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変体仮名

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
異体仮名から転送)
平仮名
ひらがな
類型: 音節文字
言語: 日本語琉球語
時期: 800年 -
親の文字体系:
姉妹の文字体系: 片仮名
Unicode範囲: U+1B001-U+1B0FF - 仮名補助
U+1B100-U+1B11E - 仮名拡張A
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。
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変体仮名(へんたいがな)とは、現在、平仮名として標準的に用いる字48種に含まれないかな文字の呼称である[1]

概要

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平仮名の字体の中でも1900年(明治33年)以降の学校教育で用いられていないものが「変体仮名」と呼ばれている。

本来、平仮名はひとつの音に対していくつかの字形があった。たとえば、今は「ハ」(ha)と読む平仮名として「は」だけを使っているが、明治時代までは、

などの様々な形を使っていた。

平仮名の字体が人為的、権力的に選一された結果、現在の日本では変体仮名はあまり使用されなくなったが、看板書道、地名、人名など限定的な場面では使われている[2]異体仮名(いたいがな)とも呼ばれる[3]

変体仮名に対し、現在使われている字体を「現用字体」「現用仮名」「正体仮名」「本則仮名」と呼ぶ。また、変体仮名の使い分け(現用字体を含む)のことも「変体仮名」と呼ぶことがある[4]

歴史

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平安時代から1899年まで

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平仮名は誕生した当初から、ひとつの音節に対して複数の字体があった。これらは同じ文章のなかでも混用された。元来、平仮名・変体仮名という区別はなく、書き手は様々な種類の平仮名を同時に用いて使いこなしていたのである。

片仮名もはじめは異体字をいくつかもって生まれたが、平安中期には1種類へと統合する傾向が強まり、早い段階で今とほとんど同じような一母一字に整った(「ネ」と「」、「ヰ」と「」は明治33年まで両立していた)。対して平仮名は、初期に一度簡略化へと進んだにもかかわらず、その極致に至るとまた複雑化の傾向へと進み、片仮名にあったような統一化の傾向はほとんど見られなかった。平仮名の体系は、このような異体字を持つ文字体系として、平安時代が終わる12世紀にほぼ完成していたとされる。

鎌倉時代以降の書では、著者ごとの書風や癖のような字形の違いはあっても、字体や字母には大きな変化が見られず、一貫して平安時代のものが平仮名の手本とされてきた[5]。平仮名において複数の字体が併用されつづけた理由は、ひとつには美術作品としての表現手法、もうひとつには単純過ぎて判別が困難だった初期の平仮名を改良した結果だと考えられている[6]

紀貫之の『土佐日記』、清少納言の『枕草子』、紫式部の『源氏物語』のような平仮名文学、あるいは草子のような出版物、また手紙や個人の手記などについても、明治時代までは平仮名によって書かれた文章の多くが、今でいう変体仮名を交えて書かれている。特に、平安時代末期の装飾写本西本願寺本三十六人家集のように美的効果が重視された作品では、単調さを嫌うかのように多くの字体が用いられる傾向が強い[7]。ただし、標準的な字体とそれ以外の字体の区別は近代以前からすでにあり、平仮名の50音図を書く場合などは、ほとんどに、後世の現用字体が使われていた。

明治時代、小学校が設置された当初も、仮名の字体は複数教えられていた。たとえば、1884年(明治17年)に文部省が編集した教科書『読方入門』では、字体が1つとされた字は8字にすぎない[8]。当時作られた教練教科書所収の「軍人勅諭」には多数の変体仮名がちりばめられている[要出典]

1900年以降

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明治時代の活字とUnicode等の変体仮名の比較

1900年(明治33年)、帝国教育会国語改良部が「同音ノ仮名ニ数種アルヲ各一様ニ限ルコト(即チ変体仮名ヲ廃スルコト)」を議決した。これを受け、同年中小学校令施行規則が改正され、小学校で教えられる仮名の字体が選一された。これ以降は、一部の書道教育を除いて、一つの音韻に対しては一つの字のみが教えられることとなった。

1908年(明治41年)、文部省訓令第10号「小学校令施行規則中教授用仮名及び字体、字音仮名遣並びに漢字に関する規定削除の趣旨」が発表された。これより1900年の規則が撤回され、26の異体字が一時的に復活したが、1922年(大正11年)にすべて廃止された[9]

