コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:MK-950131/sandbox/ユダヤ暦

ユダヤ暦

ユダヤ暦

ユダヤ暦(ユダヤれき、ヘブライ語: הלוח העברי‎、英語: Hebrew calendar)は、ユダヤ人の間で使われている暦法である。

概略

[編集]

ユダヤ人はこの暦法をヘブライのの算出に用いる。それによって読むべきトーラーを決め、その日に読むべき聖詩を定め、祝日を定めている。正月にあたる「ニサンの月」は大麦の収穫の始まりを祝う月でもある。

バビロン捕囚の影響

[編集]

「ニサンの月」は別名「アビブの月」というように、月名が2つ存在するのは、バビロン捕囚期(『列王記』までの時代と『エズラ記』より後の時代の中間期)にバビロニア暦の影響を受けて月の名に変化があったためという説がある[1]。このニサンという月名もバビロニア語の「ニサンヌ」に由来する。バビロン捕囚中、キュロス2世(大王)による解放以前、メディアの勢力下となった時代を想定して描いている『エステル記』の3章7節に「ニサンの月」という月名があらわれる。

宗教暦と政治暦

[編集]

古代ユダヤには、春から1年が始まる宗教暦(または「教暦」「新暦」ともいう)と、秋から1年が始まる政治暦(または「政暦」「旧暦」ともいう)との2種類があったが、ユダ族(南王国)では後者を使っていたため、その流れで現代のユダヤ暦も政治暦のほうに準拠している。宗教暦の年始めのアビブの月で、今の太陽暦(グレゴリオ暦)では3月から4月の時期にあたり、中国の陰暦では仲春(旧暦の2月)または季春(旧暦の3月)にあたる。政治暦では秋から新年が始まるのでこの月は7番目(閏年では8番目)になる[2]

政暦とは、今日のユダヤ教で用いられている暦のことであり、教暦とは古代の農耕暦のことである。月名が2つ存在するのは、バビロン捕囚の前(列王記より前の書)と後(エズラ記より後の書)では用いた暦が異なるためである。

バビロン捕囚後にあたる時代に描いた『エステル記』に月名がでてくるが、『エステル記』ではテベトを「十月」、シワンを「三月」と呼んでいることから春から始まる宗教暦だったとする説と、月名としての「十月」や「三月」は必ずしも1年の始めの月から数えた数字とは限らない(古代中国顓頊暦の月名や現代の英語の月名などに例がある)ので秋から始まる政治暦であっても問題ないとする説の両方がある。単純にこの頃(『エステル記』の後の時代)に宗教暦から政治暦に移行したというわけではなく、北王国滅亡以降は政治暦を主としつつも古くから両者が並行していた。

