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大牟田駅から1.5 kmほど北側の大牟田市下白川町に、仮屋川操車場と呼ばれる当駅構内扱いの施設があった。ここは旧・[[三池鉄道]]の旭町駅で、ここから南へ向かい[[三井化学]]大牟田工場に至る同社の[[専用鉄道]]が分岐していた。専用鉄道には、[[南延岡駅]]発送の[[塩素|液体塩素]]が専用[[海上コンテナ#タンク・コンテナ|タンクコンテナ]]で、[[黒崎駅]]発送の[[硝酸|濃硝酸]]が専用コンテナで到着していた。また、一時期[[海上コンテナ]]の取扱いもあり、輸出コンテナが[[北九州貨物ターミナル駅]]を経由して[[北九州港]]から発送され、空コンテナが同港から到着していた。 |
大牟田駅から1.5 kmほど北側の大牟田市下白川町に、仮屋川操車場と呼ばれる当駅構内扱いの施設があった。ここは旧・[[三池鉄道]]の旭町駅で、ここから南へ向かい[[三井化学]]大牟田工場に至る同社の[[専用鉄道]]が分岐していた。専用鉄道には、[[南延岡駅]]発送の[[塩素|液体塩素]]が専用[[海上コンテナ#タンク・コンテナ|タンクコンテナ]]で、[[黒崎駅]]発送の[[硝酸|濃硝酸]]が専用コンテナで到着していた。また、一時期[[海上コンテナ]]の取扱いもあり、輸出コンテナが[[北九州貨物ターミナル駅]]を経由して[[北九州港]]から発送され、空コンテナが同港から到着していた。 |
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これらを輸送する貨物列車は、北九州貨物ターミナル駅経由で南延岡駅との間に1日1往復運行されていた。駅構内・操車場内の入換作業用のため、同駅には[[JR貨物HD300形 |
これらを輸送する貨物列車は、北九州貨物ターミナル駅経由で南延岡駅との間に1日1往復運行されていた。駅構内・操車場内の入換作業用のため、同駅には[[JR貨物HD300形ディーゼル機関車|HD300形ハイブリッド機関車]]が常駐していた。 |
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[[三菱ケミカル]]福岡事業所が濃硝酸製造を中止したことにより、2020年5月7日の運行を以て専用鉄道の運行は終了。操車場の使用も終了した<ref>[https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000003-san-l40 『さよなら5両の「炭鉱電車」 三井化学大牟田工場、専用線廃止で「引退」』 産経新聞 2020年5月8日]</ref>。 |
[[三菱ケミカル]]福岡事業所が濃硝酸製造を中止したことにより、2020年5月7日の運行を以て専用鉄道の運行は終了。操車場の使用も終了した<ref>[https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000003-san-l40 『さよなら5両の「炭鉱電車」 三井化学大牟田工場、専用線廃止で「引退」』 産経新聞 2020年5月8日]</ref>。 |
2021年4月19日 (月) 21:35時点における版
大牟田駅 | |
---|---|
東口(2016年6月10日) | |
おおむた Ōmuta | |
所在地 | 福岡県大牟田市 |
所属事業者 |
九州旅客鉄道(JR九州・駅詳細) 日本貨物鉄道(JR貨物) 西日本鉄道(西鉄・駅詳細) |
大牟田駅(おおむたえき)は、福岡県大牟田市不知火町一丁目および久保田町二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)・西日本鉄道(西鉄)の駅である。
概要
中部有明地域の主要都市である大牟田市の中心駅で、全列車が停車する。JR九州の鹿児島本線と、西鉄の天神大牟田線が乗り入れており、両線がともに乗り入れるのは当駅のみである。
福岡県の最南端に位置する駅である。またJRグループ以外の鉄道会社が自社線内のみで運行する特急列車の停車駅[注釈 1]、及び特別料金不要の特急列車の停車駅、更には大手私鉄の駅としても、当駅が日本で最南端に位置する[注釈 2]。
九州新幹線(新大牟田駅)の開業に伴い、JR線の特急列車は段階的に運行本数が削減され、2021年3月のダイヤ見直しによる有明(平日の朝、上り1本のみ)の廃止によりすべて消滅した。
また、2018年3月からは、日中の時間帯においてJR線の当駅から博多駅方面への快速列車が無くなったため[1][2]、当駅から福岡市への日中の直通列車は西鉄急行のみとなっている。
歴史
- 1891年(明治24年)4月1日 - 九州鉄道(初代)の駅として開業。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道国有化、国有鉄道(当時は帝国鉄道庁)の駅となる。
