西川愛也
埼玉西武ライオンズ #51 | |
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2022年10月1日 読売ジャイアンツ球場 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府堺市北区 |
生年月日 | 1999年6月10日(25歳) |
身長 体重 |
181 cm 87 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2017年 ドラフト2位 |
初出場 | 2020年8月16日 |
年俸 | 1100万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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西川 愛也(にしかわ まなや、1999年6月10日 - )は、大阪府堺市北区出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。埼玉西武ライオンズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]堺市立金岡小学校2年から軟式野球チーム長曽根ストロングスで野球を始める。6年生の時に第31回高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会(マクドナルド・トーナメント)でチーム4度目(当時)となる全国制覇を経験し優勝投手に輝いた。中学では浜寺ボーイズに所属した。中学の2年先輩に花咲徳栄高校・西武ライオンズで元チームメイトだった愛斗がいる[2]。
花咲徳栄高等学校では1年秋からベンチ入り。甲子園には3回出場し(2年春、2年夏、3年夏)[3]、3年夏は甲子園の決勝戦で3安打4打点を記録し、花咲徳栄初・埼玉県勢史上初の優勝に貢献した[3]。高校通算31本塁打。同級生のチームメイトにはドラフト4位で中日ドラゴンズに入団した清水達也、4年後に北海道日本ハムファイターズに入団した長谷川威展がいる。
2017年9月22日にプロ志望届を提出し[4]、10月26日に行われたドラフト会議で埼玉西武ライオンズから2位指名を受け、11月15日に仮契約を結んだ[5]。背番号は51。12月21日に加須市スポーツ功労賞の表彰を受けた[6]。
西武時代
[編集]2018年は高校時代に断裂した大胸筋のリハビリをしながら二軍では79試合に出場した。228打席に立ち、打率.226だった。秋季キャンプでは監督の辻発彦から守備の指導を受けた[7]。
2019年は二軍でチーム最多の103試合・418打席を経験し、打率.242・3本塁打を記録した。
2020年から選手登録を内野手から外野手に変更した[8]。新型コロナウイルスの影響で120試合制となる。8月16日に一軍初昇格すると、その日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦の7回裏に代打でプロ初出場。8回裏に回ってきた第2打席でプロ初安打・初打点となる2点適時二塁打を放った[9]。9月2日に登録抹消となったが、9月25日に再昇格。9月26日の楽天戦でプロ初のスタメン出場を果たすも2打数無安打で途中交代。9月28日に再び登録抹消となり、二軍でシーズンを終えた。一軍では3試合の出場で打率.250・2打点という成績であった。
2021年は春季キャンプをB班で迎える。開幕を二軍で迎えると思われたが、開幕レフトが定まらず、オープン戦終盤にB班からの参加という形でオープン戦に出場した。そこでアピールに成功し、自身初の開幕一軍・開幕スタメン入りを果たしたものの[10]、12試合に出場し27打席(20打数)無安打で、4月30日に登録抹消[11]。そのままシーズンを終えた。
2022年は二軍で長打力をアピールし、6月19日に一軍に昇格した[12]。スタメンでの起用もあったが無安打で、7月4日に登録を抹消された[13]。7月19日に再昇格し、8月1日に抹消されたが、8月2日に特例2022で抹消された鈴木将平の代替指名選手として再昇格した[14]。9月11日に登録を抹消されるまで[15]、前年を上回る35試合に出場したが30打席(30打数)無安打で、3シーズンをまたいで59打席連続無安打のNPB野手ワースト記録[注 1]に並んだ[16]。そのまま再昇格はなかった。
2023年4月30日の楽天戦の第1打席で荘司康誠から空振り三振を喫し、連続打席無安打の記録が60打席となりNPB野手ワースト記録を更新したが、同日の第4打席で西口直人から中安打を放ち、連続打席無安打は62でストップとなった[17]。8月22日のオリックス・バファローズ戦で初本塁打を記録した[18]。11月25日には300万円増の推定年俸1100万円で契約を更改した[19]。
プレースタイル
[編集]50メートル6.2秒の俊足[2]と広角に打ち分ける打撃が特徴[20]。
高校2年春に大胸筋断裂の怪我を負った影響で、送球に課題があった[21]が、後に克服。2024年4月5日の北海道日本ハムファイターズ戦では、7回にセンターからノーバウンド送球で二塁走者を本塁で刺殺した[22]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2020 | 西武 | 3 | 4 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .250 | .250 | .500 | .750 |
2021 | 12 | 27 | 20 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 | 0 | 0 | 8 | 1 | .000 | .154 | .000 | .154 | |
2022 | 35 | 30 | 30 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | |
2023 | 41 | 109 | 97 | 9 | 22 | 4 | 0 | 1 | 29 | 8 | 4 | 1 | 5 | 1 | 5 | 0 | 1 | 16 | 0 | .227 | .269 | .299 | .568 | |
2024 | 104 | 335 | 313 | 30 | 71 | 11 | 2 | 6 | 104 | 31 | 8 | 2 | 4 | 2 | 15 | 1 | 1 | 57 | 6 | .227 | .263 | .332 | .595 | |