ユダヤ暦の各月の名称

[編集]
政暦 教暦 バビロニア暦 古代の暦
(cf.カナン暦
ヘブライ語
表記
ラテン文字翻字 日本語における
一般的な表記
ティベリア式 ヘブライ語
アカデミー
その他の翻字
07 01 Nisannu アビブの月
Aviv
אביב[月名 1]
נִיסָן
[月名 2]
Nīsān Nisan Nissan ニサン
08 02 ziw mu, Ayyaru ジブの月
Ziv
זיו[月名 3]
אִיָּר ʼIyyār Iyyar Iyar イヤール
09 03 Simanu 三月 סִיוָן
[月名 4]
Sīwān Sivan Siwan シバン
10 04 Dumuzi, Du‘uz 四月 תַּמּוּז Tammūz Tammūz Tamuz タンムーズ
11 05 Abu 五月 אָב ʼĀḇ Av Ab,Abh アブ
12 06 elulu 六月 אֱלוּל
[月名 5]
ʼĔlūl Elul エルール
01 07 Tashritu エタニムの月
Ethanim
אֵתָנִים[月名 6]
תִּשׁרִי Tišrī Tishri Tishrei ティシュリー
02 08 Arukhsamu ブルの月
bul
בול[月名 7]
מַרְחֶשְׁוָן Marḥešwān Cheshvan Marcheshvan
Cheshvan
Marẖeshwan
マルヘシュヴァン
03 09 Kislimu 九月 כִּסְלֵו
[月名 8]
Kislēw Kislev Chisleu
Chislev
キスレーウ
04 10 T‘ebetu 十月 טֵבֵת
[月名 9]
Ṭēḇēṯ tevet Tebeth
T‘ebheth
テベット
05 11 shabat‘u 十一月 שְׁבָט
[月名 10]
Šəḇāṭ Shvat Shevat
Shebat
Sebat
シュバット
06 12 Adarru 十二月 אֲדָר
[月名 11]
ʼĂḏār Adar Adhār アダル
אֲדָר א׳ Adar I 第一アダル
アダル I
Makaruša Addari 閏月 אֲדָר ב׳ Adar II Adhār Šēnī
waAdhār
Veadar
第二アダル
アダルII
アダル・シェーニー
ヴァ・アダル
ユダヤ暦における月名
  1. ^ 出エジプト記 13:4
  2. ^ ネヘミヤ記 2:1
  3. ^ 列王記上 6:1
  4. ^ エステル記 8:9
  5. ^ ネヘミヤ記 6:15
  6. ^ 列王記上 8:2
  7. ^ 列王記上 6:38
  8. ^ ネヘミヤ記 1:1
  9. ^ エステル記 2:16
  10. ^ ゼカリヤ書 1:7
  11. ^ エズラ記 6:15

