カネカ
東京本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
大証1部(廃止) 4118 1949年10月31日 - 2013年7月15日 |
本社所在地 |
日本 東京都港区赤坂1丁目12-32 アーク森ビル |
本店所在地 |
〒530-8288 大阪市北区中之島2丁目3-18 中之島フェスティバルタワー |
設立 |
1949年(昭和24年)9月1日 (鐘淵化学工業株式会社) |
業種 | 化学 |
法人番号 | 8120001059628 |
事業内容 | 化成品、機能性樹脂、発泡樹脂製品、食品、医薬品、医療機器、電子材料、太陽電池、合成繊維などの製造及び販売。建築工法のライセンス及び建築資材の販売。 |
代表者 |
菅原公一(代表取締役会長) 藤井一彦(代表取締役社長) |
資本金 | 330億46百万円 |
発行済株式総数 | 68,000,000株 [1] |
売上高 |
連結:6,210億4千3百万円 (2019年3月期)[2] |
営業利益 |
連結:360億4千1百万円 (2019年3月期)[2] |
経常利益 |
連結:312億6千8百万円 (2019年3月期)[2] |
純資産 |
連結:3,607億2千6百万円 (2019年3月期)[2] |
総資産 |
連結:6,595億8千7百万円 (2019年3月期)[2] |
従業員数 |
(連結)11,272名 (単独)3,551名 (2021年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 5.49% |
外部リンク |
www |
株式会社カネカは、大阪市北区と東京都港区に本社を置く日本の大手総合化学メーカーである。
概要
[編集]化成品、機能性樹脂、発泡樹脂、食品、ライフサイエンス、エレクトロニクス、合成繊維、医薬品、医療機器事業を営む。また、コエンザイムQ10の原料を製造しており、資生堂薬品・小林製薬・DHCなど各社に供給している。
社名は前身企業である鐘淵紡績(後の鐘紡を経てクラシエ、カネボウ化粧品)の創業地である東京都墨田区鐘ヶ淵にちなむ。創業から1961年まで東京工場(鐘ヶ淵ではなく品川区大井に所在していたが現在は閉鎖)にて化粧品と医薬品を製造していた。
1960年代に製造・販売していたPCBが、カネミ倉庫株式会社においてライスオイルに混入・変質し、カネミ油症事件が発生[4]。
三井文庫の賛助会社である三井グループの企業である一方[注 1][6]、大和銀行(現・りそな銀行)が中心となって結成された企業グループ・大輪会にも加盟している[7]。
沿革
[編集]- 1949年(昭和24年)
- 鐘淵紡績(のちのカネボウ)より分離され、資本金2億円で創立。塩化ビニル樹脂「カネビニール」を開発。初代社長は中司清。次代の井上徳治や大澤孝以降から京大農学部出身の舘糾の社長就任に至るまで、長く慶応大出身者がトップマネジメントに就いていたため、カネボウ同様に「三田会企業」と呼ばれた。そうした企業風土の下、冷遇された東大出身の技術者らによる企業機密の漏洩事件が起きたこともあった[8]。
- 1960年代
- 2004年(平成16年)
- 「鐘淵化学工業株式会社」から「株式会社カネカ」に商号変更。
旧カネボウとの関係
[編集]1949年9月1日、鐘淵紡績株式会社の企業再建整備計画の認可に基づき、同社の非繊維事業すべてを分離して鐘淵化学工業株式会社が新しく設立された。当時から略称は現社名の「カネカ」で、ロゴも親会社の略称である「カネボウ」と共通のデザインを使用。当初は苛性ソーダ、搾油、食用油、酵母、食品類、製紙、和紙、エナメル電線、デンプン等きわめて多岐な事業を営んでいた。1961年まで化粧品、1971年まで石鹸・シャンプー類を製造販売していたが、化粧品・石鹸事業とも鐘紡本体に買い戻され両事業を手放す。そしてプラスチック素材および化成品、食用油・食品、酵母以外の事業・製造拠点をともに順次整理して現在に至る。
現在はカネカ・クラシエホールディングス・カネボウ化粧品の三社間に資本関係・人的関係は無い。コエンザイムQ10の供給に関しても、クラシエやカネボウ化粧品ではなく、両社と競合関係にある資生堂グループと業務提携している。
事業所
[編集]- 大阪本社(大阪市北区)
- 東京本社(東京都港区)
- 名古屋営業所(名古屋市東区)
- 高砂工業所(兵庫県高砂市) - 主力生産拠点。塩ビモノマー・食品・医薬品など
- 大阪工場(大阪府摂津市) - 発泡樹脂製品、血液浄化システム、血管内治療機器、特殊塩化ビニル樹脂など
- 滋賀工場(滋賀県大津市) - エレクトロニクス素材
- 鹿島工場(茨城県神栖市) - 合成樹脂製品
- 苫東工場(北海道苫小牧市)
- 研究所:高砂、大阪
- 海外:アメリカ、ベルギー、ドイツ、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、中国、ベトナムなど
主要グループ会社
[編集]企業スポーツ
[編集]スポンサー
[編集]広報活動
[編集]CMキャッチコピーは、
カガクで
ネガイを
カナエル会社
脚注・出典
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “カネカ(4118):企業概要:日経会社情報DIGITAL:日経電子版”. 日本経済新聞社. 2019年6月7日閲覧。
- ^ a b c d e “2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)”. 株式会社カネカ. 2019年6月6日閲覧。
- ^ “株式基本情報”. 株式会社カネカ. 2019年6月7日閲覧。
- ^ a b “<カネミ油症50年>「カネカが回収すべきだった」 カネミ倉庫社長インタビュー CB処理負担に不満”. 長崎新聞. (2018年12月10日) 2019年6月5日閲覧。
- ^ 三井文庫 - 三井の歴史にまつわる施設
- ^ 公益財団法人 三井文庫【賛助会社】
- ^ 大輪会(だいりんかい)とは - 泉佐野丘陵緑地公式サイト内のページ。
- ^ 三鬼陽之助『慶応義塾:その退潮も、時の流れか』光文社カッパビジネス、1967年
関連項目
[編集]- フォンテーヌ - かつての出資子会社。同社が開発した合繊を使用した女性用ウィッグを販売する目的で設立される。現在はアデランスのブランド名。
- カネミ油症事件
- 知花くらら - 企業イメージキャラクター。
- ダウ・コーニング - 日本法人(ダウ・コーニング・アジア)が展開していた医療機器事業を買収。