- 1911年(明治44年)2月 - 現在位置に移転。
- 1939年(昭和14年)7月1日 - 九州鉄道(2代目)大牟田線(後の西鉄天神大牟田線)の大牟田駅が開業。
- 1942年(昭和17年)9月22日 - 九州鉄道(2代目)が合同合併し西日本鉄道成立により同社大牟田線となる
- 1945年(昭和20年)7月26日 - 大牟田大空襲被災により駅本屋を含め大牟田駅構内が焼失。
- 1955年(昭和30年) - 西口駅舎改築[3]。
- 1956年(昭和31年)3月 - 現4代目駅本屋(東口)完成[4]。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄の駅は九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
- 1990年(平成2年)
- 1996年(平成8年)3月16日 - 専用線発着を除くコンテナ輸送を、貨物列車からトラック輸送に転換。鳥栖駅との間にトラック便運行開始。
- 2001年(平成13年)1月 - 三井化学専用鉄道で海上コンテナ輸送開始。
- 2006年(平成18年)3月18日 - トラック便の発着駅を鳥栖駅から鳥栖貨物ターミナル駅に変更。
- 2017年(平成29年)2月1日 - 西鉄駅に駅ナンバリングを導入[6]。
- 2018年(平成30年)
- 2021年(令和3年)
駅名の由来
開業当時の地名(三池郡大牟田町)から。
「大牟田」は、近世以来の地名。「大きなムタ(湿地)」の意。
駅構造など
JR九州
JR 大牟田駅 | |
---|---|
おおむた Ōmuta | |
◄JB26 銀水 (3.2 km) (4.1 km) 荒尾 JB28► | |
所在地 | 福岡県大牟田市不知火町一丁目24 |
駅番号 | JB 27 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | 鹿児島本線 |
キロ程 | 147.5 km(門司港起点) |
電報略号 | オム |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[4] |
乗車人員 -統計年度- |
2,661人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1891年(明治24年)4月1日[4] |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有[4] |
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅[4]。駅番号はJB27。
朝夕の時間帯には、博多駅方面からの快速及び普通列車、熊本駅方面からの普通列車のそれぞれ一部が当駅で折り返している。なお、博多・小倉方面から来る快速・普通列車の一部は、当駅で熊本・八代方面へ向かう普通列車に同じホーム(1番のりば)で乗り換えできる。
直営駅で、みどりの窓口が設置されている。駅自動放送が導入されている。
1番線熊本方に存在するホーム屋根の基礎に使われている中古レールの刻印は、八幡製鉄所製皇紀表記の珍品。
JR駅と西鉄駅の間には留置線が5線(4番線~8番線)ある。主に専用貨物の発着・入換・機関車の機回しに使用されている。夜間には荒尾駅発の回送列車が1本入線し、そのまま夜間留置となる。入換信号機及び、一部の線には出発信号機も設置されているが、後述のオフレールステーション化と西日本鉄道への甲種輸送の終了により、現在は4番線と5番線の2線のみの使用となっている。他の留置線では、線路はそのまま残されてはいるものの入換信号機は使用停止措置が行われている。
また、1番線(下り本線)の荒尾駅寄りに隣接して貨物取扱い線が4線あるものの、こちらもオフレールステーション化により、現在は専用貨物の入換のために常駐している機関車(JR貨物門司機関区の入換動車化改造されたDE10形1両)の留置線として1線のみが使用されている。
なお、2番線への留置車と合わせて夜間滞泊の列車が2本設定されている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 鹿児島本線 | 下り | 玉名・熊本・八代方面 | |
2 | 発着または待避 | |||
上り | 久留米・鳥栖・博多方面 | |||
3 |
-
JR線駅名標
-
大蛇山のイラストが入った駅名標
西鉄
西鉄 大牟田駅 | |
---|---|
おおむた Ōmuta | |
◄T49 新栄町 (1.1 km) | |
所在地 | 福岡県大牟田市久保田町二丁目7 |
駅番号 | T 50 |
所属事業者 | 西日本鉄道(西鉄) |
所属路線 | ■天神大牟田線 |
キロ程 | 74.8 km(西鉄福岡(天神)起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