各月の日数

[編集]
月名 政暦 教暦 平年 閏年 グレゴリオ暦
の月
353 354 355 383 384 385
ニサン 07 01 30 30 30 30 30 30 03月~04月
イヤール 08 02 29 29 29 29 29 29 04月~05月
シバン 09 03 30 30 30 30 30 30 05月~06月
タンムーズ 10 04 29 29 29 29 29 29 06月~07月
アブ 11 05 30 30 30 30 30 30 07月~08月
エルール 12 06 29 29 29 29 29 29 09月~10月
ティシュリー 01 07 30 30 30 30 30 30 08月~09月
マルヘシュヴァン 02 08 29 29 30 29 29 30 10月~11月
キスレーヴ 03 09 29 30 30 29 30 30 11月~12月
テベット 04 10 29 29 29 29 29 29 12月~01月
シュバット 05 11 30 30 30 30 30 30 01月~02月
第一アダル 06L 12L - - - 30 30 30
アダル/
第二アダル
06 12 29 29 29 29 29 29 02月~03月
グレゴリオ暦との対照表
ユダヤ
紀元
西暦 ティシュリー マルヘシュヴァン キスレーヴ テベット シュバット 第一アダル 第二アダル
/アダル
ニサン イヤール シバン タンムーズ アブ エルール
5720年 1959年 10月3日 11月2日 12月2日 1月1日 1月30日 2月29日 3月29日 4月28日 5月27日 6月26日 7月25日 8月24日
5721年 1960年 9月22日 10月22日 11月20日 12月20日 1月18日 2月17日 3月18日 4月17日 5月16日 6月15日 7月14日 8月13日
5722年 1961年 9月11日 10月11日 11月9日 12月8日 1月6日 2月5日 3月7日 4月5日 5月5日 6月3日 7月3日 8月1日 8月31日
5723年 1962年 9月29日 10月29日 11月28日 12月28日 1月26日 2月25日 3月26日 4月25日 5月24日 6月23日 7月22日 8月21日
5724年 1963年 9月19日 10月19日 11月17日 12月17日 1月15日 2月14日 3月14日 4月13日 5月12日 6月11日 7月10日 8月9日
5725年 1964年 9月7日 10月7日 11月6日 12月6日 1月4日 2月3日 3月5日 4月3日 5月3日 6月1日 7月1日 7月30日 8月29日
5726年 1965年 9月27日 10月27日 11月25日 12月24日 1月22日 2月21日 3月22日 4月21日 5月20日 6月19日 7月18日 8月17日
5727年 1966年 9月15日 10月15日 11月14日 12月14日 1月12日 2月11日 3月13日 4月11日 5月11日 6月9日 7月9日 8月7日 9月6日
5728年 1967年 10月5日 11月4日 12月3日 1月2日 1月31日 3月1日 3月30日 4月29日 5月28日 6月27日 7月26日 8月25日
5729年 1968年 9月23日 10月23日 11月22日 12月22日 1月20日 2月19日 3月20日 4月19日 5月18日 6月17日 7月16日 8月15日
5730年 1969年 9月13日 10月13日 11月11日 12月10日 1月8日 2月7日 3月9日 4月7日 5月7日 6月5日 7月5日 8月3日 9月2日
5731年 1970年 10月1日 10月31日 11月29日 12月29日 1月27日 2月26日 3月27日 4月26日 5月25日 6月24日 7月23日 8月22日
5732年 1971年 9月20日 10月20日 11月19日 12月19日 1月17日 2月16日 3月16日 4月15日 5月14日 6月13日 7月12日 8月11日
5733年 1972年 9月9日 10月9日 11月7日 12月6日 1月4日 2月3日 3月5日 4月3日 5月3日 6月1日 7月1日 7月30日 8月29日
5734年 1973年 9月27日 10月27日 11月26日 12月26日 1月24日 2月23日 3月24日 4月23日 5月22日 6月21日 7月20日 8月19日
5735年 1974年 9月17日 10月17日 11月15日 12月15日 1月13日 2月12日 3月13日 4月12日 5月11日 6月10日 7月9日 8月8日
5736年 1975年 9月6日 10月6日 11月5日 12月5日 1月3日 2月2日 3月3日 4月1日 5月1日 5月30日 6月29日 7月28日 8月27日
5737年 1976年 9月25日 10月25日 11月23日 12月22日 1月20日 2月19日 3月20日 4月19日 5月18日 6月17日 7月16日 8月15日
