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'''{{By|2022年}}'''は開幕一軍入りを果たし、中継ぎで7試合連続で無失点に抑える好スタートを切ったが、徐々に打たれるケースが目立つようになり、5月中旬に一軍登録抹消となった。8月中旬に一軍に再昇格したが、1ヶ月で再び抹消となるなど不本意なシーズンとなった。 |
'''{{By|2022年}}'''は開幕一軍入りを果たし、中継ぎで7試合連続で無失点に抑える好スタートを切ったが、徐々に打たれるケースが目立つようになり、5月中旬に一軍登録抹消となった。8月中旬に一軍に再昇格したが、1ヶ月で再び抹消となるなど不本意なシーズンとなった。 |
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'''{{By|2023年}}'''は開幕から一軍起用され、[[矢崎拓也]]との勝利の方程式を確立。[[栗林良吏]]の故障というチームのピンチを救い、8回を任されるとともに、5月28日のヤクルト戦ではプロ初セーブもマーク、また18試合連続無失点も達成。四球が多かった過去数年の欠点が大幅に改善された。結果として、球団史上初の[[最優秀中継ぎ投手]]タイトルを獲得した<ref>{{Cite web|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/284234|title=【広島】島内颯太郎が最優秀中継ぎ投手賞 自身初、球団初タイトル「来年も取れるように」|date=2023-11-28|accessdate=2023-12- |
'''{{By|2023年}}'''は開幕から一軍起用され、[[矢崎拓也]]との勝利の方程式を確立。[[栗林良吏]]の故障というチームのピンチを救い、8回を任されるとともに、5月28日のヤクルト戦ではプロ初セーブもマーク、また18試合連続無失点も達成。四球が多かった過去数年の欠点が大幅に改善された。結果として、球団史上初の[[最優秀中継ぎ投手]]タイトルを獲得した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/284234|title=【広島】島内颯太郎が最優秀中継ぎ投手賞 自身初、球団初タイトル「来年も取れるように」|date=2023-11-28|accessdate=2023-12-09|publisher=東スポWEB}}</ref>。リリーフタイトルとしても、1991年の[[大野豊 (野球)|大野豊]]([[最多セーブ投手 (日本プロ野球)|最優秀救援投手]])以来32年ぶりとなった。 |
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'''{{By|2024年}}'''は3月29日の開幕戦・対[[横浜DeNAベイスターズ]]戦で先発[[九里亜蓮]]の降板後、同点の8回に2番手で登板するも、一死満塁のピンチを招き、[[大和 (野球)|大和]]に適時打を打たれ勝ち越され、これが決勝点となり敗戦投手となった<ref>{{Cite web ja |url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1088400 |title=広島カープ 今季 初勝利つかむ アドゥワ誠の熱投 開幕3連戦振り返り “初の開幕投手” 九里亜蓮 いきなり猛打賞の小園海斗 |date=2024-04-01 |accessdate=2024-07-08|website=TBS NEWS DIG}</ref>}。4月11日の対[[阪神タイガース]]戦では0-0の8回に2番手で起用され、1回を無失点に抑え、その裏にチームが先制したため、同年初勝利を挙げた<ref>{{Cite web ja |url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1111389 |title=広島カープ 虎の子の1点死守 美技好捕 連発 甲子園で2年ぶり勝ち越し 3年目・田村俊介が初ヒーローに |date=2024-04-12 |accessdate=2024-07-08 |website=TBS NEWS DIG}}</ref>。 |
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== プレースタイル・人物 == |
== プレースタイル・人物 == |
2024年7月8日 (月) 12:23時点における版
広島東洋カープ #43 | |
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2019年3月12日 マツダスタジアム | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県福津市 |
生年月日 | 1996年10月14日(28歳) |
身長 体重 |
180 cm 81 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2018年 ドラフト2位 |
初出場 | 2019年3月30日 |
年俸 | 7000万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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島内 颯太郎(しまうち そうたろう、1996年10月14日 - )は、福岡県福津市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。広島東洋カープ所属。
経歴
プロ入り前
福津市立福間小学校3年時に投手兼遊撃手で野球を始め、福津市立福間中学校では軟式野球部に入部[2]。福岡県立光陵高等学校進学後は1年秋から背番号11でベンチ入りし、2年の夏からはエースとなった[2]。3年夏は福岡大会3回戦で敗退[2]。
