「相鉄20000系電車」の版間の差分
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{{車両の動き}} |
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{{鉄道車両 |
{{鉄道車両 |
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| 車両名 = 相鉄20000系電車 |
| 車両名 = 相鉄20000系電車<br>相鉄21000系電車 |
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| 背景色 = # |
| 背景色 = #041452 |
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| 文字色 = #ffffff |
| 文字色 = #ffffff |
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| 画像 = Sagami-Railway- |
| 画像 = Sagami-Railway-20000-20102F.jpg |
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| 画像説明 = 相鉄20000系 |
| 画像説明 = 相鉄20000系(20102×10)<br>(2020年10月25日 [[星川駅 (神奈川県)|星川駅]] - [[天王町駅]]間) |
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| 運用者 = [[相模鉄道]] |
| 運用者 = [[相模鉄道]] |
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| 製造所 = [[日立製作所]][[日立製作所笠戸事業所|笠戸事業所]] |
| 製造所 = [[日立製作所]][[日立製作所笠戸事業所|笠戸事業所]] |
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| 製造年 = 20000系:2018年・2020年<ref group="注">厳密にいえば第7編成のみ2021年入籍。</ref><br>21000系:2021年 - 2023年 |
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| 製造年 = [[2017年]] - |
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| 製造数 = 20000系:10両7編成(70両)<br>21000系:8両9編成(72両) |
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| 製造数 = 7編成70両(2020年12月22日現在)<ref>交友社『鉄道ファン 2020年8月号』付録 大手私鉄車両ファイル 車両配置表</ref> |
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| 運用開始 = |
| 運用開始 = 20000系:2018年2月11日<br>21000系:2021年9月6日 |
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| 投入先 = [[相模鉄道]]の各線・[[東急新横浜線]]<br>20000系:[[東急東横線|東横線]]・[[東京メトロ副都心線]]<br>21000系:[[東急目黒線|目黒線]]・[[東京メトロ南北線|南北線]]・[[埼玉高速鉄道線]]・[[都営地下鉄三田線|都営三田線]] |
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| 編成 = 10両編成(5M5T) |
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| 編成 = 20000系:10両編成(5M5T)<br>21000系:8両編成(4M4T) |
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| 軌間 = 1,067 mm([[狭軌]]) |
| 軌間 = 1,067 mm([[狭軌]]) |
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| 電気方式 = [[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]]<br />([[架空電車線方式]]) |
| 電気方式 = [[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]]<br />([[架空電車線方式]]) |
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| 最高運転速度 = 100 km/h(相鉄線内)<br />110 km/h(東急線内)<br />80 km/h(東京メトロ副都心線・南北線・埼玉高速鉄道線)<br />75 km(都営三田線) |
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| 最高運転速度 = |
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| 設計最高速度 = 120 km/h |
| 設計最高速度 = 120 km/h |
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| 起動加速度 = 3.0 |
| 起動加速度 = 3.0・3.3 km/h/s(切替式) |
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| 常用減速度 = 3.5 km/h/s |
| 常用減速度 = 3.5 km/h/s |
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| 非常減速度 = 4.5 km/h/s |
| 非常減速度 = 4.5 km/h/s |
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| 編成定員 = 1, |
| 編成定員 = 1,411人(10両編成<ref group="注" name="a" />) |
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| 車両定員 = |
| 車両定員 = |
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| 自重 = 本文参照 |
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| 自重 = 先頭車 29.9 - 30.0 t<br />附随車 26.9 - 29.8 t<br />電動車 31.1 - 31.7 t |
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| 編成重量 = |
| 編成重量 = |
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| 全長 = 20,470 |
| 全長 = 20,470 mm(先頭車)<br /> 20,000 mm(中間車) |
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| 全幅 = 2,787 mm |
| 全幅 = 2,787 mm |
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| 全高 = 4,080 |
| 全高 = 4,065 mm(空調)<br>4,080 mm(パンタ折畳み) |
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| 車体長 = 19,970 mm(先頭車)<br />19,500 mm(中間車) |
| 車体長 = 19,970 mm(先頭車)<br />19,500 mm(中間車) |
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| 車体幅 = 2,770 mm |
| 車体幅 = 2,770 mm |
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| 車体高 = 3,625 mm |
| 車体高 = 3,625 mm |
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| 床面高さ = 1,130 mm |
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| 車体 = [[アルミニウム合金]]([[A-train]]) |
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| 車体 = [[アルミニウム合金]] ([[A-train (日立製作所)|A-train]]) |
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| 台車 = ボルスタレス・モノリンク式(けん引装置Zリンク式) |
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| 台車 = モノリンク式[[ボルスタレス台車]]<br>新日鐵住金 SS184M・SS184T |
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| 主電動機 = [[かご形三相誘導電動機|三相かご型誘導電動機]](全密閉型)<br />(HS32536-04RB) |
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| 主電動機 = [[かご形三相誘導電動機|三相かご型誘導電動機]](全密閉型)<br />HS32536-04RB |
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| 主電動機出力 = 190 [[ワット|kW]] |
| 主電動機出力 = 190 [[ワット|kW]] |
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| 駆動方式 = [[TD平行カルダン駆動方式]]<br>(KD355/1-B-M |
| 駆動方式 = [[TD平行カルダン駆動方式]]<br>(KD355/1-B-M STK) |
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| 歯車比 = 1:6.06 |
| 歯車比 = 1:6.06 |
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| 編成出力 = |
| 編成出力 = |
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| 制御装置 = |
| 制御装置 = |
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| 制動装置 = [[回生ブレーキ]]併用電気指令式[[空気ブレーキ]](応荷重装置付)<br />[[保安ブレーキ]]<br />[[鉄道のブレーキ#耐雪ブレーキ|耐雪ブレーキ]]<br />[[純電気ブレーキ|全電気ブレーキ]] |
| 制動装置 = [[回生ブレーキ]]併用電気指令式[[空気ブレーキ]](応荷重装置付)<br />[[保安ブレーキ]]<br />[[鉄道のブレーキ#耐雪ブレーキ|耐雪ブレーキ]]<br />[[純電気ブレーキ|全電気ブレーキ]] |
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| 保安装置 = [[自動列車停止装置#ATS-P形(デジタル伝送パターン形)|ATS-P]] |
| 保安装置 = [[自動列車停止装置#ATS-P形(デジタル伝送パターン形)|ATS-P]]・[[自動列車制御装置#東横線、目黒線、大井町線、田園都市線(2003〜)、東急新横浜線、こどもの国線、横浜高速鉄道みなとみらい線 :ATC-P|ATC-P]] <br />[[自動列車制御装置#新CS-ATC|新CS-ATC]]・[[自動列車運転装置|ATO]] <br />([[自動列車制御装置|ATC]]/[[自動列車停止装置|ATS]]/[[自動列車運転装置|ATO]]統合形[[自動列車保安装置|保安装置]])<br />[[列車無線]]装置(空間波式デジタル)<br />[[列車防護無線装置|防護無線装置]] |
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| 備考 = |
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| 備考 = [[#RF684_61-67|『鉄道ファン』2018年4月号 p.66「20000系 主要諸元表」]] に基づく |
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| 備考全幅 = {{ |
| 備考全幅 = {{グッドデザイン賞(鉄道) |2018}} |
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{{ローレル賞|59|2019|link=no}}{{right|※20000系のみ受賞}} |
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}} |
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'''相鉄20000系電車'''(そうてつ20000けいでんしゃ)は、[[2018年]]([[平成]]30年)[[2月11日]]に営業運転を開始した[[相模鉄道]](相鉄)の[[通勤型電車]]。 |
'''相鉄20000系電車'''(そうてつ20000けいでんしゃ)は、[[2018年]]([[平成]]30年)[[2月11日]]に営業運転を開始した[[相模鉄道]](相鉄)の[[通勤型電車]]。本項では、本系列の8両編成版である'''相鉄21000系電車'''についても記述する([[#21000系]]を参照)。 |
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また、本項では個別の編成の表記について、同社での公式文書等で用いられるものに基づき「横浜方先頭の車両番号×編成両数」(例:20101×10)とする。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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相鉄 |
相鉄が取り組んでいる[[都心#都心と中心部|都心]]直通プロジェクト・[[神奈川東部方面線]]事業の「[[相鉄・JR直通線]]」([[相鉄新横浜線]][[西谷駅]] - [[羽沢横浜国大駅]]間)および「相鉄・[[東急電鉄|東急]]直通線」(相鉄新横浜線羽沢横浜国大駅 - [[東急新横浜線]][[日吉駅 (神奈川県)|日吉駅]]間)の開業時期と開業前準備を勘案した結果、「相鉄・東急直通線」用車両の導入を先行させることとなり{{refnest|group="注"|JR直通線([[東日本旅客鉄道|JR東日本]]の車両をベースとした別形式の[[相鉄12000系電車|12000系]]を導入)の方が先に開業している(JR直通線:2019年11月30日、東急直通線:2023年3月18日)が、過去に相鉄線ではJR東日本の車両をベースとした通勤形電車([[相鉄10000系電車|10000系]]および[[相鉄11000系電車|11000系]])の導入実績があり、規格の共通部分も多いJR東日本線に対して、東急線やその先の[[都営地下鉄三田線]]、[[東京メトロ南北線]]などでは規格に異なる箇所が多く、これまで採用したことがない新たな装置の導入なども必要となるため、試験・訓練期間などを考慮して東急直通線用の車両(本系列)を1編成のみ先行導入した<ref name="dime180202" /><ref name="mynavi180121" />。なお、本系列の第2編成以降については先に12000系の新造を行い一定数出揃ったのちに20000系を一部仕様変更し、第1編成と同じく[[東急東横線|東横線]]対応の10両編成の他、[[東急目黒線|目黒線]]および三田線・南北線対応の8両編成も新たに加えての増備を再開する方針であった<ref name="jorudan180117">{{Cite web|和書|work=ニュース |date=2018-01-17 |url=http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=JD1516153615858 |title=相鉄、新型車両「20000系」お披露目 東急直通線用 |publisher=[[ジョルダン (企業)|ジョルダン]] |accessdate=2018-03-02 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180202010838/http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=JD1516153615858 |archivedate=2018-02-02 }} {{Wayback|url=http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=JD1516153615858 |date=20180202010838 }}</ref><ref name="railf180117">{{Cite web|和書|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2018年1月17日 |url=http://railf.jp/news/2018/01/17/160000.html |title=相模鉄道20000系が公開される |publisher=[[交友社]] |accessdate=2018年3月2日 }} {{Wayback|url=http://railf.jp/news/2018/01/17/160000.html |date=20180407120150 }}</ref>が、後述の通り8両編成の車両については21000系を導入する計画に変更されている。}}<ref name="dime180202">[https://dime.jp/genre/511830/ YOKOHAMA NAVYBLUE TRAIN相模鉄道20000系が本日デビュー] {{Wayback|url=https://dime.jp/genre/511830/ |date=20180311093843 }} - @DIME ([[小学館]] 2018年2月11日)</ref><ref name="mynavi180121">[https://news.mynavi.jp/article/20180121-574254/ 相鉄20000系、東急線直通の新型車両なぜ先に製造? 車内に工夫も] {{Wayback|url=https://news.mynavi.jp/article/20180121-574254/ |date=20180212005129 }} - [[マイナビニュース]] ([[マイナビ]] 2018年1月21日)</ref>、[[2016年]](平成28年)3月に次期新形車両の検討段階のイメージが公開された際に形式名を20000系としていた<ref>[http://www.facebook.com/tetsudocom/posts/1022431354497015 相鉄が新型20000系の構想を明らかにしました。] {{Wayback|url=http://www.facebook.com/tetsudocom/posts/1022431354497015 |date=20230411145830 }} - [[鉄道コム]]公式[[Facebook]] 2016年3月11日22時24分発信、''2017年8月15日閲覧''</ref>。さらに同社の[[2017年]](平成29年)度の設備投資計画<ref>{{Cite press release |1=和書 |title=2017年度 鉄道・バス設備投資計画 |publisher=相模鉄道 |date=2017年5月10日 |url=http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170510_03.pdf |format=PDF |language=日本語 |accessdate=2018年3月2日<!-- |archiveurl=https://web.archive.org/web/20170731120449/http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170510_03.pdf |archivedate=2017-07-31--> |archive-date=2017年7月31日 |archive-url=https://web.archive.org/web/20170731120449/http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170510_03.pdf |url-status=live }}</ref>において同年度に新型車両1編成を製作することが公表されたが、同年[[6月5日]]になって新型車両が本系列であることが正式に発表された<ref name=":0">{{Cite press release |1=和書 |title=相鉄グループ100周年記念 都心直通用 新型車両「20000系」を導入 ベビーカーや車椅子にも優しい車両 |publisher=相模鉄道 |date=2017年6月5日 |url=http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170605_01.pdf |format=PDF |language=日本語 |accessdate=2018年3月2日 <!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170605100336/http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170605_01.pdf |archivedate=20170-6-05--> |archive-date=2017年6月5日 |archive-url=https://web.archive.org/web/20170605100336/http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170605_01.pdf |url-status=live }}</ref>。 |
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車両の検討に当たっては、[[プロダクトデザイナー]]の[[鈴木啓太 (プロダクトデザイナー)|鈴木啓太]](株式会社PRODUCT DESIGN CENTER)に車両デザインを依頼しており<ref>[https://www.productdesigncenter.jp/projects/#/sotetsu-20000/ SOTETSU 20000 SERIES] {{Wayback|url=https://www.productdesigncenter.jp/projects/#/sotetsu-20000/ |date=20190421230224 }}([https://www.productdesigncenter.jp/projects PRODUCT DESIGN CENTER] {{Wayback|url=https://www.productdesigncenter.jp/projects |date=20190421230224 }})</ref>、車両メーカーのデザイン部門と設計製造部門とともに協調して進めていくこととした<ref group="注">車両のコンセプトは「[[ネイビー]]色で車両の色を統一する」、「横浜らしさのある車両の顔をデザインする」、「文化と心地よさを感じさせる車両と照明」の3つを定めて検討している。</ref>。外装と内装について通常の設計検討と平行してデザイン検討会議でも検討を進め、最終的に複数の候補案の中からデザインブランドアッププロジェクトの全体調整を経て成案としている。 |
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本系列は前述の神奈川東部方面線・東急直通線用、および[[相鉄7000系電車|7000系電車]]の置き換え用として導入が計画されている<ref name=":0"/>。[[相鉄グループ]]が[[2015年]](平成27年)から進めている「[[YOKOHAMA NAVYBLUE|相鉄デザインブランドアッププロジェクト]]」に基づく、[[相鉄9000系電車#リニューアル|9000系リニューアル車]]に続く初めての新造車両で、相鉄としては[[相鉄9000系電車|9000系電車]]以来となる自社オリジナル車両である([[相鉄10000系電車|10000系電車]]および[[相鉄11000系電車|11000系電車]]は[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]の車両をベースとしている)。また、製造時から「[[YOKOHAMA NAVYBLUE]]」の塗装が採用された初の車両である。 |
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本系列は前述の神奈川東部方面線・東急直通線用、および[[相鉄7000系電車|7000系電車]]の置き換え用として導入されている。<ref name=":0"/>。[[相鉄グループ]]が[[2015年]](平成27年)から進めている「[[YOKOHAMA NAVYBLUE#デザインブランドアッププロジェクト|相鉄デザインブランドアッププロジェクト]]」に基づく、[[相鉄9000系電車#リニューアル|9000系リニューアル車]]に続く初めての新造車両で、相鉄としては[[相鉄9000系電車|9000系電車]]以来となる自社オリジナル車両である。また、製造時から「'''[[YOKOHAMA NAVYBLUE]]'''」の塗装が採用された初の車両である。製造は'''相鉄HDが[[相鉄5000系電車|5000系]]以来伝統的に取引してきた[[日立製作所]]に発注'''され、[[山口県]][[下松市]]の[[日立製作所笠戸事業所|笠戸事業所]]から納車された<ref name=":0" /><ref>{{Cite press release|和書|title=日立が相模鉄道株式会社から新型車両を受注 都心直通用 新型車両「20000系」を納入|publisher=日立製作所|date=2017年6月5日|url=http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/06/0605a.html|language=日本語|accessdate=2018年3月2日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170611030652/http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/06/0605a.html|archivedate=2017-06-11}}</ref>。{{see also|相鉄5000系電車#初代5000系|相模鉄道#製造メーカー}} |
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[[File:SOTETSU 20000 “LAUREL PRIZE” 01.jpg|thumb|車内に設置されたローレル賞プレート(第1編成<!--20101F-->のみ設置)]] |
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車両の検討に当たっては、[[プロダクトデザイナー]]の[[鈴木啓太 (プロダクトデザイナー)|鈴木啓太]](株式会社PRODUCT DESIGN CENTER)に車両デザインを依頼しており<ref>[https://www.productdesigncenter.jp/projects/#/sotetsu-20000/ SOTETSU 20000 SERIES]([https://www.productdesigncenter.jp/projects PRODUCT DESIGN CENTER])</ref>、車両メーカーのデザイン部門と設計製造部門とともに協調して進めていくこととした<ref group="注">車両のコンセプトは「[[ネイビー]]色で車両の色を統一する」、「横浜らしさのある車両の顔をデザインする」、「文化と心地よさを感じさせる車両と照明」の3つを定めて検討している。</ref>。具体的には、[[日立製作所]]が開発した鉄道車両の製造技術である「[[A-train_(日立製作所)|A-train]]」をベースに、外装と内装について通常の設計検討と平行してデザイン検討会議でも検討を進め、最終的に複数の候補案の中からデザインブランドアッププロジェクトの全体調整を経て成案としている。本系列車両は、相鉄の車両では2016年の「9000系リニューアル車両」に続き2例目となる[[グッドデザイン賞]](2018年度)を受賞した<ref name="g-mark2018">[https://www.g-mark.org/award/describe/47631 2018年度グッドデザイン賞受賞「相鉄20000系車両」](グッドデザイン賞公式ウェブサイト ''2019年5月23日閲覧'')</ref><ref>[https://railf.jp/news/2018/10/04/001000.html 相鉄20000系がグッドデザイン賞を受賞] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2018年10月4日</ref>。さらに、[[2019年]]([[令和]]元年)には前年デビュー<!--(営業運転開始)-->の優秀車両に贈られる[[鉄道友の会]]の[[ローレル賞]]([[第62回ブルーリボン賞 (鉄道)|第59回]])を相鉄の車両では初めて受賞している<ref name="bl2019">[https://www.jrc.gr.jp/award/bl/bl2019 2019年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両](鉄道友の会公式ウェブサイト ''2019年5月23日閲覧'')</ref><ref>{{Cite web |author= |date=2019-05-23 |url=https://trafficnews.jp/post/86365 |title=相鉄の都心直通用20000系電車が優秀車両に 鉄道友の会「ローレル賞」を初受賞 |publisher=メディア・ヴァーグ |work=乗りものニュース |accessdate=2019-05-23}}</ref>。 |
