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2020年2月15日 (土) 01:43時点における版
利府駅 | |
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駅舎 | |
りふ Rifu | |
◄新利府 (1.7 km) | |
所在地 |
宮城県宮城郡利府町森郷字柱田26-8 北緯38度19分45.40秒 東経140度59分4.59秒 / 北緯38.3292778度 東経140.9846083度 座標: 座標オプションが認識できません 座標: 北緯38度19分45.40秒 東経140度59分4.59秒 / 北緯38.3292778度 東経140.9846083度 座標: 座標オプションが認識できません |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■東北本線(利府支線) |
キロ程 | 4.2 km(岩切起点) |
電報略号 | リフ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,793人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1894年(明治27年)1月4日 |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有 |
利府駅 | |
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りふ Rifu | |
◄岩切 (4.2 km) (11.6 km) 松島► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 東北本線(山線) |
キロ程 | 364.1 km(東京起点) |
廃止年月日 | 1962年(昭和37年)7月1日 |
備考 | 当駅 - (旧)松島間廃止により廃止 |
利府駅(りふえき)は、宮城県宮城郡利府町森郷字柱田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線(利府支線)の駅である。
歴史
東北本線の前身に当たる日本鉄道は1890年(明治23年)に岩切駅から一ノ関駅まで路線を延伸した。この時に鉄道が利府を通るようになったが、駅は置かれなかった。加瀬村の富豪佐々木佐太郎が敷地を寄贈することによって駅の設置が実現することになり、1894年(明治27年)に5等駅として利府駅が開業した[1]。開業後、利府駅は旅客の乗り降りと共に、米穀や利府特産の梨の出荷にも利用された[2]。駅の構造としては、上下本線の他に待避線や上屋付の貨物側線、勾配区間で使用される補助機関車用の給水タンクと補給炭舎があった。旅客対応の他に、信号機や転轍機の操作、タブレットの取り扱いのために1日におおよそ7名ほどの職員が駅に出勤していたという[3]。
現在の利府駅は支線の末端駅だが、当時は東北本線上の中間駅だった。しかし、利府駅から品井沼駅の間にきつい勾配があり、ここが鉄道輸送における隘路となっていた。これを解消するため、太平洋戦争中に陸前山王駅から品井沼駅の間に「海線」と通称される新線が建設された。当初は貨物列車のみが運転されていた「海線」だったが、やがて急行列車がここを経由するようになり、東北本線の主要経路となった。一方の「山線」と通称された旧来の経路は廃止されることになったが、岩切駅と利府駅の間だけは、代替交通機関が確保できないとして残されることになった[4]。
東北新幹線開業以前の東北本線では特急列車や急行列車が増発されており、既存の設備で列車を捌くことが困難になっていった。仙台の周辺で列車を留置する施設が新しく必要になり、利府駅の構内に電車留置線が設けられることになった。この工事は1972年(昭和47年)に始まり、1978年(昭和53年)に総工費約1億円をもって長さ260メートルから300メートルの電車留置線4本が完成した[5]。しかしこの留置線は後に撤去されてなくなった。
年表
- 1894年(明治27年)1月4日:日本鉄道の駅として開業。当初は本線の中間駅。
- 1906年(明治39年)11月1日:国有化。
- 1944年(昭和19年)11月15日:陸前山王駅経由の「海線」開業。当駅経由の路線は「山線」と呼ばれるようになる。
- 1962年(昭和37年)7月1日:山線の当駅 - (旧)松島駅間廃止(松島駅 - 品井沼駅間は3ヶ月前に廃止)、支線の終着駅となる。
- 1978年(昭和53年)10月2日:岩切駅 - 当駅間が交流電化。
- 1986年(昭和61年)11月 : 駅舎改築[6]。
- 1987年(昭和62年)
- 2002年(平成14年):サッカーW杯による輸送力増強のため、2番ホーム再設置。
- 2003年(平成15年)
- 2014年(平成26年)10月1日:業務委託化。
駅構造
頭端式ホーム2面2線を持つ地上駅である。JR発足直後は1面1線(本線)のほかに留置線6本(上り2~7番線)があったが、のちに3本(上り2~4番線)に削減され、最終的に現在の姿となった。
国鉄時代、広い駅構内の側線が仙台運転所(現・仙台車両センター)の派出所のように利用されており、常時数編成の列車が留置されていた。また、駅構内に電気機関車EF71 1、ED78 1、ED77 1、ED91 21、ED75 1、ED71 1、ディーゼル機関車DD15 4 が保存されていたが、2005年3月に撤去、新幹線総合車両センターへ移された。DD15 4のみ移送されず現地解体された。
JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅で、岩切駅が当駅を管理する。みどりの窓口、自動券売機、自動改札機が設置されている。
宮城県総合運動公園でイベントが開催される際は、基本、東仙台駅から社員が派遣され、改札や誘導対応するが、大規模な場合は岩切管理駅と仙台地区センターからも社員が派遣され、旅客誘導を行う。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1・2 | ■東北本線 | 仙台・岩沼方面[7] | おもに1番線 |
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は2,793人である[利用客数 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 2,429 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 2,443 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 2,624 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 2,616 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 2,649 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 2,703 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 2,616 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 2,582 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 2,596 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 2,579 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 2,563 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 2,573 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 2,700 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 2,762 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 2,736 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 2,800 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 2,719 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 2,766 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 2,793 | [利用客数 1] |
駅周辺
- 県道3号塩釜吉岡線
- 県道8号仙台松島線
- 県道260号利府停車場総合運動公園線
- りふレ横町(駅横の飲食店街)
- 森郷公園(ED91 11、C58 354を保存)
- 七十七銀行利府支店
- 仙台銀行利府支店
- 利府郵便局
- 塩釜警察署利府交番
- 利府町役場
バス路線
- 1:【ミヤコーバス】塩釜営業所、葉山経由陸前浜田駅前
- 1:【利府町民バス】須賀、梨ヶ丘団地、岩切駅、加瀬沼
- 2:【ミヤコーバス】菅谷台一丁目、菅谷台→青葉台、青葉台→菅谷台
- 3:【ミヤコーバス】湯場経由しらかし台、花園中央経由しらかし台、利府高校前経由しらかし台、道珍坊経由花園青山循環、利府高校前経由青山花園循環
- 臨時直行:グランディ21(サッカー・コンサート等、セキスイハイムスーパーアリーナまたはひとめぼれスタジアム宮城でイベントがあるときに限り運行)
- 大郷町住民バスのりば:物産館、物産館経由成田川分館
- 駅と道路を挟んで向かい側にある。
- 塩釜駅行も停車するが、クローズドドアシステムを採用しているため乗車できない。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■東北本線利府支線(利府線)
- 新利府駅 - 利府駅
かつて存在した路線
脚注
記事本文
注釈
- ^ 赤沼信号場は1950年(昭和25年)10月1日、当駅 - (旧)松島駅間は1962年(昭和37年)7月1日にそれぞれ廃止された。
出典
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月7日閲覧。
参考文献
- 利府町誌編纂委員会 『利府町誌』 利府町、1986年。