九州共立大学進学後は2年春にリーグ戦デビューをするものの、同秋は右肘の離断性骨軟骨炎により出場なし[2]。 肘の痛みが癒えた3年春には球速が7km/hアップし、秋のリーグ戦にはチームを優勝に導き自身も防御率1位、MVPに輝く活躍も見せ[3]12月の大学日本代表候補強化合宿に招集されるが[2]、4年春はリーグで4勝を挙げるも制球を意識するあまりフォームを崩して不調に陥った[4]。その後、夏にフォームを見直してオープン戦では自己最速の152キロを記録し、秋のリーグ戦ではエースとして活躍[4]。2018年10月27日に行われた九州大学野球選手権大会決勝戦において、東京ヤクルトスワローズに入団した久保拓眞との継投リレーで日本文理大学に勝利し、明治神宮野球大会の出場を果たす[5]。明治神宮野球大会では、2回戦で島内が伊藤裕季也から2点本塁打を打たれ、立正大学に0対2で敗れた[6]。
ドラフト3位以上でプロ入り、それ以下なら社会人野球という意志を自身が表明するなか[4]、2018年10月25日のドラフト会議で広島東洋カープから2位で指名を受ける[7]。同年11月16日広島との仮契約交渉に臨み契約金7000万円、年俸1000万円(金額はともに推定)で仮契約した[8]。背番号は43。
広島時代
2019年は、25試合に登板し、防御率4.40を記録。オフに、200万増となる推定年俸1200万円で契約を更改した[9]
2020年は、38試合に登板し、1勝0敗4ホールド、防御率4.54を記録。オフに、400万増となる推定年俸1600万円で契約を更改した[10]。
2021年は4月に二軍降格するも、復帰後は塹江敦哉、ロベルト・コルニエルに代わりセットアッパーとして活躍。51試合に登板し0勝2敗15ホールド、防御率3.12を記録した。特に9月は13試合に登板し防御率0.82と活躍した。[11]
2022年は開幕一軍入りを果たし、中継ぎで7試合連続で無失点に抑える好スタートを切ったが、徐々に打たれるケースが目立つようになり、5月中旬に一軍登録抹消となった。8月中旬に一軍に再昇格したが、1ヶ月で再び抹消となるなど不本意なシーズンとなった。
2023年は開幕から一軍起用され、矢崎拓也との勝利の方程式を確立。栗林良吏の故障というチームのピンチを救い、8回を任されるとともに、5月28日のヤクルト戦ではプロ初セーブもマーク、また18試合連続無失点も達成。四球が多かった過去数年の欠点が大幅に改善された。結果として、球団史上初の最優秀中継ぎ投手タイトルを獲得した[12]。リリーフタイトルとしても、1991年の大野豊(最優秀救援投手)以来32年ぶりとなった。
2024年は3月29日の開幕戦・対横浜DeNAベイスターズ戦で先発九里亜蓮の降板後、同点の8回に2番手で登板するも、一死満塁のピンチを招き、大和に適時打を打たれ勝ち越され、これが決勝点となり敗戦投手となった[13]}。4月11日の対阪神タイガース戦では0-0の8回に2番手で起用され、1回を無失点に抑え、その裏にチームが先制したため、同年初勝利を挙げた[14]。
プレースタイル・人物
ストレートの最速は157km/h[15][注 1]。直球主体のピッチングでフォーク、チェンジアップを交え空振りを奪うのが持ち味[2]。
手本にするのは大学の先輩で同じく広島の大瀬良大地。「大瀬良さんを目標というにはあまりにも遠すぎて・・・」と謙遜するものの、九共大上原忠監督から「大瀬良は練習が終わった後に一人で走っていた」と聞くと「プロに行くためには、自分もやらなくてはいけないと思った」と2月から練習日には欠かさずポール間を走り始めた[4]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 広島 | 25 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 127 | 28.2 | 19 | 1 | 19 | 1 | 2 | 33 | 1 | 0 | 15 | 14 | 4.40 | 1.33 |
2020 | 38 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 1.000 | 166 | 37.2 | 29 | 1 | 28 | 2 | 1 | 48 | 1 | 0 | 23 | 19 | 4.54 | 1.51 | |
2021 | 51 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 15 | .000 | 205 | 49.0 | 44 | 4 | 14 | 0 | 0 | 51 | 2 | 0 | 20 | 17 | 3.12 | 1.18 | |
2022 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 7 | .000 | 91 | 19.0 | 21 | 2 | 11 | 1 | 1 | 20 | 2 | 0 | 13 | 8 | 3.79 | 1.68 | |
2023 | 62 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 2 | 39 | .500 | 235 | 58.1 | 50 | 3 | 17 | 0 | 0 | 64 | 4 | 1 | 17 | 15 | 2.31 | 1.15 | |
通算:5年 | 198 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 2 | 65 | .333 | 824 | 192.2 | 163 | 11 | 89 | 4 | 4 | 216 | 10 | 1 | 88 | 73 | 3.41 | 1.31 |
- 2023年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2019 | 広島 | 25 | 3 | 3 | 0 | 0 | 1.000 |
2020 | 38 | 0 | 4 | 1 | 2 | .800 | |
2021 | 51 | 1 | 7 | 0 | 0 | 1.000 | |
