「福井駅 (福井県)」の版間の差分
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|画像説明 = JR東口駅舎とえちぜん鉄道駅舎(2018年7月) |
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|よみがな = ふくい |
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|ローマ字 = Fukui |
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2020年2月15日 (土) 03:42時点における版
福井駅 | |
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JR東口駅舎とえちぜん鉄道駅舎(2018年7月) | |
ふくい Fukui | |
所在地 | 福井県福井市中央一丁目 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細) えちぜん鉄道(駅詳細) 福井鉄道(福井駅停留場・駅詳細) |
福井駅(ふくいえき)は、福井県福井市中央一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・えちぜん鉄道・福井鉄道の駅である。
概要
北陸地方の西部に位置する福井県福井市の代表駅。
JR西日本金沢支社が管理する直営駅で、駅舎内には北陸本線の南今庄駅~牛ノ谷駅までの全駅と越美北線(九頭竜線)の全駅の統括管理および運営を行う福井地域鉄道部が置かれている。
優等列車を含めたすべての定期旅客列車が停車するほか、当駅折り返しの普通列車も多く設定されている。
乗り入れ路線
当駅にはJR西日本の北陸本線・えちぜん鉄道の勝山永平寺線が乗り入れている。勝山永平寺線は当駅が起点である。JRの駅には隣の越前花堂駅から分岐する越美北線(愛称:九頭竜線)の列車が乗り入れており、事実上2路線3方向の列車が利用可能である。また、えちぜん鉄道の駅には2つ先の福井口駅から分岐する三国芦原線の列車も乗り入れており、こちらも事実上2路線2方向の列車が利用可能である。
福井鉄道の福井駅停留場はJR福井駅西口広場に乗り入れており、福武線支線の起点駅となっている。
歴史
国鉄・JR西日本
- 1896年(明治29年)7月15日:官設鉄道の北陸線として敦賀駅~福井駅間が開業した際に一般駅として開業する。当時は終着駅であった。
- 1897年(明治30年)9月20日:官設鉄道が小松駅まで延伸し、途中駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称「北陸本線」が制定され、北陸本線の所属駅となる。
- 1952年(昭和27年)
- 1959年(昭和34年)2月1日:貨物の取り扱いを全廃(旅客駅となる)。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1990年(平成2年)12月25日:ハープの接近メロディを導入する[2]。2000年の北陸線CTC化まで採用。
- 1998年(平成10年)6月:仮線敷設工事開始。
- 1999年(平成11年)12月20日:北陸本線(上り線)が仮線に移行。
- 2000年(平成12年)6月5日:北陸本線(下り線)が仮線に移行。全線の仮線切り替え完了。
- 2005年(平成17年)
- 2007年(平成19年)4月19日:福井駅東口のAOSSAが開業。
- 2009年(平成21年)2月19日:北陸新幹線の福井駅周辺部分が完成。えちぜん鉄道の高架化まではえちぜん鉄道が暫定的に使用する。
- 2017年(平成29年)3月13日:発車メロディを葉加瀬太郎作曲の「悠久の一乗谷」に変更[3][4]。
- 2018年(平成30年)
京福電鉄・えちぜん鉄道
- 1929年(昭和4年)9月21日:京都電燈越前電気鉄道線の福井駅として開業。
- 1942年(昭和17年)3月2日:京都電燈越前電気鉄道線を京福電気鉄道が譲受け、同社の越前本線とする。
- 1996年(平成8年)3月:福井駅周辺連続立体交差事業により、仮線敷設工事開始。
- 1997年(平成9年)3月23日:京福電鉄の線路を仮線に移行。
- 2001年(平成13年)6月25日:京福電鉄が前日の列車正面衝突事故のため運休。
- 2003年(平成15年)
- 2015年(平成27年)9月27日:北陸新幹線の高架を使用して仮高架化[10]。
- 2018年(平成30年)6月24日:えちぜん鉄道高架橋での営業運転を開始[11][12][13]。
福武電鉄・福井鉄道
- 1933年(昭和8年)10月15日:福武電気鉄道(現:福井鉄道)の福井停車場前停留場として開業。
- 1972年(昭和47年)10月12日:無人化される。
- 2016年(平成28年)3月27日:JR福井駅西口広場へ延伸し[5]、福井駅前停留場から福井駅停留場へ改称[14]。
JR西日本
JR 福井駅 | |
---|---|
西口(2018年9月) | |
ふくい Fukui | |
