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孟津抄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

孟津抄』(もうしんしょう)は、戦国安土桃山時代関白九条稙通が著した『源氏物語』の注釈書。

概要

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1575年(天正3年)成立、原本は全20巻であるが、現存本には15冊・21冊・54冊本などもある。「孟津」とは中国黄河上流の地名であり、古くは天の川の入り口になると信じられていた。自身の著書を「孟津」と名付けたことは、「自身の学問がまだ入り口に過ぎない」という謙遜の意味を込めたものとみられる[1]。後世においては異名の「九条禅閤」にちなんで九禅抄とも呼ばれた。

叔父三条西公条から伝授された。三条西家の源氏学に『河海抄』・『花鳥余情』・『弄花抄』などの先学の説、更に自説を加えて各巻ごとに注釈を入れている。草稿本と清書本が存在するが、伝本は少ないとされている。

本文

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 沼尻利通「主要古注釈書一覧 10 孟津抄」林田孝和・植田恭代・竹内正彦・原岡文子・針本正行・吉井美弥子編『源氏物語事典』大和書房、2002年(平成14年)5月、p. 64。 ISBN 4-4798-4060-5

参考文献

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  • 「孟津抄」伊井春樹編『源氏物語 注釈書・享受史事典』東京堂出版、2001年(平成13年)9月15日、pp.. 467-469。 ISBN 4-490-10591-6