セクステットの為の抒情組曲
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『セクステットの為の抒情組曲』 | |||||
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チック・コリア - ゲイリー・バートン の スタジオ・アルバム | |||||
リリース | |||||
録音 | 1982年9月 ロサンゼルス マッド・ハッター・スタジオ[1] | ||||
ジャンル | ジャズ、クラシック音楽 | ||||
時間 | |||||
レーベル | ECMレコード | ||||
プロデュース | マンフレート・アイヒャー | ||||
専門評論家によるレビュー | |||||
チック・コリア アルバム 年表 | |||||
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ゲイリー・バートン 年表 | |||||
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『セクステットの為の抒情組曲』(セクステットのためのじょじょうくみきょく、原題:Lyric Suite for Sextet)は、チック・コリアとゲイリー・バートンが連名で1982年に録音、1983年にECMレコードから発表したスタジオ・アルバム。
解説
[編集]1972年より共演を重ねてきたコリアとバートンが、弦楽四重奏を迎えて録音した作品で、バートンによれば、当時コリアはルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンやバルトーク・ベーラの弦楽四重奏曲を研究していたという[3]。デイヴ・コノリーはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「コリアとバートンの2人の熟達した技術により、所々で火花散る演奏が披露されているとはいえ、難解なメロディと散漫な編曲のため、耳を傾けるのが大変な作品」「対等な関係のセクステットと言うよりは、ストリングスのサポートを得たデュエットと考えるべき」と評している[2]。
アメリカのヒップホップ・グループD.I.T.C.は、アルバム『D.I.T.C.』(2000年)収録曲「Thick」において、本作収録曲「パート1 - 序曲」のサンプリングを使用した[4]。
収録曲
[編集]全曲ともチック・コリア作曲。
- パート1 - 序曲 - "Part 1 - Overture" - 6:26
- パート2 - ワルツ - "Part 2 - Waltz" - 7:14
- パート3 - スケッチ(フォー・セロニアス・モンク) - "Part 3 - Sketch (For Thelonious Monk)" - 2:16
- パート4 - ローラー・コースター - "Part 4 - Roller Coaster" - 1:29
- パート5 - ブラジリア - "Part 5 - Brasilia" - 8:01
- パート6 - ドリーム - "Part 6 - Dream" - 10:38
- パート7 - フィナーレ - "Part 7 - Finale" - 3:54
参加ミュージシャン
[編集]脚注
[編集]- ^ “Chick Corea Discography”. Jazz Discography Project. 2025年1月3日閲覧。
- ^ a b Connolly, Dave. “Lyric Suite for Sextet - Gary Burton, Chick Corea - Album”. AllMusic. 2025年1月3日閲覧。
- ^ 2021年再発CD (UCCE-3042)ライナーノーツ(藤本史昭、2021年3月)
- ^ 天野龍太郎 (2023年11月9日). “ECMはヒップホップに愛される? ドレイク × アジマスからATCQ × ジャック・ディジョネットまでサンプリングに注目&解説”. Mikiki. Tower Records Japan. 2025年1月3日閲覧。
外部リンク
[編集]- セクステットの為の抒情組曲 - Discogs (発売一覧)