1987年のロッテオリオンズ
表示
1987年のロッテオリオンズ | |
---|---|
成績 | |
パシフィック・リーグ5位 | |
51勝65敗14分 勝率.440[1] | |
本拠地 | |
都市 | 神奈川県川崎市 |
球場 | 川崎球場 |
球団組織 | |
オーナー | 重光武雄 |
経営母体 | ロッテ |
監督 | 有藤道世 |
« 1986 1988 » |
1987年のロッテオリオンズでは、1987年シーズンのロッテオリオンズの動向をまとめる。
この年のロッテオリオンズは、有藤道世監督の1年目のシーズンである。
概要
[編集]前年放出した落合博満とのトレードで獲得した牛島和彦が抑え投手に定着し、2勝4敗24セーブ、防御率1.29、最優秀救援投手獲得と期待通りの活躍を見せた。 チーム防御率3.67で全体の投手層は悪くなかったが、2桁勝利したのは荘勝雄(13勝11敗、防御率3.32)1人だけであった。 野手陣では前年トレード寸前の水上善雄が遊撃手のポジションを奪い返し、西村徳文が前年二塁手から三塁手にコンバートされ、二塁手は佐藤健一、中日から移籍の上川誠二、丸山一仁の併用、一塁手は愛甲猛、山本功児、田野倉利行の併用となった。 このシーズンは西武を凌ぐ152盗塁の機動力を駆使し、西村徳文が41盗塁で盗塁王のタイトルを獲得した。 一方でレロン・リーの衰えと落合放出の影響もあり、チーム本塁打は前年171本から104本と一気に低下し、チーム打率.264にもかかわらず486打点の苦しいシーズンとなった。
チーム成績
[編集]レギュラーシーズン
[編集]1 | 三 | 西村徳文 |
---|---|---|
2 | 二 | 佐藤健一 |
3 | 中 | 横田真之 |
4 | 左 | 古川慎一 |
5 | 指 | リー |
6 | 一 | 山本功児 |
7 | 右 | 庄司智久 |
8 | 捕 | 袴田英利 |
9 | 遊 | 水上善雄 |
投 | 村田兆治 |
順位 | 4月終了時 | 5月終了時 | 6月終了時 | 7月終了時 | 8月終了時 | 9月終了時 | 最終成績 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 阪急 | -- | 阪急 | -- | 阪急 | -- | 阪急 | -- | 西武 | -- | 西武 | -- | 西武 | -- |
2位 | 近鉄 | 2.5 | 日本ハム | 1.5 | 西武 | 1.0 | 西武 | 1.5 | 阪急 | 4.0 | 阪急 | 3.5 | 阪急 | 9.0 |
3位 | 南海 | 西武 | 2.5 | 南海 | 4.5 | 南海 | 5.5 | 南海 | 6.5 | 日本ハム | 9.5 | 日本ハム | 11.5 | |
4位 | 西武 | 4.0 | 南海 | 4.5 | 日本ハム | 4.5 | 日本ハム | 6.5 | 日本ハム | 9.0 | 南海 | 11.5 | 南海 | 16.0 |
5位 | ロッテ | 4.0 | 近鉄 | 6.0 | 近鉄 | 7.5 | 近鉄 | 6.5 | ロッテ | 10.0 | ロッテ | 16.5 | ロッテ | 20.0 |
6位 | 日本ハム | 5.0 | ロッテ | 7.0 | ロッテ | 10.0 | ロッテ | 7.0 | 近鉄 | 15.5 | 近鉄 | 19.0 | 近鉄 | 21.5 |
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 西武ライオンズ | 71 | 45 | 14 | .612 | 優勝 |
2位 | 阪急ブレーブス | 64 | 56 | 10 | .533 | 9.0 |
3位 | 日本ハムファイターズ | 63 | 60 | 7 | .512 | 11.5 |
4位 | 南海ホークス | 57 | 63 | 10 | .475 | 16.0 |
5位 | ロッテオリオンズ | 51 | 65 | 14 | .440 | 20.0 |
6位 | 近鉄バファローズ | 52 | 69 | 9 | .430 | 21.5 |
チーム | 西武 | 阪急 | 日本ハム | 南海 | ロッテ | 近鉄 |
---|---|---|---|---|---|---|
西武 | --- | 12-12-2 | 12-13-1 | 16-6-4 | 12-9-5 | 19-5-2 |
阪急 | 12-12-2 | --- | 17-9-0 | 12-12-2 | 11-10-5 | 12-13-1 |
日本ハム | 13-12-1 | 9-17-0 | --- | 13-12-1 | 15-8-3 | 13-11-2 |
南海 | 6-16-4 | 12-12-2 | 12-13-1 | --- | 15-11-0 | 12-11-3 |
ロッテ | 9-12-5 | 10-11-5 | 8-15-3 | 11-15-0 | --- | 13-12-1 |
近鉄 | 5-19-2 | 13-12-1 | 11-13-2 | 11-12-3 | 12-13-1 | --- |
オールスターゲーム1987
[編集]→詳細は「1987年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
ファン投票 | 監督推薦 |
---|---|
選出なし | 牛島和彦 西村徳文 高沢秀昭 |
できごと
[編集]9月
[編集]選手・スタッフ
[編集]表彰選手
[編集]リーグ・リーダー | |||
---|---|---|---|
選手名 | タイトル | 成績 | 回数 |
西村徳文 | 盗塁王 | 41個 | 2年連続2度目 |
牛島和彦 | 最優秀救援投手 | 26SP | 初受賞 |
ベストナイン | ||
---|---|---|
選手名 | ポジション | 回数 |
水上善雄 | 遊撃手 | 初受賞 |
ゴールデングラブ賞 | ||
選手名 | ポジション | 回数 |
高沢秀昭 | 外野手 | 3年ぶり2度目 |
ドラフト
[編集]→詳細は「1987年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
順位 | 選手名 | ポジション | 所属 | 結果 |
---|---|---|---|---|
1位 | 伊良部秀輝 | 投手 | 尽誠学園高 | 入団 |
2位 | 里見祐輔 | 投手 | 静岡市立高 | 入団 |
3位 | 堀幸一 | 内野手 | 長崎・海星高 | 入団 |
4位 | 小林茂生 | 投手 | 横芝敬愛高 | 入団 |
5位 | 山下徳人 | 内野手 | 東洋大学 | 入団 |
6位 | 大村巌 | 投手 | 東海大学付属第四高 | 入団 |
出典
[編集]- ^ “年度別成績 1987年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2017年4月15日閲覧。
- ^ “千葉ロッテマリーンズ公式HP 歴代所属選手”. 千葉ロッテマリーンズ. 2017年4月15日閲覧。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 読売ジャイアンツ | 2位 | 中日ドラゴンズ | 優勝 | 西武ライオンズ | 2位 | 阪急ブレーブス |
3位 | 広島東洋カープ | 4位 | ヤクルトスワローズ | 3位 | 日本ハムファイターズ | 4位 | 南海ホークス |
5位 | 横浜大洋ホエールズ | 6位 | 阪神タイガース | 5位 | ロッテオリオンズ | 6位 | 近鉄バファローズ |
:日本一 :日本シリーズ出場 | |||||||