「JR九州787系電車」の版間の差分
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* モハ787-3→モロ787-363 |
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* クモハ786-2→クモロ786-363 |
* クモハ786-2→クモロ786-363 |
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=== 行先表示器 フルカラーLED化 === |
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2020年3月13日、小倉工場から出場したBM-7編成において、側面の行き先表示が字幕式からフルカラーLED式に交換された。 |
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<gallery widths="160" perrow="4" style="font-size:90%;"> |
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ファイル:JR Kyushu 787 BM-7 Destination display INTERCITY AROUND THE KYUSHU Green car 20200719.jpg|フルカラーLEDの行先表示器 |
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== 沿革 == |
== 沿革 == |
2020年12月11日 (金) 02:52時点における版
お願い:車両の動きなどについては、Wikipedia:検証可能性に反する、個人の目撃報告や外部の私設サイトなどを典拠とする情報を記載しないでください。Wikipedia:出典を明記するやWikipedia:独自研究は載せない、Wikipedia:信頼できる情報源などの方針により除去されます。 |
JR九州787系電車 | |
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クモロ787形を先頭とした9両編成「つばめ」登場時の編成 (1992年、博多駅) | |
基本情報 | |
運用者 | 九州旅客鉄道 |
製造所 |
日立製作所 近畿車輛 |
製造年 | 1992年 - 2002年 |
製造数 | 140両 |
運用開始 | 1992年7月15日 |
主要諸元 | |
編成 | 4両・6両・7両 |
軌間 | 1,067 mm |
電気方式 |
交流20,000V (60Hz) (架空電車線方式) |
最高運転速度 | 130 km/h |
編成定員 |
195人(4両)・276人(6両)・388人(8両) 車種構成により多少増減する |
全長 |
20,500 mm 21,600 mm (先頭車) |
全幅 | 2,944 mm |
全高 | 3,670 mm |
車体 | 普通鋼 |
台車 |
ボルスタレス台車(ヨーダンパ付) コイルばね+円錐積層ゴム式 DT400K・TR400K SUミンデン式(試作台車・一部) DT901K・TR901K |
主電動機 | MT61QB型直流整流子電動機(他励方式) |
主電動機出力 | 150 kW × 4 / 両 |
駆動方式 | 中空軸平行カルダン撓み板継手方式 |
歯車比 | 3.50 |
編成出力 | 2,400 kW 1,200KW (4M3T/4M2T) (2M2T) |
制御方式 | サイリスタ位相制御・弱め界磁制御 |
制御装置 | CS404K形制御装置 |
制動装置 |
電気指令式ブレーキ (発電ブレーキ併用) |
保安装置 | ATS-SK、ATS-DK |
787系電車(787けいでんしゃ)は、九州旅客鉄道(JR九州)の交流特急形電車。
概要
811系電車の走行システムをベースに開発され、各種試験は7両編成(MT比6M1T)で実施された。
デザインは水戸岡鋭治主宰のドーンデザイン研究所が手がけており、落ち着いた車内の雰囲気や、「つばめレディ」と呼ばれる客室乗務員による接客や、ビュフェでの軽食の提供など、名列車にふさわしいサービスに対応していた。
1992年から2002年(平成14年)までの間に、日立製作所および近畿車輛で計140両が製造され、JR発足後に登場した特急形車両として初めて製造両数が100両を越えた。
1992年(平成4年)7月15日から営業運転を開始。
1993年(平成5年)、第36回鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞し、経済産業省(当時の通商産業省)グッドデザイン商品(現・産業デザイン振興会所管「グッドデザイン賞」)商品デザイン部門選定。
1994年(平成6年)、第5回ブルネル賞を受賞。
1994年「鉄道の日」制定を記念したプレイベントとして、10月9日・10日に「新旧つばめの出合うとき」が東日本旅客鉄道(JR東日本)大宮工場(現・大宮総合車両センター)で開催され、梅小路蒸気機関車館のC62形蒸気機関車2号機、JR東日本高崎運転所(現・高崎車両センター高崎支所)のEF55形電気機関車1号機とともに展示されたことがあるほか、1993年12月20日には、西日本旅客鉄道(JR西日本)大阪駅での展示会が行われたこともあり、この時は甲種輸送されている途中で普段は経由しない大阪駅に牽引機であるEF66-100番台とともに展示された。
