コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

1975年のロッテオリオンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1975年のロッテオリオンズ
成績
パシフィック・リーグ4位
59勝65敗6分 勝率.476[1]
前期6位 27勝34敗4分
勝率.443[1]
後期2位 32勝31敗2分
勝率.508[1]
本拠地
都市 宮城県(暫定保護地域)
球場 特定本拠地なし
(主に宮城球場を使用)
球団組織
オーナー 重光武雄
経営母体 ロッテ
監督 金田正一
« 1974
1976 »

テンプレートを表示

1975年のロッテオリオンズでは、1975年のロッテオリオンズの動向についてまとめる。

この年のロッテオリオンズは、金田正一監督の3年目のシーズンである。

概要

[編集]

このシーズンからパ・リーグでは指名打者制度が導入され、各球団は打線の組み方から投手交代のタイミングまで采配を大きく変更することを余儀なくされた。前年念願の日本一を達成したロッテだが、主砲のジョージ・アルトマンが退団(その後阪神タイガースにテスト入団)したため、新たな主砲としてジミー・ロザリオを獲得してシーズンに望んだものの、ロザリオはまったく打てずに5月に解雇、さらにジム・ラフィーバーも金田監督との対立で6月に登録抹消(その後引退しコーチに)、追い打ちをかける様に金田留広木樽正明村田兆治成田文男の「4本柱」の内、金田が勝てず木樽も腰痛で村田・成田に頼る有様。6月には新たな外国人選手として、ラファエル・バティスタ(バチスタ)とビル・マクナルティを獲得したが、バチスタの初打席初本塁打が目立つ程度。総合では4位に落ちた。そして外国人選手に泣かされるのは、翌1976年も続く。開幕投手の村田兆治は抑え投手に配置転換され、13セーブを上げて最優秀防御率のタイトルを獲得した。

チーム成績

[編集]

レギュラーシーズン

[編集]
開幕オーダー
1 弘田澄男
2 ロザリオ
3 山崎裕之
4 有藤通世
5 ラフィーバー
6 得津高宏
7 岩崎忠義
8 土肥健二
9 飯塚佳寛
投手 村田兆治
1975年パシフィック・リーグ順位変動
前期
順位 4月終了時 5月終了時 前期成績
1位 阪急 -- 阪急 -- 阪急 --
2位 太平洋 2.5 太平洋 2.5 太平洋 6.0
3位 ロッテ 3.5 近鉄 3.5 近鉄 6.0
4位 近鉄 3.5 ロッテ 7.0 日本ハム 8.0
5位 日本ハム 4.0 日本ハム 7.0 南海 9.0
6位 南海 4.5 南海 10.0 ロッテ 10.0
後期
順位 7月終了時 8月終了時 後期成績
1位 近鉄 -- 近鉄 -- 近鉄 --
2位 ロッテ ロッテ 3.0 ロッテ 9.5
3位 阪急 太平洋 4.5 南海 11.5
4位 日本ハム 1.0 日本ハム 5.5 太平洋 12.5
5位 南海 2.0 阪急 5.5 日本ハム
6位 太平洋 3.0 南海 8.5 阪急 14.0
前期最終成績
順位 球団 勝率
1位 阪急ブレーブス 38 25 2 .603 優勝
2位 太平洋クラブライオンズ 30 29 6 .5085 6.0
3位 近鉄バファローズ 31 30 4 .5082 6.0
4位 日本ハムファイターズ 27 30 8 .474 8.0
5位 南海ホークス 27 32 6 .458 9.0
6位 ロッテオリオンズ 27 34 4 .443 10.0
後期最終成績
順位 球団 勝率
1位 近鉄バファローズ 40 20 5 .667 優勝
2位 ロッテオリオンズ 32 31 2 .508 9.5
3位 南海ホークス 30 33 2 .476 11.5
4位 日本ハムファイターズ 28 33 4 .459 12.5
4位 太平洋クラブライオンズ 28 33 4 .459 12.5
6位 阪急ブレーブス 26 34 5 .433 14.0


1975年パシフィック・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 阪急ブレーブス 64 59 7 .520 優勝
2位 近鉄バファローズ 71 50 9 .587 -8.0
3位 太平洋クラブライオンズ 58 62 10 .483 4.5
4位 ロッテオリオンズ 59 65 6 .476 5.5
5位 南海ホークス 57 65 8 .467 6.5
6位 日本ハムファイターズ 55 63 12 .466 6.5

*優勝はプレーオフで決定。2位以下はプレーオフの結果に関係なく勝率順で決定


オールスターゲーム1975

[編集]
コーチ 金田正一
ファン投票 有藤道世 山崎裕之
監督推薦 村田兆治 水谷則博 村上公康 弘田澄男

できごと

[編集]

選手・スタッフ

[編集]

[2]

表彰選手

[編集]
リーグ・リーダー
選手名 タイトル 成績 回数
弘田澄男 最多安打 148本 初受賞
村田兆治 最優秀防御率 2.20 初受賞
最多セーブ投手 13S 初受賞
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
有藤通世 三塁手 7年連続7度目
弘田澄男 外野手 初受賞
ダイヤモンドグラブ賞
選手名 ポジション 回数
有藤通世 三塁手 4年連続4度目
弘田澄男 外野手 3年連続3度目

ドラフト

[編集]
順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 田中由郎 投手 三菱重工三原 入団
2位 大町定夫 投手 新日本製鐵光 拒否
3位 水上善雄 内野手 桐蔭学園高 入団
4位 立野清広 投手 東北高 入団
5位 北川裕司 内野手 神奈川大学 入団
6位 中村昭 捕手 上尾高 拒否・三協精機入社

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ マクナルティ入団後は15に変更。

出典

[編集]