尾鷲市
おわせし 尾鷲市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東海地方、近畿地方 | ||||
都道府県 | 三重県 | ||||
市町村コード | 24209-8 | ||||
法人番号 | 3000020242098 | ||||
面積 |
192.71km2 | ||||
総人口 |
14,624人 [編集] (推計人口、2024年9月1日) | ||||
人口密度 | 75.9人/km2 | ||||
隣接自治体 |
熊野市、北牟婁郡紀北町 奈良県吉野郡上北山村 | ||||
市の木 | ヒノキ | ||||
市の花 | ヤブツバキ | ||||
市の鳥、魚 | アオサギ、ブリ | ||||
尾鷲市役所 | |||||
市長 | 加藤千速 | ||||
所在地 |
〒519-3696 三重県尾鷲市中央町10番43号 北緯34度04分15秒 東経136度11分27秒 / 北緯34.07078度 東経136.19097度座標: 北緯34度04分15秒 東経136度11分27秒 / 北緯34.07078度 東経136.19097度 尾鷲市役所 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
[編集]面積の90%は山林であり、海岸はリアス式海岸である。黒潮の流れる熊野灘に面し、背後を山に囲まれていることから南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすい春から秋にかけて雨雲が発達しやすく、日本国内で見ても非常に雨が多い。年間降水量は1991年から2020年の平年値で3,969.6mmである。降水量は多いが、晴天時も多い。
現在市東部に位置する須賀利町は長年陸路が通じず、海路でつながる尾鷲市への編入を昭和の大合併の際に選択したため飛地の状態となっている。
尾鷲市の人口のうち8割以上が旧尾鷲町に集中している。市全体の人口は市制施行時より4割以上減少しているものの、旧尾鷲町区域の人口は約2割5分の減少にとどまっている[注釈 2]。
- 山:大台ヶ原山系、高峰山、便石山、天狗倉山
- 川:矢ノ川、又口川、中川、古川(賀田)、北川、古川(上北山)、備後川
- 海域:熊野灘。将来、南海トラフ巨大地震が発生した際には、尾鷲市域に最大10mの津波が到達することが予想されている[4]。
地区
[編集]- 須賀利地区 - 須賀利町
- 尾鷲地区
- 天満浦、北浦町、北浦東町、北浦西町、馬越町、宮ノ上町、座ノ下町、港町、中井町、栄町、野地町、朝日町、林町、瀬木山町、中村町、中央町、南陽町、坂場町、坂場西町、中井浦(中井浦坂場)、末広町、倉ノ谷町、古戸町、古戸野町、上野町、小川東町、小川西町、大滝町、泉町、新田町、光ヶ丘、国市松泉町、中川、矢浜1~4、桂ヶ丘、矢浜岡崎町、向井、矢浜大道、矢浜真砂、大曽根浦、南浦(南浦天満・南浦小原野・南浦矢浜)
- 九鬼地区 - 行野浦、九鬼町、早田町
- 北輪内地区 - 盛松、三木浦町、小脇町、名柄町、三木里町
- 南輪内地区 - 古江町、賀田町、曽根町、梶賀町
気候
[編集]南東の季節風の影響で降水量が非常に多い。その降水量は4000mm近くに達し、日照時間は降水量の割に多い。年平均気温は16.4℃。年間降水量過去最多は1954年の6174.5㎜である。
尾鷲特別地域気象観測所(尾鷲市南陽町、標高15m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 22.4 (72.3) |
27.1 (80.8) |
26.5 (79.7) |
30.3 (86.5) |
33.1 (91.6) |
37.3 (99.1) |
38.6 (101.5) |
