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「エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北」の版間の差分

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|国籍 = {{JPN}}
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|郵便番号=980-8515
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|決算期 = [[3月31日]]
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|特記事項 = [[2008年]][[7月1日]]、親会社の株式会社[[NTTドコモ]]に併合され解散した。
|特記事項 = [[2008年]][[7月1日]]、親会社の株式会社[[NTTドコモ]]に併合され解散した。
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==沿革==
==沿革==
*[[1973年]] - '''東北通信サービス株式会社'''設立
*[[1973年]]
** '''東北通信サービス株式会社'''設立
*[[1973年]] - [[無線呼び出し|ポケットベル]]サービス開始
** [[無線呼び出し|ポケットベル]]サービス開始
*[[1983年]] - [[自動車電話]]サービス開始
*[[1983年]] - [[自動車電話]]サービス開始
*[[1988年]] - '''エヌ・ティ・ティ東北移動通信株式会社'''に改称
*[[1988年]] - '''エヌ・ティ・ティ東北移動通信株式会社'''に改称
*[[1991年]] - '''エヌ・ティ・ティ移動通信企画東北株式会社'''成立
*[[1991年]] - '''エヌ・ティ・ティ移動通信企画東北株式会社'''成立
*[[1993年]]
*[[1993年]] - エヌ・ティ・ティ移動通信企画東北が'''エヌ・ティ・ティ東北移動通信網株式会社'''に改称
*[[1993年]] - エヌ・ティ・ティ東北移動通信エヌ・ティ・ティ移動通信企画東北が合併
** エヌ・ティ・ティ移動通信企画東北が'''エヌ・ティ・ティ東北移動通信網株式会社'''に改称
** エヌ・ティ・ティ東北移動通信エヌ・ティ・ティ移動通信企画東北が合併
*[[1998年]] - [[NTTパーソナル|エヌ・ティ・ティ東北パーソナル通信網]]より[[PHS]]事業を譲り受ける
*[[1998年]] - [[NTTパーソナル|エヌ・ティ・ティ東北パーソナル通信網]]より[[PHS]]事業を譲り受ける
*[[2000年]] - '''株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北'''に改称
*[[2000年]] - '''株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北'''に改称
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*[[2005年]][[5月]] - PHS新規加入受付を停止
*[[2005年]][[5月]] - PHS新規加入受付を停止
*[[2007年]][[3月31日]] - ポケットベル事業から撤退
*[[2007年]][[3月31日]] - ポケットベル事業から撤退
*[[2008年]][[1月7日]] - PHS事業から撤退
*[[2008年]]
** [[1月7日]] - PHS事業から撤退
*[[2008年]][[7月1日]] - 親会社の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(ドコモ中央)に併合され解散。この会社の本社は親会社の東北支社となった。
** [[7月1日]] - 親会社の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(ドコモ中央)に併合され解散。この会社の本社は親会社の東北支社となった。


== 本社・支店等所在地 ==
== 本社・支店等所在地 ==
[[画像:DoCoMobuilding-tohoku.JPG|right|thumb|200px|本社ビル([[ドコモ東北ビル]])]]
[[画像:DoCoMobuilding-tohoku.JPG|right|thumb|200px|本社ビル([[ドコモ東北ビル]])]]
[[File:Docomo sendai building.JPG|right|thumb|200px|ドコモ東北仙台ビル]]
;宮城県
;宮城県
*宮城支店(本社) : [[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]][[上杉]]1丁目1番2号 [[ドコモ東北ビル]]
*宮城支店(本社) : [[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]][[上杉 (仙台市)|上杉]]1丁目1番2号 [[ドコモ東北ビル]]
*:宮城支店は会社解散とともに消滅。ドコモ東北支社に統合された。
*:宮城支店は会社解散とともに消滅。ドコモ東北支社に統合された。


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;秋田県
;秋田県
*秋田支店 : [[秋田県]][[秋田市]][[大町 (秋田市)|大町]]4丁目2番39号 ドコモ東北秋田ビル
*秋田支店 : [[秋田県]][[秋田市]]大町4丁目2番39号 ドコモ東北秋田ビル


;山形県
;山形県
*山形支店 : [[山形県]][[山形市]][[幸町]]18番9号 ドコモ東北山形ビル
*山形支店 : [[山形県]][[山形市]][[幸町 (山形市)|幸町]]18番9号 ドコモ東北山形ビル


;福島県
;福島県
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*郡山営業所 : 福島県[[郡山市]]駅前1丁目15番6号 明治安田生命郡山ビル5F
*郡山営業所 : 福島県[[郡山市]]駅前1丁目15番6号 明治安田生命郡山ビル5F