2020年(令和2年)、大規模改造により、初の電車型の観光特急(D&S列車)「36ぷらす3」として運用が開始された。
構造
ここでは、製造時点での構造について記述する。
車体
普通鋼製である。ただし屋根上など腐食しやすい箇所についてはステンレス鋼を使用している。乗降扉の横幅は783系から200mm拡大され900mmとされた。駅ホーム高さの低い路線にも入線するためステップは引き続き設置された。バリアフリー関連設備が設計変更されたモハ787形200番台および300番台では乗降扉の幅が1,000mmに拡大されている。
塗装はグレー濃淡のツートンカラーとなり、各所に「TSUBAME」のロゴが配置されている。また車体側面の車両形式・車両番号表記も、「数字または文字を1文字毎に四角で囲む」表記が初めて採用され、これが以降の水戸岡デザインの特徴となる。(なお、2017年には、四角を黒塗りにし、白抜き表記で描かれた車両が登場している。)ただし、妻面の配置区所・形式・自重・定員表記などは従来どおり国鉄書体で表記されている。
なお、1999年(平成11年)以降に落成した車両には当初から車端部に転落防止幌が設置されていたが、現在は出場車にも増設された。
台車・機器
台車は新設計のDT400K(電動台車)およびTR400K(付随台車)が採用された。ただし以下の車両は試作台車を履いており、長期試験に供されている。
- クモロ787-2およびモハ786-102:DT900K、サハ787-202(←サハシ787-2):TR900K(いずれも近畿車輛製)
- モハ787-2およびモハ786-1:DT901K、サハ787-101:TR901K(いずれも住友金属工業製)
制御装置は、サイリスタ位相制御(MM'ユニット)と、発電ブレーキ併用による電気指令式ブレーキの組み合わせで、直流直巻電動機を採用した。電動車ユニットの偶数形式が上り(門司港)向きで、従来の車両とは上下向きが逆となっている。
クモハ786形およびモハ786形に装備しているパンタグラフはPS400K形下枠交差式パンタグラフが採用された。
最高速度は130km/h、速度種別は7両編成でA28である。
運転設備
左にT字形横軸マスコンハンドルと、右に縦軸ブレーキハンドル(常用7段+非常)で構成される。
本系列では、JR九州の電車として初めて本格的な乗務員支援モニタを採用した。画面構成はMON3と同様で音声による停車駅接近予告機能や、現在は使用されていないがチャイムによる交交セクションの接近予告を付加している。なお詳細は当該項目を参照。
これまで、運転席と客室は壁で仕切られていて、客室から運転席は見えない構造となっているが、2019年3月よりBM編成を対象に客室と運転室を仕切る戸に窓ガラスおよび遮光板が付いたものに交換された。
車内
座席
グリーン車の座席は2+1列のリクライニングシートで、座席の前後間隔は783系と同じ1,200mmであり背もたれ自体の角度と背もたれ上部の角度を別々に調節できる。
普通車は一般的な2+2列配置のリクライニングシートで、座席の前後間隔は783系から40mm拡大され、1,000mmとされた。背面部に収納式のテーブルを設置しているほか、簡易式フットレストを設置している。ただしサハシ787形のセミコンパートメントは、前後幅で2,010mmのコンパートメント内に2人掛けの座席を向かい合わせに配置している。
初期の一般普通席は座席背面テーブルのみだったが、1993年12月以降に落成した車両には座席外側の肘掛にも小型テーブルが追加されたほか、オーディオサービスも提供された。783系のグリーン席で提供された液晶テレビサービスは、利用状況が低かったことから採用されなかった。
クロハ786形はグリーン席・普通席ともに座席窓下足元にコンセントが設置されている。
その他車内設備
側面化粧板はダークグレー、床はカーペット敷きとなっている。
サハシ787形およびクハ787形0番台以外の普通車には、客室中央部(ただしモハ786形に限り客室前位側)に幅750mmの荷物置場を設置している。全車とも荷物棚には、蓋付きのハットラック式が採用された。
モハ786形全車には、バリアフリー対応の座席およびトイレを設置している。
LED式車内案内表示器を、客室の仕切扉上部に設置している。表示は上下2段式で、上段は左から号車番号表示、座席種別表示、禁煙表示灯、トイレ使用中表示となっている。下段はスクロール式情報表示板となっている。スクロール式情報表示での英数字表示は全角文字である。
「有明」向け新製先頭車のうち後位側は、仕切扉等が883系に準じたもので、半透明化ドアなどによってデッキの窮屈さを感じさせないデザインとなっている。クモハ786形の前位側およびクモロ787形には、スクロール式案内表示器が設置されていない。
落成当初はクモロ787形とモハ786形の全車両にテレホンカード専用の公衆電話室が設置されていたが、1990年代後半以降の携帯電話普及に伴い、モハ786-104および200番台・300番台全車では電話機が撤去され「携帯電話コーナー」に改められた。
-
モハ787-20 車内
(「有明」4両編成) -
旧サハシ787形
セミコンパートメント
(サハ787形改造後) -
旧サハシ787形
ビュフェ
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クロハ786-11
普通車部分
