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「防府駅」の版間の差分

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2020年2月14日 (金) 22:39時点における版

防府駅*
みなとぐち
ほうふ
Hōfu
富海 (7.2 km)
(7.8 km) 大道
地図
所在地 山口県防府市戎町一丁目1-1
北緯34度3分12.37秒 東経131度34分8.29秒 / 北緯34.0534361度 東経131.5689694度 / 34.0534361; 131.5689694 (防府駅*)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 山陽本線
キロ程 441.4 km(神戸起点)
電報略号 ホフ
ミタ(三田尻駅時代)
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
4,370人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1898年明治31年)3月17日
備考 直営駅
みどりの窓口
* 1962年に三田尻駅から改称。
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てんじんぐち

防府駅(ほうふえき)は、山口県防府市戎町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線

概要

開業時の駅名は三田尻駅(みたじりえき)。日本で最初の食堂車運用が山陽鉄道京都駅 - 三田尻駅で行われた。2009年(平成21年)3月の夜行列車全廃以降は普通列車のみの停車となっている。また、かつては防府天満宮の初詣列車や当駅折り返し列車も設定されていたが、現在は廃止された。

徳山地域鉄道部管理の直営駅であり、隣接する富海駅および大道駅の管理面での窓口となっている。

歴史

駅構造

構内(左側が1番のりば、右側が2番のりば)
専用線の跡

現在は島式1面2線のホームを持つ高架駅である。分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口は高架下に1箇所。改札員兼務のため規模は小さいがみどりの窓口みどりの券売機がある。2009年3月には改札口からホームへのエレベーターが設置された。南北2箇所ある駅出口にはそれぞれ愛称があり、北口は防府天満宮にちなんで「てんじんぐち」、南口は三田尻中関港にちなんで「みなとぐち」と名付けられている。

高架化以前は貨物設備も備えた2面4線の地上駅だったが、鉄道による南北分断(駅出口も北側1箇所のみ)や、貨車入換えに伴う開かずの踏切問題などが慢性化したため、駅周辺の高架化工事を実施、南北に通り抜けできるロビーを備えた高架駅となった。当初は高架の旅客駅2面4線とする予定であったが、利用状況を精査した結果に基づき駅の規模の縮小を同時実施、あわせて貨物取扱業務は駅東側に新たに建設された防府貨物駅(現在の防府貨物オフレールステーション)に移管し、廃止された。

貨物営業を行っていた頃には駅南側に貨物ホームが設置されていた他、港に面する地点にあるカネボウ防府工場(跡地の活用として・イオンタウン防府)、日本たばこ産業防府工場、協和醗酵工業(現・協和発酵キリン)防府工場へ専用線が続いていた。貨物駅からは工場専用線の線路を残す計画もあったが、復元されていない。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1 山陽本線 上り 徳山柳井方面
2 下り 新山口宇部方面

駅弁

防府駅高架化工事に伴い「木村寿軒」が一旦休業後、1階コンコースへ店舗を再開した。

  • 特製お弁当(木村寿軒)

駅周辺

元々の出入口のあったてんじんぐち周辺が古くからの市街地であるが、連続立体高架に併せたみなとぐち西側の区画整理が完了し、開発が進んでいる。

てんじんぐち周辺

山口県防府市 ルルサス防府(2006年11月)

駅前から北に向かって山口県道54号防府停車場線が延びる。

みなとぐち周辺

路線バス

てんじんぐちに4面、みなとぐちに3面の7面のバスターミナルを有する(乗り場番号は両ターミナルで通し番号となっている)。バス発券窓口は駅舎にはないが、防長交通案内所がてんじんぐち近くにある。

防長交通の防府市内線の拠点となっているほか、中国JRバス防長線)も乗り入れる。

てんじんぐち乗り場

1番のりば - 4番のりば。

1番のりば(中国JRバス防長交通
2番のりば
  • 坂本団地 - 阿弥陀寺方面、毛利本邸 - 大平山ロープウェイ方面、
  • 中山 - 堀方面、和字 - 堀方面
3番のりば
4番のりば 

みなとぐち乗り場

5番のりば - 7番のりば。全て防長交通が使用。

5番のりば
  • 堀口通 - 中浦方面、市役所 - 中浦方面
  • 堀口通 - 鶴浜工業団地
6番のりば
  • 市役所 - 四辻・西浦小茅方面
  • 堀口通 - 小田港方面/三田尻港方面
7番のりば

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 4,411
2000 4,318
2001 4,281
2002 4,227
2003 4,225
2004 4,306
2005 4,292
2006 4,182
2007 4,163
2008 4,133
2009 4,019
2010 4,004
2011 4,076
2012 4,073
2013 4,190
2014 3,976
2015 4,139
2016 4,160
2017 4,258
2018 4,370

鉄道唱歌

1900年(明治33年)に大和田建樹が作詞した鉄道唱歌第2集(山陽・九州篇)25番の歌詞は、三田尻駅を題材にしている。

出船入船たえまなき 商業繁華の三田尻は 山陽線路のをはり(終わり)にて 馬關に延ばす汽車のみち

当時は馬関駅(現在の下関駅)開業前[1]で、三田尻駅が山陽鉄道の終点駅だった。この後鉄道唱歌では、徳山駅まで一旦戻って海路で門司へ行き、そこから九州鉄道線に入っていった。

隣の駅

西日本旅客鉄道
山陽本線
富海駅 - 防府駅 - 大道駅

かつて存在した路線

防石鉄道
防石鉄道線
防府駅 - 周防宮市駅

脚注

  1. ^ 大和田本人は下関開業後に作詞したかったと回顧している。

外部リンク