自社ビルとしてはほかに、ドコモ東北仙台ビル([[宮城野区]][[榴岡]])・ドコモ東北泉ビル([[泉区 (仙台市)|泉区]]市名坂)が別途存在し、主として、保守関連と交換機収容の拠点となっていた。個人向けの設備としては、ドコモ東北仙台ビルには、故障等のサポート拠点である「仙台サービスセンター」(運営は、[[ドコモエンジニアリング東北]]が担当)が設置され、ドコモ東北泉ビルには子会社の[[ドコモサービス東北]]が運営するドコモショップ泉店が存在する。
自社ビルとしてはほかに、ドコモ東北仙台ビル([[宮城野区]][[榴岡]])・ドコモ東北泉ビル([[泉区 (仙台市)|泉区]]市名坂)が別途存在し、主として、保守関連と交換機収容の拠点となっていた(これは、他の県庁所在地名ビルでも同様)。個人向けの設備としては、ドコモ東北仙台ビルには、故障等のサポート拠点である「仙台サービスセンター」(運営は、[[ドコモエンジニアリング東北]]が担当)が設置され、ドコモ東北泉ビルには子会社の[[ドコモサービス東北]]が運営するドコモショップ泉店が存在する。


また、ドコモ東北仙台ビルには、子会社である[[ドコモエンジニアリング東北]]の本社がかつて存在していた(現在は、ドコモ東北の本社があった[[アーバンネット五橋ビル]]の6F〜10Fに移転)。
また、ドコモ東北仙台ビルには、子会社である[[ドコモエンジニアリング東北]]の本社がかつて存在していた(現在は、ドコモ東北の本社があったアーバンネット五橋ビルの6F〜10Fに移転)。


==クイックキャスト([[無線呼び出し|ポケットベル]])に割当たる番号==
==クイックキャスト([[無線呼び出し|ポケットベル]])に割当たる番号==
各県の中の1つのMAのみに[[無線呼び出し|クイックキャスト]]の番号が割り当てられ、たとえば、[[秋田県]]で契約した場合は、秋田MA([[ゼロニード]]以外)の電話番号が割り振られた。他は、以下参照。
各県の中の1つのMAのみに[[無線呼び出し|クイックキャスト]]の番号が割り当てられ、たとえば、[[秋田県]]で契約した場合は、秋田MA(ゼロニード以外)の電話番号が割り振られた。他は、以下参照。


*青森県…青森MA(ゼロニードは、020-401)
*青森県…青森MA(ゼロニードは、020-401)
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*契約数([[2008年]][[5月]]末時点)
*契約数([[2008年]][[5月]]末時点)
**携帯電話契約数 - 3,578,600契約(新潟県を含まない東北地方のシェア 54.9%)
**携帯電話契約数 - 3,578,600契約(新潟県を含まない東北地方のシェア 54.9%)
***同時期の東北地方(両社とも新潟県を含む)のシェアは、[[Au (携帯電話)|au]]が29.0%、[[ソフトバンクモバイル]]16.1%。
***同時期の東北地方(両社とも新潟県を含む)のシェアは、[[Au (携帯電話)|au]]([[KDDI]])が29.0%、[[ソフトバンクモバイル]]16.1%。


== オリジナルCMシリーズ ==
== オリジナルCMシリーズ ==
2001年「iエリア 解決デート」編から[[宮崎あおい]]が同社のCMに出演していたが、2002年からは宮崎あおい演じる「澤田菜穂子」(さわだなほこ)とその家族によるドラマ仕立てのCMが始まった<ref>[http://www.docomo-tohoku.co.jp/pc/corporate/ad/index.html ドコモの最新CM](宮崎あおい版は、「利用シーン」として最新のもの1本のみ、かつ、テレビ放送期間中のみ掲載)</ref>
2001年「iエリア 解決デート」編から[[宮崎あおい]]が同社のCMに出演していたが、2002年からは宮崎あおい演じる「澤田菜穂子」(さわだなほこ)とその家族によるドラマ仕立てのCMが始まった<ref>[http://www.docomo-tohoku.co.jp/pc/corporate/ad/index.html ドコモの最新CM](宮崎あおい版は、「利用シーン」として最新のもの1本のみ、かつ、テレビ放送期間中のみ掲載)</ref>。2002年から2004年の「娘の決意」篇までは、[[東京]]に住む高校生の役で、[[東北地方|東北]]各地に住む親戚や東北各地を旅行する家族とiショットやテレビ電話などで東京の宮崎あおいとやり取りしていた。その後、「娘の決意」篇で[[會津壹番館|野口英世青春館]]に宮崎あおい自身が赴き、[[医者]]になる決意をする。2004年に[[仙台市|仙台]]の医大(当時、仙台所在の医大は[[東北大学]][[医学部]]のみ。[[2016年]]以降は[[東北医科薬科大学]]医学部も存在)に合格し、それ以降は医学生という設定で、東北各地の人々と触れ合いながら、各地を旅して歩くことをテーマとしている。
。2002年から2004年の「娘の決意」篇までは、[[東京]]に住む高校生の役で、[[東北地方|東北]]各地に住む親戚や東北各地を旅行する家族とiショットやテレビ電話などで東京の宮崎あおいとやり取りしていた。その後、「娘の決意」篇で[[野口英世]]青春館に宮崎あおい自身が赴き、[[医者]]になる決意をする。2004年に[[仙台]]の医大(現実に仙台にある[[医学部]]は[[東北大学]]のみ)に合格し、それ以降は医学生という設定で、東北各地の人々と触れ合いながら、各地を旅して歩くことをテーマとしている。


