で、軽々とフェンスを越えさせることができる[28]。その強肩が評価され、外野手としてドラフト指名を受けたが、プロ入り後はチーム事情により内野手に転向し、二塁を多く守る[29]。監督の小久保裕紀からは「どこに行けと言われても、守れるようにしてほしい」とリクエストされ[17]、内外野ほぼ全てのポジションを守れるユーティリティー性も武器となった[18]。打撃は両打ちの器用さが持ち味[21]。
「努力の塊」、「練習の虫」と評されている。高校時代は1日500スイングの自主練習の後にバッティングセンターで軟式球を打つ猛練習を行い、推薦入学組8人がレギュラーを務める中で、一般入学組でただ1人レギュラーを獲得した[3][30]。また高校時代は遠投85mであったが、徹底した反復練習の結果、大学入学時には120mまで投げられるようになった[31]。
上記の練習姿勢はプロ入り後も継続しているようであり、2023年オフ、和田毅が契約更改交渉の場でソフトバンクの育成選手について自身の思いを明かした際、「上(支配下)に上がる覚悟が甘いかなと感じることがある。そういう意味で、本当にはい上がりたい、一軍でプレーしたいと思うのは、仲田選手くらいじゃないか。僕が見落としているかもしれないけど」と唯一名前を挙げられた[32]。
自身と同時に支配下登録された元育成選手である緒方理貢、川村友斗とのトリオは「育成三銃士」と呼ばれている[33]。
詳細情報
[編集]記録
[編集]- 初記録
- 初出場:2024年4月2日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦(福岡PayPayドーム)、8回裏にアダム・ウォーカーの代走で出場
- 初打席:2024年4月13日、対埼玉西武ライオンズ2回戦(ベルーナドーム)、9回表に糸川亮太から四球
- 初安打:2024年4月29日、対埼玉西武ライオンズ6回戦(みずほPayPayドーム福岡)、7回裏に髙橋光成から中前安打[34]
- 初先発出場:2024年6月2日、対広島東洋カープ3回戦(みずほPayPayドーム福岡)、9番・二塁手で先発出場[35]
背番号
[編集]- 155(2022年 - 2024年3月18日)
- 69(2024年3月19日 - )
登場曲
[編集]- 「Try again」 ビーグルクルー(2022年 - )
- 「We are the one」 DOBERMAN INFINITY(2022年 - )
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 「【ソフトバンク】21年ドラフト最終指名の仲田慶介が支配下昇格「はい上がってやる気持ちで」」『日刊スポーツ』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ a b c d e 前田泰子「プロ注目の高校同級生に「追いつき、追い越せ」福岡大の仲田は仲間とともに最後のアピール」『西日本スポーツ』2021年9月11日。2021年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月22日閲覧。
- ^ a b 井上満夫「後輩のドラフト“128位”指名に興奮!“努力する男”ソフトB育成14位・仲田に期待」『日刊スポーツ』2021年11月14日。2022年6月22日閲覧。
- ^ 「東筑 3-1 福岡大大濠 全国高校野球選手権福岡大会(決勝)」『バーチャル高校野球 | スポーツブル』。2022年6月22日閲覧。
- ^ a b c 「仲田慶介選手が福岡ソフトバンクホークスから育成指名!」『福岡大学』2021年10月12日。2022年5月31日閲覧。
- ^ 「2021年度 春季リーグ戦」『九州六大学野球連盟』。2022年6月22日閲覧。
- ^ 上杉あずさ「128人中128番目での指名 鷹育成14位・仲田慶介、恐怖との戦いだった3時間」『Full-Count』2021年10月23日、3頁。2023年12月26日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク「ドラフトラスト指名」育成14位仲田と入団合意」『西日本スポーツ』2021年10月28日。2021年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月22日閲覧。
- ^ 「2021/12/11(土) 選手 新入団会見レポート。1位風間投手は「背番号1」」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』2021年12月11日。2023年12月20日閲覧。
- ^ 「2022年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年12月19日閲覧。
- ^ 「3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績 2022/11/7(月)現在」『福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト』。2022年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月19日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】野村勇が腰の手術で競技復帰まで2カ月見込み 育成仲田慶介も手術」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2023年3月31日。2023年12月20日閲覧。
- ^ 「Sports otto! 支配下登録をあきらめないソフトバンク3軍の万能選手 けがからの実戦復帰に「今、野球が楽しい」」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2023年6月4日。2023年12月20日閲覧。