第二次世界大戦前までは日記、書簡など日常の筆記で変体仮名はしばしば使用されていた。例えば夏目漱石の自筆原稿にも多数の変体仮名を見ることができる。活字の母型にも存在し、戦前の活字見本帳には多数の変体仮名活字を見ることができる。戦後の例では、川端康成1969年の自筆原稿に変体仮名の「な」が使われている。『言海』『大言海』には、「し」で始まる見出しに「𛁈」(志の変体仮名)が使用されている。

変体仮名は人名にも広く用いられていたが、1948年(昭和23年)の戸籍法施行によって変体仮名が戸籍上の人名に使えなくなったことと、また、統一された字体による新聞・雑誌の普及から、変体仮名の使用はさらに減った[10]

現在では、変体仮名は蕎麦屋などの昔からの店舗の看板・店名のほか、書道のかな作品や商標などに残っている[2] [11]。戸籍法施行以前に生まれて変体仮名で名づけられた存命者が現在でもいるため、新聞などでも使用されることがある。また、地名表記のなかに残されている地域もあり、公文書で記載されることもある。

使い分け

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具体的には、以下のような使い分けがあった[4]

  • 特定の語を特定の字体で表す。たとえば、「今日」を「けふ」ではなく「𛀳ふ」と書く(「け」の代わりに「介」由来の変体仮名を使う)。
  • 語頭、語中・語尾、助詞等の使い分け。たとえば、語頭では「か(加)」、語中・語尾では「𛀙(可)」が多く使われた。語頭の「𛁈(志)」と語中・語尾の「𛁅(之)」も同様である。「は」に関しては、語頭の「𛂦(者)」と語中・語尾の「𛂡(波)」に加え、助詞の場合は「𛂞[注 1](八)」が使われた。
  • 同音が続く場合に、字体を使い分ける(隣接回避)。
  • 中世以降には音価による使い分けもなされた。たとえば、「ち(知)」の濁音)には「𛁣(地)」が、「ゆ(由)」の拗音(ゅ)には「𛃥(現用字体と同じく由)」が使われた。「つ」は通常(濁音を含む)は「つ(川)」や「𛁭(徒)」だが、促音(っ)には「𛁪(現用字体と同じく川)」が使われた。なお、近代以前は、このような音価の違いを濁点捨て仮名で区別するのは希だった。

電子機器上での扱い

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Unicodeでの採用前

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変体仮名はJIS X 0208に収録されていないため、一般的なコンピュータでは長い間使用できなかった。変体仮名を表記するには、手書きを併用したり特別な外字を用いたりしなければならなかった。

行政では、168字の変体仮名が住民基本台帳収録変体仮名として使われていた。これらはTRONコードに収録されている(9面Bゾーン8321〜846A)[12]。その他の変体仮名も同様にTRONコードに収録されていた(9面Bゾーン8521 - 8D7E)。また、今昔文字鏡フォントは213字の変体仮名を収録していた。

JIS X 0208やJIS X 0212に含まれていなかったことから、既存の文字コードにある文字を採用する目的であった当初のUnicodeには採用されなかった。

JIS X 0213では変体仮名を含んでほしいという要望があったものの、文字の同定の問題などがあり採用されなかった[13]

Unicode

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2009年、オランダのJeroen Ruigrok van der WervenがUnicodeに変体仮名の収録を提案した[14]

2010年、Unicode 6.0が公開された。この時、仮名補助 (Kana Supplement) に「𛀀[15]」(U+1B000) と「𛀁[16]」(U+1B001) が追加された。

2012年、情報処理推進機構が標準化の検討を始め、2013年、国立国語研究所がこの検討に加わった。戸籍統一文字168字に学術情報交換で必要とされる文字を合わせて、2015年、286字がUnicodeに登録申請された[17]

2017年6月、Unicode 10.0.0に変体仮名285字が登録された。申請された286字のうち、1字はU+1B001と統合された[18]