===過去の放送作品===
===過去の放送作品===
107行目: 109行目:
*「ゴルフ」篇(iアプリパワーアップ。504iシリーズ)
*「ゴルフ」篇(iアプリパワーアップ。504iシリーズ)
*「おやつのカロリー」篇(サクサクiモード。504iシリーズ)
*「おやつのカロリー」篇(サクサクiモード。504iシリーズ)
*「相手求む」篇(iショット対応251iシリーズ)
*「対戦相手求む」篇(iショット対応251iシリーズ)(挿入歌:[[ナオト・インティライミ]]
*「困ったヘアメイクさん」篇(「対戦相手求む」篇と同じ挿入歌)
*「困ったヘアメイクさん」篇(挿入歌:ナオト・インティライミ
*「見えない想い」篇([[山形県]][[飯豊町]]):祖父役の[[大泉逸郎]]が、山形の写真をiショットを東京・[[六本木ヒルズ]]前にいる宮崎あおいに送る。
*「見えない想い」篇([[山形県]][[飯豊町]]):祖父役の[[大泉逸郎]]が、山形の写真をiショットを東京・[[六本木ヒルズ]]前にいる宮崎あおいに送る。
*「ストーブ列車」篇([[青森県]][[五所川原市]]):兄役の人が、[[津軽鉄道]][[津軽鉄道線]]のストーブ列車に乗る現地の幼い兄妹の写真を東京・[[新宿]]にいる宮崎あおいに送る。
*「ストーブ列車」篇([[青森県]][[五所川原市]]):兄役の人が、[[津軽鉄道]][[津軽鉄道線]]のストーブ列車に乗る現地の幼い兄妹の写真を東京・[[新宿]]にいる宮崎あおいに送る。
;2003年(澤田菜穂子:高校2~3年)
;2003年(澤田菜穂子:高校2~3年)
*「スゴワザ」篇(504iSシリーズ)
*「スゴワザ」篇(504iSシリーズ)
*「同級生」篇([[宮城県]][[登米町]]-現[[登米市]]):祖母役の人が、旧[[登米高等尋常小学校]]校舎で隣りの小学校の児童と一緒にiモーションを撮り、東京の宮崎あおいに送る。
*「同級生」篇([[宮城県]][[登米町]]-現[[登米市]]):祖母役の人が、旧登米高等尋常小学校校舎で隣りの小学校の児童と一緒にiモーションを撮り、東京の宮崎あおいに送る。
*「よく言われる」篇(505iシリーズ)
*「よく言われる」篇(505iシリーズ)
*「レインボー」篇(505iシリーズ)
*「レインボー」篇(505iシリーズ)
133行目: 135行目:
*「智恵子のふるさと」篇(福島県[[二本松市]])
*「智恵子のふるさと」篇(福島県[[二本松市]])
*「世界遺産を目指す町」篇(岩手県[[平泉町]]):友人役は[[東海林愛美]]
*「世界遺産を目指す町」篇(岩手県[[平泉町]]):友人役は[[東海林愛美]]
*「伝統と自分らしさ」篇(宮城県[[大崎市]]・[[鳴子温泉]]):宮崎あおいは[[鳴子町|鳴子]]で[[こけし]]の絵付けに挑戦する。出来たこけしをTVコールで[[仙台市都心部]]の[[定禅寺通り]]にいる友人に見せる。友人役は[[仙台SOSモデルエージェンシー|仙台SOS]]所属の[[佐藤渚]]と[[櫻井あみ]]
*「伝統と自分らしさ」篇(宮城県[[大崎市]]・[[鳴子温泉]]):宮崎あおいは[[鳴子町|鳴子]]で[[こけし]]の絵付けに挑戦する。出来たこけしをTVコールで[[仙台市都心部]]の[[定禅寺通り]]にいる友人に見せる。友人役は[[仙台SOSモデルエージェンシー|仙台SOS]]所属の[[佐藤渚]]と櫻井あみ。


=== このCMシリーズによる寄与 ===
=== このCMシリーズによる寄与 ===
宮崎あおい出演のドコモ東北限定CMは、[[首都圏]]などとの新サービスインの[[時差]]を補正する意味があったが、「[[高度経済成長]]期以降に[[東京]]に移住した東北地方出身者たちと、東北地方に残った祖父母や親戚たち」というこの地方の家族形態の[[ステレオタイプ]]を描いたため、一気にこの地方で浸透した。また、宮崎あおい自身の魅力もさることながら、東北地方を知らずに東京で育った孫(親戚の子)が、東北各地を携帯電話の視覚コミュニケーションツール(iショット、iモーション、テレビ電話)などを通じて無邪気に興味を持ち、結果として東北地方の大学に進学する、という話の流れもこの地方の住民の心をつかんだ。
宮崎あおい出演のドコモ東北限定CMは、[[首都圏 (日本)|首都圏]]などとの新サービスインの[[時差]]を補正する意味があったが、「[[高度経済成長]]期以降に[[東京]]に移住した東北地方出身者たちと、東北地方に残った祖父母や親戚たち」というこの地方の家族形態の[[ステレオタイプ]]を描いたため、一気にこの地方で浸透した。また、宮崎あおい自身の魅力もさることながら、東北地方を知らずに東京で育った孫(親戚の子)が、東北各地を携帯電話の視覚コミュニケーションツール(iショット、iモーション、テレビ電話)などを通じて無邪気に興味を持ち、結果として東北地方の大学に進学する、という話の流れもこの地方の住民の心をつかんだ。