◄*越前花堂 (2.6 km) (5.9 km) 森田► | |
所在地 | 福井県福井市中央一丁目1-1 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 |
■北陸本線 (■越美北線直通含む) |
キロ程 | 99.9 km(米原起点) |
電報略号 | フイ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面5線 |
乗車人員 -統計年度- |
10,257人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)7月15日 |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 |
駅構造
駅の2階に設置された2面5線のホームを持つ高架駅になっている。優等列車は1番・5番のりばからの発車となる。
2番のりばは、3番のりばの越前花堂方の切り欠き部分にあり、非電化となっている。ホーム屋根には、「越前海岸の岩」「九頭竜川の河岸段丘」をイメージした天窓が付けられている。
上りホームには売店と立ち食いそばの「今庄そば」が並んである。下りホームには「今庄そば」の店舗のみがある。
発車メロディは音楽家の葉加瀬太郎が作曲したバイオリン曲「悠久の一乗谷」が2017年より発車メロディに採用されている[3]。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・3 | ■北陸本線 | 下り | 金沢・富山方面 | 一部4番のりばから発車 |
2 | ■九頭竜線 | 九頭竜湖方面 | ||
4・5 | ■北陸本線 | 上り | 敦賀・大阪・米原方面 |
構内設備
太陽光発電装置の設置
駅舎屋根上には地球温暖化防止の取り組みとして[16]、京セラが製造した太陽光発電装置(ソーラーパネル)が設置されている[17]。
自動改札機の導入
自動改札機は2018年7月24日未明に設置され[8]、運用開始まではカバーがかけられていた[8]。9月8日に磁気券に限定して運用が開始し、9月15日からは交通系ICカード(ICOCAなど)のエリア拡大に伴い交通系ICカードの使用が可能となった[6]。 九頭竜線(越美北線、越前花堂~九頭竜湖)では利用出来ない。 自動改札機は6通路設置[7][8]されており、有人通路が1通路ある[7][8]。
なお、北陸新幹線金沢開業後のJR西日本管内「2府16県」で自動改札機や交通系ICカードが導入されるのは福井県が最後となる[8]。
コンコース
みどりの窓口・自動券売機・自動改札機・コンビニ・化粧室が設置されており、みどりの窓口にはe5489優先窓口が設置されている。
改札前には西口の入り口から飲食店の「今庄そば」・駅弁販売店・旅行代理店の順にテナントが軒を連ねている。
1階の改札内に待合室があり、中2階のコンコースには化粧室と売店(セブン-イレブン キヨスク)が設置されている。
エレベーターやエスカレーター(昇りのみ)も設置されていて、1階の改札口と中2階のコンコース~2階のホームを結んでいる。エレベーターは福井県内の駅では小浜線の上中駅に続いて導入され、エスカレーターに至っては福井県内の駅では初めて導入された[19]。
駅ビル
駅高架下の施設は南北に延びている。コンコースを挟んで南側にショッピングゾーンの「PRISM 福井」がある。
出入口は、県庁や市内バス乗り場側が西口、えちぜん鉄道や高速バス乗り場側が東口で、高架開業後は西口・東口両側からコンコースへ通じ、地平面での東西間通り抜けが可能になっている。
なお、プリズム福井内にも平面の自由通路が1箇所設けられている。
新幹線駅
2005年6月に建設が開始され[20]、2009年2月にホーム800m分が完成した[15]。主要駅にも関わらず1面2線のシンプルな構造で、新幹線のホームとしては全国的にも珍しい[21](他には通過線があるが三島駅など。当初と構造が異なる理由は、えちぜん鉄道の項を参照)。「2面4線にすべき」との声も挙がっているが、用地不足やえちぜん鉄道の高架化の関係で実現できないとされる[22]。そのため、利便性(構造上の問題を解決するための特例等)に関する要望が出されている[23]。
新幹線駅デザインは市内産の笏谷石を使用して「和」を演出し、外観に関しては一乗谷朝倉氏遺跡の唐門をモデルである。ホームの天井・床も木調にする[24]。
旧駅舎時代
西口に大きな中央改札口があり、現在の金沢駅と同様に駅構内(東口)と駅ビル内にもそれぞれ改札口が設置されていた。
駅ビルは「福井ステーションビル」と称し、駅ビルの改札については駅ビルの営業時間内にのみ利用可能となっていた。ステーションビル内には宿泊施設「福井ステーションビルホテル」も所在していた。
また、駅舎内の通り抜けは一切できない構造のため、反対側に連絡する際は改札外のある地下道を通る必要があった。