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第1編成は2017年(平成29年)度に導入され、相鉄の車両では2016年の「9000系リニューアル車両」に続き2例目となる[[グッドデザイン賞]](2018年度)を受賞した<ref name="g-mark2018">[https://www.g-mark.org/award/describe/47631 2018年度グッドデザイン賞受賞「相鉄20000系車両」] {{Wayback|url=https://www.g-mark.org/award/describe/47631 |date=20220922093820 }}(グッドデザイン賞公式ウェブサイト ''2019年5月23日閲覧'')</ref><ref>[https://railf.jp/news/2018/10/04/001000.html 相鉄20000系がグッドデザイン賞を受賞] {{Wayback|url=https://railf.jp/news/2018/10/04/001000.html |date=20220922082714 }} - 『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』[[交友社]] railf.jp鉄道ニュース 2018年10月4日</ref>。さらに、[[2019年]]([[令和]]元年)には相鉄の車両では初めて[[鉄道友の会]]の'''[[ローレル賞]]'''([[第62回ブルーリボン賞 (鉄道)|第59回]])を受賞している<ref name="bl2019">[https://www.jrc.gr.jp/award/bl/bl2019 2019年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両] {{Wayback|url=https://www.jrc.gr.jp/award/bl/bl2019 |date=20190527111143 }}(鉄道友の会公式ウェブサイト ''2019年5月23日閲覧'')</ref><ref>{{Cite web|和書|author= |date=2019-05-23 |url=https://trafficnews.jp/post/86365 |title=相鉄の都心直通用20000系電車が優秀車両に 鉄道友の会「ローレル賞」を初受賞 |publisher=メディア・ヴァーグ |work=乗りものニュース |accessdate=2019-05-23 }} {{Wayback|url=https://trafficnews.jp/post/86365 |date=20220922005922 }}</ref>。 |
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本系列の特徴として[[直通運転]]を予定している東急線は[[車両限界]]が若干狭いことから、[[東急東横線]]や[[東急目黒線]]、およびその先の各路線などへの直通運転に向けて、東急他3者が制定した「相互直通運転における目黒線・[[東京メトロ南北線|南北線]]・[[都営地下鉄三田線|三田線]]・[[埼玉高速鉄道線]]との直通車両申し合わせ事項」<ref>[http://hiyosi.net/2018/01/18/tokyu_sotetsu2018/ <相鉄>初の“東急乗り入れ仕様”に苦心と自信、目黒・東横線方面向け新型車両への思い] - 一般社団法人 地域インターネット新聞社「横浜日吉新聞」 2018年1月18日発信。同年5月19日閲覧。この記事の記述では「車体の幅を目黒線に合わせるため、相鉄の従来車両より小さくしたという」記述があり、また記事内の写真に掲載されている、相鉄が本系列の報道公開時に掲示したパネルに「一番狭い目黒線対応としている」とあることから、本系列が「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線との直通車両申し合わせ事項」に基づいた規格であることが検証できる。</ref><ref group="注">現時点では相鉄はこの申し合わせ事項に書かれていないが、本系列が東急目黒線および三田線・南北線に入線する計画があることから、この規格を満たした車両として製造された。なお、相鉄側は将来のこの直通車両規格への正式な参加を計画しており、その参加の決定時点で各者ではこの直通車両規格の文面に「相鉄線」を追加する予定である。</ref>に準拠したものとなり、従来の10000系や11000系より車幅が狭くなっていることが挙げられる<ref group="注">相模鉄道の車両で車両下部の裾絞りのない車体を採用したのは7000系以来であり、車幅2,770 mmは20 m車で最も狭い。</ref>。 |
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== 21000系 == |
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また前述の通り、日立製作所のA-train規格が相鉄で初めて採用されたのも特徴の一つ<ref group="注">新造車の日立製作所への発注は[[相鉄8000系電車|8000系]]以来である。</ref>で、車両の製造は[[山口県]][[下松市]]の[[日立製作所笠戸事業所]]が行っている<ref name=":0"/><ref>{{Cite press release |title=日立が相模鉄道株式会社から新型車両を受注 都心直通用 新型車両「20000系」を納入 |publisher=日立製作所 |date=2017年6月5日 |url=http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/06/0605a.html |language=日本語 |accessdate=2018年3月2日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20170611030652/http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/06/0605a.html |archivedate=2017-06-11}}</ref>。2017年(平成29年)[[7月31日]]に第1編成が同事業所から相鉄に向けて[[車両輸送|甲種輸送]]され、[[8月4日]]に全車両が[[かしわ台車両センター]]に到着した<ref name=":1">{{Cite press release |title=相鉄グループ創立100周年記念 都心直通用 新型車両「20000系」が到着 本州最西端の山口県から神奈川県まで輸送 |publisher=相模鉄道 |date=2017年8月4日 |url=http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170804_01.pdf |format=PDF |language=日本語 |accessdate=2018年3月2日 <!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170808155120/http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170804_01.pdf |archivedate=2017-08-08-->}}</ref><ref>{{Cite web|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2017年8月1日 |url=https://railf.jp/news/2017/08/01/103000.html |title=相鉄20000系が甲種輸送される |publisher=[[交友社]] |accessdate=2018年3月2日}}</ref>。当初は相鉄グループが創立100周年を迎える同年<!--2017年(平成29年)-->12月の営業運転開始を予定していた<ref name=":0"/>が、その後2018年(平成30年)2月11日に延期となることが発表され<ref name=":2">{{Cite web |title=新型車両「20000系」の営業運転開始時期について(お知らせ) |publisher=相模鉄道 |date=2017年12月21日 |url=http://www.sotetsu.co.jp/mt/news3/pdf/group_171221.pdf |format=PDF |language=日本語 |accessdate=2018年3月2日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20171222220153/http://www.sotetsu.co.jp/mt/news3/pdf/group_171221.pdf |archivedate=2017-12-22}}</ref><ref name="yomiuri171212">[http://archive.today/2017.12.12-100003/http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171212-OYT1T50048.html 東急・JRと直通へ…相鉄、若者取り込む新戦略] - 読売新聞 2017年12月12日〈[http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171212-OYT1T50048.html 元記事]の[[archive.is]]による2017年12月12日時点のアーカイブ〉</ref>、同日の[[横浜駅]]10時30分発の特急[[海老名駅|海老名]]行きより営業運転を開始した<ref name="dime180202">{{Cite web |work=@DIME |date=2018年2月11日 |url=https://dime.jp/genre/506926/ |title=YOKOHAMA NAVYBLUE TRAIN相模鉄道20000系が本日デビュー |publisher=[[小学館]] |accessdate=2018年3月2日<!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180211041008/https://dime.jp/genre/511830/ |archivedate=2018年2月11日 |deadlinkdate=-->}}<!--2018年2月2日発信版記事タイトル:YOKOHAMA NAVYBLUE TRAIN相模鉄道20000系が2月11日にデビュー--></ref><ref>[https://news.mynavi.jp/article/20180211-583403/ 相鉄20000系、新型車両デビュー! 横浜駅で出発式、相鉄線内を運行] - マイナビニュース 2018年2月11日</ref><ref>{{Cite web|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |url=https://railf.jp/news/2018/02/12/201500.html|title=相鉄20000系が営業運転を開始|publisher=交友社|date=2018-02-12|accessdate=2018-02-12}}</ref>。なお、第1編成は[[プロトタイプ#鉄道車両|試作車]]的要素の強い車両となっており<ref>[https://news.mynavi.jp/article/20191027-sotetsu2000012000/ 相鉄「ヨコハマネイビーブルー」20000系・12000系の共通点と違いは] - マイナビニュース 2019年10月27日</ref>、[[2020年]](令和2年)8月に導入された第2編成では、ドア上部の[[液晶ディスプレイ|LCD]][[車内案内表示装置|案内表示機]](広告表示用含む)が2面になるなど[[モデルチェンジ|マイナーチェンジ]]が行われている<ref>[https://train-fan.com/sotetsu-20102/ 【3年ぶり】相鉄20000系増備車が登場!20102×10 (20102F)甲種輸送 ](鉄道ファンの待合室 2020年7月28日)</ref>([[#車内設備|後節]]参照)。 |
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[[ファイル:Sagami-Railway-21000-21106F.jpg|左|サムネイル|東急目黒線内を走行中の21000系(21106×8)|250x250ピクセル]] |
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[[2021年]](令和3年)度より8両編成の製造に移行し、[[東急目黒線]]直通用<ref name="sotetsu210902">[https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/train/r21-114/ 営業運転開始に合わせて、9月10日(金)から 「相鉄21000系グッズ」を販売【相模鉄道】] {{Wayback|url=https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/train/r21-114/ |date=20221004183333 }}(相模鉄道株式会社 2021年9月2日)</ref>であるこれらは新形式である21000系に区分された。これについては20000系の8両編成として導入する計画<ref name="2020年3月期決算">[https://www.sotetsu.co.jp/ir/financial/midterm-plan/ 相鉄グループ 業績・財務情報:説明会資料(決算・中期経営計画等)] {{Wayback|url=https://www.sotetsu.co.jp/ir/financial/midterm-plan/ |date=20201024054120 }}:{{PDF|[https://ssl4.eir-parts.net/doc/9003/ir_material_for_fiscal_ym/81565/00.pdf 相鉄ホールディングス株式会社 2020年3月期決算説明会資料]}} (2020年5月28日) 、p.28</ref>から変更<ref name="2021年3月期決算">[https://www.sotetsu.co.jp/ir/financial/midterm-plan/ 相鉄グループ 業績・財務情報:説明会資料(決算・中期経営計画等)] {{Wayback|url=https://www.sotetsu.co.jp/ir/financial/midterm-plan/ |date=20201024054120 }}:{{PDF|[https://ssl4.eir-parts.net/doc/9003/ir_material_for_fiscal_ym/100536/00.pdf 相鉄ホールディングス株式会社 2021年3月期決算説明会資料]}} (2021年5月21日) 、p.34</ref><ref name="sotetsu210428">{{Cite web|和書|title=2021年度 鉄道・バス設備投資計画 安全対策とサービスの向上に総額165億円【相鉄グループ】 |url=https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/train/r21-52/ |website= |date=2021-04-28 |accessdate=2021-04-28 |language= |publisher=相鉄グループ }} {{Wayback|url=https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/train/r21-52/ |date=20210428115911 }}</ref>された経緯があり、外観や内装は20000系とほぼ共通している<ref name="mynavi210629">[https://news.mynavi.jp/article/20210629-1911785/ 相鉄21000系、新型車両が登場 - 8両編成、20000系と外観ほぼ同じ?] {{Wayback|url=https://news.mynavi.jp/article/20210629-1911785/ |date=20221005124737 }}(マイナビニュース 2021年6月29日)</ref><ref name="trafficnews210907">[https://trafficnews.jp/post/110526 相模鉄道の新型21000系が運行開始 東急直通見据え 兄貴分20000系と何が違う?] {{Wayback|url=https://trafficnews.jp/post/110526 |date=20221005130036 }}(乗りものニュース 2021年9月7日)</ref>。導入時点での主な差異を以下に示す。 |
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*車椅子・ベビーカースペース配置の変更<ref name="hobidas20210903">[https://rail.hobidas.com/feature/343908/?page=1 相鉄・東急直通線用新型車両21000系報道公開!] {{Wayback|url=https://rail.hobidas.com/feature/343908/?page=1 |date=20210924195630 }} - 鉄道ホビダス (特集・コラム 2021年9月3日)</ref> |
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**目黒線車両に合わせ、2号車の同スペース位置が変更された。 |
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*車外解錠ハンドル(非常用[[ドアコック]])配置の変更<ref name="trafficnews210907" /> |
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**1両4か所<ref group="注">20000系では各妻面の両側(先頭部のみ側開戸脇)に配置</ref>のうち、半数が床下に配置された<ref group="注">中間車は妻面の片側が、先頭車は先頭部のものが車端から2つ目のドア下付近へ移されている。</ref>。これにより乗務員扉付近のものがなくなった点が目立つ<ref name="trafficnews210907" />。 |
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**なお、床下に設置した箇所ではドアコック位置を示す表示がドア上にも追加されている<ref name="trafficnews210907" />。 |
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*運転台への列車無線用画面の設置 |
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*前面窓上部へのスモーク追加 |
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== 車体 == |
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本系列は編成替えを容易にするため、[[動力車|電動車]]は単独1M方式とし、{{要出典範囲|8両編成時には編成中のモハ20400とサハ20800を抜くことで組成できるようにシステムを構築|title=この抜き方では、8両編成組成時にSIVが1基となってしまいます|date=2020年10月17日 (土) 11:17 (UTC)}}しており、今後は既存の10両編成(東横線直通仕様)に加え8両編成(目黒線および三田線・南北線直通仕様)も製造する計画としていたが<ref name="dime180202"/>、2021年度の設備投資計画において8両編成については21000系として導入されることが発表された<ref name=":3">{{Cite web|title=2021年度 鉄道・バス設備投資計画 安全対策とサービスの向上に総額165億円【相鉄グループ】|url=https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/train/r21-52/|website=|date=2021-04-28|accessdate=2021-04-28|language=|publisher=相鉄グループ}}</ref>。 |
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[[A-train (日立製作所)|A-train]]規格に準拠したもので<ref name=":4" />、[[アルミニウム合金]][[押出成形|押出形材]]を[[摩擦攪拌接合]] (FSW) で接合した[[ダブルスキン構造]]としており、車体衝突時に備えて、車端端部の接合部分の母材化とすみ部の形状を斜めにカットした形状にすることで、衝突時での車両同士の食い込みを防ぐとともに、互いに逃げあう力が掛かるようにしている。先頭車の前頭部は、[[貫通扉]]を設置した後退角を大きく取る形状として側面に滑らかに繋がっており、形状に応じて3D[[切削加工]]、[[プレス加工]]、たたき出し加工など様々な工法を選択することでこれを実現している<ref name="dime180202" />。 |
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車体長は20m級として一般的な19,500 [[ミリメートル|mm]]を基本に、先頭車は470 mm延長して19,970 mmとしている<ref name=":4" />。[[直通運転]]を予定している東急線は[[車両限界]]が若干狭いことから、[[東急東横線]]や[[東急目黒線]]、およびその先の各路線などへの直通運転に向けて、東急他3事業者と、2023年までに参加した自社とで制定した「相互直通運転における目黒線・[[東京メトロ南北線|南北線]]・[[都営地下鉄三田線|三田線]]・[[埼玉高速鉄道線]]・相鉄線との直通車両申し合わせ事項」に準拠したもの<ref name="日吉新聞">{{Cite news|1=和書|title=<相鉄>初の“東急乗り入れ仕様”に苦心と自信、目黒・東横線方面向け新型車両への思い|newspaper=横浜日吉新聞|date=2018-01-18|url=http://hiyosi.net/2018/01/18/tokyu_sotetsu2018/|publisher=一般社団法人 地域インターネット新聞社|accessdate=2018-05-19|archive-date=2018年5月19日|archive-url=https://web.archive.org/web/20180519120628/http://hiyosi.net/2018/01/18/tokyu_sotetsu2018/}}</ref>{{refnest|group="注"|地域情報サイト「一般社団法人 地域インターネット新聞社」が運営している『横浜日吉新聞』の記事では「車体の幅を目黒線に合わせるため、相鉄の従来車両より小さくしたという」記述がある<ref name="日吉新聞" />。また、記事内の画像に掲載されている、相鉄が本系列の報道公開時に掲示したパネルに「一番狭い目黒線対応としている」とある<ref>『横浜日吉新聞』(2018年1月18日付) 記事内の画像:{{Cite web|和書|url=https://hiyosi.net/wp-content/uploads/2018/01/p180117p002-1.jpg |title=車体の幅(「車両限界」との関係) |format=jpg |publisher=一般社団法人 地域インターネット新聞社 |accessdate=2021-04-29 }} {{Wayback|url=https://hiyosi.net/wp-content/uploads/2018/01/p180117p002-1.jpg |date=20210429081124 }}</ref>ことから、本系列が「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線・相鉄線との直通車両申し合わせ事項」に基づいた規格であることが検証できる<ref name="日吉新聞" />。}}となり、車体幅は従来の11000系では2,950 mmとしていたところ、本系列では東急目黒線など直通先の規格に合わせ2,770 mmとしている<ref name="dime180202" /><ref name="mynavi180121" /><ref name=":0" group="注">相模鉄道の車両で車両下部の裾絞りのない車体を採用したのは7000系以来であり、車体幅2,770 mmは20 m車で最も狭い。</ref>。異常時・災害時などへの対策として、手すり付き非常[[梯子|はしご]]を4号車と7号車の床下にそれぞれ取り付けている。 |
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[[自動列車保安装置|保安装置]]は相鉄線用の[[自動列車停止装置#ATS-P形(デジタル伝送パターン形)|ATS-P]]を装備しているが、東急や都営地下鉄・東京メトロなどへの乗り入れを見越し、将来対応として[[自動列車制御装置|ATC]]/[[自動列車停止装置|ATS]]/[[自動列車運転装置|ATO]]統合形保安装置を装備している<ref name="dime180202"/>。 |
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塗装については「[[YOKOHAMA NAVYBLUE]]」の一色塗りが採用され<ref name="dime180202" />、塗装で特徴を持たせることにより、車両細部に完璧を求めなくても[[通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン|標準車両]]で効果が得やすいメリットがある。また、[[鉄道の車両番号|車両番号]]の[[書体]]や[[ステッカー]]の貼り位置など細部にも様々な検討を行っている。車外表示器にはフルカラー式のLEDを採用{{refnest|group="注"|一般的な条件の写真撮影において、表示が切れにくい(表示器の[[文字]]が欠けにくい)ものを採用している<ref name="toyokeizai180221"/>。}}しており、前面は[[列車番号の付番方法#相模鉄道|運行番号]]、[[列車種別|種別]]、行先別とに分けた構成としている。 |
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なお、本項目で登場する編成は公式文書等に用いられる編成法則(横浜方先頭車×両数)に準拠した上で記述している。 |
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標識灯類は、[[運用 (鉄道)|運用]]中に交換の必要がない[[発光ダイオード|LED]]灯具を全面的に使用することで、大胆なデザインとしている。また、横浜らしいエレガントさを出すために前面に装飾的な要素も取り入れている。前面の装飾は[[アートディレクター]]の[[水野学]]が幼少期に親しんだ[[寝台特急]]([[ブルートレイン (日本)|ブルートレイン]])の[[機関車]]の[[フロントグリル|グリル]]から着想を得たもので、現代的なアレンジを施してこれを再生している<ref name="toyokeizai180221">[http://toyokeizai.net/articles/-/209525 相鉄の新型車両は「西武、東武」直通に対応? ユニークな前面グリルは「機関車」がモチーフ] {{Wayback|url=http://toyokeizai.net/articles/-/209525 |date=20180309182849 }} [http://toyokeizai.net/articles/-/209525?page=3 p.3] {{Wayback|url=http://toyokeizai.net/articles/-/209525?page=3 |date=20180309182851 }}([[東洋経済新報社|東洋経済]]オンライン 2018年2月21日/[[成美堂出版]]『[[鉄道ジャーナル]]』2018年4月号「まず相鉄線で運転開始20000系電車」)</ref>。 |
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== 車体 == |
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{{see also|A-train (日立製作所)}} |
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[[File:Sagami-Railway-20000-20102F.jpg|thumb|相鉄20000系 (20102×10)<br />(2020年10月25日、[[星川駅 (神奈川県)|星川]] - [[天王町駅|天王町]]間)]] |
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== 車内設備 == |
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車体はA-train規格で採用している、[[アルミニウム合金]][[押出成形|押出形材]]<ref group="注">車体素材にアルミニウム合金を採用するのは9000系以来である(JR東日本の車両をベースにしている10000系および11000系は[[オールステンレス車両]])。</ref>を[[摩擦攪拌接合]] (FSW) で接合した[[ダブルスキン構造]]としており、車体衝突時に備えて、車端端部の接合部分の母材化とすみ部の形状を斜めにカットした形状にすることで、衝突時での車両同士の食い込みを防ぐとともに、互いに逃げあう力が掛かるようにしている。先頭車の前頭部は、[[貫通扉]]を設置した後退角を大きく取る形状として側面に滑らかに繋がっており、形状に応じて3D[[切削加工]]、[[プレス加工]]、たたき出し加工など様々な工法を選択することでこれを実現している<ref name="dime180202"/>。 |
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[[YOKOHAMA NAVYBLUE#デザインブランドアッププロジェクト|相鉄デザインブランドアッププロジェクト]]に基づいたデザインとした<ref name=":0"/>。車内は[[灰色]]を基調に、床や妻面はダークグレーとしてアクセントを持たせている。また[[網棚|荷棚]]や袖仕切りに無塗装の[[金属]]や[[ガラス]]を多用したほか、[[天井]]の中央部を高くすることで開放感を高めている。 |
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[[相鉄9000系電車#リニューアル|9000系リニューアル車]]と共通する部分もあるが、本系列は新造車のため、より全面的にプロジェクトのコンセプトが適用されている。 |
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標識灯類は、[[運用 (鉄道)|運用]]中に交換の必要がない[[発光ダイオード|LED]]灯具を全面的に使用することで、大胆なデザインとしている。また、横浜らしいエレガントさを出すために前面に装飾的な要素も取り入れている。前面の装飾は[[アートディレクター]]の[[水野学]]が幼少期に親しんだ[[寝台特急]]([[ブルートレイン (日本)|ブルートレイン]])の[[機関車]]の[[フロントグリル|グリル]]から着想を得たもので、現代的なアレンジを施してこれを再生している<ref name="toyokeizai180221">[http://toyokeizai.net/articles/-/209525 相鉄の新型車両は「西武、東武」直通に対応? ユニークな前面グリルは「機関車」がモチーフ] [http://toyokeizai.net/articles/-/209525?page=3 p.3]([[東洋経済新報社|東洋経済]]オンライン 2018年2月21日/『[[鉄道ジャーナル]]』2018年4月号 「まず相鉄線で運転開始20000系電車」)</ref>。 |