一方で、旅情を誘うこのCMシリーズにより、舞台となった観光地では観光客が増加する現象が見られた<ref>[http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20071007ddlk06040217000c.html 「追跡やまがた:山寺の観光客数増加 テレビCMが要因」]([[毎日新聞]])<br />[[立石寺|山寺]]の観光客数は、92年度をピークに減少傾向だった。2006年10月~12月の間、宮崎あおいが山寺を散策するテレビCMをNTTドコモ東北が東北6県で放映すると、前年同期比で、放映前の同年4~6月は3%減、7~9月が5%増だったのに対し、放映中の10~12月は13%増、放映後の2007年1~3月は11%増と、若者を中心に大幅に客足が伸びた。同様な観光客数の増加は、CMの舞台となった各地で見られる。</ref>。この現象は東北各地の観光関係者において大きな話題となり、[[ロケーション撮影|ロケ]]の様子が[[ローカル局]]の[[ニュース]]や地元新聞にて報道されるほどとなった。ドコモ東北ではこのCMシリーズを収めた非売品の[[DVD]]を作成し自治体等に配布した。
一方で、旅情を誘うこのCMシリーズにより、舞台となった観光地では観光客が増加する現象が見られた<ref>[http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20071007ddlk06040217000c.html 「追跡やまがた:山寺の観光客数増加 テレビCMが要因」]([[毎日新聞]])<br />[[立石寺|山寺]]の観光客数は、92年度をピークに減少傾向だった。2006年10月~12月の間、宮崎あおいが山寺を散策するテレビCMをNTTドコモ東北が東北6県で放映すると、前年同期比で、放映前の同年4~6月は3%減、7~9月が5%増だったのに対し、放映中の10~12月は13%増、放映後の2007年1~3月は11%増と、若者を中心に大幅に客足が伸びた。同様な観光客数の増加は、CMの舞台となった各地で見られる。</ref>。この現象は東北各地の観光関係者において大きな話題となり、[[ロケーション撮影|ロケ]]の様子が[[ローカル局]]の[[ニュース]]や地元新聞にて報道されるほどとなった。ドコモ東北ではこのCMシリーズを収めた非売品の[[DVD]]を作成し自治体等に配布した。
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なお、このCMシリーズ初期では、東京と携帯電話で電話やテレビ電話をするスタイルを提示していたが、それは、東北地方と隣接する[[北関東]]・[[新潟県]]・[[北海道]]へ通話・通信しても「東北地方内の県外」と同じ料金体系であったこととも関係する。すなわち、東北地方内から[[埼玉県]]以遠に通話・通信してもらうことで、NTTドコモ東北にはより大きな利益が生まれるため、通話・通信の端点が東京と東北地方となっていた。しかし、2005年11月1日から始まった「新料金プラン」により、全国どこにかけても同じである料金体系が導入され、東京と通話・通信するより東北地方内(NTTドコモ東北のエリア内)で通話してもらう方がNTTドコモ東北にはより大きな利益が生まれるようになった。このため、このCMシリーズの舞台に東京は出てこなくなり、東北地方のみが舞台となっている。また、全国一律料金化は全国版のCM比重を増大させ、宮崎あおい版のCMは減少傾向となっている。それでも6年以上にも及ぶ人気シリーズとして健在で、夜9時台の[[ゴールデンタイム]]の全国ネット番組のCMは東北のみ宮崎あおい版に差し替えることもあった。
なお、このCMシリーズ初期では、東京と携帯電話で電話やテレビ電話をするスタイルを提示していたが、それは、東北地方と隣接する[[北関東]]・[[新潟県]]・[[北海道]]へ通話・通信しても「東北地方内の県外」と同じ料金体系であったこととも関係する。すなわち、東北地方内から[[埼玉県]]以遠に通話・通信してもらうことで、NTTドコモ東北にはより大きな利益が生まれるため、通話・通信の端点が東京と東北地方となっていた。しかし、2005年11月1日から始まった「新料金プラン」により、全国どこにかけても同じである料金体系が導入され、東京と通話・通信するより東北地方内(NTTドコモ東北のエリア内)で通話してもらう方がNTTドコモ東北にはより大きな利益が生まれるようになった。このため、このCMシリーズの舞台に東京は出てこなくなり、東北地方のみが舞台となっている。また、全国一律料金化は全国版のCM比重を増大させ、宮崎あおい版のCMは減少傾向となっている。それでも6年以上にも及ぶ人気シリーズとして健在で、夜9時台の[[ゴールデンタイム]]の全国ネット番組のCMは東北のみ宮崎あおい版に差し替えることもあった。


