コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

メイショウボーラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。フチ坊 (会話 | 投稿記録) による 2023年1月16日 (月) 15:17個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (グレード制重賞優勝馬)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

メイショウボーラー
第17回かしわ記念出走時(2005年)
欧字表記 Meisho Bowler[1]
香港表記 名將球手[要出典]
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2001年4月16日(23歳)
抹消日 2007年10月27日[2]
タイキシャトル
ナイスレイズ
母の父 Storm Cat
生国 日本の旗 日本北海道浦河町
生産者 日の出牧場
馬主 松本好雄
調教師 白井寿昭栗東
厩務員 大森一
競走成績
生涯成績 29戦7勝
中央競馬)23戦7勝
地方競馬)5戦0勝
香港)1戦0勝
獲得賞金 4億6672万4千円[1]
(中央競馬)4億3382万4千円[1]
(地方競馬)3290万円[1]
勝ち鞍
GI フェブラリーS 2005年
GII デイリー杯2歳S 2003年
GIII 根岸S 2005年
GIII ガーネットS 2005年
GIII 小倉2歳S 2003年
テンプレートを表示

メイショウボーラー英語: Meisho Bowler冠名+山高帽の意味であるBowlerより〉 香港表記:名将球手〈ボウラーの意〉)は日本競走馬種牡馬

中央競馬2005年フェブラリーステークスなど重賞5勝を挙げ、生産牧場の日の出牧場1968年の創業以来初となるGI制覇をもたらした。

戦績

かしわ記念出走時

2003年7月20日小倉競馬場福永祐一を鞍上にデビュー。1番人気に応え、続くフェニックス賞でも完勝。重賞初挑戦の小倉2歳ステークスでも2着コスモサンビームに5馬身差の圧勝。デイリー杯2歳ステークスでも勝利し、デビュー4連勝を飾る。無敗で挑んだ朝日杯フューチュリティステークスではオリビエ・ペリエが騎乗したが、惜しくもクビ差の2着。

3歳時は弥生賞2着、皐月賞3着、NHKマイルカップ3着と惜敗が続く。東京優駿の出走を見送ってまで安田記念で古馬に挑戦するも、11着と大敗。秋はスワンステークスマイルチャンピオンシップCBC賞と出走するが1年以上勝ち星が無いまま古馬となる。

4歳となった2005年、ダートへ路線転向する。ガーネットステークス根岸ステークスと快勝。フェブラリーステークスでは、アドマイヤドンタイムパラドックスなどを下し見事初のGI制覇を果たした。フェブラリーステークスの後は高松宮記念へ出走。しかし、16着と惨敗。再びダートのかしわ記念JBCスプリントへ出走するも惨敗、横山典弘が手綱を取った兵庫ゴールドトロフィーではデビュー以来最も重い馬体重でも2着に入り、復調の兆しも見えたが、2006年初戦の根岸ステークスでは7着、連覇を狙ったフェブラリーステークスでもカネヒキリの15着と大敗した。続くかきつばた記念では、ノボトゥルーと同じ最高負担重量の59kgを背負わされ、2番人気に推されるも4着に敗れた。そして再び芝に戻った安田記念では14着と敗れた。

しかし、続いてのサマーチャンピオンではメイショウバトラーの2着と、復調気配を見せた。さらに芝に戻ったセントウルステークスでは7着に敗れたものの、続いてのスプリンターズステークスでは先行し、外国の強豪相手に2着に入線し、日本馬最高着順となった。だが、続いてのスワンステークスでは9着と敗れた。

その後、厳しいローテーションで香港スプリントに挑戦した。しかし、スタートで大きく出遅れ、途中で走るのを止めたため競走を中止した。

2007年2月3日に小倉競馬場でのゲート再審査を受ける予定だったが、1月24日の調教後に腹痛を起こし再審査は中止された。8月4日の小倉競馬場での開催終了後に小倉2歳ステークス以来となる小倉競馬場に姿を現しゲート審査を受け合格した。その後サマーチャンピオンに出走登録を行ったが回避し、第41回スプリンターズステークス南部杯に出走登録を行う。結局南部杯は回避し、スプリンターズステークスに出走。しかし久々のレースで15着と大敗し、10月27日に競走馬登録を抹消された。