38.4 (101.1) |
36.6 (97.9) |
31.9 (89.4) |
29.8 (85.6) |
25.6 (78.1) |
38.6 (101.5) |
平均最高気温 °C (°F) | 11.5 (52.7) |
12.4 (54.3) |
15.4 (59.7) |
19.7 (67.5) |
23.2 (73.8) |
25.7 (78.3) |
29.6 (85.3) |
30.9 (87.6) |
27.9 (82.2) |
23.4 (74.1) |
18.8 (65.8) |
14.0 (57.2) |
21.1 (70) |
日平均気温 °C (°F) | 6.5 (43.7) |
7.2 (45) |
10.3 (50.5) |
14.7 (58.5) |
18.7 (65.7) |
21.9 (71.4) |
25.8 (78.4) |
26.8 (80.2) |
23.8 (74.8) |
18.8 (65.8) |
13.7 (56.7) |
8.8 (47.8) |
16.4 (61.5) |
平均最低気温 °C (°F) | 2.0 (35.6) |
2.3 (36.1) |
5.3 (41.5) |
9.9 (49.8) |
14.4 (57.9) |
18.6 (65.5) |
22.7 (72.9) |
23.5 (74.3) |
20.4 (68.7) |
14.9 (58.8) |
9.1 (48.4) |
4.2 (39.6) |
12.3 (54.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −6.9 (19.6) |
−6.2 (20.8) |
−5.0 (23) |
−1.9 (28.6) |
2.8 (37) |
8.6 (47.5) |
13.8 (56.8) |
12.6 (54.7) |
9.4 (48.9) |
3.7 (38.7) |
−1.3 (29.7) |
−4.6 (23.7) |
−6.9 (19.6) |
降水量 mm (inch) | 106.0 (4.173) |
118.8 (4.677) |
233.8 (9.205) |
295.4 (11.63) |
360.5 (14.193) |
436.6 (17.189) |
405.2 (15.953) |
427.3 (16.823) |
745.7 (29.358) |
507.6 (19.984) |
211.5 (8.327) |
121.3 (4.776) |
3,969.6 (156.283) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 6.3 | 7.1 | 10.7 | 10.7 | 12.3 | 15.6 | 14.4 | 13.2 | 15.1 | 12.9 | 8.1 | 6.5 | 132.9 |
% 湿度 | 60 | 61 | 63 | 68 | 74 | 81 | 82 | 80 | 80 | 76 | 71 | 64 | 72 |
平均月間日照時間 | 179.8 | 170.5 | 192.9 | 191.0 | 181.7 | 124.2 | 158.6 | 178.4 | 130.5 | 136.3 | 152.6 | 174.5 | 1,965.9 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1938年-現在)[5][6] |
隣接している自治体
[編集]歴史
[編集]- 縄文時代より畿内や関東の文化の影響を受ける。
- 志摩国英虞郡
- 天正10年(1582年) - 紀伊新宮城主の堀内氏善と伊勢国司の北畠信雄が荷坂峠を境として、それぞれが紀伊国牟婁郡と伊勢国度会郡に編入したため、尾鷲は紀伊国牟婁郡となる