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天井の[[照明]]は、9000系リニューアル車と同様に調光・調色機能を備えた[[LED照明]]を採用しており<ref name=":4" />、天井と一体化している。季節・時間帯ごとに自動で変化し、昼間は昼光色や昼白色、夜間は[[電球]]色(暖色系)となる<ref name="dime180202" />。[[ラインデリア]]は横方向に取り付けることで天井高さを最大限確保した<ref name=":4" />。 |
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車体の塗装については前述の通り「[[YOKOHAMA NAVYBLUE]]」の一色塗りが採用され<ref name="dime180202"/>、塗装で特徴を持たせることにより、車両細部に完璧を求めなくても[[通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン|標準車両]]で効果が得やすいメリットがある。また、[[鉄道の車両番号|車両番号]]の[[書体]]や[[ステッカー]]の貼り位置など細部にも様々な検討を行っている。車外表示器にはセレクトカラー式のLEDを採用{{refnest|group="注"|一般的な条件の写真撮影において、表示が切れにくい(表示器の[[文字]]が欠けにくい)ものを採用している<ref name="toyokeizai180221"/>。}}しており、前頭部は[[列車番号の付番方法#相模鉄道|運行番号]]、[[列車種別|種別]]、行先別とに分けた構成としている。 |
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[[つり革]]は9000系のリニューアル車でも採用された自社開発の楕円形のものを採用<ref name=":0" />。一般部は灰色2色、[[優先席]]部は[[黄色]]となっている。 |
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車体長さは、中間車は19,500 [[ミリメートル|mm]]だが先頭車は470 mm延長して19,970 mmとしている。従来の11000系までは2,930 mmまたは2,950 mmとしていた車幅を、本系列では前述の通り東急目黒線など接続先車両の規格に合わせ2,770 mm(最大2,787 mm)としている<ref name="dime180202"/><ref name="mynavi180121">{{Cite news |author= |url=https://news.mynavi.jp/article/20180121-574254/ |title=相鉄20000系、東急線直通の新型車両なぜ先に製造? 車内に工夫も |newspaper=[[マイナビニュース]]|publisher=[[マイナビ]]|date=2018年1月21日 |accessdate=2018年3月2日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180212005129/https://news.mynavi.jp/article/20180121-574254/ |archivedate=2018-02-12}}</ref>。連結面間には板式の[[転落防止幌]]を備えており、異常時・災害時などへの対策として、手すり付き非常[[梯子|はしご]]を4号車と7号車の床下にそれぞれ取り付けている。 |
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[[鉄道車両の座席|座席]]は1人あたり460 mm幅の[[バケットシート]]とし、座り心地向上のためクッション性を高めた他、モケットの柄をランダムパターンとすることで汚れを目立たなくしている。一般部のモケットは灰色系、優先席部のモケットは[[赤|赤色]]系となる。また7人掛け座席では2+3+2に区切る形でスタンションポールが設けられている。 |
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== 車内設備 == |
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[[YOKOHAMA NAVYBLUE|相鉄デザインブランドアッププロジェクト]]に即したデザインとしており<ref name=":0"/>、車内は[[灰色]]系(グレー)を基調とし、床や妻面(車端部)はダークグレーとしてアクセントを持たせている。[[網棚|荷棚]]や袖仕切りに[[金属]]と[[ガラス]]を多用しており、[[天井]]の中央部を高くする中央高天井方式により開放感を高めている。車内の天井の[[照明]]は、9000系のリニューアル車と同様に朝〜日中と夜で色が変わる調色調光式[[LED照明]]{{refnest|group="注"|LED照明の[[色温度|調色]]・調光をワンクール(時間帯)ごとに自動調節して、昼間は昼光色や昼白色、夜間は[[電球]]色(暖色系)となる<ref name="dime180202"/><ref name=":0"/>。}}を採用しており<ref name=":0"/>、天井と一体化している。また、天井の[[ラインデリア]](補助[[送風機]]/横流ファン)は車両長手方向に対して[[直角]]([[枕木]]方向)に取り付けている。 |
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座席端の袖仕切りは[[強化ガラス]]を採用し、荷棚まで届く形状とすることで、ドア付近の立ち客と着席客との接触を緩和した<ref name=":0" />。荷棚もガラス製となっている<ref name=":6" />。 |
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[[鉄道車両の座席|シート]]は11000系などと同様に[[バケットシート]](生地の色は灰色系)を採用した。1人当たりの座席幅を460 mmとしており、座り心地向上のためクッション性を高めた他、表地をランダムパターンとすることで汚れを目立たなくしている。また、相鉄初の採用となる[[ユニバーサルデザイン]]シート{{refnest|group="注"|座席を少し高くし、座席両脇に手すりを取り付けて立ち座りを容易にしたシートで、下部には荷物も収納可能である<ref name=":0"/>。<!--ただし、第2編成以降は上部に荷物を置く形に変更されている(※第2編成以降でも座席の高さは少し低くなったが、下部には十分なスペースがあり荷物の収納は可能)。-->}}を車端部にある[[優先席]](生地の色は[[赤|赤色]]系)の一部などに導入{{refnest|group="注"|<!--第1編成では優先席の一部のみの導入にとどまっているが、-->第2編成以降は優先席だけでなく、<!--車端部にある-->一般席の一部にも導入している。}}している。なお、ユニバーサルデザインシートを設置した箇所については第1編成のみ荷棚を設置していない<ref name=":0"/>。[[つり革]]は9000系のリニューアル車でも採用された自社開発の卵形のものを採用しており<ref name=":0" />、荷棚やつり革の設置高さを[[日本の女性専用車両|女性専用車]]に準拠した数値で統一している。さらに[[車椅子]]や[[乳母車|ベビーカー]]用のスペースとなるフリースペースを全車両に導入している<ref name=":0" />。 |
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優先席は各車両車端部の3人掛け座席に設けられている。20101×10では全ての車端部座席が優先席とされた。車内がグレートーンのため視認性が上がったことを勘案して<ref name=":6" />一般部との視覚的な区分は座席モケットとつり革などの色変更に留めており<ref name=":6">[[電気車研究会]]『[[鉄道ピクトリアル]]』2018年5月号(945号)「相模鉄道20000系」 p.77 - p.83</ref><ref group="注">11000系ではこのほかにも壁面・床面や袖仕切りの色も変更されていた。</ref>、またつり革や荷棚の高さも一般部と変わらない。[[車椅子スペース|車椅子・ベビーカースペース]](フリースペース)は全車両に1か所設置されている<ref name="dime180202" />。 |
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側窓には10000系・11000系で一旦廃止された[[ブラインド]](遮光カーテン)を再度設置<ref name=":0"/>{{refnest|group="注"|窓自体も[[紫外線|UV]]カットガラスを引き続き採用している<ref name="dime180202"/>。}}、同様に両系列で廃止した車内の[[鏡]]も、本系列では各車両に1枚ずつ配置{{refnest|group="注"|ドア横のシート上部や乗務員室付近<!--手前-->の壁に設置している<ref name="dime180202"/><ref name="mynavi180121"/>。}}している<ref name="dime180202"/><ref name=":0"/>。また、[[車内案内表示装置|案内表示機]]「[[VIS (鉄道システム)|Sotetsu Infovision System]] (SIS)」は大型の21.5[[インチ]][[液晶ディスプレイ|LCD]]を採用し、第1編成では車内客車ドア上部(案内・運行情報表示用)と通路上部([[広告]]表示用)の2か所に設置したが<ref name="dime180202"/><ref name=":0"/>、第2編成以降はドア上部にLCD2面を設置する方式となり、通路上部のLCDは廃止された。また、第2編成以降では[[相鉄12000系電車|12000系]]で初導入された車内[[監視カメラ|防犯カメラ]]もLCDの右側に新たに設置(千鳥配置)している。運行情報の[[リアルタイム]]受信の早期開始と車上から地上への配信経路に新たに[[WiMAX]]方式を採用し、本系列の登場に合わせて必要な地上設備も整備している。 |
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また、中間車の車端部では一部に[[ユニバーサルデザイン]]シート(UDシート)を設けている<ref name=":0" />。座席の高さを上げ、座面を小さくすることで立ち座りを容易にしたもので<ref name=":0" />、各座席間には仕切り状の黄色い手すり<ref group="注">12000系では一般部は灰色とされていた。</ref>も設けられている。20101×10では座席下に荷物を収納することを前提に<ref name=":0" />その部分が床面から一段高くされ<ref name="dime180202" />、上部の荷棚も省略されていた<ref name=":4" />。 |
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客室扉の戸閉機は電気式ドアの「Rack☆Star」としており、戸挟み安全機能を設けている。また従来の[[ドアカット|3/4閉機能]]の代わりとして、相鉄では初めて室内と車外に個別ドア操作スイッチを設置し[[自動ドア#ボタン式半自動|半自動]]機能を持たせている<ref group="注">始発駅などでの[[空調]]効果を高めるため、[[車掌]]がドアを半自動扱いとした上で乗客による客用ドアの開閉操作が可能である。なお、個別ドア操作スイッチを設置するのは大手私鉄全体でも[[西武4000系電車]]・[[阪神5700系電車]]・[[阪神5500系電車]](更新車)・[[西武40000系電車]]に次いで3社5車種目。</ref>。11000系などと同様に視認性の向上を目的として、客室扉の合わせ目や扉付近の床面を[[黄色]]で着色し、扉上部には[[ドアチャイム|扉開閉チャイム]]と知らせ灯が設置されている。 |
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JR車ベースの10000系・11000系では側窓の[[ブラインド]]・車内の[[鏡]]が省略されていたが、本系列では復活した<ref name=":0" />。鏡は各車1枚<ref name="dime180202" />、先頭車は乗務員室の仕切り壁に、中間車は海側壁面(戸袋部)に設置されている<ref name=":4" />。社員の声にこたえたもので、今回は新しい形としてステンレス磨き板が使用されている<ref name="syaryo-gijyutsu20000">『車両技術』 255号 (2018年3月) 「相模鉄道 20000系直流電車」 pp.84-105</ref><ref group="注">9000系以前はガラスミラーであった。</ref>。側窓は車端部を除き下降式(手動開閉)で<ref name=":4" />、紫外線・赤外線カットの緑色ガラスとなる<ref name=":4" />。 |
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この他、相鉄では初採用となる[[空気清浄機]]([[#冷暖房装置|後節]]参照)や9000系などで導入の進む[[公衆無線LAN|Wi-Fi接続サービス]]機器も搭載されている([[Wi-Fi]]利用には[[電気通信事業者|通信事業者]]との契約が必要)<ref name=":0"/>。 |
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側引戸には、相鉄で初めて車内外に個別操作スイッチを設置し[[自動ドア#ボタン式半自動|半自動]]機能を持たせた<ref name=":4" />。従来の[[ドアカット|3/4閉機能]]に代わるもので、冷暖房使用時に車内温度を保持するためである<ref name=":4" /><ref group="注">個別ドア操作スイッチを設置するのは大手私鉄全体でも[[西武4000系電車]]・[[阪神5700系電車]]・[[阪神5500系電車]](更新車)・[[西武40000系電車]]に次いで3社5車種目(21000系で6車種目)。</ref>。戸閉装置は電気式(Rack☆Star)で、戸挟み安全機能を設けている。扉窓は結露防止のため複層ガラスとした<ref name=":4" />。また視認性の向上を目的として、扉付近の床面を黄色で着色した他、扉上部には[[ドアチャイム|扉開閉チャイム]]とドアランプが設置されている。 |
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<gallery widths="200" perrow="6" style="font-size:90%"> |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 01da.jpg|車内の様子(第1編成、日中) |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 01na.jpg|車内の様子(第1編成、夜間)、時間帯によってLED照明の色調が変化し、夜間は[[暖色]]系となる |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 03.jpg|灰色系を基調としたシート、座席端部の仕切り板には透明素材([[強化ガラス]])を採用 |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 04.jpg|相鉄では初採用となるユニバーサルデザインシート(第1編成のもの、第2編成以降は座席を少し低くし上部に荷棚も設置) |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 13.jpg|フリースペース<!--(第2編成)--> |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 06a.jpg|本系列で復活したブラインド |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 05c.jpg|本系列で復活した車内鏡 |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 11.jpg|卵形のつり革 |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 02.jpg|ドア上部の案内表示LCD(第1編成) |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 02d - 20102F LCD.jpg|ドア上部の2面LCD(第2編成以降、右側には新たに防犯カメラも千鳥配置) |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 02b.jpg|通路上部の広告表示LCD(第1編成のみ設置) |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 08.jpg|車内ドアスイッチ<!--(第1編成)--> |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 09.jpg|車外ドアスイッチ<!--(第1編成)--> |
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File:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 07.jpg|車両間貫通扉のアシストレバー(第1編成のもの、第2編成以降はレバー色をシルバーに変更) |
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</gallery> |
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妻引戸(連結面貫通扉)は9000系リニューアル車に続き大部分がガラス製となっており、ガラスの中央部には横方向に縞模様が入っている。また取手にはアシストレバーが採用<ref name="mynavi180121" />されたことが特筆される。この他、11000系では向かい合う連結面で扉の開く方向が異なっていたものの、本系列では編成内で統一された<ref group="注">11000系では全て車内から見て右側に開いていたが、本系列では全て海側に開く。</ref>。 |
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== 車内LED照明の設定 == |
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{| class="wikitable" style="text-align:center" |
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|+20000系 調光・調色機能付きLED室内灯の「色温度 (調色)」と「照度 (調光)」設定 |
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!季節 |
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! colspan="2" |時間 |
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!調色 |
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[K] |
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!調光 |
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[%] |
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!備考 |
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|- |
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! rowspan="5" |4/1〜6/30 |
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|早朝 |
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|2:01:00 ~ 6:59:59 |
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|4400 |
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|90 |
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| rowspan="5" | 日の長さ:中→長 |
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|- |
|||
|ラッシュ |
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|7:00:00 ~ 9:59:59 |
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|5000 |
|||
|90 |
|||
|- |
|||
|昼間 |
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|10:00:00 ~ 15:59:59 |
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|4400 |
|||
|90 |
|||
|- |
|||
|夕方 |
|||
|16:00:00 ~ 17:59:59 |
|||
|4400 |
|||
|90 |
|||
|- |
|||
|夜間 |
|||
|18:00:00 ~ 2:00:59 |
|||
|3000 |
|||
|100 |
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|} |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center" |
|||
!季節 |
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! colspan="2" |時間 |
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!調色 |
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[K] |
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!調光 |
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[%] |
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!備考 |
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|- |
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! rowspan="5" |7/1〜9/30 |
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|早朝 |
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|2:01:00 ~ 6:59:59 |
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|5000 |
|||
|90 |
|||
| rowspan="5" | 日の長さ:長→中 |
|||
|- |
|||
|ラッシュ |
|||
|7:00:00 ~ 9:59:59 |
|||
|5000 |
|||
|90 |
|||
|- |
|||
|昼間 |
|||
|10:00:00 ~ 15:59:59 |
|||
|5000 |
|||
|90 |
|||
|- |
|||
|夕方 |
|||
|16:00:00 ~ 17:59:59 |
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|4400 |
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|90 |
|||
|- |
|||
|夜間 |
|||
|18:00:00 ~ 2:00:59 |
|||
|3000 |
|||
|100 |
|||
|} |
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{| class="wikitable" style="text-align:center" |
|||
!季節 |
|||
! colspan="2" |時間 |
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!調色 |
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[K] |
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!調光 |
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[%] |
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!備考 |
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|- |
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! rowspan="5" |10/1〜12/31 |
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|早朝 |
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|2:01:00 ~ 6:59:59 |
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|4400 |
|||
|90 |
|||
| rowspan="5" | 日の長さ:中→短 |
|||
|- |
|||
|ラッシュ |
|||
|7:00:00 ~ 9:59:59 |
|||
|4400 |
|||
|90 |
|||
|- |
|||
|昼間 |
|||
|10:00:00 ~ 15:59:59 |
|||
|4400 |
|||
|90 |
|||
|- |
|||
|夕方 |
|||
|16:00:00 ~ 17:59:59 |
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|3800 |
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|100 |
|||
|- |
|||
|夜間 |
|||
|18:00:00 ~ 2:00:59 |
|||
|3000 |
|||
|100 |
|||
|} |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center" |
|||
!季節 |
|||
! colspan="2" |時間 |
|||
!調色 |
|||
[K] |
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!調光 |
|||
[%] |
|||
!備考 |
|||
|- |
|||
! rowspan="5" |1/1〜3/31 |
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|早朝 |
|||
|2:01:00 ~ 6:59:59 |
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|3300 |
|||
|100 |
|||
| rowspan="5" | 日の長さ:短→中 |
|||
|- |
|||
|ラッシュ |
|||
|7:00:00 ~ 9:59:59 |
|||
|3800 |
|||
|100 |
|||
|- |
|||
|昼間 |
|||
|10:00:00 ~ 15:59:59 |
|||
|4400 |
|||
|90 |
|||
|- |
|||
|夕方 |
|||
|16:00:00 ~ 17:59:59 |
|||
|4400 |
|||
|90 |
|||
|- |
|||
|夜間 |
|||
|18:00:00 ~ 2:00:59 |
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|3000 |
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|100 |
|||
|- |
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! colspan="3" |運行設定されていない時 |
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|5000 |
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|100 |
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|デフォルト値 |
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|} |
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※調光・調色は季節・時間ごとのタイムテーブルに基づき、車両情報装置Synaptraから自動設定<ref name="dj20204l"/> |
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[[車内案内表示装置|車内案内表示器]]「[[VIS (鉄道システム)#SIS|Sotetsu Infovision System]] (SIS)」は大型の21.5[[インチ]]ワイド[[液晶ディスプレイ|LCD]]を採用した。20101×10では鴨居部(側引戸)は案内表示用の1枚のみとされ、広告用画面が天井部に配置された<ref group="注">1両あたり4組8枚で、鴨居部に設置した場合と数は変わらない。</ref><ref name=":4">[[エリエイ]]出版部『[[とれいん (雑誌)|とれいん]]』2018年4月号(通巻519号)「MODELERS FILE 相模鉄道20000系電車」 p.4 - p.17</ref>ことが特筆される(20102×10以降では後述の通り鴨居部に各2枚の配置に変更)。また運行情報の受信経路には新たに[[WiMAX]]方式を採用しており<ref name="syaryo-gijyutsu20000" />、横浜方先頭車の運番表示器下に車上アンテナが設置されている<ref name="syaryo-gijyutsu20000" />。 |
