中京2歳ステークス
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(北九州3歳ステークスから転送)
中京2歳ステークス | |
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開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 中京競馬場 |
創設 | 2025年8月31日 |
2025年の情報 | |
距離 | 芝1400m |
格付け | GIII |
賞金 |
1着賞金3100万円 |
出走条件 | サラ系2歳(国際)(特指) |
負担重量 | 馬齢(55kg) |
中京2歳ステークス(ちゅうきょう2さいステークス)はJRAが中京競馬場で施行する競馬の競走である。
正式名称は、スポーツ報知杯中京2歳ステークスである。「スポーツ報知」は、報知新聞社が発行するスポーツ紙で、同紙の中部版を発行している読売新聞中部支社より寄贈賞の提供を受けている。
概要
[編集]1960年に「3歳優勝競走」から名称変更されて創設。2000年までは中京3歳ステークスの名称で施行されていたが、馬齢表示の変更に伴い2001年に現名称に改称された。
出走資格はサラブレッド系2歳限定で、負担重量は牡馬・せん馬56キロ、牝馬55キロである。別定重量戦であり、日本馬は収得賞金800万円毎に1キロ増、外国調教馬は重賞競走1着馬に限り1キロ増となっている。
2024年の賞金総額は1着1600万円、2着640万円、3着400万円、4着240万円、5着160万円[1]。
なお、2024年9月23日に発表された2025年度の開催日割及び重賞日程において、同年まで施行されていた小倉2歳ステークスの競走条件を引き継ぐ形で回次を新たな重賞として第1回として実施され、距離も中京競馬場芝1400mで実施される予定である[2]。
歴史
[編集]- 1960年 - 中京3歳ステークスとして創設。
- 1971年 - 施行距離を芝1400mに変更。
- 1982年 - 施行距離を芝1800mに変更。
- 1998年 - 読売新聞中部支社(当時は中部本社)から寄贈賞を受け、スポーツ報知杯の副賞が付く。
- 1999年 - 小倉競馬場の改修工事による振替開催により小倉競馬場の「北九州3歳ステークス」の名称で施行。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「3歳」から「2歳」に変更し、「中京2歳ステークス」に名称変更。
- 2003年 - 降雪の影響により、当初予定の芝1800mからダート1700mに変更。
- 2010年・2011年 - 中京競馬場改修工事のため開催休止。
- 2012年 - 施行時期が7月に変更され、距離も芝1400mに変更。
- 2014年 - 施行距離が芝1600mに変更。
- 2020年 - 施行時期が12月に、距離も芝1200mにそれぞれ変更。
- 2025年 - 前年までの小倉2歳ステークスの競走条件を引き継いでGIIIに格付けされるとともに施行距離を芝1400mに変更。また、施行時期も8月に変更。
歴代優勝馬(1986年以降)
[編集]コース種別の表記がない距離は、芝コースを表す。
優勝馬の馬齢は、現行表記に揃えている。
年月日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | 勝ち時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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1986年12月14日 | 中京 | 1800m | ニホンピロクリア | 牝2 | 1分50秒5 | 南井克巳 | 服部正利 |
1987年12月20日 | 中京 | 1800m | ニシノカブトザン | 牡2 | 1分50秒3 | 楠孝志 | 諏訪佐市 |
1988年12月18日 | 中京 | 1800m | ゴーゴーキング | 牡2 | 1分49秒5 | 横山典弘 | 松山康久 |
1989年12月17日 | 中京 | 1800m | エスアルビヒーロー | 牡2 | 1分49秒0 | 本田優 | 島崎宏 |
1990年12月16日 | 中京 | 1800m | イイデセゾン | 牡2 | 1分50秒0 | 柴田政人 | 大久保正陽 |
1991年12月15日 | 中京 | 1800m | マヤノペトリュース | 牡2 | 1分49秒7 | 田原成貴 | 坂口正大 |
1992年12月20日 | 中京 | 1800m | レガシーサンクス | 牡2 | 1分49秒8 | 横山典弘 | 坂口正大 |
1993年12月19日 | 中京 | 1800m | ドラゴンゼアー | 牡2 | 1分50秒9 | 菊沢隆徳 | 中尾謙太郎 |
1994年12月18日 | 中京 | 1800m | ダイタクテイオー | 牡2 | 1分52秒3 | 藤田伸二 | 橋口弘次郎 |