(「有明」4両編成) -
クロハ786-11
グリーン車部分
(「有明」4両編成) -
クモロ787形 車内
(DXグリーン席設置前) -
クモロ787-7 車内
(「有明」6両編成
・DXグリーン席設置後) -
クモロ787-12
サロンコンパートメント
(「有明」6両編成) -
クロハ786形
グリーン車座席
リクライニングを動作させた状態
形式別概説
- クモロ787形
- 下り方先頭車となる制御電動車。主制御器を備える。
- 車内は運転席、トップキャビン6名(→DXグリーン席3席)、一般グリーン席(14席)、4人用個室、トイレ・洗面所となっている。
- 1次車 (1 - 6) はモハ786-100番台、2次車以降 (7 - ) は同300番台とユニットを組んでいたが、1次車の一部は相方のモハが交換されている(後述)。
- 定員24人→21人、重量43.5t。
- クモハ786形
- 上り方先頭車となる制御電動車。後位側屋根上に下枠交差式パンタグラフ、床下に主変圧器を備える。
- 車内は中央に荷物置場がある。定員56人、重量45.2t。
- モハ787形
- 中間電動車。
- 主制御器および空気圧縮機 (CP) を1台備える。
- 車内はトイレ・洗面所付きで中央に荷物置場がある。そのため座席番号の8番ABCDが欠番となっている(後述のサハ787-0・100も同様)。定員56人、重量42.0t。
- モハ786形(0番台、100番台、200番台、300番台)
- 中間電動車。
- 0番台および100番台が1次車、200番台および300番台が2次車以降である。
- 当初は0番台および200番台がモハ787形と、100番台および300番台がクモロ787形とユニットを組んでいたが、1次車の一部はユニット組替が実施された(後述)。
- 後位側屋根上に下枠交差式パンタグラフ、床下に主変圧器を備える。
- 車内はバリアフリー対応トイレ・洗面所、自動販売機、フリースペース、荷物置場が車端部にある。平成14年製造車には817系類似のドアチャイムが装備されている。
- 定員は0番台・100番台が42名、200番台・300番台は40名。重量は全て44.0t。
- クロハ786形
- 下り方先頭車となる制御車。
- 車内は運転席、グリーン席、普通席、喫煙コーナー(現在は使用停止)となっている。
- グリーン室と普通室は手動式の扉で仕切られているほか、本形式の出入台との仕切は、883系と同様のガラス式となっている。
- また、車端部には転落防止幌が設置されている。定員37人、重量は36.0t。
- クハ787形0番台
- 上り方先頭車となる制御車。
- 車内は運転席、普通席で荷物置場は設置されていない。
- この車両もクロハ786形と同様、出入台との仕切はガラス式となっており、車端部には転落防止幌が設置されている。定員60名、重量31.1t。
- サハ787形0番台
- 付随車。
- 車内はトイレ・洗面所、簡易車掌台、普通席となっており、中央部に荷物置場がある。
- 一部車両は編成間で車両交換が実施されている(後述)。
- 乗降扉横の簡易車掌台には車掌スイッチ(いわゆる「どこでもドアスイッチ」)や開閉可能な小窓があり、これで外見上はモハ787形と識別可能である。定員56人、重量32.7t。
- サハ787形100番台
- 付随車。
- 1994年の時点では114まで製造されていたが、一部車両は、編成間で車両交換が実施されている(後述)ほか、2000年に5両がクハ787形100番台に改造された。
- その後2002年に増備された115 - 117には、座席上部に滑り止めのゴムシートが、車端部には転落防止幌が設置されている。
- 車内は中央に荷物置場がある。定員64人、31.1t。
- サハシ787形
- 当初はセミコンパートメント(4席×6室)、立席ビュフェ、車内販売準備室となっていた。床下にはCPを1台備える。定員24名、重量35.6t。
-
クモロ787形
(クモロ787-14) -
クモハ786形
(クモハ786-14) -
モハ787形
(モハ787-25) -
モハ786形300番台
(モハ786-305) -
クロハ786形
(クロハ786-5) -
クハ787形
(クハ787-5) -
サハ787形0番台
(サハ787-14) -
サハ787形100番台
(サハ787-117)
改造
本系列が今までに受けた主な改造は、以下のとおりである。なお、編成番号はいずれも現在のもので表記している。
モハ786形の交換
1994年までに、モハ786形のうち100番台と200番台の間で、以下のとおり交換がなされた。1次車(0番台・100番台)と2次車以降(200番台・300番台)で接客設備に違いがあるため、編成内の位置を揃えるのが狙いとされる。ただし、100番台が6両に対して200番台は5両しかなかったため、モハ786-104は交換されなかった。結果、同車はモハ786形の1次車で唯一「リレーつばめ」塗装となっている。なお、本系列は電動車ユニット内のみ半永久連結器、他はすべて密着連結器である。
- モハ786-101 (BM1) ←→ 202 (BM8)
- モハ786-102 (BM15) ←→ 205 (BM11)
- モハ786-103 (BM3) ←→ 204 (BM10)
- モハ786-105 (BM5) ←→ 203 (BM2)
- モハ786-106 (BM6) ←→ 201 (BM7)
カッコ内は、交換前に組成されていた編成である。
サハ787形の交換
