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兵庫ゴールドトロフィー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
兵庫ゴールドトロフィー
第21回兵庫ゴールドトロフィー
主催者 兵庫県競馬組合
競馬場 園田競馬場
第1回施行日 2001年12月27日
2023年の情報
距離 ダート1400m
格付け JpnIII / 国際LR
賞金 1着賞金3000万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上(指定交流)
出走資格も参照
負担重量 ハンデキャップ
出典 [1]
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兵庫ゴールドトロフィー(ひょうごゴールドトロフィー)は、兵庫県競馬組合が毎年12月下旬に園田競馬場ダート1400mで施行するダートグレード競走JpnIII)である。正式名称は「農林水産大臣賞典 兵庫ゴールドトロフィー」。

概要

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2001年に兵庫県競馬3番目の統一重賞競走として創設され、年末のスプリントのダートグレード競走として定着している[2]。かつてはJBCスプリント後に行われる短距離重賞の一つに過ぎないレースであったが、同時期に開催されていた全日本サラブレッドカップとちぎマロニエカップの廃止後は地方競馬場で開催される数少ない翌年のフェブラリーステークスに繋がるレースとなっている。

2016年は農林水産大臣賞がつかず、「兵庫ゴールドトロフィー」の名称で行われた。

創設以来、優勝はJRA所属馬のみで占められているが、地方所属馬も3着以内に食い込むことが比較的多い競走である。地元兵庫県所属馬に限ると2007年までは3着以内に絡む事が出来ないでいたが、2008年アルドラゴンが元中央馬とはいえ兵庫県所属馬としては初めて2着に入った。2011年2012年には生え抜きの兵庫ダービーオオエライジンが、2021年には楠賞イグナイターが3着に入っている[3][4]。2019年にはイルティモーネ(西脇)が2着、サクラレグナム(高知)が3着と人気薄の地方馬が2頭も馬券に絡んでいる[5]。ただし、12月上旬に開催される地元馬限定戦の園田金盃が1着賞金3000万円で同額となっており、中距離をこなせる地元馬の出走は決して多くない。

条件・賞金(2023年)

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出走条件
サラブレッド系3歳以上
  • 出走枠は、JRA所属馬4頭、兵庫県競馬所属馬4頭、地方他地区所属馬4頭。
  • 楠賞の優勝馬に優先出走権がある[6]
負担重量
ハンデキャップ
賞金等
本賞金は1着3000万円、2着1200万円、3着750万円、4着450万円、5着300万円[7]、着外馬参加報償金は20万円[8]
副賞
農林水産大臣賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、(一社)日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、関西スポーツ5社賞、(一社)兵庫県馬主協会会長賞、兵庫県競馬組合管理者賞[7]

過去の賞金額

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回数 総額賞金
(万円)
1着賞金
(万円)
2着賞金
(万円)
3着賞金
(万円)
4着賞金
(万円)
5着賞金
(万円)
第1回(2001年) 5,100 3,000 1,050 540 300 210
第2回(2002年)
第3回(2003年)
第4回(2004年)
第5回(2005年)
第6回(2006年)
第7回(2007年)
第8回(2008年)
第9回(2009年) 4,760 2,800 896 504 336 224
第10回(2010年) 3,910 2,300 736 414 276 184
第11回(2011年) 3,150 2,100 525 252 168 105
第12回(2012年)
第13回(2013年)
第14回(2014年)
第15回(2015年)
第16回(2016年) 504 126
第17回(2017年)
第18回(2018年) 3,360 588 294 210 168
第19回(2019年) 4,000 2,500 700 350 250 200
第20回(2020年)
第21回(2021年) 5,700 3,000 1,200 750 450 300
第22回(2022年)

歴史

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歴代優勝馬

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全て園田競馬場ダート1400mで施行。所属は2023年現在全てJRA勢が勝利している。