また、ホームでは当地の名産品の一つ「ハープ」を使用した接近・発車メロディが採用されていた[2]。JR西日本管内の北陸地方主要駅では1980年代後半から1990年代初頭にかけて富山・金沢・福井の順に、所在地とゆかりのある楽曲などをメロディに採用する取り組みが行われていた。この楽曲を作曲したのは当地出身でハープ奏者の雨田光示[2][25]で、1990年12月25日から2000年2月8日の北陸線CTC化まで10年間採用されていた。採用当初は2曲が用意されていた[2]が、使用終了時点では1曲のみが使用されていた。
えちぜん鉄道
えちぜん鉄道 福井駅 | |
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供用が開始された新駅舎 (2018年9月) | |
ふくい Fukui | |
(0.5 km) 新福井 E2► | |
所在地 | 福井県福井市中央一丁目1-1 |
駅番号 | ○E1 |
所属事業者 | えちぜん鉄道 |
所属路線 |
■勝山永平寺線 (■三国芦原線直通含む) |
キロ程 | 0.0 km(当駅起点) |
電報略号 | フイ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)9月21日 |
JR福井駅の東側隣接地にあり、切欠きホーム1線を加えた島式ホーム1面2線を持つ高架駅である[26]。
京福電鉄時代の1996年に鉄道高架化工事が着工され、1997年から2015年まで地上の仮ホームでの営業、2015年から2018年まで北陸新幹線の高架上に設けられた仮ホームでの営業となっていた[11][13]。
待合室にはコインロッカーと、鉄道以外の収入確保を目的とした有料の自動コーヒーメーカーが設置されている。えちぜん鉄道では自動コーヒーメーカーが、当駅以外にも有人駅に設置されている。便所は改札を入った場所にある。かつては改札外にも駅舎の隣に公衆便所があったが、取り壊されてバスの待合所になっている。改札前のベンチはかつての地下道へつながる通路の跡地である。
1997年に地上の仮駅に移行する以前は、旅客ホームと本線のほか、複数の電留線があった。高架化工事に伴い用地が縮小され、地上の仮駅は、ホームに接する2本の本線の線路終端部がホームを外れた駅舎両側まで延び、電留線となる構造・配線となっていた。電留線と本線部分との境界には入換信号機が建植されており、電留線部分には2両編成各1本が収容できた。この配線は2018年に完成した高架駅においても踏襲されており、2本の本線の線路終端部はホームを外れた先まで延び、電留線となっている。
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 - 2 | ■三国芦原線 | あわら湯のまち・三国港方面 |
■勝山永平寺線 | 永平寺口・勝山方面 |
高架化計画
当初の計画案では、駅を3階建てとし、2階に京福電気鉄道(現在のえちぜん鉄道)が乗り入れ、3階に新幹線が乗り入れる予定だったが、景観・予算を勘案した結果、2階建てで決着した[27][20]。その後、先行的に新幹線ホームを竣工させ、そこに京福電気鉄道を乗り入れさせて暫定的に高架化することが考えられたが[27]、北陸新幹線の着工が具体化すると、今度は新幹線とえちぜん鉄道がそれぞれ単線で高架駅に乗り入れる案が浮上した[27]。この案では、三国芦原線は高架化せず、LRT化した上で福井鉄道に乗り入れるとされた[27]。
しかし、2011年に北陸新幹線を金沢駅 - 敦賀駅間で着工されることが決まると、途中駅となる当駅を単線とするには難があることから、結局えちぜん鉄道の福井駅は現在線(当初計画の仮線)の位置に独立して設置されることとなった[27]。この計画では、まず北陸新幹線の高架を完成させ、そこにえちぜん鉄道を乗り入れさせる[27]。その上で現在線の位置に高架駅を建設するもので、2015年9月27日に仮線へ移転した[10]。2018年6月24日にえちぜん鉄道高架橋での営業運転を開始[12]。
ホームは当初、1番線が勝山永平寺線、2番線が三国芦原線になっていたが、勝山と三国港の位置関係を考えて順序が入れ替わった。その後、新福井駅 - 福井口駅間が単線になると、番線・方面の区別がなくなった。[28]
福井鉄道
福井鉄道 福井駅停留場 | |
---|---|
ふくいえき Fukui-Eki | |
◄F21 福井城址大名町 (0.7 km) | |
所在地 | 福井県福井市中央一丁目 |
駅番号 | ○F22 |
所属事業者 | 福井鉄道 |
所属路線 | ■福武線(支線) |
キロ程 |
0.7km(福井城址大名町起点) 越前武生から20.2 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面2線 |
開業年月日 | 1933年(昭和8年)10月15日 |
福井駅停留場は、JR福井駅西口広場にある福井鉄道福武線の電停。この電停は、福武線本線の福井城址大名町停留場からの分岐線(ヒゲ線)に設けられており、3面2線の構造である。なお一部の列車は当電停で終着とならず、福井城址大名町に戻って継続運行されるので、設備上は終着駅でありながら運行上は途中駅にも分類される珍しい形態となっている。
2016年3月27日[29]、路線を143メートル延長し西口駅前広場に移設、同時に福井駅前停留場から福井駅停留場へ改称した[14]。
