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休聞抄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

休聞抄』(きゅうもんしょう)とは、『源氏物語』の注釈書。

概要

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室町時代連歌師里村昌休(俗名は弥次郎尭景、号は指雪斎、1510年永正7年) - (天文21年11月5日(1552年11月20日)) の作。『休聞抄』という書名は「昌休の聞書」を意味すると考えられており、『源氏物語聞書』と題した伝本も存在している。この『休聞抄』には宗牧の説の引用が多く、里村昌休が宗牧に多くを学んだことが推察されるものとなっている。本書の内容は、連歌師による注釈書として、「歌作に役立つこと」を強く意識したものとなっている。

本文

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本書の本文は大きく成立当初の形態を残すとされる陽明文庫本系と整理増補された内容を持つとされる内閣文庫本系とに分かれる[1]

翻刻

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  • 里村昌休, 井爪康之『休聞抄』第22巻、おうふう〈源氏物語古注集成〉、1995年。ISBN 4273028239NCID BN12501439 
  • 『正宗敦夫収集善本叢書』武蔵野書院、2010年。 NCID BB01331762 
    ノートルダム清心女子大学蔵の複製

参考文献

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 波多野真理子「引歌より見た『源氏物語』とその注釈 : 『休聞抄』を中心に」『文學研究』第98巻、九州大学大学院人文科学研究院、2001年3月、85-104頁、doi:10.15017/1174ISSN 03872823NAID 110006257970