「恋人のいる時間」の版間の差分
編集の要約なし |
m Bot作業依頼: ソニー・ピクチャーズ関連スタジオの改名に伴うリンク変更依頼 (コロンビア ピクチャーズ) - log |
||
15行目: | 15行目: | ||
|撮影=[[ラウール・クタール]] |
|撮影=[[ラウール・クタール]] |
||
|編集=[[フランソワーズ・コラン]]<br />[[アニエス・ギュモ]] |
|編集=[[フランソワーズ・コラン]]<br />[[アニエス・ギュモ]] |
||
|配給={{Flagicon|France}} [[コロンビア |
|配給={{Flagicon|France}} [[コロンビア ピクチャーズ|コロムビア]]<br />{{Flagicon|Japan}} [[松竹|松竹映配]]<br />{{Flagicon|Japan}} [[ザジフィルムズ]] <small>再映</small> |
||
|公開={{Flagicon|France}} 1964年12月4日<br />{{Flagicon|Japan}} 1965年2月20日<br />{{Flagicon|Japan}} 2002年10月26日 <small>再映</small> |
|公開={{Flagicon|France}} 1964年12月4日<br />{{Flagicon|Japan}} 1965年2月20日<br />{{Flagicon|Japan}} 2002年10月26日 <small>再映</small> |
||
|上映時間=95分 |
|上映時間=95分 |
2021年8月17日 (火) 23:32時点における版
恋人のいる時間 | |
---|---|
Une femme mariée: Suite de fragments d'un film tourné en 1964 | |
監督 | ジャン=リュック・ゴダール |
脚本 | ジャン=リュック・ゴダール |
製作 |
アヌーシュカ・フィルム オルセー・フィルム |
出演者 |
ベルナール・ノエル マーシャ・メリル フィリップ・ルロワ |
音楽 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン |
撮影 | ラウール・クタール |
編集 |
フランソワーズ・コラン アニエス・ギュモ |
配給 |
コロムビア 松竹映配 ザジフィルムズ 再映 |
公開 |
1964年12月4日 1965年2月20日 2002年10月26日 再映 |
上映時間 | 95分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
製作費 | 12万米ドル |
『恋人のいる時間』(こいびとのいるじかん、原題:Une femme mariée: Suite de fragments d'un film tourné en 1964、「ある既婚女性、1964年に撮影された映画の諸断片のつながり」の意)は、1964年(昭和39年)製作・公開、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランスの長篇劇映画である。
概要
『はなればなれに』(1964年)につづく、ゴダールの長篇劇映画第8作である[1]。
ヌーヴェルヴァーグに先行する先駆的インディペンデント映画作家であるロジェ・レーナルトが、マーシャ・メリルとフィリップ・ルロワが演じる主人公夫妻の友人として、本人役で実名で出演している。主人公を診断する医者を演じるのは、本作の撮影部フレーミング担当ジョルジュ・リロンである。
同年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞にノミネートされ、コンペティションで正式上映されたが、賞は逃した。
ストーリー
シャルロット(マーシャ・メリル)には、飛行機のパイロットを務めるピエール夫(フィリップ・ルロワ)と子どもが1人いる。劇団の俳優である恋人ロベール(ベルナール・ノエル)もいる。シャルロットは『エル』や『マダム・エクスプレス』といった女性雑誌が好きな女性である。
逢引のアパルトマンでロベールは、シャルロットに対し、夫との離婚と自分との同棲をもちかける。返事は明日でいいと言う。いっしょにロベールのクルマでアパルトマンを出たシャルロットは、途中で下車し、タクシーに乗って飛行場に行く。どうも夫は、自分に私立探偵をつけているようなのだ。シャルロットは夫を迎えに行くのだった。
夜、友人のロジェ・レーナルト(本人)との会話で、ロジェはアウシュビッツの話をする。シャルロットは興味がもてない。3人で話し合ううちにシャルロットが知るのは、夫が自分を愛しているのだということだった。
その翌朝、ロベールがシャルロットに電話をしてくる。劇団で地方に出る前に逢いたいと言うのだ。シャルロットはその前に病院に行き、診断を受けると、妊娠3か月であることを知らされる。シャルロットはロベールに、どちらの子なのかわからないと告白する。ふたりは映画館に入り、冒頭だけで映画館を出て、ホテルに行く。
ロベールは、昨日の返事を求めた。シャルロットは子どものことを再度言うが、ロベールは彼女が思うほど、そのことを重く感じていない。シャルロットは怒る。いつしかふたりはジャン・ラシーヌの戯曲『ベレニス』の台詞を読みあう。
スタッフ
- 監督・脚本 : ジャン=リュック・ゴダール
- 撮影監督 : ラウール・クタール
- フレーミング : ジョルジュ・リロン
- 美術 : アンリ・ノガレ
- 録音 : アントワーヌ・ボンファンティ、ルネ・ルヴェール、ジャック・モーモン
- 編集 : フランソワーズ・コラン、アニエス・ギュモ
- スクリプター : シュザンヌ・シフマン
- 音楽 : ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
- 助監督 : クロード・オトナン=ジラール、ジャン=ピエール・レオ、エレーヌ・カルーギン
- 製作主任 : フィリップ・デュサール、モーリス・ユルバン
- 製作 : アヌーシュカ・フィルム、オルセー・フィルム
キャスト
- ベルナール・ノエル (愛人ロベール役)
- マーシャ・メリル (妻シャルロット役)
- フィリップ・ルロワ (夫ピエール役)
- クリストフ・ブルセイエ (ニコラ役)
- ロジェ・レーナルト (夫妻の友人ロジェ・レーナルト、本人役)
- マルガレ・ル・ヴァン (スイミング・プールの女役)
- ヴェロニク・デュヴァル (スイミング・プールの女役)
- リタ・メイデン (マダム・セリーヌ役)
- ジョルジュ・リロン (医者役)
- ジャン=リュック・ゴダール (ナレーター)