5738年 1977年 9月13日 10月13日 11月11日 12月11日 1月9日 2月8日 3月10日 4月8日 5月8日 6月6日 7月6日 8月4日 9月3日
5739年 1978年 10月2日 11月1日 12月1日 12月31日 1月29日 2月28日 3月29日 4月28日 5月27日 6月26日 7月25日 8月24日
5740年 1979年 9月22日 10月22日 11月21日 12月21日 1月19日 2月18日 3月18日 4月17日 5月16日 6月15日 7月14日 8月13日
5741年 1980年 9月11日 10月11日 11月9日 12月8日 1月6日 2月5日 3月7日 4月5日 5月5日 6月3日 7月3日 8月1日 8月31日
5742年 1981年 9月29日 10月29日 11月27日 12月27日 1月25日 2月24日 3月25日 4月24日 5月23日 6月22日 7月21日 8月20日
5743年 1982年 9月18日 10月18日 11月17日 12月17日 1月15日 2月14日 3月15日 4月14日 5月13日 6月12日 7月11日 8月10日
5744年 1983年 9月8日 10月8日 11月7日 12月7日 1月5日 2月4日 3月5日 4月3日 5月3日 6月1日 7月1日 7月30日 8月29日
5745年 1984年 9月27日 10月27日 11月25日 12月25日 1月23日 2月22日 3月23日 4月22日 5月21日 6月20日 7月19日 8月18日
5746年 1985年 9月16日 10月16日 11月14日 12月13日 1月11日 2月10日 3月12日 4月10日 5月10日 6月8日 7月8日 8月6日 9月5日
5747年 1986年 10月4日 11月3日 12月3日 1月2日 1月31日 3月2日 3月31日 4月30日 5月29日 6月28日 7月27日 8月26日
5748年 1987年 9月24日 10月24日 11月22日 12月22日 1月20日 2月19日 3月19日 4月18日 5月17日 6月16日 7月15日 8月14日
5749年 1988年 9月12日 10月12日 11月10日 12月9日 1月7日 2月6日 3月8日 4月6日 5月6日 6月4日 7月4日 8月2日 9月1日
5750年 1989年 9月30日 10月30日 11月29日 12月29日 1月27日 2月26日 3月27日 4月26日 5月25日 6月24日 7月23日 8月22日
5751年 1990年 9月20日 10月20日 11月18日 12月18日 1月16日 2月15日 3月16日 4月15日 5月14日 6月13日 7月12日 8月11日
5752年 1991年 9月9日 10月9日 11月8日 12月8日 1月6日 2月5日 3月6日 4月4日 5月4日 6月2日 7月2日 7月31日 8月30日
5753年 1992年 9月28日 10月28日 11月26日 12月25日 1月23日 2月22日 3月23日 4月22日 5月21日 6月20日 7月19日 8月18日
5754年 1993年 9月16日 10月16日 11月15日 12月15日 1月13日 2月12日 3月13日 4月12日 5月11日 6月10日 7月9日 8月8日
5755年 1994年 9月6日 10月6日 11月4日 12月4日 1月2日 2月1日 3月3日 4月1日 5月1日 5月30日 6月29日 7月28日 8月27日
5756年 1995年 9月25日 10月25日 11月24日 12月24日 1月22日 2月21日 3月21日 4月20日 5月19日 6月18日 7月17日 8月16日
5757年 1996年 9月14日 10月14日 11月12日 12月11日 1月9日 2月8日 3月10日 4月8日 5月8日 6月6日 7月6日 8月4日 9月3日
5758年 1997年 10月2日 11月1日 11月30日 12月30日 1月28日 2月27日 3月28日 4月27日 5月26日 6月25日 7月24日 8月23日
5759年 1998年 9月21日 10月21日 11月20日 12月20日 1月18日 2月17日 3月18日 4月17日 5月16日 6月15日 7月14日 8月13日
5760年 1999年 9月11日 10月11日 11月10日 12月10日 1月8日 2月7日 3月8日 4月6日 5月6日 6月4日 7月4日 8月2日 9月1日
5761年 2000年 9月30日 10月30日 11月28日 12月27日 1月25日 2月24日 3月25日 4月24日 5月23日 6月22日 7月21日 8月20日
5762年 2001年 9月18日 10月18日 11月16日 12月16日 1月14日 2月13日 3月14日 4月13日 5月12日 6月11日 7月10日 8月9日
5763年 2002年 9月7日 10月7日 11月6日 12月6日 1月4日 2月3日 3月5日 4月3日 5月3日 6月1日 7月1日 7月30日 8月29日