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== 乗務員室 == |
|||
[[乗務員]]室は全室貫通構造としており、主幹制御器は相鉄としては初の[[デッドマン装置]]付きのT形ワンハンドル[[マスター・コントローラー|マスコン]]を採用している。また、[[操縦席#鉄道車両の運転席・運転台|運転台]]周りの[[コンソール]]はL字形としている。運転台正面には2つの[[液晶ディスプレイ|液晶画面]]表示器(画面故障時には相互で[[バックアップ]]を可能にしている)が並んでおり、[[速度計]]、[[圧力測定|圧力計]]、表示灯などの計器類の表示の他、車両情報表示も行う。 |
|||
この他、相鉄では初採用となる[[空気清浄機]]([[#主要機器]]も参照)や[[公衆無線LAN|Wi-Fi接続サービス]]機器も搭載されている<ref name=":0" />。 |
|||
客室扉の開閉を行う[[車掌スイッチ]]は従来のキー操作式から「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線との直通車両申し合わせ事項」に準拠した回転鎖錠式に変更されており、将来の直通運転先の標準仕様としている。 |
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[[ファイル:SOTETSU 20000 “LAUREL PRIZE” 01.jpg|200px|サムネイル|ローレル賞受賞記念プレート(20101Fのみ設置)]] |
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第1編成(20101×10)には、1・10号車の車端部にローレル賞の受賞記念プレート(計2枚)が設置されている。 |
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; 製造時の差異 |
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20102×10以降は[[相鉄12000系電車|12000系]]より後の製造となっており、同車に準じた仕様が取り入れられた。変更点は以下の通り。 |
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* 車端部の設備配置 |
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** 3箇所のうち1箇所を一般席に変更(20101×10は全て優先席) |
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** UDシートは山側に集約。 |
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** 1・2号車の車椅子・ベビーカースペース(フリースペース)の位置を変更。 |
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* UDシートの仕様<ref name="とれいんブログ21000">[https://modelernahibi.blog.jp/archives/38669823.html 相模鉄道21000系デビュー] {{Wayback|url=https://modelernahibi.blog.jp/archives/38669823.html |date=20220312073734 }}(モデラーな日々〈月刊[[とれいん (雑誌)|とれいん]]スタッフブログ〉 2021年9月9日)</ref> |
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** 上部に荷棚を設置し、床部の荷物置きを省略。これにあわせ座面も若干下げられている。 |
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* 車内表示器の配置<ref name="とれいんブログ21000" /> |
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** 天井部の画面が廃止され、側引戸の鴨居部に各2枚の配置となった(左側が広告表示用)。 |
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* 鴨居部 |
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** カバーが大型化され、黒色から白色へ変更されたほか、半数は右端に[[防犯カメラ]]が設置された<ref name="とれいんブログ21000" />(千鳥配置)。 |
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* 妻引戸の取手 |
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** 黒色から銀色へ変更された。 |
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<gallery widths="200" perrow="5" style="font-size:90%"> |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 01da.jpg|日中の車内の様子<br>(画像は20101×10) |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 01na.jpg|夜間の車内の様子<br>(画像は20101×10) |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 03.jpg|一般部の座席<br>(画像は20101×10) |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 04.jpg|20101×10のUDシート |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 13.jpg|フリースペース<br>(画像は20102×10) |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 06a.jpg|本系列で復活したブラインド |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 05c.jpg|本系列で復活した車内鏡 |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 11.jpg|楕円形のつり革 |
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ファイル:Sotetu 20000 series 20101 kamoi.jpg|20101×10の鴨居部 |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 02d - 20102F LCD.jpg|20102×10以降の鴨居部<br>(防犯カメラあり) |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 02b.jpg|20101×10のみ設置の天井部LCD |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 08.jpg|車内の半自動スイッチ<!--(第1編成)--> |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 09.jpg|車外の半自動スイッチ<br>(画像は20101×10<ref group="注">20102×10以降では、ねじの数が異なる。</ref>) |
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ファイル:Sagami Railway 20000 series (Car equipment) 07.jpg|妻引戸のアシストレバー<br>画像の20101×10のみ黒色である |
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ファイル:Sotetsu 21000 series assist lever.jpg|アシストレバーの別角度<br>20102×10以降は銀色となった |
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</gallery> |
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; 乗務員室 |
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[[乗務員]]室は全室貫通構造としており、主幹制御器は相鉄としては初の[[デッドマン装置]]付きのT形ワンハンドル[[マスター・コントローラー|マスコン]]を採用、[[操縦席#鉄道車両の運転席・運転台|運転台]]周りの[[コンソール]]はL字形としている。運転台正面には2つの[[液晶ディスプレイ|液晶画面]]表示器(画面故障時には相互で[[バックアップ]]を可能にしている)が並んでおり、[[速度計]]、[[圧力測定|圧力計]]、表示灯などの計器類の表示の他、車両情報表示も行う。また直通関連の設備ものちの工事により追加され、ワンマンモニター、メトロ用[[列車無線]]が設置された。[[File:相鉄21000 運転台.jpg|thumb|運転台]] |
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客室扉の開閉を行う[[車掌スイッチ]]は従来車両ののキー操作式から「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線・相鉄線との直通車両申し合わせ事項」に準拠した回転鎖錠式に変更された。 |
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落成当初は相鉄以外の保安設備は搭載せず、東急線用および三田線・南北線用のものは搭載予定があるが、それ以外の鉄道事業者の保安装置については搭載空間の準備のみとしている<ref>[https://response.jp/article/2018/01/19/304962.html 相模鉄道の新型車のインパクト…東急直通線用20000系は日立製作所 A-train の傑作] レスポンス 2018年1月19日</ref>。なお、20000系はJRとの直通には対応していない。 |
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== 主要機器 == |
== 主要機器 == |
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[[鉄道車両のモニタ装置|車両情報制御装置]]には、今後の車両機能の高度化を視野に入れて日立で開発<ref name=":4" />した「[[Synaptra]]」を新たに採用している。この装置においては伝送を[[イーサネット]]とし、[[ルーター]]を介して先頭車両の中央ユニットと各車両の端末ユニットの[[コンピュータネットワーク|ネットワーク]]を組んでいる。[[制御装置]]や[[ブレーキ]]装置などの主要装置との伝送はイーサネットとする一方、一部の装置との間では[[RS485]]伝送、または接点情報のやり取りを[[インタフェース (情報技術)|インターフェース]]ユニットを介して行う。また、室内灯の調光制御、各種表示装置や放送装置などのサービス機器の制御、保安装置の列車情報の設定なども行う。なお、運行情報を記録した運行情報用[[ICカード]]は既存車と共通の行路ICカードシステムとしている。 |
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ここでは第1編成 (20101×10) 製造時の機器構成について述べる。 |
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[[主制御器]]は[[日立製作所]]製、[[ケイ素|Si]]-[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]]と[[炭化ケイ素|SiC]]-[[ショットキーバリアダイオード|SBD]]を組合わせたハイブリッドSiCモジュールによる2レベル[[VVVFインバータ制御|VVVFインバータ]] (VFI-HR1421G) <ref name="dj20204l">[[交通新聞社]]『[[鉄道ダイヤ情報]]』2020年4月号付録 「相模鉄道20000系主要諸元表参照」</ref>となる。制御方式はベクトル制御としており、[[回生ブレーキ]]機能付きとした。編成替えを容易にするため、1つのインバータで4台の電動機を制御する1C4M方式とし、全ての電動車に搭載している(いわゆる単独M方式)。また、[[断流器]]を主制御器本体箱に内蔵し、コンパクトな構成とすることで小型軽量化と車両ぎ装の簡素化を実現したシンプルなシステムとしている。 |
|||
=== 車両情報制御装置(伝送システム) === |
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車両情報制御装置には、今後の車両機能の高度化を視野に入れた「Synaptra」を新たに採用している。この装置においては伝送を[[イーサネット]]とし、[[ルーター]]を介して先頭車両の中央ユニットと各車両の端末ユニットの[[コンピュータネットワーク|ネットワーク]]を組んでいる。[[制御装置]]や[[ブレーキ]]装置などの主要装置との伝送はイーサネットとする一方、一部の装置との間では[[RS485]]伝送、または接点情報のやり取りを[[インタフェース (情報技術)|インターフェース]]ユニットを介して行う。また、室内灯の調光制御、各種表示装置や放送装置などのサービス機器の制御、保安装置の列車情報の設定なども行う。なお、運行情報を記録した運行情報用[[ICカード]]は既存車と共通の行路ICカードシステムとしている。 |
|||
制動装置は回生ブレーキ併用[[電気指令式ブレーキ|電気指令式]][[空気ブレーキ]]方式を採用しており、停止直前まで回生ブレーキが作動する[[純電気ブレーキ|全電気ブレーキ]]も搭載している。[[鉄道のブレーキ#常用ブレーキ|常用ブレーキ]]は編成一括でブレーキ制御を行う編成ブレーキ制御としている。この他にも[[非常ブレーキ]]、[[保安ブレーキ]]、[[鉄道のブレーキ#耐雪ブレーキ|耐雪ブレーキ]]を装備している。 |
|||
=== 主制御装置・主電動機 === |
|||
主制御装置は[[ケイ素|Si]]-[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]]素子と[[炭化ケイ素|SiC]]-[[ショットキーバリアダイオード|SBD]]を組合わせたハイブリッドSiCモジュールによる、2レベル方式の[[VVVFインバータ制御]]装置VFI-HR1421G<ref name="dj20204l"/>が採用された。制御方式はベクトル制御としており、[[回生ブレーキ]]機能付きとしている。1台の制御装置で4台の[[主電動機]]を制御する1C4M構成としており、1両分の4台のモーターを制御する単独M方式としている。これは編成替えを容易にするためであり、搭載車両は9号車のモハ20900、7号車のモハ20700、5号車のモハ20500、4号車のモハ20400、および2号車のモハ20200である。制御装置本体箱は[[断流器]]を内蔵したコンパクトな構成とし、小型軽量化と車両ぎ装の簡素化を実現したシンプルなシステムとしている。 |
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[[鉄道車両の台車|台車]]は新日鐵住金<ref name=":4" />→[[日本製鉄]]製<ref group="注">銘板の表示は20102×10より変更。</ref>で、相鉄初となるモノリンク式[[鉄道車両の台車#軸箱支持装置|軸箱支持]]の[[ボルスタレス台車]]<ref name=":6" />を採用した。形式は電動台車がSS184M、付随台車がSS184T<ref name=":4" />。牽引装置は[[鉄道車両の台車#前後方向の力の伝達|Zリンク式]]で、基礎ブレーキ装置は、電動台車が[[踏面ブレーキ#機構|踏面片押し式]]の[[踏面ブレーキ#ユニットブレーキ|ユニットブレーキ]]、付随台車が直動式[[踏面ブレーキ]]と[[ディスクブレーキ]]の併用としている。異方性のあるダイヤフラム式の空気ばねと併せて曲線通過性能の向上を図っており、[[線形 (路線)|急曲線]]での[[車輪]]の軸重抜け対策に、軸ばねに非線形コイルばね、空気ばね用の差圧弁に応加重機能を設けた他、特性を改善した空気ばね用の自動高さ調整弁を採用している。また、[[制輪子]]([[ブレーキパッド]])はワンタッチで着脱できるものを使用している。 |
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主電動機は出力190 k[[ワット|W]] の全閉型内扇冷却式[[かご形三相誘導電動機]]HS32536-04RB<ref name="dj20204l"/>が、駆動装置は相鉄オリジナル車両としては初となる[[TD平行カルダン駆動方式]]が採用されており、保守の軽減と騒音の低減を図っている。[[歯車比]]は1:6.06である |
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[[主電動機]]は出力190 k[[ワット|W]] の全閉型内扇冷却式[[かご形三相誘導電動機]]HS32536-04RB<ref name="dj20204l" />、駆動装置は相鉄オリジナル車両としては初となる[[TD平行カルダン駆動方式|TD継手式平行カルダン駆動]]<ref name=":5" />が採用された。[[歯車比]]は97:16 (6.06) <ref name=":4" />である。 |
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=== 制動装置 === |
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制動装置は回生ブレーキ併用[[電気指令式ブレーキ|電気指令式]][[空気ブレーキ]]方式を採用しており、停止直前まで回生ブレーキが作動する[[純電気ブレーキ|全電気ブレーキ]]も搭載している。[[鉄道のブレーキ#常用ブレーキ|常用ブレーキ]]は編成一括でブレーキ制御を行う編成ブレーキ制御としている。この他にも[[非常ブレーキ]]、[[保安ブレーキ]]、[[鉄道のブレーキ#耐雪ブレーキ|耐雪ブレーキ]]を装備している。 |
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集電装置は[[東洋電機製造]]製の[[集電装置#Z型・シングルアーム型|シングルアーム]][[集電装置|パンタグラフ]] (20000系はPT7103-G<ref name=":5">[https://www.toyodenki.co.jp/technical-report/pdf/giho139/139_08_25_28_144.pdf 相模鉄道株式会社20000系電車用電機品] {{Wayback|url=https://www.toyodenki.co.jp/technical-report/pdf/giho139/139_08_25_28_144.pdf |date=20200616050744 }}(PDF) - 東洋電機技報139号(2019年)</ref>、21000系はPT7103-G2) をM1 - M5の海老名方に搭載する。電磁かぎ外し・ばね上昇・空気下降式で上昇検知装置を備えており、10000系や11000系に搭載しているPT7103-Eをベースに取付ピッチ等を変更したものである。すり板は相鉄標準のC/Cコンポジットカーボン系すり板M40Aをねじ止め<ref name=":6" />とし、またブロイメットすり板も装着可能としている<ref name=":6" />。 |
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=== 台車 === |
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[[鉄道車両の台車|台車]]は相鉄として初めてモノリンク式[[鉄道車両の台車#軸箱支持装置|軸箱支持]]の[[鉄道車両の台車史#ボルスタレス台車|ボルスタレス]][[空気ばね]]台車を採用しており、[[鉄道車両の台車#動力の有無による分類|動力台車]]がSS184M、付随台車がSS184Tとなっている。台車の牽引力を車体に伝達する牽引装置は[[鉄道車両の台車#前後方向の力の伝達|Zリンク式]]である。基礎ブレーキ装置は、電動台車が[[踏面ブレーキ#機構|踏面片押し式]]の[[踏面ブレーキ#ユニットブレーキ|ユニットブレーキ]]、付随台車が直動式[[踏面ブレーキ]]と[[ディスクブレーキ]]の併用としている。異方性のあるダイヤフラム式の空気ばねと併せて曲線通過性能の向上を図っており、[[線形 (路線)|急曲線]]での[[車輪]]の軸重抜け対策に、軸ばねに非線形コイルばね、空気ばね用の差圧弁に応加重機能を設けた他、特性を改善した空気ばね用の自動高さ調整弁を採用している。また、[[制輪子]]([[ブレーキパッド]])はワンタッチで着脱できるものを使用している。 |
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補助電源装置は東洋電機製造製で定格出力は60Hz三相交流440[[ボルト (単位)|V]]・260k[[ボルトアンペア|VA]]<ref name=":5" />、[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]]素子を用いた3レベル[[静止形インバータ|SIV装置]]<ref name=":6" /> (RG4084-A-M<ref name=":5" />) を使用する。周辺機器を含めた補助電源装置全体の形式はSVH260-4084Aとなる<ref name=":5" /><ref group="注">補助電源装置全体とSIV装置単体で形式が異なる。</ref>。 |
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=== 集電装置 === |
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電磁かぎ外し式のばね上昇式・上昇検知付き[[集電装置#Z型・シングルアーム型|シングルアーム型]][[集電装置|パンタグラフ]] PT-7103G形([[東洋電機製造]]製)を採用している。これは11000系で採用したPT-7103E形の取付ピッチを変更したものである。 |
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T1・T3に搭載しそれぞれ編成半分への供給を基本に、故障の際には延長給電が可能な構成で、延長給電接触器がM3に搭載されている<ref name=":5" />。 |
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=== 補助電源装置 === |
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補助電源装置は[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]]素子を用いた3レベル[[静止形インバータ]] (SIV) SVH260-RG4084A型<ref name="dj20204l"> 交通新聞社「鉄道ダイヤ情報」2020年4月号付録 相模鉄道20000系主要諸元表参照 </ref>([[三相交流]]440 [[ボルト (単位)|V]]、出力260 k[[ボルトアンペア|VA]])であり、一部の機器は従来車両の更新で採用したものと仕様を合わせている。搭載車両は8号車のサハ20800、および3号車のサハ20300である。電源供給区分は6号車と5号車の間を境に5両分としており、故障の際には延長給電が可能となっている。 |
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空気[[圧縮機]]は[[クノールブレムゼ]]製で吐出量1,300 L/minのオイルフリーレシプロ式<ref name="dj20204l" />を採用、Tc1・Tc2に各1台搭載する。20101×10はVV180-T-851、20102×10以降はVV180-Tで、それぞれ外観が大きく異なる。 |
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=== 空気圧縮機 === |
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空気[[圧縮機]]はオイルフリーレシプロ式のVV180-T<ref name="dj20204l"/>を採用しており、毎分吐出容量は1,300 [[リットル|L]] である。搭載車両は10号車のクハ20000、および1号車のクハ20100である。 |
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[[エア・コンディショナー|冷房装置]]は58.1 kW (50,000 [[冷凍能力|kcal/h]]) の[[集中式冷房装置|屋上集中式]] (HRB504-9) <ref name="dj20204l" />で、[[カレンダー]]機能([[季節]]など)と[[定員#混雑率・乗車率|乗車率]]の検知を基に[[冷房]]・[[暖房]]ともに年間を通しての全自動運転を基本としている。また、新たに[[パナソニック]]製[[空気清浄機]]「ナノイー」を内蔵している。 |
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=== 冷暖房装置 === |
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[[エア・コンディショナー|冷房装置]]は[[東急5000系電車 (2代)]]や[[東京メトロ10000系電車]]などで採用実績のあるHRB504をベースに容量を拡大した[[集中式冷房装置|屋上集中式]]のHRB504-9<ref name="dj20204l"/>(58.1 kW、50,000 [[冷凍能力|kcal/h]]) を各車に1台搭載しており、[[カレンダー]]機能([[季節]]など)と[[定員#混雑率・乗車率|乗車率]]の検知を基に[[冷房]]・[[暖房]]ともに年間を通しての全自動運転を基本としている。また、新たに[[パナソニック]]製[[空気清浄機]]「ナノイー」を内蔵している。 |
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[[自動列車保安装置|保安装置]]としては[[自動列車制御装置|ATC]]/[[自動列車停止装置|ATS]]/[[自動列車運転装置|ATO]]統合形保安装置を搭載し<ref name="dime180202" />、相鉄線用の[[自動列車停止装置#ATS-P形(デジタル伝送パターン形)|ATS-P]]のほか、直通各者の保安装置にも対応している。 |
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== 導入時からの変更点 == |
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<gallery widths="220" heights="160" perrow="5" style="font-size:90%"> |
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ファイル:SS184M.jpg|SS184M台車<br>(2019年9月4日) |
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ファイル:SS184T.jpg|SS184T台車<br>(2019年9月4日) |
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ファイル:配電箱.jpg|「Synaptra」も組み込まれた配電箱<br>(2019年9月4日) |
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ファイル:ATC・ATS・ATO統合形保安装置.jpg|ATC/S/O装置<br>(2019年9月4日) |
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ファイル:Sotetsu 20000 series VFI-HR1421G.jpg|VFI-HR1421G VVVFインバータ装置<br>(2022年5月6日) |
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ファイル:Sotetsu 20000 series VV180-T-851.jpg|VV180-T-851 空気源装置<br>(2018年10月20日)<!--画質悪いです--> |
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ファイル:Sotetsu 21000 series VV180-T.jpg|VV180-T コンプレッサユニット<br>(2022年5月6日、21000系の画像) |
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</gallery> |
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== 導入後の変遷 == |
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第1編成(20101×10)については、導入時から以下の変更点が存在する。 |
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{{独自研究|section=1|date=2023年5月11日 (木) 02:40 (UTC)}} |
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; 直通運転対応改造(2021 - 2022年) |
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ワンマン運転用の機器や各種運転保安装置等が装備された。目立つ変化として、乗務員室内にITVの液晶画面とミリ波受信装置<ref group="注">ミリ波受信装置は20000系と21000系で設置位置が異なる。</ref>や列車無線の操作盤、また列車無線用の液晶画面<ref group="注">21000系は設置済のため、20000系のみ実施。</ref>が設置されたほか、前面の床下にMR栓が追加された。またこれに伴い駅名対照表も移設されている。 |