競走成績

以下の内容はnetkeiba.com[3]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2003.07.20 小倉 2歳新馬 芝1000m(良) 12 4 4 001.40(1人) 01着 R0:57.6(34.3) -0.4 0福永祐一 54 (ユウゼータ) 476
0000.08.09 小倉 フェニックス賞 OP 芝1200m(重) 11 1 1 002.00(1人) 01着 R1:10.1(36.1) -0.4 0福永祐一 54 (ロイヤルセランガー) 476
0000.09.07 小倉 小倉2歳S GIII 芝1200m(重) 15 7 12 001.50(1人) 01着 R1:09.3(36.4) -0.9 0福永祐一 54 (コスモサンビーム) 482
0000.10.18 京都 デイリー杯2歳S GII 芝1600m(良) 11 1 1 001.70(1人) 01着 R1:34.1(34.7) -0.3 0福永祐一 55 (グレイトジャーニー) 480
0000.12.14 中山 朝日杯FS GI 芝1600m(良) 16 8 15 002.00(1人) 02着 R1:33.7(36.2) -0.0 0O.ペリエ 55 コスモサンビーム 478
2004.03.07 中山 弥生賞 GII 芝2000m(良) 10 8 9 004.90(3人) 02着 R2:00.7(35.0) -0.2 0福永祐一 56 コスモバルク 486
0000.04.18 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 4 8 016.80(6人) 03着 R1:59.1(34.9) -0.5 0福永祐一 57 ダイワメジャー 476
0000.05.09 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 3 6 005.00(3人) 03着 R1:33.6(35.4) -1.1 0福永祐一 57 キングカメハメハ 472
0000.06.06 東京 安田記念 GI 芝1600m(稍) 18 5 10 014.90(8人) 11着 R1:33.4(35.4) -0.8 0福永祐一 54 ツルマルボーイ 466
0000.10.30 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 18 8 18 004.80(1人) 03着 R1:21.9(35.6) -0.0 0福永祐一 55 タマモホットプレイ 480
0000.11.21 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 16 6 11 019.90(7人) 07着 R1:33.9(35.4) -0.9 0福永祐一 56 デュランダル 486
0000.12.19 中京 CBC賞 GII 芝1200m(良) 16 8 15 003.80(1人) 04着 R1:08.3(33.9) -0.1 0中館英二 56 プレシャスカフェ 492
2005.01.09 中山 ガーネットS GIII ダ1200m(良) 16 7 14 003.80(3人) 01着 R1:10.2(36.9) -0.5 0福永祐一 56 (エンゲルグレーセ) 494
0000.01.29 東京 根岸S GIII ダ1400m(良) 16 4 8 001.80(1人) 01着 R1:23.0(35.7) -1.1 0福永祐一 56 (ハードクリスタル) 496
0000.02.20 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(不) 15 8 14 002.00(1人) 01着 R1:34.7(36.9) -0.2 0福永祐一 57 (シーキングザダイヤ) 492
0000.03.27 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(良) 18 4 7 003.20(2人) 16着 R1:09.5(35.9) -1.1 0福永祐一 57 アドマイヤマックス 494
0000.05.05 船橋 かしわ記念 GI ダ1600m(良) 10 7 8 00 - 00(1人) 05着 R1:38.6(38.2) -0.7 0福永祐一 57 ストロングブラッド 484
0000.11.03 名古屋 JBCスプリント GI ダ1400m(良) 12 4 4 00 - 00(2人) 04着 R1:26.5(38.7) -1.2 0福永祐一 57 ブルーコンコルド 493
0000.12.28 園田 兵庫ゴールドT GIII ダ1400m(良) 11 4 4 00 - 00(2人) 02着 R1:27.3 -0.3 0横山典弘 59 ニホンピロサート 506
2006.01.29 東京 根岸S GIII ダ1400m(良) 16 3 5 004.10(2人) 07着 R1:24.3(37.3) -0.6 0福永祐一 59 リミットレスビッド 500
0000.02.19 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(良) 16 5 10 023.00(9人) 15着 R1:38.8(41.4) -3.9 0福永祐一 57 カネヒキリ 496
0000.05.03 名古屋 かきつばた記念 GIII ダ1400m(良) 11 1 1 002.20(2人) 04着 R1:27.5(37.1) -0.3 0福永祐一 59 ロッキーアピール 498
0000.06.04 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 3 5 053.5(13人) 14着 R1:34.2(37.1) -1.6 0福永祐一 58 ブリッシュラック 490
0000.08.15 佐賀 サマーチャンピオン GIII ダ1400m(良) 11 8 11 003.20(2人) 02着 R1:26.1 -0.0 0福永祐一 59 メイショウバトラー 483
0000.09.10 中京 セントウルS GII 芝1200m(稍) 18 2 4 011.40(5人) 07着 R1:09.5(35.4) -0.9 0福永祐一 58 シーイズトウショウ 490
0000.10.01 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 16 2 4 020.6(10人) 02着 R1:08.5(35.3) -0.4 0福永祐一 57 テイクオーバーターゲット 488
0000.10.28 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 18 7 14 008.60(5人) 09着 R1:20.8(34.8) -0.5 0福永祐一 58 プリサイスマシーン 500
0000.12.10 沙田 香港スプリント GI 芝1200m(良) 14 - 14 00 - 00(-人) 競走中止 0福永祐一 57 Absolute Champion 計不
2007.09.10 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(不) 16 7 13 032.9(11人) 15着 R1:11.9(47.3) -2.5 0福永祐一 57 アストンマーチャン 482