利用状況
「福井県統計年鑑」と「福井市統計書」によると、2017年度のJR西日本の1日平均乗車人員は10,257人である。ここ数年は増加傾向にあり、福井県内の駅および北陸本線の途中駅では最も多い。
年度 | JR西日本 | 出典 |
---|---|---|
1日平均 乗車人員 | ||
1992年(平成 | 4年)10,574 | [* 1] |
1993年(平成 | 5年)11,013 | [* 1] |
1994年(平成 | 6年)10,982 | [* 1] |
1995年(平成 | 7年)11,153 | [* 1] |
1996年(平成 | 8年)11,123 | [* 1] |
1997年(平成 | 9年)10,792 | [* 2] |
1998年(平成10年) | 10,602 | [* 3] |
1999年(平成11年) | 10,606 | [* 4] |
2000年(平成12年) | 10,503 | [* 5] |
2001年(平成13年) | 10,456 | [* 6] |
2002年(平成14年) | 10,251 | [* 7] |
2003年(平成15年) | 9,920 | [* 8] |
2004年(平成16年) | 9,726 | [* 9] |
2005年(平成17年) | 9,914 | [* 10] |
2006年(平成18年) | 9,828 | [* 11] |
2007年(平成19年) | 9,968 | [* 12] |
2008年(平成20年) | 9,981 | [* 13] |
2009年(平成21年) | 9,552 | [* 14] |
2010年(平成22年) | 9,498 | [* 15] |
2011年(平成23年) | 9,542 | [* 16] |
2012年(平成24年) | 9,602 | [* 17] |
2013年(平成25年) | 9,756 | [* 18] |
2014年(平成26年) | 9,632 | [* 19] |
2015年(平成27年) | 9,937 | [* 20] |
2016年(平成28年) | 10,132 | [* 21] |
2017年(平成29年) | 10,257 | [* 22] |
駅弁
主な駅弁は下記の通り[30]。
- 加賀彩々
- 柿の葉ずし
- 金沢牛おこわ
- おとなの焼き鯖寿し
- 福井が一番ソースカツ丼
- 越前笹すし
- ままごっつお
- 若狭牛ぎゅうめし弁当
- 越前 かに棒すし
- 鯖棒寿し
- 越前 波の華 かにちらし
- 焼きさば寿し
- 越前かにめし
- 北国鯛寿し
- 三種盛り北国かに寿し
- 金の越前かに寿し
- ますのすし(一重)
- 極鯖すし匠
- 越前ちゅんちゅんかにめし
- 鯛の舞
- 特選ますのすし
駅周辺
駅表(西口側)は福井県内最大の繁華街で再開発が進んでおり、2016年には高層再開発ビルのハピリンが開業している。
商店街とホテルのほか、福井では唯一の百貨店(西武福井店)がありオフィスビルが建ち並ぶ。バスターミナルは駅西側300mから500mの路上に市内バス乗り場、西側約600mの福井県繊協ビル1階に郊外バス乗り場(京福バスターミナル)があったが、2010年3月31日で営業を終了し、「市内バス乗り場」に集約されたのち、2016年3月27日の西口交通広場の使用開始によって、福井鉄道の軌道線延伸と同時に同広場のバス乗降場へ移転し、各交通機関相互の乗継の利便性が大幅に高まった。また駅前広場に恐竜像が置かれ、西口側の駅の壁面に恐竜のラッピングが施されるなどして、福井県の観光資源である恐竜をPRしている[31]。
駅裏(東口側)は住宅街となっているが、2000年代に入ってからは東口においても再開発が進められており、西口同様ビジネスホテル(ホテルエコノ福井駅前など)がある。2007年4月19日に再開発ビル「AOSSA」(地上10階・地下2階建て)がオープンしており、商業施設および県民会館や福井市立桜木図書館などの公共施設が入っている。2009年5月22日には交通広場の整備に伴い高速バス乗降場が移設開業し、新たな一面をのぞかせつつある[32]。
西口
西口には福井城址をはじめとする史跡や、国・行政機関が多く所在するほか、市役所・県庁や各種公共機関や宿泊施設が多く軒を連ねる。また、老舗百貨店を前身とする西武福井店やシネコンなどの商業施設も西口側に集積している。
東口
東口側はオフィス街を形成しているが、教育施設も若干所在する。
正面から東に向かって出ている道路は福井県道228号福井停車場勝見線(愛称:東大通り)、その福井駅東口交差点にて交差する南北方向の市道には「木田橋通り」の愛称が制定されている[33]。
バス・乗合タクシー路線
高速路線バス・空港連絡バス・特急バス
かつて高速路線は、西口から約600m離れた京福バスターミナルより発車していたが、2009年5月22日より東口交通広場へ変更となった(乗車・降車とも)。また2013年の高速路線バス制度発足に伴い、旧高速ツアーバスから転換した路線が同交通広場外に新設した停留場を使用している。
- 福井駅東口停留場