上記のモハ786形の交換と同様に、1994年までにサハ787形のうち一部の0番台と100番台の間で、以下のとおり交換された。両者では座席定員やトイレの有無の違いがあるため、編成内の位置を揃えるのが狙いとされる。
- サハ787-6 (BM5) ←→ 110 (BM12)
- サハ787-10 (BM6) ←→ 111 (BM13)
カッコ内は、交換前に組成されていた編成である。
そもそも、サハ787形0番台・100番台ともその製造時期には差異があり、1994年度末の時点で編成と同数の14両ずつが揃ったが、当時の他の1編成1形式車(クモロ787形、クモハ786形、サハシ787形)とは編成内で車両番号の下2桁が揃っていない(BM1・3・4・15編成を除く)。
- サハ787-5・6:当初は2両ともBM5編成に組込。うち-6はトイレは設置準備工事で落成(後に設置された)。
- サハ787-9・10:BM7・8編成と同時に製造されたが、2両多く製造されており、ともにBM6編成(サハ無しの7両で落成)に組込。
- サハ787-110・111:BM12・13編成と同時に製造されたが、2両多く製造されており、上記のように組込。
中間車の先頭車化
2000年に「有明」向けBM107 - 111編成を組成する際に、不足する先頭車のうち上り方普通車は「つばめ」の短編成化により余剰となっていたサハ787形100番台から、以下のとおり改造されることとなった。サハ787形の捻出元編成はBM10・12 - 15編成である。
- サハ787形100番台の後位側座席8席を撤去し、在来車と同様の運転室ユニットを接合。
- 方転改造を実施。出入台部分、デッキと客室の仕切、客室中央部の荷物置場はそのまま残された。このため9番ABCD席が欠番となっている。外観上は、窓配置が異なるがクモハ786形からパンタグラフを撤去したイメージであり、前位より運転席、普通席(定員24名)、荷物置場、普通席(定員32名)となっている。定員56名、重量31.2t。
- サハ787-102・108・112 - 114→クハ787同番号(改番なし)
ビュフェの普通車化
2002年 - 2003年にかけて、九州新幹線(鹿児島ルート)部分開業に伴う「リレーつばめ」への転用を前に、ビュフェ部分が普通座席車に改造された。これによってサハシ787形は全車がサハ787形200番台に改番され、サハシ787形は廃形式となった。
また、一部の車両は外部塗装も同時に変更されたが、それまでのツートングレー塗装のまま竣工した車両もある(詳細は後述)。
- 885系の普通車と同一構造の座席を23席設置。ただし885系での革張りではなく、モケット張りである。またこの区画は窓上部の荷物棚がなく、手荷物を足元に置けるように座席の前後の間隔が他の普通席よりも広い。なお、座席番号1Cは欠番とされた。座席背面部には885系と同様にチケットホルダーが設置されているが、これには「リレーつばめ」編成(7両)にも「有明」編成(6両)にも「TSUBAME」のロゴ刺繍が施されている。定員47名、重量40.6t。
- 高窓や縦長の窓を廃止し、通常の高さの窓に変更。
- ボックスシート・もとのビュフェ区画部分のドーム状天井・業務用扉・客室乗務員用スペースはそのままとなっている。
- 車両番号は原番号に200を加えた形になり、サハシ787-1 → サハ787-201のように変更された。
外部塗装の変更
「つばめ」用として登場した車両は、全てツートングレーに「TSUBAME」ロゴ入りの外部塗装であったが、その後運用の変更に伴い、以下のように変更された。
「有明」向け変更
1999年 - 2000年にかけ、BM101 - 111編成を組成する際に、先頭車化改造車を含めて「つばめ」からの転用車は以下のように変更された。なお、新製された先頭車は落成時よりこの表記で登場した。
- 車内を含む車体の旧「TSUBAME」ロゴを、「ARIAKE」に変更。ただし書体等は従来のものと同様。
- 出入台横や先頭部に、赤地正方形上に白字で「ありあけ」と表記されたマークを追加。
2005年より、BM109編成を皮切りに車体の地色が従前のツートングレーから「リレーつばめ」と同様のダークグレーに変更された編成が登場している。また、この変更は「有明」専用となったBM12・15編成にも施工されたが、旧「TSUBAME」ロゴ+ツートングレーから直接「ARIAKE」ロゴ + 単色ダークグレーとなった。ちなみに、旧「TSUBAME」ロゴが最後まで残っていたのはBM15編成で、この変更は2006年1月20日付で完了した。2009年より、「リレーつばめ」と共通運用されることから「有明」マークが削除された編成が登場している。
「リレーつばめ」向け変更
2002年 - 2004年にかけ、「リレーつばめ」への転用を前に、7両編成およびBM12、15編成を除く6両編成は、以下のとおり変更された。ただし、新製された中間車は落成時より以下の仕様である。また6両編成は、これに併せて7両編成とされた。
- 車体地色をツートングレーからダークグレーに変更。
- 「TSUBAME」ロゴは、「つばめ」マークとともにステンレスの切文字に変更。なお、この切文字は2009年に白色ステッカーに変更された編成がある。
- 「見えるラジオ」を利用したニュース配信装置を追設(クモロ787形)。
さらに、「リレーつばめ」運行開始直前に以下のものが追加された。
- 車内外とも、「つばめ」マークの両側に「Relay tsubame」の金色シールを貼付。