種牡馬時代

シンジケートが組まれ2008年よりイーストスタッド種牡馬入りし、初年度は122頭に種付けを行った。

2009年2月3日辻牧場でベイダーとのあいだに誕生した鹿毛の牝馬が最初の産駒となった。

2022年の種付けシーズンをもって種牡馬を引退。種牡馬引退後はひだか・ホース・フレンズで余生を送る[4]

グレード制重賞優勝馬

 *は地方重賞

地方重賞優勝馬

血統表

メイショウボーラー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ヘイロー系
[§ 2]

*タイキシャトル
1994 栗毛
父の父
Devil's Bag
1981 鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Ballade Herbager
Miss Swapsco
父の母
*ウェルシュマフィン
1987 鹿毛
Caerleon Nijinsky
Foreseer
Muffitys Thatch
Contrail

*ナイスレイズ
Nice Raise
1994 黒鹿毛
Storm Cat
1983 黒鹿毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
母の母
Nice Tradition
1979
Search Tradition Nashua
Searching
Nice Dancing Kazan
Nice
母系(F-No.) (FN:10) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer M4×S5=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [20]
  2. ^ [21]
  3. ^ [20]
  4. ^ [20][21]

主な近親

出典

  1. ^ a b c d メイショウボーラー”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年3月13日閲覧。
  2. ^ メイショウボーラー引退、種牡馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年4月16日閲覧。
  3. ^ メイショウボーラー”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2021年5月31日閲覧。
  4. ^ メイショウボーラーが種牡馬引退競走馬のふるさと案内所、2022年12月23日閲覧
  5. ^ マキオボーラー”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  6. ^ ラインミーティア”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  7. ^ ニシケンモノノフ”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  8. ^ ニシケンモノノフが激戦制しGI初制覇!/JBCスプリント”. netkeiba. netkeiba. 2017年11月3日閲覧。
  9. ^ エキマエ”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  10. ^ ウルトラキング”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  11. ^ サエッターレ”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  12. ^ シムーン”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  13. ^ ドラゴンゲート”. JBISサーチ. 2020年10月24日閲覧。
  14. ^ ツーエムマイスター”. JBISサーチ. 2020年10月24日閲覧。
  15. ^ ダンツブルース”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  16. ^ トモジャクール”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  17. ^ ブレシアイル”. JBISサーチ. 2017年10月23日閲覧。
  18. ^ アンズビジン”. JBISサーチ. 2020年10月24日閲覧。
  19. ^ フジラプンツェル|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年8月16日閲覧。
  20. ^ a b c 血統情報:5代血統表|メイショウボーラー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年10月26日閲覧。
  21. ^ a b メイショウボーラーの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba. 株式会社ネットドリーマーズ. 2016年10月26日閲覧。

外部リンク