- ^ 「2023年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年12月18日閲覧。
- ^ 「ファーム非公式戦個人成績 打者 ※2023/11/6時点」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』2023年11月6日。2023年12月19日閲覧。
- ^ 「2024年度 育成選手登録(福岡ソフトバンクホークス) | 2024年度公示」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年5月12日閲覧。
- ^ a b 菊地高弘「「今年ダメだったらクビだと思う」ソフトバンク仲田慶介が語る「育成と支配下のリアル格差」」『web Sportiva』2024年3月13日、4頁。2024年3月20日閲覧。
- ^ a b 「ソフトバンク、異例の3選手同時昇格 仲田慶介、川村友斗、緒方理貢の支配下登録を発表」『Full-Count』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「3選手が支配下選手契約「これからが本当の勝負」」『福岡ソフトバンクホークス』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「球団史上初 ホークスの育成選手3人が同時に支配下登録 開幕へ向け闘志燃やす」『ヨテミラ!』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ a b 「ソフトバンク育成3選手が1軍の試合に出場できる支配下選手に」『NHK 福岡 NEWS WEB』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「24年度「開幕一軍」の登録公示 ソフトバンクは新加入の山川・ウォーカーを含む26名」『BASEBALL KING』2024年3月28日。2024年5月12日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク仲田慶介がプロ初安打 通算2打席目で期待に応える 髙橋光成のフォークを詰まりながらも中前へ」『西スポ』2024年4月29日。2024年5月3日閲覧。
- ^ 「【筑後鷹】仲田慶介 開幕1軍「育成三銃士」の一角が態勢を立て直し再昇格へ「結果出す」」『Sponichi Annex』2024年9月3日。2024年9月5日閲覧。
- ^ “来季契約について”. 福岡ソフトバンクホークス. 2024年11月4日閲覧。
- ^ スポニチアネックス. “ソフトバンク仲田慶介が戦力外通告に涙 他球団でのプレー模索へ「オファー待ちたい」(スポニチアネックス)|dメニューニュース”. topics.smt.docomo.ne.jp. 2024年11月4日閲覧。
- ^ “【西武】元ソフトバンク・仲田慶介と入団合意へ 内外野どこでも守れる快足両打ち野手(スポーツ報知)”. Yahoo!ニュース. 2024年11月18日閲覧。
- ^ 「「凄すぎて笑った」「イチローじゃん」支配下登録決定!ソフトバンク・仲田慶介の爆肩レーザービームがヤバい 糸井嘉男さんも「ほんまにトップ」」『西スポWEB OTTO!』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 菊地高弘「「今年ダメだったらクビだと思う」ソフトバンク仲田慶介が語る「育成と支配下のリアル格差」」『web Sportiva』2024年3月13日、3頁。2024年3月20日閲覧。
- ^ 菊地高弘「高校で控え→プロ野球を目指すまでに成長。努力の塊・仲田慶介の一芸」『web Sportiva』2021年6月21日、2頁。2022年6月22日閲覧。
- ^ 菊地高弘「高校で控え→プロ野球を目指すまでに成長。努力の塊・仲田慶介の一芸」『web Sportiva』2021年6月21日、1頁。2022年6月22日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク和田毅、育成選手への強烈なメッセージ「本当にぜいたくなこと」 後輩に送った厳しい言葉も」『西スポWEB OTTO!』2023年12月25日。2024年1月7日閲覧。
- ^ 「週刊ホークス3/22号ニュース」『福岡ソフトバンクホークス』2024年3月22日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク・仲田がプロ初安打 打席数補うためバッティングセンター通った苦労人」『スポニチアネックス』2024年4月29日。2024年6月2日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク・3年目の仲田慶介がプロ初スタメン 「9番・二塁」で出場」『デイリースポーツ』2024年6月2日。2024年6月2日閲覧。
- ^ 「チーム情報 球場使用曲一覧」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』。2023年12月19日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 仲田慶介 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 155 仲田 慶介 選手名鑑2024 - 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 仲田慶介 (@keinaka0725) - Instagram