JR貨物U18A形コンテナ
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U18A形コンテナ(U18Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している、12 ft形の、私有コンテナ(有蓋コンテナ)である。
形式の数字部位 「 18 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積18 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算のため、内容積17.5 - 18.4 m3の間に属するコンテナが対象となる。[1]また形式末尾のアルファベット一桁部位 「A」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が 「普通品の輸送」を表す記号として付与されている[2]。
特記事項
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番台毎の概要
[編集]0番台
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- 1 - 10【10個】[3]
- 高岡通運所有。総重量6.5 t。高岡通運(株)は、元々中越パルプ工業(株)二塚工場から出荷されていた新聞用巻取紙のコンテナ輸送用に、両側対面二方開きの12ft私有コンテナを10個新規に投入して使用していた。主力送り先の相模貨物駅近くに新聞印刷工場が相次いで稼働し、都内へトラック輸送していたものをコンテナに切り替えたもの。[3]
-
U18A-1 高岡通運所有。
-
U18A-14 日本通運所有。NAIGAI借受。
- 16
- 不明
- 17 - 20
- 日本通運所有。NAIGAI借受。総重量6.7 t。
※ ハンガーコンテナとして衣料品積載に使用された。
- 21 - 24
- 不明
- 25 ・ 26
- 日本通運下関支店所有。東急車輛製造で製造され総重量は6.5 tである。日韓を結ぶフェリーで、他の旧、国鉄所有コンテナやJR貨物所有コンテナと同様に、外航用はISO規格管理番号にて、内航用は管理番号類無しで取り扱われていた。しかし、長年の使用での老朽化や輸送環境の変化(積載容積の増加等)により、現在は休眠状態である。
U18A-25 日本通運下関支店所有。
- 27
- 不明
- 28 - 30
- 日本通運下関支店所有。東急車輛製造で製造され総重量は6.5 tである。日韓を結ぶフェリーで、他の旧、日本国有鉄道所有コンテナやJR貨物所有コンテナと同様に、外航用はISO規格管理番号又は、内航用は管理番号類無しで取り扱われていた。しかし、長年の使用での老朽化や輸送環境の変化(積載容積の増加等)により、現在は休眠状態である。
- 31 - 40【10個】[4]
- 日本コカコーラ所有。1993年(平成5年)に東急車輛製造で製造された。総重量6.6 t。日本コカ・コーラ(株)は、守山工場から全国のボトラーに送る原液・香料等の一部をトラックから鉄道コンテナに切り替えるため、私有コンテナを導入してコーラ原液・香料等の輸送に使用された。原液は、20リットル入りの円筒型缶に入っている。[4]
-
U18A-32 日本コカコーラ所有。
- 41 - 46
- 日本通運所有。NAIGAI借受。総重量6.8 t。
※ ハンガーコンテナとして衣料品積載に使用された。
-
U18A-45 日本通運所有。NAIGAI借受。
- 47
- 中央通運所有。精密機器輸送用コンテナ。
-
U18A-47 中央通運所有。
- 48 ・ 49
- 日本通運所有。ナイガイ借受。総重量6.8 t。
※ ハンガーコンテナとして衣料品積載に使用された。 - 50
- 札幌通運 ・ 北海道通運 ・ 北海道ジェイアール物流の共同所有。総重量6.8 t。18D形コンテナを私有コンテナ籍としたもの。産業廃棄物輸送に使用された。
- 51
- 不明
- 52 - 55
- 札幌通運 ・ 北海道通運 ・ 北海道ジェイアール物流の共同所有。総重量6.8 t。JR貨物18D形コンテナを私有コンテナ籍としたもの。産業廃棄物輸送に使用された。
- 56 - 58
- 不明
- 59
- 札幌通運 ・ 北海道通運 ・ 北海道ジェイアール物流の共同所有。総重量6.8 t。JR貨物18D形コンテナを私有コンテナ籍としたもの。産業廃棄物輸送に使用された。
- 60
- 不明
- 61 - 63
- 札幌通運 ・ 北海道通運 ・ 北海道ジェイアール物流の共同所有。総重量6.8 t。JR貨物18D形コンテナを私有コンテナ籍としたもの。産業廃棄物輸送に使用された。
- 64 - 66
- 不明
- 67 ・ 68
- 札幌通運 ・ 北海道通運 ・ 北海道ジェイアール物流の共同所有。総重量6.8 t。JR貨物18D形コンテナを私有コンテナ籍としたもの。産業廃棄物輸送に使用された。
- 69
- 不明
- 70
- 札幌通運 ・ 北海道通運 ・ 北海道ジェイアール物流の共同所有。総重量6.8 t。JR貨物18D形コンテナを私有コンテナ籍としたもの。産業廃棄物輸送に使用された。
- 71 - 73
- 不明
- 74 - 78
- 札幌通運 ・ 北海道通運 ・ 北海道ジェイアール物流の共同所有。総重量6.8 t。JR貨物18D形コンテナを私有コンテナ籍としたもの。産業廃棄物輸送に使用された。
- 79
- 不明
- 80 - 82
- 札幌通運 ・ 北海道通運 ・ 北海道ジェイアール物流の共同所有。総重量6.8 t。JR貨物18D形コンテナを私有コンテナ籍としたもの。産業廃棄物輸送に使用された。
- 83
- 不明
- 84 ・ 85
- 札幌通運 ・ 北海道通運 ・ 北海道ジェイアール物流の共同所有。総重量6.8 t。JR貨物18D形コンテナを私有コンテナ籍としたもの。産業廃棄物輸送に使用された。
- 86 - 88
- 日本通運所有。NAIGAI借受。総重量6.8 t。
※ ハンガーコンテナとして衣料品積載に使用された。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p449.
- ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p 448 - 449.
- ^ a b JR貨物広報誌『運輸タイムズ』1990年7月23日付より。
- ^ a b JR貨物広報誌『運輸タイムズ』1993年11月1日付2面より。