回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2001年12月27日 ゲイリーイグリット 牝6 1:27.0 松永幹夫 増本豊 (株)東京サラブレッドビューロー
第2回 2002年12月28日 ノボトゥルー 牡6 1:26.8 武豊 森秀行 (有)池ばた
第3回 2003年12月24日 スターリングローズ 牡6 1:26.9 福永祐一 北橋修二 (株)協栄
第4回 2004年12月28日 シーキングザダイヤ 牡3 1:27.3 武豊 森秀行 青山洋一
第5回 2005年12月28日 ニホンピロサート 牡7 1:27.6 安藤勝己 目野哲也 小林百太郎
第6回 2006年12月28日 リミットレスビッド 牡7 1:27.2 岩田康誠 加用正 (有)社台レースホース
第7回 2007年12月26日 リミットレスビッド 牡8 1:26.3 岩田康誠 加用正 (有)社台レースホース
第8回 2008年12月25日 スマートファルコン 牡3 1:26.5 岩田康誠 小崎憲 大川徹
第9回 2009年12月24日 トーセンブライト 牡8 1:27.6 安藤勝己 加藤征弘 島川隆哉
第10回 2010年12月28日 トーセンブライト 牡9 1:26.9 安藤勝己 加藤征弘 島川隆哉
第11回 2011年12月28日 スーニ 牡5 1:27.3 川田将雅 吉田直弘 吉田和美
第12回 2012年12月26日 ティアップワイルド 牡6 1:26.4 石橋脩 西浦勝一 田中昇
第13回 2013年12月28日 ドリームバレンチノ 牡6 1:25.5 岩田康誠 加用正 セゾンレースホース(株)
第14回 2014年12月24日 メイショウコロンボ 牡5 1:25.7 武幸四郎 角田晃一 松本好雄
第15回 2015年12月24日 レーザーバレット 牡7 1:26.0 戸崎圭太 萩原清 前田葉子
第16回 2016年12月28日 ニシケンモノノフ 牡5 1:25.8 横山典弘 庄野靖志 西森鶴
第17回 2017年12月27日 グレイスフルリープ 牡7 1:28.4 武豊 橋口慎介 前田晋二
第18回 2018年12月27日 ウインムート 牡5 1:26.7 和田竜二 加用正 (株)ウイン
第19回 2019年12月27日 デュープロセス 牡3 1:27.4 北村友一 安田隆行 ゴドルフィン
第20回 2020年12月23日 サクセスエナジー 牡6 1:28.0 松山弘平 北出成人 高嶋哲
第21回 2021年12月22日 テイエムサウスダン 牡4 1:27.0 岩田康誠 飯田雄三 竹園正繼
第22回 2022年12月21日 ラプタス 騸6 1:27.3 幸英明 松永昌博 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
第23回 2023年12月20日 サンライズホーク 騸4 1:28.8 M.デムーロ 牧浦充徳 (株)ライフハウス

各回競走結果の出典

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出典・脚注

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  1. ^ 【更新】第23回 兵庫ゴールドトロフィー競走出走予定馬及びハンデ発表”. 園田・姫路競馬場 (2023年12月15日). 2023年12月18日閲覧。
  2. ^ 【レースハイライト】第8回兵庫ゴールドトロフィーJpnIII」『web Furlong』、地方競馬全国協会2015年12月8日閲覧 
  3. ^ 【レースハイライト】第11回 兵庫ゴールドトロフィーJpnⅢ」『web Furlong 2011』、地方競馬全国協会2015年12月8日閲覧 
  4. ^ 【レースハイライト】第12回 兵庫ゴールドトロフィーJpnⅢ」『web Furlong 2012』、地方競馬全国協会2015年12月8日閲覧 
  5. ^ 浅野靖典 【レースハイライト】第19回 兵庫ゴールドトロフィーJpnⅢ web Furlong 2019、2019年12月27日、2020年5月24日閲覧
  6. ^ 園田競馬・姫路競馬番組要綱 兵庫県競馬組合、2023年4月1日、2023年12月18日閲覧
  7. ^ a b 園田競馬出走馬一覧表 令和5年度第21回園田競馬第2日12月20日(水)” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2023年12月18日閲覧。
  8. ^ 園田競馬・姫路競馬報償金交付要綱” (PDF). 園田・姫路競馬場. 2023年12月18日閲覧。
  9. ^ ダートグレード競走”. 地方競馬情報サイト. 地方競馬全国協会. 2008年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月8日閲覧。

外部リンク

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