8,373人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1939年(昭和14年)7月1日 |
主に特急は7・8番のりば、普通は4番のりばに発着する。5・6番のりばに発着する列車は朝の少数に限られる。
天神大牟田線の終点駅であり、西鉄特急の発着駅である。また、2019年3月より、新観光列車"THE RAIL KITCHEN CHIKUGO"の発着駅(「ランチの旅 (CHIKUGO LUNCH COURSE)」の到着駅・「ディナーの旅 (CHIKUGO DINNER COURSE)」の出発駅)となった[10]。
のりば
のりば | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
4 | ■天神大牟田線 | 久留米・福岡(天神)・甘木方面 | |
5 | 線路を共用 | ||
6 | (降車用) | ||
7 | 久留米・福岡(天神)・甘木方面 | 線路を共用 | |
8 | (降車用) |
-
西鉄線のりば
駅舎
東口
東口は一部2階建て構造となっている。当初3階建てで設計されていたが、石炭産業の斜陽化に伴い平屋建てに設計変更されている[11]。以前はJR・西鉄それぞれのホームへ入出場することができたが[注釈 3]、現在ではJRの改札口のみが設けられ、西鉄ホームへの入出場はできない[注釈 4]。
ファミリーマート(JR大牟田駅店[注釈 5])や千年の宴などが入居している。また、かつてはキヨスクやトランドールもあったが、現在は閉店し、キヨスク跡は自動販売機コーナーに、トランドール跡は歯科医院になっている。
西口
西口はもともとJR・西鉄双方の改札口が別々に設置されていたが、改札内でのJR・西鉄相互の乗換はできなかった[注釈 6]。JRの跨線橋と大牟田駅連絡橋とを直結する改札口(連絡橋口)が新設されたことに伴い、JRの改札口が使用停止となったため、現在は西鉄の改札口のみがある。
ファミリーマート(大牟田駅西口店[注釈 7])がある。また、レンタサイクルのサービスもある[注釈 8]。
貨物駅
JR貨物の駅は、コンテナ貨物と車扱貨物の取扱駅となっている。駅のフロント(大牟田オフレールステーション)で取り扱うコンテナ貨物については1996年(平成8年)3月よりトラック便による代行輸送となっている。車扱貨物については、2020年(令和2年)3月14日改正現在でも貨物列車による輸送となっている。
大牟田オフレールステーション
駅東口の南側には、当駅に属するコンテナ集配基地の大牟田オフレールステーション(略称:大牟田ORS・北緯33度1分44.7秒 東経130度26分37.8秒)がある。貨物列車代替のトラック便が、ここと鳥栖貨物ターミナル駅との間に1日10往復運行されている。取扱貨物は、12フィートコンテナのみとなっている。なお、「オフレールステーション」の通称は2006年(平成18年)4月より使用されている。
以前は駅フロントでも車扱貨物の取扱があり、南四日市駅よりタンク車で輸送された、三菱ガス化学佐賀製造所向けの過酸化水素水の取扱があったが、2003年(平成15年)3月にタンクコンテナ化された際に着駅が変更された。
仮屋川操車場・専用鉄道
大牟田駅から1.5 kmほど北側の大牟田市下白川町に、仮屋川操車場と呼ばれる当駅構内扱いの施設があった。ここは旧・三池鉄道の旭町駅で、ここから南へ向かい三井化学大牟田工場に至る同社の専用鉄道が分岐していた。専用鉄道には、南延岡駅発送の液体塩素が専用タンクコンテナで、黒崎駅発送の濃硝酸が専用コンテナで到着していた。また、一時期海上コンテナの取扱いもあり、輸出コンテナが北九州貨物ターミナル駅を経由して北九州港から発送され、空コンテナが同港から到着していた。
これらを輸送する貨物列車は、北九州貨物ターミナル駅経由で南延岡駅との間に1日1往復運行されていた。駅構内・操車場内の入換作業用のため、同駅にはHD300形ハイブリッド機関車が常駐していた。
三菱ケミカル福岡事業所が濃硝酸製造を中止したことにより、2020年5月7日の運行を以て専用鉄道の運行は終了。操車場の使用も終了した[12]。
駅弁
唯一の販売業者であった大牟田駅弁が2007年12月廃業して以降、当駅での駅弁販売は行われていない。なお、廃業直前に販売されていた弁当は以下の通り。
- 御料理
- たいらギ寿し
利用状況
- 旅客
年度 | JR九州 | 西日本鉄道 | ||
---|---|---|---|---|
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 | |
2001年(平成13年) | 未 公 表 |
6,982 | 5,436 | 10,786 |
2002年(平成14年) | 6,842 | 5,186 | 10,312 | |