これにより、286字の変体仮名がUnicodeで使えるようになった。ただし、依然として多くの変体仮名や、片仮名の異体字が使用できない。

Unicodeに収録された変体仮名は以下の通りである。

仮名補助 (Kana Supplement)[1]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
U+1B00x 𛀀 𛀁 𛀂 𛀃 𛀄 𛀅 𛀆 𛀇 𛀈 𛀉 𛀊 𛀋 𛀌 𛀍 𛀎 𛀏
U+1B01x 𛀐 𛀑 𛀒 𛀓 𛀔 𛀕 𛀖 𛀗 𛀘 𛀙 𛀚 𛀛 𛀜 𛀝 𛀞 𛀟
U+1B02x 𛀠 𛀡 𛀢 𛀣 𛀤 𛀥 𛀦 𛀧 𛀨 𛀩 𛀪 𛀫 𛀬 𛀭 𛀮 𛀯
U+1B03x 𛀰 𛀱 𛀲 𛀳 𛀴 𛀵 𛀶 𛀷 𛀸 𛀹 𛀺 𛀻 𛀼 𛀽 𛀾 𛀿
U+1B04x 𛁀 𛁁 𛁂 𛁃 𛁄 𛁅 𛁆 𛁇 𛁈 𛁉 𛁊 𛁋 𛁌 𛁍 𛁎 𛁏
U+1B05x 𛁐 𛁑 𛁒 𛁓 𛁔 𛁕 𛁖 𛁗 𛁘 𛁙 𛁚 𛁛 𛁜 𛁝 𛁞 𛁟
U+1B06x 𛁠 𛁡 𛁢 𛁣 𛁤 𛁥 𛁦 𛁧 𛁨 𛁩 𛁪 𛁫 𛁬 𛁭 𛁮 𛁯
U+1B07x 𛁰 𛁱 𛁲 𛁳 𛁴 𛁵 𛁶 𛁷 𛁸 𛁹 𛁺 𛁻 𛁼 𛁽 𛁾 𛁿
U+1B08x 𛂀 𛂁 𛂂 𛂃 𛂄 𛂅 𛂆 𛂇 𛂈 𛂉 𛂊 𛂋 𛂌 𛂍 𛂎 𛂏
U+1B09x 𛂐 𛂑 𛂒 𛂓 𛂔 𛂕 𛂖 𛂗 𛂘 𛂙 𛂚 𛂛 𛂜 𛂝 𛂞 𛂟
U+1B0Ax 𛂠 𛂡 𛂢 𛂣 𛂤 𛂥 𛂦 𛂧 𛂨 𛂩 𛂪 𛂫 𛂬 𛂭 𛂮 𛂯
U+1B0Bx 𛂰 𛂱 𛂲 𛂳 𛂴 𛂵 𛂶 𛂷 𛂸 𛂹 𛂺 𛂻 𛂼 𛂽 𛂾 𛂿
U+1B0Cx 𛃀 𛃁 𛃂 𛃃 𛃄 𛃅 𛃆 𛃇 𛃈 𛃉 𛃊 𛃋 𛃌 𛃍 𛃎 𛃏
U+1B0Dx 𛃐 𛃑 𛃒 𛃓 𛃔 𛃕 𛃖 𛃗 𛃘 𛃙 𛃚 𛃛 𛃜 𛃝 𛃞 𛃟
U+1B0Ex 𛃠 𛃡 𛃢 𛃣 𛃤 𛃥 𛃦 𛃧 𛃨 𛃩 𛃪 𛃫 𛃬 𛃭 𛃮 𛃯
U+1B0Fx 𛃰 𛃱 𛃲 𛃳 𛃴 𛃵 𛃶 𛃷 𛃸 𛃹 𛃺 𛃻 𛃼 𛃽 𛃾 𛃿
備考
1.^Unicode バージョン 10.0 現在
仮名拡張A (Kana Extended-A)[1][2]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
U+1B10x 𛄀 𛄁 𛄂 𛄃 𛄄 𛄅 𛄆 𛄇 𛄈 𛄉 𛄊 𛄋 𛄌 𛄍 𛄎 𛄏
U+1B11x 𛄐 𛄑 𛄒 𛄓 𛄔 𛄕 𛄖 𛄗 𛄘 𛄙 𛄚 𛄛 𛄜 𛄝 𛄞 𛄟
U+1B12x 𛄠 𛄡 𛄢
備考
1.^Unicode バージョン 14.0 現在
2.^灰色のエリアはコードポイントが割り当てられていないことを示す。

表示可能なフォント

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2023年7月現在、Unicodeの変体仮名が表示可能なフォントには以下のようなものがある。

