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アンバッタ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アンバッタ経[1]: Ambaṭṭha-sutta, アンバッタ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第3経。漢訳で『阿摩昼経阿摩晝経)』[2](あまちゅうきょう)とも表現する。

類似の伝統漢訳経典として、『長阿含経』(大正蔵1)の第20経「阿摩昼経」、及び『仏開解梵志阿颰経』(大正蔵阿含部20)がある。

経名は、経中に登場する若いバラモンであるアンバッタに因む。

構成

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登場人物

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  • 釈迦
  • ポッカラサーティ --- 有名なバラモン
  • アンバッタ --- ポッカラサーティの弟子

場面設定

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ある時、釈迦が500人の比丘と共に、イッチャーナンガラ村に滞在していた。

そこに住んでいた有名なバラモンであるポッカラサーティは、弟子のアンバッタに、釈迦を調べてくるよう命令する。

アンバッタは釈迦の元へ向かい、横柄な態度で振る舞い、誹謗を行った。釈迦は「血」よりも「智」の重要性を説きつつ、話を続ける。

まず、それぞれ10箇ある小・中・大の3種の戒(それぞれ十善戒十戒十重禁戒に相当)が述べられ、続いて四禅および六神通が述べられる。

内容

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日本語訳

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  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典1』(第6巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ)戒蘊篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典1』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

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  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村

関連項目

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外部リンク

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