1995年12月17日 | 中京 | 1800m | センターライジング | 牝2 | 1分50秒1 | 四位洋文 | 伊藤雄二 |
1996年12月15日 | 中京 | 1800m | ペイストリーシェフ | 牡2 | 1分50秒4 | 小野次郎 | 柴田政人 |
1997年12月14日 | 中京 | 1800m | エイダイクイン | 牝2 | 1分48秒7 | 菊沢隆徳 | 鈴木康弘 |
1998年12月20日 | 中京 | 1800m | テイエムチョウテン | 牡2 | 1分51秒3 | 飯田祐史 | 吉永忍 |
1999年12月19日 | 小倉 | 1800m | ダイタクリーヴァ | 牡2 | 1分50秒1 | 高橋亮 | 橋口弘次郎 |
2000年12月17日 | 中京 | 1800m | チアズブライトリー | 牡2 | 1分49秒7 | 吉田稔 | 山内研二 |
2001年12月16日 | 中京 | 1800m | ゼンノカルナック | 牡2 | 1分50秒7 | 高橋亮 | 北橋修二 |
2002年12月14日 | 中京 | 1800m | ホシコマンダー | 牡2 | 1分49秒2 | 佐藤哲三 | 増本豊 |
2003年12月20日 | 中京 | ダート1700m | ブラックコンドル | 牡2 | 1分46秒6 | 武幸四郎 | 松田国英 |
2004年12月18日 | 中京 | 1800m | ブライトトゥモロー | 牡2 | 1分47秒7 | 和田竜二 | 石坂正 |
2005年12月17日 | 中京 | 1800m | メイショウサムソン | 牡2 | 1分47秒5 | 石橋守 | 瀬戸口勉 |
2006年12月16日 | 中京 | 1800m | ダイワスカーレット | 牝2 | 1分47秒8 | 安藤勝己 | 松田国英 |
2007年12月15日 | 中京 | 1800m | ホッカイカンティ | 牡2 | 1分47秒7 | 石橋脩 | 柴田政人 |
2008年12月14日 | 中京 | 1800m | メイショウドンタク | 牡2 | 1分49秒3 | 上村洋行 | 安田伊佐夫 |
2009年12月13日 | 中京 | 1800m | シャイン | 牡2 | 1分48秒5 | 川島信二 | 川村禎彦 |
2012年7月22日 | 中京 | 1400m | エーシントップ | 牡2 | 1分23秒9 | 浜中俊 | 西園正都 |
2013年7月21日 | 中京 | 1400m | グランシェリー | 牝2 | 1分22秒7 | 浜中俊 | 庄野靖志 |
2014年7月27日 | 中京 | 1600m | ケツァルテナンゴ | 牡2 | 1分40秒5 | 浜中俊 | 笹田和秀 |
2015年7月25日 | 中京 | 1600m | シュウジ | 牡2 | 1分36秒0 | 小牧太 | 橋口弘次郎 |
2016年7月23日 | 中京 | 1600m | ディーパワンサ | 牝2 | 1分35秒0 | C.ルメール | 松下武士 |
2017年7月22日 | 中京 | 1600m | アマルフィコースト | 牝2 | 1分34秒7 | 浜中俊 | 牧田和弥 |
2018年7月21日 | 中京 | 1600m | アドマイヤマーズ | 牡2 | 1分34秒7 | M.デムーロ | 友道康夫 |
2019年7月20日 | 中京 | 1600m | ラインベック | 牡2 | 1分36秒5 | 福永祐一 | 友道康夫 |
2020年12月19日 | 中京 | 1200m | ゴールドチャリス | 牝2 | 1分09秒5 | 浜中俊 | 武幸四郎 |
2021年12月18日 | 中京 | 1200m | ジャングロ | 牡2 | 1分08秒4 | 武豊 | 森秀行 |
2022年12月17日 | 中京 | 1200m | ビッグシーザー | 牡2 | 1分08秒0 | 幸英明 | 西園正都 |
2023年12月16日 | 中京 | 1200m | クリスアーサー | 牡2 | 1分08秒6 | 河原田菜々 | 渡辺薫彦 |
2024年12月14日 | 中京 | 1200m | アメリカンステージ | 牡2 | 1分09秒1 | 岩田康誠 | 矢作芳人 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “2024年第4回中京競馬番組(PDF)” (PDF). 日本中央競馬会 (2024年7月28日). 2024年11月21日閲覧。
- ^ “2025年度の重賞競走の主な変更点について(PDF)” (PDF). 日本中央競馬会 (2024年9月23日). 2024年11月21日閲覧。
各回競走結果の出典
[編集]- 中京3歳ステークス 歴代優勝馬 - netkeiba、2024年11月21日閲覧
- 中京2歳ステークス(2001年~2024年) 歴代優勝馬 - netkeiba、2024年11月21日閲覧
- JBISサーチ