Unicodeに準拠しない変体仮名対応フォントには以下のようなものがある。

一覧

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あ行

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読み 画像 文字 Unicode 字源
𛀂 U+1B002
U+3042
𛀃 U+1B003
𛀄 U+1B004
𛀅 U+1B005
𛀆 U+1B006
U+3044
𛀇 U+1B007
𛀈 U+1B008
𛀉 U+1B009
𛀊 U+1B00A
𛀋 U+1B00B
U+3046
𛀌 U+1B00C
𛀍 U+1B00D
𛀎 U+1B00E
𛀑 U+1B011
U+3048
𛀒 U+1B012
𛀁 U+1B001
- -
𛀏 U+1B00F
𛀐 U+1B010
𛀓 U+1B013
𛀔 U+1B014
𛀕 U+1B015
U+304A
𛀖 U+1B016

か行

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読み 画像 文字 Unicode 字源
𛀘 U+1B018
U+304B
𛀗 U+1B017
𛀙 U+1B019
𛀚 U+1B01A
𛀛 U+1B01B
𛀜 U+1B01C
𛀝 U+1B01D
𛀞 U+1B01E
𛀟 U+1B01F
𛀠 U+1B020
𛀡 U+1B021
𛀢 U+1B022
𛀤 U+1B024
𛀥 U+1B025
U+304D
𛀣 U+1B023
𛀦 U+1B026
𛀧 U+1B027
𛀨 U+1B028
𛀩 U+1B029
𛀪 U+1B02A
𛀻 U+1B03B
𛀫 U+1B02B
𛀬 U+1B02C
U+304F
𛀭 U+1B02D
𛀮 U+1B02E
𛀯 U+1B02F
𛀰 U+1B030
𛀱 U+1B031
U+3051
𛀲 U+1B032
𛀳 U+1B033
𛀴 U+1B034
𛀵 U+1B035
𛀶 U+1B036
𛀷 U+1B037
𛀢 U+1B022
U+3053
𛀸 U+1B038
𛀹 U+1B039
𛀺 U+1B03A
𛀻 U+1B03B
𛂘 U+1B098

さ行

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読み 画像 文字 Unicode 字源
U+3055
𛀼 U+1B03C
𛀽 U+1B03D
𛀾 U+1B03E
𛀿 U+1B03F
𛁀 U+1B040
𛁁 U+1B041
𛁂 U+1B042
𛁃 U+1B043
𛁄 U+1B044
U+3057
𛁅 U+1B045
𛁆 U+1B046
𛁇 U+1B047
𛁈 U+1B048
𛁉 U+1B049
U+3059
𛁊 U+1B04A
𛁋 U+1B04B
𛁌 U+1B04C
𛁍 U+1B04D
𛁎 U+1B04E
𛁏 U+1B04F
𛁐 U+1B050
𛁑 U+1B051
U+305B
𛁒 U+1B052
𛁓 U+1B053
𛁔 U+1B054
𛁕 U+1B055
𛁖 U+1B056
U+305D
𛁗 U+1B057
𛁘 U+1B058
𛁙 U+1B059
𛁚 U+1B05A
𛁛 U+1B05B
𛁜 U+1B05C
𛁝 U+1B05D

た行

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読み 画像 文字 Unicode 字源
U+305F
𛁞 U+1B05E
𛁟 U+1B05F
𛁠 U+1B060
𛁡 U+1B061
U+3061
𛁢 U+1B062
𛁣 U+1B063
𛁤 U+1B064
𛁥 U+1B065
𛁦 U+1B066
𛁧 U+1B067
𛁨 U+1B068
U+3064
𛁩 U+1B069
𛁪 U+1B06A
𛁫 U+1B06B
𛁬 U+1B06C
𛁭 U+1B06D
U+3066
𛁮 U+1B06E
𛁯 U+1B06F
𛁰 U+1B070
𛁱 U+1B071
𛁲 U+1B072
𛁳 U+1B073
𛁴 U+1B074
𛁵 U+1B075
𛁶 U+1B076
𛂎 U+1B08E
U+3068
𛁷 U+1B077
𛁸 U+1B078
𛁹 U+1B079
𛁺 U+1B07A
𛁻 U+1B07B
𛁼 U+1B07C
𛁽 U+1B07D
𛁭 U+1B06D

な行

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読み 画像 文字 Unicode 字源
U+306A
𛁾 U+1B07E
𛁿 U+1B07F
𛂀 U+1B080
𛂁 U+1B081
𛂂 U+1B082
𛂃 U+1B083
𛂄 U+1B084
𛂅 U+1B085
𛂆 U+1B086
U+306B
𛂇 U+1B087
𛂈 U+1B088
𛂉 U+1B089
𛂊 U+1B08A
𛂋 U+1B08B
𛂌 U+1B08C
𛂍 U+1B08D
𛂎 U+1B08E
U+306C
𛂏 U+1B08F
𛂐 U+1B090
𛂑 U+1B091
U+306D
𛂒 U+1B092
𛂓 U+1B093
𛂔 U+1B094
𛂕 U+1B095
𛂖 U+1B096
𛂗 U+1B097
𛂘 U+1B098
U+306E
𛂙 U+1B099
𛂚 U+1B09A
𛂛 U+1B09B
𛂜 U+1B09C
𛂝 U+1B09D