なお、このCMシリーズのロケ地を巡った番組『早春の東北物語~アノCM現場をたずねて、魅力の東北を巡っちゃいました<ref>『[http://www.mmt-tv.co.jp/tohoku_story/ 早春の東北物語~アノCM現場をたずねて、魅力の東北を巡っちゃいました]』<br>2006年3月18日放送。[[宮城テレビ放送|ミヤギテレビ]]制作、[[日本テレビ系列|日テレ系列]]東北6局ブロックネット。[[柏木貴代]]・[[原幹恵]]・宮崎あおい出演。</ref>』が、東北6局[[ブロックネット]]で放送された。
なお、このCMシリーズのロケ地を巡った番組『早春の東北物語~アノCM現場をたずねて、魅力の東北を巡っちゃいました<ref>『[http://www.mmt-tv.co.jp/tohoku_story/ 早春の東北物語~アノCM現場をたずねて、魅力の東北を巡っちゃいました]』<br>2006年3月18日放送。[[宮城テレビ放送|ミヤギテレビ]]制作、[[日本テレビ系列|日テレ系列]]東北6局ブロックネット。柏木貴代・[[原幹恵]]・宮崎あおい出演。</ref>』が、東北6局[[ブロックネット]]で放送された。


合併により、他の地域とともに限定版CMは完全に姿を消した。
合併により、他の地域とともに限定版CMは完全に姿を消した。
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===ブロックネット===
===ブロックネット===
東北6県[[ブロックネット]]放送。
東北6県[[ブロックネット]]放送。
*『[[モバ☆スタ]]』 - 2006年。[[宮城テレビ放送|ミヤギテレビ]]制作、[[日本テレビ系列]]東北6局。広告[[ミニ番組]](約5分)。
*『[[モバ☆スタ]]』 - 2006年。[[宮城テレビ放送|ミヤギテレビ]]制作、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]東北6局。広告[[ミニ番組]](約5分)。
*『[[モバ☆スタ2.0]]』 - 2007年。ミヤギテレビ制作、日本テレビ系列東北6局。モバ☆スタの続編。広告ミニ番組(約5分)
*『[[モバ☆スタ2.0]]』 - 2007年。ミヤギテレビ制作、日本テレビ系列東北6局。モバ☆スタの続編。広告ミニ番組(約5分)
*『若きデジタルクリエイターたちの挑戦』 - 2006年2月18日(再放送あり)。[[仙台放送]]制作、[[青森テレビ|ATV]]が[[TBS系列]]、それ以外の[[岩手めんこいテレビ|mit]]、[[秋田テレビ|AKT]]、[[さくらんぼテレビジョン|SAY]]、[[福島テレビ|FTV]]が[[フジテレビ系列]]の計6局。30分番組。
*『若きデジタルクリエイターたちの挑戦』 - 2006年2月18日(再放送あり)。[[仙台放送]]制作、[[青森テレビ|ATV]]が[[TBSテレビ|TBS]][[Japan News Network|系列]]、それ以外の[[岩手めんこいテレビ|mit]]、[[秋田テレビ|AKT]]、[[さくらんぼテレビジョン|SAY]]、[[福島テレビ|FTV]]が[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]の計6局。30分番組。
*『i-LAND in TOHOKU』 - 2007年10月5日~。[[エフエム仙台|Date fm]]制作、[[エフエム青森|FM青森]]、[[エフエム岩手|FM岩手]]、[[エフエム秋田|FM秋田]]、[[エフエム山形|Boy-FM]]、[[エフエム福島|ふくしまFM]]の計6局。50分番組。
*『i-LAND in TOHOKU』 - 2007年10月5日~。[[エフエム仙台|Date fm]]制作、[[エフエム青森|FM青森]]、[[エフエム岩手|FM岩手]]、[[エフエム秋田|FM秋田]]、[[エフエム山形|Boy-FM]]、[[エフエム福島|ふくしまFM]]の計6局。50分番組。