東口正面方向に1番のりば、ロータリー沿って入口方向へ2番、3番と続く。4番のりばは3番のりばから南約50m、木田橋通り路上のAOSSA東中央玄関付近にある。
- 1番のりば
- 2番のりば
- 3番のりば
- 北陸道青春昼特急大阪号 金沢⇔福井⇔京都・大阪(西日本JRバス)
- 降車場、臨時
- 4番のりば
- WILLER EXPRESS
- 東京ディズニーランド・新宿⇔金沢・小松・加賀温泉・福井(WILLER EXPRESS関東)
- 東京ディズニーランド・池袋⇔金沢・小松・加賀温泉・福井(WILLER EXPRESS関東)
- オリオンバス 東京ディズニーランド・新宿⇔富山・高岡・金沢・福井(オー・ティー・ビー、大野観光自動車)
- キラキラ号 海老名・横浜・新宿⇔富山・高岡・金沢・福井(桜交通)※特定日運行
- KBライナー 新宿⇔富山・高岡・金沢・福井(千葉みらい観光バス)※長期運休中
- 杉崎高速バス 小田原・秦野・横浜・東京駅・大宮⇔富山・金沢・福井(杉崎観光バス)
- 中日本ハイウェイバス 小松・加賀温泉・福井・武生・敦賀⇔東京駅・東京ディズニーランド(中日本ツアーバス)
- WILLER EXPRESS
日中はバスの発車時刻が近くなると、のりば至近のえちぜん鉄道東隣に出札・待合所を構える京福バス所属の案内スタッフ「コンシェルジュ」が立ち、ワイヤレスマイクでバスの発車案内アナウンスを実施。乗客の対応にあたっている。
無料バス
定期運行する無料バスは、福井駅東口交通広場の観光バス乗降場(3番のりばの後方)を発着する。
路線バス
一般路線バスは、いずれも西口交通広場バスのりばを起終点または経由地としており、福井市内一円、および一部隣接市町の主要地へ向かう。
- 京福バス、福井鉄道は中扉乗車→前扉降車の整理券後払い方式。いずれも福井駅からの大人片道初乗り運賃は100円(800m圏)。
- コミュニティバスは前扉乗車→中扉降車で就学児以上100円均一の先払い方式。
福井駅停留場
バス専用ロータリー入口寄りから降車場、1番のりば(JR駅玄関至近)…6番のりば(福井鉄道電停車止至近)の順となっている。但し☆の系統の降車場は約150m北の福井県道128号福井停車場米松線(お泉水通り、ホテルルートイン付近)路上。
- 1番のりば 京福バス(北東・東方面)
- 2番のりば 京福バス(北・北東方面)
- 3番のりば 京福バス(北西方面)
- 4番のりば 京福バス(西・南西方面)
- 5番のりば 京福バス(東・南・南東・南西方面)、福井鉄道
- 6番のりば まちづくり福井 コミュニティバス「すまいる」 - 京福バスが運行
- 北方面 田原 - 文京方面
- 東方面 城東 - 日之出方面
- 西方面 照手 - 足羽方面
- 南方面 木田・板垣方面
- 福井駅行到着便のみ
- 京福バス 30 高木線
乗合タクシー
今立郡池田町へのワゴン車路線(平日3.5往復のうち福井方面1本、土休日3往復の全便はデマンド運行)があり、デマンド便は同町役場「マイバスセンター」へ要予約。福井市内(福井駅付近以外に4箇所の乗降場所あり)相互間、池田町内(フリー乗降)相互間の利用不可。利用登録した町民以外の利用は1乗車大人1,000円、小児500円。
福井駅東口乗降場所
東口タクシー乗場の先に停車(停留所標識なし)。なお、乗車は東口高速路線バス4番乗場と同位置にある「アオッサ前」停留所からも可(標識あり)。
隣の駅
※当駅に停車する特急「サンダーバード」・「しらさぎ」・「ダイナスター」(当駅始発・終着)・「おはようエクスプレス」(平日下りのみ運転)・「おやすみエクスプレス」(平日上りのみ運転)の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。
- 西日本旅客鉄道
- ■北陸本線
- ■九頭竜線(越美北線、ただし越前花堂駅までは北陸本線)
- 福井駅 - 越前花堂駅
- ※なお、当駅と越前花堂駅の間には、日本貨物鉄道の貨物駅として南福井駅がある。
- えちぜん鉄道
- ■勝山永平寺線(■三国芦原線直通含む)
- □快速(上り到着列車のみ)・■普通
- 福井駅 (E1) - 新福井駅 (E2)
- □快速(上り到着列車のみ)・■普通
- 福井鉄道
- ■福武線
- ■急行・■区間急行・■普通
- 福井城址大名町停留場 (F21) - 福井駅停留場 (F22)
- ■急行・■区間急行・■普通
建設中の路線
脚注
本文中の出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』
- ^ a b c d “福井新聞”. (1990年12月24日) (1990-12-24発行)
- ^ a b "JR北陸線 福井駅の発車メロディが新しくなります ~葉加瀬太郎氏作曲「悠久の一乗谷」~" (Press release). 西日本旅客鉄道. 14 February 2017. 2019年10月18日閲覧。
- ^ “福井駅発車メロに葉加瀬さんの楽曲 「悠久の一乗谷」”. 産経ニュース. (2017年2月24日) 2019年10月18日閲覧。
- ^ a b 福井駅西口広場の電車・バスのりばの開業について福井市 2018年3月27日