は行

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読み 画像 文字 Unicode 字源
U+306F
𛂞 U+1B09E
𛂟 U+1B09F
𛂠 U+1B0A0
𛂡 U+1B0A1
𛂢 U+1B0A2
𛂣 U+1B0A3
𛂤 U+1B0A4
𛂥 U+1B0A5
𛂦 U+1B0A6
𛂧 U+1B0A7
𛂨 U+1B0A8
U+3072
𛂩 U+1B0A9
𛂪 U+1B0AA
𛂫 U+1B0AB
𛂬 U+1B0AC
𛂭 U+1B0AD
𛂮 U+1B0AE
𛂯 U+1B0AF
U+3075
𛂰 U+1B0B0
𛂱 U+1B0B1
𛂲 U+1B0B2
U+3078
𛂳 U+1B0B3
𛂴 U+1B0B4
𛂵 U+1B0B5
𛂶 U+1B0B6
𛂷 U+1B0B7
𛂸 U+1B0B8
𛂹 U+1B0B9
U+307B
𛂺 U+1B0BA
𛂻 U+1B0BB
𛂼 U+1B0BC
𛂽 U+1B0BD
𛂾 U+1B0BE
𛂿 U+1B0BF
𛃀 U+1B0C0
𛃁 U+1B0C1

ま行

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読み 画像 文字 Unicode 字源
U+307E
𛃂 U+1B0C2
𛃃 U+1B0C3
𛃄 U+1B0C4
𛃅 U+1B0C5 滿
𛃆 U+1B0C6
𛃇 U+1B0C7
𛃈 U+1B0C8
𛃖 U+1B0D6
U+307F
𛃉 U+1B0C9
𛃊 U+1B0CA
𛃋 U+1B0CB
𛃌 U+1B0CC
𛃍 U+1B0CD
𛃎 U+1B0CE
𛃏 U+1B0CF
U+3080
𛃐 U+1B0D0
𛃑 U+1B0D1
𛃒 U+1B0D2
𛃓 U+1B0D3
𛄝 U+1B11D
𛄞 U+1B11E
U+3081
𛃔 U+1B0D4
𛃕 U+1B0D5
𛃖 U+1B0D6
U+3082
𛃗 U+1B0D7
𛃘 U+1B0D8
𛃙 U+1B0D9
𛃚 U+1B0DA
𛃛 U+1B0DB
𛃜 U+1B0DC
𛄝 U+1B11D
𛄞 U+1B11E

や行

[編集]
読み 画像 文字 Unicode 字源
U+3084
𛃝 U+1B0DD
𛃞 U+1B0DE
𛃟 U+1B0DF
𛃠 U+1B0E0
𛃡 U+1B0E1
𛃢 U+1B0E2
U+3086
𛃣 U+1B0E3
𛃤 U+1B0E4
𛃥 U+1B0E5
𛃦 U+1B0E6
U+3088
𛃧 U+1B0E7
𛃨 U+1B0E8
𛃩 U+1B0E9
𛃪 U+1B0EA
𛃫 U+1B0EB
𛃬 U+1B0EC
𛃢 U+1B0E2

ら行

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読み 画像 文字 Unicode 字源
U+3089
𛃭 U+1B0ED
𛃮 U+1B0EE
𛃯 U+1B0EF
𛃰 U+1B0F0
𛁽 U+1B07D
U+308A
𛃱 U+1B0F1
𛃲 U+1B0F2
𛃳 U+1B0F3
𛃴 U+1B0F4
𛃵 U+1B0F5
𛃶 U+1B0F6
𛃷 U+1B0F7
U+308B
𛃸 U+1B0F8
𛃹 U+1B0F9
𛃺 U+1B0FA
𛃻 U+1B0FB
𛃼 U+1B0FC
𛃽 U+1B0FD
U+308C
𛃾 U+1B0FE
𛃿 U+1B0FF
𛄀 U+1B100
𛄁 U+1B101
U+308D
𛄂 U+1B102
𛄃 U+1B103
𛄄 U+1B104
𛄅 U+1B105
𛄆 U+1B106
𛄇 U+1B107