===各県===
===各県===
;宮城県
;宮城県
*『輝け★アプリの星<ref>『[http://www.ox-tv.co.jp/appli-star/ 輝け★アプリの星]』(仙台放送)</ref>』 - 2007年11月10日~2008年2月9日(土曜23:55~24:00)[[仙台放送]]制作の5分番組、全13回。「[[ドコモカップ東北]]」と[[iアプリ]]の広告番組。[[Chocolove from AKB48]]出演。
*『輝け★アプリの星<ref>『[http://www.ox-tv.co.jp/appli-star/ 輝け★アプリの星]』(仙台放送)</ref>』 - 2007年11月10日~2008年2月9日(土曜23:55~24:00)[[仙台放送]]制作の5分番組、全13回。「ドコモカップ東北」と[[iアプリ]]の広告番組。[[Chocolove from AKB48]]出演。
*『星空のステージ』 - 2007年12月30日。[[東日本放送]]制作。[[SENDAI光のページェント]]の「学都×楽都コラボレーション」(同社が協賛)を取材した[[ドキュメンタリー]]番組
*『星空のステージ』 - 2007年12月30日。[[東日本放送]]制作。[[SENDAI光のページェント]]の「学都×楽都コラボレーション」(同社が協賛)を取材した[[ドキュメンタリー]]番組
*『風雲!モバラブ2008<ref>『[http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/movalove/index.html 風雲!モバラブ2008]』(東北放送)</ref>』 - 2008年(全4回:2月19日、2月26日、3月4日、3月11日。火曜24:25~24:40)。[[東北放送]]制作の15分番組。[[秋山莉奈]]出演。
*『風雲!モバラブ2008<ref>『[http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/movalove/index.html 風雲!モバラブ2008]』(東北放送)</ref>』 - 2008年(全4回:2月19日、2月26日、3月4日、3月11日。火曜24:25~24:40)。[[東北放送]]制作の15分番組。[[秋山莉奈]]出演。
170行目: 172行目:
*[[NTTドコモ|エヌ・ティ・ティ・ドコモ]]
*[[NTTドコモ|エヌ・ティ・ティ・ドコモ]]
*[[ドコモサービス東北]] - 旧直営のドコモショップの運営、コールセンター、料金出納代行、人材派遣などを担当する子会社
*[[ドコモサービス東北]] - 旧直営のドコモショップの運営、コールセンター、料金出納代行、人材派遣などを担当する子会社
*[[ドコモエンジニアリング東北]] - 技術系子会社
*[[ドコモエンジニアリング東北]] - 技術系子会社(現在の[[ドコモCS東北]])
*[[宮崎あおい]]
*[[宮崎あおい]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
:合併により、ドコモ東北のホームページは削除され、本体サイトへの誘導案内に置き換えられた。
:合併により、ドコモ東北のホームページは削除され、本体サイトへの誘導案内に置き換えられた。
*[http://www.nttdocomo.co.jp/ NTTdocomo]
*[https://www.docomo.ne.jp/ NTTdocomo]
*:「トップページ」→「地域別情報>東北」
*:「トップページ」→「地域別情報>東北」


{{NTT}}
{{NTT}}
{{かつて存在した日本の携帯電話事業者}}


{{DEFAULTSORT:えぬていていとこもとうほく}}
{{DEFAULTSORT:えぬていていとこもとうほく}}
[[Category:携帯電話 (NTTドコモ)|とうほく]]
[[Category:NTTドコモの歴史|とうほく]]
[[Category:日本の携帯電話事業者|廃えぬていていとこもとうほく]]
[[Category:日本の携帯電話事業者|廃えぬていていとこもとうほく]]
[[Category:かつて存在した宮城県の企業|えぬていていとこもとうほく]]
[[Category:かつて存在した宮城県の企業|えぬていていとこもとうほく]]
[[Category:かつて存在した日本の電気通信事業者]]
[[Category:かつて存在した日本の電気通信事業者]]
[[Category:1993年設立の企業]]
[[Category:2008年廃止の企業]]
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{{画像提供依頼}}

2024年5月18日 (土) 22:11時点における最新版

株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北
NTT DoCoMo Tohoku, Inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 NTTドコモ東北
本社所在地 日本の旗 日本
980-8515
宮城県仙台市青葉区上杉1-1-2
設立 1993年平成5年)7月1日
業種 情報・通信業
事業内容 携帯電話サービス
パケット通信サービス
各サービスの端末機器販売
クレジットビジネス
代表者 代表取締役社長 坂本隆司
資本金 149億8000万円
(2005年3月31日現在)
従業員数 683名(2006年7月1日現在)
決算期 3月31日
主要株主 (株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ100%
主要子会社 ドコモサービス東北(株)
ドコモエンジニアリング東北(株)
特記事項:2008年7月1日、親会社の株式会社NTTドコモに併合され解散した。
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株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北(エヌ・ティ・ティ・ドコモとうほく、NTT DoCoMo Tohoku, Inc.)は、一般的には「NTTドコモ東北」、または単に「ドコモ東北」と呼ばれ、かつて東北6県を事業区域としていた日本の電気通信事業者。株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの完全子会社であった。

事業区域

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青森県 - 岩手県 - 秋田県 - 宮城県 - 山形県 - 福島県

沿革

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  • 1973年
  • 1983年 - 自動車電話サービス開始
  • 1988年 - エヌ・ティ・ティ東北移動通信株式会社に改称
  • 1991年 - エヌ・ティ・ティ移動通信企画東北株式会社成立
  • 1993年
    • エヌ・ティ・ティ移動通信企画東北がエヌ・ティ・ティ東北移動通信網株式会社に改称
    • エヌ・ティ・ティ東北移動通信とエヌ・ティ・ティ移動通信企画東北が合併
  • 1998年 - エヌ・ティ・ティ東北パーソナル通信網よりPHS事業を譲り受ける
  • 2000年 - 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北に改称
  • 2004年6月 - ポケットベル新規加入受付を停止
  • 2005年5月 - PHS新規加入受付を停止
  • 2007年3月31日 - ポケットベル事業から撤退
  • 2008年
    • 1月7日 - PHS事業から撤退
    • 7月1日 - 親会社の株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(ドコモ中央)に併合され解散。この会社の本社は親会社の東北支社となった。

本社・支店等所在地

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本社ビル(ドコモ東北ビル
ドコモ東北仙台ビル
宮城県
青森県
岩手県
秋田県
山形県
福島県
  • 福島支店 : 福島県福島市吉倉字名倉29番地1 ドコモ東北福島ビル
  • 郡山営業所 : 福島県郡山市駅前1丁目15番6号 明治安田生命郡山ビル5F