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2021年11月の20107×10を皮切りに実施、続けて年度内に20106×10・20105×10・21101×8に施工<ref name="名前なし-20230316130528">「鉄道ファン」2022年8月号(通巻746号)付録「大手私鉄車両ファイル」</ref>。翌2022年9月の20101×10をもって既存全編成への施工が完了した<ref>『鉄道ファン』2023年8月号(通巻748号) 付録「大手私鉄車両ファイル」</ref>。同年度以降の増備車は新造時より対応している。 |
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=== 種別・行先表示 === |
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; 案内表示・放送の内容 |
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2019年11月30日ダイヤ改正で、通勤特急、通勤急行の新設及び新横浜線[[西谷駅]] - [[羽沢横浜国大駅]]の開業に伴い、種別幕及び行先表示にこれらの表示内容が追加された。 |
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* 2019年11月半ばより車内案内表示器([[VIS (鉄道システム)#SIS|SIS]])における全種別表記の路線図が廃止された<ref name=":1" group="注" /><!--他系列ではこれと同時に運行中の種別についての全駅表記も廃止されたが、(本系列は?)引き続き存置されている-->。<!-- 運行中の種別についての全駅表記の存置について、本系列(20000系)全体なのか20101×10のみなのか把握している方は記載お願いします。 --> |
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* 2019年11月30日ダイヤ改正への対応<ref name=":1" group="注">他系列でも実施されている。</ref>(通勤特急・通勤急行新設、相鉄新横浜線開業) |
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** 改正に先立って通勤特急・通勤急行の種別と羽沢横浜国大の行先が追加された。 |
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** 改正後、相鉄新横浜線の案内が追加されたほか、自動放送(英語放送)に[[駅ナンバリング]]が追加された<ref group="注">なお、当時唯一現存した20101×10は改正前日に運用を離脱しており、運用復帰は2020年4月20日となっている。</ref>。 |
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* 直通運転への対応 |
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** 2022年秋頃<ref group="注">これに先立って4月に20105×10で試験的に実施された、直通先への貸出へ用いられた20107×10は5月、同じく21101×8は6月に実施されている。</ref>に実施。直通各線の種別・行先の追加や運番のアルファベット対応が行われ、運転台からの設定方法も変更された。これにより2桁以下の運番の表示位置が変更されたほか、駅名対照表が廃止されている。 |
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* 2022年12月に運用を開始した21106×8では、側面の行先表示が次駅表示のあるものへ変更された。 |
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; 車体 |
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*2022年度導入分(21105×8)より、前面窓のスモークが濃く変更された。 |
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* [[日本の女性専用車両|女性専用車]]の位置が2019年11月30日ダイヤ改正で横浜寄り最後尾車両に変更されたため、ステッカーが貼り直された。 |
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*前面への識別ステッカー掲出(2022年) |
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**前面窓の左上に、編成が識別できる数字3桁のステッカーを貼付。また21000系ではこれに加えて乗客向けに<ref>[https://twitter.com/sotetsu_group/status/1569477764344053761 「21000系の営業運転開始から1年。 10両の20000系は東急東横線、8両の21000系は東急目黒線直通用として導入されました。...] {{Wayback|url=https://twitter.com/sotetsu_group/status/1569477764344053761 |date=20230323082103 }} - 相鉄 公式Twitter(2022年9月13日)</ref>、右上に「8CARS」のステッカーも貼付した。8月から11月にかけて実施。 |
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**なおこれに先立ち6月には21102×8で試験的な貼付も行われていた。 |
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; 車内設備 |
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* 女性専用車位置の変更<ref name=":1" group="注" /> |
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** 2019年12月2日より従来の4号車から海老名方先頭車に変更<ref>[https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2019/train/services/women/woman_oshirase.pdf 女性専用車の運用の変更に関するお知らせ] {{Wayback|url=https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2019/train/services/women/woman_oshirase.pdf |date=20210819132343 }}(PDF) - 相鉄HP</ref>。あわせてステッカーも変更された。 |
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** 2023年3月18日の[[相鉄・東急直通線]]開業に伴い、東急東横線に直通する列車では1号車に変更される<ref>[https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2023/pressrelease/pdf/r23-28-kyt.pdf 2023年3月18日(土)開業 相鉄・東急直通線 相鉄線ダイヤ改正のお知らせ] {{Wayback|url=https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2023/pressrelease/pdf/r23-28-kyt.pdf |date=20230314172358 }}(PDF) - 相鉄HP</ref>ことから、20000系のみ1号車にもステッカーを貼付した。 |
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== 運用 == |
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20000系は[[東急東横線]]直通用、21000系は[[東急目黒線]]直通用<ref name="sotetsu211116">[https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/train/r21-154/ 11月27日(土)から、限定2,500セット 「相鉄21000系デビュー記念入場券」を販売【相模鉄道】] {{Wayback|url=https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/train/r21-154/ |date=20220526044648 }}(相模鉄道株式会社 2021年11月16日)</ref>に製造されたため、[[2023年]](令和5年)3月18日の相鉄・東急直通線開業以降はそれぞれの区間における運用を開始し、20000系は[[東京メトロ副都心線]][[和光市駅]]まで<ref group="注">東横線系統における相鉄線直通の運用範囲は[[東武東上本線|東武東上線]]までだが、本形式は東上線には乗り入れできない。また、東横線と一体的に運行されている[[横浜高速鉄道みなとみらい線]]へは入線可能であり、ダイヤ乱れによる東急車の代走で入線することもある。また、有楽町線小竹向原駅 - 新木場駅間での定期運用はないが、ダイヤ乱れ時に乗り入れることがある。 また、直通開始前に東京メトロに貸し出された際には試運転で乗り入れを行っていた。</ref>、21000系は都営三田線[[西高島平駅]]及び埼玉高速鉄道線[[浦和美園駅]]まで乗り入れる。東急東横線直通の5運用(運行番号91G - 95G)は20000系、東急目黒線直通の7運用(運行番号31G - 43G、都営三田線と東京メトロ南北線の両方に乗り入れる関係で途中で運行番号を変更する場合あり)は21000系で運転され、予備となる20000系、21000系各2編成については相鉄線内運用に入る場合がある。 |
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* 2019年11月半ばより全種別表記の路線図が廃止されたが、運行中の種別についての全駅表記は引き続き当形式にのみ存置された。 |
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* 2020年4月20日の運用復帰時より自動放送装置の英語放送にナンバリング放送が追加された。 |
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相鉄・東急直通線が開業する以前は20000系・21000系の両系列とも編成両数ごとに他系列と共通運用とされ、全ての種別に使用された。また、都合により両数が異なる運用や[[相鉄新横浜線]]([[相鉄・JR直通線]])の運用{{refnest|group="注"|相鉄線内のみ。ただし、回送は1往復定期運用がある。}}を代走することがあった。 |
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=== 20000系 === |
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[[ファイル:Sotetsu 20000 delivery 20170731.jpg|250px|サムネイル|20101×10(第1編成)の甲種輸送<br>(2017年7月31日 [[西高屋駅]])]] |
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2017年(平成29年)7月31日に20101×10(第1編成)が[[日立製作所笠戸事業所]]から相鉄に向けて[[車両輸送|甲種輸送]]され、8月4日に全車両が[[かしわ台車両センター]]に到着した<ref name="sotetsu170804">{{Cite press release|1=和書|title=相鉄グループ創立100周年記念 都心直通用 新型車両「20000系」が到着 本州最西端の山口県から神奈川県まで輸送|publisher=相模鉄道|date=2017年8月4日|url=http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170804_01.pdf|format=PDF|language=日本語|accessdate=2018年3月2日 <!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170808155120/http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170804_01.pdf |archivedate=2017-08-08-->|archive-date=2018年9月13日|archive-url=https://web.archive.org/web/20180913223412/https://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/170804_01.pdf|url-status=live}}</ref><ref>{{Cite web|和書|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2017年8月1日 |url=https://railf.jp/news/2017/08/01/103000.html |title=相鉄20000系が甲種輸送される |publisher=[[交友社]] |accessdate=2018年3月2日 }} {{Wayback|url=https://railf.jp/news/2017/08/01/103000.html |date=20180302164853 }}</ref>。当初は相鉄グループが創立100周年を迎える同年<!--2017年(平成29年)-->12月の営業運転開始を予定していた<ref name=":0" />が、その後2018年(平成30年)2月11日に延期となることが発表され<ref>{{Cite web|和書|title=新型車両「20000系」の営業運転開始時期について(お知らせ) |publisher=相模鉄道 |date=2017年12月21日 |url=http://www.sotetsu.co.jp/mt/news3/pdf/group_171221.pdf |format=PDF |language=日本語 |accessdate=2018年3月2日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20171222220153/http://www.sotetsu.co.jp/mt/news3/pdf/group_171221.pdf |archivedate=2017-12-22 }} {{Wayback|url=http://www.sotetsu.co.jp/mt/news3/pdf/group_171221.pdf |date=20171222220153 }}</ref><ref name="yomiuri171212">[https://archive.today/2017.12.12-100003/http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171212-OYT1T50048.html 東急・JRと直通へ…相鉄、若者取り込む新戦略] - 読売新聞 2017年12月12日〈[http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171212-OYT1T50048.html 元記事]の[[archive.is]]による2017年12月12日時点のアーカイブ〉</ref>、同日の[[横浜駅]]10時30分発の特急[[海老名駅|海老名]]行きより営業運転を開始した<ref name="dime180202" /><ref name="mynavi180211">[https://news.mynavi.jp/article/20180211-583403/ 相鉄20000系、新型車両デビュー! 横浜駅で出発式、相鉄線内を運行] {{Wayback|url=https://news.mynavi.jp/article/20180211-583403/ |date=20180212005027 }} - マイナビニュース 2018年2月11日</ref><ref>{{Cite web|和書|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |url=https://railf.jp/news/2018/02/12/201500.html |title=相鉄20000系が営業運転を開始 |publisher=[[交友社]] |date=2018-02-12 |accessdate=2018-02-12 }} {{Wayback|url=https://railf.jp/news/2018/02/12/201500.html |date=20180223171725 }}</ref>。 |
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本系列は2020年度までに10両7編成計70両の導入が完了している<ref name="sotetsu210428"/>。 |
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; 車両トラブル・運用離脱 |
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* 案内表示器のトラブルにより、営業運転初日の2018年2月11日は途中で運用を離脱。翌日は復帰したが、表示器の調整のため夕方<!--(横浜駅17時11分発の急行海老名行きが最終運用、遅延あり)-->より再度運用を離脱<ref>{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20180212-583723/|title=相鉄20000系、デビュー2日目も夕方で運行終了 - 車内表示器調整へ|newspaper=[[マイナビニュース]]|publisher=[[マイナビ]]|date=2018年2月12日|accessdate=2018年3月2日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180302070349/https://news.mynavi.jp/article/20180212-583723/|archivedate=2018年3月2日}}</ref>。2月13日には調整が完了し通常運用に復帰している。 |
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* また、当初は運用(運転時刻)が公式サイト上で公開されていた。しかし、営業運転開始から10日目の<!--2018年-->2月20日の朝に車両故障が発生し、以降は車両機器点検のため運用を離脱していた<ref>{{Cite web|和書|website=相模鉄道公式「電車に関するお知らせ」 |url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |title=新型車両20000系の運行時刻について |publisher=相模鉄道 |accessdate=2018-03-03 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180222165739/http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |archivedate=2018-02-22 }} {{Wayback|url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |date=20180222165739 }}</ref>が、2月28日に運行を再開した。その後も空調機器改修の都合で運転時刻の公開がとりやめ<ref>{{Cite web|和書|website=相模鉄道公式「電車に関するお知らせ」 |url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |title=新型車両20000系の運行時刻について |publisher=相模鉄道 |accessdate=2018-03-03 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180302065807/http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |archivedate=2018-03-02 }} {{Wayback|url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |date=20180222165739 }}</ref>、一時は運用を離脱していたが、3月8日には改修が完了し通常通り運転されている<ref>{{Cite web|和書|website=相模鉄道公式「電車に関するお知らせ」 |url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |title=新型車両20000系の運行時刻について |publisher=相模鉄道 |accessdate=2018-03-08 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180308114632/http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |archivedate=2018-03-08 }} {{Wayback|url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |date=20180222165739 }}</ref>。 |
|||
* 2019年11月29日に[[上星川駅]] - [[西谷駅]]間で発生した[[踏切障害事故|踏切事故]]による[[遮断機]]の遮断桿との接触によりドア窓ガラスと周囲が損傷した<ref>[https://news.ntv.co.jp/category/society/553074 相鉄線 遮断機の棒が電車のドアに挟まる]([[日テレNEWS24]] 2019年11月29日/[https://web.archive.org/web/20220414153139/https://news.ntv.co.jp/category/society/553074 アーカイブ])</ref>ため長期間運用を離脱したが、2020年4月20日には修理が完了し通常運用に復帰している。 |
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=== 21000系 === |
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2021年(令和3年)6月28日に21101×8(第1編成)が日立製作所笠戸事業所から相鉄に向けて甲種輸送され、7月2日に全車両がかしわ台車両センターに到着した<ref name="mynavi210629" /><ref>{{Twitter status|sotetsu_group|1410837917166018561|相鉄 公式 Twitter (@sotetsu_group) による2021年7月2日 PM2:49 のツイート}}</ref>。その後、同年9月6日に営業運転を開始した<ref name="sotetsu210902" /><ref name="trafficnews210907" />。2021年10月より第1編成は東急に貸し出されて各種試験を実施し、[[元住吉検車区]]や東急目黒線への入線試験を実施した後に、[[東京都交通局]]や東京地下鉄、埼玉高速鉄道に又貸しの形で三田線、南北線、埼玉スタジアム線にも入線試験を実施した。入線試験実施期間中、三田線では[[志村車両検修場]]に<ref>{{Cite journal|和書|publisher=[[ネコ・パブリッシング]]カンパニー|journal=鉄おも!|year=2021-12|page=54}}</ref>、南北線、埼玉スタジアム線では[[浦和美園車両基地]]に留置していた。なお、試験終了後の同年12月に、南北線 - 有楽町線 - 千代田線を経由し、[[綾瀬車両基地]]より相模鉄道へ返却されている。 |
|||
本系列は最終的に9編成計72両を導入する計画となっており<ref name="2021年3月期決算"/>、2021年度に4編成が導入済、2022年度の設備投資計画では8両3編成計24両導入された。残り2編成は2023年度に導入され、これで所要車両数全数が出揃った。 |
|||
== 編成表 == |
== 編成表 == |
||
車両番号5桁のうち、百位は横浜方から車種の区分なく1、2、3...と振られ<ref name=":4" />、千位以上で系列を、百位で連結位置を、十位以下で編成番号を示す形となる。 |
|||
<!-- この節は書きかけです。公式発表後、相鉄11000系のページのように車両詳細を書き換えていただくと助かります。また、参考資料が甲種輸送時の車両動画なので明確な出典を書けませんでした。すみません。 --> |
|||
<!--10両編成はモハ20400とサハ20800を抜くことで8両編成を組むことが可能な構成となっている<ref name=":4" />。--> |
|||
; 10両編成<ref>[[#RF684_61-67|『鉄道ファン』2018年4月号 p.66「20000系 主要諸元表」]]</ref> |
|||
:{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
'''20000系(10両編成)''' |
|||
東急東横線に直通する列車の場合は1号車、横浜駅行きの列車の場合は10号車が女性専用車となる。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|- |
|- |
||
| style="background-color:#ccc;"| |
| colspan="2" style="background-color:#ccc;" | |
||
| colspan="10"|{{TrainDirection| [[横浜駅|横浜]] |
| colspan="10" |{{TrainDirection| [[横浜駅|横浜]]・[[新横浜駅|新横浜]]([[日吉駅 (神奈川県)|日吉]]・[[渋谷駅|渋谷]]・[[和光市駅|和光市]]) | [[西谷駅|西谷]]・[[海老名駅|海老名]]・[[湘南台駅|湘南台]] }} |
||
! rowspan="8" |導入年度 |
|||
|-style="border-top:solid 2px #0c1e56;" |
|||
! rowspan="8" |入籍日<ref>「[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]」付録『大手私鉄車両ファイル』 2018年8月号(通巻688号)・2021年8月号(通巻724号)分</ref> |
|||
! style="width:5em;"| 号車 |
|||
| |
|-style="border-top:solid 2px #041452;" |
||
! colspan="2" style="width:5em;" | 号車 |
|||
|1 |
|||
| style="width:5em;"| 3 |
|||
|2 |
|||
| style="width:5em;"| 4 |
|||
|3 |
|||
| style="width:5em;"| 5 |
|||
|4 |
|||
| style="width:5em;"| 6 |
|||
|5 |
|||
| style="width:5em;"| 7 |
|||
|6 |
|||
| style="width:5em;"| 8 |
|||
|7 |
|||
| style="width:5em;"| 9 |
|||
|8 |
|||
| style="width:5em;"| 10 |
|||
|9 |
|||
|-style="border-top:solid 4px #0c1e56;" |
|||
|10 |
|||
!形式 |
|||
|クハ20100<br>(Tc2) |
|||
|モハ20200<br>(M1) |
|||
|サハ20300<br>(T1) |
|||
|モハ20400<br>(M2) |
|||
|モハ20500<br>(M3) |
|||
|サハ20600<br>(T2) |
|||
|モハ20700<br>(M4) |
|||
|サハ20800<br>(T3) |
|||
|モハ20900<br>(M5) |
|||
|クハ20000<br>(Tc1) |
|||
|- |
|- |
||
! colspan="2" |形式 |
|||
!装備 |
|||
| <br>'''クハ20100'''<br>(Tc2) |
|||
| || {{right|>}} || || {{right|>}} || {{right|>}} || || {{right|>}} || || {{right|>}} || |
|||
| ><br>'''モハ20200'''<br>(M1) |
|||
| <br>'''サハ20300'''<br>(T1) |
|||
| ><br>'''モハ20400'''<br>(M2) |
|||
| ><br>'''モハ20500'''<br>(M3) |
|||
| <br>'''サハ20600'''<br>(T2) |
|||
| ><br>'''モハ20700'''<br>(M4) |
|||
| <br>'''サハ20800'''<br>(T3) |
|||
| ><br>'''モハ20900'''<br>(M5) |
|||
| <br>'''クハ20000'''<br>(Tc1) |
|||
|- |
|- |
||
!搭載機器 |
! colspan="2" |搭載機器 |
||
|CP,BT |
|||
| CP/SB || VVVF || SIV || VVVF || VVVF || || VVVF || SIV || VVVF || CP/SB |
|||
|VVVF |
|||
|SIV |
|||
|VVVF |
|||
|VVVF |
|||
| |
|||
|VVVF |
|||
|SIV |
|||
|VVVF |
|||
|CP,BT |
|||
|- |
|- |
||
! colspan="2" |車内設備 |
|||
!備考 |
|||
|♿︎<br><small>[[日本の女性専用車両|女性専用車]]</small> |
|||
| [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]]|| [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]]<br><small>[[弱冷房車]]</small> || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]]<br><small>[[日本の女性専用車両|女性専用車]]</small> |
|||
|♿︎ |
|||
|♿︎ |
|||
|♿︎ |
|||
|♿︎ |
|||
|♿︎ |
|||
|♿︎ |
|||
|♿︎ |
|||
|♿︎<br><small>[[弱冷房車]]</small> |
|||
|♿︎<br><small>[[日本の女性専用車両|女性専用車]]</small> |
|||
|- |
|- |
||
! colspan="2" |自重 (t)<ref name="a" group="注">1次車製造時の情報。『車両技術』 255号 (2018年3月) 「相模鉄道 20000系直流電車」 pp.84-105 より。</ref> |
|||
|30.0 |