5764年 2003年 9月27日 10月27日 11月26日 12月26日 1月24日 2月23日 3月23日 4月22日 5月21日 6月20日 7月19日 8月18日
5765年 2004年 9月16日 10月16日 11月14日 12月13日 1月11日 2月10日 3月12日 4月10日 5月10日 6月8日 7月8日 8月6日 9月5日
5766年 2005年 10月4日 11月3日 12月2日 1月1日 1月30日 3月1日 3月30日 4月29日 5月28日 6月27日 7月26日 8月25日
5767年 2006年 9月23日 10月23日 11月22日 12月22日 1月20日 2月19日 3月20日 4月19日 5月18日 6月17日 7月16日 8月15日
5768年 2007年 9月13日 10月13日 11月11日 12月10日 1月8日 2月7日 3月8日 4月6日 5月6日 6月4日 7月4日 8月2日 9月1日
5769年 2008年 9月30日 10月30日 11月28日 12月28日 1月26日 2月25日 3月26日 4月25日 5月24日 6月23日 7月22日 8月21日
5770年 2009年 9月19日 10月19日 11月18日 12月18日 1月16日 2月15日 3月16日 4月15日 5月14日 6月13日 7月12日 8月11日
5771年 2010年 9月9日 10月9日 11月8日 12月8日 1月6日 2月5日 3月7日 4月5日 5月5日 6月3日 7月3日 8月1日 8月31日
5772年 2011年 9月29日 10月29日 11月27日 12月27日 1月25日 2月24日 3月24日 4月23日 5月22日 6月21日 7月20日 8月19日
5773年 2012年 9月17日 10月17日 11月15日 12月14日 1月12日 2月11日 3月12日 4月11日 5月10日 6月9日 7月8日 8月7日
5774年 2013年 9月5日 10月5日 11月4日 12月4日 1月2日 2月1日 3月3日 4月1日 5月1日 5月30日 6月29日 7月28日 8月27日
5775年 2014年 9月25日 10月25日 11月23日 12月23日 1月21日 2月20日 3月21日 4月20日 5月19日 6月18日 7月17日 8月16日
5776年 2015年 9月14日 10月14日 11月13日 12月13日 1月11日 2月10日 3月11日 4月9日 5月9日 6月7日 7月7日 8月5日 9月4日
5777年 2016年 10月3日 11月2日 12月1日 12月30日 1月28日 2月27日 3月28日 4月27日 5月26日 6月25日 7月24日 8月23日
5778年 2017年 9月21日 10月21日 11月19日 12月19日 1月17日 2月16日 3月17日 4月16日 5月15日 6月14日 7月13日 8月12日
5779年 2018年 9月10日 10月10日 11月9日 12月9日 1月7日 2月6日 3月8日 4月6日 5月6日 6月4日 7月4日 8月2日 9月1日
5780年 2019年 9月30日 10月30日 11月29日 12月29日 1月27日 2月26日 3月26日 4月25日 5月24日 6月23日 7月22日 8月21日
5781年 2020年 9月19日 10月19日 11月17日 12月16日 1月14日 2月13日 3月14日 4月13日 5月12日 6月11日 7月10日 8月9日
5782年 2021年 9月7日 10月7日 11月5日 12月5日 1月3日 2月2日 3月4日 4月2日 5月2日 5月31日 6月30日 7月29日 8月28日
5783年 2022年 9月26日 10月26日 11月25日 12月25日 1月23日 2月22日 3月23日 4月22日 5月21日 6月20日 7月19日 8月18日
5784年 2023年 9月16日 10月16日 11月14日 12月13日 1月11日 2月10日 3月11日 4月9日 5月9日 6月7日 7月7日 8月5日 9月4日
5785年 2024年 10月3日 11月2日 12月2日 1月1日 1月30日 3月1日 3月30日 4月29日 5月28日 6月27日 7月26日 8月25日
5786年 2025年 9月23日 10月23日 11月21日 12月21日 1月19日 2月18日 3月19日 4月18日 5月17日 6月16日 7月15日 8月14日
5787年 2026年 9月12日 10月12日 11月11日 12月11日 1月9日 2月8日 3月10日 4月8日 5月8日 6月6日 7月6日 8月4日 9月3日
5788年 2027年 10月2日 11月1日 12月1日 12月31日 1月29日 2月28日 3月28日 4月27日 5月26日 6月25日 7月24日 8月23日
5789年 2028年 9月21日 10月21日 11月19日 12月19日 1月17日 2月16日 3月17日 4月16日 5月15日 6月14日 7月13日 8月12日