自社ビルとしてはほかに、ドコモ東北仙台ビル(宮城野区榴岡)・ドコモ東北泉ビル(泉区市名坂)が別途存在し、主として、保守関連と交換機収容の拠点となっていた(これは、他の県庁所在地名ビルでも同様)。個人向けの設備としては、ドコモ東北仙台ビルには、故障等のサポート拠点である「仙台サービスセンター」(運営は、ドコモエンジニアリング東北が担当)が設置され、ドコモ東北泉ビルには子会社のドコモサービス東北が運営するドコモショップ泉店が存在する。

また、ドコモ東北仙台ビルには、子会社であるドコモエンジニアリング東北の本社がかつて存在していた(現在は、ドコモ東北の本社があったアーバンネット五橋ビルの6F〜10Fに移転)。

クイックキャスト(ポケットベル)に割当たる番号

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各県の中の1つのMAのみにクイックキャストの番号が割り当てられ、たとえば、秋田県で契約した場合は、秋田MA(ゼロニード以外)の電話番号が割り振られた。他は、以下参照。

  • 青森県…青森MA(ゼロニードは、020-401)
  • 秋田県…秋田MA(ゼロニードは、020-402)
  • 岩手県…盛岡MA(ゼロニードは、020-403)
  • 宮城県…仙台MA(ゼロニードは、020-404)
  • 山形県…山形MA(ゼロニードは、020-405)
  • 福島県…郡山MA(ゼロニードは、020-406)

福島県が郡山MAなのは、かつて、ドコモ東北福島支店が郡山市にあったためである(ちなみに、福島テレメッセージ→東北テレメッセージ(福島県契約)の場合は、福島MAの番号が割り振られていた)。

携帯電話サービス契約数

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  • 契約数(2008年5月末時点)
    • 携帯電話契約数 - 3,578,600契約(新潟県を含まない東北地方のシェア 54.9%)

オリジナルCMシリーズ

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2001年「iエリア 解決デート」編から宮崎あおいが同社のCMに出演していたが、2002年からは宮崎あおい演じる「澤田菜穂子」(さわだなほこ)とその家族によるドラマ仕立てのCMが始まった[1]。2002年から2004年の「娘の決意」篇までは、東京に住む高校生の役で、東北各地に住む親戚や東北各地を旅行する家族とiショットやテレビ電話などで東京の宮崎あおいとやり取りしていた。その後、「娘の決意」篇で野口英世青春館に宮崎あおい自身が赴き、医者になる決意をする。2004年に仙台の医大(当時、仙台所在の医大は東北大学医学部のみ。2016年以降は東北医科薬科大学医学部も存在)に合格し、それ以降は医学生という設定で、東北各地の人々と触れ合いながら、各地を旅して歩くことをテーマとしている。

過去の放送作品

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2001年(澤田菜穂子:高校1年)
  • 「iエリア解決デート」篇(挿入歌:Whiteberry):挿入歌はCM出演後公開となった「パコダテ人」にも使用されている。
  • 「のりのりサラリーマン」篇
  • 「どっさり卵料理」篇
2002年(澤田菜穂子:高校1~2年)
  • 「お助け英単語」篇
  • 「iモードでビッグニュース」篇
  • 「iショットで子犬探し」篇(iショット)
  • 「ゴルフ」篇(iアプリパワーアップ。504iシリーズ)
  • 「おやつのカロリー」篇(サクサクiモード。504iシリーズ)
  • 「対戦相手求む」篇(iショット対応251iシリーズ)(挿入歌:ナオト・インティライミ
  • 「困ったヘアメイクさん」篇(挿入歌:ナオト・インティライミ)
  • 「見えない想い」篇(山形県飯豊町):祖父役の大泉逸郎が、山形の写真をiショットを東京・六本木ヒルズ前にいる宮崎あおいに送る。
  • 「ストーブ列車」篇(青森県五所川原市):兄役の人が、津軽鉄道津軽鉄道線のストーブ列車に乗る現地の幼い兄妹の写真を東京・新宿にいる宮崎あおいに送る。
2003年(澤田菜穂子:高校2~3年)
  • 「スゴワザ」篇(504iSシリーズ)
  • 「同級生」篇(宮城県登米町-現登米市):祖母役の人が、旧登米高等尋常小学校校舎で隣りの小学校の児童と一緒にiモーションを撮り、東京の宮崎あおいに送る。
  • 「よく言われる」篇(505iシリーズ)
  • 「レインボー」篇(505iシリーズ)
  • 「母の故郷」篇(岩手県遠野市):宮崎あおいが河童の里や民話の里を巡り、東京の母親役にiモーションを大量に送る。
  • 「父の出張」篇(秋田県角館町-現仙北市):旅行ライターの父役の人が、人力車に乗ってその目線をTVコールで東京の宮崎あおいに見せる。
2004年(澤田菜穂子:高校3年~大学1年)
  • 「娘の決意」篇(福島県下郷町会津若松市):宮崎あおいが、会津の親戚役の家に泊まり、大内宿で現地の子供と雪合戦する。その後、野口英世青春館に行き、医者になる決意を東京の母にTVコールするとの設定。この時点ではまだ受験生であったとされる描写がある。なお、このCMで使用された挿入歌「くるみ」(Mr.Children)は全国版でも使用されていたが、全国版の放映が終了する頃にこのCMが使用され始めた。
  • 「みんな良い子」篇(山形県あつみ温泉
  • 「迷い込んだ世界」篇(岩手県宮守村-現遠野市
2005年(澤田菜穂子:大学1~2年)
2006年(澤田菜穂子:大学2~3年)
  • 「未来の天文学者」篇(福島県田村市
  • 「ほんもののなまはげ」篇(秋田県男鹿市
  • 「元気なガイドさん」篇(山形県山形市山寺
2007年(澤田菜穂子:大学3~4年)

