コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

大サクルダーイ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
善生優陀夷大経から転送)
パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 中部 (パーリ) > 大サクルダーイ経

大サクルダーイ経[1](だいサクルダーイきょう、: Mahāsakuludāyi-sutta, マハーサクルダーイ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第77経。『善生優陀夷大経』(ぜんしょううだいだいきょう)[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第207経「箭毛経」がある。

釈迦が、外道の修行者サクルダーイに仏法を説く。

構成

[編集]

登場人物

[編集]

場面設定

[編集]

ある時、釈迦はラージャガハ王舎城)のカランダカニヴァーパ竹林精舎)に滞在していた。

そこで釈迦が外道の遊行者たちの元に訪れると、その中の一人であるサクルダーイが、マガダ国に訪れる様々な思想家(参照:六師外道)の中で、釈迦が最も優れているし、弟子たちにも尊敬されていると指摘する。

釈迦はサクルダーイに、弟子たちが釈迦を尊敬する理由である五つの法(戒定慧諦品)、更に七科三十七道品八解脱八勝処十遍処四禅六神通などを説く。

サクルダーイは法悦し、帰依を誓う。

日本語訳

[編集]
  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典3』(第11巻上) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)中分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典3』(第6巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典

[編集]
  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]