- 紀伊国牟婁郡奥熊野尾鷲組
- 寛文年間(1624年-1643年) - 土井新助が尾鷲に移住してスギ・ヒノキを植栽し、人工造林[7]及び尾鷲林業の端を開く[1]。
- 文化2年(1805年)6月19日 - 伊能忠敬が尾鷲・熊野の測量開始[8]。
- 1944年(昭和19年) - 東南海地震で壊滅的な被害を受ける。
- 1951年(昭和26年)11月22日 - 昭和天皇が尾鷲高校、町営グラウンドに行幸(昭和天皇の戦後巡幸)[9]。
- 1954年(昭和29年)6月20日 - 北牟婁郡尾鷲町、須賀利村、九鬼村、南牟婁郡北輪内村、南輪内村が合併し、尾鷲市となる。
- 1971年(昭和46年)9月10日 - 集中豪雨により土砂災害が発生。賀田町の土石流、古江町の山腹崩壊などでにより死者26人[10]。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 過疎地域自立促進特別措置法の適用を受けて過疎地域となる[11]。
市名は「おわし」と読まれることもあるが、地元では本来「おわしぇ」と読んでいたことから、それを標準語化した[12]「おわせ」を市名に制定した(1954年6月20日制定)。なお、1942年に撮影された尾鷲駅の写真では「をわし」と駅名標に書かれている。
人口
[編集]尾鷲市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 尾鷲市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 尾鷲市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
尾鷲市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政・議会
[編集]市政
[編集]- 歴代市長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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初代 | 畦地衷市 | 1954年7月24日 | 1960年12月26日 | |
2代 | 岩城梯 | 1961年2月15日 | 1972年8月13日 | |
3代 | 長野勝明 | 1972年10月1日 | 1988年3月31日 | |
4代 | 杉田晴良 | 1988年4月17日 | 2000年4月16日 | |
5代 | 伊藤允久 | 2000年4月17日 | 2008年4月16日 | |
6代 | 奥田尚佳 | 2008年4月17日 | 2009年6月19日 | 不信任決議を受け議会解散。その後再議決により失職 |
7代 | 岩田昭人 | 2009年7月26日 | 2017年7月25日 | |
8代 | 加藤千速 | 2017年7月26日 | 現職 |
議会・選挙
[編集]- 市議会
任期:2021年(令和3年)6月11日から2025年(令和7年)6月10日[15]
- 議員定数:10名
- 議長:仲明 就任:2023年(令和5年)6月5日[16]
- 副議長:濵中佳芳子 就任:2023年(令和5年)6月5日[16]
- 監査委員: 内山左和子 就任:2023年(令和5年)6月5日[16]
市役所・支所
[編集]市の施設
[編集]- 尾鷲市民文化会館(せぎやまホール、瀬木山町)
- 尾鷲市立天文科学館(中央町)
- 夢古道おわせ(向井)
- アクアステーション(古江町) : 海洋深層水取水総合交流施設
- 尾鷲総合病院(上野町)
- 聖光園(大曽根) : 養護老人ホーム
- 尾鷲市斎場(坂場西町)