このCMシリーズによる寄与

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宮崎あおい出演のドコモ東北限定CMは、首都圏などとの新サービスインの時差を補正する意味があったが、「高度経済成長期以降に東京に移住した東北地方出身者たちと、東北地方に残った祖父母や親戚たち」というこの地方の家族形態のステレオタイプを描いたため、一気にこの地方で浸透した。また、宮崎あおい自身の魅力もさることながら、東北地方を知らずに東京で育った孫(親戚の子)が、東北各地を携帯電話の視覚コミュニケーションツール(iショット、iモーション、テレビ電話)などを通じて無邪気に興味を持ち、結果として東北地方の大学に進学する、という話の流れもこの地方の住民の心をつかんだ。

一方で、旅情を誘うこのCMシリーズにより、舞台となった観光地では観光客が増加する現象が見られた[2]。この現象は東北各地の観光関係者において大きな話題となり、ロケの様子がローカル局ニュースや地元新聞にて報道されるほどとなった。ドコモ東北ではこのCMシリーズを収めた非売品のDVDを作成し自治体等に配布した。

また、宮崎あおいは(全国的には)テレビの露出が少ないと報道されることがあったが、このCMシリーズは東北地方では頻繁に放送されており、宮崎あおいが全国的に有名になる以前から東北地方ではかなり有名であった。東京キー局の昼間のワイドショーが、岩手県の農村で「嫁に来て欲しい芸能人ランキング」を調査した際、宮崎あおいが上位に食い込み、『農家では「純情きらり」を見ている人が多いから』と分析していたが、実際はこのCMシリーズの寄与度が高い。

なお、このCMシリーズ初期では、東京と携帯電話で電話やテレビ電話をするスタイルを提示していたが、それは、東北地方と隣接する北関東新潟県北海道へ通話・通信しても「東北地方内の県外」と同じ料金体系であったこととも関係する。すなわち、東北地方内から埼玉県以遠に通話・通信してもらうことで、NTTドコモ東北にはより大きな利益が生まれるため、通話・通信の端点が東京と東北地方となっていた。しかし、2005年11月1日から始まった「新料金プラン」により、全国どこにかけても同じである料金体系が導入され、東京と通話・通信するより東北地方内(NTTドコモ東北のエリア内)で通話してもらう方がNTTドコモ東北にはより大きな利益が生まれるようになった。このため、このCMシリーズの舞台に東京は出てこなくなり、東北地方のみが舞台となっている。また、全国一律料金化は全国版のCM比重を増大させ、宮崎あおい版のCMは減少傾向となっている。それでも6年以上にも及ぶ人気シリーズとして健在で、夜9時台のゴールデンタイムの全国ネット番組のCMは東北のみ宮崎あおい版に差し替えることもあった。

なお、このCMシリーズのロケ地を巡った番組『早春の東北物語~アノCM現場をたずねて、魅力の東北を巡っちゃいました[3]』が、東北6局ブロックネットで放送された。

合併により、他の地域とともに限定版CMは完全に姿を消した。

一社提供番組

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同社の一社提供番組。

ブロックネット

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東北6県ブロックネット放送。

各県

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宮城県

脚注

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  1. ^ ドコモの最新CM(宮崎あおい版は、「利用シーン」として最新のもの1本のみ、かつ、テレビ放送期間中のみ掲載)
  2. ^ 「追跡やまがた:山寺の観光客数増加 テレビCMが要因」毎日新聞
    山寺の観光客数は、92年度をピークに減少傾向だった。2006年10月~12月の間、宮崎あおいが山寺を散策するテレビCMをNTTドコモ東北が東北6県で放映すると、前年同期比で、放映前の同年4~6月は3%減、7~9月が5%増だったのに対し、放映中の10~12月は13%増、放映後の2007年1~3月は11%増と、若者を中心に大幅に客足が伸びた。同様な観光客数の増加は、CMの舞台となった各地で見られる。
  3. ^ 早春の東北物語~アノCM現場をたずねて、魅力の東北を巡っちゃいました
    2006年3月18日放送。ミヤギテレビ制作、日テレ系列東北6局ブロックネット。柏木貴代・原幹恵・宮崎あおい出演。
  4. ^ 輝け★アプリの星』(仙台放送)
  5. ^ 風雲!モバラブ2008』(東北放送)

関連項目

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外部リンク

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合併により、ドコモ東北のホームページは削除され、本体サイトへの誘導案内に置き換えられた。
  • NTTdocomo
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