5790年 2029年 9月10日 10月10日 11月8日 12月7日 1月5日 2月4日 3月6日 4月4日 5月4日 6月2日 7月2日 7月31日 8月30日
5791年 2030年 9月28日 10月28日 11月27日 12月27日 1月25日 2月24日 3月25日 4月24日 5月23日 6月22日 7月21日 8月20日
5792年 2031年 9月18日 10月18日 11月16日 12月16日 1月14日 2月13日 3月13日 4月12日 5月11日 6月10日 7月9日 8月8日
5793年 2032年 9月6日 10月6日 11月4日 12月3日 1月1日 1月31日 3月2日 3月31日 4月30日 5月29日 6月28日 7月27日 8月26日
5794年 2033年 9月24日 10月24日 11月23日 12月23日 1月21日 2月20日 3月21日 4月20日 5月19日 6月18日 7月17日 8月16日
5795年 2034年 9月14日 10月14日 11月13日 12月13日 1月11日 2月10日 3月12日 4月10日 5月10日 6月8日 7月8日 8月6日 9月5日
5796年 2035年 10月4日 11月3日 12月2日 1月1日 1月30日 2月29日 3月29日 4月28日 5月27日 6月26日 7月25日 8月24日
5797年 2036年 9月22日 10月22日 11月20日 12月19日 1月17日 2月16日 3月17日 4月16日 5月15日 6月14日 7月13日 8月12日
5798年 2037年 9月10日 10月10日 11月9日 12月9日 1月7日 2月6日 3月8日 4月6日 5月6日 6月4日 7月4日 8月2日 9月1日
5799年 2038年 9月30日 10月30日 11月28日 12月28日 1月26日 2月25日 3月26日 4月25日 5月24日 6月23日 7月22日 8月21日
5800年 2039年 9月19日 10月19日 11月18日 12月18日 1月16日 2月15日 3月15日 4月14日 5月13日 6月12日 7月11日 8月10日
5801年 2040年 9月8日 10月8日 11月6日 12月5日 1月3日 2月2日 3月4日 4月2日 5月2日 5月31日 6月30日 7月29日 8月28日
5802年 2041年 9月26日 10月26日 11月24日 12月24日 1月22日 2月21日 3月22日 4月21日 5月20日 6月19日 7月18日 8月17日
5803年 2042年 9月15日 10月15日 11月14日 12月14日 1月12日 2月11日 3月13日 4月11日 5月11日 6月9日 7月9日 8月7日 9月6日
5804年 2043年 10月5日 11月4日 12月3日 1月1日 1月30日 2月29日 3月29日 4月28日 5月27日 6月26日 7月25日 8月24日
5805年 2044年 9月22日 10月22日 11月21日 12月21日 1月19日 2月18日 3月19日 4月18日 5月17日 6月16日 7月15日 8月14日
5806年 2045年 9月12日 10月12日 11月10日 12月10日 1月8日 2月7日 3月9日 4月7日 5月7日 6月5日 7月5日 8月3日 9月2日
5807年 2046年 10月1日 10月31日 11月30日 12月30日 1月28日 2月27日 3月28日 4月27日 5月26日 6月25日 7月24日 8月23日
5808年 2047年 9月21日 10月21日 11月19日 12月18日 1月16日 2月15日 3月15日 4月14日 5月13日 6月12日 7月11日 8月10日
5809年 2048年 9月8日 10月8日 11月6日 12月6日 1月4日 2月3日 3月5日 4月3日 5月3日 6月1日 7月1日 7月30日 8月29日
5810年 2049年 9月27日 10月27日 11月26日 12月26日 1月24日 2月23日 3月24日 4月23日 5月22日 6月21日 7月20日 8月19日
5811年 2050年 9月17日 10月17日 11月16日 12月16日 1月14日 2月13日 3月14日 4月13日 5月12日 6月11日 7月10日 8月9日
5812年 2051年 9月7日 10月7日 11月5日 12月4日 1月2日 2月1日 3月2日 3月31日 4月30日 5月29日 6月28日 7月27日 8月26日
5813年 2052年 9月24日 10月24日 11月22日 12月22日 1月20日 2月19日 3月20日 4月19日 5月18日 6月17日 7月16日 8月15日
5814年 2053年 9月13日 10月13日 11月12日 12月12日 1月10日 2月9日 3月11日 4月9日 5月9日 6月7日 7月7日 8月5日 9月4日
5815年 2054年 10月3日 11月2日 12月2日 1月1日 1月30日 3月1日 3月30日 4月29日 5月28日 6月27日 7月26日 8月25日

