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島根県道277号多伎江南出雲線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般県道
島根県道277号標識
島根県道277号 多伎江南出雲線
一般県道 多伎江南出雲線
制定年 1966年昭和41年)
起点 出雲市多伎町久村【北緯35度17分39.0秒 東経132度38分32.4秒 / 北緯35.294167度 東経132.642333度 / 35.294167; 132.642333 (県道277号起点)
終点 出雲市枝大津町【北緯35度22分25.7秒 東経132度45分59.0秒 / 北緯35.373806度 東経132.766389度 / 35.373806; 132.766389 (県道277号終点)
接続する
主な道路
記法
国道9号
都道府県道39号標識
島根県道39号湖陵掛合線
国道184号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

島根県道277号多伎江南出雲線(しまねけんどう277ごう たきこうなんいずもせん)は、島根県出雲市を通る一般県道である。

概要

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出雲市多伎町久村から出雲市枝大津町に至る。

国道9号旧道を踏襲して認定された路線[注釈 1]だが、以前に比べて出雲市西新町 - 出雲市今市町間で大幅な付け替えが行われ、すすべてが国道9号旧道を通るというわけではない[注釈 2]

路線名称およびJR西日本山陰本線の駅名にある江南とは1896年明治29年) - 1951年昭和26年)に存在した簸川郡の村名である[注釈 3]。出雲市西新町3丁目の浅柄橋交差点(島根県道162号大社立久恵線交点) - 出雲市下古志町の下古志交差点間にバイパスがあり[注釈 4]、これが全通したことにより島根県道337号出雲インター線と直結することになり、山陰自動車道 出雲ICとの出雲市内側からの接続が容易になった。

よく間違われるが、出雲市大津町の出雲商工会館前交差点は本路線の終点ではない。実際は、出雲市枝大津町が終点である。

かつては、出雲市今市町の日吉神社前交差点 - 出雲市塩冶町の島大東交差点間は、出雲市駅南口前・出雲アパレル前を経由するルート(出雲須佐などに向かう路線バスはこの区間を通行する[注釈 5])と、築山交差点・下沢を経由するルートの二通りに分かれていた[注釈 6]2021年令和3年)4月1日に前者は出雲市に移管され、出雲市道F167号今市167号線となっている。後者は新規に整備されており、片側二車線の四車線道路となっている。

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
  • 起点:出雲市多伎町久村(国道9号交点)
  • 終点:出雲市枝大津町(出雲市道1001号今市川跡日下線上)

歴史

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前身は国道9号である[注釈 7]
  • 1969年(昭和44年)11月3日 - 沿線の簸川郡湖陵村・多伎村が町制施行したことにより起点の地名が簸川郡多伎村久村から簸川郡多伎町久村に変更される。
  • 1972年(昭和47年)頃 - 現行の県道番号に変更される。
  • 2005年平成17年)3月22日 - 沿線の簸川郡湖陵町・多伎町が出雲市になったことにより全部分が出雲市域を通る路線になり、併せて起点の地名が変更される(簸川郡多伎町久村→出雲市多伎町久村)
  • 2012年(平成24年)3月30日 出雲市西新町3丁目 - 出雲市下古志町間に建設されていたバイパスが完成、この日の午前10時より全線の供用が開始された[注釈 4]
  • 2021年令和3年)4月1日 - 島根県告示第241号により、日吉神社前交差点 - 出雲市塩冶町の島大東交差点間のうち旧道の出雲市駅南口前・出雲アパレル前を経由するルートを出雲市に移管し、出雲市道F167号今市167号線となった[1]

路線状況

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重複区間

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  • 島根県道199号西出雲停車場線(出雲市東神西町・東神西交差点 - 出雲市知井宮町)
  • 出雲市道1001号今市川跡日下線(出雲市大津町 - 出雲市枝大津町)

道路施設

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橋梁

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  • 古志大橋(神戸川、出雲市古志町)