- 800系と同様のドット表記の号車番号を、出入台横に貼付。
「AROUND THE KYUSHU」ロゴへの変更
2011年3月12日の九州新幹線鹿児島ルート全線開通に伴い、「リレーつばめ」が廃止され、787系は九州全域で使用されることから、前頭部および車体側面部の「TSUBAME」「ARIAKE」ロゴは「787」「AROUND THE KYUSHU」ロゴに置き換えられた[3]。また、4両編成もダークグレー塗装+「787」「AROUND THE KYUSHU」ロゴへの変更が進められている[4]。
ロゴの変更は小倉工場へ重要部検査などのために入場する際に、車体再塗装と同時に行われる予定のため、大半の車両は2011年3月のダイヤ改正にあわせて、車体へシールを貼り付ける形で仮処理を施した。このため、右の写真のように旧ロゴがシールの下に透けて見える車両も多く存在した[5]。
DXグリーン席の設置
2005年10月より、クモロ787-4を皮切りに、クモロ787形全車のトップキャビンを1列3席のリクライニングシートであるDXグリーン席に変更する改造が、約1年間かけて行われた。改造後の定員は24→21人と3人減となった。
座席モケットの色は、薄茶色と茶色の市松模様で落ち着いた雰囲気となっている。
巻き上げカーテンはJR九州の各車両の座席に一般的に使われるヒョウ柄である。
改修に際してトップキャビンと一般座席との仕切りは撤去されていなかったが、運用開始後ハットラックに頭をぶつける事故が発生したため、ドアは撤去された。
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DXグリーン席(2列)
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DXグリーン席(1列)
ワンマン化改造
2017年3月4日ダイヤ改正により、「にちりん」・「ひゅうが」および宮崎空港線普通列車となる列車の一部がワンマン運転が開始され、大分車両センター所属車を対象にワンマン化工事が実施された。この工事により、車外スピーカーの設置、客室内の防犯カメラおよびワンマン機器が増設されている。また、2018年にはBEC819系類似のドアチャイムと開閉ランプも随時追加されている。なお、ドアの開閉は車掌スイッチを扱う為、運転台には開閉スイッチの設置はない。これに伴う改番は発生していない。その後、2018年3月17日からは、「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」のうち、小倉-大分間増発の「にちりん」を除く4両編成で運行する列車はすべてワンマン運転となった。
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車外放送スピーカー
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デッキの防犯カメラ
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デッキの防犯カメラ
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客室内の防犯カメラ(準備工事)
ヘッドライトの交換
883系と同様、LEDのヘッドライトへ交換している(BM編成およびBO編成はLEDのヘッドライトへ交換済みである)。
「36ぷらす3」への改造
2019年 - 2020年にかけて、小倉総合車両センターにて、BM15編成6両を全車グリーン車に再改造し、専用編成となる「BM-363」編成に改造となった[6]。
2019年12月20日に車両の詳細が発表され、1号車から3号車までがグリーン個室(1号車は4席4室、2号車は6席3室と車いす対応座席、3号車は2席6室)、3号車はビュッフェとの合造車に戻され、4号車は車内体験やイベントに使用するマルチカー、5号車と6号車が通常のグリーン席(5号車30席、6号車27席)となり、編成定員は計103席[7]。2020年9月29日に報道陣向けに公開された[6]。編成番号と車両番号は全て「363」で統一されている。また、一部のBO車にあるドアチャイム(東日本同様バージョン)も付いている。
以下に改番の一覧を示す。新たにクモロ786形、モロ786形、モロ787形、サロ787形、サロシ786形が新形式となった。
- クモロ787-2→クモロ787-363
- モハ786-205→モロ786-363
- サハ787-202→サロシ786-363
- サハ787-2→サロ787-363
- モハ787-3→モロ787-363
- クモハ786-2→クモロ786-363
沿革
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- 4月20日 : ダイヤ改正。「ドリームつばめ」から撤退(783系に置き換え)。「有明」への運用復帰。
- 1996年(平成8年)
- 3月16日 : ダイヤ改正。「ドリームつばめ」を含め「つばめ」全列車が787系による運用となる。「かもめ」運用はなくなり、全編成を鹿児島運転所に集約。
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 7月15日 : 九州新幹線部分開業に伴う「リレーつばめ」への転用に先立ち、「つばめ」用編成はビュフェ車サハシ787形の普通車への改造、塗色変更などのリニューアルを開始。あわせて、6両編成のうち4本はサハ787形100番台の増結(新製または予備車の復帰)により再び7両編成となった。