2003年(平成15年) | 6,812 | 4,989 | 9,904 | |
2004年(平成16年) | 6,849 | 4,962 | 9,882 | |
2005年(平成17年) | 6,983 | 4,833 | 9,712 | |
2006年(平成18年) | 7,062 | 4,740 | 9,525 | |
2007年(平成19年) | 7,120 | 4,674 | 9,367 | |
2008年(平成20年) | 7,221 | 4,620 | 9,282 | |
2009年(平成21年) | 6,964 | 4,488 | 8,978 | |
2010年(平成22年) | 6,993 | 4,414 | 8,860 | |
2011年(平成23年) | 5,867 | 4,388 | 8,814 | |
2012年(平成24年) | 5,903 | 4,282 | 8,538 | |
2013年(平成25年) | 未 公 表 |
4,323 | 8,642 | |
2014年(平成26年) | 4,249 | 8,438 | ||
2015年(平成27年) | 4,393 | 8,750 | ||
2016年(平成28年) | 3,014 | 4,326 | 8,579 | |
2017年(平成29年) | 3,006 | 4,189 | 8,294 | |
2018年(平成30年) | 2,825 | 8,440 | ||
2019年(令和元年) | 2,661 | 8,373 |
- 貨物
- 2011年度
- 発送 - コンテナ貨物:33,842トン、車扱貨物:0トン
- 到着 - コンテナ貨物:43,013トン、車扱貨物:0トン
2009年12月から車扱貨物は、タンクコンテナ化。
駅周辺
JR側駅舎(駅東口)の前を国道208号が鹿児島本線に並行する形で通っている。駅周辺は大牟田の行政の中心である。
東口
- 大牟田駅前定期券発売所 - 西鉄電車・バス関連の定期券などの購入が可能
- 大牟田観光プラザ
- 大牟田市役所
- 大牟田郵便局
- 大牟田文化会館
- 大牟田市立病院
- 三池カルタ記念館等複合施設(カルタックスおおむた) - 大牟田市立図書館、三池カルタ・歴史記念館
- 大牟田警察署
- ゆめタウン大牟田
- 大牟田市動物園
- 福岡県立三池工業高等学校
- 三井三池炭鉱宮原坑
西口
バス路線
東口に大牟田駅前バス停留所、西口に大牟田駅西口バス停留所があり、それぞれ西鉄バス大牟田の以下の路線が乗り入れている。
大牟田駅前バス停留所
大牟田観光プラザ前乗り場(大牟田駅東口ロータリー内)
- ■ 1・2 通町・三池中町・久福木団地方面
- ■ 3 グリーンランド正門前・ホテルヴェルデ前方面
- ■ 4 通町・高泉団地・三池中町方面
- ■ 6 ゆめタウン大牟田方面
- ■ 10 八尻町・米の山・普光寺方面
- ■ 15 笹林町・有明高専方面
- ■ 16 笹林町・一部橋・倉掛・万田坑方面
- ■ 18 新栄町・手鎌・黒崎団地方面
- ■ 21 笹林町・勝立・新勝立四丁目方面
- ■ 25 上町・勝立・庄山方面
- ■ 55 通町・長溝町・田隈・吉野・新大牟田駅前・南関方面
- ■ 57 (吉野循環) 草木・橘交差点・吉野・大牟田病院前方面
- 荒尾・大牟田 - 福岡空港線(高速バス) 新大牟田駅前・高速山川・高速基山・福岡空港・博多BT方面
大牟田商工会館前乗り場(国道208号沿い:大牟田駅から横断歩道を渡って反対側)
- ■ 1 西鉄大牟田営業所方面
- ■ 2 右京町・四ツ山・荒尾駅前方面
- ■ 4 天領橋・四ツ山・荒尾駅前方面
- ■ 7 大牟田市立病院・西鉄大牟田営業所方面
- ■ 7-1 大牟田市立病院・延命公園・動物園前・西鉄大牟田営業所方面
大牟田駅西口バス停留所
- ■ 直行5 三池港行(三池港でやまさ海運三池島原ラインと接続)
- ■ 8 イオンモール大牟田・イオンモール大牟田南方面
- ■ 直行9 帝京大学福岡キャンパス行
隣の駅
- 西日本鉄道
- ■天神大牟田線
- ■特急・■急行・■普通
- 新栄町駅 (T49) - 大牟田駅 (T50)
- ■特急・■急行・■普通
特記事項
- 西鉄が新車両を導入する際は、JR線を通って大牟田駅まで回送され、構内で西鉄線に移し変えられていたが、1999年(平成11年)に導入された6050形6157編成以降は門司港から筑紫車庫へ直接陸送するようになった。
- 太平洋戦争末期の大牟田大空襲により駅舎が全焼、駅史も焼失したため、1945年(昭和20年)以前に大牟田駅に勤務していた一般職員は元より駅長助役の氏名不明者も多数存在する。
- 旧九州鉄道(西鉄)は旧国鉄(JR)へ間借りする形で大牟田延長をしたため、駅舎は東口・西口ともJRの保有となっている。また、銀水 - 大牟田間の鹿児島本線と天神大牟田線の並走区間も、踏切構造はJRの基準に合わせられている。