|||
|31.7 |
|||
|29.8 |
|||
|31.1 |
|||
|31.2 |
|||
|26.9 |
|||
|31.7 |
|||
|29.1 |
|||
|31.1 |
|||
|29.9 |
|||
|- |
|||
! colspan="2" |定員 (人)<ref group="注" name="a" /> |
|||
|133 |
|||
|144 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|133 |
|||
|- |
|||
! colspan="2" |座席数<ref group="注" name="a" /> |
|||
|45 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|45 |
|||
|- style="border-top:solid 4px #041452;" |
|||
! rowspan="7" |{{縦書き|車両番号}} |
|||
!20101×10 |
!20101×10 |
||
|20101 |
|||
| 20101 || 20201 || 20301 || 20401 || 20501 || 20601 || 20701 || 20801 || 20901 || 20001 |
|||
|20201 |
|||
|20301 |
|||
|20401 |
|||
|20501 |
|||
|20601 |
|||
|20701 |
|||
|20801 |
|||
|20901 |
|||
|20001 |
|||
|2017年度 |
|||
|2018.02.11 |
|||
|- |
|- |
||
!20102×10 |
!20102×10 |
||
361行目: | 344行目: | ||
|20902 |
|20902 |
||
|20002 |
|20002 |
||
| rowspan="6" |2020年度 |
|||
|2020.08.11 |
|||
|- |
|- |
||
!20103×10 |
!20103×10 |
||
373行目: | 358行目: | ||
|20903 |
|20903 |
||
|20003 |
|20003 |
||
|2020.09.30 |
|||
|- |
|- |
||
!20104×10 |
!20104×10 |
||
385行目: | 371行目: | ||
|20904 |
|20904 |
||
|20004 |
|20004 |
||
|2020.10.12 |
|||
|- |
|- |
||
!20105×10 |
!20105×10 |
||
397行目: | 384行目: | ||
|20905 |
|20905 |
||
|20005 |
|20005 |
||
|2020.11.17 |
|||
|- |
|- |
||
!20106×10 |
!20106×10 |
||
409行目: | 397行目: | ||
|20906 |
|20906 |
||
|20006 |
|20006 |
||
|2020.12.16 |
|||
|- |
|- |
||
!20107×10 |
!20107×10 |
||
421行目: | 410行目: | ||
|20907 |
|20907 |
||
|20007 |
|20007 |
||
|2021.01.13 |
|||
|} |
|} |
||
* 車内設備配置(20000系1次車) |
|||
<!-- 8両編成導入時用 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align: center; font-size:60%; margin:1em 0em 2em 3em; white-space:nowrap" |
|||
; 8両編成 |
|||
! colspan="5" |1号車 |
|||
:{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
! colspan="5" |2号車 |
|||
! colspan="5" |3 - 8号車 |
|||
! colspan="5" |9号車 |
|||
! colspan="5" |10号車 |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan="3" |{{縦書き|運転台}} |
|||
| style="background-color:#ccc;"| |
|||
| |
|||
| colspan="10"|{{TrainDirection| [[横浜駅|横浜]] | [[海老名駅|海老名]]・[[湘南台駅|湘南台]] }} |
|||
| |
|||
|-style="border-top:solid 2px #0c1e56;" |
|||
| |
|||
! style="width:5em;"| 号車 |
|||
|優 |
|||
| style="width:5em;"| 1 |
|||
|<u>優</u> |
|||
| style="width:5em;"| 2 |
|||
| |
|||
| style="width:5em;"| 3 |
|||
| |
|||
| style="width:5em;"| 4 |
|||
| |
|||
| style="width:5em;"| 5 |
|||
|♿︎ |
|||
| style="width:5em;"| 6 |
|||
|<u>優</u> |
|||
| style="width:5em;"| 7 |
|||
| |
|||
| style="width:5em;"| 8 |
|||
| |
|||
|-style="border-top:solid 4px #0c1e56;" |
|||
| |
|||
!形式 |
|||
| |
|優 |
||
|<u>優</u> |
|||
| |
|||
| |
| |
||
| |
| |
||
| |
| |
||
| |
|優 |
||
| |
|優 |
||
| |
| |
||
| |
|||
| |
|||
| rowspan="3" |{{縦書き|運転台}} |
|||
|- |
|- |
||
| colspan="4" |[[日本の女性専用車両|女性専用車]] |
|||
!装備 |
|||
| colspan="5" | |
|||
| || {{right|>}} || || || {{right|>}} || || || |
|||
| colspan="5" | |
|||
| colspan="5" |[[弱冷房車]] |
|||
| colspan="4" |[[日本の女性専用車両|女性専用車]] |
|||
|- |
|- |
||
| |
|||
!搭載機器 |
|||
| |
|||
| || || || || || || || |
|||
| |
|||
|♿︎ |
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|<u>優</u> |
|||
| |
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| |
|||
| |
|||
|<u>優</u> |
|||
|♿︎ |
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| |
|||
| |
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| |
|||
|<u>優</u> |
|||
|♿︎ |
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| |
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| |
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| |
|||
|<u>優</u> |
|||
|♿︎ |
|||
| |
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| |
|||
| |
|||
|} |
|||
* 車内設備配置(20000系2次車) |
|||
{| class="wikitable" style="text-align: center; font-size:60%; margin:1em 0em 2em 3em; white-space:nowrap" |
|||
! colspan="5" |1号車 |
|||
! colspan="5" |2 - 8号車 |
|||
! colspan="5" |9号車 |
|||
! colspan="5" |10号車 |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan="3" |{{縦書き|運転台}} |
|||
!備考 |
|||
| |
|||
| [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]]|| [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] || [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]] |
|||
| |
|||
| |
|||
|♿︎ |
|||
|<u>優</u> |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
|UD |
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|<u>優</u> |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
|UD |
|||
|優 |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
| rowspan="3" |{{縦書き|運転台}} |
|||
|- |
|- |
||
| colspan="4" |[[日本の女性専用車両|女性専用車]] |
|||
!2010n×8 |
|||
| colspan="5" | |
|||
| || || || || || || || |
|||
| colspan="5" |[[弱冷房車]] |
|||
|}--> |
|||
| colspan="4" |[[日本の女性専用車両|女性専用車]] |
|||
; 凡例 |
|||
|- |
|||
:* M:走行用モーターのある車両([[動力車]]) |
|||
| |
|||
:* T:走行用モーターのない車両([[付随車]]) |
|||
| |
|||
:* c:運転台のある車両([[制御車]]) |
|||
| |
|||
:* VVVF:走行用モーターの制御装置([[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバーター]]) |
|||
|優 |
|||
:* MG:[[電動発電機]] |
|||
|♿︎ |
|||
:* SIV:[[静止形インバータ]] |
|||
| |
|||
:* CP:[[圧縮機|電動空気圧縮機]] |
|||
| |
|||
:* SB:蓄電池 |
|||
| |
|||
:* >:[[集電装置|パンタグラフ]] |
|||
|優 |
|||
:* [[File:Handicapped Accessible sign.svg|20px]]:[[ベビーカー]]・[[車椅子スペース]](フリースペース) |
|||
|♿︎ |
|||
; 備考 |
|||
| |
|||
: 本系列では前形式の11000系と同様に末尾の数字で編成を表し、百の位の数字で編成中の車両の連結位置(号車)を表す。 |
|||
| |
|||
: 例として、第1編成(20101×10)は横浜方から20101、20201、…、20901、20001と付番される<ref group="注">11000系の場合、横浜方から11001、11101、...、11901と付番されるため、厳密には異なる。</ref>。 |
|||
| |
|||
|優 |
|||
|♿︎ |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
|} |
|||
'''21000系(8両編成)''' |
|||
8号車の女性専用車は相鉄線内、横浜駅行きの列車に限り設定される。 |
|||
== 運用 == |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
他系列の10両編成と共通運用で全ての種別に使用される。また、都合により8両編成の運用や[[相鉄新横浜線]]([[相鉄・JR直通線]])の運用{{refnest|group="注"|相鉄線内のみ。ただし、回送は1往復定期運用がある。}}を代走することがある。なお、本系列は新横浜線のうち[[2022年]]度に開業予定の東急直通線用に製造されたため、同線の開業以降本格的に新横浜線に乗り入れる予定である。 |
|||
|- |
|||
; 車両トラブル・運用離脱 |
|||
| colspan="2" style="background-color:#ccc;" | |
|||
* 案内表示器のトラブルにより、営業運転初日の2018年2月11日は途中で運用を離脱。翌日も表示器の調整のため夕方<!--(横浜駅17時11分発の急行海老名行きが最終運用、遅延あり)-->より運用を離脱した<ref>{{Cite news |url=https://news.mynavi.jp/article/20180212-583723/ |title=相鉄20000系、デビュー2日目も夕方で運行終了 - 車内表示器調整へ |newspaper=[[マイナビニュース]]|publisher=[[マイナビ]]|date=2018年2月12日 |accessdate=2018年3月2日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180302070349/https://news.mynavi.jp/article/20180212-583723/ |archivedate=2018年3月2日}}</ref>が、2月13日には調整が完了し通常運用に復帰している。 |
|||
| colspan="8" |{{TrainDirection| [[横浜駅|横浜]]・[[新横浜駅|新横浜]]([[日吉駅 (神奈川県)|日吉]]・[[目黒駅|目黒]]・[[西高島平駅|西高島平]]・[[赤羽岩淵駅|赤羽岩淵]]・[[浦和美園駅|浦和美園]]) | [[西谷駅|西谷]]・[[海老名駅|海老名]]・[[湘南台駅|湘南台]] }} |
|||
* 営業運転開始から10日目の<!--2018年-->2月20日の朝に車両故障により運用を離脱。以降は車両機器点検<!--この時点では原因未公表-->のため運行を一時休止し<ref>{{Cite web |work=電車に関するお知らせ |url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |title=新型車両20000系の運行時刻について |publisher=相模鉄道 |accessdate=2018年3月3日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180222165739/http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |archivedate=2018年2月22日 |deadlinkdate=}}</ref>、2月28日より[[空気調和設備|空調機器]]改修の都合で予定を定めず運行していた<ref>{{Cite web |work=電車に関するお知らせ |url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |title=新型車両20000系の運行時刻について |publisher=相模鉄道 |accessdate=2018年3月3日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180302065807/http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |archivedate=2018年3月2日 |deadlinkdate=}}</ref>が、3月8日には改修が完了し通常運用に復帰している<ref>{{Cite web |work=電車に関するお知らせ |url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |title=新型車両20000系の運行時刻について |publisher=相模鉄道 |accessdate=2018年3月8日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180308114632/http://www.sotetsu.co.jp/train/info/390.html |archivedate=2018年3月8日 |deadlinkdate=}}</ref>。 |
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! rowspan="8" |導入年度 |
|||
* 2019年11月29日に上星川駅 - 西谷駅間で発生した[[踏切障害事故|踏切事故]]で[[戸袋]]に[[遮断機]]の遮断桿(棒)が突き刺さり、ドア窓ガラスと周囲が損傷したため運用を離脱していた<ref>[https://yokohamahodogaya.goguynet.jp/2019/11/29/soutetusenjiko_m/ 【横浜市保土ケ谷区】列車の窓ガラスが破損、2019年11月29日、相鉄線・上星川駅〜西谷駅間の踏切で自動車が突っ込む事故が発生していた模様です](号外NET 横浜市保土ケ谷区, 2019年11月29日)</ref><ref>[http://www.news24.jp/articles/2019/11/29/07553074.html 相鉄線 遮断機の棒が電車のドアに挟まる]([[日テレNEWS24]] 2019年11月29日)</ref>が、修理が完了し2020年4月20日に運用復帰した<ref>[https://2nd-train.net/topics/article/27582/ 【相鉄】20000系20101×10(20101F) 営業運転復帰へ](2nd-train, 2020年4月20日)</ref>。 |
|||
! rowspan="8" |入籍日<ref name="名前なし-20230316130528"/><br>(営業運転開始日) |
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|- style="border-top:solid 2px #041452;" |
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! colspan="2" style="width:5em;" | 号車 |
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|1 |
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|2 |
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|3 |
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|4 |
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|5 |
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|6 |
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|7 |
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|8 |
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|- |
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! colspan="2" |形式 |
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| <br>'''クハ21100'''<br>(Tc2) |
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| ><br>'''モハ21200'''<br>(M1) |
|||
| <br>'''サハ21300'''<br>(T1) |
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| ><br>'''モハ21400'''<br>(M3) |
|||
| ><br>'''モハ21500'''<br>(M4) |
|||
| <br>'''サハ21600'''<br>(T3) |
|||
| ><br>'''モハ21700'''<br>(M5) |
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| <br>'''クハ21800'''<br>(Tc1) |
|||
|- |
|||
! colspan="2" |搭載機器 |
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|CP,BT |
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|VVVF |
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|SIV |
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|VVVF |
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|VVVF |
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|SIV |
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|VVVF |
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|CP,BT |
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|- |
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! colspan="2" |車内設備 |
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|♿︎ |
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|♿︎ |
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|♿︎ |
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|♿︎ |
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|♿︎ |
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|♿︎ |
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|♿︎<br><small>[[弱冷房車]]</small> |
|||
|♿︎<br><small>[[日本の女性専用車両|女性専用車]]</small> |
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|- |
|||
! colspan="2" |自重 (t)<ref name="b" group="注">1次車製造時の情報。相鉄21000系デビュー記念入場券 車両諸元表 より。</ref> |
|||
|30.7 |
|||
|31.5 |
|||
|30.1 |
|||
|31.6 |
|||
|31.7 |
|||
|30.2 |
|||
|31.4 |
|||
|30.6 |
|||
|- |
|||
! colspan="2" |定員 (人)<ref name="b" group="注" /> |
|||
|133 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|143 |
|||
|133 |
|||
|- |
|||
! colspan="2" |座席数<ref name="b" group="注" /> |
|||
|45 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|51 |
|||
|45 |
|||
|- style="border-top:solid 4px #041452;" |
|||
! rowspan="9" |{{縦書き|車両番号}} |
|||
!21101×8 |
|||
|21101 |
|||
|21201 |
|||
|21301 |
|||
|21401 |
|||
|21501 |
|||
|21601 |
|||
|21701 |
|||
|21801 |
|||
| rowspan="4" |2021年度 |
|||
|2022.03.09 |
|||
|- |
|||
!21102×8 |
|||
|21102 |
|||
|21202 |
|||
|21302 |
|||
|21402 |
|||
|21502 |
|||
|21602 |
|||
|21702 |
|||
|21802 |
|||
|2021.09.01 |
|||
|- |
|||
!21103×8 |
|||
|21103 |
|||
|21203 |
|||
|21303 |
|||
|21403 |
|||
|21503 |
|||
|21603 |
|||
|21703 |
|||
|21803 |
|||
|2021.10.01 |
|||
|- |
|||
!21104×8 |
|||
|21104 |
|||
|21204 |
|||
|21304 |
|||
|21404 |
|||
|21504 |
|||
|21604 |
|||
|21704 |
|||
|21804 |
|||
|2021.12.01 |
|||
|- |
|||
!21105×8 |
|||
|21105 |
|||
|21205 |
|||
|21305 |
|||
|21405 |
|||
|21505 |
|||
|21605 |
|||
|21705 |
|||
|21805 |
|||
| rowspan="3" |2022年度 |
|||
|(2022.11.02) |
|||
|- |
|||
!21106×8 |
|||
|21106 |
|||
|21206 |
|||
|21306 |
|||
|21406 |
|||
|21506 |
|||
|21606 |
|||
|21706 |
|||
|21806 |
|||
|(2022.12.04) |
|||
|- |
|||
!21107×8 |
|||
|21107 |
|||
|21207 |
|||
|21307 |
|||
|21407 |
|||
|21507 |
|||
|21607 |
|||
|21707 |
|||
|21807 |
|||
|(2023.01.11) |
|||
|- |
|||
!21108×8 |
|||
|21108 |
|||
|21208 |
|||
|21308 |
|||
|21408 |
|||
|21508 |
|||
|21608 |
|||
|21708 |
|||
|21808 |
|||
| rowspan="2" |2023年度 |
|||
|(2023.04.14) |
|||
|- |
|||
!21109×8 |
|||
|21109 |
|||
|21209 |
|||
|21309 |
|||
|21409 |
|||
|21509 |
|||
|21609 |
|||
|21709 |
|||
|21809 |
|||
|(2023.05.17) |
|||
|} |
|||
* 車内設備配置(21000系) |
|||
== 増備計画 == |
|||
<!--2020年(令和2年)7月27日現在、同日に車両メーカーから到着した10両編成2編成が在籍する<ref name=":1"/>。--><!--なお、第2編成以降については相鉄新横浜線の1期線の開業後に増備を行う予定である<ref name="jorudan180117">{{Cite web |work=ニュース |date=2018年1月17日 |url=http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=JD1516153615858 |title=相鉄、新型車両「20000系」お披露目 東急直通線用 |publisher=[[ジョルダン (企業)|ジョルダン]] |accessdate=2018年3月2日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180202010838/http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=JD1516153615858 |archivedate=2018年2月2日 |deadlinkdate=}}</ref><ref name="railf180117">{{Cite web|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2018年1月17日 |url=http://railf.jp/news/2018/01/17/160000.html |title=相模鉄道20000系が公開される |publisher=[[交友社]] |accessdate=2018年3月2日}}</ref>{{refnest|group="注"|神奈川東部方面線のうち東急直通線(2022年度下期開業予定)より先に開業する予定のJR直通線(2019年度下期開業予定)用の車両としては、別形式の車両([[相鉄12000系電車|12000系]])の新造が計画されている<ref name="kanaloco171219">[http://www.kanaloco.jp/article/298740 JR線との直通線向けに相鉄 新車両「12000系」導入へ] - 神奈川新聞(カナロコ)、2017年12月19日</ref>。そのため、20000系第1編成の次は第2編成ではなく12000系の新造を行う予定で、12000系が一定数出揃った後に20000系を一部仕様変更し、第1編成と同じく東横線対応の10両編成の他、目黒線および三田線・南北線対応の8両編成も新たに加えての増備を再開する方針である<ref name="jorudan180117"/><ref name="railf180117"/>。}}。--> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align: center; font-size:60%; margin:1em 0em 2em 3em; white-space:nowrap" |
|||