2022 | 22 | 0 | 6 | 0 | 0 | 1.000 | |
2023 | 62 | 1 | 6 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 198 | 5 | 26 | 1 | 2 | .969 |
- 2023年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
タイトル
- 最優秀中継ぎ投手:1回(2023年)
記録
- 初記録
- 投手記録
- 初登板:2019年3月30日、対読売ジャイアンツ2回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、9回表に5番手で救援登板・完了、1回1失点
- 初奪三振:同上、9回表に陽岱鋼から空振り三振
- 初ホールド:2020年8月19日、対横浜DeNAベイスターズ10回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、7回表に2番手で救援登板、1回無失点
- 初勝利:2020年10月31日、対中日ドラゴンズ24回戦(ナゴヤドーム)、7回裏一死に3番手で救援登板、2/3回無失点[17]
- 初セーブ:2023年5月28日、対東京ヤクルトスワローズ9回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、9回表に3番手で救援登板・完了、1回無失点[18]
- 打撃記録
- 初打席:2019年6月21日、対オリックス・バファローズ1回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、5回裏に山岡泰輔から投前犠打
背番号
- 43(2019年 - )
脚注
注釈
出典
- ^ “広島 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年12月14日閲覧。
- ^ a b c d e f “島内 颯太郎”. 週刊ベースボールONLINE. 2021年9月25日閲覧。
- ^ “第46回秋季リーグ表彰選手 - 福岡6大学野球連盟”. 2021年12月2日閲覧。
- ^ a b c d “ドラフト待つ“大瀬良の後輩”152キロ右腕 九共大・島内、今秋に評価再上昇”. 西日本スポーツ (2018年10月13日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “九州共立大V2、島内→久保のドラ指名リレーで神宮”. 日刊スポーツ (2018年10月27日). 2019年4月17日閲覧。
- ^ “近大が筑波大を下し2回戦進出/明治神宮大会詳細”. 日刊スポーツ (2018年11月10日). 2019年4月17日閲覧。
- ^ “2018ドラフト会議、12球団指名選手一覧”. ベースボールチャンネル (2018年10月25日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “広島2位島内「大瀬良投手みたいに」最多勝に挑戦”. 日刊スポーツ (2018年11月16日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “広島東洋カープ【2019-2020】”. BASEBALL KING (2019年11月24日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “広島島内400万増でサイン「もっと上を目指す」”. 日刊スポーツ (2020年12月1日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ https://www.hiroshima-athlete.com/articles/-/2788
- ^ 「【広島】島内颯太郎が最優秀中継ぎ投手賞 自身初、球団初タイトル「来年も取れるように」」東スポWEB、2023年11月28日。2023年12月9日閲覧。
- ^ {{Cite web ja |url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1088400 |title=広島カープ 今季 初勝利つかむ アドゥワ誠の熱投 開幕3連戦振り返り “初の開幕投手” 九里亜蓮 いきなり猛打賞の小園海斗 |date=2024-04-01 |accessdate=2024-07-08|website=TBS NEWS DIG}
- ^ 「広島カープ 虎の子の1点死守 美技好捕 連発 甲子園で2年ぶり勝ち越し 3年目・田村俊介が初ヒーローに」『TBS NEWS DIG』2024年4月12日。2024年7月8日閲覧。
- ^ “広島島内プロ初ホールド 中崎の言葉胸に155キロ”. 日刊スポーツ. (2020年8月19日) 2021年10月2日閲覧。
- ^ “球速「164」球界4位!? 広島島内颯太郎に佐々岡監督「本当かな?」”. 日刊スポーツ (2021年9月24日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “広島・長野が通算150号 史上176人目 今季最多タイ4連勝に貢献 島内は5球で待望プロ初勝利”. スポーツニッポン (2020年10月31日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “広島、3連勝&貯金2で交流戦へ 好投のアンダーソン3勝目、島内プロ初セーブ”. ベースボールキング (2023年5月28日). 2023年5月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 島内颯太郎 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 43 島内 颯太郎 - 広島東洋カープ公式サイト
- 島内颯太郎 (@shimauchi8246) - Instagram