- 尾鷲市クリーンセンター(矢浜真砂)
- 尾鷲市クリンクルセンター(古戸町)
- 尾鷲市清掃工場(南浦)
- 公民館 : 市内14箇所
- 尾鷲市立中央公民館(中村町)のほか13箇所(矢浜・向井・大曽根・行野・須賀利・九鬼・早田・三木浦・三木里・古江・賀田・曽根・梶賀)のコミュニティーセンターがそれぞれ置かれている[19]。また、中央公民館には尾鷲市立図書館と郷土室が併設されている。
- 尾鷲市体育文化会館(中央町)
- 尾鷲市武道場(中央町)
- 尾鷲市営野球場(ナイター設備なし、矢浜真砂)
- 尾鷲市立運動場(中川)
- 尾鷲市立テニスコート(ハードコート4面、クレイコート1面、中川)
- 大曽根公園テニスコート(オムニコート2面、大曽根)
エリア放送
[編集]尾鷲市は地上一般放送局の免許を取得し、オワセグとしてワンセグエリア放送を実施している[20]。
広域行政
[編集]国の機関
[編集]- 裁判所
- 財務省
- 農林水産省(林野庁 三重森林管理署)
- 尾鷲森林事務所(上級森林事務所、中央町)
- 尾鷲治山事業所(中央町)
- 南大杉森林事務所(中央町)
- 厚生労働省など
- 法務省
- 国土交通省・海上保安庁・気象庁
- 国土交通省 中部地方整備局 紀勢国道事務所 尾鷲維持出張所・熊野尾鷲道路出張所(矢浜岡崎町)
- 海上保安庁 第四管区海上保安本部 尾鷲海上保安部(南陽町)
- 気象庁 東京管区気象台 尾鷲測候所(2007年6月に機械化され無人化、南陽町)
三重県の主な機関
[編集]- 三重県尾鷲庁舎(坂場西町)
- 三重県水産研究所 尾鷲水産研究室(古里)
- 三重県尾鷲栽培漁業センター(古江町)
- 三重県児童相談センター 紀州児童相談所(尾鷲庁舎内、坂場西町)
警察・消防
[編集]経済
[編集]産業
[編集]- 江戸時代から林業の町として栄える。尾鷲ヒノキは年輪が密で赤みがあり、強靭な良質材として全国的に知られる[1][21]。尾鷲市には3,407.43haの市有林があり、林業振興を目的として2003年に森林管理協議会からFSC認証を取得している[22][23]。
- 天然の良港尾鷲港を基盤とした水産業が発達し、近海及び遠洋漁業など多岐にわたる。三重外湾漁業協同組合が所管する。
- 1950年代より、臨海石油化学コンビナート、尾鷲三田火力発電所(2018年廃止)の立地で工業化を図る。
- 2000年代より、みえ尾鷲海洋深層水を開発し、産業振興に努めている。
特産品
[編集]- 伝統産業
- 木材
- 尾鷲ヒノキ
- 魚介類(鮮魚)
- ブリ(鰤)
- ケンケンのカツオ(鰹)(1本釣りカツオ、日帰りカツオ)
- トロール船の魚介類(アカザエビ・ウチワエビ・オニエビ・クモエビ・タカアシガニ・イガグリガニなど)
- 近海もの(アジ・イワシ・カマス・アオリイカ・ヤリイカ・アカイカなど)
- 旬の魚
- 春の魚 - モジャコ(マアジの幼魚)・チンチロ(スルメイカ)・カツオ・マダイ・ワラサ(ブリ1歳魚)[24]
- 夏の魚 - イサキ・メイチダイ・マアジ・ゴマサバ・カマス・ガシ(カサゴ)・シイラ・コガツオ(マルソウダ)・ウルメイワシ・アカイカ(ケンサキイカ)[25]
- 秋の魚 - アオリイカ・ウスバハギ・ヘダイ・イガミ(ブダイ)・シオ(カンパチ)・ソマ(ヒラソウダ)・オキギス(ニギス)・ツバス(ブリ0歳魚)・タチウオ・シズ(イボダイ)・トウモリ(イシガキダイ)[26]
- 冬の魚 - サンマ・グレ(メジナ)・カタクチイワシ・ナベ(イシダイ)・ブリ・マンボウ・スルメイカ・ガスエビ(ヒゲナガエビ)・イセエビ・ヒロメ・ハバノリ[27]