相鉄・東急直通線開業に向けた設備投資として、当系列は開業用に5編成44両、代替車両の置き換え用に11編成98両を新造し、既存車両の保安装置等改修も併せて7,616百万円を投資する計画としている<ref group="注">この内訳は明記されていないが、前者が10両2編成・8両3編成、後者が10両5編成・8両6編成の場合に編成数及び車両数が合致する。また、同じく車両代替を兼ねて新造された[[相鉄12000系電車|12000系]]5編成と同様、取替対象とされる車両は明らかにされていない。</ref><ref>[http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/unyu00_sg_000021.html 国土交通省 運輸審議会 諮問関係事案の審議状況]【相模鉄道株式会社からの鉄道の旅客運賃の上限設定の認可申請事案】第2回審理 {{PDF|[https://www.mlit.go.jp/common/001287199.pdf 配付資料]}} p.13 平成31年{{small|(2019年)}}3月12日</ref>。 |
|||
! colspan="5" |1号車 |
|||
! colspan="5" |2号車 |
|||
第2編成以降{{refnest|group="注"|神奈川東部方面線のうち東急直通線(2022年度下期開業予定)より先に開業するJR直通線(2019年11月開業)用の車両としては、別形式の[[相鉄12000系電車|12000系]]が増備されるため<ref name="kanaloco171219">[http://www.kanaloco.jp/article/298740 JR線との直通線向けに相鉄 新車両「12000系」導入へ] - 神奈川新聞(カナロコ)、2017年12月19日</ref>、20000系第1編成の次は第2編成ではなく12000系の新造を行い、12000系が一定数出揃った後に20000系を一部仕様変更し、第1編成と同じく東横線対応の10両編成の他、目黒線および三田線・南北線対応の8両編成も新たに加えての増備を再開する方針である<ref name="jorudan180117">{{Cite web |work=ニュース |date=2018年1月17日 |url=http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=JD1516153615858 |title=相鉄、新型車両「20000系」お披露目 東急直通線用 |publisher=[[ジョルダン (企業)|ジョルダン]] |accessdate=2018年3月2日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180202010838/http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=JD1516153615858 |archivedate=2018年2月2日 |deadlinkdate=}}</ref><ref name="railf180117">{{Cite web|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2018年1月17日 |url=http://railf.jp/news/2018/01/17/160000.html |title=相模鉄道20000系が公開される |publisher=[[交友社]] |accessdate=2018年3月2日}}</ref>。}}の増備計画について、10両6編成計60両(2編成20両は純増、4編成40両は従来車の代替)を2020年度中に導入し、次いで8両9編成計72両(3編成24両は純増、6編成48両は従来車の代替)を2021年度以降に導入、最終的に第1編成も含めた計16編成142両を運行するとしていた<ref>[https://www.sotetsu.co.jp/ir/financial/midterm-plan/ 相鉄グループ 業績・財務情報:説明会資料(決算・中期経営計画等)] 2020年3月期決算説明会資料 p.28</ref>。 |
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! colspan="5" |3 - 6号車 |
|||
! colspan="5" |7号車 |
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2021年度の設備投資計画において8両編成については21000系として導入されることが発表されるとともに、2021年度中に4編成32両を導入する計画とされている<ref name=":3" />。 |
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! colspan="5" |8号車 |
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|- |
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== ギャラリー == |
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| rowspan="3" |{{縦書き|運転台}} |
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; 車体 |
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<gallery widths="220" heights="160" perrow="4" style="font-size:90%"> |
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Sotetsu 20000 delivery 20170731.jpg|第1編成 (20101×10) の[[車両輸送|甲種輸送]]時には相模鉄道のキャラクター、[[相模鉄道#マスコットキャラクター|そうにゃん]]が全区間乗車した<ref name=":1"/>(2017年7月31日) |
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Sagami Railway 20000 series Sagami-Ōtsuka Station 20180210.jpg|[[相模大塚駅]]構内の新型車両デビュー記念撮影会にて、20000系とそうにゃん<br>(2018年2月10日) |
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|♿︎ |
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Sagami Railway 20000 series in Sagami-Ōtsuka Station 180210-06.jpg|車体側面の車両番号と相鉄グループ[[ロゴタイプ|ロゴ]]、同撮影会イベントにて<br>(2018年2月10日) |
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|<u>優</u> |
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Sagami railway 20000 series.jpg|鶴ヶ峰 - [[二俣川駅|二俣川]]間を走行する20000系第1編成(2018年3月11日) |
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Sagami Railway 20000 series in Izumino Station 02.jpg|20000系の[[尾灯]]、[[いずみ野駅]]にて撮影(2018年2月13日) |
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| |
|||
</gallery> |
|||
| |
|||
; 床下機器 |
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|♿︎ |
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<gallery widths="220" heights="160" perrow="4" style="font-size:90%"> |
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|<u>優</u> |
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SS184M.jpg|SS184M台車<br>(星川駅 2019年9月4日) |
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SS184T.jpg|SS184T台車<br>(星川駅 2019年9月4日) |
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配電箱.jpg|「Synaptra」も組み込まれた配電箱<br>(星川駅 2019年9月4日) |
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ATC・ATS・ATO統合形保安装置.jpg|ATC/ATS/ATO統合形保安装置<br>(星川駅 2019年9月4日) |
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|UD |
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</gallery> |
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|<u>優</u> |
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| |
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| |
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|UD |
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|優 |
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| |
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| |
|||
| |
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| rowspan="3" |{{縦書き|運転台}} |
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|- |
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| colspan="4" | |
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| colspan="5" | |
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| colspan="5" | |
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| colspan="5" |[[弱冷房車]] |
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| colspan="4" |[[日本の女性専用車両|女性専用車]] |
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|- |
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|優 |
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|優 |
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|優 |
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|♿︎ |
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|優 |
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|♿︎ |
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|優 |
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|♿︎ |
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|} |
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'''凡例''' |
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* VVVF:[[主制御器]]([[VVVFインバータ]]) |
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* SIV:補助電源装置([[静止形インバータ]]) |
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* CP:[[圧縮機|電動空気圧縮機]] |
|||
* BT:[[蓄電池]] |
|||
* >:[[集電装置]](シングルアームパンタグラフ) |
|||
* ♿︎:[[車椅子スペース|車椅子・ベビーカースペース]](フリースペース) |
|||
*優:[[優先席]] |
|||
*<u>優</u>:優先席(ユニバーサルデザインシート) |
|||
*UD:ユニバーサルデザインシート |
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== 参考文献 == |
== 参考文献 == |
||
*{{Cite journal ja-jp |和書 |author=関根雅人(相模鉄道 運用車両部車両課) |title=新車ガイド 相模鉄道20000系 |url=https://railf.jp/japan_railfan_magazine/2018/684/684-059.html |year=2018 |publisher=[[交友社]] |journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] |serial=通巻684号〈2018年4月号〉 |volume=58 |pages=61-67|ref=RF684_61-67}} |
* {{Cite journal ja-jp |和書 |author=関根雅人(相模鉄道 運用車両部車両課) |title=新車ガイド 相模鉄道20000系 |url=https://railf.jp/japan_railfan_magazine/2018/684/684-059.html |year=2018 |publisher=[[交友社]] |journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] |serial=通巻684号〈2018年4月号〉 |volume=58 |pages=61-67|ref=RF684_61-67}} |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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520行目: | 801行目: | ||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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{{commonscat|Sagami Railway 20000 series}} |
|||
* [[YOKOHAMA NAVYBLUE]] |
* [[YOKOHAMA NAVYBLUE]] |
||
* [[神奈川東部方面線]] |
* [[神奈川東部方面線]] (東急直通線) |
||
* [[アルミニウム合金製の鉄道車両]] |
* [[アルミニウム合金製の鉄道車両]] |
||
** [[A-train (日立製作所)]] |
** [[A-train (日立製作所)]] |
||
;「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線・相鉄線との直通車両申し合わせ事項」の直通車両規格に準拠した車両 |
|||
* [[営団9000系電車|東京メトロ9000系電車]] |
|||
;本系列と同じく、「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線との直通車両申し合わせ事項」の直通車両規格により作られた車両。 |
|||
* [[営団9000系電車]] - 一部編成に相鉄直通対応工事計画が存在する。 |
|||
* [[埼玉高速鉄道2000系電車]] |
* [[埼玉高速鉄道2000系電車]] |
||
* [[東急3000系電車 (2代)]] |
* [[東急3000系電車 (2代)]] |
||
* [[東急5000系電車#5080系|東急5080系電車]] |
* [[東急5000系電車 (2代)#5080系|東急5080系電車]] |
||
* [[東急2020系電車|東急3020系電車]] |
* [[東急2020系電車#3020系|東急3020系電車]] |
||
* [[東京都交通局6300形電車]] |
* [[東京都交通局6300形電車]] |
||
* [[東京都交通局6500形電車 (鉄道)]] |
|||
* [[東京都交通局6500形電車 (鉄道)|東京都交通局6500形電車]]<ref>交通新聞社「[[鉄道ダイヤ情報]]」2020年11月号 甲種鉄道車両輸送計画表</ref><!-- - 当初より相鉄直通対応済。--> |
|||
;「YOKOHAMA NAVYBLUE」塗装の車両 |
|||
{{Reflist}} |
|||
* [[相鉄8000系電車#リニューアル|相鉄8000系電車 (リニューアル車)]] |
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;本系列と同じく、YOKOHAMA NAVYBLUEの塗装が採用されている車両。 |
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* [[相鉄 |
* [[相鉄9000系電車#リニューアル|相鉄9000系電車 (リニューアル車)]] |
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* [[相鉄 |
* [[相鉄10000系電車#機器更新とリニューアル|相鉄10000系電車 (リニューアル車)]] |
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* [[相鉄 |
* [[相鉄12000系電車]] - [[相鉄・JR直通線|JR直通線]]対応車両。 |
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* [[相鉄12000系電車]] - JR直通線対応車。 |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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{{commonscat|Sagami Railway 20000 series}} |
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* [http://www.sotetsu.co.jp/design-pj/ 相鉄デザインブランドアッププロジェクト]([[相鉄グループ]]) |
* [http://www.sotetsu.co.jp/design-pj/ 相鉄デザインブランドアッププロジェクト]([[相鉄グループ]]) |
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** [http://www.sotetsu.co.jp/design-pj/20000/ 相鉄20000系スペシャルサイト](公式ページ) |
** [http://www.sotetsu.co.jp/design-pj/20000/ 相鉄20000系スペシャルサイト](公式ページ) |
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* [ |
* [https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/06/0605a.html 日立が相模鉄道株式会社から新型車両を受注]([[日立製作所]]:ニュースリリース 2017年6月5日) |
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* 東洋電機製造「東洋電機技報」No.139(2019年発行){{PDFlink|[https://www.toyodenki.co.jp/technical-report/pdf/giho139/139_08_25_28_144.pdf 「相模鉄道株式会社20000系電車用電機品」]}} |
* [[東洋電機製造]]「東洋電機技報」No.139(2019年発行){{PDFlink|[https://www.toyodenki.co.jp/technical-report/pdf/giho139/139_08_25_28_144.pdf 「相模鉄道株式会社20000系電車用電機品」]}} |
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* [https://news.mynavi.jp/article/20180117-572630/ 相鉄20000系、新型車両の車内など公開!厚木線も走行](マイナビニュース 2018年1月17日) |
* [https://news.mynavi.jp/article/20180117-572630/ 相鉄20000系、新型車両の車内など公開!厚木線も走行](マイナビニュース 2018年1月17日) |
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2024年12月20日 (金) 18:35時点における最新版
相鉄20000系電車 相鉄21000系電車 | |
---|---|
基本情報 | |
運用者 | 相模鉄道 |
製造所 | 日立製作所笠戸事業所 |
製造年 |
20000系:2018年・2020年[注 1] 21000系:2021年 - 2023年 |
製造数 |
20000系:10両7編成(70両) 21000系:8両9編成(72両) |
運用開始 |
20000系:2018年2月11日 21000系:2021年9月6日 |
投入先 |
相模鉄道の各線・東急新横浜線 20000系:東横線・東京メトロ副都心線 21000系:目黒線・南北線・埼玉高速鉄道線・都営三田線 |
主要諸元 | |
編成 |
20000系:10両編成(5M5T) 21000系:8両編成(4M4T) |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
電気方式 |
直流1,500 V (架空電車線方式) |
最高運転速度 |
100 km/h(相鉄線内) 110 km/h(東急線内) 80 km/h(東京メトロ副都心線・南北線・埼玉高速鉄道線) 75 km(都営三田線) |
設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 | 3.0・3.3 km/h/s(切替式) |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
減速度(非常) | 4.5 km/h/s |
編成定員 | 1,411人(10両編成[注 2]) |
自重 | 本文参照 |
全長 |
20,470 mm(先頭車) 20,000 mm(中間車) |
車体長 |
19,970 mm(先頭車) 19,500 mm(中間車) |
全幅 | 2,787 mm |
車体幅 | 2,770 mm |
全高 |
4,065 mm(空調) 4,080 mm(パンタ折畳み) |
車体高 | 3,625 mm |
床面高さ | 1,130 mm |
車体 | アルミニウム合金 (A-train) |
台車 |
モノリンク式ボルスタレス台車 新日鐵住金 SS184M・SS184T |
主電動機 |
三相かご型誘導電動機(全密閉型) HS32536-04RB |
主電動機出力 | 190 kW |
駆動方式 |
TD平行カルダン駆動方式 (KD355/1-B-M STK) |
歯車比 | 1:6.06 |
制御方式 | VVVFインバータ制御(ハイブリッドSiC) |
制動装置 |
回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(応荷重装置付) 保安ブレーキ 耐雪ブレーキ 全電気ブレーキ |
保安装置 |
ATS-P・ATC-P 新CS-ATC・ATO (ATC/ATS/ATO統合形保安装置) 列車無線装置(空間波式デジタル) 防護無線装置 |
相鉄20000系電車(そうてつ20000けいでんしゃ)は、2018年(平成30年)2月11日に営業運転を開始した相模鉄道(相鉄)の通勤型電車。本項では、本系列の8両編成版である相鉄21000系電車についても記述する(#21000系を参照)。
また、本項では個別の編成の表記について、同社での公式文書等で用いられるものに基づき「横浜方先頭の車両番号×編成両数」(例:20101×10)とする。
概要
[編集]相鉄が取り組んでいる都心直通プロジェクト・神奈川東部方面線事業の「相鉄・JR直通線」(相鉄新横浜線西谷駅 - 羽沢横浜国大駅間)および「相鉄・東急直通線」(相鉄新横浜線羽沢横浜国大駅 - 東急新横浜線日吉駅間)の開業時期と開業前準備を勘案した結果、「相鉄・東急直通線」用車両の導入を先行させることとなり[注 3][1][2]、2016年(平成28年)3月に次期新形車両の検討段階のイメージが公開された際に形式名を20000系としていた[5]。さらに同社の2017年(平成29年)度の設備投資計画[6]において同年度に新型車両1編成を製作することが公表されたが、同年6月5日になって新型車両が本系列であることが正式に発表された[7]。
車両の検討に当たっては、プロダクトデザイナーの鈴木啓太(株式会社PRODUCT DESIGN CENTER)に車両デザインを依頼しており[8]、車両メーカーのデザイン部門と設計製造部門とともに協調して進めていくこととした[注 4]。外装と内装について通常の設計検討と平行してデザイン検討会議でも検討を進め、最終的に複数の候補案の中からデザインブランドアッププロジェクトの全体調整を経て成案としている。
本系列は前述の神奈川東部方面線・東急直通線用、および7000系電車の置き換え用として導入されている。[7]。相鉄グループが2015年(平成27年)から進めている「相鉄デザインブランドアッププロジェクト」に基づく、9000系リニューアル車に続く初めての新造車両で、相鉄としては9000系電車以来となる自社オリジナル車両である。また、製造時から「YOKOHAMA NAVYBLUE」の塗装が採用された初の車両である。製造は相鉄HDが5000系以来伝統的に取引してきた日立製作所に発注され、山口県下松市の笠戸事業所から納車された[7][9]。
第1編成は2017年(平成29年)度に導入され、相鉄の車両では2016年の「9000系リニューアル車両」に続き2例目となるグッドデザイン賞(2018年度)を受賞した[10][11]。さらに、2019年(令和元年)には相鉄の車両では初めて鉄道友の会のローレル賞(第59回)を受賞している[12][13]。
21000系
[編集]2021年(令和3年)度より8両編成の製造に移行し、東急目黒線直通用[14]であるこれらは新形式である21000系に区分された。これについては20000系の8両編成として導入する計画[15]から変更[16][17]された経緯があり、外観や内装は20000系とほぼ共通している[18][19]。導入時点での主な差異を以下に示す。
- 車椅子・ベビーカースペース配置の変更[20]
- 目黒線車両に合わせ、2号車の同スペース位置が変更された。
- 車外解錠ハンドル(非常用ドアコック)配置の変更[19]
- 運転台への列車無線用画面の設置
- 前面窓上部へのスモーク追加
車体
[編集]A-train規格に準拠したもので[21]、アルミニウム合金押出形材を摩擦攪拌接合 (FSW) で接合したダブルスキン構造としており、車体衝突時に備えて、車端端部の接合部分の母材化とすみ部の形状を斜めにカットした形状にすることで、衝突時での車両同士の食い込みを防ぐとともに、互いに逃げあう力が掛かるようにしている。先頭車の前頭部は、貫通扉を設置した後退角を大きく取る形状として側面に滑らかに繋がっており、形状に応じて3D切削加工、プレス加工、たたき出し加工など様々な工法を選択することでこれを実現している[1]。
車体長は20m級として一般的な19,500 mmを基本に、先頭車は470 mm延長して19,970 mmとしている[21]。直通運転を予定している東急線は車両限界が若干狭いことから、東急東横線や東急目黒線、およびその先の各路線などへの直通運転に向けて、東急他3事業者と、2023年までに参加した自社とで制定した「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線・相鉄線との直通車両申し合わせ事項」に準拠したもの[22][注 7]となり、車体幅は従来の11000系では2,950 mmとしていたところ、本系列では東急目黒線など直通先の規格に合わせ2,770 mmとしている[1][2][注 8]。異常時・災害時などへの対策として、手すり付き非常はしごを4号車と7号車の床下にそれぞれ取り付けている。
塗装については「YOKOHAMA NAVYBLUE」の一色塗りが採用され[1]、塗装で特徴を持たせることにより、車両細部に完璧を求めなくても標準車両で効果が得やすいメリットがある。また、車両番号の書体やステッカーの貼り位置など細部にも様々な検討を行っている。車外表示器にはフルカラー式のLEDを採用[注 9]しており、前面は運行番号、種別、行先別とに分けた構成としている。
標識灯類は、運用中に交換の必要がないLED灯具を全面的に使用することで、大胆なデザインとしている。また、横浜らしいエレガントさを出すために前面に装飾的な要素も取り入れている。前面の装飾はアートディレクターの水野学が幼少期に親しんだ寝台特急(ブルートレイン)の機関車のグリルから着想を得たもので、現代的なアレンジを施してこれを再生している[24]。
車内設備
[編集]相鉄デザインブランドアッププロジェクトに基づいたデザインとした[7]。車内は灰色を基調に、床や妻面はダークグレーとしてアクセントを持たせている。また荷棚や袖仕切りに無塗装の金属やガラスを多用したほか、天井の中央部を高くすることで開放感を高めている。
9000系リニューアル車と共通する部分もあるが、本系列は新造車のため、より全面的にプロジェクトのコンセプトが適用されている。
天井の照明は、9000系リニューアル車と同様に調光・調色機能を備えたLED照明を採用しており[21]、天井と一体化している。季節・時間帯ごとに自動で変化し、昼間は昼光色や昼白色、夜間は電球色(暖色系)となる[1]。ラインデリアは横方向に取り付けることで天井高さを最大限確保した[21]。
つり革は9000系のリニューアル車でも採用された自社開発の楕円形のものを採用[7]。一般部は灰色2色、優先席部は黄色となっている。