通算:5年 | 195 | 505 | 464 | 42 | 94 | 16 | 2 | 7 | 135 | 43 | 13 | 3 | 10 | 5 | 24 | 1 | 2 | 86 | 7 | .203 | .242 | .291 | .533 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2020 | 西武 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2021 | 6 | 12 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2022 | 33 | 21 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2023 | 40 | 67 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2024 | 100 | 215 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 182 | 318 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
記録
[編集]- 初記録
- 初出場・初打席:2020年8月16日、対東北楽天ゴールデンイーグルス11回戦(メットライフドーム)、7回裏に鈴木将平の代打で出場、釜田佳直から左飛
- 初安打・初打点:同上、8回裏に津留﨑大成から左中間2点適時二塁打
- 初先発出場:2021年3月26日、対オリックス・バファローズ1回戦(メットライフドーム)、9番・左翼手で先発出場
- 初盗塁:2022年8月25日、対千葉ロッテマリーンズ22回戦(ZOZOマリンスタジアム)、8回表に二盗(投手:タイロン・ゲレーロ、捕手:佐藤都志也)
- 初本塁打:2023年8月22日、対オリックス・バファローズ18回戦(ベルーナドーム)、8回裏に山田修義から右越ソロ
- その他の記録
- 62打席連続無安打:2020年8月16日 - 2023年4月30日 ※野手登録選手における史上最長記録[23]
背番号
[編集]- 51(2018年 - )
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「西武 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2023年11月26日閲覧。
- ^ a b 「西武2位に花咲徳栄・西川「トリプルスリーをとる」」『日刊スポーツ』2017年10月26日。2024年4月6日閲覧。
- ^ a b 「花咲徳栄 埼玉悲願初V!96年ぶり全試合9得点以上の強力打線で頂点に」『スポーツニッポン』2017年8月24日。2024年4月6日閲覧。
- ^ 「甲子園Vの花咲徳栄・西川、清水、綱脇がプロ志望届」『日刊スポーツ』2017年9月22日。2024年4月6日閲覧。
- ^ 「【西武】ドラ2西川と契約合意「プロでも日本一」花咲徳栄で甲子園夏V」『スポーツ報知』2017年11月16日。2017年11月17日閲覧。
- ^ 「埼玉)花咲徳栄4選手に加須市功労賞「再び日本一を」」『バーチャル高校野球』2017年12月22日。2017年12月22日閲覧。
- ^ 「西武西川は現状維持「けがしない体づくりを」」『日刊スポーツ』2018年11月21日。2024年4月6日閲覧。
- ^ 「西川愛也選手の登録について」『西武ライオンズ 公式サイト』2020年2月18日。2020年2月18日閲覧。
- ^ 「【西武】西川愛也、1軍昇格即プロ初安打初打点…17年夏の花咲徳栄V戦士」『スポーツ報知』2020年8月17日。2020年8月17日閲覧。
- ^ 「西武の開幕スタメンに1軍出場3試合、4年目の西川が大ばってき」『サンスポ』2021年3月26日。2021年3月26日閲覧。
- ^ 「27打席無安打の西武西川が抹消 川越が今季初昇格」『西日本スポーツ』2021年3月26日。2022年2月17日閲覧。
- ^ 「「やっときた!」西武の5年目・西川愛也が今季一軍初昇格」『BASEBALL KING』2022年6月19日。2022年10月7日閲覧。
- ^ 「西武西川を抹消 3日はスタメンも無安打」『西日本スポーツ』2022年7月4日。2022年10月7日閲覧。
- ^ 「【西武】栗山巧1軍登録、コロナ陽性から1か月ぶり 西川愛也は抹消翌日に特例で再昇格」『スポーツ報知』2022年8月2日。2022年10月7日閲覧。
- ^ 「【西武】金子侑司が1軍昇格 優勝争いへ不調打撃陣への起爆剤に期待 西川愛也が登録抹消」『日刊スポーツ』2022年9月11日。2022年10月7日閲覧。
- ^ 「大豊作…2017年に上位指名を受けた高卒スラッガー5人(5)一軍の壁に苦しむ“大器”」『ベースボールチャンネル』2022年10月2日。2022年10月7日閲覧。
- ^ 「西武・西川愛也が連続打席無安打を62でストップ プロ初安打以来987日ぶり」『西スポWEB otto!』2023年4月30日。2023年6月14日閲覧。
- ^ 「【西武】西川愛也がプロ初本塁打!通算100打席目での1発」『日刊スポーツ』2023年8月22日。2024年7月5日閲覧。
- ^ 「【西武】今季プロ初アーチの西川愛也は300万円アップ「最低でも2割7分以上打たないと」」『日刊スポーツ』2023年11月25日。2024年7月5日閲覧。
- ^ 「西武ドラ2西川は大谷系?ダル系?渡辺SDぞっこん「モテる要素満載だね」」『スポーツニッポン』スポーツニッポン新聞社、2017年11月8日。2024年4月6日閲覧。
- ^ 「西武2位西川は俊足強打に小顔「モテ要素いっぱい」」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2017年11月8日。2024年4月6日閲覧。
- ^ 「西武に出現…「エグい肩」の持ち主 “超絶レーザー”炸裂の24歳は「イケメン過ぎる」」『Full-Count』2024年4月6日。2024年4月6日閲覧。
- ^ 「西武・西川愛也、野手最長の63打席ぶり安打 松井稼頭央監督から〝記念球〟手渡される」『サンケイスポーツ』2023年4月30日。2023年4月30日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 西川愛也 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 51 西川 愛也 選手名鑑 - 埼玉西武ライオンズオフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 西川愛也 (@manaya.51) - Instagram