- 稀に獲れる魚 - キンムロ(ムロアジ)・キツネ(ハガツオ)・クエ・ヤイト(スマ)・アカヤガラ・メヒカリ(アオメエソ)・深海魚[ヤナギムシガレイ・アカガシ(ユメカサゴ)・ショウワダイ(ワキヤハタ)・アカアンコ(ミドリフサアンコウ)・ナマズ(ヨロイイタチウオ)]・深海産エビ[テナガエビ(アカザエビ)・オニエビ(ミノエビ)・ウチワエビ]など[28]
- 養殖魚 - マハタ(生産量日本一)[29]・マダイ[30]・ブリ[31]・ヒロメ[32]
- 魚介類(加工品)
- 野菜・果物
- その他
メディア
[編集]- 新聞
- 放送・ケーブルテレビ
日本郵政グループ
[編集]尾鷲市内の集配担当局は、須賀利町を除き尾鷲郵便局が担当しており、郵便番号は519-36xx、519-37xx、519-38xx、519-39xxである。なお、須賀利町のみ海山郵便局(北牟婁郡紀北町)が集配担当局となっており、郵便番号は519-3421である。 (2012年12月現在)
姉妹都市・提携都市
[編集]日本国外
[編集]教育
[編集]小学校
[編集]- 尾鷲市立尾鷲小学校(中村町)
- 尾鷲市立賀田小学校(賀田町)
- 尾鷲市立宮之上小学校(宮ノ上町) - 教室の壁・床には尾鷲ヒノキを使用[35]。
- 尾鷲市立向井小学校(向井)
- 尾鷲市立矢浜小学校(矢浜)
中学校
[編集]- 尾鷲市立尾鷲中学校(矢浜)
- 尾鷲市立輪内中学校(賀田町)
高等学校
[編集]- 三重県立尾鷲高等学校(古戸野町)
特別支援学校
[編集]幼稚園
[編集]- 尾鷲市立尾鷲幼稚園(中村町)- 2023年閉園[36]。
- 尾鷲市立三木幼稚園(三木浦町) - 廃校。
保育所
[編集]運営は全て、尾鷲民生事業協会に委託している[37]。
- 尾鷲第一保育園(小川西町)
- 尾鷲乳児保育園
- 尾鷲第二保育園(宮ノ上町)
- ちびっこひろば(子育て支援センター)
- 尾鷲第三保育園(2017年新園舎、桜茶屋[37])
- 南輪内保育園(賀田町)
- 矢浜保育園(2016年新園舎、矢浜[37])
- ひのきっここども園(古戸町)-2022年に尾鷲第四保育園を認定こども園に転換する形で開設された[39]。
放課後児童クラブ
[編集]- わんぱくクラブ(尾鷲幼稚園内、中央町)
- くれよん(宮之上小学校内、宮ノ上町)
交通
[編集]鉄道
[編集]市の中心となる駅:尾鷲駅
路線バス
[編集]- 高速バス
- 東京高速線:大宮駅・池袋駅・YCAT - 尾鷲市病院前・熊野市駅前・新宮市・勝浦温泉 (三重交通、西武観光バス) ※夜行
- 名古屋南紀高速バス:名古屋(名鉄バスセンター) - 尾鷲市病院前・賀田口・熊野市駅前・新宮市 (三重交通)
- 一般路線バス
主な道路
[編集]- 三重県道70号賀田港中山線
- 三重県道159号三木里インター線
- 三重県道202号須賀利港相賀停車場線
- 三重県道203号尾鷲港尾鷲停車場線
- 三重県道574号九鬼港線
- 三重県道760号南浦海山線
- 三重県道778号中井浦九鬼線
港湾
[編集]名所・旧跡・観光スポット
[編集]世界遺産
[編集]名所・旧跡
[編集]- 国の史跡
- 熊野参詣道伊勢路[41]
- 国の天然記念物
- 登録有形文化財(国登録)
- 見世土井家住宅主屋、同・本蔵、同・蔵、同・納屋、同・米蔵、同・便所、同・井戸屋形、同・正門及び塀、同北通用門及び土塀
- 選択無形民俗文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)
- 北勢・熊野の鯨船行事
- 尾鷲九木浦の正月行事
- 県指定有形文化財
- (眞巖寺の)木造薬師如来坐像
- (紙本墨書)尾鷲(組)大庄屋文書
- 須賀利浦方文書
- 尾鷲神社獅子頭
- 八鬼山町石及び関連石仏
- 県指定天然記念物
- 県指定無形民俗文化財
- 尾鷲ヤーヤ祭
- 市指定有形文化財
- 曽根(弾正)五輪塔
- 矢浜浄土宝篋印塔
- 馬越墓地の津波供養塔
- 三木城跡の五輪塔