わ行

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読み 画像 文字 Unicode 字源
U+308F
𛄈 U+1B108
𛄉 U+1B109
𛄊 U+1B10A
𛄋 U+1B10B
𛄌 U+1B10C
U+3090
𛄍 U+1B10D
𛄎 U+1B10E
𛄏 U+1B10F
𛄐 U+1B110
𛄑 U+1B111
U+3091
𛄒 U+1B112
𛄓 U+1B113
𛄔 U+1B114
𛄕 U+1B115
U+3092
𛄖 U+1B116
𛄗 U+1B117
𛄘 U+1B118
𛄙 U+1B119
𛄚 U+1B11A
𛄛 U+1B11B
𛄜 U+1B11C
𛀅 U+1B005

その他

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読み 画像 文字 Unicode 字源
𛄝 U+1B11D
𛄞 U+1B11E
U+3093
かしこ - - かしこ
こと - - こと
さま - - さま
- -
なり 𬼂 U+2CF02
まいらせさうらふ - - まいらせ候
- -
より U+309F より

脚注

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注釈

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  1. ^ 片仮名の「ハ」に似るが、あくまで平仮名の異字体であり、「片仮名が使われた」という意味ではない。

出典

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  1. ^ 異体仮名”. コトバンク. 2024年10月21日閲覧。
  2. ^ a b #築島1981、pp.352-353。
  3. ^ 笹原宏之 横山詔 エリク・ロング『現代日本の異体字』三省堂、2003年、pp.35-36頁。ISBN 4-385-36112-6 
  4. ^ a b 高田智和, 矢田勉, 斎藤達哉、「変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化」『情報管理』 2015年 58巻 6号 p.438-446, doi:10.1241/johokanri.58.438, 科学技術振興機構
  5. ^ #築島1981、p.189。
  6. ^ #築島1981、p.157, pp.256-257, pp.150-190。
  7. ^ #築島1981、p.157。
  8. ^ #武部1979、p.246。
  9. ^ 神谷智「<研究ノート>「くずし字」教育と高等諸学校 : 名古屋高等商業学校の事例を中心として」『名古屋大学史紀要』第8巻、名古屋大学史編集室、2000年3月、27-49頁、ISSN 0915-5848。 
  10. ^ #築島1981、p.353。
  11. ^ a b 変体仮名”. Yoshio Yoshida (2009年). 2016年11月23日閲覧。
  12. ^ 2006年10月27日付で収録。TRON文字収録センターの文字セット改定のお知らせ参照。
  13. ^ JIS X 0213:2000解説
  14. ^ A proposal for encoding the hentaigana characters
  15. ^ KATAKANA LETTER ARCHAIC E
  16. ^ HIRAGANA LETTER ARCHAIC YE
  17. ^ 登録申請文
  18. ^ [1]
  19. ^ IPAmj明朝Ver.005.01 IPAmj明朝フォント リリースノート IPA
  20. ^ T書体フォント GRAS Group
  21. ^ 変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化 高田智和、矢田勉、斎藤達哉 2015年
  22. ^ 佑字 Kinuta Font Factory
  23. ^ 優美な仮名文字、変体仮名も収録した 奔行かなStd-L Single Weight Font REN FONT
  24. ^ 『+DESIGNING VOLUME 44』 p.8 マイナビ出版 2017年9月29日 ISBN 978-4839964337

参考文献

[編集]
  • 築島裕『仮名』中央公論社〈日本語の世界 5〉、1981年。ISBN 9784124017250 
  • 武部良明『日本語の表記』角川書店、1979年12月。 

関連文献

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  • 片塩二朗『秀英体研究』朗文堂制作室 編、大日本印刷、2004年12月http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo/Bsyuei.html 
  • 兼築信行 編 編『変体仮名速習帳』早稲田大学文学部(トランスアート発売)、2003年3月。ISBN 978-4-924956-96-4 
  • 中田易直 ほか『用例かな大字典』柏書房、1977年。ISBN 978-4-7601-0054-5  - 古典資料でのかなの字体を網羅的に掲載した字典。
  • 吉田豊『江戸のマスコミ「かわら版」-「寺子屋方式」で原文から読んでみる』光文社〈光文社新書 103〉、2003年6月。ISBN 978-4-334-03203-6 

関連項目

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外部リンク

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