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)
- 3月11日 : 7両編成は全編成リニューアル完了。ただし「Relay tsubame」ロゴ取付は「リレーつばめ」運行開始直前に実施。
- 3月13日 : ダイヤ改正。九州新幹線新八代駅 - 鹿児島中央駅間の開業により「つばめ」は新幹線に移行し「ドリームつばめ」は廃止。「つばめ」編成は新幹線「つばめ」に連絡して博多駅 - 新八代駅間を結ぶ「リレーつばめ」として運行開始。
- 4月 : この年から有田陶器市の時期に走る臨時列車の「みどり」の一部に運用されるようになった。この運用は「みどり」の一部が787系になる前年の2010年まで行われ、「リレーつばめ」用の7両編成が用いられていた(ただし2004年のみは1両減車した6両編成で運転)。
- 2005年(平成17年)
- 2007年(平成19年)
- 3月18日 : ダイヤ改正。787系使用列車は全面禁煙化。「リレーつばめ」67号で4両編成2本連結の運用が登場。
- 9月26日 : チャレンジ!おおいた国体開催に伴い、臨時特急「おおいた国体号」を博多駅・小倉駅 - 大分駅間で運行。
- 2011年(平成23年)
- 3月12日 : ダイヤ改正。
- 九州新幹線の全線開業に伴い「リレーつばめ」は廃止され、「有明」は早朝・深夜と通勤対応として上下7本に減便(787系での運行は3本)。「有明」の門司港駅・小倉駅 - 博多駅間は「きらめき」に移行。
- 余剰となった787系は「かもめ」「にちりんシーガイア」へ運用復帰、「みどり」「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」「川内エクスプレス」での運用開始。
- それまでの運用区間は鹿児島本線門司港駅 - 新八代駅間、豊肥本線熊本駅 - 肥後大津駅間および福北ゆたか線直方駅 - 吉塚駅間のみであったが、この改正で鹿児島本線川内駅 - 鹿児島駅間、長崎本線の喜々津駅 - 長与駅 - 浦上駅間を除く全区間、佐世保線全区間、日豊本線全区間、日南線・宮崎空港線南宮崎駅 - 宮崎空港駅間にも拡大し、JR九州の交流電化区間の大半で運用されることになった。佐世保線と南宮崎駅 - 鹿児島中央駅間での定期運用は初めてである。逆に、鹿児島本線長洲駅 - 新八代駅間および豊肥本線からは撤退(熊本駅発着の「有明」は2014年まで運行されたが、787系は当初から長洲駅発着の「有明」のみに充当されていた)。
- この運用変更に伴い、4両編成は大分鉄道事業部大分車両センターに異動。7両編成は全編成6両編成に減車し、繁忙期に「かもめ」「みどり」などでは8両編成に増結することとなった。
- 3月12日 : ダイヤ改正。
- 2014年(平成26年)
- 3月15日:ダイヤ改正に伴い6両編成(14本)のうち6本を7両編成に増結。「かもめ」「みどり」では787系全列車が7両編成での運行となる。
- 2016年(平成28年)
- 3月26日 : ダイヤ改正。「川内エクスプレス」が廃止されたため、鹿児島本線川内駅 - 鹿児島中央駅間から撤退。
- 2017年(平成29年)
- 3月4日:ダイヤ改正。「にちりん」「ひゅうが」および宮崎空港線充当列車の4両編成の列車の一部をワンマン化。
- 2018年(平成30年)
- 3月17日:ダイヤ改正。
- 「きらめき」での運用は本数削減と783系への置き換えにより大幅に減少。
- 「有明」の区間縮小に伴い鹿児島本線大牟田駅 - 長洲駅間から撤退。
- 「かもめ」「みどり」での6両編成の運用が復活(「かもめ100・103号」「みどり1・10号」が該当。なお「かもめ103号」以外は「ハウステンボス1・10号」の運転日は783系での運行となる)。
- 日豊本線の佐伯駅 - 延岡駅間を通しで運転する普通列車はすべて787系4両編成での運転となる(いずれも先頭車1両のみ乗車可能、車掌乗務)。
- 3月17日:ダイヤ改正。
- 2020年(令和2年)
現況
以下は2018年3月17日時点での状況について記す。BM-363編成については「36ぷらす3」を参照。
使用列車
本系列の登場当初はJR九州のフラッグシップトレインとして、鹿児島本線の他、長崎本線や日豊本線といった主要幹線にも投入された。しかし、鹿児島本線の特急「つばめ」「有明」全列車を787系に統一することとしたため、長崎本線は1996年、日豊本線は2000年に一旦定期列車での運用を終了した。その後は「つばめ」(→「リレーつばめ」)・「有明」の他、朝晩の間合い運用として「きらめき」「かいおう」に充当されていた。
2011年3月12日に九州新幹線 (鹿児島ルート)が全線開通し、「リレーつばめ」が廃止、「有明」が大幅減便となって運用に大幅な余裕が生じたことを受け、九州内の電車特急のうち「ハウステンボス」「ソニック」を除く定期列車全列車に充当され、九州で数多く残っていた485系を置き換える役割を果たすことになった(なお「ハウステンボス」「ソニック」も、臨時列車や運用変更の際に787系が使用された実績はある)。
現在使用されている列車
- 「きらめき」(2000年3月 - ):下り3・11・13・101号/上り4 - 8・12・22号
- 「有明」(1992年7月 - 1994年7月・1995年3月 - ):全列車