- 賀田羽根の五輪塔
- 馬越峠の桃乙句碑
- 土井本家湧井井戸
- 徳本上人名号碑
- 南無阿弥陀仏名号碑
- 念仏寺阿弥陀三尊像
- 司馬江漢筆洋風人物画
- 九鬼家異国船絵図
- 東其石筆洋画那智の滝
- 金剛寺の仁王像
- 普済寺本堂外部彫刻
- 東禅寺の半鐘及び鰐口
- 普済寺の雲版
- 金剛寺梵鐘
- 常声寺梵鐘
- 地蔵寺の銅鐘
- 安定寺大般若経
- 光林寺縁起書
- 光明寺大般若経
- 東禅寺氏寺旧記
- 大曽根浦方文書
- 矢浜村方文書
- 常声寺の狂歌額・発句額
- 中村山土井家文
- 曽根遺跡出土品
- 向井遺跡出土品
- 曽根石幢
- 常声寺毘沙門天石像
- 岩屋堂石仏
- 曽根道祖
- 岩船地蔵
- 鮪供養塔
- 市指定無形文化財
- 尾鷲わっぱ製作技術
- 尾鷲節笛
- 梶賀はらそ祭
- 大曽根注連掛神事
- 市指定史跡
- 名柄一里塚
- 九木崎遠見番所・常燈場・狼煙場
- 曽根城跡
- 三木城跡
- 木名峠狼煙場跡
- 城山女王滝
- 市指定天然記念物
- 髙宮神社樹叢
- 三木里海岸の松
- 桃頭島
景勝地
[編集]- 山岳
- 天狗倉山(てんぐらさん、紀北町との境)
- 便石山(びんしやま、紀北町との境)
- オチョボ岩(紀北町との境)
- 自然公園
- 健康とゆとりの森(八鬼山峠の近く)
- 茜の森(九鬼町と早田町の境)
- 花
- 玄工山の桜(向井)
- 世界の椿園(大曽根浦)
- 岬
- 九木崎原生林(県道778号線、九鬼町)
- 三木崎灯台(三木浦町)
- 旧道
- 矢ノ川峠(熊野市との境)
- 猪鼻水平道(紀北町との境)
体験・交流施設
[編集]- 地域振興ゾーン「夢古道おわせ」(向井)[42]
- 海鮮レストラン・イサバヤ
- お土産コーナー
- 夢古道の湯
- 三重県立熊野古道センター(向井) - 2012年第13回公共建築賞受賞[43][44]。尾鷲ヒノキ6549本を使用している[45]。
- 交流棟
- 展示棟[46]
- 研究収蔵棟
- 馬越屋(中井町)- 2023年閉店[47]
- 特産品市場
- のーじへいこらい(野地町)
- 特産品市場
- 熊野古道停(野地町)
- 特産品市場
- 天満荘(天満浦町)
- カフェ天満荘
- モクモクしお学舎(古江町)
- みえ尾鷲海洋深層水取水総合交流施設「アクアステーション」(古江町)
娯楽施設
[編集]- 大鷲座(中井町) - 映画館(閉館)
- ロマン座(栄町) - 映画館(閉館)
- 喜楽館(賀田町) - 映画館(閉館)
- 寿座(賀田町) - 映画館(閉館)
- 九鬼日之出東映劇場(九鬼町) - 映画館(閉館)
イベント
[編集]- 尾鷲イタダキ市(毎月第1土曜日、尾鷲漁協特設会場)
- 尾鷲磯釣大会(1月 - 2月)
- 紀伊半島みる観る探検隊(2月 - 5月)
- 尾鷲おひなさままつり(2月 - 3月)
- つつじ祭り(4月、曽根町城山公園周辺)
- 世界遺産記念イベント(7月)
- おわせ港祭り(8月)
- グリーン火力フェア(10月、三田火力発電所内) - 尾鷲三田火力発電所が解体されたため廃止
- おわドラ祭(10月、光ヶ丘)
- 深層水フェスタ(10月、古江町)
- 熊野古道まつり(10月、県立熊野古道センター芝生広場)
- 全国尾鷲節コンクール(11月、尾鷲市民文化会館)
- おわせ海・山ツーデーウォーク(11月)
祭事
[編集]- 尾鷲神社歳旦祭(1月1日、北浦町)
- 鰤まつり(1月2日宵宮・3日本祭り、九鬼町)
- ギッチョ祭り(1月1日海の祭り・2日山の祭り・3日奉納祭り、古江町)
- 大注連縄張替え神事(1月8日、大曽根浦)
- ハラソ祭り(1月第2月曜日、梶賀町)
- 尾鷲神社どんど焼き(1月15日、北浦町)
- 石経(いしぎょう)(1月17日、須賀利町)
