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セーラ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

セーラ経[1](セーラきょう、: Sela-sutta, セーラ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第92経。『施羅経』(せらきょう)[2]とも。

優秀な婆羅門であるセーラ(施羅)が仏教に帰依する様を描く。

構成

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登場人物

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場面設定

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ある時、釈迦は1000人以上の比丘と共に、アングッタラーパに滞在していた。

そこで婆羅門セーラの弟子ケーニアは、釈迦たちに供物(食事)を提供することを申し出、釈迦はこれを受け入れる。

ケーニアから釈迦の評判を聞いたセーラは、三十二相が釈迦に備わっているか確認しに彼の元を訪れ、それを確認する。釈迦は彼に、自分は誰も回せなかった法輪を回す者であり、後継者はサーリプッタ舎利弗)であると述べる。

セーラは、三宝に帰依し、出家して僧伽に参加する旨を、連れてきた弟子たちに伝えると、300人の弟子たちが彼とともに出家する。

セーラは出家して8日目に阿羅漢に到達する。

日本語訳

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  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典3』(第11巻上) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)中分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典3』(第6巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典

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  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村

関連項目

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外部リンク

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