- 「かもめ」(1994年3月 - 1996年3月・2001年3月 - 10月・2011年3月 - 2020年3月):下り1・5・11・15・29・33・37・41・81・83・101・103号/上り10・14・28・32・36・40・44・46・82・84・100・108号
(2020年3月 - ):下り1・5・9 - 13・23・25・29・33・41・43・81・103号/上り6・10・14・18・20・30 - 34・40・44・48・84・100号 - 「みどり」(2011年3月 - ):下り1・29・31号/上り4・6・10号
- 「にちりん」(1993年3月 - 2000年3月・2011年3月 - ):下り1 - 5・11 - 15・19 - 25号/上り2・6 - 10・14 - 18・22 - 26・102号
- 「ひゅうが」(2011年3月 - ):下り3 - 9号/上り2・4・8 - 12号
- 「きりしま」(2011年3月 - ):下り3 - 11・15 - 19・81・101号/上り2・4・8 - 16・20・82・102号
- 「かいおう」(2001年10月 - ):下り3号/上り2号
- 一部の宮崎空港線の普通列車(宮崎駅・南宮崎駅 - 宮崎空港駅)
- 日豊本線・佐伯駅 - 延岡駅間の普通列車(2018年3月 - )[10][注 2]
かつて使用されていた列車
- 「つばめ」・「リレーつばめ」(1992年7月 - 2011年3月)
- 「ドリームつばめ」(1993年3月 - 1995年4月・1996年3月 - 2004年3月)
- 「ドリームにちりん」(1993年3月 - 2000年3月)
- 「川内エクスプレス」(2011年3月 - 2016年3月)
所属、編成および運用
所属
2011年4月1日現在、6両編成14本(BM-1 - 8・10 - 14・363編成。9は欠番)と増結用予備車のサハ787形12両が南福岡車両区に、4両編成11本(Bo-101 - 111編成)が大分鉄道事業部大分車両センターに所属している[11]。
- 当初は全車が鹿児島運転所(現・鹿児島車両センター)に配属されていた。9両編成が中心だった。1994 - 1996年に「かもめ」定期充当時は5本が南福岡電車区(現・南福岡車両区)に配属されていた。(一部は新製配置)「かもめ」への定期運用廃止とともに、鹿児島運転所に転出し再び全車が集中配備された。
- 1999 - 2000年に「有明」用の4両編成は南福岡電車区に転出した。その後に残った「つばめ」用7両編成および「有明」用6両編成も2004年に南福岡車両区に転出したことで、2004年時点で全車が南福岡電車区に集約された。なお、1999年以降の新製車のうち「有明」用の先頭車は当初から南福岡電車区への新製配置である。2011年1月時点では7両編成12本、6両編成2本、4両編成11本だった[3]。
- 2011年3月12日のダイヤ改正にあたり、7両編成は6両編成に減車、4両編成は485系を置き換えるため、大分車両センターに転出した。
編成および運用
- BM-1 - 8・10 - 14・363編成
- BM12・363(元15)編成は2011年3月以前から6両編成で、「有明」などに充当されていた。そのほかの編成は2011年3月に7両編成から3号車のサハ787形(100番台)を抜いた編成である。元7両編成は「Relay tsubame」のロゴが描かれていた。
- 編成番号BM-9は欠番。
- 7両編成から抜かれたサハ787形は101, 103 - 107, 109 - 111, 115 - 117の12両で、繁忙期に2両単位で増結し、主に長崎本線系統の特急列車に使用していた。2014年3月15日からは「かもめ」「みどり」を7両で運行するため、6編成に対してサハ787形を1両増結している(繁忙期にはさらに1両増結)。なお、7両または8両で運行される編成は一定していない。増結位置は7両化の場合モハ786形とサハ787形200番台の間で、8両化の場合はこれに加えてサハ787形0番台とモハ787形の間に挿入され、それぞれ3号車、6号車となる。
- BM15編成は先述の「36ぷらす3」用改造を受けるために運用を離脱し、2020年9月29日の報道公開にてBM363編成への改番が確認されている。
- 7両編成は「きらめき」(3・8・12・13号)「有明」および「かもめ100・103号」「みどり1・10号」を除く「かもめ」「みどり」の787系全列車、6両編成は「きらめき」(4・6・11・22・101号)「かもめ」(100・103号)「みどり」(1・10号)「にちりん」(3・8・13・14・19号)「にちりんシーガイア」(24号)「ひゅうが」(5・8号)および「かいおう」の787系全列車に充当されている。
- 各車(BM363除く)とも車体の「Relay tsubame」「ARIAKE」表記を「(INTERCITY) AROUND THE KYUSHU」表記に変更した。
編成番号 | (博多駅基準) ← 大牟田・長崎・早岐・宮崎空港 佐世保/小倉・門司港・直方 →
| ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
クモロ787 | モハ786 | サハ787 | サハ787 | モハ787 | クモハ786 | ||
BM-1 | 1 | 202 | 201 | 1 | 1 | 1 | |
BM-2 | 9 | 303 | 209 | 11 | 17 | 9 | |
BM-3 | 3 | 204 | 203 | 3 | 5 | 3 | |