- 尾鷲神社尾鷲ヤーヤ祭り(1月31日扉開き・2月1日在周り・2日 - 4日練り・5日道中手踊り、旧町内)
- 篝堂(かがりどう)山の神(2月7日、矢浜岡崎町)
- 高宮神社えびす祭り(2月11日、須賀利町)
- 氏神祭り(2月11日早田神社の神事、12日稲荷神社の神事、早田町)
- 九木神社延喜祭(2月25日、九鬼町)
- 向井弁財天神社大祭(旧暦の3月3日、向井)
- 尾鷲神社お宮の日(3月8日、北浦町)
- 岬神社例祭(4月第1日曜日、九鬼町)
- 尾鷲神社茅輪神事(6月30日、北浦町)
- 御山まつり(6月28日~7月1日、三木里町)
- 九木神社例大祭(7月25日、九鬼町)
- 八柱神社祭礼(9月9日、向井)
- 若宮八幡宮例大祭(9月13日、新田町)
- 八幡神社祭礼祭(9月15日神事・16日道中手踊り、北浦町)
- 九木神社神送り神事(9月24日、九鬼町)
- 九木神社神迎え神事(10月24日、九鬼町)
- 三木浦稲荷神社例大祭(11月1日、三木浦町)
- 古江神社例大祭(11月1日、古江町)
- 山王神社例祭(11月7日、賀田町)
- 飛鳥神社例祭(11月14日宵宮・15日本祭り、曽根町)
- にらくら祭り ひょうけんぎょう(12月31日 - 1月1日、九鬼町)
神社
[編集]- 尾鷲神社(建速須佐之男命・櫛御気野命、北浦町)
- 八幡神社(応神天皇・大綿津見神、北浦町)
- 稲荷神社(北浦町)
- 浅間神社(北浦町)
- 天下大水神社(倉ノ谷町)
- 国市神社(矢浜町)
- 弁財天(向井地区)
- 八幡神社(応神天皇、行野浦)
- 稲荷神社(行野浦)
- 弁財天(行野浦)
- 高宮神社(伊吹戸主命・天照大御神・天兒屋根命、須賀利町)
- 九木神社(菅原道真・大巳貴命・玉少彦命・事代主命、九鬼町)
- 岬神社(九鬼町)
- 早田神社(譽田別命・倉稲魂命・大山祇命、早田町)
- 三木神社(大山咋命・市杵島姫命・天照皇大神、三木浦町)
- 八幡神社(譽田別命、名柄町)
- 三木里神社(譽田別命・高龍神、三木里町)
- 山王神社(大山祇命・倉稲魂命、賀田町)
- 飛鳥神社(速玉男命・事解男命・譽田別命、曽根町)
- 梶賀神社(倉稲魂命・不詳一座、梶賀町)
寺院
[編集]- 安定寺(曽根町)
- 永昌寺(曹洞宗、矢浜)
- 観音寺(向井)
- 光円寺(中央町)
- 光明寺(古江町)
- 金剛寺(曹洞宗、北浦町)
- 地蔵寺(梶賀町)
- 常聲寺(曹洞宗、林町)
- 真巌寺(九鬼町)
- 長楽院(南浦)
- 東禅寺(曹洞宗、賀田町)
- 念佛寺(浄土宗、朝日町)
- 普済寺(須賀利町)
- 法慶寺(正信会、桂ヶ丘)
- 宝盛寺(大曽根浦)
- 法念寺(三木里町)
- 妙長寺(日蓮宗、北浦町)
- 祐専寺(南陽町)
- 龍泉寺(三木浦町)
- 蓮昌院(日蓮正宗、矢浜)
- 北水山 観音寺(曹洞宗、早田町)
城・砦
[編集]著名な出身者
[編集]政治家・経済人
[編集]- 岩田昭人 - 第7代尾鷲市長
- 加藤千速 - 第8代尾鷲市長、元阪急百貨店常務取締役、元阪急オアシス社長、元アジア太平洋トレードセンター社長
- 土井藤右衛門 - 林業家、醤油醸造家、尾鷲銀行取締役
- 土井八郎兵衛 - 三重県多額納税者、土井林業代表取締役、尾鷲索道社長、尾鷲銀行頭取
学者
[編集]文化人
[編集]芸能人
[編集]スポーツ選手
[編集]- 黒鷲二千郎 - 大相撲力士
- 中子修 - レーシングドライバー
- 福山英朗 - レーシングドライバー
- 湯浅京己 - プロ野球選手(阪神タイガース)
- 石伊雄太 - 野球選手(日本生命)
- 神崎公宏 - ソフトテニス選手
- 鬼瓦-プロ総合格闘家
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 尾鷲の木 2015, p. 3.