ユダヤ紀元

[編集]

創世紀元(そうせいきげん)、宇宙創世紀元(うちゅうそうせいきげん)、あるいはユダヤ紀元(ユダヤきげん)、世界紀元(せかいきげん)(Anno Mundiアンノ・ムンディ)は、ユダヤ教において神が世界を創世した日とされるユリウス暦換算紀元前3761年10月7日の18時を紀元1年ティシュリー月1日(CJD:347998)とする紀年法である。グレゴリオ暦との間では差があるため、現在の西暦と日付は対応していない。ただし、これは中世に算出されたもので古代ユダヤ史とは関わりがない。

暦法

[編集]

置閏法

[編集]

太陽暦グレゴリオ暦閏月を挿入しないヒジュラ暦とは異なり、閏月を挿入する太陰太陽暦である。閏月の挿入は19年に7回、メトン周期により行われており、創世紀元を19で割った余りが0,3,6,8,11,14,17の年にアダルの月を2回繰り返すことで行われている。[3]

翌年の新年との日数がその年の日数となり、平年では353、354、355日のいずれか、閏年は383、384、385日のいずれかとなる。

ヘレク

[編集]

ヘレクヘブライ語: חלק‎、英語: helek)とは時間の単位。なお、複数形ではハラキムヘブライ語: חלקים‎、英語: halakim)となる。

以下の等式が成り立つ[4]

平均朔望月

[編集]

ティシュリー月1日(新年祭)は実際にの瞬間を含む日ではなく、平均朔望月から計算される仮想上の朔moladが含まれる日が基本的にそのまま新年祭となるが、安息日との関係による延期や、延期に伴う1年の日数による調整を行なった上で実際の新年祭の日付を決定される。

平均朔望月は29日12時間793halakim、

紀元1年ティシュリー月5時204halakim(紀元前3761年10月7日23時11分20秒)[4]を元期として各年の新年のmoladから新年の日付を決定していく。

新年を決定する際の特別な調整

[編集]
18時(正午)以降の延期[4]
  • moladが18時(正午)以降となる場合は翌日以降を新年とする。
安息日との関係による延期[3]
日数による延期[4]
  1. 平年でmoladが火曜日の9時204halakimから18時までの場合
  2. 閏年の翌年でmoladが月曜日の15時589halakimから18時までの場合
  • 一年の日数が356日や382日となるのを防ぐため、それぞれ木曜日、翌日火曜日を新年とする。

注釈

[編集]
  1. ^ 別の説では王国時代にすでに北方の部族(北王国)ではバビロニアからの文化的影響で南王国とは別のバビロニア風の月名を使っていた可能性も考えられている。
  2. ^ バビロニア暦の新年は春分を基準として決まり、春分に最も近い朔日(新月の日)が元日である。春から1年が始まるのはバビロニアの他にペルシアもそうであり、秋から1年が始まるのはミタンニ王国やセレウコス朝などがあり、古代オリエントには古くから両方の暦法が並存した。南王国はエジプトからの文化的影響を受けたが、エジプト暦は恒星暦であるので趣旨が異なるが夏の終わり頃が元旦に当たり、ほぼ秋から始まる部類に入る。
  3. ^ a b ユダヤ暦とは - コトバンク
  4. ^ a b c d 暦wiki/ユダヤ暦 国立天文台暦計算室

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]


Category:ユダヤ教の年中行事 Category:ユダヤ教 Category:太陰太陽暦 Category:暦 Category:紀年法