- JR九州と西鉄はかつて連絡運輸取決めを結んでいて、当駅を乗換駅として鹿児島本線の荒尾駅 - 熊本駅間の各駅と、天神大牟田線の新栄町駅以外の特急停車駅および太宰府線太宰府駅間の相互区間の連絡乗車券が購入できた。その場合、JRの規則が適用され、JRと西鉄の区間を合わせた通算キロが101km以上になると通常のJRの乗車券と同様に有効期間が2日間となり、途中下車も可能であった。なお、西鉄の乗車券の購入は両社とも上記区間の駅のみで可能で、JRのマルス券は西鉄の自動改札には対応していなかったが、西鉄の自動券売機で発行した乗車券はJRの自動改札に対応していた。なお、この連絡運輸は、当初は鹿児島本線熊本駅 - 西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)間および三角線も対象であったが、2004年3月の九州新幹線部分開業に伴って前述の区間に短縮され、2014年3月31日をもって廃止された。
脚注
注釈
- ^ JRグループ以外の鉄道会社の特急停車駅では高知県にある土佐くろしお鉄道宿毛線宿毛駅が最も南に位置する駅となるが、同駅に乗り入れる特急列車は全てJR四国に直通する。
- ^ 最西端は福岡市中央区にある西鉄福岡(天神)駅、最北端は栃木県日光市にある東武鉄道・新藤原駅、最東端は千葉県成田市にある京成電鉄・空港第2ビル駅。
- ^ 西鉄が東口・西口双方での改札業務をJRに委託していたため。1999年(平成11年)4月に西鉄が自動改札機を導入したことに伴い、委託業務は廃止された。
- ^ 東口から西鉄ホームへ向かう場合(その逆の場合を含む)、駅南側にある大牟田駅連絡橋へと迂回しなければならない。また、西鉄の券売機も東口からは撤去されている。
- ^ 旧:生活列車→am/pm
- ^ 委託業務の廃止によるもの。
- ^ 旧:ミニコンビ
- ^ レンタサイクルの管轄は西鉄柳川駅となっており、問い合わせ等はこちらで受け付けている。
- ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事。
出典
- ^ “平成30年3月にダイヤを見直します” (PDF). 九州旅客鉄道 (2017年12月15日). 2017年12月15日閲覧。
- ^ “平成30年3月にダイヤを見直します(熊本エリア)” (PDF). 九州旅客鉄道 (2017年12月15日). 2017年12月15日閲覧。
- ^ a b “西口駅舎の改築落成式 JR大牟田駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1990年10月9日)
- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、22頁。
- ^ “大牟田駅連絡橋設置26年 市道に 大規模改修機に認定”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2016年12月6日)
- ^ “西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
- ^ “JR九州旅行支店・駅旅行センター営業体制の見直しについて” (PDF). 九州旅客鉄道 (2018年3月27日). 2018年5月2日閲覧。
- ^ “訪日外国人のお客さまに、安心してご利用いただけるご案内を目指します!北部九州エリア157駅に「駅ナンバリング」を導入します” (PDF). 九州旅客鉄道. 2018年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
- ^ 大牟田駅連絡橋改修工事について(お知らせ)
- ^ “地域を味わう旅列車『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』 2019年3月23日(土)運行開始!” (日本語). 西日本鉄道. (2018年10月18日) 2018年12月17日閲覧。
- ^ * 弓削信夫 「福岡県JR全駅」1993年 葦書房 ISBN 4-7512-0529-3
- ^ 『さよなら5両の「炭鉱電車」 三井化学大牟田工場、専用線廃止で「引退」』 産経新聞 2020年5月8日
- ^ 駅別乗車人員(令和元年度)
- ^ 鉄道事業|企業・グループ情報《西鉄について》 令和元年度 駅別乗降人員
- ^ 大牟田市統計年鑑 (運輸および通信) - 大牟田市公式ホームページ/統計より
- ^ “大牟田駅西口をもっとたのしく!”. 広報おおむた. 大牟田市 (2019年3月15日). 2019年12月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 大牟田駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
- 大牟田駅(西鉄沿線web)