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ウドゥンバリカ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 長部 (パーリ) > ウドゥンバリカ経

ウドゥンバリカ経[1]: Udumbarika-sutta, ウドゥンバリカ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第25経。『ウドゥンバリカー獅子吼経[2](うどぅんばりかーししくきょう)、『優曇婆邏師子吼経[3](うどんばらししくきょう、: Udumbarikā-sīhanāda-sutta, ウドゥンバリカー・シーハナーダ・スッタ)とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『長阿含経』(大正蔵1)の第8経「散陀那経」、『尼拘陀梵志経』(大正蔵11)、『中阿含経』(大正蔵26)の第104経「優曇婆邏経」がある。

経名は、舞台となる場所ウドゥンバリカー林に経中に因む。「師子吼」(ししく、: sīhanāda, シーハナーダ)とは、「釈迦の説法」の比喩。

構成

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登場人物

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場面設定

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釈迦がラージャガハ(王舎城)のギッジャクータ山(霊鷲山)に滞在している時、遊行者ニグローダは3000人の遊行者と共にウドゥンバリカー林に滞在し、声を張り上げて雑談していた。

そんな彼らの元に、釈迦の後援者でもある資産家サンダーナが訪れ、互いに批判し合う形になった。それを天耳通で聞いていた釈迦が、空中移動して現れ、ニグローダと対話することになった。

釈迦はニグローダに、四戒(五戒の最初4つ)、五蓋四無量心などを説きつつ、邪道の苦行から、仏道へ入ることを薦めるが、ニグローダ等は黙りこくってそれに応じず、釈迦はそれを批判しながら去っていく。

内容

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日本語訳

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  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典3』(第8巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ) パーティカ篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典3』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

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  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『原始仏典』中村
  3. ^ 『南伝大蔵経』

関連項目

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外部リンク

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