座席は1人あたり460 mm幅のバケットシートとし、座り心地向上のためクッション性を高めた他、モケットの柄をランダムパターンとすることで汚れを目立たなくしている。一般部のモケットは灰色系、優先席部のモケットは赤色系となる。また7人掛け座席では2+3+2に区切る形でスタンションポールが設けられている。
座席端の袖仕切りは強化ガラスを採用し、荷棚まで届く形状とすることで、ドア付近の立ち客と着席客との接触を緩和した[7]。荷棚もガラス製となっている[25]。
優先席は各車両車端部の3人掛け座席に設けられている。20101×10では全ての車端部座席が優先席とされた。車内がグレートーンのため視認性が上がったことを勘案して[25]一般部との視覚的な区分は座席モケットとつり革などの色変更に留めており[25][注 10]、またつり革や荷棚の高さも一般部と変わらない。車椅子・ベビーカースペース(フリースペース)は全車両に1か所設置されている[1]。
また、中間車の車端部では一部にユニバーサルデザインシート(UDシート)を設けている[7]。座席の高さを上げ、座面を小さくすることで立ち座りを容易にしたもので[7]、各座席間には仕切り状の黄色い手すり[注 11]も設けられている。20101×10では座席下に荷物を収納することを前提に[7]その部分が床面から一段高くされ[1]、上部の荷棚も省略されていた[21]。
JR車ベースの10000系・11000系では側窓のブラインド・車内の鏡が省略されていたが、本系列では復活した[7]。鏡は各車1枚[1]、先頭車は乗務員室の仕切り壁に、中間車は海側壁面(戸袋部)に設置されている[21]。社員の声にこたえたもので、今回は新しい形としてステンレス磨き板が使用されている[26][注 12]。側窓は車端部を除き下降式(手動開閉)で[21]、紫外線・赤外線カットの緑色ガラスとなる[21]。
側引戸には、相鉄で初めて車内外に個別操作スイッチを設置し半自動機能を持たせた[21]。従来の3/4閉機能に代わるもので、冷暖房使用時に車内温度を保持するためである[21][注 13]。戸閉装置は電気式(Rack☆Star)で、戸挟み安全機能を設けている。扉窓は結露防止のため複層ガラスとした[21]。また視認性の向上を目的として、扉付近の床面を黄色で着色した他、扉上部には扉開閉チャイムとドアランプが設置されている。
妻引戸(連結面貫通扉)は9000系リニューアル車に続き大部分がガラス製となっており、ガラスの中央部には横方向に縞模様が入っている。また取手にはアシストレバーが採用[2]されたことが特筆される。この他、11000系では向かい合う連結面で扉の開く方向が異なっていたものの、本系列では編成内で統一された[注 14]。
車内案内表示器「Sotetsu Infovision System (SIS)」は大型の21.5インチワイドLCDを採用した。20101×10では鴨居部(側引戸)は案内表示用の1枚のみとされ、広告用画面が天井部に配置された[注 15][21]ことが特筆される(20102×10以降では後述の通り鴨居部に各2枚の配置に変更)。また運行情報の受信経路には新たにWiMAX方式を採用しており[26]、横浜方先頭車の運番表示器下に車上アンテナが設置されている[26]。
この他、相鉄では初採用となる空気清浄機(#主要機器も参照)やWi-Fi接続サービス機器も搭載されている[7]。
第1編成(20101×10)には、1・10号車の車端部にローレル賞の受賞記念プレート(計2枚)が設置されている。
- 製造時の差異
20102×10以降は12000系より後の製造となっており、同車に準じた仕様が取り入れられた。変更点は以下の通り。
- 車端部の設備配置
- 3箇所のうち1箇所を一般席に変更(20101×10は全て優先席)
- UDシートは山側に集約。
- 1・2号車の車椅子・ベビーカースペース(フリースペース)の位置を変更。
- UDシートの仕様[27]
- 上部に荷棚を設置し、床部の荷物置きを省略。これにあわせ座面も若干下げられている。
- 車内表示器の配置[27]
- 天井部の画面が廃止され、側引戸の鴨居部に各2枚の配置となった(左側が広告表示用)。
- 鴨居部
- 妻引戸の取手
- 黒色から銀色へ変更された。
-
日中の車内の様子
(画像は20101×10) -
夜間の車内の様子
(画像は20101×10) -
一般部の座席
(画像は20101×10) -
20101×10のUDシート
-
フリースペース
(画像は20102×10) -
本系列で復活したブラインド
-
本系列で復活した車内鏡
-
楕円形のつり革
-
20101×10の鴨居部
-
20102×10以降の鴨居部
(防犯カメラあり) -
20101×10のみ設置の天井部LCD
-
車内の半自動スイッチ
-
車外の半自動スイッチ
(画像は20101×10[注 16]) -
妻引戸のアシストレバー
画像の20101×10のみ黒色である -
アシストレバーの別角度
20102×10以降は銀色となった
- 乗務員室
乗務員室は全室貫通構造としており、主幹制御器は相鉄としては初のデッドマン装置付きのT形ワンハンドルマスコンを採用、運転台周りのコンソールはL字形としている。運転台正面には2つの液晶画面表示器(画面故障時には相互でバックアップを可能にしている)が並んでおり、速度計、圧力計、表示灯などの計器類の表示の他、車両情報表示も行う。また直通関連の設備ものちの工事により追加され、ワンマンモニター、メトロ用列車無線が設置された。
客室扉の開閉を行う車掌スイッチは従来車両ののキー操作式から「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線・相鉄線との直通車両申し合わせ事項」に準拠した回転鎖錠式に変更された。
主要機器
[編集]車両情報制御装置には、今後の車両機能の高度化を視野に入れて日立で開発[21]した「Synaptra」を新たに採用している。この装置においては伝送をイーサネットとし、ルーターを介して先頭車両の中央ユニットと各車両の端末ユニットのネットワークを組んでいる。制御装置やブレーキ装置などの主要装置との伝送はイーサネットとする一方、一部の装置との間ではRS485伝送、または接点情報のやり取りをインターフェースユニットを介して行う。また、室内灯の調光制御、各種表示装置や放送装置などのサービス機器の制御、保安装置の列車情報の設定なども行う。なお、運行情報を記録した運行情報用ICカードは既存車と共通の行路ICカードシステムとしている。
主制御器は日立製作所製、Si-IGBTとSiC-SBDを組合わせたハイブリッドSiCモジュールによる2レベルVVVFインバータ (VFI-HR1421G) [28]となる。制御方式はベクトル制御としており、回生ブレーキ機能付きとした。編成替えを容易にするため、1つのインバータで4台の電動機を制御する1C4M方式とし、全ての電動車に搭載している(いわゆる単独M方式)。また、断流器を主制御器本体箱に内蔵し、コンパクトな構成とすることで小型軽量化と車両ぎ装の簡素化を実現したシンプルなシステムとしている。
制動装置は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式を採用しており、停止直前まで回生ブレーキが作動する全電気ブレーキも搭載している。常用ブレーキは編成一括でブレーキ制御を行う編成ブレーキ制御としている。この他にも非常ブレーキ、保安ブレーキ、耐雪ブレーキを装備している。
台車は新日鐵住金[21]→日本製鉄製[注 17]で、相鉄初となるモノリンク式軸箱支持のボルスタレス台車[25]を採用した。形式は電動台車がSS184M、付随台車がSS184T[21]。牽引装置はZリンク式で、基礎ブレーキ装置は、電動台車が踏面片押し式のユニットブレーキ、付随台車が直動式踏面ブレーキとディスクブレーキの併用としている。異方性のあるダイヤフラム式の空気ばねと併せて曲線通過性能の向上を図っており、急曲線での車輪の軸重抜け対策に、軸ばねに非線形コイルばね、空気ばね用の差圧弁に応加重機能を設けた他、特性を改善した空気ばね用の自動高さ調整弁を採用している。また、制輪子(ブレーキパッド)はワンタッチで着脱できるものを使用している。
主電動機は出力190 kW の全閉型内扇冷却式かご形三相誘導電動機HS32536-04RB[28]、駆動装置は相鉄オリジナル車両としては初となるTD継手式平行カルダン駆動[29]が採用された。歯車比は97:16 (6.06) [21]である。
集電装置は東洋電機製造製のシングルアームパンタグラフ (20000系はPT7103-G[29]、21000系はPT7103-G2) をM1 - M5の海老名方に搭載する。電磁かぎ外し・ばね上昇・空気下降式で上昇検知装置を備えており、10000系や11000系に搭載しているPT7103-Eをベースに取付ピッチ等を変更したものである。すり板は相鉄標準のC/Cコンポジットカーボン系すり板M40Aをねじ止め[25]とし、またブロイメットすり板も装着可能としている[25]。
補助電源装置は東洋電機製造製で定格出力は60Hz三相交流440V・260kVA[29]、IGBT素子を用いた3レベルSIV装置[25] (RG4084-A-M[29]) を使用する。周辺機器を含めた補助電源装置全体の形式はSVH260-4084Aとなる[29][注 18]。
T1・T3に搭載しそれぞれ編成半分への供給を基本に、故障の際には延長給電が可能な構成で、延長給電接触器がM3に搭載されている[29]。
空気圧縮機はクノールブレムゼ製で吐出量1,300 L/minのオイルフリーレシプロ式[28]を採用、Tc1・Tc2に各1台搭載する。20101×10はVV180-T-851、20102×10以降はVV180-Tで、それぞれ外観が大きく異なる。
冷房装置は58.1 kW (50,000 kcal/h) の屋上集中式 (HRB504-9) [28]で、カレンダー機能(季節など)と乗車率の検知を基に冷房・暖房ともに年間を通しての全自動運転を基本としている。また、新たにパナソニック製空気清浄機「ナノイー」を内蔵している。
保安装置としてはATC/ATS/ATO統合形保安装置を搭載し[1]、相鉄線用のATS-Pのほか、直通各者の保安装置にも対応している。
-
SS184M台車
(2019年9月4日) -
SS184T台車
(2019年9月4日) -
「Synaptra」も組み込まれた配電箱
(2019年9月4日) -
ATC/S/O装置
(2019年9月4日) -
VFI-HR1421G VVVFインバータ装置
(2022年5月6日) -
VV180-T-851 空気源装置
(2018年10月20日) -
VV180-T コンプレッサユニット
(2022年5月6日、21000系の画像)
導入後の変遷
[編集]この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
- 直通運転対応改造(2021 - 2022年)
ワンマン運転用の機器や各種運転保安装置等が装備された。目立つ変化として、乗務員室内にITVの液晶画面とミリ波受信装置[注 19]や列車無線の操作盤、また列車無線用の液晶画面[注 20]が設置されたほか、前面の床下にMR栓が追加された。またこれに伴い駅名対照表も移設されている。
2021年11月の20107×10を皮切りに実施、続けて年度内に20106×10・20105×10・21101×8に施工[30]。翌2022年9月の20101×10をもって既存全編成への施工が完了した[31]。同年度以降の増備車は新造時より対応している。
- 案内表示・放送の内容
- 2019年11月半ばより車内案内表示器(SIS)における全種別表記の路線図が廃止された[注 21]。
- 2019年11月30日ダイヤ改正への対応[注 21](通勤特急・通勤急行新設、相鉄新横浜線開業)
- 直通運転への対応
- 2022年秋頃[注 23]に実施。直通各線の種別・行先の追加や運番のアルファベット対応が行われ、運転台からの設定方法も変更された。これにより2桁以下の運番の表示位置が変更されたほか、駅名対照表が廃止されている。
- 2022年12月に運用を開始した21106×8では、側面の行先表示が次駅表示のあるものへ変更された。
- 車体
- 2022年度導入分(21105×8)より、前面窓のスモークが濃く変更された。
- 前面への識別ステッカー掲出(2022年)
- 前面窓の左上に、編成が識別できる数字3桁のステッカーを貼付。また21000系ではこれに加えて乗客向けに[32]、右上に「8CARS」のステッカーも貼付した。8月から11月にかけて実施。
- なおこれに先立ち6月には21102×8で試験的な貼付も行われていた。
- 車内設備
- 女性専用車位置の変更[注 21]
運用
[編集]20000系は東急東横線直通用、21000系は東急目黒線直通用[35]に製造されたため、2023年(令和5年)3月18日の相鉄・東急直通線開業以降はそれぞれの区間における運用を開始し、20000系は東京メトロ副都心線和光市駅まで[注 24]、21000系は都営三田線西高島平駅及び埼玉高速鉄道線浦和美園駅まで乗り入れる。東急東横線直通の5運用(運行番号91G - 95G)は20000系、東急目黒線直通の7運用(運行番号31G - 43G、都営三田線と東京メトロ南北線の両方に乗り入れる関係で途中で運行番号を変更する場合あり)は21000系で運転され、予備となる20000系、21000系各2編成については相鉄線内運用に入る場合がある。
相鉄・東急直通線が開業する以前は20000系・21000系の両系列とも編成両数ごとに他系列と共通運用とされ、全ての種別に使用された。また、都合により両数が異なる運用や相鉄新横浜線(相鉄・JR直通線)の運用[注 25]を代走することがあった。
20000系
[編集]2017年(平成29年)7月31日に20101×10(第1編成)が日立製作所笠戸事業所から相鉄に向けて甲種輸送され、8月4日に全車両がかしわ台車両センターに到着した[36][37]。当初は相鉄グループが創立100周年を迎える同年12月の営業運転開始を予定していた[7]が、その後2018年(平成30年)2月11日に延期となることが発表され[38][39]、同日の横浜駅10時30分発の特急海老名行きより営業運転を開始した[1][40][41]。
本系列は2020年度までに10両7編成計70両の導入が完了している[17]。
- 車両トラブル・運用離脱
- 案内表示器のトラブルにより、営業運転初日の2018年2月11日は途中で運用を離脱。翌日は復帰したが、表示器の調整のため夕方より再度運用を離脱[42]。2月13日には調整が完了し通常運用に復帰している。
- また、当初は運用(運転時刻)が公式サイト上で公開されていた。しかし、営業運転開始から10日目の2月20日の朝に車両故障が発生し、以降は車両機器点検のため運用を離脱していた[43]が、2月28日に運行を再開した。その後も空調機器改修の都合で運転時刻の公開がとりやめ[44]、一時は運用を離脱していたが、3月8日には改修が完了し通常通り運転されている[45]。
- 2019年11月29日に上星川駅 - 西谷駅間で発生した踏切事故による遮断機の遮断桿との接触によりドア窓ガラスと周囲が損傷した[46]ため長期間運用を離脱したが、2020年4月20日には修理が完了し通常運用に復帰している。
21000系
[編集]2021年(令和3年)6月28日に21101×8(第1編成)が日立製作所笠戸事業所から相鉄に向けて甲種輸送され、7月2日に全車両がかしわ台車両センターに到着した[18][47]。その後、同年9月6日に営業運転を開始した[14][19]。2021年10月より第1編成は東急に貸し出されて各種試験を実施し、元住吉検車区や東急目黒線への入線試験を実施した後に、東京都交通局や東京地下鉄、埼玉高速鉄道に又貸しの形で三田線、南北線、埼玉スタジアム線にも入線試験を実施した。入線試験実施期間中、三田線では志村車両検修場に[48]、南北線、埼玉スタジアム線では浦和美園車両基地に留置していた。なお、試験終了後の同年12月に、南北線 - 有楽町線 - 千代田線を経由し、綾瀬車両基地より相模鉄道へ返却されている。
本系列は最終的に9編成計72両を導入する計画となっており[16]、2021年度に4編成が導入済、2022年度の設備投資計画では8両3編成計24両導入された。残り2編成は2023年度に導入され、これで所要車両数全数が出揃った。
編成表
[編集]車両番号5桁のうち、百位は横浜方から車種の区分なく1、2、3...と振られ[21]、千位以上で系列を、百位で連結位置を、十位以下で編成番号を示す形となる。
20000系(10両編成)
東急東横線に直通する列車の場合は1号車、横浜駅行きの列車の場合は10号車が女性専用車となる。
導入年度 | 入籍日[49] | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |||
形式 | クハ20100 (Tc2) |
> モハ20200 (M1) |
サハ20300 (T1) |
> モハ20400 (M2) |
> モハ20500 (M3) |
サハ20600 (T2) |
> モハ20700 (M4) |
サハ20800 (T3) |
> モハ20900 (M5) |
クハ20000 (Tc1) | |||
搭載機器 | CP,BT | VVVF | SIV | VVVF | VVVF | VVVF | SIV | VVVF | CP,BT | ||||
車内設備 | ♿︎ 女性専用車 |
♿︎ | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ 弱冷房車 |
♿︎ 女性専用車 | |||
自重 (t)[注 2] | 30.0 | 31.7 | 29.8 | 31.1 | 31.2 | 26.9 | 31.7 | 29.1 | 31.1 | 29.9 | |||
定員 (人)[注 2] | 133 | 144 | 143 | 143 | 143 | 143 | 143 | 143 | 143 | 133 | |||
座席数[注 2] | 45 | 51 | 51 | 51 | 51 | 51 | 51 | 51 | 51 | 45 | |||
車両番号 | 20101×10 | 20101 | 20201 | 20301 | 20401 | 20501 | 20601 | 20701 | 20801 | 20901 | 20001 | 2017年度 | 2018.02.11 |
20102×10 | 20102 | 20202 | 20302 | 20402 | 20502 | 20602 | 20702 | 20802 | 20902 | 20002 | 2020年度 | 2020.08.11 | |
20103×10 | 20103 | 20203 | 20303 | 20403 | 20503 | 20603 | 20703 | 20803 | 20903 | 20003 | 2020.09.30 | ||
20104×10 | 20104 | 20204 | 20304 | 20404 | 20504 | 20604 | 20704 | 20804 | 20904 | 20004 | 2020.10.12 | ||
20105×10 | 20105 | 20205 | 20305 | 20405 | 20505 | 20605 | 20705 | 20805 | 20905 | 20005 | 2020.11.17 | ||
20106×10 | 20106 | 20206 | 20306 | 20406 | 20506 | 20606 | 20706 | 20806 | 20906 | 20006 | 2020.12.16 | ||
20107×10 | 20107 | 20207 | 20307 | 20407 | 20507 | 20607 | 20707 | 20807 | 20907 | 20007 | 2021.01.13 |
- 車内設備配置(20000系1次車)
1号車 | 2号車 | 3 - 8号車 | 9号車 | 10号車 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
運転台 | 優 | 優 | ♿︎ | 優 | 優 | 優 | 優 | 優 | 運転台 | |||||||||||||||
女性専用車 | 弱冷房車 | 女性専用車 | ||||||||||||||||||||||
♿︎ | 優 | 優 | ♿︎ | 優 | ♿︎ | 優 | ♿︎ |
- 車内設備配置(20000系2次車)
1号車 | 2 - 8号車 | 9号車 | 10号車 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
運転台 | ♿︎ | 優 | UD | 優 | UD | 優 | 運転台 | ||||||||||||
女性専用車 | 弱冷房車 | 女性専用車 | |||||||||||||||||
優 | ♿︎ | 優 | ♿︎ | 優 | ♿︎ |
21000系(8両編成)
8号車の女性専用車は相鉄線内、横浜駅行きの列車に限り設定される。
導入年度 | 入籍日[30] (営業運転開始日) | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |||
形式 | クハ21100 (Tc2) |
> モハ21200 (M1) |
サハ21300 (T1) |
> モハ21400 (M3) |
> モハ21500 (M4) |
サハ21600 (T3) |
> モハ21700 (M5) |
クハ21800 (Tc1) | |||
搭載機器 | CP,BT | VVVF | SIV | VVVF | VVVF | SIV | VVVF | CP,BT | |||
車内設備 | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ | ♿︎ 弱冷房車 |
♿︎ 女性専用車 | |||
自重 (t)[注 26] | 30.7 | 31.5 | 30.1 | 31.6 | 31.7 | 30.2 | 31.4 | 30.6 | |||
定員 (人)[注 26] | 133 | 143 | 143 | 143 | 143 | 143 | 143 | 133 | |||
座席数[注 26] | 45 | 51 | 51 | 51 | 51 | 51 | 51 | 45 | |||
車両番号 | 21101×8 | 21101 | 21201 | 21301 | 21401 | 21501 | 21601 | 21701 | 21801 | 2021年度 | 2022.03.09 |
21102×8 | 21102 | 21202 | 21302 | 21402 | 21502 | 21602 | 21702 | 21802 | 2021.09.01 | ||
21103×8 | 21103 | 21203 | 21303 | 21403 | 21503 | 21603 | 21703 | 21803 | 2021.10.01 | ||
21104×8 | 21104 | 21204 | 21304 | 21404 | 21504 | 21604 | 21704 | 21804 | 2021.12.01 | ||
21105×8 | 21105 | 21205 | 21305 | 21405 | 21505 | 21605 | 21705 | 21805 | 2022年度 | (2022.11.02) | |
21106×8 | 21106 | 21206 | 21306 | 21406 | 21506 | 21606 | 21706 | 21806 | (2022.12.04) | ||
21107×8 | 21107 | 21207 | 21307 | 21407 | 21507 | 21607 | 21707 | 21807 | (2023.01.11) | ||
21108×8 | 21108 | 21208 | 21308 | 21408 | 21508 | 21608 | 21708 | 21808 | 2023年度 | (2023.04.14) | |
21109×8 | 21109 | 21209 | 21309 | 21409 | 21509 | 21609 | 21709 | 21809 | (2023.05.17) |
- 車内設備配置(21000系)
1号車 | 2号車 | 3 - 6号車 | 7号車 | 8号車 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
運転台 | ♿︎ | 優 | ♿︎ | 優 | UD | 優 | UD | 優 | 運転台 | |||||||||||||||
弱冷房車 | 女性専用車 | |||||||||||||||||||||||
優 | 優 | 優 | ♿︎ | 優 | ♿︎ | 優 | ♿︎ |
凡例
- VVVF:主制御器(VVVFインバータ)
- SIV:補助電源装置(静止形インバータ)
- CP:電動空気圧縮機
- BT:蓄電池
- >:集電装置(シングルアームパンタグラフ)
- ♿︎:車椅子・ベビーカースペース(フリースペース)
- 優:優先席
- 優:優先席(ユニバーサルデザインシート)
- UD:ユニバーサルデザインシート
参考文献
[編集]- 関根雅人(相模鉄道 運用車両部車両課)、2018、「新車ガイド 相模鉄道20000系」、『鉄道ファン』58巻(通巻684号〈2018年4月号〉)、交友社 pp. 61-67
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 厳密にいえば第7編成のみ2021年入籍。
- ^ a b c d 1次車製造時の情報。『車両技術』 255号 (2018年3月) 「相模鉄道 20000系直流電車」 pp.84-105 より。
- ^ JR直通線(JR東日本の車両をベースとした別形式の12000系を導入)の方が先に開業している(JR直通線:2019年11月30日、東急直通線:2023年3月18日)が、過去に相鉄線ではJR東日本の車両をベースとした通勤形電車(10000系および11000系)の導入実績があり、規格の共通部分も多いJR東日本線に対して、東急線やその先の都営地下鉄三田線、東京メトロ南北線などでは規格に異なる箇所が多く、これまで採用したことがない新たな装置の導入なども必要となるため、試験・訓練期間などを考慮して東急直通線用の車両(本系列)を1編成のみ先行導入した[1][2]。なお、本系列の第2編成以降については先に12000系の新造を行い一定数出揃ったのちに20000系を一部仕様変更し、第1編成と同じく東横線対応の10両編成の他、目黒線および三田線・南北線対応の8両編成も新たに加えての増備を再開する方針であった[3][4]が、後述の通り8両編成の車両については21000系を導入する計画に変更されている。
- ^ 車両のコンセプトは「ネイビー色で車両の色を統一する」、「横浜らしさのある車両の顔をデザインする」、「文化と心地よさを感じさせる車両と照明」の3つを定めて検討している。
- ^ 20000系では各妻面の両側(先頭部のみ側開戸脇)に配置
- ^ 中間車は妻面の片側が、先頭車は先頭部のものが車端から2つ目のドア下付近へ移されている。
- ^ 地域情報サイト「一般社団法人 地域インターネット新聞社」が運営している『横浜日吉新聞』の記事では「車体の幅を目黒線に合わせるため、相鉄の従来車両より小さくしたという」記述がある[22]。また、記事内の画像に掲載されている、相鉄が本系列の報道公開時に掲示したパネルに「一番狭い目黒線対応としている」とある[23]ことから、本系列が「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線・相鉄線との直通車両申し合わせ事項」に基づいた規格であることが検証できる[22]。
- ^ 相模鉄道の車両で車両下部の裾絞りのない車体を採用したのは7000系以来であり、車体幅2,770 mmは20 m車で最も狭い。
- ^ 一般的な条件の写真撮影において、表示が切れにくい(表示器の文字が欠けにくい)ものを採用している[24]。
- ^ 11000系ではこのほかにも壁面・床面や袖仕切りの色も変更されていた。
- ^ 12000系では一般部は灰色とされていた。
- ^ 9000系以前はガラスミラーであった。
- ^ 個別ドア操作スイッチを設置するのは大手私鉄全体でも西武4000系電車・阪神5700系電車・阪神5500系電車(更新車)・西武40000系電車に次いで3社5車種目(21000系で6車種目)。
- ^ 11000系では全て車内から見て右側に開いていたが、本系列では全て海側に開く。
- ^ 1両あたり4組8枚で、鴨居部に設置した場合と数は変わらない。
- ^ 20102×10以降では、ねじの数が異なる。
- ^ 銘板の表示は20102×10より変更。
- ^ 補助電源装置全体とSIV装置単体で形式が異なる。
- ^ ミリ波受信装置は20000系と21000系で設置位置が異なる。
- ^ 21000系は設置済のため、20000系のみ実施。
- ^ a b c 他系列でも実施されている。
- ^ なお、当時唯一現存した20101×10は改正前日に運用を離脱しており、運用復帰は2020年4月20日となっている。
- ^ これに先立って4月に20105×10で試験的に実施された、直通先への貸出へ用いられた20107×10は5月、同じく21101×8は6月に実施されている。
- ^ 東横線系統における相鉄線直通の運用範囲は東武東上線までだが、本形式は東上線には乗り入れできない。また、東横線と一体的に運行されている横浜高速鉄道みなとみらい線へは入線可能であり、ダイヤ乱れによる東急車の代走で入線することもある。また、有楽町線小竹向原駅 - 新木場駅間での定期運用はないが、ダイヤ乱れ時に乗り入れることがある。 また、直通開始前に東京メトロに貸し出された際には試運転で乗り入れを行っていた。
- ^ 相鉄線内のみ。ただし、回送は1往復定期運用がある。
- ^ a b c 1次車製造時の情報。相鉄21000系デビュー記念入場券 車両諸元表 より。
出典
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- ^ “新型車両20000系の運行時刻について”. 相模鉄道公式「電車に関するお知らせ」. 相模鉄道. 2018年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月3日閲覧。 アーカイブ 2018年2月22日 - ウェイバックマシン
- ^ “新型車両20000系の運行時刻について”. 相模鉄道公式「電車に関するお知らせ」. 相模鉄道. 2018年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月3日閲覧。 アーカイブ 2018年2月22日 - ウェイバックマシン
- ^ “新型車両20000系の運行時刻について”. 相模鉄道公式「電車に関するお知らせ」. 相模鉄道. 2018年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月8日閲覧。 アーカイブ 2018年2月22日 - ウェイバックマシン
- ^ 相鉄線 遮断機の棒が電車のドアに挟まる(日テレNEWS24 2019年11月29日/アーカイブ)
- ^ 相鉄 公式 Twitter (@sotetsu_group) による2021年7月2日 PM2:49 のツイート
- ^ 『鉄おも!』、ネコ・パブリッシングカンパニー、2021年12月、54頁。
- ^ 「鉄道ファン」付録『大手私鉄車両ファイル』 2018年8月号(通巻688号)・2021年8月号(通巻724号)分
関連項目
[編集]- 「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線・相鉄線との直通車両申し合わせ事項」の直通車両規格に準拠した車両
- 「YOKOHAMA NAVYBLUE」塗装の車両
外部リンク
[編集]- 相鉄デザインブランドアッププロジェクト(相鉄グループ)
- 相鉄20000系スペシャルサイト(公式ページ)
- 日立が相模鉄道株式会社から新型車両を受注(日立製作所:ニュースリリース 2017年6月5日)
- 東洋電機製造「東洋電機技報」No.139(2019年発行)「相模鉄道株式会社20000系電車用電機品」 (PDF)
- 相鉄20000系、新型車両の車内など公開!厚木線も走行(マイナビニュース 2018年1月17日)