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 交差する場所
国道9号 多伎町久村 起点
簸川南広域農道 / 出雲ロマン街道 多伎町久村
島根県道39号湖陵掛合線 湖陵町三部 三部交差点
島根県道199号西出雲停車場線 重複区間起点
島根県道337号出雲インター線
東神西町 東神西交差点
島根県道162号大社立久恵線 知井宮町 栄丁交差点[注釈 8]
西新町3丁目 浅柄橋交差点[注釈 9]
島根県道199号西出雲停車場線 重複区間終点 知井宮町
島根県道277号多伎江南出雲線 / バイパス 下古志町 下古志交差点
国道184号 塩冶町えんやちょう 古志大橋東詰交差点
島根県道26号出雲三刀屋線 / バイパス 上塩冶町かみえんやちょう 築山交差点
島根県道351号出雲路自転車道線
出雲市道1001号今市川跡日下線 重複区間起点
大津町
国道184号 大津町 出雲商工会館前交差点
出雲市道1001号今市川跡日下線 重複区間終点 枝大津町 終点[注釈 10]

交差する鉄道

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沿線

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施設
名所・旧跡・観光地
  • 多伎いちじく温泉
  • 中国自然歩道
  • 宝塚古墳
  • 上塩冶地蔵山古墳
  • 上塩冶築山古墳
  • 今市大念寺古墳

脚注

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注釈

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  1. ^ そのため、地域住民らからは「旧国道」と呼ばれ、かつて本路線を経由して大田バスセンター(大田市)などへと向かう路線バスの経由地表示にも「旧国道(または知井宮)経由」表示がされたことがあった。2016年平成28年)4月現在は[いつ?]この路線を通過して大田市方面に向かう路線バスは存在しない(旧湖陵町までの路線は存在する)。
  2. ^ 付け替えられた部分のうち、出雲市塩冶町にあたる部分の大部分が市道に格下げとなり、出雲市駅から平成温泉・江南駅方面に向かう路線バスが走るルートとして、現在も残っている。また、旧古志橋は、斐伊川神戸川治水事業の関係から古志大橋に架け替えられた関係から撤去されており、いわゆる国道9号旧道区間を順を追ってたどることも現在は不能である。
  3. ^ その後簸川郡湖陵村→簸川郡湖陵町→出雲市湖陵町となる。
  4. ^ a b それまでにも順次工事は進められ、路線の大部分がすでに供用されていたが、2012年(平成24年)3月30日午前10時に残る未開通部分(527 m)が開通し、供用開始された。こちらも参照のこと。なお、当面は出雲市知井宮町の栄丁交差点 - 出雲市下古志町の下古志交差点間のいわゆる旧国道9号に該当する区間も、本路線としての指定が残されている。
  5. ^ 通常、出雲市駅は高架化する以前から北口にバスターミナルを設けており、この関係で北口から出雲市立第二中学校付近で南側に左折し、旧出雲アパレル工場跡地付近からさらに南に右折するルートを通行するが、現在ではこのルートが本路線として指定されている。このルートは最終的に、出雲市駅南口から延びる路線に合流し、医大東交差点に向かう。ただし、この間に本路線を示す案内標識は全く存在しないので注意が必要。なお、この区間はかつての島根県道11号出雲三次線にあたる路線でもあり、最終的にはこの路線が昇格した従来の国道184号に到達する。
  6. ^ 両者は医大東交差点で合流し、島根大学医学部附属病院前を通過するルートを抜け、古志大橋に向かう。
  7. ^ その旧道の県道化。
  8. ^ 現道側。
  9. ^ バイパス側。
  10. ^ 出雲市道1001号今市川跡日下線経由で国道9号中野美保交差点)と接続。

出典

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  1. ^ 島根県報』(PDF) 号外、47号、島根県庁、2021年4月1日、2頁https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/pref/info/kenpou/202104.data/3-47.pdf2024年8月18日閲覧 

関連項目

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