1918年の政治
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1918年の政治(1918ねんのせいじ)では、1918年(大正7年)の政治分野に関する出来事について記述する。
できごと
[編集]1月
[編集]- 1月1日 - イギリス、珍田捨巳駐英大使にウラジオストク共同出兵を提案。
- 1月8日 - ウッドロー・ウィルソン米大統領が十四か条の平和原則を連邦議会で発表[1]。
- 1月27日 - フィンランド内戦勃発(5月15日まで)。
2月
[編集]3月
[編集]- 3月3日 - ソビエト政権とドイツとの間でブレスト=リトフスク条約。
- 3月5日
- 3月12日 - ソビエトがモスクワを首都とする。
- 3月19日 - 米連邦議会が標準時・夏時間の導入を決定。
- 3月25日 - ベラルーシ人民共和国、独立を宣言。
4月
[編集]5月
[編集]6月
[編集]7月
[編集]- 7月4日 - オスマン帝国でメフメト6世が皇帝に即位。
- 7月8日 - 米国、シベリアへの日米共同出兵を日本政府に提案。
- 7月17日
- 7月22日 - 富山県で米騒動がおこる。
- 7月31日 - 米価が大暴騰し、米市場が大混乱。
8月
[編集]9月
[編集]- 9月20日
- 9月21日
- 寺内内閣総辞職。
- 西園寺公望に大命降下。
- 9月22日 - 西園寺、大命を拝辞。後継首相に原敬立憲政友会総裁を推薦[3][2]。
- 9月29日
- 原敬に大命降下。原内閣成立。
- ヒンデンブルク独参謀総長とルーデンドルフ参謀次長が、連名で休戦の受諾と、議会に立脚する新政府の成立を求めた書簡を提出。
- 9月30日
- ドイツ帝国宰相ゲオルク・フォン・ヘルトリング伯爵が辞任。マクシミリアン・フォン・バーデン内閣が成立。
- ブルガリアが降伏。
10月
[編集]- 10月3日 - ブルガリア国王フェルディナントが退位。ボリス3世が即位。
- 10月26日 - エーリヒ・ルーデンドルフ独参謀次長辞任[4][5]。後任にヴィルヘルム・グレーナーが就任[6]。
- 10月27日 - ルーデンドルフ将軍、スウェーデンに亡命[7]。
- 10月28日
- チェコスロバキアがオーストリア=ハンガリー帝国からの独立を宣言。
- エジプトで民族主義者サアド・ザグルールによってワフド党が組織される。
- 10月29日 - ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世、ベルリンから大本営のあるスパへ行幸。宰相マックス・フォン・バーデンの退位要請を拒絶。
11月
[編集]- 11月3日
- オーストリアが休戦協定に調印(ヴィラ・ジュスティ休戦協定)。
- ドイツのキール軍港で水兵が反乱を起こす(ドイツ革命)。
- ポーランド、独立を宣言。
- 11月7日 - バイエルン王国の首都ミュンヘンで大集会。
- 11月8日
- 11月9日
- マックス・フォン・バーデン宰相、皇帝ヴィルヘルム2世の退位を発表。
- マックス・フォン・バーデンが帝国宰相を辞任し、後任にフリードリヒ・エーベルトを指名。
- 帝国議会でフィリップ・シャイデマンが、帝政の終焉と共和国発足を宣言。
- 11月10日
- ヴィルヘルム2世がオランダに亡命。
- ドイツ社会民主党(SPD)とドイツ独立社会民主党(USPD)による臨時政府(人民代表委員会)成立(共同委員長フリードリヒ・エーベルト、フーゴー・ハーゼ)。
- エーベルトとグレーナー参謀次長との間でエーベルト-グレーナー密約。
- 11月11日
- 11月12日 - オーストリアが共和制に移行。
- 11月13日 - バイエルン国王ルートヴィヒ3世がクルト・アイスナー起草の退位宣言書に署名。
- 11月14日 - チェコスロバキアが正式に独立。トマーシュ・マサリクを暫定大統領に選出。
- 11月16日 - ハンガリーが独立宣言・共和制に移行(ハンガリー第一共和国)。
- 11月18日 - ドイツ占領下のラトビアが独立宣言。
- 11月19日 - ドイツ占領下のエストニア、エストニア自治政府に主権を移動。
12月
[編集]- 12月1日
- 12月6日 - 大学令公布。
- 12月7日 - ドイツ、リトアニア政府に正式に主権を移譲。
- 12月16日から21日 - ドイツでレーテ全国大会開催。
- 12月23日 - ベルリン王宮で人民海兵団が略奪。ポツダムから派遣されたドイツ軍が鎮圧(人民海兵団事件)。
- 12月25日 - 第41議会召集。
- 12月30日 - スパルタクス団党大会。独立社会民主党からの正式分離を決定。
脚注
[編集]- ^ 牧野雅彦, 2009 & p.24-29.
- ^ a b 伊藤勲 1986, pp. 109–110.
- ^ 伊藤之雄 2007, pp. 158.
- ^ 阿部(2001)、p.41
- ^ 林(1968)、p.6
- ^ 牧野雅彦, 2009 & p.53.
- ^ 加瀬(1976)、p.15
参考文献
[編集]- 林健太郎 『両大戦間の世界』 講談社〈講談社学術文庫〉、1976年
- 林健太郎『ワイマル共和国 :ヒトラーを出現させたもの』中公新書、1968年。ISBN 978-4121000279。
- 阿部良男『ヒトラー全記録 20645日の軌跡』柏書房、2001年。ISBN 978-4760120581。
- 加瀬俊一『ワイマールの落日―ヒトラーが登場するまで1918-1934』文藝春秋、1976年。ASIN B000J9FA1G。
- クラウス・コルドン『ベルリン1919』理論社 2006年
- 牧野雅彦『ヴェルサイユ条約 マックス・ウェーバーとドイツの講和』中央公論新社、2009年。ISBN 978-4121019806。
- 山田義顕「ドイツ革命期の海軍兵士最高評議会」『大阪府立大学紀要, 人文・社会科学』第40巻、大阪府立大学、1992年、1-16頁、NAID 40000306842。
- 『元老 西園寺公望 古希からの挑戦』文藝春秋〈文春新書〉、2007年。ISBN 4166606093。
- 伊藤勲「西園寺公望の政治理念」『上智法学論集』29(2・3)、上智大學法學會、1986年、101-164頁、NAID 40001811489。
- E.H.カー 『ボリシェビキ革命1』1967年 みすず書房
- 松尾勝造 『シベリア出征日記』風媒社 1978年
- 細谷千博 『シベリア出兵の史的研究』2005年 岩波現代文庫
- 菊地昌典 『ロシア革命と日本人』1973年 筑摩書房