BM-4 | 4 | 104 | 204 | 4 | 7 | 4 | |
BM-5 | 5 | 203 | 205 | 5 | 9 | 5 | |
BM-6 | 6 | 201 | 206 | 9 | 11 | 6 | |
BM-7 | 7 | 301 | 207 | 7 | 13 | 7 | |
BM-8 | 8 | 302 | 208 | 8 | 15 | 8 | |
BM-10 | 10 | 304 | 210 | 12 | 19 | 10 | |
BM-11 | 11 | 305 | 211 | 13 | 22 | 11 | |
BM-12 | 12 | 306 | 212 | 6 | 23 | 12 | |
BM-13 | 13 | 307 | 213 | 10 | 24 | 13 | |
BM-14 | 14 | 308 | 214 | 14 | 25 | 14 | |
編成番号 | |||||||
クモロ787 | モロ786 | サロシ786 | サロ787 | モロ787 | クモロ786 | ||
BM-363 | 363 | 363 | 363 | 363 | 363 | 363 |
- Bo-101 - 111編成
- 11本が存在する。全車2011年3月に南福岡から大分に転出。
- 元々は「有明」用で、「ARIAKE」のロゴが描かれていたが、6両編成同様、ダークグレー+「AROUND THE KYUSHU」ロゴとなっている。
- 「にちりん」(1・2・5・6・10・11・15・16・18・21・22・23・25・102号)「ひゅうが」(2・3・4・7・9・10・12号)および「きりしま」の787系全列車に充当。
- 「ソニック」用車両が事故等で運用離脱した場合、2編成をつないだ8両で代走する場合がある。
- 全座席禁煙で喫煙ルームを備えていたが、2007年3月18日のダイヤ改正以降は喫煙ルームの使用は停止とされた。
- 先頭車のうち、クハ787形100番台はサハ787形100番台の改造車であり、定員が4名少ない。
- ワンマン運転対応済みで、2018年3月17日ダイヤ改正でこの編成を用いる特急列車はすべてワンマン運転となった。
- 3号車は基本的に自由席として運転されるが、このうち車いすに対応する2席のみ指定席として発売される。
編成番号 | (宮崎駅基準) ← 鹿児島中央・宮崎空港 大分 →
| ||||
---|---|---|---|---|---|
クロハ786 | モハ787 | モハ786 | クハ787 | ||
Bo-101 | 1 | 2 | 1 | 1 | |
Bo-102 | 2 | 10 | 5 | 2 | |
Bo-103 | 3 | 12 | 6 | 3 | |
Bo-104 | 4 | 14 | 106 | 4 | |
Bo-105 | 5 | 18 | 105 | 5 | |
Bo-6106 | 6 | 21 | 6102 | 6 | |
Bo-107 | 7 | 4 | 2 | 102 | |
Bo-108 | 8 | 6 | 3 | 108 | |
Bo-109 | 9 | 8 | 4 | 114 | |
Bo-110 | 10 | 16 | 101 | 112 | |
Bo-111 | 11 | 20 | 103 | 113 |
脚注
注釈
出典
- ^ 川上章吉 1992, p. 75.
- ^ 『JR全車輌ハンドブック 2008』ネコ・パブリッシング、2008年8月1日、636-637頁。ISBN 978-4777006663。
- ^ a b 坂正博「JR九州新幹線・特急列車の運転体系概要」『鉄道ダイヤ情報』第323号、交通新聞社、2011年3月、pp. 28-35。
- ^ “787系BM106編成が塗装およびロゴ変更のうえ出場”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース. 交友社 (2011年3月8日). 2012年10月13日閲覧。
- ^ 鶴通孝「INTERCITY 787 AROUND THE KYUSHU」『鉄道ジャーナル』第45巻第6号、鉄道ジャーナル社、2011年3月、74-88頁、ISSN 0288-2337。
- ^ a b 畳敷きの個室にソファ!JR九州新観光列車「36ぷらす3」公開 - RMニュース(ネコ・パブリッシング社、2020年9月29日掲載、同日閲覧)
- ^ “「36ぷらす3」車両レイアウトについて” (PDF). 九州旅客鉄道 (2019年12月20日). 2019年12月20日閲覧。
- ^ 『鉄道ジャーナル』第33巻第5号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、95頁。
- ^ 外山勝彦「鉄道記録帳2003年2月」『RAIL FAN』第50巻第5号、鉄道友の会、2003年5月1日、21頁。
- ^ “日豊本線「宗太郎越え」の普通列車が787系化される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース. 交友社 (2018年3月17日). 2018年3月19日閲覧。
- ^ ジェー・アール・アール(編)『JR電車編成表2012冬』交通新聞社、2011年11月。ISBN 978-4-330-25611-5。
参考資料
- 川上章吉「新車ガイド2 JR九州 787系特急形交流電車」『鉄道ファン』第32巻第9号、1992年9月1日、66-75頁。