- ^ a b c "9月15日「ICOCA」を福井県内のJR北陸本線(新疋田駅~牛ノ谷駅)に導入します!" (PDF) (Press release). 西日本旅客鉄道金沢支社. 30 May 2018. 2019年10月18日閲覧。
- ^ a b c d “福井もICOCAで行こか JR西、9月15日から19駅に導入”. 産経ニュース. (2018年6月4日) 2019年10月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g “福井県のJRに待望の自動改札機 9月8日から運用”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(福井新聞). (2018年7月30日) 2019年10月18日閲覧。
- ^ “JR西、福井でイコカ導入 9月15日から北陸線19駅”. 日本経済新聞. (2018年5月31日) 2019年10月18日閲覧。
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- ^ 福井駅「恐竜広場」のご案内(福井県公式サイト 2016年3月29日 2017年2月11日閲覧)
- ^ “福井駅の乗り継ぎが便利に 東口に高速バス乗降場”. 中日新聞 (2009年5月23日). 2009年6月18日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 桂知之 (2012年2月19日). “道の愛称 経緯は?”. 日刊県民福井 (中日新聞社) 2013年4月12日閲覧。[リンク切れ]
利用状況の出典
- 福井市統計書
- ^ a b c d e 平成9年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成10年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成11年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成12年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成13年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成14年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成15年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成16年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成17年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成18年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成19年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成20年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成21年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成22年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成23年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成24年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成25年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成26年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成27年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成28年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成29年度版福井市統計書 (PDF)
- ^ 平成30年度版福井市統計書 (PDF)
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 駅スタンプ - 昭和6年、日本で最初にスタンプが設置された。
- 騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!! - 冒頭の部分の撮影が福井駅前で行われている。
- 名探偵コナン - 「恐竜につぶされた男」のコナンたちが訪れた「米花恐竜館」の建物の外観が現在の福井駅を元に描かれている。
外部リンク
- JRおでかけネット 福井駅 - 西日本旅客鉄道
- 福井駅 - えちぜん鉄道
- 福井鉄道
- 福井駅周辺整備事業 - 福井県