- ^ 尾鷲市教育長だより 2015年1月23日 (PDF)
- ^ “尾鷲市統計書 平成28年度版” (PDF). 尾鷲市. p. 18/109. 2018年1月28日閲覧。
- ^ “資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。
- ^ “平年値ダウンロード”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ “観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ “みえ生物多様性推進プラン” (PDF). 三重県農林水産部 みどり共生推進課. p. 22. 2017年11月16日閲覧。
- ^ 好物やもてなしぶりも-伊能忠敬測量隊の記録 -歴史の情報蔵(三重県)
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、106頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 「一瞬500mも流される 民家20戸こっぱみじん」『中國新聞』昭和46年9月12日 15面
- ^ 中日新聞社"尾鷲市・鳥羽市が来月過疎指定 市財政にメリット、観光には悪影響 (三重県尾鷲市・鳥羽市)"2010年3月20日(2011年1月17日閲覧。)
- ^ 柴田武『日本の方言』岩波書店〈岩波新書〉1958年
- ^ “尾鷲市長選 加藤千速氏が初当選”. 毎日新聞. (2017年6月12日) 2018年1月25日閲覧。
- ^ “尾鷲市長に加藤氏 三つどもえ制し再選 投票率73.18% 三重”. 伊勢新聞 (伊勢新聞社). (2021年6月7日) 2021年6月16日閲覧。
- ^ 任期満了日一覧(令和3年7月2日現在) - 三重県選挙管理委員会
- ^ a b c “議会構成表” (PDF). 尾鷲市 (2023年6月5日). 2024年2月2日閲覧。
- ^ 衆議院小選挙区図 (PDF) 三重県選挙管理委員会
- ^ “三重県|選挙管理委員会事務局:県議会議員の選挙区と定数の改正について”. www.pref.mie.lg.jp. 2024年2月1日閲覧。
- ^ 尾鷲市立公民館条例 - 尾鷲市(2000年3月17日改正、2014年3月8日閲覧)
- ^ 尾鷲市エリアワンセグ放送局の詳細 エリア放送(東海総合通信局)
- ^ 尾鷲の木 2015, p. 8.
- ^ 三重県内の認証森林(FM認証) -三重県
- ^ 尾鷲の木 2015, p. 5.
- ^ “尾鷲春の旬”. 尾鷲市商工観光課. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
- ^ “尾鷲夏の旬”. 尾鷲市商工観光課. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
- ^ “尾鷲秋の旬”. 尾鷲市商工観光課. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
- ^ “尾鷲冬の旬”. 尾鷲市商工観光課. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
- ^ “尾鷲の隠れた名物”. 尾鷲市商工観光課. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
- ^ “尾鷲のマハタ”. 尾鷲市商工観光課. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
- ^ “尾鷲のマダイ”. 尾鷲市商工観光課. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
- ^ “尾鷲のブリ”. 尾鷲市商工観光課. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
- ^ “尾鷲のヒロメ”. 尾鷲市商工観光課. 2018年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月28日閲覧。
- ^ “カナダ・日本 姉妹・友好都市リスト”. 在日カナダ大使館. 2011年12月17日閲覧。
- ^ “地方自治体間の姉妹都市関係”. 外務省. 2011年12月17日閲覧。
- ^ 尾鷲の木 2015, p. 12.
- ^ “最後の園児は2人 100年分の感謝を込めてあす閉園式 三重・尾鷲の幼稚園:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年2月1日閲覧。
- ^ a b c 平成24年第2回尾鷲市議会定例会会議録 (PDF) p.106 - 尾鷲市議会(2012年6月12日実施、2013年4月16日閲覧)
- ^ “尾鷲市の認定こども園・保育園について | 尾鷲市役所”. www.city.owase.lg.jp. 2022年6月29日閲覧。
- ^ “第四保育園を転換する計画 認定こども園整備で方針 尾鷲市 / 太平洋新聞電子版”. 太平洋新聞電子版. 2022年6月29日閲覧。
- ^ さらば須賀利巡航船 97年余りの歴史に幕 - 中日新聞(2012年9月30日付)
- ^ “尾鷲市の指定文化財” (PDF). 尾鷲市. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “夢古道おわせ”. yumekodo.jp. 2024年2月1日閲覧。
- ^ 木材活用受賞建築物 -公共建築協会
- ^ “公共建築賞(文化施設部門)” (PDF). 公共建築協会. 2017年11月16日閲覧。
- ^ 尾鷲の木 2015, p. 10.
- ^ 常設展示案内 - 三重県立熊野古道センター
- ^ “土日営業を20年以上…尾鷲の馬越屋が24日に閉店 手作り総菜や野菜が人気:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年2月1日閲覧。
- ^ 「三木城跡」説明板より。
- ^ 山本莉央 (2016年8月16日). “尾鷲で開催★「青空図書館」/ 伊吹有喜原作 映画『四十九日のレシピ』上映会”. 山本莉央のリポートblog. FM三重. 2016年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月23日閲覧。
参考文献
[編集]- “尾鷲の木” (PDF). 尾鷲市木のまち推進課 (2015年). 2017年11月16日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 尾鷲市 (OwaseOuendan) - Facebook
- 尾鷲まるごと観光物産WEB
- 尾鷲市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