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国鉄H10形コンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国鉄H10形コンテナ
基本情報
種別 ホッパコンテナ
所有者 日本国有鉄道(国鉄)
製造メーカー 三菱重工業
製造年 1966年昭和41年) - 1970年(昭和45年)
製造数 467*個
形式消滅年 1985年(昭和60年)
主要諸元
外面色 黄緑6号
専用種別 塩化ビニル樹脂
全長 3,240 mm
全幅 2,300 mm
全高 2,350 mm
ホッパ材質 ステンレス鋼
荷重t
内容積 11.5 m3
自重 1.7 t - 1.8 t
備考 *形式変更による編入数を含む
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国鉄H10形コンテナ(こくてつH10がたコンテナ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1966年昭和41年)度にH91形を改番して生まれた、鉄道輸送用一種規格[注 1](11 ftホッパコンテナである。

概要

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国鉄H91形コンテナは、1966年(昭和41年)度に塩化ビニル樹脂専用クレーン取り扱いホッパコンテナとして三菱重工業にて2個が製作された。程なくH91形H10形へ改番された。改番後同年度に63個、1967年(昭和42年)度に113個、1968年(昭和43年)度に57個、1969年(昭和44年)度に137個、1970年(昭和45年)度に95個の合計465個が製作された。日本国有鉄道所有ホッパコンテナのなかでは最大個数形式である。多年度にわたり製作されてきたため形態的に6つのグループ分けができる。

ホッパ材質はステンレス鋼であり、屋根上には内径450 mmの積込口2個、内径220 mmの排気口4個が設けらた。寸法関係は全長3,240 mm、全幅2,300 mm、全高2,350 mm、荷重5 t、自重1.7 t - 1.8 t、容積は11.5 m3である。

1985年(昭和60年)度に最後まで使用された15個が廃止され形式消滅した。

注釈

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  1. ^ ※この規格は1996年(平成8年)に改訂され現在の一種規格とは異なる。

出典

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参考文献

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  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 
  • 吉岡心平『国鉄コンテナのすべて』 下、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 122〉、2009年11月。ISBN 978-4-77705265-3 

関連項目

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